JPH0986277A - 電動格納型ドアミラー - Google Patents

電動格納型ドアミラー

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JPH0986277A
JPH0986277A JP7274657A JP27465795A JPH0986277A JP H0986277 A JPH0986277 A JP H0986277A JP 7274657 A JP7274657 A JP 7274657A JP 27465795 A JP27465795 A JP 27465795A JP H0986277 A JPH0986277 A JP H0986277A
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JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
mirror
diameter portion
mirror base
main gear
Prior art date
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Application number
JP7274657A
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English (en)
Inventor
Sota Kosasa
壮太 小佐々
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Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品の磨耗、損傷を減らして機械的耐久性を
向上させ機能の安定化を図った電動格納型ドアミラーを
提供する。 【構成】 メインシャフト22に上から小径部23、大
径部24及び鍔部25を形成し、これをミラーベース2
0及びミラーハウジング29に設けた開孔21,30を
介して下方から嵌装させる。メインギア33はメインシ
ャフト22に上方から嵌装されコイルスプリング39に
よって下方へ押圧される。小径部と大径部の間の段差2
6と、メインギア内のこれに対応する段差34に、左右
に傾斜面を有する凹凸部が形成され両者を結合してい
る。鍔部とミラーベースの間には凹凸部よりなるクラッ
チ機構が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントドア
に取りつけられる電動格納型ドアミラーに関し、特に障
害物との衝突の際、ドアミラーを車体の前方或いは後方
に可倒とした衝撃緩和機能を有するドアミラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種電動格納型ドアミラーは、
車体外側に突出しているために走行時に障害物と衝突す
るおそれがある。このような衝突の際に、その衝突によ
るミラーハウジング側の回転力が駆動部側へ伝達されな
いよう、その減速系にクラッチ機構を介在させ経路を切
り離す構造が採用されている。図3はその典型例を示
し、ミラーベース1上に垂直に形成したメインシャフト
2にミラーハウジング3、クラッチ爪4及びクラッチギ
ア5を嵌装させコイルスプリング6によりこれらをミラ
ーベース1側へ弾性押圧した構造を有する。7はミラー
ベース1とミラーハウジング3の間に配置され、ミラー
ハウジング3側に嵌合せしめられたボールベアリング
で、ミラーベース1側に形成された円形凹部8に係合し
ている。このボールベアリング7と円形凹部8にてドア
ミラーの正常使用位置及び格納位置が決定される。メイ
ンシャフト2の外周面には一対の平行な平坦面が形成さ
れており、一方クラッチ爪4には、図5に示すようにメ
インシャフト2の外形に一致した形状の開孔9が形成さ
れ、したがってクラッチ爪4はメインシャフト2に回転
不可能な状態で支持されている。クラッチ爪4の上面に
は、逆V字状の凸部10,10,…が形成され、この面
が接触するクラッチギア5の下面には、凸部10,1
0,…に対応するV字状の凹部11,11,…が形成さ
れて、両者係合せしめられている。ミラーハウジング3
及びクラッチギア5の開孔は、円形であり、メインシャ
フト2に対して回動可能である。12は、ミラーハウジ
ング3側に取りつけられた駆動部でモータ及び減速系を
構成する複数の歯車よりなる。
【0003】上記構成において、正常な駆動すなわち格
納位置から使用位置へ又は使用位置から格納位置へ駆動
する場合、モータの駆動によりクラッチギア5にこれを
回転させようとする力がはたらき、この駆動力はクラッ
チ爪4に伝わる。クラッチ爪4は、メインシャフト2に
回転不可能に固定されているからミラーハウジング3側
