JP3302024B2 - スタティクコンバーゼンス回路 - Google Patents

スタティクコンバーゼンス回路

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JP3302024B2 JP07201191A JP7201191A JP3302024B2 JP 3302024 B2 JP3302024 B2 JP 3302024B2 JP 07201191 A JP07201191 A JP 07201191A JP 7201191 A JP7201191 A JP 7201191A JP 3302024 B2 JP3302024 B2 JP 3302024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投射型テレビジョンの
スタティックコンバーゼンス回路、特にこの回路におけ
る映像信号に重畳するチェック用信号を発生する回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年テレビジョン受像機は大画面化の傾
向となり、投射型テレビジョンにおいても普及率が年々
上昇しており、高性能化、安定性の向上、低価格化が益
々強く求められている。そのひとつにコンバーゼンスの
性能向上の課題がある。投射型テレビジョンは赤青緑の
光を発光または透過するCRT、LCD(液晶表示素
子)などを用いてそれぞれ赤青緑の映像をレンズにより
拡大投射する方式が一般的に用いられている。この方式
においてはスクリーン上に各色の映像を一致させること
が必要であり、各色の映像がズレると、いわゆるコンバ
ーゼンスのズレが発生する。この現象は種々の原因で発
生し、機器の移動、温度などの使用環境の変化、部品の
経時変化などがその原因である。このコンバーゼンスの
ズレを改善するために、従来より自動コンバーゼンス回
路が提案されている。
【0003】以下に従来の自動コンバーゼンス回路、特
にこの回路における映像信号に重畳するチェック用信号
を発生する回路について説明する。図7は自動コンバー
ゼンス回路の全体構成図を示す。
【0004】図7において、1は映像信号の処理回路で
あり、映像信号Aが入力され、その出力は赤青緑のCR
Tの駆動回路3,4,5に接続され、それぞれの出力は
各CRT12,13,14のカソードに加えられる。2は偏向
処理回路であり、その出力Bは各CRT12,13,14の偏
向ヨーク9,10,11に加えられる。各CRT12,13,15
の映像はレンズ15,16,17により拡大投射されスクリー
ン18に結像される。21はスクリーン枠である。19は左右
のコンバーゼンスのズレを検出するための検出部、20は
上下のズレ検出部であり、スクリーン18の有効表示域外
のいわゆるオーバースキャン領域でスクリーン枠21上に
配置された構造である。各検出部19,20の出力信号は制
御部26に入力される。
【0005】次に検出部19,20に表示させるチェック用
信号の発生部の回路について説明する。偏向処理回路2
よりタイミング信号発生回路24に水平、垂直の各同期信
号および偏向電流に相似な波形の水平、垂直のそれぞれ
のブランキング信号Cが入力され、このタイミング信号
により左右ズレチェック信号Dを左右ズレチェック信号
発生回路22から発生させ、上下ズレチェック信号Eを上
下ズレチェック信号発生回路23から発生させる。このコ
ンバーゼンスの上下ズレチェック信号Dと左右ズレチェ
ック信号Eとの合成信号が加算器25により得られ、この
加算器25の出力はCRT式の投射型テレビジョンであれ
ば赤(R)、緑(G)、青(B)の各CRT12,13,14
のカソードに入力され、通常の映像と同時に有効画面領
域の外側すなわち検出部19,20の位置に前記チェック用
信号を表示する。
【0006】コンバーゼンスズレの補正はRGBの各色
ごとに検出し制御する必要があり、RGBの各色のチェ
ック用信号は1フィールドごとまたは1フレームごとに
切り替えて順次発生させられる。それぞれのRGBチェ
ック用信号は各CRT12,13,14の駆動回路3,4,5
に加えられ、映像信号処理回路1の本来の映像信号と合
成されて各CRT12,13,14を発光させ、スクリーン18
の検出部19,20に投射する。スクリーン18の有効領域の
外側に配置した検出部19,20がこのチェック用信号を受
光する。検出部19,20では信号の極性または信号の強度
により左右または上下のコンバーゼンスのズレ方向を判
別できる。
【0007】またタイミング信号発生回路24は1フィー
ルドごとまたは1フレームごとにRGBのチェック用信
