JPH09150356A - 両頭平面研削盤の砥石ヘッド - Google Patents
両頭平面研削盤の砥石ヘッドInfo
- Publication number
- JPH09150356A JPH09150356A JP30885395A JP30885395A JPH09150356A JP H09150356 A JPH09150356 A JP H09150356A JP 30885395 A JP30885395 A JP 30885395A JP 30885395 A JP30885395 A JP 30885395A JP H09150356 A JPH09150356 A JP H09150356A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grindstone
- spline
- shaft
- spindle
- grinding wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑
えるとともに、その交換作業を容易にする。 【構成】 本発明は、一端に砥石を固着し、他端を回転
駆動手段にスプライン嵌合を介して連結させて砥石に回
転を与えるスピンドルと、該スピンドルを回転自在で軸
方向には不動状態に支持し、外周一部に螺子部を具備す
るインナースリーブと、該インナースリーブを軸方向に
移動可能に支持し、前記インナースリーブの螺子部に螺
挿させたウォームホイールを回転自在で軸方向には不動
状態に支持するアウタースリーブと、該アウタースリー
ブのウォームホイールに常時噛合するウォームを備えた
砥石切込み機構とからなり、回転駆動手段によりスピン
ドルを介して砥石を回転駆動するとともに、砥石切込み
機構によりウォーム、ウォームホイール、インナースリ
ーブおよびスピンドルを介して砥石を軸方向に移動させ
る両頭平面研削盤の砥石ヘットにおいて、前記スピンド
ルを、端部に砥石を固着する砥石軸と、スプラインを有
するスプライン軸とを脱着可能に連結させて構成したも
のである。
えるとともに、その交換作業を容易にする。 【構成】 本発明は、一端に砥石を固着し、他端を回転
駆動手段にスプライン嵌合を介して連結させて砥石に回
転を与えるスピンドルと、該スピンドルを回転自在で軸
方向には不動状態に支持し、外周一部に螺子部を具備す
るインナースリーブと、該インナースリーブを軸方向に
移動可能に支持し、前記インナースリーブの螺子部に螺
挿させたウォームホイールを回転自在で軸方向には不動
状態に支持するアウタースリーブと、該アウタースリー
ブのウォームホイールに常時噛合するウォームを備えた
砥石切込み機構とからなり、回転駆動手段によりスピン
ドルを介して砥石を回転駆動するとともに、砥石切込み
機構によりウォーム、ウォームホイール、インナースリ
ーブおよびスピンドルを介して砥石を軸方向に移動させ
る両頭平面研削盤の砥石ヘットにおいて、前記スピンド
ルを、端部に砥石を固着する砥石軸と、スプラインを有
するスプライン軸とを脱着可能に連結させて構成したも
のである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物の両面を
高速度に研削加工する両頭平面研削盤の砥石ヘッドに関
するものである。
高速度に研削加工する両頭平面研削盤の砥石ヘッドに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】本出願人は、先に特願昭５７−６４４５
号（特公昭６０−８１７９号公報）において上砥石ヘッ
ドに特徴を有する両頭平面研削盤を提案している。
号（特公昭６０−８１７９号公報）において上砥石ヘッ
ドに特徴を有する両頭平面研削盤を提案している。
【０００３】図４はその両頭平面研削盤の上砥石ヘッド
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【０００４】図４において、（１）は砥石で、フレーム
（２）に対して上下方向に移動可能に設けたクイル
（３）内に回転自在に支持されたスピンドル（４）の下
端部に一体に形成される砥石受板（５）に固着されてい
る。（６）はクイル（３）を上下方向に移動可能に支持
させるインナースリーブで、上端にキャップ（７）が固
着されている。（８）はキャップ（７）に回転自在に支
持された回転筒で、スピンドル（４）の上端部のスプラ
イン部（４ａ）にスプライン嵌合されるとともに、従動
プーリ（９）を一体に固着している。この従動プーリ
（９）は、図示しないベルトおよび駆動プーリ等を介し
てフレーム（２）に一体に固着された駆動モータ（図示
せず）に連結されており、この駆動モータにより駆動プ
ーリ、ベルトおよび従動プーリ（９）等を介して回転筒
（８）を回転すると、この回転筒（８）をスプライン部
（４ａ）にスプライン嵌合させたスピンドル（４）が回
