JPH10230044A - 遊技機用肩構造物 - Google Patents

遊技機用肩構造物

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JPH10230044A
JPH10230044A JP5093897A JP5093897A JPH10230044A JP H10230044 A JPH10230044 A JP H10230044A JP 5093897 A JP5093897 A JP 5093897A JP 5093897 A JP5093897 A JP 5093897A JP H10230044 A JPH10230044 A JP H10230044A
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JP
Japan
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ball
game
rail
lamp
game board
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Application number
JP5093897A
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English (en)
Inventor
Iwao Takeuchi
巌 武内
Hachirou Omotegawa
八朗 表側
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩構造物により、遊技盤を略円形に仕切るレ
ールの内側側部を落下する遊技球についても、遊技の興
味を高めるようにする。 【解決手段】 遊技盤11の仕切りレール12bの内側
近傍を落下する遊技球は、球誘導路付肩電飾の上端の入
球口25aに入球すると、誘導路Pを通って下端の球流
出口25bから外部に流出する。誘導路Pの球流出口近
傍部分が遊技球中央方向に曲げられているため、流出し
た遊技球はレールに沿って落下することなく、レールか
ら離れて確実に遊技盤の中央方向に向けて誘導される。
そのため、仕切りレールの両側部近傍を落下する遊技球
を、実質的に遊技に参加させることができ、流出した遊
技球は、遊技盤面に設けられた入賞口等に入球し易くな
り、遊技の興趣を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機の遊技盤を略円形に仕切るレールの内側側部に近接
して配設される肩構造物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えばパチンコ遊技機においては、遊技盤を略円形に仕
切るレールの内側側部を落下する遊技球は、実質的に遊
技に参加する可能性がほとんどなく、そのままアウト球
となるため、このような遊技球は、遊技の興味を損なう
ものであった。そのため、上記レールの内側側部に肩電
飾等の肩構造物を配置し、レールの内側側部を落下する
遊技球を肩構造物に当てることにより、遊技球を遊技盤
中央方向に移動させ、入賞口等への入賞等の可能性を高
めるような試みが行われている。しかし、このような肩
構造物では、遊技球を確実に遊技盤中央方向に向けさせ
ることは困難である。
【0003】また、例えば特開平5ー184712号公
報に示すように、上記レールの内側側部に入賞器を配設
して、レールの内側側部を落下する遊技球にも入賞の機
会を与えて、遊技の興味を高めることが提案されてい
る。しかし、この発明によれば入賞器により、レールの
内側側部を落下する遊技球にも入賞の機会を与えている
点で、遊技の興味を高めてはいるものの、遊技盤中央に
構成されている本来の遊技内容に比べると軽微なもので
あり、遊技の興味を十分に高めているものとはいえな
い。本発明は、上記した問題を解決しようとするもの
で、遊技盤を略円形に仕切るレールの内側側部を落下す
る遊技球についても、確実に遊技盤の中央方向へ向けさ
せ、遊技の興味を高めるようにできる遊技機用肩構造物
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、遊技盤を
略円形に仕切るレールの内側側部に近接して配設される
肩構造物において、入球口と球流出口とを有する球誘導
路を設け、球流出口をレールから離間する方向に開口さ
せたことにある。ここで、肩構造物については、電飾を
有するものと有しないものを含む。
