JPH1017012A - 必要時に通気を確保する収容袋 - Google Patents

必要時に通気を確保する収容袋

Info

Publication number
JPH1017012A
JPH1017012A JP18538196A JP18538196A JPH1017012A JP H1017012 A JPH1017012 A JP H1017012A JP 18538196 A JP18538196 A JP 18538196A JP 18538196 A JP18538196 A JP 18538196A JP H1017012 A JPH1017012 A JP H1017012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
heat
vent
sealed
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18538196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Yamada
大機 山田
Kenichi Kato
健一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIDAIKI KK
Ichimura Sangyo Co Ltd
Original Assignee
NIDAIKI KK
Ichimura Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIDAIKI KK, Ichimura Sangyo Co Ltd filed Critical NIDAIKI KK
Priority to JP18538196A priority Critical patent/JPH1017012A/ja
Publication of JPH1017012A publication Critical patent/JPH1017012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要時に通気を確保でき、製袋工程に一体に
構成できて安価に量産できる収容袋を提供する。 【解決手段】 一側端の熱着部14にプラスチック不織
布2を介在させてヒートシールし、その一部に袋内に届
くヒートシールされない非溶着部を設けて残存した非溶
着不織布20を介在した通気孔部3を形成し、その外端
30はさらにその外側部にヒートシール形成される熱着
部15で閉塞される。上下に複数揃えて配置した夫々の
通気孔部3の外端30を通るラインに一連の切り目40
を熱着部14,15に施すと共に、袋の上下端に案内切
り込み41を欠設した破断の開放手段を設ける。なお、
この切り目40は、通気孔部3の外端30には施されて
いない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保存等の通常状態
では通気が遮断され、必要時に通気を確保できる収容袋
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ等での加熱調理品の収容袋と
しては、加熱時に袋内で発生するガスを抜くために通気
袋を使用しているが、通常状態では、雑菌の侵入防止を
図るために通気を遮断する必要があってさらに別な袋に
入れて二重収納しているのである。或いは、加熱調理時
に袋の内圧でガス抜き作動する通気弁等を収容袋に備え
るものもある。しかしながら、いずれも収容袋の製袋工
程を終了した後でさらに別工程を必要とするもので安価
とならず量産に支障をきたすものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、必要
時に通気を確保できる収容袋を、製袋工程に一体に構成
できて安価に量産できると共に、通気確保時の雑菌の侵
入を防止できるようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明の収容袋
は、プラスチックフイルムをヒートシールして袋体と成
し、プラスチック不織布を介在させた該ヒートシール部
の一部に、ヒートシールを施さないことで形成される非
溶着部の通気孔部に該不織布の非溶着残存部を介在形成
してその内端を袋内に臨ませ、該通気孔部の外端を外気
と導通しないように配置すると共に、通気孔部の外端を
外気と導通させる開放手段を備えた構成としている。
【0005】袋のヒートシール部の一部に、ヒートシー
ルを施さないことで形成される非溶着部の通気孔部に不
織布の非溶着残存部を介在を形成してその内端を袋内に
臨ませると共に、その外端を外気と導通しないように閉
塞等し、或いは外端を別の密閉室に開口させて配置した
ため、不使用状態では通気孔部が外気と遮断される袋内
との通気性が遮断され、使用状態では開放手段によって
通気孔部が外気と導通することから袋内外の通気が確保
されるのである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示した形
態例で説明する。図1及び図2で示す形態例は、電子レ
ンジ用食品の収容袋Sであり、ポリプロピレンのフイル
ム11,12の縁部をヒートシールして袋体としたもの
であり、夫々の端縁にヒートシールによる熱着部13,
14が突出している。
【0007】特徴ある構成は、一側端の熱着部14をポ
リプロピレンの不織布2を介在させてヒートシールした
ものであり、その一部に袋内に届くヒートシールされな
い非溶着部を設けたことである。即ち、不織布2を介在
させてヒートシールすることにより熱着部14での不織
布2は溶解して不織布11,12と一体に溶着するが、
ヒートシールを施さない非溶着部は孔状態となって通気
孔部3となり、その間の不織布2も溶解することなく、
図2のように、フイルム11,12の間に非溶着不織布
20として残存介在するのである。