がクラッチギア5の周囲を回動することとなる。モータ
を正逆駆動することによりミラーハウジング3の格納位
置への回動、使用位置への回動がなされる。
【0004】ドアミラーが使用位置にある場合におい
て、障害物の衝突により例えば前方から大きな外力が加
わったとき、その強大な力のためにコイルスプイング6
の発力に抗してクラッチギア5が上方へ押し上げられ、
クラッチギア5はクラッチ爪4から外れる。これよりミ
ラーハウジング3及びクラッチギア5はメインシャフト
2の周囲を一気に後方へ回転する。これにより外力によ
る回転力が駆動部に伝わるのが阻止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造では、ミラー
ハウジング3が使用位置から格納位置又は格納位置から
使用位置へ回動する際或いは外力が加わって急激に回動
する際、ボールベアリング7が凹所8から外れるが、こ
れに伴ってミラーハウジング3及びクラッチ爪4は僅か
上方へ押し上げられる。このときクラッチ爪4にはクラ
ッチギア5から回転力が加わっているから、図5に示す
ようにメインギア5とメインシャフト4は点Aにて接触
しており、かかる状態ではクラッチ爪4の上方への移動
を円滑に行うことはできず、また接点A部分が削られク
ラッチ爪4とメインシャフト2の間にガタツキを生じ、
クラッチ機能が低下するという問題が発生する。
【0006】かかる問題に対処するため、図6に示すよ
うにミラーハウジング3のミラーベース1に対する位置
決め機構を構成するボールベアリング7を、ミラーハウ
ジング3に形成した孔13内に配置し、かつこの孔13
内にコイルスプリング14を収納してボールベアリング
7に外方向(図中下方向)の弾性力を付与する構成が提
案されている(例えば実開平2-142349号公報)。かかる
構成であればミラーハウジング3の回動によりボールベ
アリング7が凹所8より外れ、これが上方へ移動しても
ミラーハウジング3は移動しないのである。しかしなが
らこの構成ではコイルスプリング14が必要となり、部
品点数の増加、組付工数の増加という問題を生じる。
【0007】また上記問題に対処する他の構造として図
7に示すものがある。これはミラーハウジング3にボー
ルベアリング7を埋め込み、これが相対するミラーベー
ス1の面に細長い溝15を形成してその両端の段差をス
トッパー16,16として、ボールベアリング7をこの
溝15内で移動させる構造である(例えば実開平5-6234
7 号公報)。かかる構造では、使用位置から格納位置へ
の回動又は逆の場合の回動に際し、ボールベアリング7
がストッパー16に当たったときモータに発生する過負
荷電流を検知してモータへの電源をオフとするものであ
り、一方のストッパー16が使用位置、他方のストッパ
ー16が格納位置に対応する。かかる構造では、過負荷
電流検知回路及び電源切断回路が必要となること、過負
荷によってモータ及び減速ギア系の耐久性に問題が発生
しやすいこと、さらに外力が加わってドアミラーが回動
する場合には、ボールベアリング7は溝15の外へ出る
から、ミラーハウジング3が上方へ移動し前述の問題は
解消されないこと等の問題がある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、部品の耐久性向上及び性能の安定化
を図った電動格納型ドアミラーを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車フロン
トドアの車体外方に突出してほぼ水平に形成されるとと
もに円形の開孔を有するミラーベース、上方より円柱状
小径部、円柱状大径部及び鍔部よりなり、上記ミラーベ
ースの上記開孔に下方より嵌装され、その下端に設けた
鍔部が上記開孔の下面周辺に当接するとともに上記大径
部が上記開孔に位置するメインシャフト、上記ミラーベ
ース上面に配置されるとともに上記メインシャフトの上
記大径部に回転可能に支持されたミラーハウジング、該
ミラーハウジングと上記ミラーベースの間に形成された
凹凸部よりなる位置決め機構、上記メインシャフト上端
より嵌装せしめられて上記ミラーベース上に載置され、
上記小径部と大径部との間の段差に対応する段差を有
し、該段差において上記メインシャフトに機械的に結合
せしめられるメインギア、上記鍔部と上記ミラーベース
の接触面に形成されたクラッチ機構、上記メインシャフ
トの上部と上記メインギアとの間において上記メインシ
ャフトの上記小径部に嵌装せしめられた圧縮されたコイ
ルスプリング、上記ミラーハウジング内に収納され上記
メインギアに回転力を加える駆動部を具備してなるもの
である。
【0010】また本発明は、上記メインシャフトの上記
小径部と大径部との間の段差に左右に傾斜面を有する凸
