JPH1016519A - チューブ入りチューブレスタイヤ - Google Patents
チューブ入りチューブレスタイヤInfo
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- JPH1016519A JPH1016519A JP8168006A JP16800696A JPH1016519A JP H1016519 A JPH1016519 A JP H1016519A JP 8168006 A JP8168006 A JP 8168006A JP 16800696 A JP16800696 A JP 16800696A JP H1016519 A JPH1016519 A JP H1016519A
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- JP
- Japan
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- tube
- tire
- sealant
- rim
- chamber
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
- B60C19/12—Puncture preventing arrangements
- B60C19/122—Puncture preventing arrangements disposed inside of the inner liner
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C5/00—Inflatable pneumatic tyres or inner tubes
- B60C5/02—Inflatable pneumatic tyres or inner tubes having separate inflatable inserts, e.g. with inner tubes; Means for lubricating, venting, preventing relative movement between tyre and inner tube
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール剤でチューブの損傷を補修するチュー
ブ入りチューブレスタイヤにおいて、チューブに外力を
加えずにシール剤入りのカプセルを破壊できるように
し、且つチューブに設けた空気弁にシール剤が流れ込ま
ないようにする。 【解決手段】 シール剤８を充填した可撓性カプセル４
及びチューブ２をタイヤ１の内部に挿入した状態で、チ
ューブ２の空気室３に空気を充填して膨張させると、チ
ューブ本体部２1 に設けた押圧突起２3 が可撓性カプセ
ル４を押圧して破壊する。可撓性カプセル４から流出し
たシール剤８は、タイヤ１の内表面、チューブ本体部２
1 の外表面及びチューブ本体部２1 に設けた２本の環状
突起２3 間に画成されるシール剤室７に充填される。
ブ入りチューブレスタイヤにおいて、チューブに外力を
加えずにシール剤入りのカプセルを破壊できるように
し、且つチューブに設けた空気弁にシール剤が流れ込ま
ないようにする。 【解決手段】 シール剤８を充填した可撓性カプセル４
及びチューブ２をタイヤ１の内部に挿入した状態で、チ
ューブ２の空気室３に空気を充填して膨張させると、チ
ューブ本体部２1 に設けた押圧突起２3 が可撓性カプセ
ル４を押圧して破壊する。可撓性カプセル４から流出し
たシール剤８は、タイヤ１の内表面、チューブ本体部２
1 の外表面及びチューブ本体部２1 に設けた２本の環状
突起２3 間に画成されるシール剤室７に充填される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビード部が空気圧
でリムの外周に気密に圧接されるタイヤと、リム及びタ
イヤにより画成される空間に収納され、該リムを気密に
貫通する空気弁を有するチューブとからなるチューブ入
りチューブレスタイヤに関する。
でリムの外周に気密に圧接されるタイヤと、リム及びタ
イヤにより画成される空間に収納され、該リムを気密に
貫通する空気弁を有するチューブとからなるチューブ入
りチューブレスタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般のチューブ入りタイヤは、チューブ
