JPH10123995A - ビデオスキャンコンバータ - Google Patents

ビデオスキャンコンバータ

Info

Publication number
JPH10123995A
JPH10123995A JP27331096A JP27331096A JPH10123995A JP H10123995 A JPH10123995 A JP H10123995A JP 27331096 A JP27331096 A JP 27331096A JP 27331096 A JP27331096 A JP 27331096A JP H10123995 A JPH10123995 A JP H10123995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video
output
television
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27331096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Kawamura
泰則 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP27331096A priority Critical patent/JPH10123995A/ja
Publication of JPH10123995A publication Critical patent/JPH10123995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PC画面(640×480)の全画面をTV
で表示することのできるビデオスキャンコンバータを提
供する。 【解決手段】 ビデオスキャンコンバータは、コンピュ
ータ6から水平同期信号FH’及び垂直同期信号FV’
と共に、テレビジョン信号Video OUTとは異なる走査線
数で出力されるR’、G’、B’信号をテレビジョン受
像機7に映し出すためにテレビジョン信号Video OUTに
変換する。コンピュータ6から出力される垂直同期信号
周波数FV’、水平同期信号周波数FH’及びR’、
G’、B’信号の出力レートを可変する手段6、8、9
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータが出力
する映像信号をテレビジョン(以下、「TV]という)
に表示するためのビデオスキャンコンバータに関し、特
にパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)の
画面をTVに表示するビデオスキャンコンバータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のビデオスキャンコンバータを図3
及び図4を用いて説明する。図3は従来のビデオスキャ
ンコンバータのブロック図である。これはパーソナルコ
ンピュータ(PC)6より出力されるR(赤色)、G
(緑色)、B(青色)の原色信号と、水平同期信号FH
と、垂直同期信号FVから成る映像信号をテレビジョン
信号の映像信号Video OUTに変換するものである。ただ
し、R、G、B信号はアナログ信号であり、水平同期信
号FH、垂直同期信号FVは各所定の周波数で繰り返す
パルス波形の信号である。
【0003】通常、PC6より出力される映像は専用の
ディスプレイ10にR、G、B信号、水平同期信号FH
及び垂直同期信号FVをそのまま入力することにより、
ディスプレイ10に映し出されるが、ビデオスキャンコ
ンバータはPC6が出力する映像をテレビジョン信号の
映像信号Video OUTに変換してテレビジョン(TV)7
に映し出すものである。
【0004】映像信号Video OUTは、例えば、日本の標
準テレビジョン信号である。日本の標準テレビジョン信
号はNTSC(National Television System Commite
e)方式の信号であり、走査線が525本で飛び越し走
査を行い、2回のフィールド走査で1回のフレーム走査
となる信号である。映像信号Video OUTには水平同期信
号と垂直同期信号が各所定の周波数で付加されており、
水平同期信号の周波数は15.734kHz、垂直同期
信号の周波数は59.94Hzである。
【0005】PC6より出力される垂直同期信号FVの
周波数は映像信号Video OUTの垂直同期信号の周波数と
等しく、59.94Hzとする。この周波数もFVとい
うことにする。水平同期信号FHの周波数は映像信号Vi
deo OUTの水平同期信号の周波数15.734kHzの
2倍の周波数31.468kHzとする。この周波数も
FHということにする。水平同期信号FHを31.46
8kHzとするのは、PC6より出力される映像信号
が、飛び越し走査を行わない順次走査の信号であるため
である。
【0006】PC6より出力されるアナログのR、G、
B信号はアナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)
1でそれぞれディジタル信号に変換される。これらのデ
ィジタル信号はラインバッファ2に一時的に記憶され
る。ラインバッファ2に記憶されたディジタル信号はデ
ィジタル/アナログ変換器(D/A変換器)3によって
それぞれアナログ信号に変換され、エンコーダ4に入力
される。
