JPH10108433A - ブラシレスモータ、モータ組込機器、圧入用治具 - Google Patents

ブラシレスモータ、モータ組込機器、圧入用治具

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JPH10108433A
JPH10108433A JP25657696A JP25657696A JPH10108433A JP H10108433 A JPH10108433 A JP H10108433A JP 25657696 A JP25657696 A JP 25657696A JP 25657696 A JP25657696 A JP 25657696A JP H10108433 A JPH10108433 A JP H10108433A
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JP
Japan
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housing
hole
brushless motor
circuit board
printed circuit
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JP25657696A
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Shigeo Fukui
繁男 福井
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータの部品数を削減しモータ全
体の組み立て工数を低減する。 【解決手段】このブラシレスモータは、径方向に突設し
た段部2A〜2Jを有しステータコア4を挿入して固定
リング5で固着したハウジング2と、このハウジング2
の段部2A〜2Jに係合してハウジング2を挿入方向と
回転方向の位置決めを行なう第1の孔1aを有し、この
第1の孔1aにハウジング2を挿入したプリント基板1
と、ハウジング2に圧入するための突出片14を段部2
jに対応させて設けた第2の孔13aを有し、プリント
基板1の第1の孔1aへ挿入したハウジング2を第2の
孔13aに圧入し、プリント基板1をハウジング2の段
部2Jと突出片14とで挟み込んで固定した取付板13
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスモー
タ、このブラシレスモータを組み込んだ事務機および記
憶装置などのモータ組込機器、ブラシレスモータを組み
立てるときに使用する圧入用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータは、複写機、プリンタ
などの事務機およびハードディスク装置などの記憶装置
の駆動部にその中の一つの構成部品として利用されるこ
とから低コスト化の要求が強く、モータ自体の部品1つ
1つを見直し、組み立て構造を改善しコスト低減を図る
ことが急務になっている。
【0003】図17に示すように、従来のブラシレスモ
ータは、周波数発電用パターンやその他の配線パターン
などを形成し、ドライバIC112aやソケット112
bなどの電子部品112を実装したプリント基板122
に、コイル121を巻回したステータコア120をスペ
ーサ123で位置決めしつつを取り付け、コイル121
の先端をプリント基板122にハンダ付け後、プリント
基板122の孔に、軸受け部124bにボールベアリン
グ125、126を取り付けたハウジング124を挿入
し、このハウジング124にステータコア120をビス
113で固定してステータ組立品を作り込む一方、シャ
フト117にフランジ118を圧入固定し、ロータヨー
ク115にマグネット116を固着し、このロータヨー
ク115とフランジ118とをビス114で固定してロ
ータ組立品を作り、このロータ組立品をステータ組立品
に組み付けて構成されている。
【0004】このブラシレスモータに用いられているハ
ウジング124は、ロータ組立品を取り付ける軸受け部
124bとプリンタなどへモータ自体を取り付けるため
の取付部124aとを一体に成形したものである。
【0005】ところで、この従来のブラシレスモータの
場合、ロータ組立品とステータ組立品との部品点数を比
較すると、ステータ組立品の部品点数の方が圧倒的に多
く、モータ製造工程における工程バランスが悪い。これ
は、ハウジング124の形状やコイル121の位置出し
のためにステータ組立品側にプリント基板122とい
う、電子部品を実装したサブ加工品を取り付けることが
必須要件になっているからである。
【0006】またこのプリント基板サブ加工品を作った
後でなければ、ステータ組立品を作り込むことができな
いということも工程バランスが悪い原因となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来のブラシレスモータでは、ステータ組立品として、電
子部品を実装したプリント基板が必須構成となっている
ため、ステータ組立品側に多くの部品が偏り、モータ製
造工程における工程バランスが悪く、しかも組み立て工
数を多く要するという問題があった。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、工程バランスを改善するように部品点
数を削減し、組み立て工数を低減することにより、複写
機、プリンタなどの事務機および駆動装置などのコスト
低減を図ることのできるブラシレスモータ、モータ組込
機器、圧入用治具を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明のブラシレスモータは、基
板挟持用の段部を有し、少なくともステータコアを固着
したハウジングと;このハウジングの段部に係合して前
記ハウジングを挿入方向と回転方向の位置決めを行なう
第1の孔を有し、この第1の孔に前記ハウジングを挿入
したプリント基板と、前記ハウジングに圧入するための
突出片を前記段部に対応させて設けた第2の孔を有し、
前記プリント基板の第1の孔へ挿入した前記ハウジング
を前記第2の孔に挿入し、前記プリント基板を前記ハウ
ジングの前記段部と前記突出片とで挟み込んで固定した
取付板とを具備している。
【0010】この請求項1記載の発明の場合、ハウジン
グをプリント基板の第1の孔に挿入し、そのハウジング
を取付板の第2の孔に挿入して、ハウジングの段部と取
