JP2002253798A - 可変表示装置 - Google Patents

可変表示装置

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JP2002253798A
JP2002253798A JP2001060716A JP2001060716A JP2002253798A JP 2002253798 A JP2002253798 A JP 2002253798A JP 2001060716 A JP2001060716 A JP 2001060716A JP 2001060716 A JP2001060716 A JP 2001060716A JP 2002253798 A JP2002253798 A JP 2002253798A
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Japan
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ball
display device
variable display
lens member
display
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Pending
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JP2001060716A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Inukai
浩志 犬飼
Masashi Hayakawa
雅志 早川
Isato Murase
勇人 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naito Shokai KK
Original Assignee
Naito Shokai KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変表示装置が大型化しても、本来の弾球が
流下し得る遊技領域のスペースをできるだけ広くとるこ
とができるようにして遊技の興趣を高め、しかも始動チ
ャッカーにも入賞する機会を多くでき遊技者へのサービ
スを損なわないようにした可変表示装置を提供する。 【解決手段】 遊技盤10の前面に取着される取付基板
40に複数種類の表示図柄が表示可能な複数個の表示体
17を中央の球流れ領域Eを空けかつその球流れ領域E
を囲うようにして配設し、隣り合う該各表示体17間は
弾球が通過し得る寸法に保持され、また、該球流れ領域
Eには該各表示体17間から流入した弾球が前後または
左右に方向を変えつつ流下して該各表示体17間から側
方または下方へ流出されるための送出手段37a,37
b,45,59,60を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の遊技
盤面に装着され、複数種類の表示図柄が表示可能な表示
体を有し、しかも前面が遊技盤の遊技領域として利用で
きるようにした可変表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、弾球遊技機、例えばパチンコ遊
技機には可変表示装置が使用される。前記可変表示装置
は、表示方法の違いとして液晶表示タイプまたは7セグ
メントタイプがある。いずれのタイプのものも、通常、
遊技盤面の遊技領域に可変表示装置、その下方に位置し
て始動チャッカーおよび一度に多くの入賞球を発生させ
る入賞装置がそれぞれ装着されている。そして、前記始
動チャッカーにパチンコ球が入賞することを条件に前記
表示体の表示図柄が変動し、その停止したときの表示図
柄があらかじめ決められた所定の組合わせになったと
き、前記入賞装置が一度に多くの入賞球を発生させるこ
とができるように変換され、遊技者に有利な特別遊技状
態(所謂大当たり)となるものである。
【0003】ところで、前記いずれのタイプの可変表示
装置も、通常、その中央に表示部が配置されている。ま
た、近時、装置自体が大型化しつつあり、遊技盤面の遊
技領域における可変表示装置の占める割合がスペース的
にかなり多くなってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、遊技領域
での可変表示装置の占める割合が多くなると、障害釘、
