JPH10108133A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法

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JPH10108133A
JPH10108133A JP8259157A JP25915796A JPH10108133A JP H10108133 A JPH10108133 A JP H10108133A JP 8259157 A JP8259157 A JP 8259157A JP 25915796 A JP25915796 A JP 25915796A JP H10108133 A JPH10108133 A JP H10108133A
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JP8259157A
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Motohiro Ishikawa
基博 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影した映像データを、異なる種類の環境を
持った情報処理装置でも簡単に読み込み、再現すること
を可能にする。 【解決手段】 操作部114から撮影指示(シャッタの
押下)があると、信号変換部104からの輝度及び色差
データを映像メモリ116に一旦格納し、そのデータを
符号化部108でJPEG形式に符号化し、メモリ11
1に格納する。そして、映像メモリ116に格納されて
いる同じ映像データに対して今度は間引きしてRGB変
換部107でRGB形式に変換し、メモリ111に格納
する。この後、メモリ111に格納された2つの符号化
データの関連性を示すリンク情報を作成し、そのリンク
情報と符号化データを1つにして記録部113内の記録
媒体に記憶保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置及びその制
御方法に関するものである.
【従来の技術】デジタル形式の映像の撮影・記録では、
大容量の映像信号を高速に伝送・記録する必要から、J
PEG等の符号化圧縮技術によりその情報量を効率良く
少なくし、かつ画質の劣化が少ない手法が用いられてい
る。
【0002】このような符号化圧縮処理を行う撮影装置
(デジタルカメラ)として、たとえば図2に示す構成を
採用したとする。以下、同図に従って説明する。
【0003】撮影される影像は、レンズ101を通じ
て、ここではCCDとしている撮像素子102上に結像
され、光電変換により電気信号に変換され、更にA/D
変換器103によりデジタル信号に変換される。このデ
ジタル信号は、次段の信号変換部104により、輝度及
び色差信号からなる映像信号に変換され、順次映像メモ
リ116に一時記憶される。1画面分の映像信号を映像
メモリ116に記録した時点で、映像信号は任意の大き
さのブロックを単位として符号化部108へ送られ、圧
縮処理を施した符号化映像データに変換される。この符
号化映像データは記録部113へ送られ、例えばメモリ
カード等の取り外し可能な記録媒体上に記録・保存され
る。
【0004】記録媒体上の映像データの再生は次のよう
に行う。
【0005】記録媒体上のデータはCPU106の制御
により先ずメモリ111上に読み出され、順次符号化部
108へ送られる。符号化部108では圧縮符号化され
た映像データを解凍または伸長し、輝度及び色差信号か
らなる映像信号に変換する。この映像信号は、RGB変
換部107で表示用LCD115で使用するデータ形
式、ここではRGB形式に変換され、順次VRAM11
2に記録される。VRAM112上の信号は、任意のタ
イミングでLCD115へ送られ、再生映像が観察者に
対して表示される。
【0006】また、撮影された映像データは、この記録
媒体を介して外部の機器へ転送する。外部機器側では、
この記録媒体にアクセスするためのドライバを利用し、
データの転送を行うが、媒体上のデータの記録形式が外
部機器で直接扱うことのできない、異なった記録形式の
場合には、データ形式の変換を同時に行い、変換された
データを取り外し可能な記録媒体上または外部機器内の
記録媒体上に記録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したよう
に、撮影された映像データは取り外し可能な記録媒体上
に記録されるが、ここでの記録形式は媒体の記録効率を
高めるため、汎用性の低い高圧縮符号化方法を用いて記
録されていた。このため、外部機器では媒体上のデータ
に対して変換処理を行う必要があり、この処理を行なう
ことができるドライバまたはソフトウェアを備える外部
機器のみでしかデータを利用することができなかった。
また、符号化された映像信号は、再生時には復号化する
必要があり、高速な処理が行えなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる点に鑑み
