JP4019629B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術の分野】
本発明は、記録用紙の幅方向に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに一致してインク滴を記録用紙に噴射して画像を形成するインクジェット記録装置、より詳細には記録ヘッドに付着した異物を除去するクリーニング用ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置は、インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェット記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に対応して記録ヘッドの微小口径のノズル開口から記録用紙にインク滴を吐出させて記録を行うように構成されている。
【0003】
このように微小口径のノズル開口からインク滴を吐出させる関係上、インクを構成する溶媒の乾燥により簡単に目詰まりが生じ、印字品質に低下を来したり、また印刷が不可能な状態に陥る。このような問題を緩和するため、通常、インクジェット記録装置には、記録ヘッドからインクを強制的に吸引排出させ、その後にゴムなどの弾性板からなるブレードによりワイピングを行うことが行われている。
このようなブレードとしては、特開平6-8462号公報に見られるように、ノズルプレートに弾接する先端領域を円弧状に形成したものや、また特開平10-235883号公報に見られるようにナイフエッジ状に形成して掻取り性能を向上したものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前者のものにあっては、ブレード本体部を弾性変形させた状態でノズルプレートに当接させれば、一定の払拭性能を得ることができる反面、ノズルプレートに当接する先端領域の断面積が大きく、剛性が高くなるため、微小なノズル開口の近傍に確実に密着させることが困難で、払拭性能に不満が残るという問題がある。
また後者のものにあってはノズルプレートに当接する領域の剛性が低いため、ノズル開口近傍に確実に当接させることができるものの、エッジ部先端をノズルプレートに当接せるためにノズルプレートに対する位置を厳重に管理する必要があるという問題を抱えている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであってその目的とするところは、ノズル開口の近傍に堆積、固化したインク成分を確実に除去することができるクリーニング用ブレードを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために本発明においては、印刷データに対応してインク滴をノズルプレートのノズル開口から吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記ノズルプレートに弾接してノズル開口形成領域をクリーニングするブレードとを備えたインクジェット記録装置において、前記ブレードが、板状の本体部と、前記本体部の一方の面の側に円弧状部を介して突出した拭き取り部とから形成され、前記拭き取り部は、その先端がクリーニング時に前記ノズルプレートに鋭角的に接触してクリーニングするように構成されている。
【0006】
【作用】
拭き取り部の先端がノズルプレートとの摩擦により鋭角的にノズルプレートに弾接してインクカスや紙粉を掻取る。また掻取られたインクは、本体部と拭き取り部とは円弧状部を介して接続されているため、インクが停滞することなく、収容領域に移動する。
【0007】
【発明の実施の態様】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すものであって、図中符号1は、キャリッジで、タイミングベルト2によりモータ3に接続されいて、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移動するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6と対向する面には、印刷領域(図中、左側)に黒インクを吐出する記録ヘッド7が、また非印刷領域側に着脱可能に構成されたカラー印刷用の記録ヘッド8が搭載され、各記録ヘッド7、8は、それぞれ黒インクカートリッジ9、カラーインクカートリッジ10からインクの供給を受けて記録用紙6にインク滴を吐出して印刷するようになっている。
【0008】
キャッピング装置11は、黒インク用記録ヘッド7を封止するキャップ部材12と、カラーインク用記録ヘッド8を封止するキャップ部材13を同一のスライダに搭載し、それぞれが単独で駆動可能な2台のポンプ14、15からなるポンプユニット16にチューブを介して接続されていて、記録ヘッド7、8のそれぞれのノズル開口形成面を独立した空間で封止できるサイズを備え、非印字時にはノズル開口を封止し、また吐出能力回復操作時にはポンプユニット16から負圧の供給を受けて記録ヘッド7、8からインクを強制的に排出させることができ、さらに記録ヘッドから排出されたインクを貯留できるように、バルブV1、V2を介してポンプユニット16に接続されている。また、キャッピング装置11の近傍には、本発明が特徴とするクリーニング用のブレード17が配置されている。
【0009】
ブレード17は、図2に示したようにノズルプレートに拭き取り性能を発揮できる程度の弾性を備えた板状の本体部20と、本体部20の一方の面の側に突出した拭き取り部21とを備えるように耐薬品性を有するゴム材を射出成形して構成されている。