付板の第2の孔の突出片とでプリント基板を挟み込んで
固定する。
【0011】これにより、従来用いていた位置決め用の
スペーサが不要になり、部品を削減すると共に、組み立
て工数を低減することができる。
【0012】請求項2記載の発明のブラシレスモータ
は、基板挟持用の段部を有し、少なくともステータコア
を固着したハウジングと、このハウジングの段部に係合
して前記ハウジングを挿入方向と回転方向の位置決めを
行なう第1の孔を有し、この第1の孔に前記ハウジング
を挿入したプリント基板と、前記ハウジングに圧入する
ための突出片を前記段部に対応させて設けた第2の孔を
有し、前記プリント基板の第1の孔へ挿入した前記ハウ
ジングを前記第2の孔に圧入し、前記プリント基板を前
記ハウジングの前記段部と前記突出片とで挟み込んで固
定した取付板とを具備している。
【0013】この請求項2記載の発明の場合、ハウジン
グを取付板の第2の孔に圧入することによりハウジング
の段部と取付板の突出片とでプリント基板を挟み込んで
固定するので、ハウジングと取付板とを固定するための
ビス、ネジなどの部品が不要になり、部品を削減すると
共に、組み立て工数を低減することができる。
【0014】請求項3記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項1記載のブラシレスモータにおいて、前記プ
リント基板を挟み込んだ前記ハウジングの段部と前記取
付板の突出片とをカシメ固定したことを特徴としてい
る。
【0015】この請求項3記載の発明の場合、ハウジン
グの段部と取付板とをカシメ固定するので、ハウジング
と取付板とを固定するためのビス、ネジなどの部品が不
要になる。
【0016】請求項4記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項1〜3記載のブラシレスモータにおいて、前
記プリント基板は、前記ステータコアに巻回されている
コイルから引き出された口出し線を裏側へ引き出すため
の切り欠き部と、前記ハウジングの段部に対する逃げ部
と、前記ハウジングの段部が載せられる支え部と、前記
ハウジングの位置決めを行なう位置決め部とを有するこ
とを特徴としている。
【0017】この請求項4記載の発明の場合、プリント
基板の位置決め部でハウジングの位置を決めて、支え部
にハウジングの段部を載せると共に、逃げ部をハウジン
グの段部よりも深く入り込ませる。また基板の裏側へ口
出し線を引き出すことができるように切り欠き部を設け
たので、従来使用していたスペーサなどを用いることな
く、プリント基板とハウジングとを効率的に固着するこ
とができる。
【0018】請求項5記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項4記載のブラシレスモータにおいて、前記逃
げ部に対して回転軸を介して前記支え部を対向配置した
状態を一対とし、これを前記プリント基板にn対配置し
たことを特徴としている。
【0019】この請求項5記載の発明の場合、逃げ部と
支え部とを一対とすることにより、プリント基板とハウ
ジングとを位置決めしつつ固定することができる。
【0020】請求項6記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項1〜5記載のブラシレスモータにおいて、前
記ハウジングの前記段部と前記突出片とで前記プリント
基板を挟み込んで固定した前記取付板に、前記プリント
基板を支持する支持部を設けたことを特徴としている。
【0021】この請求項6記載の発明の場合、取付板の
支持部でプリント基板を支持するので、ハウジングの段
部と突出片とでプリント基板を挟み込んで固定する構造
をとりながらプリント基板を振動させなくすることがで
きる。
【0022】請求項7記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項4記載のブラシレスモータにおいて、前記プ
リント基板の前記位置決め部に対応させて、前記ハウジ
ングに位置決め突起部を設けたことを特徴としている。
【0023】この請求項7記載の発明の場合、プリント
基板の位置決め部にハウジングの位置決め突起部が係合
して互いの位置が決まるので、位置決め用としての特殊
な部材、つまりスペーサが不要になる。
【0024】請求項8記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項1〜3記載のブラシレスモータにおいて、前
記ハウジングに回転自在に支持されたシャフトに直接ま
たは間接的に支持され、上面に孔を設けたロータヨーク
を具備したことを特徴としている。
【0025】この請求項8記載の発明の場合、ステータ
組立品にロータ組立品を組み込み回転構造体としたとき
に、バランス取り用治具のピンをロータヨークの上面の
孔に差し込んでロータ部分を回転させることにより、プ
リント基板なしに回転バランスをとることができる。
【0026】またその後、回転構造体に取付板を圧入す
る際に、ロータヨークの孔に圧入用治具のピンを差し込
み、このピンをステータコアなどに当接させて取付板を
押圧する力を受けることによって、ロータ部分に付加を
かけずに取付板を回転構造体へ圧入することができる。
【0027】請求項9記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項8記載のブラシレスモータにおいて、前記ロ
ータヨークを前記シャフトに直に圧入固定したことを特
徴としている。
【0028】この請求項9記載の発明の場合、ロータヨ
ークをシャフトに直に圧入固定することにより、フラン
ジが不要になり、部品点数を削減することができる。
【0029】請求項10記載の発明のブラシレスモータ
は、基板位置決め用の貫通孔を形成した基板挟持用の段
部と圧入用の突起部とを有し、少なくともステータコア
を固着したハウジングと、前記ハウジングを前記段部に
当接するまで挿入する第1の孔と、前記突起部および前
記貫通孔に対応する第3の孔とを有し、この第3の孔に
前記ハウジングの突起部を、前記第1の孔に前記ハウジ
ングを挿入したプリント基板と、前記ハウジングに圧入
するための突出片を前記段部および前記突起部の壁面に
対応させて設けた第2の孔を有し、前記プリント基板の
第1の孔へ挿入した前記ハウジングを前記第2の孔を挿
入しつつ前記突出片を前記突起部の内壁面へ圧入し、前
記プリント基板を前記ハウジングの前記段部と前記突出
片とで挟み込み固定した取付板とを具備している。