部(又は凹部)を有し、上記メインギアの上記メインシ
ャフトの上記段差の対応する段差に上記凸部(又は凹
部)に係合する左右に傾斜面を有する凹部(又は凸部)
が形成されてなり、上記コイルスプリングの発力により
上記メインギアが上記メインシャフトに機械的に結合せ
しめられてなるものである。
【0011】さらに本発明は、上記クラッチ機構が、上
記鍔部の上面に形成された左右に傾斜面を有する凸部
(又は凹部)と、上記ミラーベース下面であって上記鍔
部に相対する面に上記凸部(又は凹部)に係合する左右
に傾斜面を有する凹部(又は凸部)にて形成されてなる
ものである。
【0012】
【作用】請求項1の構成において、メインギアには駆動
部から回転力が加えられる。メインギアは、メインシャ
フトに機械的に結合せしめられ、かつメインシャフトは
クラッチ機構を介してミラーベースに、結合せしめられ
ている。それ故メインギア及びメインシャフトは回転で
きず、駆動部側すなわちミラーハウジング側が回動する
こととなる。駆動部の正逆回転により、ドアミラーは格
納位置から使用位置へ、また使用位置から格納位置へ回
動する。使用位置及び格納位置は位置決め機構により決
定される。
【0013】ドアミラーが使用位置にある場合におい
て、障害物の衝突によりこれに急激かつ大きな外力が加
わった場合は、クラッチ機構が外れ、ミラーハウジン
グ、駆動部、メインギアはメインシャフトとともに急激
に回動する。それ故衝撃力による回転力は駆動部には伝
わらない。
【0014】請求項2の構成において、メインシャフト
とメインギアは、メインシャフトの小径部と大径部の間
の段差に形成された左右に傾斜面を有する凸部(又は凹
部)と、メインギアの段差に形成された同様に左右に傾
斜部を有する凹部(又は凸部)とが係合した状態で結合
している。ドアミラーの回動時、凹凸部よりなる位置決
め機構は解除状態すなわち凸部が凹部から外れた状態と
なり、その結果ミラーハウジング及びメインギアはメイ
ンシャフトに対し僅か上方へ移動する。この移動の際メ
インギアの凹部傾斜面はメインシャフトの凸部傾斜面を
すべって上昇する。この凹凸部は、ドアミラーが駆動部
からの回転力により正常に回動する場合及び外力が加わ
って急激に回動する場合、いずれの場合にもその係合が
解除されることはない。
【0015】請求項3の構成において、メインシャフト
とミラーベースは、クラッチ機構を介して結合してい
る。すなわち鍔部の上面に形成された左右に傾斜面を有
する凸部(又は凹部)と、ミラーベース下面であって鍔
部に相対する面に形成された左右に傾斜面を有する凹部
(又は凸部)とが係合しているのである。ドアミラーの
正常な回動動作時にあっては、クラッチ機構は結合状態
を保ち、駆動部からの回転力はミラーベースに伝わりミ
ラーハウジング側が回動する。一方ドアミラーに急激な
外力が加わった場合、ミラーハウジング側に加わる力が
強大かつ急激であるために、コイルスプリングの発力に
抗して鍔部側凸部の傾斜面がミラーベース側凹部の傾斜
面をすべって下がり、凸部は凹部から外れ、クラッチ機
構は解除される。これよりミラーハウジング側は、メイ
ンシャフトとともに外力に応じて回動する。なおこのと
きメインシャフトはメインギアに対して僅か下がるが、
両者の結合状態は保持されたままである。
【0016】
【実施例】図1及び図2において、20は、ミラーベー
スで自動車フロントドアの車体外方に突出してほぼ水平
に形成されている。21はこのミラーベース20に形成
された円形の開孔である。22は、この開孔21に下方
より垂直方向上方に嵌装されたメインシャフトで上方よ
り円柱状小径部23、円柱状大径部24及び鍔部25よ
りなる。鍔部25は、開孔21の下面周辺に当接してい
る。大径部24が開孔21に位置しており、その直径は
開孔21の径より僅かに小さく、それ故メインシャフト
22は開孔21にガタツキを生じることなくかつ回動自
在に嵌装されている。メインシャフト22は、樹脂又は
金属にて形成することができ、内部は中空に形成されて
いる。メインシャフト22には、小径部23と大径部2
4との間の段差26に、図2に示すような左右に傾斜面
を有する逆V字形の凸部27,27,…が4個等間隔で
配置形成されている。28は、ミラーベース20の開孔
21の上方に形成された円形の突縁で、メインシャフト
22を垂直方向に安定に支持するものである。
【0017】29は、ミラーベース20の上面に配置さ
れる樹脂製ミラーハウジングで、開孔30を有しこの開
孔30が突縁28に接触し回動可能な状態で支持され
る。31,31は、ミラーハウジング29の下面に下方
に突出させて埋設されたボールベアリングで開孔21の
中心を中心とする一円周上に3個等間隔で配置されてい
る。32,32は、このボールベアリング31,31が