が釘等による刺傷を受けた場合、チューブ内の空気はそ
の刺傷からタイヤ及びチューブ間の微小間隙を通ってリ
ムのニップル孔から外部に漏出し、所謂パンク状態とな
り易い。
が釘等による刺傷を受けた場合、チューブ内の空気はそ
の刺傷からタイヤ及びチューブ間の微小間隙を通ってリ
ムのニップル孔から外部に漏出し、所謂パンク状態とな
り易い。
【０００３】そこで、チューブが刺傷を受けたとき、こ
れを自動的に応急補修するための液状シール剤をチュー
ブ内に予め適量注入しておくものが知られている（特開
昭５８−７４３４２号公報参照）。
れを自動的に応急補修するための液状シール剤をチュー
ブ内に予め適量注入しておくものが知られている（特開
昭５８−７４３４２号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、チューブを成形する際に該チューブの内部
にシール剤を充填したカプセルを入れておき、成形後に
前記カプセルを破壊してシール剤をチューブ内に充填す
るようになっているため、カプセルを破壊すべく外力を
加えた際にチューブが損傷し易いだけでなく、シール剤
がチューブの空気弁を詰まらせたり、チューブ内の空気
圧測定時に圧力ゲージを詰まらせたりする場合がある。
来のものは、チューブを成形する際に該チューブの内部
にシール剤を充填したカプセルを入れておき、成形後に
前記カプセルを破壊してシール剤をチューブ内に充填す
るようになっているため、カプセルを破壊すべく外力を
加えた際にチューブが損傷し易いだけでなく、シール剤
がチューブの空気弁を詰まらせたり、チューブ内の空気
圧測定時に圧力ゲージを詰まらせたりする場合がある。
【０００５】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、チューブの空気弁にシール剤が流れ込むことがな
く、しかもチューブに外力を加えずにカプセルを破壊す
ることができるチューブ入りチューブレスタイヤを提供
することを目的とする。
で、チューブの空気弁にシール剤が流れ込むことがな
く、しかもチューブに外力を加えずにカプセルを破壊す
ることができるチューブ入りチューブレスタイヤを提供
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載された発明は、ビード部が空気圧で
リムの外周に気密に圧接されるタイヤと、リム及びタイ
ヤにより画成される空間に収納され、該リムを気密に貫
通する空気弁を有するチューブとからなるチューブ入り
チューブレスタイヤにおいて、チューブ本体部の外表面
にタイヤの内表面に圧接される少なくとも２本の環状突
起を円周方向に形成し、タイヤの内表面、チューブ本体
部の外表面及び前記２本の環状突起間にシール剤室を画
成し、このシール剤室にシール剤を充填したことを特徴
とする。
に、請求項１に記載された発明は、ビード部が空気圧で
リムの外周に気密に圧接されるタイヤと、リム及びタイ
ヤにより画成される空間に収納され、該リムを気密に貫
通する空気弁を有するチューブとからなるチューブ入り
チューブレスタイヤにおいて、チューブ本体部の外表面
にタイヤの内表面に圧接される少なくとも２本の環状突
起を円周方向に形成し、タイヤの内表面、チューブ本体
部の外表面及び前記２本の環状突起間にシール剤室を画
成し、このシール剤室にシール剤を充填したことを特徴
とする。
【０００７】また請求項２に記載された発明は、請求項
１の構成に加えて、シール剤を収納した可撓性カプセル
を予めタイヤ内に装着し、タイヤ内で膨張するチューブ
の圧力で前記可撓性カプセルを破壊してシール剤室にシ
ール剤を充填することを特徴とする。
１の構成に加えて、シール剤を収納した可撓性カプセル
を予めタイヤ内に装着し、タイヤ内で膨張するチューブ
の圧力で前記可撓性カプセルを破壊してシール剤室にシ
ール剤を充填することを特徴とする。
【０００８】また請求項３に記載された発明は、請求項
２の構成に加えて、チューブ本体部の外表面に、前記可
撓性カプセルを押圧して破壊する押圧突起を突設したこ
とを特徴とする。
２の構成に加えて、チューブ本体部の外表面に、前記可
撓性カプセルを押圧して破壊する押圧突起を突設したこ
とを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施例の形態】以下、本発明の実施の形態を、
添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【００１０】図１〜図３は本発明の一実施例を示すもの