なされたものであり、撮影した映像データを、異なる種
類の環境を持った情報処理装置でも簡単に読み込み、再
現することを可能ならしめる撮像装置及びその制御方法
を提供しようとするものである。
【0009】この課題を解決するため、たとえば本発明
の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、撮影した
映像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段に
より撮像された映像データに対して異なる複数の符号化
処理を行なう符号化手段と、前記符号化手段によって得
られた複数の符号化映像データの関連性を示すリンクデ
ータを作成し、前記リンクデータと共に前記複数の符号
化映像データを所定の記憶媒体に記憶保持させる制御手
段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0011】実施形態における撮影装置のブロック構成
を図1に示す。以下、各構成をその動作と共に説明す
る。
【0012】撮影者により撮影された影像は、レンズ1
01を通じて撮像素子102上に結像され、撮像素子1
02の光電効果によりアナログ電気信号をに変換され
る。この信号は次段のA/D変換器103によりデジタ
ル信号に変換される。デジタルデータは順次信号変換部
104へ送られ、輝度及び色差信号からなる映像信号に
変換され、映像バス105へ出力される。
【0013】撮影者が撮影する被写体を決定するための
フレーミングを行っている時点では、映像信号は表示の
ため映像バス105からRGB変換部107に入力され
RGB形式の信号に変換する。そして、後段のデータバ
ス109へ出力される。データバス109上の信号は、
CPU106の制御によってVRAM112へ記録さ
れ、VRAM112からは任意のタイミングでデータを
LCD115へ送り、撮影者に対して映像を表示する。
【0014】撮影者が被写体を決定し、記録のため操作
部114上の図示しないシャッタースイッチを押した時
点で、映像信号の記録動作が開始される。シャッタース
イッチを押した時点で撮影された輝度・色差信号からな
る映像信号(信号変換部104の出力信号)は、そのま
ま記録媒体に記録することも可能であるが、後段の記録
媒体上により多くのデータを記録するため、符号化圧縮
処理を符号化部108で行い、データの冗長性を削減
し、記録効率を上げている。この符号化処理のため、映
像信号は一時的に映像メモリ116に記録される。
【0015】映像メモリ116内に一定量の映像データ
が記録された時点で、CPU106の制御により、映像
信号に対し符号化部108に転送させ、第1の符号化処
理が開始される。この第1の符号化処理は、撮影者が望
む圧縮率・映像サイズ等のパラメータでの処理が行われ
る。なお、圧縮率等は、いわゆる装置に設けられたファ
インモードやノーマルモード等の設定によるものであ
る。
【0016】映像信号に対する符号化圧縮処理として
は、ここでは例としてJPEG形式に基づいたDCT
(離散コサイン変換)及びHuffman変換を行う。
輝度及び色差信号からなる映像信号が1画面分映像メモ
リ116に記録された時点で符号化圧縮処理が開始され
る。映像信号は符号化部108へ送られるが、DCT処
理のため輝度信号は縦8×横16画素、色差信号は8×
8画素を最小単位として、ラスタスキャンからジグザグ
スキャンへ変換して映像メモリ116より読み出され
る。DCT及びHuffman変換それ自身は公知であ
るので、その説明は省略する。符号化部108で必要と
なる、圧縮率・記録する映像の大きさ・出力データ形式
等の設定は、撮影前に撮影者によって設定されていた値
を、シャッタースイッチが押された時点でCPU106
が符号化部108へ送ることで行っている。
【0017】映像信号は符号化部108へ入力された時
点で、順次符号化処理を施され、データバス109へ送
られ、後段のメモリ111へ一時的に記録される。以上
の処理を繰り返し、1画面分全ての映像信号の符号化処
理を行う。この処理の前後、CPU106は必要ならば
符号化映像データに対して任意の形式のヘッダ・フッタ
(たとえば撮影日時情報等)を生成し、映像データと共
にメモリ111上に記録する。
【0018】さて、上述した第1の符号化処理が終了し
た時点では、前段の映像メモリ116には符号化処理前
の輝度・色差信号からなる映像信号データが、後段のメ
モリ111には撮影者が設定したパラメータによる符号
化処理を受けた第1の符号化データ303が保持されて
いる。
【0019】そこで、第1の符号化処理が終了すると、
再び前段の映像メモリ116内の映像信号データに対し
て第2の符号化処理を開始する。この第2の符号化処理
は、撮影装置自身が映像の再生表示時に扱いやすい、ま
たは映像データが外部機器に受け渡された場合に必要と
なる形式で映像信号を変換する処理である。ここでは第
1の符号化処理で用いられたデータ量に比べて映像のサ
イズを間引きした小さな画像を、RGB形式に変換した
映像データを生成する処理としている。また、ここにデ