【0030】この請求項10記載の発明の場合、ハウジ
ングに基板位置決め用の貫通孔を形成した基板挟持用の
段部と圧入用の突起部とを設け、プリント基板に圧入用
の突起部に対応する第3の孔を設けることにより、取付
板の突出片をハウジングの突起部の内壁面へ圧入しなが
らプリント基板をハウジングの段部と取付板の突出片と
で挟み込み固定することができる。つまりハウジング本
体部の壁面(回転軸に近い位置)だけでなく他の箇所
(回転軸から離れた位置)で圧入が可能になり、モータ
回転時の振動を低減すると共に、圧入強度を高めること
ができる。
【0031】請求項11記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項10記載のブラシレスモータにおいて、前記
突起部に支えタップ孔を形成し、この支えタップ孔を支
持することによって前記取付板の突出片を前記ハウジン
グの突起部の内壁面へ圧入したことを特徴としている。
【0032】この請求項11記載の発明の場合、突起部
の支えタップ孔に治具を取り付け、引き込むことによ
り、ロータ部分に付加をかけることなく、取付板をハウ
ジングに圧入(圧着)することができる。
【0033】請求項12記載の発明のブラシレスモータ
は、請求項1〜11記載のブラシレスモータにおいて、
前記プリント基板は、部品実装面とハンダ付け面とを有
し前記ハンダ付け面のみに配線パターンを形成したもの
であり、前記部品実装面側に、回転軸を中心に回転する
周波数発電用のマグネットを配置すると共に、前記周波
数発電用のマグネットに対応する周波数発電用のパター
ンを前記ハンダ付け面に形成したことを特徴としてい
る。
【0034】この請求項12記載の発明の場合、周波数
発電用のパターンをハンダ付け面に形成することによ
り、全ての配線パターンをハンダ付け面のみに形成すれ
ばよくなり、プリント基板のコスト低減を図ることがで
きる。
【0035】請求項13記載の発明のモータ組込機器
は、請求項1〜12記載のブラシレスモータを組み込ん
だことを特徴としている。
【0036】この請求項13記載の発明の場合、モータ
組込機器全体のコストを低減することができる。
【0037】請求項14記載の発明の圧入用治具は、基
台と、この基台に突設された円環状の押圧部と、この押
圧部から突出するように設けられた位置決めピンと、先
端部にネジ山が設けられ、前記基台に対して独立して動
作する引き押さえピンとを具備ししている。
【0038】この請求項14記載の発明の場合、基台に
対して引き押さえピンを独立して動作するよう構成した
ので、例えば基台で取付板を押圧しながら、ハウジング
を引き押さえピンで引き付けることにより、ハウジング
に取付板を圧入することができる。
【0039】上記各発明により、従来用いていた位置決
め用のスペーサや、ビス、ネジなどが不要になり、部品
を削減すると共に、組み立て工数を低減することができ
る。しかも、ステータ組立品の中の一部品であったプリ
ント基板加工品をステータ組立品から独立させて作り込
むことができるので、さまざまな組み込み手順を組める
ようになると共に、各組立品の部品構成の偏りが緩和さ
れ、工程バランスも改善することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0041】図1は本発明に係る第1実施形態のブラシ
レスモータの構成を示す図、図2はプリント基板を上か
らみた平面図、図3はハウジングの形状を示す図、図4
は取付板の形状を示す図、図5はロータヨークの形状を
示す図である。
【0042】図1において、1はプリント基板である。
このプリント基板1のハンダ付け面(図1の下面側)に
は、周波数発電用パターンやその他の配線パターンなど
が形成されている。このプリント基板1の上面(図1の
上面側)には、ドライバIC112aやソケット112
bなどの電子部品112が実装されている。このプリン
ト基板1には、第1の孔1aが形成されている。この第
1の孔1aには、ハウジング2が挿入されている。この
ハウジング2には、コイル3を巻回したステータコア4
が図中上から挿入されている。このステータコア4は、
上から固定リング5をハウジング2に圧入することによ
って固定されている。ハウジング2には、ベアリング
6、7によって回転軸としてのシャフト8が回転自在に
支持されている。このシャフト8には、フランジ9が圧
入固定されている。このフランジ9にはロータヨーク1
0がカシメ固定されている。なおシャフト8に直にロー
タヨーク10をカシメ固定してもよい。ロータヨーク1
0には、治具用の孔10aが設けられている。このロー
タヨーク10の内縁には、メインマグネット(ステータ
コアに対するもの)と周波数発電用マグネット(プリン
ト基板面に対するマグネット)とが一体形成されたマグ
ネット11が固着されている。マグネット11の下端部
またはロータヨーク10の孔10aにはパテ12が取り
付けられており、ロータ部分の回転バランスがとられて
いる。ハウジング2には、プリント基板1を挟むように
して取付板13が圧入されている。なお圧入以外に、例
えばプリント基板1を挟み込んだハウジング2と取付板
13とをカシメ固定してもよい。
【0043】図2に示すように、このプリント基板1は
片面のみにパターン印刷が施された、いわゆる片面基板
と呼ばれるものである。このプリント基板1は、第1の
孔1aと逃げ部1A、1B、1Cと位置決め部1D、支
え部1E、1F、1Gなどからなる。逃げ部1A、1
B、1Cには、コイル3の口出し線をハンダ付け面側に
通すための切り欠き部1Hが設けられている。各支え部
1E、1F、1Gとハウジング2の段部2Dとを一対と
して基板支持構造が成り立つ。この例では 3対としてい
るが、さらに多くてもまた少なくともよく、n対づつ配
置すればよい。
【0044】この図2はプリント基板1を部品実装面
(表面)側から見たものであり、第1の孔1aの中心か
ら60度の間隔で 3つのホール素子112cが実装されて
いる。またこのプリント基板1のハンダ付け面側には、
コイル3からの口出し線をハンダ付けするための図示し
ないハンダ付けランドが形成されている。
【0045】図中点線で示したものは、ハンダ付け面側
に形成されている周波数発電用パターン1Iである。こ
の周波数発電用パターン1Iは、プリント基板1の厚み
とロータヨーク10の周波数発電用マグネット(マグネ
ット11のプリント基板面に対する部分)までのギャッ
プを隔てて周波数発電する。このギャップは、通常、0.
