JPH10217490A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH10217490A JPH10217490A JP2458297A JP2458297A JPH10217490A JP H10217490 A JPH10217490 A JP H10217490A JP 2458297 A JP2458297 A JP 2458297A JP 2458297 A JP2458297 A JP 2458297A JP H10217490 A JPH10217490 A JP H10217490A
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- Japan
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- wiper
- ink
- nozzle surface
- carriage
- recording head
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイパーがノズル面を拭うことでノズル面を
クリーニングするインクジェット記録装置において、ク
リーニング効果が低下しないように、ワイパーを常にき
れいな状態に保つ。 【解決手段】 インクを吐出する記録ヘッドを搭載した
キャリッジを非記録領域で移動走査させることで、記録
ヘッドのノズル面を摺接クリーニングするワイパーと、
前記ワイパーをクリーニングするための第２除去部材を
備えたインクジェット記録装置において、前記第２除去
部材を交換式のインクカートリッジに設けた。
クリーニングするインクジェット記録装置において、ク
リーニング効果が低下しないように、ワイパーを常にき
れいな状態に保つ。 【解決手段】 インクを吐出する記録ヘッドを搭載した
キャリッジを非記録領域で移動走査させることで、記録
ヘッドのノズル面を摺接クリーニングするワイパーと、
前記ワイパーをクリーニングするための第２除去部材を
備えたインクジェット記録装置において、前記第２除去
部材を交換式のインクカートリッジに設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置における記録ヘッドのノズル面のクリーニング手段
に関するものである。
装置における記録ヘッドのノズル面のクリーニング手段
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】記録ヘッドの側方に、ワイパーに摺接し
てそのワイパーをクリーニングするための固定の第２除
去部材を設け、ワイパーが、キャリッジの移動走査で第
２除去部材にクリーニングされた後に記録ヘッドをクリ
ーニングするというインクジェットヘッド記録装置は特
公平４−７７６７０に示されている。
てそのワイパーをクリーニングするための固定の第２除
去部材を設け、ワイパーが、キャリッジの移動走査で第
２除去部材にクリーニングされた後に記録ヘッドをクリ
ーニングするというインクジェットヘッド記録装置は特
公平４−７７６７０に示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】第２除去部材の目的
は、記録ヘッドのノズル面を拭った後の汚れたワイパー
を再度使用していくと、ノズル面を拭う時にワイパーに
付着して増粘したインクを付着させてしまい、クリーニ
ング効果が低下するので、ワイパー自体をクリーニング
することである。クリーニング効果の低下によって、記
録ヘッドの正常な印字動作が維持できなくなったり、記
録ヘッドの信頼性が低下したりする。しかしその第２除
去部材が固定部材である場合、ワイパーに付着していた
インクが第２除去部材に付着し、そこで増粘したインク
がワイパーに再度付着し、そのワイパーでノズル面を拭
ってしまえば結局クリーニング効果は低下する。特にイ
ンクを顔料系のものにした場合、第２除去部材に累積・
付着していく分散材のポリマーの膜・顔料成分はクリー
ニング効果を著しく低下させる。つまり固定式の第２除
去部材は、クリーニング効果が低下する時間を延ばす効
果しかない。
は、記録ヘッドのノズル面を拭った後の汚れたワイパー
を再度使用していくと、ノズル面を拭う時にワイパーに
付着して増粘したインクを付着させてしまい、クリーニ