【0005】上記のように請求項1に係る発明を構成し
たことにより、従来アウト球となる可能性が高かったレ
ールの内側側部を落下する遊技球を、再度遊技に参加さ
せることができる。これにより、無効になる可能性の高
い遊技球の数を減らし、再度遊技に参加した遊技球に対
して入賞等の機会を与えることができる。一般に、球流
出口から距離が近い入賞口やゲート等ほど遊技球が入る
可能性が大きいから、遊技盤の中央部に設けられた入賞
口やゲートに入球させようとするならば、球流出口から
の距離が近い位置に、その入賞口やゲートまで導かれる
ように設けた成形品や釘等による通路を設ければよい。
それにより、球流出口から流出する遊技球は、遊技盤の
中央部に設置されている多数の入賞口等に入球し易くな
り、遊技球の遊技への再参加の実効を高めることができ
る。
【0006】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の遊技機用肩構造物におい
て、球誘導路の途中から分岐する分岐路を設けて、分岐
路に第2球流出口を形成してなることにある。上記のよ
うに請求項2の発明を構成したことにより、入球口に入
球した遊技球が、球流出口か第2球流出口かのいずれの
球流出口から流出するかによって、遊技球の遊技への再
度の参加の状況を異ならせることができる。
【0007】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2に記載の遊技機用肩構造物におい
て、球誘導路の途中に、遊技球を球誘導路下流と分岐路
に振り分ける振分部材を設けたことにある。ここで、球
振分部材としては、風車部材、モータ駆動式回動部材、
振子部材等がある。上記のように請求項3に係る発明を
構成したことにより、振分部材の動作により、入球口か
ら入った遊技球の行方に影響を及ぼすことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明すると、図1は第1の実施形態を適用し
たパチンコ遊技機の本体10を正面図により示したもの
である。本体10は、正面の上側の枠部10aに遊技盤
11を支持しており、枠部10aの左内側に開閉自在に
支持したガラス扉10bにより遊技盤11の前側を閉鎖
している。遊技盤11の周囲には、下端略中央から上部
右端にかけて円弧状の通過レール12aが設けられてお
り、また通過レール12aのわずか内側には、遊技盤の
左上から同心円状に配置され、右上にて通過レール12
aにつなげられた仕切りレール12bが設けられてい
る。そして、通過レール12aと仕切りレール12bに
仕切られて、遊技盤11の中央には略円形の遊技領域1
1aが設けられており、遊技盤11の左側には通過レー
ル12aと仕切りレール12bに挟まれた弓形の遊技球
通過領域11bが形成されている。
【0009】遊技領域11aの中央には、図柄表示装置
13が設けられている。図柄表示装置13の上部、左右
両側下方には入賞口14a〜14eが設けられている。
また、図柄表示装置13の直下には中央下第1種始動口
15aが、その下には大入賞口15bが、大入賞口15
bの左右には一対の第1種始動口15cが設けられてい
る。大入賞口15bの直下は、はずれ球を回収するアウ
ト口16になっている。上部入賞口14aの左右両側に
は、ランプ付風車17が設けられており、また図柄表示
装置13の左右には平円板型風車18が設けられてい
る。遊技盤面には、その他、図示しない多数の障害釘が
設けられている。そして、両平板型風車18の側方には
仕切りレール12bに沿って左球誘導路付肩電飾20a
及び右球誘導路付肩電飾20bが設けられている。
【0010】左球誘導路付肩電飾20a(20a、20
bは左右対称形状であり、以下20aについて説明す
る)は、図2〜図5に示すように、遊技盤11の前面に
取り付けられる取付台21を有している。取付台21
は、縦長の樹脂製の薄板であり、左側縁21a(以下、
左右方向については、遊技盤前面側から視た方向とす
る)が仕切りレール12bに沿った弓形であり、右側端
21bが上半分が上下方向に真直で中間位置にて外側に
向けて円弧状に曲げられて突出した曲部21b1 になっ
ており、下半分が円弧形凸部21b1 先端から真直でか
つわずかに左下に向けて傾斜した傾斜部21b2 になっ
ている。取付台21の上側縁21cは右下方向にわずか
に傾斜しており、また下側端21dは右上方向にわずか
に傾斜している。取付台21の略左半分には、上下端近
傍を除いて前面側に膨出した箱形のランプケース22が
配設されている。