風車、入賞口等の他の盤面部品を配設する余裕が少なく
なり、しかも、遊技領域に打込まれたパチンコ球が本来
遊技領域を流下するスペースも狭められる。このように
盤面部品の減少に伴いパチンコ球が流下するに障害とな
るものが少なくなると、パチンコ球の遊技領域内に滞留
する時間が短くなるばかりか、該パチンコ球が入賞口に
入賞するかアウト球として排出されるかが早くに解って
しまい、その間にパチンコ球が入賞口に入賞するんでは
ないかという期待感が薄れ、引いては遊技の興趣を低下
させてしまうといった課題が生ずる。
【0005】また、可変表示装置が大型化すると、その
下方に配設された始動チャッカーにパチンコ球を入賞さ
せることが難しくその機会も少なくなることから、可変
入賞装置の両側に、流入したパチンコ球を該可変入賞装
置の前面下部の中央部に導く通路を形成し、該パチンコ
球を該通路を介しワープさせてできるだけ始動チャッカ
ーに入る機会を多くしようとする可変表示装置も見受け
られる。しかし、前記可変入賞装置の中央部にはパチン
コ球を一旦乗せるための段部が設けられているにすぎ
ず、そこからパチンコ球が落下し得る範囲が広いことか
ら、始動チャッカーに入賞する機会を多くするには十分
ではなく、遊技者へのサービスに欠けるという課題があ
る。
【0006】そこで、本発明は、上記課題を解決すべく
なされたもので、可変表示装置が大型化しても、弾球が
流下し得る遊技領域のスペースをできるだけ広くとるこ
とができるようにしてパチンコ球の遊技領域内に滞留す
る時間をできるだけ長くし、これにより遊技の興趣を高
め、しかも始動チャッカーにも入賞する機会を多くして
遊技者へのサービスも損なわないようにした可変表示装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明に係る可変表示装置は、遊技盤の前面に取着
される取付基板に複数種類の表示図柄が表示可能な複数
個の表示体を中央の球流れ領域を空けかつその球流れ領
域を囲うようにして配設し、隣り合う該各表示体間は弾
球が通過し得る寸法に保持され、また、該球流れ領域に
は該各表示体間から流入した弾球が前後または左右に方
向を変えつつ流下して該各表示体間から側方または下方
へ流出されるための送出手段を設けた構成よりなる。こ
のように、可変表示装置の取付基板の中央に球流れ領域
を形成し、該球流れ領域を囲うようにして表示体を配設
してなるので、前記球流れ領域が弾球が流下し得る遊技
領域の一部として利用できる。しかも、その球流れ領域
には該各表示体間から流入した弾球が左右または前後に
方向を変えつつ流下して該各表示体間から側方または下
方へ流出されるための送出手段を設けたので、その間で
の弾球の滞留時間を長く保持させることができ、しかも
該弾球が入賞球となるかアウト球となるかは早くに決定
されず、その分遊技者に期待感を抱かせることができ、
遊技の興趣を高められる。前記送出手段には、例えば球
流入口、球流出口、回転体、排出通路、突起、障害釘な
ど弾球の流下方向を前後または左右に方向を変えるに十
分な手段が選ばれる。
【0008】この際、前記球流れ領域の取付基板に開口
を開設すると共に該開口に透明なレンズ部材を装着し、
該レンズ部材の後側には複数の発光体を配設するように
すれば、電飾効果が得られ、遊技の興趣を高めるにより
効果的である。
【0009】可変入賞装置としては、例えば、遊技盤の
前面に取着される取付基板に複数種類の表示図柄が表示
可能な複数個の表示体を中央の球流れ領域を空けかつそ
の球流れ領域を囲うようにして配設し、隣り合う該各表
示体間は弾球が通過し得る寸法に保持され、該球流れ領
域の取付基板に開口を開設し、該開口に透明なレンズ部
材を装着し、該レンズ部材の上部に球流入口を開設する
と共に下部にはその側方及び下方であって該表示体間に
位置して球流出口を開設し、該レンズ部材の後側に該球
流入口と下方の球流出口との間に位置して鉛直面内で回
転する回転体を配置し、また、該レンズ部材の後側に該
各球流出口と連なり上面が開放される排出通路を形成
し、前記球流入口から流入した弾球が回転体により排出
通路を介していずれかの球流出口から流出されるように
した構成が採用される。このように透明なレンズ部材を
使用することにより、回転体の動きと共に前後または左
右に方向を変えつつ流下する弾球のコミカルな動きを前
方から視認でき遊技者に面白味を与えることができる。
この場合も、前記レンズ部材の裏側に複数の発光体を配
