JPH0983759A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0983759A
JPH0983759A JP7240137A JP24013795A JPH0983759A JP H0983759 A JPH0983759 A JP H0983759A JP 7240137 A JP7240137 A JP 7240137A JP 24013795 A JP24013795 A JP 24013795A JP H0983759 A JPH0983759 A JP H0983759A
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JP7240137A
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Inventor
Masayuki Otani
雅之 大谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック消去することなくデータの更新が可
能で、書き換え回数の制限を延長することができる画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 旧小ブロックから新小ブロックへのコピ
ーが完了しているか、判断する。コピーが完了していな
ければ、コピー再開処理をする。すなわち、コピー完了
まで、次のデータの更新は行わない。コピーが完了する
と、キー操作によって変更になったデータを作業用RA
Mに格納する。画面の移行が発生するとそれぞれのデー
タの変更があったかどうか判断し、1つでも変更があっ
た場合には、新フラグのCOPYフラグを0にする。そ
の後、現在の小ブロック(旧)のその他の変更されてい
ないすべてのデータを次の小ブロック(新)にコピーす
る。コピー完了後、旧小ブロックのステータスフラグの
CPENDを0にする。新小ブロックが今までのブロッ
クと違う場合には、旧ブロックを消去し復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】動作条件を設定し、さらに記
憶しておくことができる複写機、ファクシミリ及びプリ
ンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機などの画像形成装置の動作
条件等の設定値は、バッテリーバックアップによる不揮
発RAM、あるいはEEROMとSRAMが1つになっ
たnvSRAM等に記憶するように構成されている。こ
の種の公知技術としては、例えば特開昭55−1476
43号公報、特開昭62−240977号公報あるいは
特開昭61−124448号公報記載の技術が知られて
いる。
【0003】このうち特開昭55−1476443記載
の技術は、複数種の単位コピーモードにより1種類また
は複数種類のコピーランモードが設定可能なコピーラン
モード設定装置と、設定されたコピーランモードを記憶
する第1の記憶装置と、異常状態などによるAC電源な
どの遮断時に第1の記憶手段に記憶されている設定され
たコピーランモードを記憶する第2の記憶手段とを備え
た複写機などにおいて、第2の記憶装置にコピーランモ
ードが記憶されているときには、異常状態などに対する
必要な処理が終了してコピーランの再スタート時におけ
るコピーランモードの設定条件を、第2のコピーランモ
ードによって決定するようにしたものである。
【0004】また、特開昭62−240977号公報記
載の技術は、現像バイアス電圧を出力するバイアス電
源、露光ランプ電圧を出力するランプレギュレータ、帯
電チャージ電圧または電流を出力する高圧電源、それぞ
れの電源の出力レベルを設定する入力手段、前記出力レ
ベルを表示する表示手段、前記入力手段によって得られ
た入力データに基づき前記各電源の出力を制御する制御
装置、前記入力データを格納する不揮発メモリとを有
し、電源スイッチを投入したときには遮断した直前の入
力データに基づいて各電源の出力レベルを表示し、かつ
複写の開始指令により前記入力データに基づいて電源を
出力する複写制御装置に関するものである。さらに、特
開昭61−124448号公報記載の技術は、コピーモ
ードを記憶させるための入力装置と、入力されたコピー
モードデータを保持する不揮発メモリと、選択されたコ
ピーモードを表示するための表示装置と、給紙トレイに
どのサイズの用紙が入っているかを検知する手段とを有
する複写機の制御装置において、モードを設定するとき
選択されていた給紙トレイ内の用紙サイズを不揮発メモ
リに記憶し、後にそのモードを読み出した時、記憶され
ているサイズの用紙が収納されているトレイを選択する
ようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリーバ
ックアップによる不揮発RAMを使用した方法の場合、