号を出力するためのタイミングパルスを発生している。
これを色判別信号Fと呼ぶこととする。検出部19,20か
らのズレ方向の情報G,Hとこの色判別信号Fとは制御
回路26に入力され、制御回路26により各色のズレの方向
に対して逆方向に補正する信号I,J,Kが生成され
る。この生成される信号はRGBのそれぞれについて左
右および上下用の補正信号が必要となり、6種類の信号
より構成される。この補正信号I,J,Kはコンバーゼ
ンス出力アンプ27,28,29に入力される。このコンバー
ゼンス出力アンプ27,28,29はコンバーゼンスヨーク
6,7,8に電流を流し、前記コンバーゼンスのズレと
逆方向に補正を加える。コンバーゼンスヨーク6,7,
8の機能により各CRT12,13,14のラスターは左右上
下に移動され、スクリーン上18のチェック信号の表示位
置が移動する。そこで補正後のチェック用信号により検
出部19,20がその補正結果を検出する。
【0008】以上で制御の閉ループができ、この閉ルー
プにより常時にコンバーゼンスのズレを補正し制御して
いるのが自動コンバーゼンス回路の基本動作である。こ
こではチェック信号発生回路22,23の中で、22の左右ズ
レチェック信号発生回路について説明する。
【0009】次に従来のコンバーゼンスの左右ズレチェ
ック信号発生回路について説明する。従来は図8に示す
ように垂直同期パルスまたは垂直ブランキングパルスが
基準のタイミングとしてトリガー入力端子31から単安定
マルチバイブレータ32に入力され、垂直走査の開始点よ
り単安定マルチバイブレータ32で決定された一定のパル
ス33が出力される。このパルス33により左右ズレチェッ
ク信号の画面上部での表示位置と垂直方向のパルスの長
さが決められる。
【0010】次に水平パルスが入力端子34から積分回路
35に入力され、この水平パルスに同期した鋸歯状波を発
生させて比較器38の第1の入力36とする。比較器38には
第2の入力37として基準電圧が接続され、この第2の入
力37の基準電圧を第1の入力36の水平の鋸歯状波の中央
部(水平走査期間のほぼ中央のタイミング)の電圧に設
定すると、水平走査の中央の位置で立ち上がるパルス39
が得られる。このパルス39は単安定マルチバイブレータ
40に入力され、単安定マルチバイブレータ40のパルス幅
を自動コンバーゼンス回路の精度に適した幅に設定す
る。
【0011】この単安定マルチバイブレータ40から出力
されるパルス41と前記単安定マルチバイブレータ32から
出力されるパルス33とはアンド回路42に入力され、有効
画面のオーバースキャン領域の上部で、かつ水平方向に
て中央の位置に相当するタイミングでのチェック用信号
43が得られる。このとき、水平方向のパルス幅は単安定
マルチバイブレータ40の時定数で決まり、垂直方向のパ
ルスの長さは単安定マルチバイブレータ32の時定数でき
まる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし入力される映像
信号がNTSCなどの信号規格に合致している場合は先
の位置にチェック用信号が表示されるが、TBC(タイ
ムベースコレクター)などを有しない一般家庭用VTR
においては、トリガー入力端子31から入力される垂直同
期信号の周波数が変化するためにチェック用信号の垂直
方向の表示位置が変化する。たとえば順方向の早送り再
生時において垂直同期信号の周波数が高くなり、垂直走
査期間が短くなる。その結果垂直偏向電流は小さくなり
映像の垂直振幅も小さくなるために、スクリーン枠21内
に表示していた先のチェック用信号が有効画面内に移動
し表示される不都合が発生する。
【0013】また逆方向の早送り再生においては、垂直
振幅が大きくなりチェック用信号の表示位置が画面の上
方向に移動する。単安定マルチバイブレータ32の時定数
で決まるチェック用信号の垂直方向の長さはコンバーゼ
ンスのズレを検出制御するために重要な要素であり、こ
のチェック用信号から検出部がはずれると検出制御が不
可能になる。このチェック用信号の垂直方向の長さは地
磁気、温度などの環境変化、製品の輸送、振動、衝撃な
どにおける光学部品のズレ、歪によるコンバーゼンスの
ズレを十分に補正するに必要が有り、この長さの設定と
表示位置の安定性が本回路の基本性能を決定する。垂直
ブランキング期間を1.2mS 程度にて垂直方向のオーバー
スキャンを約5%程度とした場合において、垂直同期信
号の周波数が2%以上高くなると画面内にチェック用信
号が表示されるという問題を有していた。
【0014】また垂直同期信号の周波数が変化すると、