【0010】
本体部20と拭き取り部21とは図3(イ)に示したように断面が略円弧状をなす円弧状部23を介して接続され、また拭き取り部21の若干下部領域から本体部20の下部領域まで鉛直方向に延びるインク誘導用の断面「V」字状の溝24、25が両面に、図3(ロ)に示したように表裏で重ならない位置に形成されていて、全体の剛性が低下しないように構成されている。また、拭き取り部21の両側には、薄肉部21aが形成されている。なお、図中符号26は、基台27に取り付けるための貫通孔を示す。
【0011】
この実施例において、記録ヘッド7、8の印字品質が低下してユーザによりクリーニング指令スイッチの操作されると、記録ヘッド7、8がクリーニングユニット17の位置に移動して、ブレード17の拭き取り部21がノズルプレートPに弾接する。
【0012】
ところで、記録ヘッド7、8は、ノズルプレートPへの記録用紙の接触を防止するため、図4に示したように窓Wを備えたヘッドカバーCにより保護されていていて、クリーニングすべき領域、つまりノズル開口の形成領域がカバーCの厚み分一段下がった状態となっている。
【0013】
ブレード17は、その両側に薄肉部21a、21aが形成されているため、たとえヘッドカバーCに接触しても図5(イ)に示したようにこの薄肉部21aが容易に弾性変形するから、拭き取り部21は、ノズル開口形成領域と隙間を生じることなく接触する。
【0014】
この状態で、記録ヘッドが図5(ロ)に矢印Aで示す方向に移動すると、先端部21bがノズルプレートPとの摩擦により記録ヘッドの移動方向(矢印Aの方向)に力を受け、これに伴って本体部20が若干弾性変形する。このため拭き取り部21の先端21bは、ノズルプレートPに鋭角的に弾接してインクカスや紙粉をインクKを掻取るように払拭する。掻取られたインクは、溝24、25の毛細管力に誘導されて基台27に設けられた図示しないインク収容部に吸収される。また、本体部20と拭き取り部21とは円弧状部23を介して接続されているため、この領域にインクが停滞することはない。
【0015】
この実施例によれば、拭き取り部21の先端部21aがノズルプレートに接触しさえすれば、ノズルプレートとの摩擦により記録ヘッドの移動に伴って先端部21aがノズルプレートに鋭角的に接触するように弾性変形するから、記録ヘッドとの厳密な位置決めが不要となる。
【0016】
なお、上述の実施例においては、両側部に薄肉部を形成しているが、一側側を拭き取るべき領域に当接するように位置決めできる場合には、他側側にだけ薄肉部を形成すればよく、また両側を確実に拭き取るべき領域に位置決めできるか、またはヘッドカバーを有しない記録ヘッドにおいては薄肉部が不要となることは明らかである。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によればノズルプレートとの摩擦により記録ヘッドの移動に伴って先端部がノズルプレートに鋭角的に接触するように弾性変形し、したがって記録ヘッドとの厳密な位置決めが不要となるばかりでなく、鋭角的に接触した拭き取り部によりインクカスや紙粉を確実に掻取ることができ、さらには掻取ったインクを停滞させることなく収容部に収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上装置のクリーニングユニットを構成するブレードの一実施例の、表裏の構造を示す図である。
【図3】図(イ)、(ロ)は、それぞれ拭き取り部近傍の構造、及び表裏に形成されている溝の構造を拡大して示す側面図と断面図である。
【図4】記録ヘッドのノズルプレート近傍の構造を示す図である。
【図5】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上クリーニングユニットがノズルプレートに当接した状態、及びクリーニング時の状態を示す図である。
【符号の説明】
7、8 記録ヘッド
17 ブレード
20 本体部
21 拭き取り部
23 円弧状部
24、25 溝

Claims (5)

  1. 印刷データに対応してインク滴をノズルプレートのノズル開口から吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記ノズルプレートに弾接してノズル開口形成領域をクリーニングするブレードとを備えたインクジェット記録装置において、
    前記ブレードが、板状の本体部と、前記本体部の一方の面の側に円弧状部を介して突出した拭き取り部とから形成され、前記拭き取り部は、その先端がクリーニング時に前記ノズルプレートに鋭角的に接触してクリーニングするインクジェット記録装置。
  2. 前記拭き取り部は、前記本体部よりも薄肉に形成されている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記拭き取り部の両側の少なくとも一側に薄肉部が形成されている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 記インクジェット記録ヘッドは、前記ノズル開口形成領域に窓を備えたヘッドカバーにより保護され、前記薄肉部は、前記ヘッドカバーに接触することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ブレードはゴム材を射出成形して成形されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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