JPH1022055A - コロナ放電器 - Google Patents
コロナ放電器Info
- Publication number
- JPH1022055A JPH1022055A JP20875196A JP20875196A JPH1022055A JP H1022055 A JPH1022055 A JP H1022055A JP 20875196 A JP20875196 A JP 20875196A JP 20875196 A JP20875196 A JP 20875196A JP H1022055 A JPH1022055 A JP H1022055A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative
- electrode
- positive
- corona discharge
- induction
- Prior art date
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- Pending
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負イオンや正イオンを選択的に発生可能なコ
ロナ放電器を提供すること。 【構成】 絶縁層７内に埋設された一対の誘導電極５、
６と、誘導電極と絶縁層をはさんで対向する放電電極８
を設け、該一対の誘導電極を負駆動電源、あるいは正駆
動電源で接続した。
ロナ放電器を提供すること。 【構成】 絶縁層７内に埋設された一対の誘導電極５、
６と、誘導電極と絶縁層をはさんで対向する放電電極８
を設け、該一対の誘導電極を負駆動電源、あるいは正駆
動電源で接続した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン発生装置や
帯電装置、あるいはイオン発生装置に用いられるコロナ
放電器に関する。特には、負イオンや正イオンを選択的
に発生可能なコロナ放電器に関する。
帯電装置、あるいはイオン発生装置に用いられるコロナ
放電器に関する。特には、負イオンや正イオンを選択的
に発生可能なコロナ放電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、特開平５−１１６９０６号に開
示された集塵機能をも有するオゾン発生装置の概念を示
す概念図である。このオゾン発生装置は、コロナ放電素
子１００や、負電位駆動電源１０７、集塵電極１０４等
により構成されている。
示された集塵機能をも有するオゾン発生装置の概念を示
す概念図である。このオゾン発生装置は、コロナ放電素
子１００や、負電位駆動電源１０７、集塵電極１０４等
により構成されている。
【０００３】コロナ放電素子１００は、基板（絶縁層）
１０１と、基板１０１の下面に形成された誘導電極１０
２と、基板１０１の上面に形成された放電電極１０３よ
りなる。誘導電極は、リード線１０５により、負電位駆
動電源１０７の零電位側の出力端子１０７ａに接続され
ている。放電電極１０３は、リード線１０６により、負
電位駆動電源１０７の負電位側の出力端子１０７ｂに接
続されている。零電位側の出力端子１０７ａは、接地さ
れており、誘導電極１０２は、実質的に常に零電位に維
持される。
１０１と、基板１０１の下面に形成された誘導電極１０
２と、基板１０１の上面に形成された放電電極１０３よ
りなる。誘導電極は、リード線１０５により、負電位駆
動電源１０７の零電位側の出力端子１０７ａに接続され
ている。放電電極１０３は、リード線１０６により、負
電位駆動電源１０７の負電位側の出力端子１０７ｂに接
続されている。零電位側の出力端子１０７ａは、接地さ
れており、誘導電極１０２は、実質的に常に零電位に維
持される。
【０００４】負電位駆動電源１０７により、負の高圧高
周波電源が放電電極１０３に印加されると、放電電極１
０３と誘導電極１０２との間の電位差に起因して、放電
電極１０３周囲に沿面型のコロナ放電Ｓが生じる。そし
て、放電電極１０３上を通過する空気中の酸素（Ｏ２）
の一部がオゾン（Ｏ３）に変換される。
周波電源が放電電極１０３に印加されると、放電電極１
０３と誘導電極１０２との間の電位差に起因して、放電
電極１０３周囲に沿面型のコロナ放電Ｓが生じる。そし
て、放電電極１０３上を通過する空気中の酸素（Ｏ２）
の一部がオゾン（Ｏ３）に変換される。
【０００５】さらに、放電電極１０３周囲のコロナ放電
域は、負電界プラズマ領域となっていて、正イオンより
も負イオンの方が多く存在する。そのため、この領域の
近傍を通過する空気中に含まれている塵埃ｄは負に帯電
する。
域は、負電界プラズマ領域となっていて、正イオンより
も負イオンの方が多く存在する。そのため、この領域の
近傍を通過する空気中に含まれている塵埃ｄは負に帯電
する。
【０００６】一方、コロナ放電素子１００のコロナ放電
面に対向して、集塵電極１０４が配置されている。集塵
電極１０４は、リード線１０９により、零電位の端子１
０７ａに接続されている。したがって、集塵電極１０４
は、基本的に零電位であり、負に帯電している塵埃ｄか
ら見れば正電位となっているため、集塵ｄは集塵電極１
０４に引き付けられて除塵される。
面に対向して、集塵電極１０４が配置されている。集塵
電極１０４は、リード線１０９により、零電位の端子１
０７ａに接続されている。したがって、集塵電極１０４
は、基本的に零電位であり、負に帯電している塵埃ｄか
ら見れば正電位となっているため、集塵ｄは集塵電極１
０４に引き付けられて除塵される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】特開平５−１１６９０
６号のオゾン発生装置は、オゾンと共に大量の負イオン
を発生させることができる。
６号のオゾン発生装置は、オゾンと共に大量の負イオン
を発生させることができる。
【０００８】しかし、同オゾン発生装置は放電電極を負
電位に、かつ誘導電極を零電位に保つように配線を接続
する必要性があるが、製造上のミスで、放電電極を零電