設するようにすれば、電飾効果が得られ、遊技の興趣を
高めるにより効果的である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る可変表示装置
の実施の形態を図面と共に説明する。本発明に係る可変
表示装置は、パチンコ球遊技機に適用される場合を示す
が、他にアレンジボール等の他の弾球遊技機に適用でき
ること勿論である。図1は本発明に係る可変表示装置が
適用されるパチンコ遊技機の正面図である。図において
1は縦長長方形状に枠組みされた機枠であり、該機枠1
の前面に中央部に方形状の開口2を設けて額縁状に形成
される前面枠3が配置される。前記前面枠3は前記機枠
1の一側に開閉可能に装着され、該前面枠3の前面には
ガラス扉枠4と前面板5とが開閉自在に装着される。そ
して、前記ガラス扉枠4には前後に間隔をおいてガラス
板6,6が装着されている。また、前記前面板5の前面
には打球発射部(図示せず。)に供給される弾球として
のパチンコ球を貯留するための打球供給皿7が設けられ
ている。前記前面枠3の下部前面には前記打球供給皿7
から溢れるパチンコ球を貯留するための余剰球受皿8が
装着され、その一側には打球操作ハンドル9が設けられ
ている。
【0011】10は前記前面枠3の後側に配置されガラ
ス扉枠4の窓孔4aに臨む遊技盤であり、該遊技盤10
の前面には渦巻状のガイドレール11が敷設される。前
記ガイドレール11で囲まれる遊技領域10aには、そ
の中央部に本発明に係る可変表示装置12が装着され、
その下方にはパチンコ球が入賞することにより該可変表
示装置12を電気的に作動させるための始動チャッカー
13及び可変表示装置12の表示態様に応じて遊技者に
とって有利となる特別遊技状態(所謂大当たりの状態)
になったとき、一度に多くのパチンコ球が入り易いよう
に変換する大型の入賞装置14が設けられている。15
は前記遊技盤10面に装着される一般入賞口、16は前
記遊技領域10aの下部に設けられ入賞しなかったパチ
ンコ球を排出しアウト球として処理するためのアウト球
口である。
【0012】前記可変表示装置12は、図2、図3に示
すように複数種類の表示図柄がそれぞれ表示可能な5個
の表示体17を環状に配列した表示体結合枠18と、該
表示体結合枠18とほぼ同形状をなしこれに表側から被
着される前面装飾部材19と、該表示体結合枠18の後
面に配設されるLED基板20と、該LED基板20の
後面に取着され該LED基板20を覆う裏カバー部材2
1から大略構成される。これらはそれぞれ前後一体に組
み合わされる。
【0013】前記表示体結合枠18は、図4に示すよう
に各表示体17が連結枠22により連結されて正面正五
角形の輪郭の各頂点に位置するように配置され、中央部
には開口23が貫設されている。隣り合う各表示体17
間はパチンコ球が通過し得る程度の寸法に設定されてい
る。そして、前記5個の表示体17により囲われる中央
部分はパチンコ球が流下する球流れ領域Eとなる。前記
各表示体17は短円筒状であって前後面が開口し、その
中央に位置して前後面が開放した区画室24aが数字の
8の字状に配設された7セグメント表示部24がやや前
方に突出させて形成される。前記各連結枠22には、該
各連結枠22に沿って開口溝22aが開設される。
【0014】前記各表示体17の7セグメント表示部2
4には、図4に示すようにその表面にほぼ同じ大きさの
半透明な拡散板25が配置され、また、この状態で該各
表示体17の表面にスモークレンズ26が被着される。
前記スモークレンズ26は透明な樹脂からなり、その後
面に前記7セグメント表示部24の前側部が後側から嵌
入する凹窪部27が設けられると共に該凹窪部27を除
いて入射する光を拡散させるための凹凸面が形成されて
いる。更に、前記各凹窪部27の前面には前記7セグメ
ント表示部24と同形状をなす区画部枠28が当接され
る。前記各区画部枠28の後面には図6に示すように螺
子孔29を有する突起30が突設され、前記各拡散板2
5及び各スモークレンズ26には該各突起30が挿通さ
れる通孔31が設けられる。また、図6に示すように前
記各7セグメント表示部24にはその前面に嵌合凹部3
2が設けられ、前記各突起30を各通孔31に挿通する
と共に該各嵌合凹部32に嵌入し、その奥端部に設けら
れた螺子挿通孔33を介し各7セグメント表示部24の
後側から各螺子孔29に螺子34を螺締めすることによ