係合する円形凹部であり、ミラーベース20上面に形成
されている。ボールベアリング31,31が円形凹部3
2,32に係合する位置が、ドアミラーの使用位置及び
格納位置を決定する。すなわちボールベアリング31,
31よりなる凸部と円形凹部32,32にて位置決め機
構が構成される。この凹凸部31,32の係合状態にお
いて、ミラーハウジング29の上面は突縁28の上端に
一致している。
【0018】33は、メインシャフト22の上端よりこ
れに回動自在に嵌装せしめられ、ミラーハウジング29
の上面に載置されたメインギアで、メインシャフト22
の段差26に対応する段差34を有している。この段差
34には、凸部27,27,…に一致する形状すなわち
左右に傾斜面を有する逆V字形の凹部35,35,…が
形成されている。メインシャフト22の凸部27,2
7,…がメインギア22の凹部35,35,…に係合す
ることにより両者は機械的に結合する。なお上記例で
は、メインシャフト22側に凸部27を、メインギア3
3側に凹部35を形成した場合につき説明したが、逆に
メインシャフト22側に凹部を、メインギア33側に凸
部を形成しても同様の作用がえられる。また凸部27及
び凹部35の形状は、上記の如きV字状のほか台形、半
円形等の形状にすることもできる。
【0019】36,36,…は、鍔部25の上面に等間
隔で形成された左右に傾斜面を有する逆V字形の凸部、
37,37,…は、ミラーベース20の下面であって鍔
部25に相対する面に形成された凹部で、凸部36,3
6,…に一致して左右に傾斜面を有する逆V字形に形成
されている。凸部36,36,…及び凹部37,37,
…は、それぞれ4個設けられ、両者係合することにより
メインシャフト22とミラーベース20が機械的に結合
される。この凸部36,36,…及び凹部37,37,
…にてクラッチ機構38が構成される。なお上記例で
は、鍔部25側に凸部36を、ミラーベース20側に凹
部37を形成した場合につき説明したが、逆に鍔部25
側に凹部を、ミラーベース20側に凸部を形成しても同
様の作用がえられる。また凸部36及び凹部37の形状
は、上記の如きV字状のほか台形、半円形等の形状にす
ることもできる。
【0020】39は、メインシャフト22の小径部23
に嵌装されたコイルスプリングで、その上端はメインシ
ャフト22の上端に金具40を介して固定され、その下
端はメインギア33に形成された円形溝41内に収容さ
れて、メインギア33に当接する。コイルスプリング3
9は、圧縮された状態で保持され、それ故メインギア3
3には、常時下方への弾性押圧力が付与されている。4
2は、ミラーハウジング29に固定された駆動部で、正
逆回転モータ43及びモータ43の回転力を減速する複
数の歯車よりなる減速系44よりなる。減速系44の最
終段の歯車がメインギア33に歯合する。図示しないが
ミラーハウジング29内には、ミラー及びその傾動装置
が収納される。上記各部品の組付に際しては、ミラーベ
ース20の開孔21に下方からメインシャフト22を差
し込み、ミラーハウジング29の開孔30をミラーベー
ス20の突縁28に嵌め込んでこれをミラーベース20
に固定した後、メインシャフト22に上方からメインギ
ア33、コイルスプリング39を嵌装して、金具40に
てコイルスプリング39を固定するのである。
【0021】上記構成において、ドアミラーが格納状態
にある場合において、車室内にあるスイッチを操作して
モータ43を正回転させると、この回転力は減速系を通
してメインギア33、メインシャフト22及びミラーベ
ース20に伝達される。このときクラッチ機構38は連
結状態にあるから、メインシャフト22は回動せずミラ
ーハウジング29側が回動することとなり、ドアミラー
は格納状態から使用状態へ移動する。この移動開始時、
格納位置において円形凹部32に係合していたボールベ
アリング31は、円形凹部32から外れミラーベース2
0上面に乗り上げる。これによりミラーハウジング29
及びメインギア33は、僅か上方へ移動する。このとき
凹部35の傾斜面は凸部27の傾斜面をすべって上方へ
移動するが、両者の係合が解除されることはない。ミラ
ーハウジング29の回動に伴ってボールベアリング31
は、ミラーベース20上面をすべり或いは転がって移動
する。しかして使用位置に達したときボールベアリング
31は、他の円形凹部32に係合する。この使用位置は
別途設けた検知手段にて検知され、モータの駆動が停止
される。使用位置から格納位置への回動は、モータを逆
回転させることによりなされる。
【0022】また上記構成において、ドアミラーが使用
状態にある場合において、障害物等の衝突によりこれに
急激に大きな力が加わった場合、この力によりクラッチ
機構38は解除され、メインシャフト22はミラーベー