3 〜0.5 mm程度が一般的であるが、例えば24パルス/se
c、245rpmにて実験を行なった結果、 3.5mm程度までは
問題がないことを実証し、今回の片面基板に適用したも
のである。
【0046】図3(a)、(b)に示すように、ハウジ
ング2は、段部2B、2D、2J、2L、2Gと側面2
A、2C、2E、2F、2K、2Hと突起部2Iを有し
ている。側面2Eの長さは、プリント基板1の厚みとほ
ぼ同様に設定している。段部2Jの面にはプリント基板
1の支え部1E、1F、1Gが載せられる。突起部2I
は、プリント基板1の位置決め部1Dに係合するように
設けられており、プリント基板1とハウジング2との回
転方向の位置決めを行なうものである。ハウジング2の
段部2B、2Dと段部2Jとはハウジング2の軸を介し
て対向配置しこれで一対としており、この実施形態で
は、ハウジング2の軸を中心に120 度間隔で 3対設けて
いる。
【0047】図4(a)、(b)に示すように、取付板
13には、第2の孔13aとプリンタなどとの固定部1
3bとプリント基板1をガイドする支持爪13cとコイ
ル3からの口出し線を、作業者がプリント基板1のハン
ダ付けランドにハンダ付けする空間を作るための切り欠
き部13dとが設けらている。第2の孔13aには、ハ
ウジング2を圧入するための突出片14が設けられてい
る。この突出片14は、ハウジング2の側面2C(2
I)と側面2Eとに接するように設けられている。 図
1、図5に示すように、ロータヨーク10の上面には、
中心からほぼ等距離で、かつ 120度間隔毎に治具用の孔
10aが 3か所設けられている。この孔10aには、ロ
ータ組立品を作り込み回転バランスを取る際に、治具の
ピンが差し込まれる。またこの孔10aは、ロータ組立
品をステータ組立品に組み込むときにロータ組立品がス
テータ組立品に被されるようになるので、その後の作業
でステータ組立品自体を受ける治具にも使用される。
【0048】以下、図6〜図10を参照してこの第1実
施形態のブラシレスモータの組み立て手順について説明
する。
【0049】このブラシレスモータの組立手順として
は、まず、プリント基板加工品、ロータ組立品、ステー
タ組立品という3つの加工品を組み立てる。
【0050】プリント基板の加工を行なう場合、配線パ
ターンを形成したプリント基板1のハンダ付け面(裏
面)にチップ部品を装着した後、プリント基板1の部品
実装面(表面)側からドライバIC112a、ソケット
112b、ホール素子112cなどの電子部品112を
差し込み、プリント基板1の裏面を自動ハンダ付けする
ことにより、図6に示すようなプリント基板加工品60
を作り込む。
【0051】ロータ組立品を作る場合、フランジ9にシ
ャフト8を圧入固定する。ロータヨーク10の内縁にマ
グネット11を固着する。そしてシャフト8を圧入した
フランジ9にロータヨーク10をカシメ固定することに
より図7に示すようなロータ組立品61を作り込む。
【0052】ステータ組立品を作る場合は、まず、ハウ
ジング2にベアリング6、7を固定する。続いて、この
ハウジング2にコイル3を巻回したステータコア4を上
から挿入し、さらにこの上から固定リング5をハウジン
グ2に圧入することによってハウジング2にステータコ
ア4を固定することにより、図8に示すようなステータ
組立品62を作り込む。なおベアリング6は、ロータ組
立品61側の部品としてもよく、ベアリング6がシャフ
ト8に固定されていた方がシャフト8をハウジング2に
挿入する際の作業性がよい。
【0053】このようにプリント基板加工品60、ロー
タ組立品61、ステータ組立品62という3つの加工品
を作り込んだ後は、さまざまな組み合わせによる組立方
が考えられる。
【0054】まず、ステータ組立品62にプリント基板
加工品60を固定した後、ロータ組立品61を組み込む
手順が考えられる。
【0055】この場合、図9に示すように、ステータ組
立品62のハウジング2を、プリント基板加工品60の
プリント基板1の第1の孔1aに挿入し、プリント基板
1の支え部1E、1F、1Gとハウジング2の段部2J
とを当接させる。
【0056】続いて、プリント基板1の支え部1E、1
F、1Gを段部2Jに当接させた状態でステータ組立品
62のハウジング2を取付板13の第2の孔13aに挿
入し、押圧することによりハウジング2の側面2C、2
I(2A)に取付板13の突出片14が圧入され、プリ
ント基板1の支え部1E、1F、1Gがハウジング2の
段部2Jと取付板13の突出片14とによって挟み込ま
れて固定される。
【0057】この場合、ステータ組立品62にプリント
基板加工品60を固定してしまえばその後、コイル3を
プリント基板1にハンダ付けしてロータ組立品61を差
し込み、プリント基板加工品60の駆動回路に通電する
ことにより動作可能になるので、ロータ組立品61を内
部の駆動回路で実際に回転させて偏心の状況を計測し、
ロータヨーク10にパテ12を取り付けて回転バランス
をとることができる。
【0058】また、ステータ組立品62にロータ組立品
61を組み込み回転構造体とした後、その回転構造体に
プリント基板加工品60を固定する手順が考えられる。
【0059】この場合、ステータ組立品62にロータ組
立品61を組み込むと、図10に示すような回転構造体
64になる。この回転構造体64の状態では、コイル3
への通電が不可能なため、ロータヨーク10の回転バラ
ンスをとることができない。そこで、この場合、回転バ
ランス用の治具70を利用する。この回転バランス用の
治具70には、ロータヨーク10の 3か所の孔10aに