ング効果が低下するので、ワイパー自体をクリーニング
することである。クリーニング効果の低下によって、記
録ヘッドの正常な印字動作が維持できなくなったり、記
録ヘッドの信頼性が低下したりする。しかしその第２除
去部材が固定部材である場合、ワイパーに付着していた
インクが第２除去部材に付着し、そこで増粘したインク
がワイパーに再度付着し、そのワイパーでノズル面を拭
ってしまえば結局クリーニング効果は低下する。特にイ
ンクを顔料系のものにした場合、第２除去部材に累積・
付着していく分散材のポリマーの膜・顔料成分はクリー
ニング効果を著しく低下させる。つまり固定式の第２除
去部材は、クリーニング効果が低下する時間を延ばす効
果しかない。
【０００４】この発明の目的は、ワイパーがノズル面を
拭う際のクリーニング効果が低下しないインクジェット
記録装置を提供することである。
拭う際のクリーニング効果が低下しないインクジェット
記録装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインクジェット記録装置は、下記の構成を採
用する。インクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリ
ッジを非記録領域で移動走査させることで、記録ヘッド
のノズル面を摺接クリーニングするワイパーと、そのワ
イパーをクリーニングするための第２除去部材を備え、
前記第２除去部材を交換式のインクカートリッジに設け
た。
の本発明のインクジェット記録装置は、下記の構成を採
用する。インクを吐出する記録ヘッドを搭載したキャリ
ッジを非記録領域で移動走査させることで、記録ヘッド
のノズル面を摺接クリーニングするワイパーと、そのワ
イパーをクリーニングするための第２除去部材を備え、
前記第２除去部材を交換式のインクカートリッジに設け
た。
【０００６】
【０００７】図１は同インクジェット記録装置の印字回
復装置の部分の斜視図、図２は交換式インクカートリッ
ジの斜視図である。以下これらの図を用いてインクジェ
ット記録装置の概要構成を説明する。キャリッジシャフ
ト１１３に沿って移動するキャリッジ１１０上に記録ヘ
ッド１１１が搭載されている。キャリッジのホーム位置
ＨＰ（図示の例では位置記録面の左側）には印字回復装
置１２０が設けられている。
復装置の部分の斜視図、図２は交換式インクカートリッ
ジの斜視図である。以下これらの図を用いてインクジェ
ット記録装置の概要構成を説明する。キャリッジシャフ
ト１１３に沿って移動するキャリッジ１１０上に記録ヘ
ッド１１１が搭載されている。キャリッジのホーム位置
ＨＰ（図示の例では位置記録面の左側）には印字回復装
置１２０が設けられている。
【０００８】この印字回復装置１２０は主に、記録ヘッ
ド１１１に対し進退駆動され前進位置で記録ヘッドのノ
ズル面１１２（インク吐出口を形成した面）を密閉する
キャップ１２１と、キャップ１２１を取り付けたキャッ
プホルダ１２２に設けられた吸引用チューブ１２３を通
してノズルからインクを吸引するポンプ（図示せず）
と、キャップ１２１の側面に設けた記録ヘッドのノズル
面１１２を拭うための可撓性のワイパー１２４とで構成
されている。 キャップ１２１は、キャップホルダ１２
２を偏心カム１２６によって前進後退させることで進退
動作を制御する。またワイパー１２４は、偏心カム１２
６の回転軸であるカムシャフト１２７に、ワイパー１２
４をアームの先端に取り付けたワイパーホルダ１２５を
固定取り付けすることで、カムシャフト１２７の回転に
伴いワイパーホルダ１２５も回転して動作される。これ
らワイパーとキャップは、同一のカムシャフト１２７に
取り付けることによって、お互いの前進後退のタイミン
グをとっているのである。
ド１１１に対し進退駆動され前進位置で記録ヘッドのノ
ズル面１１２（インク吐出口を形成した面）を密閉する
キャップ１２１と、キャップ１２１を取り付けたキャッ
プホルダ１２２に設けられた吸引用チューブ１２３を通
してノズルからインクを吸引するポンプ（図示せず）
と、キャップ１２１の側面に設けた記録ヘッドのノズル
面１１２を拭うための可撓性のワイパー１２４とで構成
されている。 キャップ１２１は、キャップホルダ１２
２を偏心カム１２６によって前進後退させることで進退
動作を制御する。またワイパー１２４は、偏心カム１２