転し、これに伴って砥石（１）を回転させることができ
る。
（２）に対して上下方向に移動可能に設けたクイル
（３）内に回転自在に支持されたスピンドル（４）の下
端部に一体に形成される砥石受板（５）に固着されてい
る。（６）はクイル（３）を上下方向に移動可能に支持
させるインナースリーブで、上端にキャップ（７）が固
着されている。（８）はキャップ（７）に回転自在に支
持された回転筒で、スピンドル（４）の上端部のスプラ
イン部（４ａ）にスプライン嵌合されるとともに、従動
プーリ（９）を一体に固着している。この従動プーリ
（９）は、図示しないベルトおよび駆動プーリ等を介し
てフレーム（２）に一体に固着された駆動モータ（図示
せず）に連結されており、この駆動モータにより駆動プ
ーリ、ベルトおよび従動プーリ（９）等を介して回転筒
（８）を回転すると、この回転筒（８）をスプライン部
（４ａ）にスプライン嵌合させたスピンドル（４）が回
転し、これに伴って砥石（１）を回転させることができ
る。
【０００５】（10）はクイル（３）の中間部外周面に刻
設される螺子部（11）に螺挿されたウォームホイール
で、インナースリーブ（６）に上下方向には移動できな
いようにして回転自在に支承されている。（12）はウォ
ームホイール（10）と常時噛合するウォームギャで、フ
レーム（１）に適宜の手段により回転自在に支承される
とともに、駆動装置（図示せず）に連結されており、こ
の駆動装置により回転されると、常時噛合するウォーム
ホイール（10）を回転し、このウォームホイール（10）
とクイル（３）の螺子部（11）との螺合関係によってク
イル（３）をインナースリーブ（６）に対して上下方向
に移動し、これに伴ってクイル（３）に支持されたスピ
ンドル（４）を介して砥石（１）を上下方向に移動させ
ることができる。
設される螺子部（11）に螺挿されたウォームホイール
で、インナースリーブ（６）に上下方向には移動できな
いようにして回転自在に支承されている。（12）はウォ
ームホイール（10）と常時噛合するウォームギャで、フ
レーム（１）に適宜の手段により回転自在に支承される
とともに、駆動装置（図示せず）に連結されており、こ
の駆動装置により回転されると、常時噛合するウォーム
ホイール（10）を回転し、このウォームホイール（10）
とクイル（３）の螺子部（11）との螺合関係によってク
イル（３）をインナースリーブ（６）に対して上下方向
に移動し、これに伴ってクイル（３）に支持されたスピ
ンドル（４）を介して砥石（１）を上下方向に移動させ
ることができる。
【０００６】（13）はインナースリーブ（６）を一体に
嵌挿保持させたアウタースリーブで、スイベル構造によ
り自由に旋回し得るようにフレーム（２）に支持されて
いる。即ち、アウタースリーブ（13）の上方部外周に突
設される鍔部（14）に固着されてスピンドル（４）の軸
芯線の一点（Ｏ）を球面中心とする球面状の滑り下面を
有する可動環（15）を、フレーム（２）の上方部に形成
される肩部（16）に固着されてスピンドル（４）の軸芯
線の一点（Ｏ）を球面中心とする球面状の滑り上面を有
する固定環（17）上に載置させてアウタースリーブ（1
3）の上方部を支持するとともに、アウタースリーブ（1
3）の下方部を保持させて上記一点（Ｏ）を球面中心と
する球面状の滑り外周面を有するインナースリーブ
（６）の下端鍔部（18）を、フレーム（２）の下端に固
着された円筒（19）内に嵌合させてアウタースリーブ
（13）の下方部をフレーム（２）に支持し、通常はフレ
ーム（２）の上端に円周等配設された複数個のクランプ
機構（20）によりフレーム（２）に一体に固定されてい
る。上記クランプ機構（20）は、フレーム（２）の上端
にクランプボルト（21）によりクランパ（22）を調心可
能な座金（23）を介して取付けてなり、上記クランプボ
ルト（21）を緊締することによりクランパ（22）がアウ
タースリーブ（13）の鍔部（14）を押圧拘持させてアウ
タースリーブ（13）をフレーム（２）に固定させること
ができる。
嵌挿保持させたアウタースリーブで、スイベル構造によ
り自由に旋回し得るようにフレーム（２）に支持されて
いる。即ち、アウタースリーブ（13）の上方部外周に突
設される鍔部（14）に固着されてスピンドル（４）の軸
芯線の一点（Ｏ）を球面中心とする球面状の滑り下面を
有する可動環（15）を、フレーム（２）の上方部に形成
される肩部（16）に固着されてスピンドル（４）の軸芯
線の一点（Ｏ）を球面中心とする球面状の滑り上面を有
する固定環（17）上に載置させてアウタースリーブ（1
3）の上方部を支持するとともに、アウタースリーブ（1
3）の下方部を保持させて上記一点（Ｏ）を球面中心と
する球面状の滑り外周面を有するインナースリーブ
（６）の下端鍔部（18）を、フレーム（２）の下端に固
着された円筒（19）内に嵌合させてアウタースリーブ