バッテリーが必要となり、廃棄する場合にバッテリーの
処理が問題となっていた。さらに、SRAMを使用して
いるため、データの信頼性がPROMに比べて低くなっ
てしまっていた。また、EEPROMとSRAMの組み
合わせの場合には、電源がOFFになる直前にSRAM
の内容をEEPROMに書きこまなければならないの
で、そのための回路が必要となっていた。
【0006】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、設定データの信頼性の向
上を図ることができる画像形成装置を提供することにあ
る。第2の目的は、データの保持に際し、バッテリーを
不要とした画像形成装置を提供することにある。
【0007】第3の目的は。書換え途中の電源断による
データの消失を防ぐことができる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0008】第4の目的は、頁順の違いによる集約の順
番ミスを防ぐことができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0009】第5の目的は、ブロック消去を行うことな
くデータを更新することができる画像形成装置を提供す
ることにある。
【0010】第6の目的は、書換え回数制限を延長する
ことができる画像形成装置を提供することにある。
【0011】第7の目的は、書換え途中のデータの更新
によるデータの不整合を防ぐことができる画像形成装置
を提供することにある。
【0012】第8の目的は、原稿の種類による集約の順
番ミスを防ぐことができる画像形成装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、画像読み取り手段と、読み取った画
像信号に基づいて画像を書き込む画像書き込み手段と、
書き込まれた画像を顕像化して画像を形成する画像形手
段とを有する画像形成装置において、あらかじめ設定さ
れ、変更可能な動作条件に基づいて複写動作を行わせる
手段と、電気的に消去が可能なROMと、所望する動作
条件を上記ROMに格納し、読み出すことによってその
条件にあった複写動作を行わせる制御手段とを備えてい
ることを特徴としている。
【0014】第2の手段は、複写動作の動作条件を決定
する種々の設定値をそれぞれの設定値に対して少なくと
も2箇所以上のブロックに格納する手段と、ブロック単
位で電気的に消去および書き込み可能なROMと、あら
かじめ格納されている動作条件の値を更新する時には、
値が格納されているブロックとは別のブロックに新しい
値を書き込み、書き込み終了後もとのブロックに格納さ
れている動作条件設定値をすべて上記別のブロックにコ
ピーし、コピー完了後元のブロックを消去する手段とを
さらに備えていることを特徴としている。
【0015】第3の手段は、ブロック単位で電気的消去
および書き込み可能なROMと、複写動作の動作条件を
決定する種々の設定値をそれぞれの設定値に対して各ブ
ロック内にそれぞれ少なくとも2箇所以上の小ブロック
に格納する手段と、各小ブロック毎に旧データとしての
印を格納する手段と、当該印を格納する手段によって、
あらかじめ小ブロックに格納されている動作条件を変更
する時は同じブロック内の別の未使用の小ブロックに新
しい動作条件を格納し、変更されていないその他の条件
データもすべて新しい小ブロックにコピーし、それ以前
のデータの書かれている小ブロックには、旧データの印
を書き込む手段とをさらに備えていることを特徴として
いる。
【0016】第4の手段は、第1または第2の手段にお
いて、あらかじめ格納されている動作条件の値が格納さ
れているブロックを別のブロックにコピー開始してから
終了するまで動作条件の値の更新を禁止する手段をさら
に備えていることを特徴としている。
【0017】第5の手段は、第1または第4の手段にお
いて、ブロック間あるいは小ブロック間のコピー途中か
どうかを示す手段をさらに備え、電源ON時にコピー途
中であった場合には、コピー完了後およびブロック間コ
ピーの場合にはコピー完了と旧ブロック消去後まで他の
動作を禁止することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。なお、説明を分かりやすく
するために、実施の形態に係るデジタル複写機の概略構
成を項目に分けて説明し、分けた項を目次として示す。
【0019】1.全体構成 2.スキャナ部 3.書き込み部 4.感光体部 5.現像部 6.給紙部 7.原稿自動送り装置(ADF) 8.後処理装置 9.電装制御部 9.1 シーケンス制御 9.2 画像データの処理 9.3 アプリケーションユニット 9.3.1 APL1について 9.3.2 APL2について 9.3.3 APL3について 9.3.4 APL4について 9.3.5 表示について 9.4 ファックス動作 1.全体構成 図1は実施の形態に係る画像形成装置としてのデジタル