り、各7セグメント表示部24の前面に拡散板25及び
スモークレンズ26が挟着された状態で前記各区画部枠
28が固着される。35は前記開口23に合致して嵌合
される間隔保持枠であり、パチンコ球の直径よりやや長
い厚みを有する。
【0015】前記表示体結合枠18の前面には、前記開
口23と共に各連結枠22の開口溝22aを塞ぐ透明な
レンズ部材36が配置される。前記レンズ部材36は、
前記間隔保持枠35の外周であって各表示体17間に位
置しかつ前方へ突出する複数の突片35aの前端縁に当
接される。そして、その中央上部にパチンコ球が流入し
得る球流入口37aが開設され、下部には側方または下
方であって前記表示体17間に位置する二個の球流出口
37b,37cが開設されている。また、前記球流入口
37aの前面にはレンズ部材36の前側に位置してパチ
ンコ球を受止め該球流入口37a内に導く球受部38が
突設されている。
【0016】前記前面装飾部材19は、前記各表示体1
7に被着される五個の嵌合筒部39を備え、これらは略
円形状の取付基板40に一体に設けられる。前記各嵌合
筒部39は前後端面が開放しており、外周面には装飾が
施されると共にその内側一側に各表示体17間を介して
球流れ領域Eに流入または該球流れ領域Eから流出する
パチンコ球がスムースに流れるようにするためのガイド
片42が接線方向に突設されている。また、前記取付基
板40の中央部に前記表示体結合枠18の開口23と一
致して連通する開口41が開設されている。前記取付基
板40は前記遊技盤10の前面に当接されるもので、前
記表示体結合枠18の各開口溝22aと対応して同じ形
状の開口溝40aが開設されている。前記レンズ部材3
6は前記表示体結合枠18と前面装飾部材19との間に
挟着固定される。これにより、各嵌合筒部39を介して
前側から各表示体17が視認できることとなる。
【0017】前記表示体結合枠18の開口23、すなわ
ちレンズ部材36、の後側には球振分部材43が装着さ
れる。前記球振分部材43は、図5に示すように前記開
口23に合致して表示体結合枠18の後面に取付けられ
る基板44の前側に鉛直面内で回転する回転体45が配
置され、該基板44の後側に該回転体45を回転させる
モータ46が配置される。更に詳しく説明すると、前記
基板44は前記スモークレンズ26と同様に透明な樹脂
からなり、後面に入射した光を拡散させるため凹凸面が
形成されている。そして、前記基板44と前記レンズ部
材36間には前記間隔保持枠35により一個のパチンコ
球が流下できる程度の間隔が形成される。また、前記基
板44の中央部に透孔47が貫設され、その両側に支持
孔48が設けられている。前記基板44の前面に裏側の
ピン49を前記各支持孔48に嵌入させて円板状の保持
板50が取付けられる。前記保持板50は中央部に前記
透孔47に嵌入される凹部51が設けられ、該凹部51
に前記回転体45から後方に突設される支軸52が軸受
53を介して挿通される。前記回転体45は外周面の対
向する位置に球受凹部45aが設けられている。
【0018】一方、前記基板44の後面には図6に示す
ように前記透孔47を囲うようにして前面が開放すると
共に後面が閉塞する保持枠54が取着され、該保持枠5
4の後面に固着されるモータ46の駆動軸55が該保持
枠54の後壁に開設された透孔56を介して該保持枠5
4の内部に突出するようになっている。そして、前記回
転体45の支軸52と前記駆動軸55との重なり合う部
分にスペーサ部材57aを被着すると共にピン57bを
挿通することにより一体に連結される。更に、前記基板
44の前面には、棚板58が前方に突設され、該棚板5
8によって前記透孔47より下側であって左右両側にそ
の一方に若干下傾しかつ上面が開放される横向きの排出
通路59が形成されると共に該透孔47の真下に該排出
通路59と連なる縦向きの排出通路60が形成される。
そして、前記横向きの排出通路59の流下端と前記縦向
きの排出通路60の流下端がそれぞれ前記各球流出口3
7b,37cと連通するようになっている。そこで、前
記球流入口37aから後側へ流入したパチンコ球は回転
体45の球受凹部45aに載るなどして左右いずれかに
振分けられて棚板58の上面に落下し、前記横向きの排
出通路59または縦向きの排出通路60を流下して、い
ずれかの球流出口37b,37cから前側へ流出され
る。
【0019】前記LED基板20は、図3に示すように
