JP2589870Y2 - ファンモータのリード線固定装置 - Google Patents

ファンモータのリード線固定装置

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JP2589870Y2
JP2589870Y2 JP1993061448U JP6144893U JP2589870Y2 JP 2589870 Y2 JP2589870 Y2 JP 2589870Y2 JP 1993061448 U JP1993061448 U JP 1993061448U JP 6144893 U JP6144893 U JP 6144893U JP 2589870 Y2 JP2589870 Y2 JP 2589870Y2
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lead wire
fan motor
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智士 元永
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Minebea Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、組立作業が楽になるよ
うにした、ファンモータのリード線固定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】各種OA機器等においては、小さな容積
のキャビネットに発熱部品を収容し、あるいは熱に弱い
部品を使用するので、電源投入と同時に作動するファン
モータが使用される。この種のファンモータの一例とし
て図8に示すものがある(実開平4−72859号公報
参照)。
【0003】図において、ファンモータ(直流ブラシレ
スファンモータ)1はケーシング2を有し、このケーシ
ング2の内部に、外周部にファン9を取付けたロータ1
2、該ロータ12に対して磁気干渉させるために設けるス
テータ(ステータ鉄心11とコイル10)、該ステータのコ
イル10に所定タイミングで信号を送るための回路を組ん
だPCボード15等を一体に収納している。ケーシング2
の一部で前記PCボード15の下部より僅かに位置がずれ
たところに孔2aを設け、該孔2aに、先端の接続部を前記
PCボード15のリード線接続部15a に対向させたリード
線16を把持したブッシング17を挿入固定している。
【0004】そして、リード線16はブッシング17により
一定の姿勢で支持され、このブッシング17はケーシング
2の孔2aに挿入され固定されるので作業者はリード線16
を持つ必要がなく、組立工程の最後の段階で、容易にリ
ード線16のPCボード15への接続ができることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たファンモータ1は、組付性向上のために、ブッシング
17を設けており、その分だけ部品組込み作業が増えかつ
装置全体のコストが高いものになってしまうという問題
点があった。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、良好な組付性を維持し、かつ低廉化を図ることがで
きるファンモータのリード線固定装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、外周部にファンを取り付けたロータと、
該ロータに対して磁気干渉させるために設けるステータ
とをケーシング内部に一体に収納し、前記ステータのコ
イルに所定タイミングで信号を送るための回路を組んだ
PCボードを前記ケーシング内部の中心側に配置したフ
ァンモータにおいて、ケーシングの中心側と外周側とを
連接するスポーク部に、中心側から外周側に向けて順次
連接しかつ交互にケーシング内側及び外側に開口する複
数個の溝を、前記PCボードに接続するリード線を配置
可能に形成し、前記複数個の溝のうち中心側のものを、
リード線の先端の接続部がPCボードのリード線接続部
に臨むように傾斜角を持たせて設定したことを特徴とす
る。この場合、前記溝を、リード線の径に比して僅かに
大きい径の半円形状に設定してもよい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、リード線の接続部をPCボ
ードの接続部にハンダ付により接続する作業は、リード
線を持たなくても行なえることになるので、組付性を向
上できる。
【0009】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図1ないし図7に
基づいて説明する。図において1はファンモータ(直流
ブラシレスファンモータ)である。ファンモータ1は、
下部がフランジ部2bに、またその中央部が起立して筒状
部2cに形成された軸受ハウジング2dと、この軸受ハウジ
ング2dの筒状部2cの内周部上下にベアリング保持器3を
介して嵌着されたベアリング4,5と、これらベアリン
グ4,5により、軸受ハウジング2dの筒状部2cに対して
回転自在に支持された回転軸6とを有している。
【0010】ファンモータ1は、さらに、前記回転軸6
の上端に一体的に固定されたヨーク7ならびにこのヨー
ク7の内周部に取付けられた多極着磁のマグネット8お
よび外周部に一体に設けられたファン9と、軸受ハウジ
ング2dの筒状部2cの外周部に取付けられ、外周部がマグ
ネット8に僅かのクリアランスを有して対向させてある
ステータ鉄心(コイル10が巻回されている)11とを有し
て概略構成されている。回転軸6、ヨーク7、マグネッ
ト8およびファン9がロータ12を形成し、これらが、フ
ランジ部2b、軸受ハウジング2dと射出成形により一体に
形成される樹脂製のケーシング2に収容される。図中に
符号14で示すものは、ヨーク7を回転軸6に固定するた
めの黄銅製のブッシングである。
【0011】前記軸受ハウジング2のフランジ部2bは外
周部が上方に向けて起立し、外側筒状部2eを形成してい
る。この外側筒状部2eの上端近傍部位に、軸受ハウジン
グ2dの筒状部2cから板状のPCボード(プリント基板)
15が延設して配置されている。PCボード15は上述した
ように配置したことにより、ケーシング13の中心側に位
置したものになっている。このPCボード15は、このフ
ァンモータ1の駆動回路を構成する部品(図示せず)を
搭載しているものである。16はリード線であり、図示し
ない電源回路から、上記駆動回路に電源電圧を供給し、
コイル10に所定のタイミングで信号を送るためのもので
ある。
【0012】ケーシング2の背面(図1における下面)
には複数本のスポーク部2fが、中央側に設けるネームプ
レート貼付部20に対応した部分から放射状に設けられて
おり、そのうちの1本が幅広に形成されている。この場
合、ケーシング2及びスポーク部2fは射出成形により一
体に作製されている。
【0013】前記幅広のスポーク部2fには、中心側から
外周側に向けて順次連接しかつ交互にケーシング2の内
側及び外側に開口する第1,第2,第3の溝2h,2j,2k
が形成されている。第1,第2,第3の溝2h,2j,2kは
半円形状を成し、その径はリード線16の径に比して僅か
に大きい寸法になっており、第1,第2,第3の溝2h,
2j,2kにリード線16を配置し得るようになっている。第
1の溝2hは第2の溝2j 側に比してその反対側(回転軸
6側)が図1上方に向くように所定の傾斜角をもって形
成されており、第1,第2,第3の溝2h,2j,2kにリー
ド線16を配置すると、リード線16の先端の接続部16a が
PCボード15のリード線接続部15a に臨むようになって
いる。図中、21は、ケーシング2内部のリード線接続部
15a を外部に露出するための孔である。
【0014】以上のように構成されたファンモータのリ
ード線固定装置では、第1,第2,第3の溝2h,2j,2k
にリード線16を配置すると、リード線16の先端の接続部
16aがPCボード15のリード線接続部15a に臨むことと
なる。このため、リード線16の接続部16a をPCボード
15の接続部15a にハンダ付により接続する作業は、リー
ド線16を持たなくても行なえることになり組付性を向上
できる。
【0015】このような組付性の向上を、ケーシング2
と共に一体に形成された第1,第2,第3の溝2h,2j,
2kにリード線16を固定して達成しているので、部品点数
の増加を招くことがなくて済み、その分だけ低廉化を図
ることができる。
【0016】また、リード線16の先端の接続部16a のハ
ンダ付により、リード線16がリード線接続部15a に接続
されると、リード線16は、第1,第2,第3の溝2h,2
j,2kのエッジに当接し、これにより脱落が防止されて
確実に保持されることになる。
【0017】なお、リード線16の接続完了後に、ネーム
プレート貼付部20にネームプレートを貼付することがで
き、ネームプレートを貼付することによりリード線接続
部15a を覆って見栄えを向上できる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されたファ
ンモータのリード線固定装置であるから、リード線の接
続部をPCボードの接続部にハンダ付により接続する作
業は、リード線を持たなくても行なえることになって組
付性を向上できる。さらに、このような組付性の向上
を、ケーシングと共に一体に形成された溝にリード線を
固定して達成しているので、部品点数の増加を招くこと
がなくてその分だけ低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したファンモータの断面図であ
る。
【図2】同ファンモータのスポーク部を示す斜視図であ
る。
【図3】同スポーク部を背面側から見た図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う部分を示す断面図であ
る。
【図5】図3のV−V線に沿う部分を示す断面図であ
る。
【図6】図3のVI−VI線に沿う部分を示す断面図であ
る。
【図7】ネームプレートを貼った状態を示す図である。
【図8】従来の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ファンモータ 2 ケーシング 2f スポーク部 2h,2j,2k 第1,第2,第3の溝 9 ファン 10 コイル 11 ステータ鉄心 12 ロータ 15 PCボード 15a, 16a 接続部 16 リード線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/22 H02K 11/00 H01R 9/09