複写機全体の構成を示す構成図、図2はそのデジタル複
写機における書き込み部を説明するための平面図、図3
はその側面図である。
【0020】まず、図1を用いてデジタル複写機の概略
構成について説明する。
【0021】デジタル複写機は同図に示すように複写機
本体(I)と、自動原稿送り装置(ADF)(II)
と、後処理装置としてのステープラ付きのソーターであ
るソータステープラ(III)および両面反転ユニット
(IV)との4つのユニットから構成されている。前記
複写機本体(I)は、スキャナ部、書き込み部、感光体
部、現像部ならびに給紙部などを備えている。以下、各
部の構成、動作などについて説明する。
【0022】2.スキャナ部 スキャナ部は、反射鏡1と光源3と第1ミラー2とを装
備して一定の速度で移動する第1スキャナと、第2ミラ
ー4ならびに第3ミラー5を装備して前記第1スキャナ
の1/2の速度で、第1スキャナに追従して移動する第
2スキャナを有している。この第1スキャナならびに第
2スキャナにより、コンタクトガラス9上の原稿(図示
せず)を光学的に走査し、その反射像を色フィルタ6を
介してレンズ7に導き、一次元固体撮像素子8上に結像
させる。
【0023】前記光源3には、蛍光灯やハロゲンランプ
などが使用されており、波長が安定していて寿命が長い
などの理由から、一般的には蛍光灯が使用されている。
この実施例では、1本の光源3に反射鏡1が取り付けら
れているが、2本以上の光源3を使用することもある。
この場合、前記固体撮像素子8が一定のサンプリングク
ロックを持っているため、蛍光灯はそれより高い周波数
で点灯しないと画像に悪影響を与える。
【0024】前記固体撮像素子8としては、一般的にC
CDが用いられている。固体撮像素子8で読み取った画
像信号はアナログ値であるので、アナログ/デジタル
(A/D)変換され、画像処理基板10にて種々の画像
処理(2値化、多値化、階調処理、変倍処理、編集処理
など)が施され、スポットの集合としてデジタル信号に
変換される。カラーの画像情報を得るために本実施例で
は、原稿から固体撮像素子8に導かれる光路途中に、必
要色の情報だけを透過する色フィルタ6が出し入れ可能
に配置されている。原稿の走査に合わせて色フィルタ6
の出し入れを行い、その都度多重転写、両面コピーなど
の機能を働かせ、多種多様のコピーが作成できるように
なっている。また、R(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)の3つの情報を同時に得るために3ラインの
CCD等を用いて、カラー原稿の読み取りを行う場合も
ある。
【0025】3.書き込み部 画像処理後の画像情報は、光書き込み部においてレーザ
ー光のラスター走査によって光の点の集合の形で感光体
ドラム40上に書き込まれる。
【0026】図2、図3はそれぞれは書き込み部を示す
平面図及び側面図である。半導体レーザー20から発せ
られたレーザー光はコリメートレンズ21で平行な光束
に変えられ、アパーチャー32により一定形状の光束に
整形される。整形されたレーザー光は第1シリンダーレ
ンズ22により副走査方向に圧縮された形でポリゴンミ
ラー24に入射する。このポリゴンミラー24は正確な
多角形をしており、ポリゴンミラーモータ25により一
定方向に一定の速度で回転している。この回転速度は感
光体ドラム40の回転速度と書き込み密度とポリゴンミ
ラー24の面数により決定される。ポリゴンミラー24
に入射されたレーザー光は、その反射光がポリゴンミラ
ー24の回転により偏向される。偏向されたレーザー光
はfθレンズ26a,26bに順次入射する。fθレン
ズ26a,26bは、角度一定の走査光を感光体ドラム
40上で等速走査するように変換されて、感光体ドラム
40上で最小光点となるように結像し、さらに面倒れ補
正機構も有している。
【0027】fθレンズ26a,26bを通過したレー
ザー光は、画像領域外で同期検知ミラー29により同期
検知入光部(同期検知板)30に導かれ光ファイバーに
よりセンサ部に伝搬され、主走査方向の頭出しの基準と
なる同期検知を行い、同期信号を出力する。同期信号が
出てから一定時間後に画像データが1ライン分出力さ
れ、以下これを繰り返すことにより1つの画像を形成す
ることになる。
【0028】なお、図2において、23はポリゴンミラ
ー24の回転空間を隔離するための透過ガラス、27は
ミラー、31はレンズ保持ユニットである。また、図1
において、28は書き込み部と画像形成部間に設けら
れ、両者を隔離する透過ガラスである。
【0029】4.感光体部 感光体ドラム40の周面には感光層が形成されている。
半導体レーザ(波長780nm)に対して感度のある感
光層として有機感光体(OPC)、α−Si,Se−T
eなどが知られており、本実施例では前記有機感光体
(OPC)が使用されている。一般にレーザ書き込みの