（13）の下方部をフレーム（２）に支持し、通常はフレ
ーム（２）の上端に円周等配設された複数個のクランプ
機構（20）によりフレーム（２）に一体に固定されてい
る。上記クランプ機構（20）は、フレーム（２）の上端
にクランプボルト（21）によりクランパ（22）を調心可
能な座金（23）を介して取付けてなり、上記クランプボ
ルト（21）を緊締することによりクランパ（22）がアウ
タースリーブ（13）の鍔部（14）を押圧拘持させてアウ
タースリーブ（13）をフレーム（２）に固定させること
ができる。
【０００７】（24）は砥石（１）の軸線の傾きの調整を
行うアジャスト機構で、アウタースリーブ（13）の上方
外周面に複数個のアジャストボルト（25）を円周等配置
に配設させてなり、各々のアジャストボルト（25）を任
意に締弛することにより砥石（１）の軸線の傾きの調整
を行わせる。即ち、クランプ機構（20）のクランプボル
ト（21）を弛めてアウタースリーブ（13）の固定を開放
した後、１箇所或いはそれ以上のアジャストボルト（2
4）を締めてその頭部とフレーム（２）の内周面との間
に間隙を形成させた状態で、残りのアジャストボルト
（25）を弛めてその頭部で上記間隙がなくなるようフレ
ーム（２）の内周面を押圧させると、アウタースリーブ
（13）がスピンドル（４）の軸芯線の一点（Ｏ）を支点
に旋回し、これに伴ってインナースリーブ（６）、クイ
ル（３）およびスピンドル（４）も旋回して砥石（１）
の軸線を傾動させることができる。この操作により砥石
（１）の軸線の傾きを調整し、所定の傾きが得られる
と、アジャストボルト（25）をロックナット（26）によ
り固定するとともに、クランプ機構（20）のクランプボ
ルト（21）を締めてアウタースリーブ（13）をフレーム
（２）に固定して調整を完了する。
行うアジャスト機構で、アウタースリーブ（13）の上方
外周面に複数個のアジャストボルト（25）を円周等配置
に配設させてなり、各々のアジャストボルト（25）を任
意に締弛することにより砥石（１）の軸線の傾きの調整
を行わせる。即ち、クランプ機構（20）のクランプボル
ト（21）を弛めてアウタースリーブ（13）の固定を開放
した後、１箇所或いはそれ以上のアジャストボルト（2
4）を締めてその頭部とフレーム（２）の内周面との間
に間隙を形成させた状態で、残りのアジャストボルト
（25）を弛めてその頭部で上記間隙がなくなるようフレ
ーム（２）の内周面を押圧させると、アウタースリーブ
（13）がスピンドル（４）の軸芯線の一点（Ｏ）を支点
に旋回し、これに伴ってインナースリーブ（６）、クイ
ル（３）およびスピンドル（４）も旋回して砥石（１）
の軸線を傾動させることができる。この操作により砥石
（１）の軸線の傾きを調整し、所定の傾きが得られる
と、アジャストボルト（25）をロックナット（26）によ
り固定するとともに、クランプ機構（20）のクランプボ
ルト（21）を締めてアウタースリーブ（13）をフレーム
（２）に固定して調整を完了する。
【０００８】（27）はクイル（３）の上端に取付固定さ
れたピストンで、インナースリーブ（６）の上方部内周
とキャップ（７）およびカバー（28）とで形成されたシ
リンダ室（29）内に気密に収納され、該シリンダ室（2
9）に作用する圧縮エアーまたは圧油にて常時上方に押
圧されてクイル（３）を上方に引張り上げ、これに伴っ
てクイル（３）に支持されたスピンドル（４）を介して
砥石（１）を上方に引張り上げるとともに、クイル
（３）の中間部外周面に刻設した螺子部（11）の螺子山
の片側斜面を、ウォームホイール（10）の螺子部の螺子
山の上記片側斜面と対向する片側斜面に常時押圧させて
螺子嵌合部におけるバックラッシュによる加工精度の低
下を解決させることができる。
れたピストンで、インナースリーブ（６）の上方部内周
とキャップ（７）およびカバー（28）とで形成されたシ
リンダ室（29）内に気密に収納され、該シリンダ室（2
9）に作用する圧縮エアーまたは圧油にて常時上方に押
圧されてクイル（３）を上方に引張り上げ、これに伴っ
てクイル（３）に支持されたスピンドル（４）を介して
砥石（１）を上方に引張り上げるとともに、クイル
（３）の中間部外周面に刻設した螺子部（11）の螺子山
の片側斜面を、ウォームホイール（10）の螺子部の螺子
山の上記片側斜面と対向する片側斜面に常時押圧させて
螺子嵌合部におけるバックラッシュによる加工精度の低
下を解決させることができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記両頭平
面研削盤の砥石ヘッドによれば、クイル（３）がフレー
ム（２）に対して上下方向に移動するため、駆動モータ
の回転動力はスピンドル（４）のスプライン部（４ａ）
により砥石（１）に伝達するようになっている。これに
より、機械運転中にスピンドル（４）のスプライン部