チェック用信号の表示位置が上下に移動するために全て
の再生モードでの垂直周波数に対応できる検出部の取り
付け位置は極めて限られた狭い範囲となる。無理にこの
範囲を拡大しようとすると、垂直ブランキングパルス幅
の縮小、スクリーンの有効外のスクリーン枠21の幅を大
きくせざる得なくなり、セットの外形が大きくなる。
【0015】本発明は上記の従来の問題を解決するもの
で、垂直同期パルスの周波数が変化しても、自動コンバ
ーゼンス回路のチェック用信号が有効画面内に表示され
ない、表示位置の安定したスタティクコンバーゼンス回
路を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスタティクコンバーゼンス回路は、垂直同
期信号の周波数に追従して、チェック用信号の垂直方向
のパルス長さを可変する手段を設けたものであり、赤青
緑の3色の映像をスクリーンに投射して表示する投射型
テレビジョンにおいて、前記投射型テレビジョンのスク
リーン上における各色のコンバーゼンスのズレを補正す
るために、映像信号に重畳するコンバーゼンスのチェッ
ク用信号を発生するチェック用信号発生回路と、前記チ
ェック用信号を前記スクリーンの有効画面外のスクリー
ン枠部に表示する手段と、前記スクリーン枠部に表示さ
れた前記チェック用信号を検出する検出手段と、前記検
出手段からの検出信号により前記各色のコンバーゼンス
のズレを補正する制御手段と、前期チェック用信号のパ
ルス発生区間を垂直同期信号の周波数に追従して可変す
るパルス発生区間可変手段とを備えた構成により、垂直
同期パルスの周波数が変化しても前記チェック用信号が
常にスクリーンの有効画面外のスクリーン枠部に表示さ
れるようにしたことを特徴とするものである。又、前記
チェック用信号発生回路と、前記比較回路の出力と垂直
部ランキングパルスとを入力するアンド回路により構成
し、前記アンド回路からの出力により前記チェック用信
号を発生させるようにしたことを特徴とし、更に、他の
構成として、前記チェック用信号発生回路を、垂直同期
パルスが入力され、前記パルス発生区間可変手段を制御
するためのパルス幅可変用制御電圧を出力するF−V変
換回路と、垂直同期パルスまたは垂直部ランキングパル
スをトリガー入力とする単安定マルチバイブレータによ
り構成し、前記単安定マルチバイブレータからの出力パ
ルスにより前記チェック用信号を発生させるようにした
ことを特徴とするものである。更に又、前記F−V変換
回路の出力をスレッシュホールド制御端子に入力し、垂
直同期パルスまたは垂直部ランキングパルスをトリガー
入力とする単安定マルチバイブレータにより構成し、前
記単安定マルチバイブレータからの出力パルスにより前
記チェック用信号を発生させるようにしたことを特徴と
するものである。
【0017】
【作用】上記構成により、VTRの早送り再生のよう
に、NTSCの標準的な信号規格から外れた信号におい
てもチェック用信号が有効スクリーンの範囲内に表示さ
れることが無くなり、自動スタティクコンバーゼンス回
路の検出部のスクリーン枠への取り付け位置の自由度も
高められる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1の実施例のスタティクコンバ
ーゼンス回路における左右ズレチェック信号の発生回路
のブロック図、図2はその動作波形図である。
【0019】図1において、51は垂直偏向回路から得ら
れる垂直の鋸歯状波信号、52は基準電圧、53はこれらを
比較する比較器、54は比較器出力、55は垂直ブランキン
グパルス、56は垂直ブランキングパルス55を反転するイ
ンバータ、57はインバータ出力、58は比較器出力54とイ
ンバータ出力57が入力されてチェック用信号のパルス発
生区間を決めるアンド回路、59はアンド回路出力、60は
アンド回路出力59が一方の入力端に入力されるアンド回
路である。また35〜41は図8に示された積分回路、この
積分回路から出力される鋸歯状波信号、基準電圧、比較
器、比較器の出力パルス、この出力パルスにより動作す
る単安定マルチバイブレータ、その出力パルスと同じも
のであり、パルス41はアンド回路60のもう一方の入力端
に入力され、チェック用信号のパルス発生区間が決めら
れる。積分回路35に入力される信号は水平パルスまたは
水平ブランキングパルスである。
【0020】上記のように構成された左右ズレチェック
信号発生回路について、以下にその動作を説明する。入
力された映像信号の垂直同期パルスより発生した垂直の
鋸歯状波信号51は垂直偏向電流の波形と同じ波形をし、