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部にファンを取り付けたロータと、
    該ロータに対して磁気干渉させるために設けるステータ
    とをケーシング内部に一体に収納し、前記ステータのコ
    イルに所定タイミングで信号を送るための回路を組んだ
    PCボードを前記ケーシング内部の中心側に配置したフ
    ァンモータにおいて、ケーシングの中心側と外周側とを
    連接するスポーク部に、中心側から外周側に向けて順次
    連接しかつ交互にケーシング内側及び外側に開口する複
    数個の溝を、前記PCボードに接続するリード線を配置
    可能に形成し、前記複数個の溝のうち中心側のものを、
    リード線の先端の接続部がPCボードのリード線接続部
    に臨むように傾斜角を持たせて設定したことを特徴とす
    るファンモータのリード線固定装置。
  2. 【請求項2】 溝を、リード線の径に比して僅かに大き
    い径の半円形状に設定した請求項1記載のファンモータ
    のリード線固定装置。
JP1993061448U 1993-10-21 1993-10-21 ファンモータのリード線固定装置 Expired - Lifetime JP2589870Y2 (ja)

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JPH10331796A (ja) * 1997-05-29 1998-12-15 Copal Co Ltd 軸流ファン
JP5880305B2 (ja) * 2012-06-19 2016-03-09 フジテック株式会社 エレベータのドア駆動装置
JP7234559B2 (ja) * 2018-09-28 2023-03-08 日本電産株式会社 モータ

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