【0007】更に、エンコーダ4にPC6より出力され
る垂直同期信号FVがそのまま入力される。水平同期信
号FHは分周器5で半分の周波数Fhに変更されてか
ら、エンコーダ4に入力される。即ち、周波数Fhは日
本の標準テレビジョン信号に用いられる水平同期信号の
周波数15.734kHzになる。尚、分周器5はパル
ス波形の信号が2回入力されるとパルス波形の信号を1
回出力する。
【0008】エンコーダ4において、まず、アナログの
R、G、B信号が1走査線毎に飛び越されながら読み込
まれ、R、G、B信号は輝度信号と色信号に変換され
る。そして、エンコーダ4に入力される水平同期信号F
hと垂直同期信号FVを輝度信号に付加する。色信号を
所定の周波数で変調して、カラーバーストと共に輝度信
号に加える。これにより、エンコーダ4から上記日本の
標準カラーテレビ信号方式の映像信号Video OUTが出力
される。
【0009】尚、テレビジョン信号にはNTSC方式の
他に、PAL(Phase Alternationby Line)方式やSE
CAM方式があり、各方式に対応するエンコーダ4を使
用することにより、各方式の映像信号Video OUTが出力
される。走査線数が525本でなくてもエンコーダ4は
映像信号Video OUTを出力することができる。
【0010】また、PC6の内部に動作を制御するため
のクロック発生器8があり、クロック信号Vclkが発
生している。クロック信号Vclkの周波数はソフトウ
ェア等によって変更可能である。その周波数もVclk
ということにする。例えば、クロック周波数Vclkを
25.175MHzとすると、水平同期信号FH=Vc
lk/800=31.468kHz、垂直同期信号FV
=FH/525=59.94Hzとすることにより、P
C6はクロック信号Vclkに同期して水平同期信号F
H、垂直同期信号FV及びR、G、B信号を出力する。
【0011】エンコーダ4より出力される映像信号Vide
o OUTをTV7に入力してTV7に表示するとき、TV
7は映像信号Video OUTに含まれる水平同期信号、垂直
同期信号に同期して電子ビーム(図示せず)を水平方
向、垂直方向に偏向して走査し、受像管(図示せず)に
映し出す。垂直方向に偏向するために、TV7内部には
図4に示すように垂直同期信号FVと同期した三角波形
の制御信号CVが発生する。同様に水平方向に偏向する
ために、TV7内部に水平同期信号Fhと同期した三角
波形の制御信号(図示せず)が発生する。
【0012】図4において、垂直同期信号FVのパルス
が与えられた時点41で、制御信号CVは45から46
に急速に電圧が降下し、電子ビーム(図示せず)の垂直
方向の偏向を走査開始位置に移動させる。この期間Tq
を帰線期間という。そして、次の垂直同期信号FVのパ
ルスが入力される時点42まで、制御信号CVは46か
ら47に徐々に電圧が上昇する。これにより、電子ビー
ム(図示せず)の垂直偏向により走査する。この期間T
pを走査期間という。以降、制御信号CVは周波数FV
で三角波形を繰り返す。尚、走査期間Tpと帰線期間T
qの合計期間を走査線期間Tsという。帰線期間Tqで
は走査が行われないので、走査する走査線数がその分減
少する。
【0013】更に、通常、TV7では走査期間Tpの全
期間を通して表示が行われるのではなく、制御信号CV
が所定の電圧レベルVa、Vbの間にあるときにのみ、
表示が行われる。そのため、期間Trのみ表示が行われ
れ、実際に表示される走査線数は走査期間Tpより更に
減少する。この期間Trを表示期間という。このよう
に、映像信号Video OUTの走査線数よりも、実際にTV
7に表示される走査線数が少なくなっている。TV7に
映像が映し出されない走査をオーバースキャンといい、
オーバースキャンのために、およそ80%の走査線しか
TV7に表示されない。映像信号Video OUTが525本
の走査線を持つ信号であっても、せいぜい440本程度
しかTV7に表示されない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そのため、水平方向の
画素数が640、垂直方向の画素数が400のPC画面
(640×400)ではTV7で全画面を表示すること
ができても、垂直高が480のPC画面(640×48
0)ではTV7で全画面を表示することができなかっ
た。
【0015】本発明はこのような課題を解決するもの
で、垂直高が480のPC画面(640×480)であ
っても、TV7で全画面を表示することのできるビデオ
スキャンコンバータを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成では、コンピュータから水平同
期信号及び垂直同期信号と共に、テレビジョン信号とは
異なる走査線数で出力されるR、G、B信号をテレビジ
ョン受像機に映し出すためにテレビジョン信号に変換す
るビデオスキャンコンバータにおいて、前記コンピュー
タから出力される垂直同期信号、水平同期信号及びR、
G、B信号の出力レートを可変する手段を設けている。
【0017】このような構成では、コンピュータより水
平同期信号、垂直同期信号及びR、G、B信号が出力さ
れる。ビデオスキャンコンバータはR、G、B信号をテ
レビジョン信号に変換する。テレビジョン信号は各走査
線の信号、水平同期信号、垂直同期信号から成る。テレ
ビジョン信号をテレビジョン受像機に入力することによ