場合、画像部に光を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセ
スと、地肌部に光を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセ
スの2通りがあり、本実施例では前者のN/Pプロセス
を採用している。
【0030】帯電チャージャ41は感光体側にグリッド
を有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム40
の表面を均一に(−)帯電し、画像形成部にレーザ光お
よびLED光を照射してその部分の電位を落とす。そう
すると感光体ドラム40表面の地肌部が−750〜−8
00V、画像部が−500V程度の電位となって、感光
体ドラム40の表面に静電潜像が形成される。これを現
像器42a,42bで現像ローラに−500〜−600
Vのバイアス電圧を与え、(−)に帯電したトナーを付
着して前記静電潜像を顕像化する。
【0031】5.現像部 本実施例の装置は、主現像器42aと副現像器42bの
2つの現像器を備えている。黒一色の場合は、前記副現
像器42bとトナー補給器43bを取り外すようになっ
ている。現像器を2つ有する本実施例では、主現像器4
2aとペアになるトナー補給器43aに黒トナーを入
れ、副現像器42bとペアになるトナー補給器43bに
カラートナーを入れることにより、同時に2色の印刷が
可能となる。
【0032】このような現像器を用い、スキャナの色フ
ィルタ6の切り換えによる色情報の読み取り、さらに紙
搬送系の多重転写、両面複写機能等を組み合わせること
によって多機能なカラーコピー、カラー編集が可能とな
る。3色以上の現像は感光体ドラム40の周囲に3つ以
上の現像器を並べる方法、3つ以上の現像器を回転して
切り換えるリボルバー方式などによって達成できる。
【0033】現像器42a,42bで顕像化された画像
は、感光体ドラム40にシンクロして送られた紙面上に
紙の裏面から転写チャージャ44により(+)のチャー
ジャをかけられて転写される。転写された紙は、転写チ
ャージャ44と一体に保持された分離チャージャ45に
て交流除電され、感光体ドラム40から分離される。紙
に転写されずに感光体ドラム40に残ったトナーは、ク
リーニングブレード47により感光体ドラム40から掻
き落とされ、付属のタンク48に回収される。さらに感
光体ドラム40に残っている電位のパターンは、除電ラ
ンプにより光を照射して消去される。
【0034】現像がなされた直後の位置に、フォトセン
サ50が設けられている。このフォトセンサ50は発光
素子と受光素子とのペアからなり、感光体ドラム40表
面の反射濃度を検出している。これは光書き込み部で一
定のパターン(例えば真っ黒または網点のパターン)
を、フォトセンサ読み取り位置に対応した位置に書き込
み、これを現像した後のパターン部の反射率とパターン
部以外の感光体ドラム40の反射率の比から画像濃度を
判断し、薄い場合はトナー補給信号を出す。また、補給
後も濃度が上がらないことを利用してトナー残量不足を
検知することもできる。
【0035】6.給紙部 本実施例では複数のカセット60a,60b,60cを
持ち、1度転写した紙を再給紙ループ72に通し、両面
コピーまたは再給紙が可能になっている。
【0036】複数のカセット60a,60b,60c
(概括的には符号60でカセットを示す。以下、同様)
のうちから1つのカセット60が選択された後、スター
トボタンが押されると、選択されたカセット60の近傍
にある給紙コロ61(61a,61b,61c)が回転
し、紙の先端がレジストローラ62に突き当たるまで給
送される。レジストローラ62はこの時止まっている
が、感光体ドラム40に形成された画像位置とタイミン
グをとって回転を開始し、感光体ドラム40の周面に対
して紙を送る。その後紙は転写部でトナー像の転写が行
われ、分離搬送部63にて吸引搬送されて、ヒートロー
ラ64と加圧ローラ65の対からなる定着ローラによっ
て、転写されたトナー像を紙面上に定着する。
【0037】このようにして転写された紙は、通常のコ
ピー時には切換爪67によりソータ(III)側の排紙
口へ導かれる。一方、多重コピー時は、切換爪68,6
9により方向を変えられソータ(III)側に排出され
ることなく下側の再給紙ループ72を通過して、再度レ
ジストローラ62へ導かれる。
【0038】両面コピーの場合について説明する。切換
爪67で下方に紙導かれ、次の切換爪69で再給紙ルー
プ72よりさらに下のトレー70へ導かれる。そしてロ
ーラ71の反転により逆方向に再度送られ、切換爪69
の切り換えにより再給紙ループ72へ導かれて、レジス
トローラ62へ給送される。
【0039】7.原稿自動送り装置(ADF) 原稿テーブル100の上に載せられた原稿は、呼出しロ
ーラー104により呼び出される。呼び出された原稿は