【0011】取付台21の曲部21b1 には、右側壁部
23が取付台21に垂直に立設されている。また、ラン
プケース22の右側縁の略上下中間位置からは、左側壁
部24が右側壁部23に平行に傾斜部21b2 まで延設
されている。右側壁部23、ランプケース22の右側縁
及び左側壁部24とに挟まれて、誘導路Pが配設されて
おり、上端が入球口25aに、下端が球流出口25bに
なっている。この誘導路Pの球流出口25b近傍部分の
曲率は、仕切りレール12bの曲率より大きくなるよう
にされている。取付台21の左側縁21a近傍の上下端
には、遊技盤11面にねじ止めするための取付孔21
e,21fが設けられている。
【0012】ランプケース22の前面側には、装飾部材
26が取り付けられている。ランプケース22の背面側
は、図5に示すように、後述する発光装置であるランプ
32を配設するランプ収容空間22aになっている。取
付台21の裏面側のランプ収容空間22aの右側の上下
2カ所には、丸棒形の取付部27が取付台21に対して
垂直かつ一体的に設けられている。
【0013】取付台21後方には、ランプ基板30が設
けられている。ランプ基板30は、図3に示すように、
略弓形形状で右側部に2個の突出部30aを有するプリ
ント基板であり、弓形部分には、上下3カ所にランプソ
ケット31が立設されており、突出部30aには2個の
取付孔30bを設けている。ランプソケット31にはラ
ンプ32が装着されている。ランプ基板30の取付孔3
0bを取付部27に合わせてねじ等で止めることによ
り、ランプ基板30は、取付台21に固定され、かつ、
ランプ32がランプ収容空間22aに配設される。
【0014】以上のように構成した第1の実施形態にお
いては、遊技盤11の仕切りレール12bの内側近傍を
落下する遊技球Bの内、球誘導路付肩電飾20aの上端
の入球口25aに入球した遊技球については、図4に示
すように、誘導路Pを通って下端の球流出口25bから
外部に流出する。ここで、誘導路Pの球流出口25b近
傍部分の曲率は、仕切りレール12bの曲率より大きく
され、誘導路Pの延長方向が遊技盤11の中央方向を向
いているため、流出した遊技球はレール12bに沿って
落下してアウト球になることなく、レール12bから離
れて確実に遊技盤11の中央方向に向けて誘導され、再
度遊技に参加できるようになる。
【0015】すなわち、流出した遊技球が、遊技盤面に
設けられた入賞口14b〜14e、大入賞口15b,始
動口15cに入球し易くなり、遊技者にとって、賞球の
払い出し、図柄表示装置の変動表示、役物の変動等の利
益を得る可能性が高められる。また、ランプ32を点滅
させることにより、誘導路P及び誘導路を通過する遊技
球をより明確に示すことができ、視覚的な面白味がさら
に高められる。また、ランプハウス自体の装飾性に加え
てランプを点滅させることにより、球誘導装置全体の装
飾効果も高められる。
【0016】つぎに、上記第1の実施形態の変形例につ
いて説明する。変形例1においては、球誘導路付肩電飾
20cは、図7に示すように、取付台21の上端近傍部
分に、右側壁部23の右側に突出した突出部28を設
け、突出部28に誘導路Pの入球口25aと並んで入賞
口29を設けたものである。これにより、遊技盤11内
の両側部を落下する遊技球について、入球口25aへの
入球による遊技盤11中央方向への誘導と、入賞口29
への入球の可能性が与えられる。そのため、従来は遊技
盤面の側部を落下してアウト球となっていた遊技球につ
いても、遊技に関与する可能性がさらに高められ、遊技
の興趣を一層高めることができる。
【0017】つぎに、第2の実施形態について説明す
る。第2の実施形態においては、左球誘導路付肩電飾4
0a(右球誘導路付肩電飾40bについても同様であ
り、図示しない)は、図8〜図13に示すように、遊技
盤11の前面に取り付けられる取付台41を有してい
る。取付位置は、第1の実施形態に示した左球誘導路付
肩電飾20aの取付位置と同様である。取付台41は、
図10に示すように、縦長の樹脂製の薄板であり、左側
縁41aが仕切りレール12bに沿った弓形であり、右
側端41bが真直で上端が円弧形状にわずかにへこんだ
円弧部41b1 になっている。取付台41の上側縁41
cは右下方向にわずかに傾斜している。取付台41の下
側端41dは、山形にへこんでおり、左側が右上方向に
傾斜した傾斜部41d1 であり、右側部分が円弧形に膨
らんで右下方向に延びた円弧部41d2 になっている。
取付台41の略左半分には、上下端近傍を除いて前面側