り、テレビジョン受像機は映像を映し出す。テレビジョ
ン受像機では、垂直偏向させるための三角波形の制御信
号が垂直同期信号に同期して周期的に発生する。同様
に、水平偏向させるための三角波形の制御信号が水平同
期信号に同期して発生する。
【0018】これらの制御信号によってテレビジョン受
像機に備えられた電子ビームが垂直方向、水平方向に偏
向して走査し、映像を映し出す。垂直偏向させるための
制御信号は所定のレベル範囲において映像を映し出すよ
うになっているため、テレビジョン信号の全ての走査線
の信号を映し出すようになっていない。
【0019】本構成では、コンピュータから出力される
水平同期信号周波数、垂直同期信号及びR、G、B信号
の出力レートを可変する手段により、出力レートが可変
される。これにより、ビデオスキャンコンバータはR、
G、B信号から変換したテレビジョン信号の垂直同期信
号の周波数、水平同期信号の周波数を可変する。垂直偏
向させるための制御信号は周波数と振幅が可変する。そ
のため、テレビジョン受像機に映像を映し出す所定のレ
ベル範囲においてテレビジョン受像機に映し出す走査線
の本数が可変する。コンピュータから出力される映像を
テレビジョン受像機に映し出すときに、出力レートを可
変することにより、映し出す映像の画面を制御すること
ができるようになる。
【0020】また、本発明の第2の構成では、上記第1
の構成において、前記コンピュータはその出力映像を専
用のモニタ装置に映す第1のモードと、テレビジョン受
像機に映す第2のモードを有しており、これらのモード
の選択操作手段が設けられている。
【0021】このような構成では、専用のモニタ装置で
画面を映し出すとき、モードの選択操作手段により、第
1のモードを選択する。コンピュータはR、G、B信
号、水平同期信号及び垂直同期信号を出力し、専用のモ
ニタ装置にそのまま入力する。専用のモニタ装置は入力
された信号からコンピュータが出力する映像を映し出
す。
【0022】走査線数の異なるテレビジョン受像機で画
面を映し出すとき、モードの選択操作手段により、第2
のモードを選択する。第2のモードでは、コンピュータ
から出力される垂直同期信号、水平同期信号及びR、
G、B信号の出力レートが第1のモードと必ずしも同じ
ではない。ビデオスキャンコンバータによってコンピュ
ータが出力する映像をテレビジョン信号に変換する。そ
のテレビジョン信号をテレビジョン受像機に入力するこ
とにより、テレビジョン受像機は映像を映し出す。
【0023】このとき、コンピュータの出力レートはテ
レビジョン受像機で映し出す映像が専用のモニタ装置で
映し出す映像と同じであるように設定されている。これ
により、映像を映し出す装置が専用のモニタ装置又はテ
レビジョン受像機のどちらであっても、同じ映像を映し
出すことができる。
【0024】また、本発明の第3の構成では、上記第2
の構成において、前記テレビジョン受像機に映すときは
家庭用ビデオゲーム機を介してR、G、B信号をテレビ
ジョン信号に変換している。
【0025】このような構成では、家庭用ビデオゲーム
機に上記ビデオスキャンコンバータが内蔵されている。
ビデオゲーム機に専用のモニタ装置を接続するときは、
モードの選択操作手段により第1のモードを選択する。
ビデオゲーム機にテレビジョン受像機を接続するとき
は、モードの選択操作手段により、第2のモードを選択
する。これにより、映像を映し出す装置が専用のモニタ
装置であってもテレビジョン受像機であっても、同じ映
像を映し出す。家庭用ビデオゲーム機は専用のモニタ装
置がなくても、テレビジョン受像機があれば、専用のモ
ニタ装置と同じ映像を映し出すことができるようにな
る。
【0026】また本発明の第4の構成では、上記第1の
構成において、前記コンピュータの動作クロックの周波
数を可変する手段を設けることにより、前記出力レート
を可変するようにしている。
【0027】このような構成では、コンピュータより出
力される映像信号はコンピュータの動作クロックによっ
てタイミングが計られている。クロックの周波数を可変
する手段により、クロックの周波数が可変し、コンピュ
ータから出力される水平同期信号、垂直同期信号及び
R、G、B信号の出力レートが可変する。これにより、
映像を映し出す装置が専用のモニタ装置、テレビジョン
受像機のどちらであっても同じ映像を映し出すことがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態を図1及び図
2を用いて説明する。図1は本発明の1実施形態のビデ
オスキャンコンバータのブロック図である。図1におい
て、上記従来のビデオスキャンコンバータ(図3)と同
一のブロック図となっているため、同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。しかしながら、本実施形態
ではPC6から出力される垂直同期信号FV’及び水平
同期信号FH’の周波数が可変する。そして、R’(赤
色)、G’(緑色)、B’(青色)の原色信号も出力レ
ートが可変する。
【0029】本実施形態では、キーボード9により、映
像の出力先を専用のディスプレイ10かTV7のいずれ
か選択するようになっている。尚、キーボード9でなく
ても、選択操作できる入力装置であれはよい。例えば、
専用の切り換えスイッチでもよい。上記従来例(図3)
で説明したように、クロック周波数Vclk’によって