位に、誘導電極を負電位保つように配線した場合には、
大量の正イオンが発生してしまうこととなる。
電位に、かつ誘導電極を零電位に保つように配線を接続
する必要性があるが、製造上のミスで、放電電極を零電
位に、誘導電極を負電位保つように配線した場合には、
大量の正イオンが発生してしまうこととなる。
【０００９】本発明は、上記製造上のミスが起こらない
コロナ放電器を提供することを目的とする。
コロナ放電器を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るため本発明は、絶縁層内に埋設された一対の誘導電極
と、誘導電極と該絶縁層をはさんで対向する放電電極を
設け、該一対の誘導電極を負駆動電源、あるいは正駆動
電源で接続したことを特徴とする。
るため本発明は、絶縁層内に埋設された一対の誘導電極
と、誘導電極と該絶縁層をはさんで対向する放電電極を
設け、該一対の誘導電極を負駆動電源、あるいは正駆動
電源で接続したことを特徴とする。
【００１１】本発明の構成により、放電電極に駆動電源
を接続せずに一対の誘導電極に駆動電源を接続している
ので、誘導電極の一方を負電位に、他方を零電位にする
ことにより負イオンを発生させることができ、逆に、誘
導電極の一方を正電位に、他方を零電位にすることによ
り正イオンを発生させることができる。
を接続せずに一対の誘導電極に駆動電源を接続している
ので、誘導電極の一方を負電位に、他方を零電位にする
ことにより負イオンを発生させることができ、逆に、誘
導電極の一方を正電位に、他方を零電位にすることによ
り正イオンを発生させることができる。
【００１２】つまり、２つの電極を接続する際の電位の
管理が不要になり、製造上のミスが起こらない。
管理が不要になり、製造上のミスが起こらない。
【００１３】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。
して詳述する。
【００１４】図１は、本発明の１実施例に係わるコロナ
放電器を示す図である。（Ａ）は模式的な平面図であ
り、（Ｂ）はコロナ放電素子の側面図である。このコロ
ナ放電器１は、コロナ放電素子２と駆動電源３から構成
されている。
放電器を示す図である。（Ａ）は模式的な平面図であ
り、（Ｂ）はコロナ放電素子の側面図である。このコロ
ナ放電器１は、コロナ放電素子２と駆動電源３から構成
されている。
【００１５】コロナ放電素子２は基板４上に形成された
一対の誘導電極５、６と絶縁層７をはさんだ誘導電極
５、６と対向する放電電極８と保護層１３を有する。
一対の誘導電極５、６と絶縁層７をはさんだ誘導電極
５、６と対向する放電電極８と保護層１３を有する。
【００１６】基板４は、絶縁性の高いセラミックス焼結
体（アルミナ、ジルコニア等）で作られている。厚さ
は、０．５〜２．０ｍｍ程度で、ドクターブレード法等
により製造される。絶縁層７は、セラミックス等の薄い
（５０〜１０００μｍ）膜である。各電極５、６、８
は、モリブデンやタングステン等の金属メタライズ膜で
あり、スクリーン印刷→焼結により形成される。
体（アルミナ、ジルコニア等）で作られている。厚さ
は、０．５〜２．０ｍｍ程度で、ドクターブレード法等
により製造される。絶縁層７は、セラミックス等の薄い
（５０〜１０００μｍ）膜である。各電極５、６、８
は、モリブデンやタングステン等の金属メタライズ膜で
あり、スクリーン印刷→焼結により形成される。
【００１７】２つの誘導電極５、６がビヤホール１０に
より、左右一対に設けられ、配線９により、一方の誘導
電極５は、アースと、駆動電源３の零電位出力端子１１
に接続され、他方の誘導電極６と駆動電源３の正又は負
電位側出力端子１２に接続されている。
より、左右一対に設けられ、配線９により、一方の誘導
電極５は、アースと、駆動電源３の零電位出力端子１１
に接続され、他方の誘導電極６と駆動電源３の正又は負
電位側出力端子１２に接続されている。
【００１８】上記配線により、一方の誘導電極を正電位
に、他方を零電位にすると、正イオンが、一方の誘導電
極を負電位に、他方を零電位にすると、負イオンが多く
生成される。
に、他方を零電位にすると、正イオンが、一方の誘導電
極を負電位に、他方を零電位にすると、負イオンが多く
生成される。
【００１９】上記現象が起きるのは、以下のように推測
される。一方の誘導電極５を、アースと、駆動電源３の
零電位出力端子１１に接続し、他方の誘導電極６と駆動
電源３の負電位側出力端子１２に接続した場合、放電電
極８近傍の電位は負電位にバイアスされている。よっ
て、放電によって生成された正負両極性のイオンのう
ち、正イオンは負電位になっている放電電極８にクーロ
ン力により補集され、逆に負イオンは反発し放出され
る。よって、負の空気イオンが多く空気中に生成され
る。尚、誘導電極６を、アースと、駆動電源３の零電位
出力端子１１に接続し、誘導電極５と駆動電源３の負電
位側出力端子１２に接続した場合も同様な現象が起き
る。
される。一方の誘導電極５を、アースと、駆動電源３の
零電位出力端子１１に接続し、他方の誘導電極６と駆動
電源３の負電位側出力端子１２に接続した場合、放電電
極８近傍の電位は負電位にバイアスされている。よっ
て、放電によって生成された正負両極性のイオンのう
ち、正イオンは負電位になっている放電電極８にクーロ
ン力により補集され、逆に負イオンは反発し放出され
る。よって、負の空気イオンが多く空気中に生成され
る。尚、誘導電極６を、アースと、駆動電源３の零電位
出力端子１１に接続し、誘導電極５と駆動電源３の負電
位側出力端子１２に接続した場合も同様な現象が起き
る。
【発明の効果】本発明によれば、正あるいは負駆動電源
に接続される電極が一対の誘導電極であるので、電気的
に区別がなく、一対の誘導電極のどちらを正あるいは負
電位にしても同じ結果、つまり、一方を負電位、他方を
零電位にすると、負イオンが、一方を正電位、他方を零
電位にすると、正イオンを生成することができる。
に接続される電極が一対の誘導電極であるので、電気的
に区別がなく、一対の誘導電極のどちらを正あるいは負