（４ａ）に駆動モータの回転動力がかかるとともに回転
筒（８）と擦れ合うため、長期間使用している間にスピ
ンドル（４）のスプライン部（４ａ）が磨耗し、それに
よって振動、異音等が発生して加工精度に悪影響を及ぼ
すという問題があった。そこで、スピンドル（４）を定
期的に交換する必要があるが、従来の構造であれば、ス
プライン部（４ａ）だけが磨耗してもスピンドル（４）
全体を交換しなければならないため、交換コストが非常
に高くつくとともに、砥石ヘット全体を分解してスピン
ドル（４）の交換をしなければならないため、交換作業
に多大な労力と時間を要していた。
面研削盤の砥石ヘッドによれば、クイル（３）がフレー
ム（２）に対して上下方向に移動するため、駆動モータ
の回転動力はスピンドル（４）のスプライン部（４ａ）
により砥石（１）に伝達するようになっている。これに
より、機械運転中にスピンドル（４）のスプライン部
（４ａ）に駆動モータの回転動力がかかるとともに回転
筒（８）と擦れ合うため、長期間使用している間にスピ
ンドル（４）のスプライン部（４ａ）が磨耗し、それに
よって振動、異音等が発生して加工精度に悪影響を及ぼ
すという問題があった。そこで、スピンドル（４）を定
期的に交換する必要があるが、従来の構造であれば、ス
プライン部（４ａ）だけが磨耗してもスピンドル（４）
全体を交換しなければならないため、交換コストが非常
に高くつくとともに、砥石ヘット全体を分解してスピン
ドル（４）の交換をしなければならないため、交換作業
に多大な労力と時間を要していた。
【００１０】本発明は、上記問題点に鑑みて提案された
もので、スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑え
るとともに、その交換作業が簡易な両頭平面研削盤の砥
石ヘッドを提供することを目的とする。
もので、スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑え
るとともに、その交換作業が簡易な両頭平面研削盤の砥
石ヘッドを提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次のような構成を採用したことを特徴として
いる。
するため、次のような構成を採用したことを特徴として
いる。
【００１２】即ち、本発明は、一端に砥石を固着し、他
端を回転駆動手段にスプライン嵌合を介して連結させて
砥石に回転を与えるスピンドルを、端部に砥石を固着す
る砥石軸と、スプラインを有するスプライン軸とを脱着
可能に連結させて構成したものである。
端を回転駆動手段にスプライン嵌合を介して連結させて
砥石に回転を与えるスピンドルを、端部に砥石を固着す
る砥石軸と、スプラインを有するスプライン軸とを脱着
可能に連結させて構成したものである。
【００１３】このような構成のものであれば、スプライ
ンが磨耗しても、スプライン軸のみを交換するだけで初
期の加工精度を維持することができ、砥石軸は半永久的
に使用することが可能である。
ンが磨耗しても、スプライン軸のみを交換するだけで初
期の加工精度を維持することができ、砥石軸は半永久的
に使用することが可能である。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図１乃至図３に基づいて説明する。但し、図４に示す従
来装置において説明した部品と同一部品には同一の符号
を付してその説明を省略する。
図１乃至図３に基づいて説明する。但し、図４に示す従
来装置において説明した部品と同一部品には同一の符号
を付してその説明を省略する。
【００１５】図１は本発明の両頭平面研削盤の砥石ヘッ
ドを示す縦断面図で、本発明の特徴は、下端部に砥石
（１）を固着する砥石受板（30）を一体形成した砥石軸
（31）と、回転筒（８）とスプライン嵌合するスプライ
ン部（32ａ）を形成したスプライン軸（32）とを脱着可
能に連結させてスピンドル（33）を構成したことであ
る。
ドを示す縦断面図で、本発明の特徴は、下端部に砥石
（１）を固着する砥石受板（30）を一体形成した砥石軸
（31）と、回転筒（８）とスプライン嵌合するスプライ
ン部（32ａ）を形成したスプライン軸（32）とを脱着可
能に連結させてスピンドル（33）を構成したことであ
る。
【００１６】砥石軸（31）とスプライン軸（32）とは、
図２および図３に示すように、砥石軸（31）の上端面中
央に穿設した凹部（34）にスプライン軸（32）の下端面
中央に突設したインロウ（35）を芯合わせ嵌合するとと
もに、砥石軸（31）の上端面に穿設したピン穴（36）と
これと対向してスプライン軸（32）の下端面に穿設した
ピン穴（37）とにピン（38）を跨がって嵌合し、更に、
スプライン軸（32）の下端に一体形成した鍔部（39）の
円周数箇所をボルト（40）で砥石軸（31）の上端面に固