比較器53に入力される。比較器53で信号51と基準電圧52
が比較され、図2に示すような比較器出力54の波形が得
られる。垂直ブランキングパルス55はインバータ56で反
転され、図2に示すようなインバータ出力57の波形が得
られる。54と57の波形をアンド回路7に入力とすると、
図2に示すようなアンド回路出力59が得られる。このパ
ルスの幅が左右ズレチェック信号の垂直方向の表示の長
さを決めることに用いられる。35〜41は図8にて説明し
た水平方向の中央にパルスを発生させるための回路と同
じであり、従来例と同じ動作をするので、説明を省く。
【0021】図2を用いて、さらに詳しくその動作を説
明する。実線は正常なNTSCの信号を受像した場合を
示し、破線はVTRの順方向早送り再生のように垂直同
期信号の周波数が高くなった場合を示している。垂直同
期信号の周波数が高くなると、垂直偏向の走査期間が短
くなる。そのために、鋸歯状波信号51の振幅が減少し破
線のようになる。垂直の偏向電流も鋸歯状波信号51と同
様に振幅が減少する。そして、画面のチェック用信号の
スクリーン18上の表示の位置は垂直の鋸歯状波信号51の
振幅に追従して変化する。このとき、比較器53の基準電
圧52は一定であるため、出力パルス54の幅が狭くなる。
54と57の信号はアンド回路58の入力であるため、アンド
回路出力59のパルス幅は短くなり、Bのタイミングで終
了するパルスが得られる。正常な垂直同期周波数の場合
はAのタイミングで終了するパルスが得られ、映像信号
の垂直同期信号の周波数により、パルスの立ち下がり部
がA,Bの両タイミングで立ち下がるパルスの出力59が
得られる。このAおよびBでのタイミングでのそれぞれ
の偏向電流は同じである。よってチェック用信号として
用いるアンド回路出力59のパルスのスクリーン18上の表
示位置は垂直同期信号の周波数が変化しても変わらな
い。同様に垂直同期周波数が低くなってもチェック信号
の表示位置は変わらない。垂直ランキングパルス55の立
ち下がり部のC点よりアンド回路58の出力パルス59の立
ち下がり点までの区間に相当する位置のほぼ中央に自動
スタティクコンバーゼンス回路の検出部を配置すれば垂
直同期の周波数が変化してもチェック用信号の表示位置
が変化しないため、有効画面内に表示されずかつ検出部
からもはずれなくなり、初期の目的を達成できる。
【0022】図3は本発明の第2の実施例のスタティク
コンバーゼンス回路における左右ズレチェック信号の発
生回路のブロック図、図4はその動作波形図である。図
3において、61は垂直同期パルス、62は垂直同期パルス
61が入力されるF−V変換器、63はF−V変換器出力の
直流電圧、64は直流電圧63によりコンデンサが充電され
る時定数回路、65は時定数回路64から出力されるコンデ
ンサ電圧、66は垂直ブランキングパルス、67は垂直ブラ
ンキングパルス66がトリガー入力となり、コンデンサ電
圧65がパルス幅制御入力となって出力パルス68のパルス
幅が可変される単安定マルチバイブレータである。
【0023】上記のように構成された左右ズレチェック
信号発生回路について、以下その動作を説明する。図3
は垂直同期パルスの周波数に対応して単安定マルチバイ
ブレータのパルス幅を変化させて左右ズレチェック信号
の垂直方向のパルスの長さを可変する方式である。垂直
同期パルス61を、垂直同期周波数の変化を直流電圧に変
換するF−V変換回路62に入力し、その出力の直流電圧
63を、単安定マルチバイブレータ回路67のパルス幅を制
御する時定数回路64に入力する。67はたとえばCMOS
タイプの集積回路の単安定マルチバイブレータ回路を用
いる。この直流電圧63により時定数回路64の充電電流の
時間あたりの立ち上がり波形の傾斜が図4のコンデンサ
電圧65に示すように変化する。すなわち、コンデンサ電
圧65は単安定マルチバイブレータ67のスレッシュホール
ドレベルに達したときに放電され、この変化により単安
定マルチバイブレータのパルス幅が入力の垂直同期周波
数により変えられる。単安定マルチバイブレータ67にお
けるトリガー入力として垂直ブランキングパルス66を用
いることにより、図2の59の波形と同様なパルス68が図
4に示すように単安定マルチバイブレータ67の出力とし
て得られる。なお、図1に示した35〜41,60の回路は図
3でも同様に必要であるが、要部と直接に関係しないの
で省略されている。
【0024】図5は本発明の第3の実施例のスタティク
コンバーゼンス回路における左右ズレチェック信号の発
生回路のブロック図、図6はその動作波形図である。図
5において、71は垂直同期パルス、72は垂直同期パルス