６の回転軸であるカムシャフト１２７に、ワイパー１２
４をアームの先端に取り付けたワイパーホルダ１２５を
固定取り付けすることで、カムシャフト１２７の回転に
伴いワイパーホルダ１２５も回転して動作される。これ
らワイパーとキャップは、同一のカムシャフト１２７に
取り付けることによって、お互いの前進後退のタイミン
グをとっているのである。
【０００９】ワイパー１２４は、ゴムやプラスチックシ
ールなどから成る可撓性のブレードで、ワイパーホルダ
１２５のアームがノズル面方向に垂直になった位置（ワ
イパー１２４の先端エッジ部の長手方向の稜線がノズル
面１１２に対して平行になる位置）をクリーニング位置
とし、この位置でワイパー１２４の長さが、ノズル面１
１２と１〜３ｍｍ程度オーバーラップする長さに設定さ
れている。
ールなどから成る可撓性のブレードで、ワイパーホルダ
１２５のアームがノズル面方向に垂直になった位置（ワ
イパー１２４の先端エッジ部の長手方向の稜線がノズル
面１１２に対して平行になる位置）をクリーニング位置
とし、この位置でワイパー１２４の長さが、ノズル面１
１２と１〜３ｍｍ程度オーバーラップする長さに設定さ
れている。
【００１０】また、プラスチックの成型品の容器で、前
面に第２除去部材１０２を具備している交換式のインク
カートリッジ１００を、印字回復装置１２０の奥側のカ
ートリッジホルダ１０３に装着する。カートリッジ内の
インクはインク供給口１０４よりインク供給チューブ１
１４を通って記録ヘッド１１１に供給される。インクカ
ートリッジ１００の取り付けの位置関係は、カートリッ
ジホルダ１０３への装着によって、前面の第２除去部材
１０１の中央に設けた切り込み１０２が、ワイパー１２
４のブレードの回転平面と合うようになっている。つま
りワイパー１２４は、カムシャフト１２７をクリーニン
グ位置からインクカートリッジ１００の方向に回転させ
ると、インクカートリッジの側面に設けた第２除去部材
１０１の中央部の切り込み１０２より第２除去部材の間
に入り込み、挟まれた状態（以下、第２除去位置）にな
る。この位置で第２除去部材１０１はワイパー１２４の
先端より１〜３ｍｍオーバーラップするようにしてあ
る。
面に第２除去部材１０２を具備している交換式のインク
カートリッジ１００を、印字回復装置１２０の奥側のカ
ートリッジホルダ１０３に装着する。カートリッジ内の
インクはインク供給口１０４よりインク供給チューブ１
１４を通って記録ヘッド１１１に供給される。インクカ
ートリッジ１００の取り付けの位置関係は、カートリッ
ジホルダ１０３への装着によって、前面の第２除去部材
１０１の中央に設けた切り込み１０２が、ワイパー１２
４のブレードの回転平面と合うようになっている。つま
りワイパー１２４は、カムシャフト１２７をクリーニン
グ位置からインクカートリッジ１００の方向に回転させ
ると、インクカートリッジの側面に設けた第２除去部材
１０１の中央部の切り込み１０２より第２除去部材の間
に入り込み、挟まれた状態（以下、第２除去位置）にな
る。この位置で第２除去部材１０１はワイパー１２４の
先端より１〜３ｍｍオーバーラップするようにしてあ
る。
【００１１】第２除去部材１０１はスポンジ、フェルト
などのインク吸収体で形成されており、固定板１０６に
よってインクカートリッジの前面に取り付けられる。ま
た、中央部の切り込み部１０２の上下面は、ワイパー１
２４が入り込みやすいように面取りされている。材質に
インク吸収体を用い、その吸収体の間にワイパーを入り
込ませるという構造にすることによって、ワイパーにつ
いたインク滴を、吸収と拭い払いの２重の動作で除去す
る事になり、確実にワイパー表面を清浄化することがで
きる。
などのインク吸収体で形成されており、固定板１０６に
よってインクカートリッジの前面に取り付けられる。ま
た、中央部の切り込み部１０２の上下面は、ワイパー１
２４が入り込みやすいように面取りされている。材質に
インク吸収体を用い、その吸収体の間にワイパーを入り
込ませるという構造にすることによって、ワイパーにつ
いたインク滴を、吸収と拭い払いの２重の動作で除去す
る事になり、確実にワイパー表面を清浄化することがで
きる。
【００１２】固定板１０６は、インクカートリッジ１０
０の側面に設けられた位置決めピン１０５と勘合する穴
を設けてあり、勘合後ピンと接着又は溶着され固定され