【0008】この通気孔部3の内端は袋内に臨んで開口
しているが、その外端30はさらにその外側部にヒート
シール形成される熱着部15で閉塞されるのである。な
お、通気孔部3の巾は約2mmであり、途中で屈曲させて
Z字状とするもので、フイルム11,12の両面から圧
着するヒートシールの加熱型に通気孔部3に応じた凹溝
を形成して相互に圧着しないようにすることでヒートシ
ールを回避する非溶着部とすることができるのである。
【0009】そして、上下に複数揃えて配置した夫々の
通気孔部3の外端30を通るラインに一連の切り目40
を熱着部14,15に施すと共に、袋の上下端に案内切
り込み41を欠設した破断の開放手段を設けている。な
お、この切り目40は、通気孔部3の外端30には施さ
れていない。
【0010】このような袋体としたため、通気孔部3が
熱着部14に埋設されていることから外気との通気は遮
断されるのであり、収納された食品は密閉されて適切な
保存状態となるのである。そして、電子レンジで調理す
るときは、案内切り込み41から切り目40に沿って熱
着部を破断するのである。これにより図3のように、通
気孔部3の外端30が開放されて開口し、通気孔部3を
介して外気と袋内が通気状態となるのであり、この状態
で電子レンジにかければよい。
【0011】したがって、袋内にガスが発生し袋内の圧
力が高まると、袋内に少し突出した不織布2から通気孔
部3を通って外気に放出されるのである。この際、袋内
に少し突出した不織布2がない場合でも、袋内に臨んだ
通気孔部3から放出されるのであり、通常は通気孔部3
の非溶着不織布20の連続気孔を通過して放出される
が、袋の内圧が急激に高まると、図2のように、通気孔
部3が開いて直接ガスが抜けることもある。
【0012】このように、この形態例によると、通常は
通気を遮断できて良好に保存収容できると共に、調理時
にはガス抜きができるものであり、しかもこれら通気孔
部3及び開放手段は製袋時に簡単に形成できるのであ
る。また、通気孔部3を開放した状態を放置した場合、
通気孔部3から雑菌が侵入しようとしても非溶着不織布
20が雑菌を係着してそれ以上の前進を阻止するため袋
内への侵入を防止できるのである。
【0013】本発明はこの形態例に限定されない。例え
ば、通気孔部の形状及び配置数は問わず、図4のような
複雑な形状や直線状でもよい。しかしながら、雑菌の侵
入防止のためには屈曲形状が望ましい。
【0014】さらに、通気孔部の外端を外気と導通させ
る開放手段は適宜であり、例えば、本例形態のように通
気孔部の外端をヒートシールしたものではヒートシール
部を破断することが簡単であるが、図5のように通気孔
部が配置されている部位だけの破断でよい。また、図4
のように、破断を案内するカットテープ5をフイルム内
に備えてテープ先端51を突出させる構成でもよい。さ
らに、図6のように、通気孔部3の外端30を別の密閉
室6に開口させて配置した場合は、該密閉室6を破断等
で開放することで通気孔部3の外端30が外気と導通す
るのである。また、簡単に直線的に手切れできる切断方
向性を有するフイルムを用いてもよい。
【0015】なお、袋体のプラスチックフイルムの材質
及び構成は任意であって複合フイルムでもよい。また、
加熱調理用の袋の他、使用時に通気ができて役割を果た
す防虫剤用の袋、発酵用の袋等に有効利用できるのであ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、通常は通気
を遮断できて良好に保存収容できると共に、必要時には
開放手段によってガス抜きや通気ができる袋となり、通
気孔部及び開放手段は製袋時に簡単に形成でき、必要時
の通気状態では通気孔部の不織布の介在により雑菌を係
着して袋内への侵入を阻止でき衛生状態を確保できるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示す一部切欠した平面図で
ある。
【図2】その要部の拡大斜視図である。
【図3】その通気孔部を開放した状態の一部切欠した平
面図である。
【図4】別例の一部切欠した要部の平面図である。
【図5】開放状態の別例を示す一部切欠した平面図であ
る。
【図6】通気孔部の外端の外気との通気遮断構造の別例
を示す一部切欠した平面図である。
【符号の説明】
11,12 フイルム 13,14,15 熱着部 2 不織布 20 非溶着不織布 3 通気孔部 30 通気孔部の外端 40 切り目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフイルムをヒートシールし
    て袋体と成し、プラスチック不織布(2)を介在させた
    該ヒートシール部の一部に、ヒートシールを施さないこ
    とで形成される非溶着部の通気孔部(3)に該不織布の
    非溶着残存部を介在形成してその内端を袋内に臨ませ、
    該通気孔部の外端(30)を外気と導通しないように配置
    すると共に、通気孔部の外端(30)を外気と導通させる
    開放手段を備えたことを特徴とする必要時に通気を確保
    する収容袋。