71が入力されるF−V変換器、73はF−V変換出力の直
流電圧、74は垂直ブランキングパルス、75は直流電圧73
と比較するための鋸歯状波信号、76は垂直ブランキング
パルス74と比較するための基準電圧、77,78は比較器、
79は比較器77,78の出力80,81で動作するR−Sフリッ
プフロップ、82はフリップフロップ79のQバー出力によ
り動作するオープンコレクタのトランジスタ、83はQバ
ー出力を反転するインバータ、84は出力パルス、85はト
ランジスタ82に接続された時定数回路であり、比較器77
の一方の入力となる鋸歯状波信号75を生成して、出力パ
ルス84のパルス幅を決める。
【0025】上記のように構成された左右ズレチェック
信号発生回路について、以下その動作を説明する。図5
は図3と同様に単安定マルチバイブレータのパルス幅を
入力の垂直同期パルスの周波数に追従して変化させるた
めに、F−V変換器72の出力を単安定マルチバイブレー
タのスレッシュホールドレベルを可変する端子に接続し
て実施した例である。スレッシュホールドレベルを可変
する端子に入力された直流電圧73が変化すると、出力パ
ルス84のパルス幅が変化する。77,78,79,82,83で構
成される回路は単安定マルチバイブレータ回路と同機能
である。
【0026】図6の波形発生のタイミングチャートに示
すように、比較器77の入力にF−V変換器72の出力の直
流電圧73を用い、比較器77のスレッシュホールドレベル
を垂直同期パルスの周波数により変化させる。図6で実
線が正常な垂直同期周波数の場合、破線が垂直同期周波
数が低くなった場合を示している。図6において、垂直
同期周波数が低くなると直流電圧73が高くなり破線の電
圧になる。鋸歯状波信号75の電圧がF−V変換器の出力
電圧73を超えると比較器77の出力80は反転する。このと
き反転するタイミングは遅れ、出力80の波形は破線で示
したようになる。このタイミングでフリップフロップ79
はリセットされ、出力パルス84は破線で示した広いパル
スになる。以上のように垂直同期周波数により単安定マ
ルチバイブレータのパルス幅を変えることができ、所期
の目的を達成できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、VTRの
早送り再生のように送信側の同期信号がNTSCなどの
正規の信号規格からズレた場合でも、チェック用信号の
表示位置が移動せずに安定になり、有効画面内に入るこ
との無くなる。また検出部の位置設定の自由度が高く、
正常な動作範囲を広く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すスタティクコンバ
ーゼンス回路における信号発生回路のブロック図であ
る。
【図2】図1の信号発生回路の動作波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すスタティクコンバ
ーゼンス回路における信号発生回路のブロック図であ
る。
【図4】図3の信号発生回路の動作波形図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示すスタティクコンバ
ーゼンス回路における信号発生回路のブロック図であ
る。
【図6】図5の信号発生回路の動作波形図である。
【図7】従来のスタティクコンバーゼンス回路の全体構
成を示すブロック図である。
【図8】図7のスタティクコンバーゼンス回路における
信号発生回路のブロック図である。
【符号の説明】
51 垂直の鋸歯状波信号 53 比較器 55 垂直ブランキングパルス 56 インバータ回路 61 垂直同期パルス 62 F−V変換器 64 時定数回路 66 垂直ブランキングパルス 67 単安定マルチバイブレータ 71 垂直同期パルス 72 F−V変換器 74 垂直ブランキングパルス 75 鋸歯状波信号 77,78 比較器 79 R−Sフリップフロップ 83 インバータ 85 時定数回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤青緑の3色の映像をスクリーンに投射し
    て表示する投射型テレビジョンにおいて、前記投射型テ
    レビジョンのスクリーン上における各色のコンバーゼン
    スのズレを補正するために、映像信号に重畳するコンバ
    ーゼンスのチェック用信号を発生するチェック用信号発
    生回路と、前記チェック用信号を前記スクリーンの有効
    画面外のスクリーン枠部に表示する手段と、前記スクリ
    ーン枠部に表示された前記チェック用信号を検出する検