PC6から出力される水平同期信号FH’、垂直同期信
号FV’及びR’、G’、B’信号の出力のタイミング
が計られている。
【0030】映像の出力先を専用のディスプレイ10に
選択したとき、クロック周波数Vclk’=25.17
5MHzとする。これにより、水平同期信号FH’=V
clk’/800=31.468kHz、垂直同期信号
FV’=FH’/525=59.94Hzとなり、ディ
スプレイ10に映像が映し出される。
【0031】映像の出力先がTV7に選択されたとき
に、PC6はクロック周波数Vclk’を例えば10%
上昇させ、Vclk’=27.6925MHzとする。
関係式はそのままで、水平同期信号FH’=Vclk’
/800=34.615kHz、垂直同期信号FV’=
FH’/525=65.934Hzとなる。尚、分周器
5より出力される信号の周波数Fh’は17.3075
kHzとなる。
【0032】上記従来例(図3)で説明したように、T
V7で映像を映し出すときにクロック周波数Vclk=
25.175MHzでは、オーバースキャンによって、
例えば、走査線が525本中440本のみTV7に表示
される。図2(a)に示すように垂直偏向するための制
御信号CVが所定の電圧レベルVa、Vbの間にある表
示期間Trの間で表示が行われ、440本の走査線が画
面に表示される。
【0033】一方、本実施形態のようにVclk’=2
7.6925kHzとすると、図2(b)に示すよう
に、垂直同期信号FV’の周期が短くなる。そして、制
御信号CV’の周期が短くなり、振幅が小さくなる。
尚、図2(a)、(b)において、図4と同一部分に付
いては同一の符号を付し、説明を省略する。Tr’、T
s’は出力先をTV7に選択したときの表示期間、走査
線期間である。
【0034】図2(a)に示す垂直同期信号FVは5
9.94Hzであったが、図2(b)に示す本実施形態
ではその周波数FV’は10%上昇して65.934H
zとなっている。制御信号CV、CV’の三角波形の傾
きに関してほとんど違いがなく、表示期間Tr’は従来
の表示期間Trとほぼ同じである。ところが、走査線期
間Ts’が従来の走査線期間Tsよりも短くなってい
る。
【0035】そのため、走査線期間Ts’に対する表示
期間Tr’の割合は、従来の走査線期間Tsに対する表
示期間Trの割合よりも大きくなっている。これは、表
示される走査線数が増加し、この場合では10%増加し
て480本程度は表示されることを意味する。
【0036】これにより、画素の水平長が640、垂直
高が480のPC画面(640×480)でも、TV7
で全画面を表示することができる。また、PC6のクロ
ック周波数Vclk’はソフトウェアで簡単に可変する
ことができる。そのため、もしクロック周波数Vcl
k’が27.6925MHzでも480本の走査線を表
示することができなければ、更にクロック周波数Vcl
k’を上昇させる。すると、表示する走査線数が増加し
て、480本でも表示可能となる。
【0037】このように、クロック周波数Vclk’を
上昇させることにより、PC6が出力する垂直同期信号
と水平同期信号の周波数も上昇して、大変簡単に表示走
査線数が増加する。言うまでもなく、PC6が出力する
クロック信号Vclk’の周波数の上昇度は10%でな
くてもよい。周波数の上昇度が大きいほど、多くの走査
線が表示できるようになる。また、TV7に映し出され
る映像を見ながら、キーボード9より適当なクロック周
波数Vclk’を入力して、PC6より出力される映像
の全画面をTV7に映し出すように、クロック周波数V
clk’を制御するようにしてもよい。
【0038】尚、クロック周波数Vclk’に対して水
平同期信号FH’=Vclk’/800、垂直同期信号
FV’=FH’/525という本実施形態の関係式は設
定の一例である。水平同期信号FH’が34.615k
Hzに、垂直同期信号FV’が65.934Hzに値が
近ければ、同様の効果が得られる。PC6のクロック周
波数Vclk’の制御可能な周波数によって、関係式F
H’=Vclk’/800、FV’=FH’/525を
変更してもよい。また、クロック周波数Vclk’を制
御せず、直接出力レートを制御してTV7に全画面の映
像を映し出すようにしてもよい。
【0039】尚、映像信号Video OUTは日本の標準テレ
ビジョン信号方式(NTSC方式)だけでなく、PAL
方式、SECAM方式であっても、エンコーダ4が各信
号方式に対応していれば、同様にPC6のクロック周波
数を上昇させることにより、TV7に表示する走査線を
増やすことができる。走査線数の異なる映像信号Video
OUTでも同様の効果がある。制御信号CV’は電圧で垂
直偏向を制御する信号であったが、電流で偏向を制御す
る信号であってもよい。
【0040】このように、信号方式に拘らず、TV7に
表示する走査線数を増加させることができる。水平方向
の画素数が640、垂直方向の画素数が480のPC画
面(640×480)でなくても、同様にして、表示す
る走査線数を増やすことができる。また、480本の走
査線の信号を440本の信号に変換するような変換が行
われていないので、画質が劣化しない。更に、PC6や
キーボード9から成る家庭用ビデオゲーム機に50に示
す部材を内蔵する。これにより、専用のディスプレイ1
0にも映像を映し出すことができるが、専用のディスプ
レイ10がなくてもTV7に全画面を映し出すことがで
きる。