で、図１はチューブ入りチューブレスタイヤを装着した
車輪の横断面図、図２はチューブの膨張時の作用説明
図、図３は可撓性カプセルの破壊時の作用説明図であ
る。
で、図１はチューブ入りチューブレスタイヤを装着した
車輪の横断面図、図２はチューブの膨張時の作用説明
図、図３は可撓性カプセルの破壊時の作用説明図であ
る。
【００１１】図１に示すように、自動二輪車用車輪のリ
ムＲには、タイヤ１と、その内部に収納されるチューブ
２とからなるチューブ入りチューブレスタイヤＴが装着
される。チューブ２は、そのチューブ本体部２1 の左右
の側壁部の外表面に円周方向に３６０°に亘って延びる
２本の環状突起２2 ，２2 が形成されるとともに、その
周壁部の外表面に円周方向に所定間隔を以て円錐状の押
圧突起２3 …が複数個形成される。空気室３に空気を充
填されたチューブ２がタイヤ１内で膨張したとき、前記
環状突起２2 ，２2 はタイヤ１の内表面に密着し、タイ
ヤ１の内表面、チューブ本体部２1 の外表面及び前記２
本の環状突起２2 ，２2 間に、内部に公知のシール剤８
が充填されるシール剤室７が画成される。シール剤室７
は、少なくともタイヤ１のトレッド部に対向するよう
に、チューブ２の半径方向外側の略半周に亘って画成さ
れる。
ムＲには、タイヤ１と、その内部に収納されるチューブ
２とからなるチューブ入りチューブレスタイヤＴが装着
される。チューブ２は、そのチューブ本体部２1 の左右
の側壁部の外表面に円周方向に３６０°に亘って延びる
２本の環状突起２2 ，２2 が形成されるとともに、その
周壁部の外表面に円周方向に所定間隔を以て円錐状の押
圧突起２3 …が複数個形成される。空気室３に空気を充
填されたチューブ２がタイヤ１内で膨張したとき、前記
環状突起２2 ，２2 はタイヤ１の内表面に密着し、タイ
ヤ１の内表面、チューブ本体部２1 の外表面及び前記２
本の環状突起２2 ，２2 間に、内部に公知のシール剤８
が充填されるシール剤室７が画成される。シール剤室７
は、少なくともタイヤ１のトレッド部に対向するよう
に、チューブ２の半径方向外側の略半周に亘って画成さ
れる。
【００１２】リムＲはチューブ入りチューブレスタイヤ
Ｔの円周方向に延びる環状のリム本体部１１と、リム本
体部１１の軸方向両端から半径方向外側に延びてタイヤ
１のビード部１1 ，１1 を保持する一対のフランジ部１
２，１２とを備える。チューブ２の内部に形成された空
気室３に空気を充填する空気弁６はゴム製のシール部材
１４で被覆されており、そのシール部材１４がリム本体
部１１の円周方向１ヵ所に形成した空気弁取付部１３の
孔に嵌合することにより、空気弁６がリムＲに気密に固
定される。タイヤ１の内部でチューブ２が膨張すると、
その膨張圧によりタイヤ１のビード部１1 ，１1 がリム
Ｒのフランジ部１２，１２の内壁面に押し付けられ、こ
れによりタイヤ１がリムＲに強固に且つ気密に固定され
る。
Ｔの円周方向に延びる環状のリム本体部１１と、リム本
体部１１の軸方向両端から半径方向外側に延びてタイヤ
１のビード部１1 ，１1 を保持する一対のフランジ部１
２，１２とを備える。チューブ２の内部に形成された空
気室３に空気を充填する空気弁６はゴム製のシール部材
１４で被覆されており、そのシール部材１４がリム本体
部１１の円周方向１ヵ所に形成した空気弁取付部１３の
孔に嵌合することにより、空気弁６がリムＲに気密に固
定される。タイヤ１の内部でチューブ２が膨張すると、
その膨張圧によりタイヤ１のビード部１1 ，１1 がリム
Ｒのフランジ部１２，１２の内壁面に押し付けられ、こ
れによりタイヤ１がリムＲに強固に且つ気密に固定され
る。
【００１３】図２は、タイヤ１の内部に装着したチュー
ブ２を、その空気室３に空気を充填して膨張させる際の
状態を示すものである。ビニール等の脆弱な袋状容器の
内部にシール剤８を充填してなる可撓性カプセル４を、
予めタイヤ１のトレッド部の裏面に装着しておく。この
とき、粘着テープ等を利用して可撓性カプセル４をタイ
ヤ１に固定しておけば、可撓性カプセル４が位置決めさ
れて作業性が向上する。この状態からチューブ２を膨張
させると、図３に示すようにチューブ本体部２ 1 の外表
面に突設した押圧突起２3 …に押圧されて可撓性カプセ
ル４が破壊する。可撓性カプセル４が破壊するとき、一
対の環状突起２2 ，２2 が既にタイヤ１の内表面に当接
してシール剤室７が画成されるため、可撓性カプセル４