ータ量を小さくするために汎用性の高い符号化処理を加
えることも可能である。この第2の符号化処理では、撮
影者の設定した符号化パラメータに関らず、予め装置内
のROM110に記録されたパラメータをCPU106
が読み出し、これに基づいて第1の符号化処理が行われ
た同一の映像信号に対して再度符号化処理を行う。
【0020】第2の符号化処理では、先ず映像メモリ1
16内に保持されている映像信号から、CPU106の
制御により、補間等の任意の方法を用いてそのサイズを
小さくした映像信号を生成する。この信号は順次RGB
変換部107へ送られ、輝度・色差形式からRGB形式
へ変換され、後段のメモリ111に一時記録される。こ
の時、第1の符号化処理の場合と同様に、CPU106
は必要に応じてRGB信号データのヘッダ・フッタを生
成、共に記録する。
【0021】第2の符号化処理を終了した時点では、前
段の映像メモリ116には符号化処理前の輝度・色差信
号からなる映像信号データが、後段のメモリ111には
撮影者が設定したパラメータによる第1の符号化処理を
受けた第1の符号化データ303と、予め決められた形
式による第2の符号化処理を受けた第2の符号化データ
304とが保持されている。この後、更に同一の映像信
号を用いて、符号化時の圧縮率のみを変化させたもの、
輝度情報のみを符号化したもの等、第nの符号化形式に
よる第nの符号化データの生成も可能であるが、ここで
は以上の2つの形式による符号化データを記録部113
上の取り外し可能な記録媒体上に記録する。
【0022】記録時、CPU106はメモリ111上の
2つの符号化データを記録部113内の記録媒体上に記
録する前に、2つの符号化データの関連性を示すリンク
データを生成し、メモリ111上に記録する。この2つ
の符号化データ及びリンクデータを、想定する外部機器
が読むことのできる、図3に示す形式で記録部113内
の記録媒体上へ記録する。この場合、第2の符号化デー
タ304は、第1の符号化データ303のデータ量削減
版であるサムネイルデータという位置付けをされて記録
される。データの記録後は次の撮影に備えるため前後の
メモリ内のデータを破棄し、再びフレーミング動作に戻
る。
【0023】なお、実施形態における記録媒体は、たと
えば、メモリカード、磁気ディスク(ハードディスク
等)、磁気テープ等いかなるものでもよい。
【0024】上記処理はCPU106が制御実行するこ
とで達成されるが、このプログラムはROM110に格
納されており、整理して説明すれば図5の様になる。な
お、同図のフローチャートは操作部114のシャッタス
イッチが操作された場合の処理である。
【0025】先ず、ステップS1においては、信号変換
部104から得られた1画面分の輝度及び色差のデジタ
ルデータを映像メモリ116に格納させる。次いで、ス
テップS2に進み、操作部114で指定されたモード
(たとえばファインモードやノーマルモード等)に対応
するパラメータをROM110から読み込み、符号化部
108にセットし、映像メモリ116内の所定ブロック
単位のデータを符号化部108に転送させ、符号化を行
わせる。先に説明したように実施形態では、JPEG形
式に基づいたDCT(離散コサイン変換)及びHuff
man変換を行うことになる。こうして得られた符号化
データを第1の符号化データとしてメモリ111に一旦
格納させる(ステップS3)。
【0026】次いで、ステップS4に進み、映像メモリ
116から輝度データ及び色差データを間引きして読み
込み、RGB変換部107でRGB形式のデータを作成
させ、ステップS5で、生成されたデータを第2の符号
化データとしてメモリ111に格納する。
【0027】この後、ステップS6において、上記のよ
うにしてメモリ111に格納された2つの符号化データ
のリンクデータを生成し、ステップS7において最終的
に記録部113に搭載された取り外し可能な記憶媒体に
記憶保存させる。
【0028】次に、記録媒体上に記録された映像データ
301を再生する処理について述べる。記録した映像の
表示では、ここではRGB形式で記録されている第2の
符号化データ304をそのまま用いる。撮影者から記録
した任意の映像の表示の指示が操作部114より入力さ
れると、CPU106は記録媒体上の指示された映像デ
ータを検索し、その中の第2の符号化データ304をメ
モリ111上に読み込む。そして、第2の符号化データ
304の持つ画素数が、表示用LCD115の必要とす
る画素数に一致する場合は、メモリ111上のデータは
LCD115のRGB各画素の並びに合致するように順
序を入れ替えられ、VRAM112に記録、任意のタイ
ミングでVRAM112からLCD115ヘデータを転
送・表示する。第2の符号化データ304の持つ画素数
が、表示用LCD115の必要とする画素数に一致しな
い場合は、符号化データに対してCPU106が拡大・
縮小のための補間処理を行った後、VRAM112へ記
録、LCD115へ映像の表示を行う。第2の符号化デ
ータ304が何らかの圧縮処理を施されていた場合は、
CPU106がこの符号化データを伸長もしくは解凍し