に膨出した箱形のランプケース42が配設されている。
ランプケース42の右側縁は、上下2段の円弧形にへこ
んだ上円弧部42aと下円弧部42bになっている。ラ
ンプケース42の下円弧部42bの下端からは、下側縁
41dの円弧部41d2 を通って右側端41bに至る下
側壁部43が取付台41に垂直に立設されている。
【0018】取付台41の右上端部には、円弧形の右側
壁部44が台に垂直に立設されている。右側壁部44、
ランプケース42及び下側壁部43に挟まれて、取付台
41には誘導路Pが形成され、その上端が入球口44a
になっている。また、取付台41の右側壁部44と下側
壁部43の間には、仕切り部45がランプケース42と
同等の高さに膨出して設けられている。仕切り部45
は、左上方向に角状に延びており、これにより誘導路P
が分岐され、同一幅の左誘導路P1 と右誘導路P2 に分
離されて、その先端に球流出口46a,46bが設けら
れている。この左誘導路P1 と右誘導路P2 の球流出口
46a,46b近傍部分の曲率は、仕切りレール12b
の曲率より大きくされている。
【0019】そして、右側壁部44とランプケース42
の上円弧部42aに挟まれた円形領域の中央には貫通孔
(図示しない)が設けられ、取付台41の背面側の、貫
通孔との対応位置には、支持筒部47が立設されてい
る。そして、円形領域には風車部材48が、回転軸48
aを貫通孔に挿嵌し、支持筒部47の先端にて回転軸4
8aをピンを用いて抜け止めすることにより、取付台4
1に回転可能に取り付けられている。取付台41の左側
縁41a近傍の上下端には遊技盤面にねじ止めするため
の取付孔41e,41fを設けている。
【0020】ランプケース42の背面側は、図11に示
すように、後述する発光装置であるランプ52を配設す
るランプ収容空間42cになっている。仕切り部45の
背面側は、空間45aになっている。取付台41の裏面
側のランプ収容空間42cの右側の上下2カ所には、丸
棒形の取付部49が取付台41に対して垂直かつ一体的
に設けられている。取付台41の背面側には、ランプ基
板50が設けられている。
【0021】ランプ基板50は、図9、図11に示すよ
うに、略長方形のプリント基板であり、左側縁の上下2
カ所にランプソケット51が立設されており、右側縁の
上下2カ所には2個の取付孔50aを設けている。ラン
プソケット51の先端には、ランプ52が装着されてい
る。ランプ基板50の取付孔51を取付部47に合わせ
てねじ等で止めることにより、ランプ基板50は、取付
台41に固定され、かつ、ランプ52がランプ収容空間
42cに配設される。
【0022】以上のように構成した第2の実施形態にお
いては、遊技盤11の仕切りレール12bの内側近傍を
落下する遊技球Bのうち、左球誘導路付肩電飾40a上
端の入球口25aに入球した球については、図10に示
すように、誘導路Pに設けた風車部材48によって振り
分けられ、左右いずれかの誘導路P1 、P2 を通って下
端の球流出口46a,46bから外部に流出する。ここ
で、誘導路P1 、P2の球流出口46a,46b近傍部
分の曲率は、いずれも仕切りレール12bの曲率より大
きくされ誘導路Pの延長方向が遊技盤11の中央方向を
向いているため、流出した遊技球はレール12bに沿っ
て落下することなく、レール12bから離れて確実に遊
技盤11の中央方向に向けて誘導される。そのため、流
出した遊技球は、遊技盤11面に設けられた入賞口、大
入賞口,始動口等に入球し易くなる。
【0023】すなわち、第2の実施形態においても、従
来は遊技に関与しないような遊技盤11の両側部の仕切
りレール12b内側近傍を落下する遊技球を、左右の球
誘導路付肩電飾40a、40bにより、実質的に遊技に
参加させることができ、遊技者にとって、賞球の払い出
し、図柄表示装置の変動表示、役物の変動等の利益を得
る可能性が高められる。
【0024】また、第2の実施形態においては、誘導路
Pが左右誘導路P1 ,P2 に分岐したことにより、入球
口44aから入った遊技球がいずれの球流出口46a,
46bから流出するかによって、遊技球の遊技への再参
加の状況が異なることになるので、遊技者の興味を一層
惹きつけることができる。
【0025】さらに、第2の実施形態においては、誘導
路Pに振分部材48を設けたことにより、振分部材48
の振り分けにより、入球口44aから入った遊技球の行
方に影響を及ぼすので、遊技球の行方について遊技者の
興味をさらに高めることができる。また、ランプ52を
点滅させることにより、誘導路P,P1 ,P2 及び誘導