る。また固定板１０６はインクカートリッジ１００に取
り付けられた状態では、ワイパーが第２除去部材中央の
切り込み１０２に入り込んでくるのに必要な隙間を残
し、第２除去部材１０２を覆い隠すような構造をしてい
る。これは固定の役割と共に、インクカートリッジ１０
０の交換時、ユーザーが汚れた第２除去部材にふれてし
まい、手や服を汚してしまうことを防止するガードの役
割も持つ。
０の側面に設けられた位置決めピン１０５と勘合する穴
を設けてあり、勘合後ピンと接着又は溶着され固定され
る。また固定板１０６はインクカートリッジ１００に取
り付けられた状態では、ワイパーが第２除去部材中央の
切り込み１０２に入り込んでくるのに必要な隙間を残
し、第２除去部材１０２を覆い隠すような構造をしてい
る。これは固定の役割と共に、インクカートリッジ１０
０の交換時、ユーザーが汚れた第２除去部材にふれてし
まい、手や服を汚してしまうことを防止するガードの役
割も持つ。
【００１３】次に上記構成の動作を説明する。キャリッ
ジ１１０が印字面１５０から印字回復装置１２０のホー
ム位置ＨＰに来るとき、キャップ１２１は後退した状態
で、ワイパー１２４は非クリーニング位置にある。ホー
ム位置ＨＰにキャリッジ１１０が来るとモータ（図示せ
ず）の動力で偏心カム１２６を回転し、キャップ１２１
を前進させノズル面１１２を密閉する。次いで、吸引ポ
ンプ（図示せず）を駆動し、キャップホルダ１２２に設
けられた吸引チューブ１２３より記録ヘッド内のインク
を吸引する。吸引動作は、記録ヘッド１１１へのインク
充填、印字動作によりヘッド内に混入した気泡の除去な
どを目的で行う。インク吸引動作が完了すると再び偏心
カム１２６を回転し、キャップ１２１を後退させる。こ
の時のキャップ１２１の後退のためのカムシャフト１２
７の回転でワイパー１２４はクリーニング位置に来るよ
うにしておく。次いでこの状態でキャリッジ１１０をホ
ーム位置ＨＰから印字面方向（図では右側）に移動させ
る。その際ノズル面１１２がワイパー１２４上を通過す
ることによってノズル面１１２が抜き払われ、インク吸
引時にノズル面に付着したインク滴が拭い取られてきれ
いになる。キャリッジ１１０がワイパー１２４を通過し
た後、更にカムシャフト１２７を回転しワイパー１２４
を第２除去位置にする。（その時キャップ１２１は後退
している）そこでノズル面１１２をクリーニングした際
にワイパーに付着したインク滴を第２除去部材１０１に
吸収させる。キャリッジ１１０はその後、印字信号が有
ればそのまま印字面１５０へ移動し印字動作を行い、印
字信号が無ければホーム位置ＨＰに戻る。キャリッジ１
１０がホーム位置ＨＰに来ると、再びキャップ１２１を
前進させノズル面１１２を密閉し、印字信号が来るまで
待機する。
ジ１１０が印字面１５０から印字回復装置１２０のホー
ム位置ＨＰに来るとき、キャップ１２１は後退した状態
で、ワイパー１２４は非クリーニング位置にある。ホー
ム位置ＨＰにキャリッジ１１０が来るとモータ（図示せ
ず）の動力で偏心カム１２６を回転し、キャップ１２１
を前進させノズル面１１２を密閉する。次いで、吸引ポ
ンプ（図示せず）を駆動し、キャップホルダ１２２に設
けられた吸引チューブ１２３より記録ヘッド内のインク
を吸引する。吸引動作は、記録ヘッド１１１へのインク
充填、印字動作によりヘッド内に混入した気泡の除去な
どを目的で行う。インク吸引動作が完了すると再び偏心
カム１２６を回転し、キャップ１２１を後退させる。こ
の時のキャップ１２１の後退のためのカムシャフト１２
７の回転でワイパー１２４はクリーニング位置に来るよ
うにしておく。次いでこの状態でキャリッジ１１０をホ
ーム位置ＨＰから印字面方向（図では右側）に移動させ
る。その際ノズル面１１２がワイパー１２４上を通過す
ることによってノズル面１１２が抜き払われ、インク吸
引時にノズル面に付着したインク滴が拭い取られてきれ
いになる。キャリッジ１１０がワイパー１２４を通過し
た後、更にカムシャフト１２７を回転しワイパー１２４
を第２除去位置にする。（その時キャップ１２１は後退
している）そこでノズル面１１２をクリーニングした際
にワイパーに付着したインク滴を第２除去部材１０１に
吸収させる。キャリッジ１１０はその後、印字信号が有
ればそのまま印字面１５０へ移動し印字動作を行い、印
字信号が無ければホーム位置ＨＰに戻る。キャリッジ１