た後、同様の処理を行うことで映像の表示を行う。
【0029】この場合、第2の符号化データ304は第
1の符号化データ303に比べ画像サイズが小さいた
め、表示処理を素早く行うことができ、また使用するメ
モリ領域も小さいため、後段のメモリ111の大きさを
小さくすることも可能である。
【0030】次に、記録した映像データ301を、取り
外し可能な記録媒体を介して外部機器、ここでは任意の
OSが動作するコンピュータ上へ転送する場合の処理に
ついて述べる。記録媒体からコンピュータへデータを転
送する場合、OSによって一つのデータファイルに対し
て必要とされる情報量が異なる場合があり、例えばある
OSでは映像データ単独での読み込みが可能だが、違う
OSでは映像データの他にアイコンやサムネイル用のデ
ータやアプリケーションとの関連づけを示すものが必要
となる。この様なOSの差に対しては、第1、第2の符
号化データを、それぞれのOSが必要とするデータに対
応させることで後の処理を不必要とすることができる。
この場合、映像データ単独での取込可能なOSでは、映
像データとして第1、第2の符号化データの二つの情報
が利用できることになる。この様な形式で予め記録媒体
上に記録することにより、データの取り込の際に余分な
ドライバまたはアプリケーションを利用する必要がなく
なり、簡単にデータの転送を実現でき、汎用性の高い記
録媒体の利用ができる。
【0031】以上説明したように本実施形態に従えば、
撮影された映像データを汎用性のあるデータと装置自身
に都合が良いデータの2つ、或いは、それ以上の形式の
データとして記憶媒体に記憶させることで、この記憶媒
体内の同じ映像データを表示する側にとってはいずれか
の映像データを読み出して表示させれば良くなり、専用
のドライバ等は不要になる。
【0032】なお、上記実施形態では、映像メモリ11
6に映像データが格納された後、第1の符号化、第2の
符号化の順で処理したが、この順序は逆であっても良い
し、3以上の符号化する場合には如何なる順序で行って
もよい。なぜなら、これらの処理はいずれも、映像メモ
リ116に格納されているデータに対し行っているから
である。
【0033】また、上記実施形態では、記録部113の
データを着脱自在であるものとして説明したが、たとえ
ば通信インタフェースを備え、指示された形式の符号化
データをその通信インタフェースに接続した上位装置に
転送しても構わない。
【0034】この場合には、上位装置からの所定指示に
従って、記憶保持されているデータ一覧を送信する手
段、及び、転送するデータ形式を示す指示に従って、指
示されたデータ中の対応する形式のデータを転送する手
段を備えればよい。
【0035】<第2の実施形態>次に、第2の実施形態
について説明する。
【0036】本第2の実施形態では、一つの撮像素子で
動画・静止画同時対応可能な例を示す。図4に第2の実
施形態に係わる撮影装置のブロック構成を示す。
【0037】先ず撮影された影像は、レンズ101を通
じて撮像素子102上に結像され、撮像素子102の光
電効果によりアナログ電気信号に変換される。この信号
は次段のA/D変換器103によりデジタル信号に変換
される。デジタルデータは順次信号変換部104へ送ら
れ、輝度及び色差信号からなる映像信号に変換され、映
像バス105へ出力される。映像バス105上の信号
は、CPU106の制御によりRGB変換部107へ送
られ、RGB形式に変換された後にVRAM112ヘ順
次記録され、任意のタイミングでVRAM112からL
CD115へデータが送られ、撮影した映像が撮影者に
表示される。記録の際は、操作部114上の不図示の動
画記録スイッチ及び静止画記録スイッチを撮影者が押す
ことにより、動画及び静止画を区別して同時に記録する
ことができる。この処理は、動画と静止画の場合に分け
て以下に説明する。
【0038】先ず動画の撮影の場合であるが、映像バス
105上の信号は順次第1符号化部401へ送られる。
ここで、輝度・色差からなる映像信号は第1の実施形態
で述べたのと同様に、JPEG形式で記録するための変
換(DCT及びHuffman変換)を受ける。第1符
号化部401には、映像バス105からラスタ形式に入
力される信号をブロック変換(ジグザグスキャン)する
ための専用のメモリ402が付けられており、順次流れ
てくるデータは、ある大きさ以下の映像ならば時間的な
ロス無しで符号化することができる。記録する画像の大
きさは事前に撮影者が設定するが、動画の記録の際は上
述した画像の大きさに対して制限が加わった範囲内で設
定することになる。従って、第1符号化部401は、映
像バス105を流れるデータから、必要な領域のデータ
のみを取り込むことになる。
【0039】また、リアルタイムでの符号化処理及び記
録を達成するため、映像信号の圧縮率は予め高く設定し
てある。リアルタイム符号化処理を受け、第1符号化部
401から出力された動画データは、CPU106の制
御に基づいて、動画像用の形式で直接記録部113内の
記録媒体上に記録される。また、記録の前後に際して、
必要ならばCPU106は動画データのヘッダ及びフッ