その外形形状が前記表示体結合枠18の後面外形形状と
同じであってその後面に合致し、その前面には、前記各
区画室24aを含め表示体17、開口23または開口溝
22aなどに対応させて光の三原色である赤、青、緑を
それぞれ発光するLED三個を一組とする発光体61
a、いずれか一または二個の発光体61bがそれぞれ配
設される。これらは後記する主制御装置Bにより制御さ
れ、前記発光体61a,61bが所望の色を発光し、ま
たは点滅するように設定される。また、前記LED基板
20の中央部には前記保持枠54が挿通される挿通孔6
2が開設され、該挿通孔62を介して保持枠54がその
後方へ突設される。63は前記LED基板20の適宜位
置に設けられた突起挿通孔であり、図6に示すように前
記表示体結合枠18の後面から後方に突設され、かつ後
端面に螺子孔18bまたはボス18cを設けた複数本の
突起18aが挿通される。
【0020】前記裏カバー部材21は、図3に示すよう
に前面が開放すると共に後面が閉塞され、前記LED基
板20の裏面を覆うようにしている。前記裏カバー部材
21の内側には図6に示すように前記螺子孔18bまた
はボス18cを設けた突起18aと対応位置させて螺子
挿通孔64a、ボス挿通孔64bが設けられ、それら螺
子挿通孔64aを介して前記螺子孔18bに螺子34を
螺締し、また前記ボス18cをボス挿通孔64bに嵌入
することにより裏カバー部材21が固定される。また、
前記裏カバー部材21の中央に前記モータ46が挿通さ
れる挿通孔65が開設され、該挿通孔65を介してモー
タ46が後方へ突出するようになっている。
【0021】本発明に係る可変表示装置12は上記構成
よりなる。前記可変表示装置12では、始動チャッカー
13にパチンコ球が入賞すると、図10に示すように該
始動チャッカー13に内臓される入賞球検出器66によ
り該パチンコ球が検出され、その信号が主制御装置Bの
遊技制御回路67に送られる。そこでは、大当たりの抽
選がなされると共に図柄の抽選がなされ、これらが決定
次第、その信号が可変表示装置12の表示制御回路68
に送られる。これにより、各表示体17に対応する発光
体61aが点滅し1〜7の数字がランダムに表示され、
一定時間経過後に停止する。その間、例えば図8に示す
ように五個の表示体17内、いずれか隣り合う2個の表
示体17(17b),17(17c)が同じ数字(例え
ば「7」)に揃うとリーチ状態となり、いずれかの表示体
17(17b),17(17c)と隣り合う各表示体1
7(17a),17(17d)は点滅を繰り返してい
る。この場合、図9に示すようにその点滅していた二個
の表示体17(17a),17(17d)の内、いずれ
かの表示体17、例えば表示体17(17a)が前記数
字と同じ数字で停止し、五個の表示体17が停止した結
果、三個の連続する表示体17(17a),17(17
b),17(17c)が総べて同じ数字「7」に揃うと、
遊技者に有利となる所謂大当たり状態となるようになっ
ている。
【0022】次に遊技方法を図1、図6乃至図10に従
って説明する。まず、遊技者が打球供給皿7にパチンコ
球を貯留し打球操作ハンドル9を握り回転させることに
よりパチンコ球を遊技盤10の遊技部10aに打込む。
【0023】前記遊技部10aに打ち込まれたパチンコ
球は遊技盤10面を流下する。そこで、例えば図7に示
すように可変表示装置12の左上に位置する二個の表示
体17(17a),17(17b)間から球流れ領域E
に流入し球受部38に載ったパチンコ球P1は、球流入
口37aから後側に流入し回転する回転体45の外周面
または球受凹部45aに受け止められつつ右若しくは左
側に振り分けられる。そこで、左側に振分けられたパチ
ンコ球P1は横向きの排出通路59流下端の球流出口3
7bから前側へ流出され、ガイド片42上面を転動して
左下に位置する二個の表示体17(17b),17(1
7c)間から再び遊技盤10面に戻り流下する。一方、
前記回転体45により右側に振分けられたパチンコ球P
2は横向きの排出通路59から縦向きの排出通路60に
流入し、その流下端の球流出口37bから前側へ流出さ
れ、下両側に位置する二個の表示体17(17c),1
7(17d)間から下方に落下する。これら二個の表示
体17(17c),17(17d)間はパチンコ球が通
過し得る程度の寸法に設定されていることから、パチン
コ球の横方向への規制が働き、その下方に配置される始
動チャッカー13に入る機会を多くすることができる。