対応する位置にピン70aが設けられており、この回転
構造体64を固定して、ロータヨーク10の3か所の孔
10aにピン70aを挿入しこのピン70aでロータヨ
ーク10を外部から回転させるものである。
【0060】この回転バランス用の治具70にてロータ
ヨーク10を回転させてロータヨーク10にパテ12を
取り付けて回転バランスをとる。
【0061】その後、この回転構造体64のハウジング
部分を、プリント基板加工品60のプリント基板1の第
1の孔1aに挿入し、プリント基板1の支え部1E、1
F、1Gとハウジング2の段部2Jとを当接させる。
【0062】続いて、プリント基板1の支え部1E、1
F、1Gを段部2Jに当接させた状態でステータ組立品
62のハウジング2を取付板13の第2の孔13aに挿
入し、押圧することによりハウジング2の側面2C、2
I(2A)に取付板13の突出片14が圧入され、プリ
ント基板1の支え部1E、1F、1Gがハウジング2の
段部2Jと取付板13の突出片14とによって挟み込ま
れて固定される。
【0063】なお、この場合、ハウジング2を取付板1
3の第2の孔13aに挿入したときに、ロータヨーク1
0の上方から押圧用の治具をあてがい、この治具のピン
をロータヨーク10の孔10を通じてステータコア4ま
たは固定リング5に直接当接させる。これにより、ロー
タ組立品61に負荷をかけることなく、取付板13をハ
ウジング2に圧入することができる。
【0064】そして、最後に、コイル3からの口出し線
をプリント基板1のハンダ付けランドにハンダ付けして
動作チェックをすれば、組立作業が終了する。
【0065】このようにステータ組立品62に先にロー
タ組立品61を組み込んでおくことにより、モータの機
械部分がほぼ完成状態になり、以降の組み立て工程をプ
リント基板加工品60と取付板13とを組み付けるだけ
の簡単な作業と動作チェックのみに作業を簡素化するこ
とができる。
【0066】このようにこの第1実施形態のブラシレス
モータによれば、ハウジング2にステータコア4を挿入
し、その上からハウジング2に固定リング5を圧入して
ステータコア4を固定する構造としたことによりビス1
13を抹消できた。またフランジ9とロータヨーク10
とをカシメ固定する構造としたことによりビス114を
抹消できた。さらに、ハウジング2に段部2Jを設ける
一方、この段部2Jに対応させてプリント基板1の第1
の孔1aに支え部1E、1F、1Gを設け、各支え部1
E、1F、1Gをハウジング2の段部2Jと取付板13
の突出片14とで挟み込んで固定したことによりスペー
サ123を抹消できた。これらの部品点数の削減により
モータ全体の組み立て工数を低減することができた。
【0067】また、ハウジング2から取付部を分離させ
て板状の取付板13とし、プリント基板1をハウジング
2と取付板13とで挟み込んで固定する構造としたこと
により、ステータ組立品62からプリント基板加工品6
0を独立させることができ、ステータ組立品62、ロー
タ組立品61、プリント基板加工品60という3つの組
立品を同時に作り込み、それらをさまざまな順序で組み
立てることができるようになった。したがって、これら
の各組立品60、61、62を異なる製造場所で組み立
ててある一つの製造場所で合体するということもできる
ようになった。しかも各組立品60、61、62の部品
構成も偏りが緩和されたので、工程バランスも改善でき
た。
【0068】さらに、プリント基板1を取付板13の複
数の支持爪13cで支持することにより、モータ回転時
にプリント基板1が振動することを防止することができ
る。次に、図11〜図15を参照して本発明に係る第2
実施形態のブラシレスモータについて説明する。図11
は本発明に係る第2実施形態のブラシレスモータの構成
を示す図、図12はハウジングの形状を示す図、図13
は取付板の形状を示す図である。なお各図において上記
第1実施形態と同じ構成には同一の符号を付しその説明
は省略する。
【0069】図11において、81はプリント基板であ
る。このプリント基板81は、プリント基板1に新たな
第3の孔81aを付加したものである。このプリント基
板81の第3の孔81aには、ハウジング82の突起部
82aが挿入されている。シャフト8には、フランジ8
9が圧入固定されている。このフランジ89には、カシ
メ用の突起部89aが設けられている。このフランジ8
9には、ロータヨーク90が、突起部89aをカシメる
ことにより固定されている。このためロータヨーク90
は、第1実施形態のロータヨーク10よりも中央部の孔
径が大きくなる。ハウジング82には、プリント基板8
1の支え部1E、1F、1Gを挟むようにして取付板9
3が圧入されている。
【0070】図12(a)、(b)に示すように、ハウ
ジング82は、突起部82a、82bと、段部82D、
82J、82L、82Gと側面82A、82C、82
E、82F、82K、82Hとを有している。突起部8
2aには、圧入加工時に自身を支持するためのタップ孔
(支えタップ孔)82Mが軸方向に形成されている。突
起部82bには、軸方向に位置決め用の貫通孔82Nが
形成されている。この貫通孔82Nは、プリント基板8
1、ハウジング82および取付板93との回転方向の位
置合わせを行なうためのものであり、組立時に治具のピ
ンが挿入される。段部82Jの面にはプリント基板81
の支え部1E、1F、1Gが載せられる。側面82Eの
長さは、タップ孔82Mを形成可能な長さとする。ハウ
ジング82の段部82Dと段部2Jとはハウジング2の
軸を介して対向配置しこれで一対としており、この実施