タを生成、記録される動画データに関連づけて任意の位
置に記録しておく。動画の記録中も、映像バス105上
の信号はRGB変換部107へ同時に送られ、撮影中の
映像を撮影者に対してリアルタイムで表示する。
【0040】次に静止画の記録について述べる。撮影者
により操作部114に設けられている静止画記録スイッ
チが押されると、まず第2符号化部403に接続されて
いる専用メモリ404内に、映像バス105上の輝度・
色差信号からなる映像信号を、任意のタイミングから開
始して1画面分取り込む。この時の映像信号の大きさ
は、動画撮影の時と同様に撮影者が事前に設定しておく
が、静止画記録では上述したように映像信号を符号化処
理する前に全てメモリ404上に取り込むため、リアル
タイムでの処理が必要なく、従って映像のサイズは使用
している撮像素子102の大きさまたは専用のメモリの
容量以下で自由に選ぶことができる。メモリ404に記
録された映像信号は、第2符号化部403において、こ
こでは第1符号化部401と同様のJPEG形式で記録
するための変換を受けるが、ここでも動画撮影とは異な
り、リアルタイムでのデータ転送及び記録を必要としな
いため、第1符号化部401での設定に比べて圧縮率は
低くでき、高画質での映像信号を行うことができる。第
2符号化部403で変換された静止画データは、CPU
106とは別のメモリコントロール部406の制御によ
って、デュアルポートメモリ405へ一時的に記録され
る。
【0041】媒体への記録は、静止画記録動作が動画記
録動作と同時に起こっていない場合は、直ちにCPU1
06の制御により記録動作が行われる。先ず符号化され
た静止画データがデータバス109を介してメモリ11
1上に記録される。この静止画データに、CPU106
は必要なヘッダ及びフッタを生成し、これを一つのデー
タファイルとして記録媒体上に記録する。
【0042】静止画記録動作が動画記録動作と同時に起
こっている場合の処理は以下のようになる。メモリコン
トロール部406は、動画撮影が終了するまで静止画デ
ータをデータバス109上へは出力せず、待機状態とす
る。この間に、更に静止画撮影が行われた場合、デュア
ルポートメモリ405の容量の限界まで、順次静止画デ
ータを記録する。デュアルポートメモリ405が一杯に
なった場合、これ以上の記録は受け付けない。動画記録
が終了した後、メモリコントロール部406は静止画デ
ータの記録要求をCPU106に対して行うことで、以
降の処理をCPU106へ渡す。CPU106では、デ
ュアルポートメモリ405内に複数枚の静止画データが
存在する場合は、順次ヘッダ及びフッタを生成、記録媒
体上へ記録を行う。この時、一連の動画像との関連性を
示すリンクデータを生成し共に記録する。この静止画記
録中においては、第1の実施形態で述べたような圧縮
率、画像サイズ等の異なるLCD115表示用またはサ
ムネイル用の小さな画像データを同時に生成することも
可能である。
【0043】また、動画像記録中において、同時に静止
画記録処理が生じていない場合、CPU106は任意の
タイミングで上述したLCD115表示用またはサムネ
イル用の小さな画像データを動画像用に生成することも
可能である。この場合も前述したように一連の動画像と
の関連性を示すリンクデータを同時に生成、記録する。
【0044】以上述べたように、本第2の実施形態で
は、映像を撮影するための撮像素子が一つしかない場合
においても、同一の映像信号から符号化方式の異なる動
画像及び静止画像の記録を行うことができる。
【0045】なお、本発明は、複数の機器(例えばカメ
ラ、記録部等)から構成されるシステムに適用しても、
一つの機器からなる装置(例えば、デジタルカメラ装
置)に適用してもよい。
【0046】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0047】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0048】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0049】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0051】以上述べたように、実施形態の撮影装置に
よれば、撮影時に同一の映像信号から符号化時の条件の
異なる複数の符号化された映像データを生成すること
で、撮影装置内での映像の再生時等に生ずる処理の負担
を軽減することができ、内部での高速な処理を実現で
き、利用者の操作性を向上することができる。
【0052】また、記録媒体に記録した後の外部機器へ
のデータ転送においても、データ変換等の特別な処理を
必要とせず、容易にデータ転送を行うことができること
から、専用のドライバ等を備えていない外部機器におい
てもデータの転送ができ、汎用性の高い記録媒体の利用
方法を実現できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影した映像データを、異なる種類の環境を持った情報処