【0041】
【発明の効果】
<請求項1の効果>コンピュータより出力される映像を
専用のモニタ装置ではなく、ビデオスキャンコンバータ
によってテレビジョン信号に変換して、走査線数が異な
るテレビジョン受像機に映像を映し出す。コンピュータ
から出力される垂直同期信号、水平同期信号及びR、
G、B信号の出力レートを可変する手段により、出力レ
ートを可変する。これにより、テレビジョン受像機に映
し出される映像の走査線の本数が可変する。また、出力
レートを可変するだけなので、簡単で低コストである。
各走査線についての信号は変換しないので、画面が縦方
向に多少圧縮されるだけで画質が劣化しない。
【0042】特に、画素の垂直高が大き過ぎてテレビジ
ョン受像機で全画面を表示することができないコンピュ
ータの画面では、出力レートを速くすることにより、テ
レビジョン受像機に表示する走査線の本数が上昇して全
画面を表示することができるようになる。
【0043】<請求項2の効果>コンピュータは出力映
像を専用のモニタ装置に映し出す第1のモードと、テレ
ビジョン受像機に映し出す第2のモードを有する。モー
ドの選択操作手段により、第1のモード又は第2のモー
ドのいずれかを選択する。モードによってコンピュータ
より出力される映像の出力レートが切り換わる。これに
より、映像を映し出す装置が専用のモニタ装置である場
合は第1のモードとし、一方、テレビジョン受像機であ
る場合は第2のモードとして、出力レートを切り換え
る。第2のモードでは、テレビジョン受像機に映し出す
走査線の本数が制御されて、専用のモニタ装置と同様に
全画面の映像を映し出すことができるようになる。
【0044】<請求項3の効果>家庭用ビデオゲーム機
に本発明のビデオスキャンコンバータが備えられてい
る。家庭用ビデオゲーム機からテレビジョン受像機に映
像を映し出すとき、モードの選択操作手段で第2のモー
ドを選択することにより映像を映し出すことができる。
これにより、家庭用ビデオゲーム機においても、専用の
モニタ装置と同様にテレビジョン受像機に映像を映し出
すことができる。
【0045】<請求項4の効果>垂直同期信号、水平同
期信号はコンピュータの動作クロックによって、タイミ
ングが計られ、制御されている。動作クロックの周波数
を可変することにより、垂直同期信号、水平同期信号お
よびR、G、B信号が可変する。適当なクロック周波数
を設定することにより、簡単にテレビジョン受像機で表
示する走査線数を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態のビデオスキャンコンバ
ータのブロック図。
【図2】 そのTV7内部の走査線数が通常のときの制
御信号の波形図(b)と走査線数が多いときの制御信号
の波形図(a)。
【図3】 従来のビデオスキャンコンバータのブロック
図。
【図4】 そのTV7内部の制御信号の波形図。
【符号の説明】
1 アナログ/ディジタル変換器 2 ラインバッファ 3 ディジタル/アナログ変換器 4 エンコーダ 5 分周器 6 パーソナルコンピュータ 7 テレビジョン 8 クロック発生器 9 キーボード 10 ディスプレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータから水平同期信号及び垂直
    同期信号と共に、テレビジョン信号とは異なる走査線数
    で出力されるR、G、B信号をテレビジョン受像機に映
    し出すためにテレビジョン信号に変換するビデオスキャ
    ンコンバータにおいて、 前記コンピュータから出力される垂直同期信号、水平同
    期信号及びR、G、B信号の出力レートを可変する手段
    を設けたことを特徴とするビデオスキャンコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータはその出力映像を専用
    のモニタ装置に映す第1のモードと、テレビジョン受像
    機に映す第2のモードを有しており、これらのモードの
    選択操作手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載のビデオスキャンコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記テレビジョン受像機に映すときは、
    家庭用ビデオゲーム機を介してR、G、B信号をテレビ
    ジョン信号に変換することを特徴とする請求項2に記載
    のビデオスキャンコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータの動作クロックの周波
    数を可変する手段を設けることにより、前記出力レート
    を可変することを特徴とする請求項1に記載のビデオス
    キャンコンバータ。