路を通過する遊技球をより明確に示すことができ、視覚
的な面白味がさらに高められる。また、ランプハウス自
体の装飾性に加えてランプを点滅させることにより、球
誘導装置全体の装飾効果も高められる。
【0026】つぎに、上記第2の実施形態の変形例につ
いて説明する。変形例2においては、球誘導路付肩電飾
40cは、図14に示すように、取付台41の上端近傍
部分に、右側壁部44の右側に突出した突出部61を設
け、突出部61に誘導路Pの入球口44aと並んで入賞
口62を設けたものである。これにより、上記第1の実
施形態の変形例1と同様の効果が得られる。
【0027】つぎに、第3の実施形態について説明す
る。上記第1及び第2の実施形態においては、取付台2
1、41の厚みは一定で、球流出口25bの近傍でも同
様であったが、第3の実施形態においては、球流出口2
5bの近傍部分21xでの取付台21の厚さを、図15
に示すように、球流出口25bに向けて徐々に厚くした
ものである。これにより、球流出口25bから排出され
た遊技球Bは、遊技盤11面を離れて前面ガラス板10
b1 に近づく方向に移動し、遊技盤11に立設された障
害釘19の根元側ではなく頭部19a近くを通過する。
ここで、障害釘19は、頭部側の方が釘間の開きが大き
くなっており、例えば入賞口の上部に設けた釘間が広く
されている。
【0028】そのため、遊技球Bが頭部19a側を移動
することにより、入賞口等への入球の可能性が高めら
れ、遊技に対する興趣が一層高められる。複数の誘導路
を有する誘導装置の場合、球流出口毎に膨出の程度を変
化させることにより、通過する誘導路によって、誘導路
から流出した後の遊技球の入賞口等への入球の可能性を
変化させることもでき、遊技に対する興趣をさらに高め
ることができる。
【0029】つぎに、第4の実施形態について説明す
る。上記第1及び第2の実施形態においては、取付台2
1、41及び誘導路は平坦であったが、第4の実施形態
においては、図16に示すように、誘導路P部分の取付
台21mを背面方向に湾曲させ、前面側に背面側の湾曲
形状に合わせた前面板21nを設けたものである。これ
により、誘導路Pを通過する遊技球は、背面側に引っ込
んだ後、前面側に現れることになり、その動きに奥向き
の変化がもたらされ、視覚的に異質な面白味が与えられ
る。
【0030】なお、上記第2の実施形態においては、取
付台の誘導路Pに1個の風車と球出入口を設けた例につ
いて説明しているが、2個以上の風車及び球出入口を設
けてもよい。その場合には、各風車部材において上記と
同様な動作が行われる。また、振分部材として、風車部
材の代わりに、モータ駆動式回動部材、振子部材等を用
いてもよい。また、第2の実施形態において、誘導路に
球振分部材を設けず、遊技球の運動状態により振り分け
が行われるようにすることもできる。
【0031】また、上記各実施形態においては、球誘導
装置は、取付台にランプケース及びランプを設けた肩電
飾タイプになっているが、ランプケースの代わりに仕切
り板を設けてランプを除くこともできる。また、上記各
実施形態においては、入球口は、直上を向いて設けられ
ているが、斜め方向を向けて開口させてもよく、入球口
の個数も1個に限らない。さらに、球誘導装置の誘導路
の平面形状も単純な曲線状である必要はなく、複雑な曲
がり形状であってもよく、球排出口から流出する遊技球
が遊技領域の中央方向に向くような構造であればよい。
【0032】さらに、上記実施形態に示した球誘導装置
の各部の形状、配置等については、これに限るものでな
く、適宜変更することができる。また、上記実施形態で
は、風車として平円板型風車を用いているが、これに代
えて電飾風車を用いることもできる。また、発光装置と
しては、上記実施形態に示したランプの他に、発光ダイ
オード、蛍光発光装置、プラズマ発光装置、光源から導
かれた光ファイバー等であってもよい。
【0033】また、一般に、球流出口から距離が近い入
賞口やゲート等ほど遊技球が入る可能性が大きいから、
遊技盤の中央部に設けられた入賞口やゲートに入球させ
ようとするならば、実施形態において、球流出口からの
距離が近い位置に、その入賞口やゲートまで導かれるよ
うに設けた成形品や釘等による通路を設ければよい。そ
れにより、球流出口から流出する遊技球は、遊技盤の中
央部に設置されている多数の入賞口等に入球し易くな
り、遊技球の遊技への再参加の実効を高めることができ
る。
【0034】なお、上記各実施形態においては、本発明
の球誘導装置をいわゆる第1種パチンコ遊技機に適用し