理装置でも簡単に読み込み、再現させることが可能にな
る。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】従来例を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態での第1・第2の符号化データ
及びリンクデータの関係を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】第1の実施形態における動作処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 レンズ 102 撮像素子 103 A/D変換器 104 信号変換部 105 映像バス 106 CPU 107 RGB変換部 108 符号化部 109 データバス 110 ROM 111 メモリ 112 VRAM 113 記録部 114 操作部 115 LCD 116 映像メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した映像を電気信号に変換する撮像
    手段と、 前記撮像手段により撮像された映像データに対して異な
    る複数の符号化処理を行なう符号化手段と、 前記符号化手段によって得られた複数の符号化映像デー
    タの関連性を示すリンクデータを作成し、前記リンクデ
    ータと共に前記複数の符号化映像データを所定の記憶媒
    体に記憶保持させる制御手段とを有することを特徴とす
    る撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の符号化処理とは前記映像デー
    タを符号化した際の符号量がそれぞれ異なるようにする
    処理であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段はJPEG形式の符号化
    を行なうことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化手段は、前記記憶媒体に記憶
    された映像データを間引きし、RGB形式のデータを生
    成することを特徴とする請求項1または2のいずれかに
    記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶媒体は、装置に着脱自在である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮
    影装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記撮像手段によって撮像された
    映像データを記憶し、その記憶された映像データを前記
    符号化手段に供給する記憶手段を有することを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の撮影装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記撮像手段によって得られた映
    像を表示する表示手段と、 前記撮像手段によって撮像された映像データに基づいて
    前記表示手段に表示し得る形式のデータに生成する生成
    手段とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記撮像手段によって撮像された
    映像データを前記記憶媒体上に記憶保持することを指示
    する指示手段を有し、 前記記憶手段、前記符号化手段及び前記制御手段は前記
    指示手段の指示があった場合に動作することを特徴とす
    る請求項第6項に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記指示手段による指示には、動画記憶
    保持指示と静止画記憶保持指示があって、 前記動画記憶保持指示があった場合には静止画記憶保持
    の場合よりも、高い圧縮率になる符号化を使用して前記
    映像データを前記記憶媒体に記憶保持させることを特徴
    とする請求項第8項に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記指示手段によって前記静止画記憶
    保持指示があった場合であって、前記動画記憶保持動作
    を行なっている最中であれば待機し、動画記憶保持動作
    が完了した場合に前記記憶媒体に記憶保持させることを
    特徴とする請求項第9項に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 撮影した映像を電気信号に変換する撮
    像工程と、 前記撮像工程により撮像された映像データに対して異な
    る複数の符号化映像データを所定の記憶媒体に記憶保持
    させる制御工程とを有することを特徴とする撮像装置の
    制御方法。
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