JPH0985618A - 電動工具における回転体の取付構造 - Google Patents

電動工具における回転体の取付構造

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JPH0985618A
JPH0985618A JP25141295A JP25141295A JPH0985618A JP H0985618 A JPH0985618 A JP H0985618A JP 25141295 A JP25141295 A JP 25141295A JP 25141295 A JP25141295 A JP 25141295A JP H0985618 A JPH0985618 A JP H0985618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
lock nut
spindle
base
grindstone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25141295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kondo
昌義 近藤
Kunio Amano
邦男 天野
Hideki Okubo
秀喜 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
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Publication of JPH0985618A publication Critical patent/JPH0985618A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回転体を固定するナット部材の過度の締め付け
を生じさせず、交換時の作業性を良くする。 【構成】グラインダ1のスピンドル4に装着される砥石
11は、インナフランジ12とロックナット13とで挟
持固定される。このロックナット13において、ネジ部
10に螺合されるネジ孔14を有したナット部15は、
砥石11側にリング状の溝16を備え、その溝16内
に、リング状のフラットワッシャ17、ロックナットベ
ース18と、両者の間に配置されるニードルゲージ19
とからなるスラストニードルベアリング20を設けてい
る。ロックナットベース18は、ナット部15から砥石
11側へ突出して砥石11と当接し、スピンドル4がロ
ックナット13の締め付け方向へ回転すると、ロックナ
ットベース18がナット部15に対して滑り、ナット部
15の適正締付トルク以上の締め過ぎを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば円盤状の砥
石を回転させて研磨作業を行うグラインダ等の電動工具
において、前記砥石等の回転体をスピンドルに取り付け
る構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の取付構造において、例えばグライ
ンダでは、スピンドルの先端に貫通させた円盤状の砥石
を挟んで本体側にインナフランジ、反対側にナット部材
としてのアウタフランジを夫々設け、アウタフランジを
スピンドル先端へ螺着することで、砥石をインナフラン
ジとアウタフランジとで挟持してスピンドルと一体化さ
せている。又取り外しの際は、アウタフランジに設けた
透孔へスパナのピンを挿入し、スパナでアウタフランジ
を回転させてスピンドルから取り外し、砥石等の交換を
可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記グラインダ
等の電動工具では、スピンドルはアウタフランジを締め
込む方向に回転するため、電動工具の駆動に伴うスピン
ドルの回転によって、アウタフランジは一層強く締め付
けられることになる。従って摩耗した砥石等を交換する
際、スパナを使用してもアウタフランジを回転させて取
り外すのに強い力が必要となり、作業性が非常に悪くな
っていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記ス
ピンドルの回転によるアウタフランジ等のナット部材の
過度の締め付けをなくして、回転体交換等の作業性を好
適とする電動工具における回転体の取付構造を提供する
もので、その構成は、前記ナット部材と回転体との間
に、スラスト軸受を介在させたことを特徴とするもので
ある。又前記スラスト軸受を、ころがり又はすべり軸受
とするのが望ましい。又前記ナット部材に、前記スラス
ト軸受の外周を覆うカバー部を設けると共に、スラスト
軸受に、前記カバー部との間をシールするシール部材を
設けるのが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1はグラインダ1の先端部の説明
図で、ギヤハウジング2内に突出するモータ軸3は、ス
ピンドル4と一体のベベルギヤ5と噛合して、ニードル
ベアリング6、ボールベアリング7によってモータ軸3
と直交状に軸支されるスピンドル4を回転させる。スピ
ンドル4におけるベアリングボックス8からの突出部分
は、大径の二面幅部9とその先端側のネジ部10とに形
成され、スピンドル4に貫通される円盤状の砥石11
は、二面幅部9に嵌合するインナフランジ12と、ネジ
部10に螺合されるロックナット13との間で挟持固定
される。又図2はロックナット13の詳細を示すもの
で、スピンドル4のネジ部10に螺合されるネジ孔14
を有した円盤状のナット部15は、砥石11側にリング
状の溝16を備え、その溝16内に、同じくリング状の
フラットワッシャ17、ロックナットベース18と、両
者の間に配置されるニードルゲージ19とからなるスラ
ストニードルベアリング20を設けている。特にここで