JP18538196A 1996-06-25 1996-06-25 必要時に通気を確保する収容袋 Pending JPH1017012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18538196A JPH1017012A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 必要時に通気を確保する収容袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18538196A JPH1017012A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 必要時に通気を確保する収容袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1017012A true JPH1017012A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16169817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18538196A Pending JPH1017012A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 必要時に通気を確保する収容袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1017012A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051371A1 (en) * 2000-01-14 2001-07-19 Tecksom International Limited A package incorporating a pressure venting and related method of manufacture
US6610338B2 (en) 1998-01-05 2003-08-26 Teckson International Limited Easy tearing bags and packaging material
US20130101236A1 (en) * 2010-10-22 2013-04-25 Illinois Tool Works Inc. Compressible Pouch with Multiple Collapsible Channels Across Bottom
CN105947422A (zh) * 2016-04-28 2016-09-21 青岛日之容塑料制品有限公司 一种微波炉用包装袋及其制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6610338B2 (en) 1998-01-05 2003-08-26 Teckson International Limited Easy tearing bags and packaging material
WO2001051371A1 (en) * 2000-01-14 2001-07-19 Tecksom International Limited A package incorporating a pressure venting and related method of manufacture
US6582123B1 (en) * 2000-01-14 2003-06-24 Tecksom International Limited Package incorporating a pressure venting feature
US20130101236A1 (en) * 2010-10-22 2013-04-25 Illinois Tool Works Inc. Compressible Pouch with Multiple Collapsible Channels Across Bottom
US8961014B2 (en) * 2010-10-22 2015-02-24 S.C. Johnson & Son, Inc. Compressible pouch with multiple collapsible channels across bottom
CN105947422A (zh) * 2016-04-28 2016-09-21 青岛日之容塑料制品有限公司 一种微波炉用包装袋及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1650139B1 (en) Packaging bag with steam releasing function
US6070728A (en) Filter bag with valve
AU2005335723B2 (en) A packaging with improved reclosable opening
JP2001315863A (ja) 加熱調理用包装体および加熱調理用包装体による加熱調理方法
JPH1017012A (ja) 必要時に通気を確保する収容袋
JPH11115950A (ja) 電子レンジ加熱用袋
JPH031871A (ja) 加水分解性医用材料の包装方法
JPH11240579A (ja) 袋又は容器に備えるガス抜き機能フイルム材
JP2002029574A (ja) プラスチック包装材料と該プラスチック包装材料を用いて製袋した食品包装袋。
JP2006321519A (ja) 蒸気抜き機能を有する包装袋とそれを用いた包装体
JP2532078Y2 (ja) 包装体
JP2003081360A (ja) 電子レンジ用包装袋及び該包装袋内に内容物を充填した包装体の製造方法
JP4215332B2 (ja) 包装用袋
JPH0343358A (ja) 密封充填袋及びこれに用いるフィルム
JPH1024968A (ja) 飲食料品収納袋
JP3717999B2 (ja) 食品包装用袋
JPH08298862A (ja) 自動化用茸の栽培袋及び菌床栽培方法
JP4320860B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
JPH0958704A (ja) 電子レンジ用包装袋
JP2536176Y2 (ja) 茸菌培養袋
JPH10167343A (ja) 食品調理袋
JPH05270549A (ja) パウチ
JP4240608B2 (ja) 食品包装材及びこれを用いた食品包装容器
JPH0513953U (ja) パウチ
JPH072507B2 (ja) 食品容器の製造方法