から漏出したシール剤８はシール剤室７の内部に拡散
し、シール剤室７から外部に漏出することは殆どない。
ブ２を、その空気室３に空気を充填して膨張させる際の
状態を示すものである。ビニール等の脆弱な袋状容器の
内部にシール剤８を充填してなる可撓性カプセル４を、
予めタイヤ１のトレッド部の裏面に装着しておく。この
とき、粘着テープ等を利用して可撓性カプセル４をタイ
ヤ１に固定しておけば、可撓性カプセル４が位置決めさ
れて作業性が向上する。この状態からチューブ２を膨張
させると、図３に示すようにチューブ本体部２ 1 の外表
面に突設した押圧突起２3 …に押圧されて可撓性カプセ
ル４が破壊する。可撓性カプセル４が破壊するとき、一
対の環状突起２2 ，２2 が既にタイヤ１の内表面に当接
してシール剤室７が画成されるため、可撓性カプセル４
から漏出したシール剤８はシール剤室７の内部に拡散
し、シール剤室７から外部に漏出することは殆どない。
【００１４】而して、シール剤室７は空気室３の空気圧
によりタイヤ１の内表面に沿った形状に保持されるた
め、シール剤室７に充填されたシール剤８に車輪の回転
による遠心力が作用しても、そのシール剤８がチューブ
２の外周側に片寄るのを防ぐことができる。従って、釘
等により半径方向あるいは側方からタイヤ１が刺傷を受
けても、シール剤８がその刺傷を直ちに埋めて補修し、
空気室３からの空気の漏出を抑制する。また、シール剤
８はシール剤室７に保持されていて、空気室３側へ流出
することがないから、空気弁６やそれに当てがわれる圧
力ゲージ等を詰まらせることもない。
によりタイヤ１の内表面に沿った形状に保持されるた
め、シール剤室７に充填されたシール剤８に車輪の回転
による遠心力が作用しても、そのシール剤８がチューブ
２の外周側に片寄るのを防ぐことができる。従って、釘
等により半径方向あるいは側方からタイヤ１が刺傷を受
けても、シール剤８がその刺傷を直ちに埋めて補修し、
空気室３からの空気の漏出を抑制する。また、シール剤
８はシール剤室７に保持されていて、空気室３側へ流出
することがないから、空気弁６やそれに当てがわれる圧
力ゲージ等を詰まらせることもない。
【００１５】また、チューブ２自体に外力を加えること
なく、チューブ２の膨張圧力によって可撓性カプセル４
を破壊しているので、チューブ２が損傷することがな
い。しかも可撓性カプセル４はビニール等の柔軟な材料
で形成されているため、可撓性カプセル４の残骸がシー
ル剤室７の内部に残留しても、特に支障は生じない。
なく、チューブ２の膨張圧力によって可撓性カプセル４
を破壊しているので、チューブ２が損傷することがな
い。しかも可撓性カプセル４はビニール等の柔軟な材料
で形成されているため、可撓性カプセル４の残骸がシー
ル剤室７の内部に残留しても、特に支障は生じない。
【００１６】更に、上記構造のチューブ２は、チューブ
本体部２1 の外表面に環状突起２2，２2 及び押圧突起
２3 …を形成しただけの簡単な構造であるため、従来の
チューブに僅かな改造を加えるだけで製造することがで
き、しかも従来のチューブに比べて製造コストが大幅に
増加することもない。
本体部２1 の外表面に環状突起２2，２2 及び押圧突起
２3 …を形成しただけの簡単な構造であるため、従来の
チューブに僅かな改造を加えるだけで製造することがで
き、しかも従来のチューブに比べて製造コストが大幅に
増加することもない。
【００１７】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【００１８】例えば、実施例ではチューブ２に左右各１
本の環状突起２2 ，２2 を形成しているが、左右各複数
本の環状突起を形成すればシール剤室７の密閉性を更に
高めることができる。またチューブ２に設けた押圧突起
２3 …の数及び配置は任意に変更することができるのは
勿論のこと、押圧突起２3 …を廃止してチューブ本体部
２1 の押圧力のみで可撓性カプセル４を破壊することも
可能である。
本の環状突起２2 ，２2 を形成しているが、左右各複数
本の環状突起を形成すればシール剤室７の密閉性を更に
高めることができる。またチューブ２に設けた押圧突起
２3 …の数及び配置は任意に変更することができるのは
勿論のこと、押圧突起２3 …を廃止してチューブ本体部
２1 の押圧力のみで可撓性カプセル４を破壊することも
可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、請求項１に記載された発