１０がホーム位置ＨＰに来ると、再びキャップ１２１を
前進させノズル面１１２を密閉し、印字信号が来るまで
待機する。
【００１４】ここで、第２除去部材を固定のものとした
場合、マシン寿命が来るまで繰り返し使用しなければな
らないためインク吸収体の大きさは、それまで使用して
も吸収体がインクで飽和しないように大きくしなければ
ならない。また、繰り返しの使用で、第２除去部材内の
インクが増粘し、インクの吸収の効果が薄れたり、かえ
ってワイパーに増粘インクを付着させてしまって記録ヘ
ッドのクリーニング効果が劣化させたりする。一方、本
案の場合、第２除去部材はインクカートリッジの交換と
共に新しいものに交換されるため、常に良好なインクの
吸収性を保て、ワイパーの清浄化ができるので、記録ヘ
ッドのクリーニング効果が劣化しない。また、第２除去
部材の使用期間も、１つのインクカートリッジを使い終
わるまでで、その間に吸収するインク量のみを考えれば
よいので、大きさも固定式のものより大幅に小型化でき
る。
場合、マシン寿命が来るまで繰り返し使用しなければな
らないためインク吸収体の大きさは、それまで使用して
も吸収体がインクで飽和しないように大きくしなければ
ならない。また、繰り返しの使用で、第２除去部材内の
インクが増粘し、インクの吸収の効果が薄れたり、かえ
ってワイパーに増粘インクを付着させてしまって記録ヘ
ッドのクリーニング効果が劣化させたりする。一方、本
案の場合、第２除去部材はインクカートリッジの交換と
共に新しいものに交換されるため、常に良好なインクの
吸収性を保て、ワイパーの清浄化ができるので、記録ヘ
ッドのクリーニング効果が劣化しない。また、第２除去
部材の使用期間も、１つのインクカートリッジを使い終
わるまでで、その間に吸収するインク量のみを考えれば
よいので、大きさも固定式のものより大幅に小型化でき
る。
【００１５】図３、図４、図５は本発明のインクジェッ
ト記録装置の他の実施例を示した図であり、図３は印字
回復装置の部分の断面図、図４は同部分の斜視図、図５
は交換型のインクカートリッジの斜視図である。以下こ
れらの図を用いてインクジェット記録装置の概要構成を
説明する。キャリッジシャフト２１３に沿って移動する
キャリッジ２１０上に記録ヘッド２１１が搭載されてい
る。キャリッジ上には交換型インクカートリッジ２００
が搭載され記録ヘッド２１１と共に移動する。キャリッ
ジのホーム位置ＨＰ（図示の例では記録面の左側）には
印字回復装置２２０が設けられている。
ト記録装置の他の実施例を示した図であり、図３は印字
回復装置の部分の断面図、図４は同部分の斜視図、図５
は交換型のインクカートリッジの斜視図である。以下こ
れらの図を用いてインクジェット記録装置の概要構成を
説明する。キャリッジシャフト２１３に沿って移動する
キャリッジ２１０上に記録ヘッド２１１が搭載されてい
る。キャリッジ上には交換型インクカートリッジ２００
が搭載され記録ヘッド２１１と共に移動する。キャリッ
ジのホーム位置ＨＰ（図示の例では記録面の左側）には
印字回復装置２２０が設けられている。
【００１６】この印字回復装置２２０は、記録ヘッド２
１１に対し進退駆動され前進位置で記録ヘッドのノズル
面２１２（インク吐出口を形成した面）を密閉するキャ
ップ２２１と、キャップ２２１を取り付けるキャップホ
ルダ２２２に設けられた吸引チューブ２２３を通して、
ノズルからインクを吸引するポンプ（図示せず）と、前
記キャップ２２１の側面に設けられた、記録ヘッドのノ
ズル面２１２を拭うための可撓性のワイパー２２４とで
構成されている。キャップ２２１及びワイパー２２４
は、それらを取り付けるキャップホルダ２２２及びワイ
パーホルダ２２５を偏心カム２２６によって前進後退さ
せることで、ノズル面２１２に対し垂直に前進後退す
る。また、キャップ制御用の偏心カムとワイパー制御用
の偏心カムを、同一のカムシャフト２２７に取り付ける
ことによって、お互いの前進後退のタイミングをとって
いる。
１１に対し進退駆動され前進位置で記録ヘッドのノズル
面２１２（インク吐出口を形成した面）を密閉するキャ
ップ２２１と、キャップ２２１を取り付けるキャップホ
ルダ２２２に設けられた吸引チューブ２２３を通して、
ノズルからインクを吸引するポンプ（図示せず）と、前
記キャップ２２１の側面に設けられた、記録ヘッドのノ