互いに圧接するプルアウトローラー105,106及び
プルアウトローラー105に巻掛けられる分離ベルト1
07の作用により重送を防止され、1枚宛ガイド板10
8に沿って送られる。ガイド板108に沿って送られる
原稿はベルト搬送装置125によりコンタクトガラス9
の上を所定の露光位置まで送られ停止する。
【0040】ベルト搬送装置125は駆動ローラー10
9及び従動ローラー110に巻掛けられ、固定ローラー
111により原稿の挿入位置を設定し、加圧ローラーに
より原稿をコンタクトガラス9に圧接されるベルト10
2を有する。以下、公知の動作説明は省略する。
【0041】8.後処理装置 後処理装置として前述のようにソータステープラ(II
I)と両面ユニット(IV)が設けられているが、これ
らは本発明の要旨とは直接関係がないので、このでの説
明は省略する。
【0042】9.電装制御部 図4は複写機の制御ユニットを示すブロック図、図5は
複写システム全体の制御ブロック図である。
【0043】図4において制御ユニットは2つのCPU
を有しており、CPU(a)200はシーケンス関係の
制御、CPU(b)201はオペレーション関係の制御
をそれぞれ行っている。CPU(a)200とCPU
(b)201とは、シリアルインターフェース(RS2
32C)によって接続されている。また、図4におい
て、202は画像制御回路、203は信号切換ゲートア
レイ、204は操作部ユニット、205はエディター、
206はスキャナ制御回路、207はページメモリ、2
08は画像処理ユニット、209はカレンダIC、21
0はブロック単位での消去および書き込みが可能なFL
ASH−ROM、211はレーザビームスキャナユニッ
トである。
【0044】図5において、上記同一個所には同一符号
を付す他、220はメイン制御板、221は給紙制御
板、222はソータ制御板、223は両面制御板、22
4はADF制御板である。
【0045】9.1 シーケンス制御 まず、シーケンス制御について説明する。シーケンスは
紙の搬送のタイミング及び作像に関する条件設定、出力
を行っており、紙サイズセンサ、排紙検知やレジスト検
知など紙搬送に関するセンサ、両面ユニット、高圧電源
ユニット、リレー、ソレノイド、モータなどのドライバ
ー、ソータユニット、レーザユニット、スキャナユニッ
トなどが接続されている。
【0046】センサ関係では給紙カセットに装着された
紙のサイズ及び向きを検知し、検知結果に応じた電気信
号を出す紙サイズセンサ、レジスト検知や排紙検知など
紙搬送に関するセンサ、オイルエンドやトナーエンドな
どのサプライの有無を検知するセンサ、ならびにドアオ
ープン、ヒューズ断など機械の異常を検知するセンサな
どから入力がある。
【0047】また、両面ユニットでは紙の幅を揃えるた
めのモータ、給紙クラッチ、搬送経路を変更するための
ソレノイド、紙の有無検知センサ、紙の幅を揃えるため
のサイドフェンスホームポジションセンサ、紙の搬送に
関するセンサなどがある。
【0048】高圧電源ユニットは、帯電チャージャ、転
写チャージャ、分離チャージャ、現像バイアス電極の出
力をPWM制御によって得られたデューティだけそれぞ
れ所定の高圧電力を印加する。PWM制御はそれぞれの
高圧電力の出力のフィードバック値をA/D変換するこ
とによってデジタル値にして、目標値と等しくなるよう
に制御されている。ドライバー関係は給紙クラッチ、レ
ジストクラッチ、カウンター、モータ、トナー補給ソレ
ノイド、パワーリレー、定着ヒータなどがある。ソータ
ユニットとはシリアルインターフェースで接続されてお
り、シーケンスからの信号により所定のタイミングで紙
を搬送し、各ビンに排出されている。
【0049】アナログ入力には、定着温度、フォトセン
サ入力、レーザダイオードのモニタ入力、レーザダイオ
ードの基準電圧、各種高圧電源からの出力値のフィード
バック値等が入力されている。定着部にあるサーミスタ
からの入力により、定着部の温度が一定になるようにヒ
ータのオン/オフ制御もしくは位相制御が行われる。フ
ォトセンサ入力は所定のタイミングで作られたフォトパ
ターンをフォトトランジスタにより入力し、パターンの
濃度を検知することにより、トナー補給のクラッチをオ
ン・オフ制御してトナー濃度の制御を行っている。ま
た、この濃度により、トナーエンドの検知も行う。
【0050】レーザダイオードのパワーを一定にするた
めに調整する機構として、A/D変換器とCPUのアナ
ログ入力が使用される。本実施例ではレーザダイオード
を点灯したときのモニタ電圧と予め設定された基準電圧
が一致するように制御されている。
【0051】次に、オペレーション関係の制御について
説明する。メインCPU(b)201は複数のシリアル
ポートとカレンダーIC209を制御する。複数のシリ
アルポートにはシーケンス制御CPU(a)200の他
に、操作部ユニット204、スキャナ制御回路206、