た場合について説明しているが、他のパチンコ遊技機や
アレンジ遊技機等の遊技機に対しても同様に適用するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】上記請求項1記載の発明によれば、再度
遊技に参加できるようになった遊技球により、賞球払い
出しや、図柄表示装置による可変表示や、役物等の変動
等の機会が増加し、その結果、遊技の興味を高めること
ができる。また、分岐路及び他の球流出口を設けたこと
により、遊技への参加状況を異ならせることができるの
で、遊技者の興味を一層惹きつけることができる。ま
た、遊技球の移動態様の変化による視覚的な面白味も得
られる(請求項2記載の発明)。また、肩構造物に振分
部材を設けたことにより、遊技球の行方について遊技者
の興味を高めることができると共に、遊技球の振り分け
による視覚的な面白味も得られる(請求項3記載の発
明)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したパチンコ遊技機
を概略的に示す正面図である。
【図2】第1の実施形態である球誘導装置を概略的に示
す斜視図である。
【図3】同球誘導装置を概略的に示す分解斜視図であ
る。
【図4】同球誘導装置を概略的に示す正面図である。
【図5】同球誘導装置を概略的に示す背面図である。
【図6】同球誘導装置を概略的に示す側面図である。
【図7】変形例1である球誘導装置を概略的に示す斜視
図である。
【図8】第2の実施形態である風車付球誘導装置を概略
的に示す斜視図である。
【図9】同風車付球誘導装置を概略的に示す分解斜視図
である。
【図10】同風車付球誘導装置を概略的に示す正面図で
ある。
【図11】同風車付球誘導装置を概略的に示す背面図で
ある。
【図12】同風車付球誘導装置を概略的に示す側面図で
ある。
【図13】同風車付球誘導装置の図10に示すXIII-XII
I 線方向の断面図である。
【図14】変形例2である風車付球誘導装置を概略的に
示す正面図である。
【図15】第3の実施形態である球誘導装置の誘導路及
びその周辺を拡大して示す断面図である。
【図16】第4の実施形態である球誘導装置の誘導路を
拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10…本体、11…遊技盤、11a…遊技領域、12a
…通過レール、12b…仕切りレール、20a,20b
…左右球誘導路付肩電飾、20c…球誘導路付肩電飾、
21…取付台、21a,21b…取付片、22…ランプ
ケース、22a…ランプ収容空間、23…右側壁部、2
4…左側壁部、25a…入球口、25b…球流出口、2
7…取付部、28…突出部、29…入賞口、30…ラン
プ基板、30a…突出部、31…ランプソケット、32
…ランプ、40a…左球誘導路付肩電飾、40c…球誘
導路付肩電飾、41…取付台、42…ランプケース、4
3…下側壁部、44…右側壁部、44a…入球口、45
…仕切り部、46a,46b…球流出口、47…支持筒
部、48…風車部材、50…ランプ基板、51…ランプ
ソケット、52…ランプ、61…突出部、62…入賞
口、P…誘導路、P1 …左誘導路、P2 …右誘導路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤を略円形に仕切るレールの内側側
    部に近接して配設される肩構造物において、 入球口と球流出口とを有する球誘導路を設け、前記球流
    出口を前記レールから離間する方向に開口させたことを
    特徴とする遊技機用肩構造物。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の遊技機用肩構造物
    において、前記球誘導路の途中から分岐する分岐路を設
    けて、前記分岐路に第2球流出口を形成してなることを
    特徴とする遊技機用肩構造物。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の遊技機用肩構造物
    において、前記球誘導路の途中に、遊技球を前記球誘導
    路下流と分岐路に振り分ける振分部材を設けたことを特
    徴とする遊技機用肩構造物。
JP5093897A 1997-02-18 1997-02-18 遊技機用肩構造物 Pending JPH10230044A (ja)

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