ズル面２１２を拭うための可撓性のワイパー２２４とで
構成されている。キャップ２２１及びワイパー２２４
は、それらを取り付けるキャップホルダ２２２及びワイ
パーホルダ２２５を偏心カム２２６によって前進後退さ
せることで、ノズル面２１２に対し垂直に前進後退す
る。また、キャップ制御用の偏心カムとワイパー制御用
の偏心カムを、同一のカムシャフト２２７に取り付ける
ことによって、お互いの前進後退のタイミングをとって
いる。
【００１７】ワイパー２２４は、前進した位置におい
て、記録ヘッドのノズル面２１２と１〜３ｍｍ程度オー
バーラップする長さに設定されている。
て、記録ヘッドのノズル面２１２と１〜３ｍｍ程度オー
バーラップする長さに設定されている。
【００１８】記録ヘッド上に搭載するインクカートリッ
ジ２００の左側面に、第２除去部材２０１が固定板２０
６によって取り付けられている。取り付けはインクカー
トリッジ側面に設けた位置決めピン２０５と、第２除去
部材および取り付け板に設けた穴を勘合させた後接着に
よって固定する。
ジ２００の左側面に、第２除去部材２０１が固定板２０
６によって取り付けられている。取り付けはインクカー
トリッジ側面に設けた位置決めピン２０５と、第２除去
部材および取り付け板に設けた穴を勘合させた後接着に
よって固定する。
【００１９】第２除去部材２０１はスポンジ、フェルト
などからなるインク吸収体のブレードであり、インクカ
ートリッジ２００をキャリッジ２１０に装着状態で、ノ
ズル面２１２とほぼ同面となるように先端までの長さを
設定している。
などからなるインク吸収体のブレードであり、インクカ
ートリッジ２００をキャリッジ２１０に装着状態で、ノ
ズル面２１２とほぼ同面となるように先端までの長さを
設定している。
【００２０】次に上記構成の動作を説明する。キャリッ
ジ２１０が印字面２５０から印字回復装置２２０のホー
ム位置ＨＰに来るとき、キャップ２２１及びワイパー２
２４は後退した状態である。ホーム位置ＨＰにキャリッ
ジ２１０が来るとモータ（図示せず）の動力で偏心カム
２２６を回転しキャップ２２１を前進させノズル面２１
２を密閉する。次いで、吸引ポンプ（図示せず）を駆動
し、キャップホルダ２２２に設けられた吸引チューブ２
２３より記録ヘッド内のインクを吸引する。吸引によっ
て、記録ヘッド２１１へのインク充填、印字動作により
ヘッド内に混入した気泡の除去などを行う。インク吸引
動作が完了すると再び偏心カム２２６を回転しキャップ
２２１を後退させる。この時ワイパー用の偏心カムは前
進するような形状にしておき、キャップ２２１の後退と
ともにワイパー２２４は前進させる。次いでこの状態で
キャリッジ２１０をホーム位置ＨＰから印字面方向２５
０（図では右側）に移動させる。その際記録ヘッドのノ
ズル面２１２がワイパー２２４上を通過することによっ
てノズル面２１２が抜き払われ、インク吸引時にノズル
面に付着したインク的が拭い取られてきれいになる。更
にキャリッジ２１０を印字方面（右側）に移動させる
と、第２除去部材２０１がワイパー２２４上を通過す
る。第２除去部材２０１の先端はノズル面２１２とほぼ
同面としてあるので、ワイパー２２４はノズル面の時と
同じように第２除去部材２０１と接触する。その際、ノ
ズル面をクリーニングした際にワイパーに付着したイン
ク滴は第２除去部材２０１に吸収される。キャリッジ２
１０がワイパー２２４を通過した後、更に偏心カム２２
６を回転し、キャップ２２１及びワイパー２２４が後退
した状態にしておく。キャリッジ２１０はその後、印字
信号が有ればそのまま印字面２５０へ移動し印字動作を
行い、印字信号が無ければホーム位置ＨＰに戻る。キャ
リッジがホーム位置ＨＰに来ると、再びキャップ２２１
を前進させノズル面２１２を密閉し、印字信号が来るま
で待機する。
ジ２１０が印字面２５０から印字回復装置２２０のホー
ム位置ＨＰに来るとき、キャップ２２１及びワイパー２
２４は後退した状態である。ホーム位置ＨＰにキャリッ
ジ２１０が来るとモータ（図示せず）の動力で偏心カム
２２６を回転しキャップ２２１を前進させノズル面２１
２を密閉する。次いで、吸引ポンプ（図示せず）を駆動
し、キャップホルダ２２２に設けられた吸引チューブ２
２３より記録ヘッド内のインクを吸引する。吸引によっ
て、記録ヘッド２１１へのインク充填、印字動作により
ヘッド内に混入した気泡の除去などを行う。インク吸引