アプリケーションシステム212、エディター205な
どが接続されている。操作部ユニット204では操作者
のキー入力及び複写機の状態を表示する表示器を有し、
キー入力の情報をメインCPU(b)201にシリアル
通信により知らせる。メインCPU(b)201はこの
情報により操作部ユニット204の表示器の表示器の点
灯、消灯、点滅を判断し、操作部ユニット204にシリ
アル送信する。操作部CPUはメインCPU(b)20
1からの情報により表示部の点灯、消灯、点滅を行う。
さらに、得られた情報から機械の動作条件を決定してコ
ピースタート時に、シーケンス制御を行っているCPU
(a)200にその情報を伝える。
【0052】スキャナ部(スキャナ制御回路206)で
は、スキャナサーボモータ駆動制御及び画像処理、画像
読み取りに関する情報をメインCPU(b)201にシ
リアル送信処理し、またADF(ADF制御板224)
とメインCPU(b)201のインターフェース処理が
行われる。
【0053】アプリケーション(アプリケーションシス
テム212)は、外部機器(ファクス、プリンター、
等)とメインCPU(b)201のインターフェースで
あり、予め設定されている情報内容をやりとりする。エ
ディター205は、編集機能を入力するユニットであ
り、操作者の入力した画像編集データ(マスキング、ト
リミング、イメージシフト、等)メインCPU(b)2
01にシリアル送信するとともに、シーケンス制御を行
っているCPU(a)200にその情報を伝える。
【0054】スキャナ部(スキャナ制御回路206)で
は、スキャナサーボモータ駆動制御及び画像処理、画像
読み取りに関する情報をメインCPU(b)201にシ
リアル送信処理し、またADF(ADF制御板224)
とメインCPU(b)201のインターフェース処理が
行われる。
【0055】カレンダーIC209は、日付と時間を記
憶しており、メインCPU(b)201にて随時呼び出
せるため、操作部表示器への現在時刻の表示や機械のオ
ン時間、オフ時間を設定することにより、機械の電源の
オン・オフをタイマー制御することが可能となる。FL
ASH−ROM211は、操作モード関係を制御するプ
ログラム、操作モード等の設定値(ユーザ・プログラム
・データ、以下UPデータと呼ぶ)、コピーシーケンス
に関する設定値(サービス・プログラム・データ、以下
SPデータと呼ぶ)が格納されており、シーケンスに関
するデータはシリアル通信を介してシーケンスCPU2
00に送信する。
【0056】9.2 画像データの処理 次に画像データの処理の流れについて説明する。
【0057】ゲートアレイ203はCPU(b)201
からのセレクト信号により下記3方向に画像データ(D
ATA0〜DATA7)と同期信号を出力する。
【0058】1)スキャナ制御回路206→画像制御回
路202 この場合、スキャナからの8ビットデータ(ただし4ビ
ット、1ビットにもできる)で連想される画像信号をレ
ーザビームスキャナユニット211からの同期信号PM
SYNCに同期させ、画像制御回路202に出力する。
【0059】2)スキャナ制御回路206→アプリケー
ション212 この場合、スキャナからの8ビットデータ(ただし4ビ
ット、1ビットにできる)で連想されてくる画像信号を
アプリケーション212にパラレル出力を行う。アプリ
ケーション212は入力した画像データを外部に接続さ
れているプリンタ等の出力装置に出力する。
【0060】3)アプリケーション212→画像制御回
路202 この場合、アプリケーション212が外部に接続されて
いる入力装置(ファクス等)からの8ビットデータ(た
だし4ビット、1ビットにできる)で連想される画像信
号をレーザビームスキャナユニット211からの同期信
号PMSYNCに同期させ、画像制御回路に出力する。
この場合、外部からの画像信号が1ビット、4ビットの
場合には、8ビットデータに変換する処理を行う必要が
ある。
【0061】図6はイメージスキャナ部のブロック図で
ある。CCDイメージセンサ250から出力されるアナ
ログ画像信号は、イメージプリプロセッサ(IPP)2
51内部の信号処理回路252で増幅及び光量補正さ
れ、A/D変換器253によってデジタル多値信号に変
換される。この信号はシェーディング補正回路254に
よって補正処理を受け、イメージプロセスユニット(I
PU)255に印加される。
【0062】イメージプロセスユニット(IPU)25
5の概略ブロック図を図7に示す。IPU255に印加
された画像信号はMTF補正回路270で高域強調さ
れ、変倍回路271で電気変倍され、γ変換回路272
に印加される。γ変換回路272は入力特性を機械の特
性に合わせて最適になるようにする。γ変換回路272
から出力された画像信号は、データ深さ切り換え機構の
SW1で所定の量子化レベルに変換される。この切り換
え機構は図8に示す3つのデータタイプに切り換える。