着することにより一体に連結されている。
図２および図３に示すように、砥石軸（31）の上端面中
央に穿設した凹部（34）にスプライン軸（32）の下端面
中央に突設したインロウ（35）を芯合わせ嵌合するとと
もに、砥石軸（31）の上端面に穿設したピン穴（36）と
これと対向してスプライン軸（32）の下端面に穿設した
ピン穴（37）とにピン（38）を跨がって嵌合し、更に、
スプライン軸（32）の下端に一体形成した鍔部（39）の
円周数箇所をボルト（40）で砥石軸（31）の上端面に固
着することにより一体に連結されている。
【００１７】本発明の両頭平面研削盤の砥石ヘッドは、
下端部に砥石（１）を固着する砥石受板（30）を一体形
成した砥石軸（31）と、回転筒（８）をスプライン嵌合
するスプライン部（32ａ）を形成したスプライン軸（3
2）とを一体に連結してスピンドル（33）を構成したか
ら、スピンドル（33）のスプライン軸（32）のスプライ
ン部（32ａ）が磨耗しても、スプライン軸（32）のみを
交換するだけで初期の加工精度を維持することができ、
砥石軸（31）は半永久的に使用することが可能である。
従って、スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑え
ることができるとともに、砥石ヘッド全体を分解しなく
ても交換作業を行える。これにより、スプラインを定期
的に交換し易くて常に初期の加工精度を維持でき、加工
精度の安定を図ることができる。
下端部に砥石（１）を固着する砥石受板（30）を一体形
成した砥石軸（31）と、回転筒（８）をスプライン嵌合
するスプライン部（32ａ）を形成したスプライン軸（3
2）とを一体に連結してスピンドル（33）を構成したか
ら、スピンドル（33）のスプライン軸（32）のスプライ
ン部（32ａ）が磨耗しても、スプライン軸（32）のみを
交換するだけで初期の加工精度を維持することができ、
砥石軸（31）は半永久的に使用することが可能である。
従って、スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑え
ることができるとともに、砥石ヘッド全体を分解しなく
ても交換作業を行える。これにより、スプラインを定期
的に交換し易くて常に初期の加工精度を維持でき、加工
精度の安定を図ることができる。
【００１８】尚、上記実施例では砥石（１）の軸線を傾
動できる上部砥石ヘッドについて述べているが、本発明
は砥石（１）の軸線が傾動できない上部砥石ヘッドや下
部砥石ヘッドにも適用することができる。
動できる上部砥石ヘッドについて述べているが、本発明
は砥石（１）の軸線が傾動できない上部砥石ヘッドや下
部砥石ヘッドにも適用することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スピンドルを砥石軸とスピンドルとの分割構造にしたこ
とにより、スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑
えることができるとともに、砥石ヘッド全体を分解しな
くても交換作業を容易に行えるため、スプラインの交換
が定期的に行い易くなり、常に初期の加工精度を維持で
きて加工精度の安定を図ることができる。
スピンドルを砥石軸とスピンドルとの分割構造にしたこ
とにより、スプラインの磨耗に伴う交換コストを低く抑
えることができるとともに、砥石ヘッド全体を分解しな
くても交換作業を容易に行えるため、スプラインの交換
が定期的に行い易くなり、常に初期の加工精度を維持で
きて加工精度の安定を図ることができる。
【図１】本発明の両頭平面研削盤の砥石ヘッドを示す縦
断面図である。
断面図である。
【図２】本発明に用いられたスピンドルの要部を示す一
部断面正面図である。
部断面正面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線における断面図である。
【図４】従来例の両頭平面研削盤の砥石ヘッドを示す縦
断面図である。
断面図である。
31 砥石軸 32 スプライン軸 32ａ スプライン部 33 スピンドル
Claims (2)
- 【請求項１】 端部に砥石を固着する砥石軸とスプライ
ンを有するスプライン軸とを脱着可能に連結し、スプラ
イン軸を回転駆動手段にスプライン嵌合を介して連結さ
せたスピンドルと、該スピンドルを回転自在で軸方向に
は不動状態に支持し、外周一部に螺子部を具備するイン
ナースリーブと、該インナースリーブを軸方向に移動可
能に支持し、前記インナースリーブの螺子部に螺挿させ
たウォームホイールを回転自在で軸方向には不動状態に
支持するアウタースリーブと、該アウタースリーブのウ
ォームホイールに常時噛合するウォームを備えた砥石切
込み機構とからなり、回転駆動手段によりスピンドルを
介して砥石を回転駆動するとともに、砥石切込み機構に