動作が完了すると再び偏心カム２２６を回転しキャップ
２２１を後退させる。この時ワイパー用の偏心カムは前
進するような形状にしておき、キャップ２２１の後退と
ともにワイパー２２４は前進させる。次いでこの状態で
キャリッジ２１０をホーム位置ＨＰから印字面方向２５
０（図では右側）に移動させる。その際記録ヘッドのノ
ズル面２１２がワイパー２２４上を通過することによっ
てノズル面２１２が抜き払われ、インク吸引時にノズル
面に付着したインク的が拭い取られてきれいになる。更
にキャリッジ２１０を印字方面（右側）に移動させる
と、第２除去部材２０１がワイパー２２４上を通過す
る。第２除去部材２０１の先端はノズル面２１２とほぼ
同面としてあるので、ワイパー２２４はノズル面の時と
同じように第２除去部材２０１と接触する。その際、ノ
ズル面をクリーニングした際にワイパーに付着したイン
ク滴は第２除去部材２０１に吸収される。キャリッジ２
１０がワイパー２２４を通過した後、更に偏心カム２２
６を回転し、キャップ２２１及びワイパー２２４が後退
した状態にしておく。キャリッジ２１０はその後、印字
信号が有ればそのまま印字面２５０へ移動し印字動作を
行い、印字信号が無ければホーム位置ＨＰに戻る。キャ
リッジがホーム位置ＨＰに来ると、再びキャップ２２１
を前進させノズル面２１２を密閉し、印字信号が来るま
で待機する。
【００２１】この実施例でも、第２除去部材はインクカ
ートリッジの交換と共に新しいものに交換されるため、
常に良好なインクの吸収性を保て、ワイパーの清浄化が
できるので、記録ヘッドのクリーニング効果が劣化しな
い。また、第２除去部材の使用期間も、１つのインクカ
ートリッジを使い終わるまでで、その間に吸収するイン
ク量のみを考えればよいので小型化することができる。
ートリッジの交換と共に新しいものに交換されるため、
常に良好なインクの吸収性を保て、ワイパーの清浄化が
できるので、記録ヘッドのクリーニング効果が劣化しな
い。また、第２除去部材の使用期間も、１つのインクカ
ートリッジを使い終わるまでで、その間に吸収するイン
ク量のみを考えればよいので小型化することができる。
【００２２】
【発明の効果】この発明によれば、ワイパーがノズル面
を拭う際のクリーニング効果が低下せず、記録ヘッドは
安定な印字動作を維持することができる。
を拭う際のクリーニング効果が低下せず、記録ヘッドは
安定な印字動作を維持することができる。
【図１】本発明の実施例のインクジェット記録装置の印
字回復装置を表す斜視図。
字回復装置を表す斜視図。
【図２】本発明の実施例のインクカートリッジを表す斜
視図。
視図。
【図３】本発明の他の実施例のインクジェット記録装置
の印字回復装置を表す断面図。
の印字回復装置を表す断面図。
【図４】本発明の他の実施例のインクジェット記録装置
の印字回復装置を表す斜視図。
の印字回復装置を表す斜視図。
【図５】本発明の他の実施例のインクカートリッジを表
す斜視図。
す斜視図。
ＨＰ キャリッジホーム位置 １００ インクカートリッジ １０１ 第２除去部材 １０６ 固定板 １１０ キャリッジ １１１ 記録ヘッド １１２ ノズル面 １２０ 印字回復装置 １２１ キャップ １２２ キャップホルダ １２４ ワイパー １２５ ワイパーホルダ １２６ 偏心カム １２７ カムシャフト １５０ 印字面
Claims (2)
- 【請求項１】インクを吐出する記録ヘッドを搭載したキ
ャリッジを非記録領域で移動走査させることで、記録ヘ
ッドのノズル面を摺接クリーニングするワイパーと、前
記ワイパーをクリーニングするための第２除去部材を備
えたインクジェット機録装置において、前記第２除去部
材を交換式のインクカートリッジに設けたことを特徴と
するインクジェット記録装置。 - 【請求項２】ワイパーをクリーニングするための第２除
去部材に、インク吸収体を用いたことを特徴とする請求