    出手段と、前記検出手段からの検出信号により前記各色
    のコンバーゼンスのズレを補正する制御手段と、前記チ
    ェック用信号のパルス発生区間を垂直同期信号の周波数
    に追従して可変するパルス発生区間可変手段とを備え、
    垂直同期パルスの周波数が変化しても前記チェック用信
    号が常にスクリーンの有効画面外のスクリーン枠部に表
    示されるようにしたことを特徴とするスタティクコンバ
    ーゼンス回路。
  2. 【請求項2】投射型テレビジョンのスクリーン上におけ
    各色のコンバーゼンスのズレを補正するために、映像
    信号に重畳するコンバーゼンスのチェック用信号を発生
    するチェック用信号発生回路と、前記チェック用信号を
    前記スクリーンの有効画面外のスクリーン枠部に表示す
    る手段と、前記スクリーン枠部に表示された前記チェッ
    ク用信号を検出する検出手段と、前記検出手段からの検
    出信号により前記各色のコンバーゼンスのズレを補正す
    る制御手段と、前記チェック用信号のパルス発生区間を
    垂直同期信号の周波数に追従して可変するパルス発生区
    間可変手段とを備えた赤青緑の3色の映像をスクリーン
    に投射して表示する投射型テレビジョンにおいて、前記
    チェック用信号発生回路を、垂直偏向回路の鋸歯状波を
    第1の入力とし基準電圧を第2の入力とする比較回路
    と、前記比較回路の出力と垂直部ランキングパルスとを
    入力するアンド回路により構成し、前記アンド回路から
    の出力により前記チェック用信号を発生させるようにし
    たことを特徴とするスタティクコンバーゼンス回路。
  3. 【請求項3】投射型テレビジョンのスクリーン上におけ
    各色のコンバーゼンスのズレを補正するために、映像
    信号に重畳するコンバーゼンスのチェック用信号を発生
    するチェック用信号発生回路と、前記チェック用信号を
    前記スクリーンの有効画面外のスクリーン枠部に表示す
    る手段と、前記スクリーン枠部に表示された前記チェッ
    ク用信号を検出する検出手段と、前記検出手段からの検
    出信号により前記各色のコンバーゼンスのズレを補正す
    る制御手段と、前記チェック用信号のパルス発生区間を
    垂直同期信号の周波数に追従して可変するパルス発生区
    間可変手段とを備えた赤青緑の3色の映像をスクリーン
    に投射して表示する投射型テレビジョンにおいて、前記
    チェック用信号発生回路を、垂直同期パルス入力
    れ、前記パルス発生区間可変手段を制御するためのパル
    ス幅可変容制御電圧を出力するF−V変換回路と、垂直
    同期パルスまたは垂直ブランキングパルスをトリガー入
    とする単安定マルチバイブレータにより構成し、前記
    単安定マルチバイブレータからの出力パルスにより前記
    チェック用信号を発生させるようにしたことを特徴とす
    スタティクコンバーゼンス回路。
  4. 【請求項4】投射型テレビジョンのスクリーン上におけ
    各色のコンバーゼンスのズレを補正するために、映像
    信号に重畳するコンバーゼンスのチェック用信号を発生
    するチェック用信号発生回路と、前記チェック用信号を
    前記スクリーンの有効画面外のスクリーン枠部に表示す
    る手段と、前記スクリーン枠部に表示された前記チェッ
    ク用信号を検出する検出手段と、前記検出手段からの検
    出信号により前記各色のコンバーゼンスのズレを補正す
    る制御手段と、前記チェック用信号のパルス発生区間を
    垂直同期信号の周波数に追従して可変するパルス発生区
    間可変手段とを備えた赤青緑の3色の映像をスクリーン
    に投射して表示する投射型テレビジョンにおいて、前記
    チェック用信号発生回路を、垂直同期パルス入力
    れ、前記パルス発生区間可変手段を制御するためのパル
    ス幅可変容制御電圧を出力するF−V変換回路と、前記
    F−V変換回路の出力をスレッシュホールド制御端子に
    入力し、垂直同期パルスまたは垂直ブランキングパルス
    をトリガー入力とする単安定マルチバイブレータにより
    構成し、前記単安定マルチバイブレータからの出力パル
    スにより前記チェック用信号を発生させるようにしたこ
    とを特徴とするスタティクコンバーゼンス回路。
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