また、右上の表示体17(17a),17間から球流れ
領域Eに流入したものも含め前記球受部38に載らなか
ったパチンコ球は、左右または下方の各表示体17間か
ら側方または下方へ流出される。
【0024】そこで、パチンコ球が前記始動チャッカー
13に入賞すると該パチンコ球が検出され、図10に示
すようにその信号が遊技制御回路67に送られる。そし
て、大当たりの抽選がなされると共に図柄の抽選がなさ
れ、これらが決定次第その信号が可変表示装置12の表
示制御回路68に送られ、各表示体17に対応する発光
体61aが点滅しながら1〜7の数字がランダムに表示
され、一定時間経過後に停止する。その結果5個の表示
体17が、隣り合うもの同士同じ数字にならずバラバラ
のときは終了し、次に前記パチンコ球が検出されるのを
待つ。
【0025】これに対し、前記ランダムに表示される表
示体17の内、例えば図8に示すようにいずれかの隣り
合う表示体17(17b),17(17c)が同じ数字
「7」に揃って停止するとリーチ状態となり、しかも図9
に示すように他の停止した表示体17の内、前記表示体
17(17b)と隣り合う表示体17(17a)が同じ
数字「7」となって、結果三個の連続する表示体17(1
7a),17(17b),17(17c)が総べて同じ
数字「7,7,7」に揃うと遊技者に有利となる所謂大当
たり状態となる。これにより、入賞装置14が一度に多
くの入賞球を発生できるように変換され、遊技者は一度
に多くの景品球を得ることができることとなる。
【0026】本発明にかかる可変表示装置12にあって
は、その内側にもパチンコ球が流下し得る球流れ領域E
を形成するようにしたので、該球流れ領域Eも遊技領域
10aの一部として利用できることとなり、遊技領域1
0aのスペースが該可変表示装置12の占める分だけそ
のまま縮小されてしまうといったことがなくなる。
【0027】また、前記可変表示装置12は、各表示体
17に対応する発光体61aのほか、前記開口23また
は開口溝22aに対応する発光体61bが発光し或いは
点滅し、これらが各スモークレンズ26またはレンズ部
材36を通して遊技者が前から視認でき、しかも、該球
の流れ領域Eに位置するレンズ部材36と各スモークレ
ンズ26とは位置が相前後し立体的な構造となってお
り、光が拡散する位置をずらしていることから、恰もそ
れぞれの発光体61bの位置が異なっているような錯覚
を起こさせ、光学的・立体的な電飾効果が遺憾無く発揮
される。
【0028】更に、従来の可変表示装置のように、その
外周をワープさせてパチンコ球を段部に導き、該段部か
ら始動チャッカーに向けて落下させるのに対し、下両側
に位置する二個の表示体17間からパチンコ球を下方に
落下させるようにしているので、始動チャッカー13に
入る確率の制御がし易くなるばかりか、入賞する機会を
多くすることもできる。
【0029】なお、本発明にあっては、球流れ領域Eの
送出手段として、球流入口37a、球流出口37b,3
7c、回転体45、縦横方向の排出通路59,60を示
したが、これらに限られるものではなく、例えば基板4
4の前面にパチンコ球のスムースな流下を邪魔する突
起、障害釘、風車、一般入賞口など一般に遊技盤10の
盤面部品と称されるものを適用するようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る可変
表示装置は、取付基板に複数の表示体を中央の球流れ領
域を空けかつその球流れ領域を囲うようにして配設し、
また、該球流れ領域には該各表示体間から流入した弾球
が前後または左右に方向を変えつつ流下して該各表示体
間から側方または下方へ流出されるための送出手段を設
けてなるので、可変表示装置の内側にもパチンコ球が流
下し得る領域が形成されることとなり、該球流れ領域も
遊技領域の一部として利用でき、しかも前記パチンコ球
が入賞球となるかアウト球となるかは決定されず、その
間期待感を抱かせることができることから、遊技の興趣
を高められるという効果がある。
【0031】また、球流れ領域から流下するパチンコ球
を下両側に位置する二個の表示体間から下方に落下させ
るようにしているので、始動チャッカーに入る確率の制
御がし易くなるばかりか、入賞する機会を多くすること
もできる。
【0032】また、取付基板の球流れ領域に開口を開設
すると共に該開口に透明なレンズ部材を装着し、該レン
ズ部材の裏側に複数の発光体を配設するようにすれば、