ス20に対し僅か下がり、同時にボールベアリング31
がミラーベース20上面に乗り上げることから、メイン
ギア33は僅か上方へ移動する。この場合も凸部27と
凹部35はその間隙が開くのみで両者の係合が解除され
ることはない。かかる状態でミラーハウジング29は回
動する。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、メインシ
ャフトとメインギアの結合は、傾斜面を有する凹凸部に
よってなされ両者はその傾斜面で接触している。それ故
メインシャフトとメインギアの位置関係が中心軸方向に
僅か変動しても、凹凸部の傾斜面がすべるのみであり、
接触部が磨耗したり削られて損傷するおそれは殆どな
く、メインシャフトとメインギアの結合部の機械的耐久
性を向上させるとともにその機能を長期間安定に維持す
ることができる。
【0024】また本発明によれば、従来構造に比較して
部品点数及び組付工数が増えることはなく、また組付作
業も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係る電動格納型ドアミラーを示
す要部断面図である。
【図2】同実施例におけるメインシャフト及びメインギ
アを示す斜視図である。
【図3】従来例を示す要部断面図である。
【図4】従来例のクラッチ爪を示す斜視図である。
【図5】従来例のクラッチ爪とメインシャフトの関係を
示す平面図である。
【図6】他の従来例を示す要部断面図である。
【図7】さらに他の従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1,20………ミラーベース 2,22………メインシャフト 3,29………ミラーハウジング 4………クラッチ爪 5………クラッチギア 6,39………コイルスプリング 7,31………ボールベアリング 8,32………円形凹部 10,27,36………凸部 11,35,37………凹部 12,42………駆動部 21,30………開孔 23………小径部 24………大径部 25………鍔部 26,34………段差 33………メインギア 38………クラッチ機構 43………モータ 44………減速系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車フロントドアの車体外方に突出し
    てほぼ水平に形成されるとともに円形の開孔を有するミ
    ラーベース、上方より円柱状小径部、円柱状大径部及び
    鍔部よりなり、上記ミラーベースの上記開孔に下方より
    嵌装され、その下端に設けた鍔部が上記開孔の下面周辺
    に当接するとともに上記大径部が上記開孔に位置するメ
    インシャフト、上記ミラーベース上面に配置されるとと
    もに上記メインシャフトの上記大径部に回転可能に支持
    されたミラーハウジング、該ミラーハウジングと上記ミ
    ラーベースの間に形成された凹凸部よりなる位置決め機
    構、上記メインシャフト上端より嵌装せしめられて上記
    ミラーハウジング上に載置され、上記小径部と大径部と
    の間の段差に対応する段差を有し、該段差において上記
    メインシャフトに機械的に結合せしめられるメインギ
    ア、上記鍔部と上記ミラーベースの接触面に形成された
    クラッチ機構、上記メインシャフトの上部と上記メイン
    ギアとの間において上記メインシャフトの上記小径部に
    嵌装せしめられた圧縮されたコイルスプリング、上記ミ
    ラーハウジング内に収納され上記メインギアに回転力を
    加える駆動部を具備してなることを特徴とする電動格納
    型ドアミラー
  2. 【請求項2】 上記メインシャフトの上記小径部と大径
    部との間の段差に左右に傾斜面を有する凸部(又は凹
    部)を有し、上記メインギアの上記メインシャフトの上
    記段差に対応する段差に上記凸部(又は凹部)に係合す
    る左右に傾斜面を有する凹部(又は凸部)が形成されて
    なり、上記コイルスプリングの発力により上記メインギ
    アが上記メインシャフトに機械的に結合せしめられてな
    ることを特徴とする請求項1記載の電動格納型ドアミラ
  3. 【請求項3】 上記クラッチ機構が、上記鍔部の上面に
    形成された左右に傾斜面を有する凸部(又は凹部)と、
    上記ミラーベース下面であって上記鍔部に相対する面に
    上記凸部(又は凹部)に係合する左右に傾斜面を有する
    凹部(又は凸部)にて形成されてなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の電動格納型ドアミラー
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