明によれば、チューブ本体部の外表面に環状突起を形成
することにより、タイヤの内表面、チューブ本体部の外
表面及び環状突起間にシール剤が充填されるシール剤室
を画成するので、釘等によってタイヤが刺傷を受けて
も、該刺傷をシール剤で補修して空気室からの空気の漏
出を防止することができる。またシール剤室は空気室か
ら隔絶されているので、空気室に空気を充填する空気弁
がシール剤で詰まることがない。しかも従来のチューブ
の外表面に環状突起を形成するだけの極めて簡単な構造
であるため、従来のチューブに比べて製造コストが大幅
に増加することもない。
明によれば、チューブ本体部の外表面に環状突起を形成
することにより、タイヤの内表面、チューブ本体部の外
表面及び環状突起間にシール剤が充填されるシール剤室
を画成するので、釘等によってタイヤが刺傷を受けて
も、該刺傷をシール剤で補修して空気室からの空気の漏
出を防止することができる。またシール剤室は空気室か
ら隔絶されているので、空気室に空気を充填する空気弁
がシール剤で詰まることがない。しかも従来のチューブ
の外表面に環状突起を形成するだけの極めて簡単な構造
であるため、従来のチューブに比べて製造コストが大幅
に増加することもない。
【００２０】また請求項２に記載された発明によれば、
シール剤を収納した可撓性カプセルを予めタイヤ内に装
着し、タイヤ内で膨張するチューブの圧力で前記可撓性
カプセルを破壊してシール剤室にシール剤を充填するの
で、チューブ自体に外力を加わることがなくなって該チ
ューブの損傷が防止される。
シール剤を収納した可撓性カプセルを予めタイヤ内に装
着し、タイヤ内で膨張するチューブの圧力で前記可撓性
カプセルを破壊してシール剤室にシール剤を充填するの
で、チューブ自体に外力を加わることがなくなって該チ
ューブの損傷が防止される。
【００２１】また請求項３に記載された発明によれば、
チューブ本体部の外表面に、可撓性カプセルを押圧して
破壊する押圧突起を突設したので、可撓性カプセルに局
部的な荷重を加えて破壊することができる。
チューブ本体部の外表面に、可撓性カプセルを押圧して
破壊する押圧突起を突設したので、可撓性カプセルに局
部的な荷重を加えて破壊することができる。
【図１】チューブ入りチューブレスタイヤを装着した車
輪の横断面図
輪の横断面図
【図２】チューブの膨張時の作用説明図
【図３】可撓性カプセルの破壊時の作用説明図
Ｒ リム １ タイヤ １1 ビード部 ２ チューブ ２1 チューブ本体部 ２2 環状突起 ２3 押圧突起 ４ 可撓性カプセル ６ 空気弁 ７ シール剤室 ８ シール剤
フロントページの続き (72)発明者 山崎 克俊 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項１】 ビード部（１1 ）が空気圧でリム（Ｒ）
の外周に気密に圧接されるタイヤ（１）と、リム（Ｒ）
及びタイヤ（１）により画成される空間に収納され、該
リム（Ｒ）を気密に貫通する空気弁（６）を有するチュ
ーブ（２）とからなるチューブ入りチューブレスタイヤ
において、 チューブ本体部（２1 ）の外表面にタイヤ（１）の内表
面に圧接される少なくとも２本の環状突起（２2 ）を円
周方向に形成し、タイヤ（１）の内表面、チューブ本体
部（２1 ）の外表面及び前記２本の環状突起（２2 ）間
にシール剤室（７）を画成し、このシール剤室（７）に
シール剤（８）を充填したことを特徴とするチューブ入
りチューブレスタイヤ。 - 【請求項２】 シール剤（８）を収納した可撓性カプセ
ル（４）を予めタイヤ（１）内に装着し、タイヤ（１）
内で膨張するチューブ（２）の圧力で前記可撓性カプセ
ル（４）を破壊してシール剤室（７）にシール剤（８）
を充填することを特徴とする、請求項１記載のチューブ
入りチューブレスタイヤ。 - 【請求項３】 チューブ本体部（２1 ）の外表面に、前
記可撓性カプセル（４）を押圧して破壊する押圧突起
（２3 ）を突設したことを特徴とする、請求項２記載の
チューブ入りチューブレスタイヤ。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8168006A JPH1016519A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | チューブ入りチューブレスタイヤ |
| IT97TO000501A IT1296314B1 (it) | 1996-06-27 | 1997-06-10 | Pneumatico tubeless contenente una camera d'aria |