形態では、ハウジング2の軸を中心に120 度間隔で 3対
設けている。
【0071】図13(a)、(b)に示すように、取付
板93には、ハウジング82圧入用の孔93aとプリン
タなどとの接合部93bとコイル3からの口出し線を作
業者がプリント基板1のハンダ付けランドにハンダ付け
する空間を作るための切り欠部93dと治具用の孔93
e、93fとが設けらている。孔93aには、ハウジン
グ82を圧入するための突出片94が設けられている。
この突出片94は、ハウジング82の内壁面、つまり側
面82A、段部82D、側面82Cとに接するように設
けられている。
【0072】以下、図14、図15を参照してこの第2
実施形態のブラシレスモータの組み立て手順について説
明する。
【0073】この第2実施形態のブラシレスモータの組
立手順としては、第1実施形態と同様に、まず、プリン
ト基板加工品、ロータ組立品、ステータ組立品という3
つの加工品を組み立て、その後、ステータ組立品にロー
タ組立品を組み込み、図14に示すような回転構造体9
5とした後、その回転構造体95にプリント基板加工品
96を固定するものとにする。
【0074】その後、この回転構造体95のハウジング
部分を、プリント基板加工品96のプリント基板81の
第1の孔1aへ挿入し、また突起部82aを第3の孔8
1aへ挿入し、プリント基板81の支え部1E、1F、
1Gとハウジング82の段部82Jとを当接させる。
【0075】続いて、プリント基板81の支え部1E、
1F、1Gを段部82Jに当接させた状態でハウジング
82を取付板93の孔93aに挿入し、押圧することに
よりハウジング82の側面2A、2Cと段部82Dに取
付板93の突出片94が圧入され、プリント基板81の
支え部1E、1F、1Gがハウジング82の段部82j
と取付板93の突出片94とによって挟み込まれて固定
される。
【0076】なお、プリント基板加工品96をあてがっ
た回転構造体95へ取付板93を圧入する際には、ロー
タヨーク90が不安定な状態であるためこの部分を受け
ることはできない。
【0077】そこで、この際には、図15に示すような
圧入用治具100を使用する。
【0078】この圧入用治具100は、基台101に突
設された円環状の押圧部102と、この押圧部102か
ら突出するように設けられた位置決めピン103と、先
端にネジ山(タップ)が切られた引き押さえ用のピン1
04とからなるものである。円環状の押圧部102は、
取付板93の突出片94が載せられる部分である。この
圧入用治具100は、基台101に対して引き押さえピ
ン104が独立して動く2ピース構造とされている。
【0079】この圧入用治具100に取付板93を載せ
た上で、ハウジング82を取付板93へ挿入するが、こ
の際、ハウジング82の貫通孔82Nとプリント基板8
1の第3の孔81aと取付板93の孔93fとを位置合
わせしながら挿入する。
【0080】そして、ハウジング82の支えタップ孔8
2Mに圧入用治具100の引き押さえピン104が当接
したときに、引き押さえピン104を回転させてそのネ
ジ山を支えタップ孔82Mにねじ込む。
【0081】続いて、圧入用治具100の基台101を
その位置で固定したまま、引き押さえピン104を図1
5の矢印方向Sの方向へ引き寄せることにより、ハウジ
ング82の内壁面82A、82C、82Dに取付板93
の突出片94が圧入され、プリント基板81の支え部1
E、1F、1Gが、ハウジング82の段部82Jと取付
板93の突出片94とによって挟み込まれて固定され
る。
【0082】これにより、ロータヨーク90に負荷をか
けることなく、取付板93をハウジング82に圧入する
ことができる。
【0083】そして、最後に、コイル3からの口出し線
をプリント基板81のハンダ付けランドにハンダ付けし
て動作チェックをすれば、組立作業が終了する。
【0084】このようにステータ組立品に先にロータ組
立品を組み込んでおくことにより、モータの機械部分が
ほぼ完成状態になり、以降の組み立て工程をプリント基
板加工品96と取付板93とを組み付けるだけの簡単な
作業と動作チェックのみに作業を簡素化することができ
る。
【0085】このようにこの第2実施形態のブラシレス
モータによれば、上記第1実施形態の効果が得られるこ
とは言うまでもなく、この効果に加えフランジ89の上
端部89aをテーパー形状としこの上端部89aでロー
タヨーク90をカシメ固定する構造としたことによりハ
ウジング82の軸受け部に歪みが生じなくなり、シャフ
ト8をハウジング82にスムーズに挿入することができ
る。
【0086】また、ハウジング2に突起部82a、82
bを設け、これらの突起部82a、82bに対応させて
プリント基板81に第3の孔81aを設け、取付板93
に孔93e、93fを設け、圧入用治具100を使用す
ることにより、各組立品を合体させてほぼ完成状態の回
転構造体95までにした上でモータを作り込むことがで
きる。これにより、さまざまな組み立て順序でモータを
組み付けることができるようになる。
【0087】この結果、各部をカシメ構造および圧入構
造としたことから起こる不具合を防止しつつモータ全体
の組み立て工数を低減することができる。
【0088】次に、図16を参照して他の実施形態のブ
ラシレスモータについて説明する。同図に示すように、
この実施形態のブラシレスモータは、第1実施形態のブ
ラシレスモータの変形例である。
【0089】このブラシレスモータのハウジング105
は、その上端部105aがカシメ用にテーパー形状とさ
れている。この上端部105aのテーパーは、軸に対し