電位にしても同じ結果、つまり、一方を負電位、他方を
零電位にすると、負イオンが、一方を正電位、他方を零
電位にすると、正イオンを生成することができる。
【図１】図１は、本発明の１実施例に係わるコロナ放電
器を示す図である。（Ａ）は模式的な平面図であり、
（Ｂ）はコロナ放電素子の側面図である。
器を示す図である。（Ａ）は模式的な平面図であり、
（Ｂ）はコロナ放電素子の側面図である。
【図２】特開平５−１１６９０６号に開示された集塵機
能をも有するオゾン発生装置の概要を示す斜視図であ
る。
能をも有するオゾン発生装置の概要を示す斜視図であ
る。
１：コロナ放電器 ２：コロナ放電素
子 ３：駆動電源 ４：基板 ５、６：誘導電極 ７：絶縁層 ８：放電電極 ９：配線 １０：ビアホール １１：零電位側出
力端子 １２：負電位側出力端子 １３：保護層
子 ３：駆動電源 ４：基板 ５、６：誘導電極 ７：絶縁層 ８：放電電極 ９：配線 １０：ビアホール １１：零電位側出
力端子 １２：負電位側出力端子 １３：保護層
Claims (3)
- 【請求項１】絶縁層内に埋設された一対の誘導電極と、
誘導電極と該絶縁層をはさんで対向する放電電極を設
け、該一対の誘導電極を負駆動電源、あるいは正駆動電
源で接続したことを特徴とするコロナ放電器。 - 【請求項２】上記負駆動電源は、一対の誘導電極の一方
を負電位に、他方を零電位により構成される請求項１に
記載のコロナ放電器。 - 【請求項３】上記正駆動電源は、一対の誘導電極の一方
を正電位に、他方を零電位により構成される請求項１に
記載のコロナ放電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20875196A JPH1022055A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | コロナ放電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20875196A JPH1022055A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | コロナ放電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1022055A true JPH1022055A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16561485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20875196A Pending JPH1022055A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | コロナ放電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1022055A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017978A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de purification de l'air et generateur d'ions utilise pour ce dispositif |
| KR100648944B1 (ko) | 2005-06-22 | 2006-11-27 | 삼성전자주식회사 | 이온발생기의 전원제어장치 및 그 방법 |
| KR100725807B1 (ko) | 2004-07-27 | 2007-06-08 | 삼성전자주식회사 | 이온 발생장치 및 이를 구비한 공기청정기 |
| CN102255248A (zh) * | 2007-08-06 | 2011-11-23 | 夏普株式会社 | 离子产生元件、带电装置、图像形成装置 |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP20875196A patent/JPH1022055A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017978A1 (fr) * | 2000-08-28 | 2002-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif de purification de l'air et generateur d'ions utilise pour ce dispositif |
| US7040101B2 (en) | 2000-08-28 | 2006-05-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Air refining device and ion generator used for the device |
| US7312973B2 (en) | 2000-08-28 | 2007-12-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Air conditioning apparatus and ion generating device for use therein |
| KR100725807B1 (ko) | 2004-07-27 | 2007-06-08 | 삼성전자주식회사 | 이온 발생장치 및 이를 구비한 공기청정기 |
| KR100648944B1 (ko) | 2005-06-22 | 2006-11-27 | 삼성전자주식회사 | 이온발생기의 전원제어장치 및 그 방법 |
| CN102255248A (zh) * | 2007-08-06 | 2011-11-23 | 夏普株式会社 | 离子产生元件、带电装置、图像形成装置 |
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