はロックナットベース18が、ナット部15から砥石1
1側へ突出した状態となって、このロックナットベース
18が常に砥石11と当接することになる。同時にこの
ロックナットベース18の外径はインナフランジ12の
外径と略一致しており、砥石11を挟持する当接部分の
均等化が図られている。更に溝16への収納により、ス
ラストニードルベアリング20の周囲にはカバー部21
が周設されることになる。尚22は、ナット部15とロ
ックナットベース18との間に設けられるシール部材と
してのOリング、23,23は、レンチ24のピン24
a,24aが挿入される挿入孔である。
【0006】以上の如く構成されたグラインダ1は、砥
石11の装着は、従来と同様にインナフランジ12、砥
石11の順でスピンドル4へ取り付け、最後にネジ部1
0へロックナット13を螺合させて手で締め付けるだけ
で良い(手締めによる仮締め)。この手締めの後、モー
タを駆動させてスピンドル4を回転させると、砥石11
の適正締付トルクに達するまでは、ネジ部10の摩擦抵
抗がスラストニードルベアリング20部分での摩擦抵抗
より小さいので、スピンドル4はロックナット13を締
め込む方向に回転し、適正締付トルクまで増し締めがな
されることになり、ここで砥石11の取付が完了する。
そして研磨作業を行う際には、スピンドル4はロックナ
ット13を更に締め込む方向へ回転する(例えば砥石1
1に過負荷が加わったとき等)が、スラストニードルベ
アリング20により、砥石11と当接するロックナット
ベース18がナット部15に対して滑って、ナット部1
5の締め込み方向への回転を防止するから、ロックナッ
ト13の適正締付トルク以上の過度の締め付けはなくな
り、摩耗した砥石11の取り外しをレンチ24等で無理
なく行うことができる。又ここでは特にスラストニード
ルベアリング20の採用により、ロックナット13の軸
方向の幅を最小限に抑えることができるから、ロックナ
ット13に軸受けを組み込んでも砥石11からの突出部
分が大きくならず、ロックナット13が作業の邪魔にな
ることがない。更にカバー部21とOリング22によっ
て、スラストニードルベアリング20への塵埃の進入を
抑えることもできるのである。
【0007】尚ロックナットと砥石との間に介在される
スラスト軸受は、ころがり軸受としては上記ニードルベ
アリング以外にボールベアリング等の採用も可能で、す
べり軸受として、テフロンシート、ナイロンシート等も
使用できる。又これらのスラスト軸受を介在させる形態
も、上記のようにロックナットへの組み込み以外に、別
体のスラスト軸受を砥石とナット部材との間で挟むよう
に設けても良い。
【0008】
【発明の効果】以上本発明によれば、電動工具の運転に
よるナット部材の適正締付トルク以上の締まり過ぎはな
くなり、砥石等の回転体の取り外し作業が簡単に行え
る。又スラスト軸受をころがり又はすべり軸受とすれ
ば、ナット部材に軸受を組み込んでもナット部材の軸方
向の幅を最小限に抑えることができ、作業の邪魔になる
ことはない。更にナット部材にカバー部を、スラスト軸
受とカバー部材との間にシール部材を夫々設ければ、好
適な防塵効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グラインダの説明図である。
【図2】ロックナットの説明図である。
【符号の説明】
1・・グラインダ、2・・ギヤハウジング、3・・モー
タ軸、4・・スピンドル、10・・ネジ部、11・・砥
石、12・・インナフランジ、13・・ロックナット、
15・・ナット部、16・・溝、17・・フラットワッ
シャ、18・・ロックナットベース、19・・ニードル
ゲージ、20・・スラストニードルベアリング、21・
・カバー部、22・・Oリング。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体から突出したスピンドルに直交状に
    貫通される回転体を、前記スピンドルに設けられる本体
    側のインナフランジと、スピンドル先端に螺合されるナ
    ット部材とで挟持固定可能とした電動工具における回転
    体の取付構造であって、 前記ナット部材と回転体との相互間に、スラスト軸受を
    介在させたことを特徴とする電動工具における回転体の
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記スラスト軸受が、ころがり又はすべ
    り軸受である請求項1に記載の電動工具における回転体
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ナット部材に、前記スラスト軸受の
    外周を覆うカバー部を設けると共に、スラスト軸受に、
    前記カバー部との間をシールするシール部材を設けた請
    求項1又は2に記載の電動工具における回転体の取付構
    造。
JP25141295A 1995-09-28 1995-09-28 電動工具における回転体の取付構造 Pending JPH0985618A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4707913B2 (ja) * 1999-11-12 2011-06-22 三京ダイヤモンド工業株式会社 電動工具等への回転刃具の取付部材並びに該取付部材を取着してなる回転刃具
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JP2014161948A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置、及び、研削ホイールの取付方法
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