て30度の傾斜で、2mm 程度の深さに設定している。
【0090】一般に、ハウジングなどの部品は、端部に
0.5R程度のテーパーを付け、ベアリングなどの部品挿入
を滑らかにするようにしているが、端部をカシメる場
合、カシメによる歪みが軸受け部に生じ、その後ではベ
アリングが挿入しずらくなる。場合によっては挿入でき
なくなる。
【0091】そこで、この実施形態のブラシレスモータ
の場合、ハウジング105の上端部105aを2mm 程度
の深さのテーパー形状とすることにより、カシメによる
歪みを軸受け部まで伝わらなくしており、ベアリングを
軸受け部に後付けすることができる。
【0092】このブラシレスモータの組立手順は、ま
ず、ハウジング105にステータコア4を挿入し、その
後、ハウジング105の上端部105aの数か所を外側
にカシメることによってステータコア4をハウジング1
05に固定する。その後、ハウジング105にボールベ
アリング6、7を挿入し固定する。
【0093】このブラシレスモータの場合、ハウジング
105の上端部105aをカシメるだけでステータコア
4を固定しており、第1および第2の実施形態で使用し
ていた固定リング5を不要とすることができる。
【0094】このようにこの実施形態のブラシレスモー
タによれば、第1実施形態で使用した固定リング5を抹
消することができ、モータを構成する部品点数を削減す
ることができる。
【0095】なおこのカシメ固定構造は、第2実施形態
のものにも利用できることは言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リント基板をハウジングの段部と取付板の突出片とで挟
み込んで固定する構造としたので、従来用いていた位置
決め用のスペーサが不要になり、部品を削減すると共に
組み立て工数を低減することができる。
【0097】しかも、ステータ組立品に含まれていたプ
リント基板加工品をステータ組立品から独立させたこと
により、さまざまな組み込み手順を組めるようになると
共に、各組立品の部品構成の偏りが緩和され、工程バラ
ンスも改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のブラシレスモータの構
成を示す図。
【図2】この第1実施形態のブラシレスモータのプリン
ト基板を上から見た平面図。
【図3】(a)はこの第1実施形態のブラシレスモータ
のハウジングの下面図。(b)は図3(a)のハウジン
グのA−A´断面図。
【図4】(a)はこの第1実施形態のブラシレスモータ
の取付板を上から見た平面図。(b)は図4(a)の取
付板のB−B´面図。
【図5】この第1実施形態のブラシレスモータのロータ
ヨークを示す図。
【図6】プリント基板加工品を示す図。
【図7】ロータ組立品を示す図。
【図8】ステータ組立品を示す図。
【図9】ステータ組立品とプリント基板加工品との組み
込む様子を示す図。
【図10】ロータ組立品とステータ組立品とを組み込ん
だ後、プリント基板加工品を組み込む様子を示す図。
【図11】本発明の第2実施形態のブラシレスモータの
構成を示す図である。
【図12】(a)はこの第2実施形態のブラシレスモー
タのハウジングの下面図。(b)は図12(a)のハウ
ジングのC−C´断面図。
【図13】(a)はこの第2実施形態のブラシレスモー
タの取付板を上から見た平面図。(b)は図12(a)
の取付板のD−D´面図。
【図14】この第2実施形態のブラシレスモータの組み
立て手順を示す図。
【図15】取付板圧入用の治具を示す図。
【図16】他の実施形態のブラシレスモータの構成を示
す図。
【図17】従来のブラシレスモータを示す図。
【符号の説明】
1、81…プリント基板、1a…第1の孔、2、82、
105…ハウジング、2B、2D、2J、2L、2G…
段部、2A、2C、2E、2F、2K、2H…側面、3
…コイル、4…ステータコア、5…固定リング、6、7
…ベアリング、8…シャフト、9、89…フランジ、1
0、90…ロータヨーク、11…マグネット、12…パ
テ、13、93…取付板、14…突出片、13a…第2
の孔、13b…固定部、13c…支持爪、81a…第3
の孔、93a…圧入用の孔、100…圧入用治具、10
1…基台、102…押圧部、103…位置決めピン、1
04…引き押さえ用のピン、105a…ハウジングの上
端部、112a…ドライバIC、112b…ソケット、
112c…ホール素子。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板挟持用の段部を有し、少なくともス
    テータコアを固着したハウジングと;このハウジングの
    段部に係合して前記ハウジングを挿入方向と回転方向の
    位置決めを行なう第1の孔を有し、この第1の孔に前記
    ハウジングを挿入したプリント基板と;前記ハウジング
    に圧入するための突出片を前記段部に対応させて設けた
    第2の孔を有し、前記プリント基板の第1の孔へ挿入し
    た前記ハウジングを前記第2の孔に挿入し、前記プリン
    ト基板を前記ハウジングの前記段部と前記突出片とで挟
    み込んで固定した取付板と;を具備したことを特徴とす
    るブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 基板挟持用の段部を有し、少なくともス
    テータコアを固着したハウジングと;このハウジングの
    段部に係合して前記ハウジングを挿入方向と回転方向の
    位置決めを行なう第1の孔を有し、この第1の孔に前記
    ハウジングを挿入したプリント基板と;前記ハウジング