JP27331096A 1996-10-16 1996-10-16 ビデオスキャンコンバータ Pending JPH10123995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27331096A JPH10123995A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 ビデオスキャンコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27331096A JPH10123995A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 ビデオスキャンコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10123995A true JPH10123995A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17526099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27331096A Pending JPH10123995A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 ビデオスキャンコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10123995A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002007432A2 (en) * 2000-07-18 2002-01-24 Colorgraphic Communications Corporation Video adapter for controlling at least one television monitor

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6429903B1 (en) 1997-09-03 2002-08-06 Colorgraphic Communications Corporation Video adapter for supporting at least one television monitor
WO2002007432A2 (en) * 2000-07-18 2002-01-24 Colorgraphic Communications Corporation Video adapter for controlling at least one television monitor
WO2002007432A3 (en) * 2000-07-18 2002-04-18 Colorgraphic Comm Corp Video adapter for controlling at least one television monitor
GB2382738A (en) * 2000-07-18 2003-06-04 Colorgraphic Comm Corp Video adapter for supporting at least one television monitor
GB2382738B (en) * 2000-07-18 2005-03-23 Colorgraphic Comm Corp Video adapter for controlling at least one television monitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU733582B2 (en) Video display apparatus and video display method
US5812210A (en) Display apparatus
JPH10191191A (ja) 映像表示装置
JPH10126802A (ja) カラー画像表示装置及びカラー画像表示方法
KR960007545B1 (ko) 주화면위치 보상회로 및 그 방법
JPH08228359A (ja) カラー画像表示装置
JPH10123995A (ja) ビデオスキャンコンバータ
US5523789A (en) High definition television monitor for displaying video images reproduced from normal standard video signals
JP2001103518A (ja) ビデオ信号作成装置及びビデオ信号作成方法
JP4167423B2 (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP3695861B2 (ja) スキャンコンバータ
JP2923966B2 (ja) 高品位テレビジョン表示装置
US6577321B2 (en) Image display apparatus and display control method
JP2748496B2 (ja) 高品位テレビジョン表示装置
JP3186994B2 (ja) 画像表示装置
KR100234412B1 (ko) 양방향 주사 방식을 채택한 화상표시장치 및 방법
KR100594237B1 (ko) 주사방식 변환장치 및 주사방식 변환방법
KR0123769B1 (ko) 16 : 9 화면에서의 픽쳐 인 픽쳐 표시회로
JP3302024B2 (ja) スタティクコンバーゼンス回路
JP2923967B2 (ja) 高品位テレビジョン表示装置
JP2964490B2 (ja) テレビジョン受像機
JP2545631B2 (ja) テレビジョン受信機
JPH0946613A (ja) テレビジョン信号の表示装置
JPH0385458A (ja) 信号波形表示装置
JPH02264583A (ja) 画像表示装置