4ビット化回路273では4ビットデータが出力され、
2値化回路274では、入力される8ビットの多値デー
タを予め設定された固定しきい値によって2値データに
変換し、1ビットデータを出力する。ディザ回路275
は1ビットデータで、面積階調を作り出す。SW1は3
つのデータタイプの1つを選択しDATA0〜DATA
7として出力する。
【0063】再び図6に戻り、スキャナ制御回路206
はメインCPU(b)201からの指示に従って蛍光灯
安定器(ランプ制御回路)256、タイミング制御回路
257、IPU255の電気変倍回路、並びにスキャナ
駆動モータ258を制御する。蛍光灯安定器256は、
スキャナ制御回路206からの指示に従って蛍光灯1の
オン、オフ及び光量制御を行う。スキャナ駆動モータ2
58の駆動軸にはロータリーエンコーダ259が連結さ
れており、位置センサ260は副走査駆動機構の基準位
置を検知する。電気変倍回路は、スキャナ制御回路20
6によって設定される主走査側の倍率に従って電気変倍
処理を行う。
【0064】タイミング制御回路257はスキャナ制御
回路206からの指示に従って各信号を出力する。即
ち、読み取りを開始すると、CCDイメージセンサ(C
CD)250に対しては1ライン分のデータをシフトレ
ジスタに転送する転送信号と、シフトレジスタのデータ
を1ビットずつ出力するシフトクロックパルスとを与え
る。像再生系制御ユニットに対しては、画素同期クロッ
クパルスCLK、主走査同期パルスLSYNC及び主走
査有効期間信号LGATEを出力する。
【0065】この画素同期クロックパルスCLKは、C
CDイメージセンサ250に与えるシフトクロックパル
スとほぼ同一の信号である。また、主走査同期パルスL
SYNCは、画像書き込みユニットのビームセンサが出
力する主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号で
あるが、画素同期クロックパルスCLKに同期して出力
される。主走査有効期間信号LGATEは、出力データ
DATA0〜DATA7が有効なデータであるとみなさ
れるタイミングで高レベルHになる。
【0066】なお、この例ではCCDイメージセンサ2
50は、1ラインあたり4800ビットの有効データを
出力する。スキャナ制御回路206はメインCPU
(b)201から読み取り開始指示を受けると、照明用
蛍光灯1を点灯し、スキャナ駆動モータ258を駆動開
始して、タイミング制御回路257を制御し、CCDイ
メージセンサ250の読み取りを開始する。また、副主
走査有効期間信号FGATEを高レベルHにセットす
る。この信号FGATEは、高レベルHにセットされて
から副走査方向に最大読み取り長さ(この例では、Aサ
イズ長手方向の寸法)を走査するに要する時間を経過す
ると低レベルLとなる。
【0067】図9は本装置のメモリシステムのブロック
図である。CCD250からの画像信号は、シェーディ
ング補正と黒レベル補正と光量補正の機能を持つイメー
ジプリプロセッサ(IPP)251を通して8ビットデ
ータで出力される。このデータはマルチプレクサ(1)
(MUX1)280で選択されて、空間周波数高域強調
(MTF補正)機能、速度変換機能(変倍)、γ変換機
能、データ深さ変換機能(8ビット/4ビット/1ビッ
ト変換)を持つイメージプロセスユニット(IPU)2
55で処理されて、MUX(3)282を通してプリン
タPRに出力される。281はMUX(2)、283は
メモリ装置(MEM)である。
【0068】画像データ用のフレームメモリを持ったシ
ステムでは、図10のようにIPU255からのイメー
ジデータを一旦メモリ装置(MEM)283に格納し、
必要なときにメモリ装置(MEM)283から取り出し
てプリンタ(PR)に出力する構成にしていた。また、
IPU255からのイメージデータをプリンタ(PR)
に出力しながら、同時にメモリ装置(MEM)283に
格納して2枚目以降のコピーをメモリ装置(MEM)2
83からのイメージデータで行う方法も一般的であっ
た。
【0069】本装置は、IPU255からの処理された
データと生のデータのどちらもメモリ装置283に取り
込まれるように、図11に示すデータフローが可能な構
成になっている。つまり、図9の3つのマルチプレクサ
(MUX1,MUX2,MUX3)280,281,2
82の切り換えでデータフローを変えられるように構成
している。例えば、1回のスキャナの走査で複数枚のI
PU255のパラメータを変えたコピーを出力する場合
は、次に示す手順で達成できる。
【0070】1.スキャナ走査時にMUX(1)をAに
して、MUX(2)をBにMUX(3)をAにして1枚
目を出力する。このとき生データがMUX(2)を通し
てメモリ装置(MEM)283に入る。
【0071】2.2枚目以降はMUX(1)をBにし
て、メモリ装置(MEM)283からのデータをIPU