    に圧入するための突出片を前記段部に対応させて設けた
    第2の孔を有し、前記プリント基板の第1の孔へ挿入し
    た前記ハウジングを前記第2の孔に圧入し、前記プリン
    ト基板を前記ハウジングの前記段部と前記突出片とで挟
    み込んで固定した取付板と;を具備したことを特徴とす
    るブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブラシレスモータにおい
    て、 前記プリント基板を挟み込んだ前記ハウジングの段部と
    前記取付板の突出片とをカシメ固定したことを特徴とす
    るブラシレスモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載のブラシレスモータに
    おいて、 前記プリント基板は、 前記ステータコアに巻回されているコイルから引き出さ
    れた口出し線を裏側へ引き出すための切り欠き部と、前
    記ハウジングの段部に対する逃げ部と、前記ハウジング
    の段部が載せられる支え部と、前記ハウジングの位置決
    めを行なう位置決め部とを有することを特徴とするブラ
    シレスモータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のブラシレスモータにおい
    て、 前記逃げ部に対して回転軸を介して前記支え部を対向配
    置した状態を一対とし、これを前記プリント基板にn対
    配置したことを特徴とするブラシレスモータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載のブラシレスモータに
    おいて、 前記ハウジングの前記段部と前記突出片とで前記プリン
    ト基板を挟み込んで固定した前記取付板に、前記プリン
    ト基板を支持する支持部を設けたことを特徴とするブラ
    シレスモータ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のブラシレスモータにおい
    て、 前記プリント基板の前記位置決め部に対応させて、前記
    ハウジングに位置決め突起部を設けたことを特徴とする
    ブラシレスモータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3記載のブラシレスモータに
    おいて、 前記ハウジングに回転自在に支持されたシャフトに直接
    または間接的に支持され、上面に孔を設けたロータヨー
    クを具備したことを特徴とするブラシレスモータ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のブラシレスモータにおい
    て、 前記ロータヨークを前記シャフトに直に圧入固定したこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。
  10. 【請求項10】 基板位置決め用の貫通孔を形成した基
    板挟持用の段部と圧入用の突起部とを有し、少なくとも
    ステータコアを固着したハウジングと;前記ハウジング
    を前記段部に当接するまで挿入する第1の孔と、前記突
    起部および前記貫通孔に対応する第3の孔とを有し、こ
    の第3の孔に前記ハウジングの突起部を、前記第1の孔
    に前記ハウジングを挿入したプリント基板と;前記ハウ
    ジングに圧入するための突出片を前記段部および前記突
    起部の壁面に対応させて設けた第2の孔を有し、前記プ
    リント基板の第1の孔へ挿入した前記ハウジングを前記
    第2の孔を挿入しつつ前記突出片を前記突起部の内壁面
    へ圧入し、前記プリント基板を前記ハウジングの前記段
    部と前記突出片とで挟み込み固定した取付板と;を具備
    したことを特徴とするブラシレスモータ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のブラシレスモータに
    おいて、 前記突起部に支えタップ孔を形成し、この支えタップ孔
    を支持することによって前記取付板の突出片を前記ハウ
    ジングの突起部の内壁面へ圧入したことを特徴とするブ
    ラシレスモータ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11記載のブラシレスモー
    タにおいて、 前記プリント基板は、部品実装面とハンダ付け面とを有
    し前記ハンダ付け面のみに配線パターンを形成したもの
    であり、 前記部品実装面側に、回転軸を中心に回転する周波数発
    電用のマグネットを配置すると共に、前記周波数発電用
    のマグネットに対応する周波数発電用のパターンを前記
    ハンダ付け面に形成したことを特徴とするブラシレスモ
    ータ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12記載のブラシレスモー
    タを組み込んだことを特徴とするモータ組込機器。
  14. 【請求項14】 基台と;この基台に突設された円環状
    の押圧部と;この押圧部から突出するように設けられた
    位置決めピンと;先端部にネジ山が設けられ、前記基台
    に対して独立して動作する引き押さえピンと;を具備し
    たことを特徴とする圧入用治具。
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