| TW086109070A TW349062B (en) | 1996-06-27 | 1997-06-25 | Tubeless tire with tube |
| CNB971139822A CN1144697C (zh) | 1996-06-27 | 1997-06-26 | 装有内胎的无内胎轮胎 |
| KR1019970027775A KR100280847B1 (ko) | 1996-06-27 | 1997-06-26 | 튜브 내장형 튜블레스 타이어 |
| BR9703738A BR9703738A (pt) | 1996-06-27 | 1997-06-27 | Pneus sem câmara contendo contendo câmara de vedante |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8168006A JPH1016519A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | チューブ入りチューブレスタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1016519A true JPH1016519A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15860064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8168006A Pending JPH1016519A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | チューブ入りチューブレスタイヤ |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1016519A (ja) |
| KR (1) | KR100280847B1 (ja) |
| CN (1) | CN1144697C (ja) |
| BR (1) | BR9703738A (ja) |
| IT (1) | IT1296314B1 (ja) |
| TW (1) | TW349062B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104908525A (zh) * | 2014-03-10 | 2015-09-16 | 陈永星 | 无内胎轮胎内有充气内胎 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103692864B (zh) * | 2013-12-23 | 2016-05-25 | 青岛双星轮胎工业有限公司 | 一种载重车辆用的车轮总成 |
| CN112874243B (zh) * | 2021-01-22 | 2023-10-13 | 东莞同成塑胶五金制品有限公司 | 安全轮胎的气囊内胎体、安全轮胎及制造工艺 |
| CN115635806B (zh) * | 2022-11-01 | 2024-07-02 | 重庆赛力斯新能源汽车设计院有限公司 | 便于维修及再利用的轮胎自修复装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3497277B2 (ja) * | 1994-12-21 | 2004-02-16 | 本田技研工業株式会社 | チューブ入りタイヤに用いるチューブの製造方法 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8168006A patent/JPH1016519A/ja active Pending
-
1997
- 1997-06-10 IT IT97TO000501A patent/IT1296314B1/it active IP Right Grant
- 1997-06-25 TW TW086109070A patent/TW349062B/zh active
- 1997-06-26 CN CNB971139822A patent/CN1144697C/zh not_active Expired - Fee Related
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