電飾効果も得られ、遊技の興趣を一層高めるのに効果的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】本発明に係る可変表示装置の斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】表示体結合枠の分解斜視図。
【図5】球振分部材の分解斜視図。
【図6】可変表示装置の側面断面図。
【図7】遊技盤面に装着した可変表示装置の正面図。
【図8】同作用を説明する正面図。
【図9】同作用を説明する正面図。
【図10】ブロック図。
【符号の説明】
10 遊技盤 17 表示体 36 レンズ部材 37a 送出手段(球流入口) 37b 送出手段(球流出口) 37c 送出手段(球流出口) 40 取付基板 41 開口 43 球振分部材 45 送出手段(回転体) 59 送出手段(横向きの排出通路) 60 送出手段(縦向きの排出通路) 61a 発光体 61b 発光体 E 球流れ領域 P1,P2 パチンコ球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 勇人 愛知県名古屋市熱田区二番二丁目25番10号 株式会社内藤商会内 Fターム(参考) 2C088 BA65 BC25 EB50 EB52 EB56

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の前面に取着される取付基板に複
    数種類の表示図柄が表示可能な複数個の表示体を中央の
    球流れ領域を空けかつその球流れ領域を囲うようにして
    配設し、隣り合う該各表示体間は弾球が通過し得る寸法
    に保持され、また、該球流れ領域には該各表示体間から
    流入した弾球が前後または左右に方向を変えつつ流下し
    て該各表示体間から側方または下方へ流出されるための
    送出手段を設けたことを特徴とする可変表示装置。
  2. 【請求項2】 前記球流れ領域の取付基板に開口を開設
    すると共に該開口に透明なレンズ部材を装着し、該レン
    ズ部材の後側には複数の発光体を配設した請求項1記載
    の可変表示装置。
  3. 【請求項3】 遊技盤の前面に取着される取付基板に複
    数種類の表示図柄が表示可能な複数個の表示体を中央の
    球流れ領域を空けかつその球流れ領域を囲うようにして
    配設し、隣り合う該各表示体間は弾球が通過し得る寸法
    に保持され、該球流れ領域の取付基板に開口を開設し、
    該開口に透明なレンズ部材を装着し、該レンズ部材の上
    部に球流入口を開設すると共に下部にはその側方及び下
    方であって該表示体間に位置して球流出口を開設し、該
    レンズ部材の後側に該球流入口と下方の球流出口との間
    に位置して鉛直面内で回転する回転体を配置し、また、
    該レンズ部材の後側に該各球流出口と連なり上面が開放
    される排出通路を形成し、前記球流入口から流入した弾
    球が回転体により排出通路を介していずれかの球流出口
    から流出されるようにしたことを特徴とする可変表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記レンズ部材の後側には複数の発光体
    を配設した請求項3記載の可変表示装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136535A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
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JP2006296904A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Heiwa Corp パチンコ機
JP2008086699A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Nippon Pachinko Buhin Kk 遊技機用入賞装置
JP2013248432A (ja) * 2013-07-25 2013-12-12 Sankyo Co Ltd 遊技機

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