よりウォーム、ウォームホイール、インナースリーブお
よびスピンドルを介して砥石を軸方向に移動させて切込
みを与えることを特徴とする両頭平面研削盤の砥石ヘッ
ド。 - 【請求項２】 端部に砥石を固着する砥石軸とスプライ
ンを有するスプライン軸とを脱着可能に連結し、スプラ
イン軸を回転駆動手段にスプライン嵌合を介して連結さ
せたスピンドルと、該スピンドルを回転自在で軸方向に
は不動状態に支持し、外周一部に螺子部を具備するイン
ナースリーブと、該インナースリーブを軸方向に移動可
能に支持するとともに、前記インナースリーブの螺子部
に螺挿させたウォームホイールを回転自在で軸方向には
不動状態に支持し、かつ、フレームにスイベル構造でも
って旋回自在に支持されたアウタースリーブと、該アウ
タースリーブのウォームホイールに常時噛合するウォー
ムを備えた砥石切込み機構とからなり、回転駆動手段に
よりスピンドルを介して砥石を回転駆動させ、かつ、砥
石切込み機構によりウォーム、ウォームホイール、イン
ナースリーブおよびスピンドルを介して砥石を軸方向に
移動させて切込みを与えるとともに、アウタースリーブ
をフレームに対して旋回させて砥石に傾きを与えること
を特徴とする両頭平面研削盤の砥石ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30885395A JPH09150356A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 両頭平面研削盤の砥石ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30885395A JPH09150356A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 両頭平面研削盤の砥石ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150356A true JPH09150356A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=17986061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30885395A Pending JPH09150356A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 両頭平面研削盤の砥石ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09150356A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100364062C (zh) * | 2004-03-11 | 2008-01-23 | 硅电子股份公司 | 同时双面研磨晶片形工件的装置 |
| CN102765051A (zh) * | 2012-07-25 | 2012-11-07 | 无锡机床股份有限公司 | 磨床的砂轮主轴结构 |
| CN105965104A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-09-28 | 安徽三山机械制造有限公司 | 一种高精度高效率齿轮加工设备 |
| CN107283300A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-10-24 | 广东赛因迪科技股份有限公司 | 一种具有防漏油机构的行星式磨头 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP30885395A patent/JPH09150356A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100364062C (zh) * | 2004-03-11 | 2008-01-23 | 硅电子股份公司 | 同时双面研磨晶片形工件的装置 |
| CN102765051A (zh) * | 2012-07-25 | 2012-11-07 | 无锡机床股份有限公司 | 磨床的砂轮主轴结构 |
| CN105965104A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-09-28 | 安徽三山机械制造有限公司 | 一种高精度高效率齿轮加工设备 |
| CN107283300A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-10-24 | 广东赛因迪科技股份有限公司 | 一种具有防漏油机构的行星式磨头 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990831 |