項１に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2458297A JPH10217490A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2458297A JPH10217490A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10217490A true JPH10217490A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12142166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2458297A Pending JPH10217490A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10217490A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100481509B1 (ko) * | 2001-11-13 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터의 메인터넌스 장치 |
| CN103223780A (zh) * | 2013-05-15 | 2013-07-31 | 济南优诺思喷印设备有限公司 | 打印机喷头清洗保湿装置 |
| JP2016068500A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
| JP2016068493A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
| JP2016068501A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
| US9517629B2 (en) | 2014-09-30 | 2016-12-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid discharge apparatus with wiper cleaner |
| JP2017189958A (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置および印刷装置の制御方法 |
| JP2021006388A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インクジェットプリンター |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2458297A patent/JPH10217490A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100481509B1 (ko) * | 2001-11-13 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터의 메인터넌스 장치 |
| CN103223780A (zh) * | 2013-05-15 | 2013-07-31 | 济南优诺思喷印设备有限公司 | 打印机喷头清洗保湿装置 |
| JP2016068500A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
| JP2016068493A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
| JP2016068501A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
| US9517629B2 (en) | 2014-09-30 | 2016-12-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid discharge apparatus with wiper cleaner |
| JP2017189958A (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置および印刷装置の制御方法 |
| JP2021006388A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-21 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インクジェットプリンター |
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