255に入れてMUX(3)を通してプリンタ(PR)
に出力する。このとき1枚コピーする毎にIPUパラメ
ータを変更できる。
【0072】また、1ビットデータのようなコンパクト
なデータを保持する場合は、MUX(2)をAにしてI
PU255の出力をメモリ装置に取り込む。この場合は
プリンタ装置は2値データ(1ビット)モードに切り換
えてコピーする。図9のEXTIN、EXTOUTは外
部からのイメージデータ入力信号と外部への出力信号で
ある。
【0073】図12は、圧縮器(COMP)290と伸
長器(EXP)291をメモリユニット(Memory
Unit)292の前後に入れて、実データ以外に圧
縮されたデータも格納できるようにしたメモリ装置28
3の構成を示すブロック図である。この構成では圧縮器
(COMP)290はスキャナの速度に合わせて、また
伸長器(EXP)291はプリンタの速度に合わせて動
作する必要がある。実データを格納する場合はマルチプ
レクサMUX(4)293とMUX(5)294をそれ
ぞれAにし、圧縮データを使う場合はそれぞれBにす
る。295はエラー検知器である。
【0074】図12のメモリユニット292の中は図1
3のような構成になっている。図14の3つのイメージ
データタイプと、圧縮データであるコードデータを扱う
ためにデータ幅変換器300,301をメモリブロック
(Memory Block)302の入出力に持って
いる。ダイレクトメモリコントローラ(DMC1,DM
C2)303,304は、パックされたデータ数とメモ
リデータ幅に応じてメモリブロック302の所定のアド
レスにデータを書き込み、読み取り動作を行う。
【0075】また、読み込んだ画像データをIPU25
5で縮小しメモリブロック302の所定のアドレスにD
MC1,DMC2によって書き込み、読み出しを行うこ
とによって複数枚の原稿の画像データを1枚の用紙にま
とめる集約機能の実現が可能となる。
【0076】図14は前述したようにイメージデータの
データタイプを示したものである。通常スキャナから、
またはプリンタへのイメージデータの速度は、8ビット
データ、4ビットデータ、1ビットデータに関わらず一
定である。つまり、1ピクセルの周期は、装置において
固定されている。本装置では、8本のデータラインのM
SB側から1ビットデータ、4ビットデータ、8ビット
データとMSB詰めで定義している。このデータをメモ
リブロックのデータ幅(16ビット)にパック、アンパ
ックするブロックが入力データ幅変換器と出力データ幅
変換器である。パックすることによってデータ深さに応
じてメモリを使えるようになり、メモリ装置の有効利用
が可能になる。
【0077】図15は圧縮器(COMP)290と伸長
器(EXP)291の代わりにピクセルプロセスユニッ
ト(PPU)310をメモリユニット292の外に配置
したメモリ装置283の構成を示すブロック図である。
PPU310の機能はイメージデータ間のロジカル演算
(例えばAND、OR、EXOR、NOT)を実現する
ユニットでメモリ出力データと入力データを演算してプ
リンタに出力することと、メモリ出力と入力データ(例
えばスキャンデータ)を演算して再びメモリユニット2
92に格納することができる。出力先のプリンタとメモ
リユニット292の切り換えはMUX(6)311とM
UX(7)312で行う。この機能は一般的には画像合
成に使われ、例えばメモリユニット292にオーバーレ
イデータを置いておいてスキャナデータにオーバーレイ
をかぶせることなどに使用される。
【0078】図16は外部記憶装置を使用してイメージ
データを保存する構成を示したものである。イメージデ
ータをフロッピーディスクに保存するときは、図9のE
XTOUTからインターフェイス(I/F)320を通
してファイルコントローラ(File Control
ler)321が制御するフロッピーディスクコントロ
ーラ(FDC)322に出力し、フロッピーディスクド
ライブ(FDD)323上のフロッピーディスクに記憶
する。ファイルコントローラ321の制御下には、ハー
ドディスクコントローラ(HDC)324と、ハードデ
ィスクドライブ(HDD)325があり、ハードディス
クの記憶媒体上にもリード、ライトできる構成にしてい
る。ハードディスクドライブ(HDD)325は通常よ
く使うフォーマットデータやオーバーレイデータを記憶
しておき必要に応じて使用できるようにしている。
【0079】図17は圧縮と伸長の処理速度が間に合わ
なかったときに100%リカバリーできるようにした構
成である。メモリユニット292にはスキャナ走査と同
時に圧縮されたデータとイメージデータが入力される。
入ってきたデータはそれぞれ別のメモリエリアに格納さ
れるが、圧縮データはそのまま伸長器(EXP)291
へ入り伸長される。1ページのデータが全てメモリユニ
ット292に入るまでに圧縮器(COMP)290と伸
長器(EXP)291の処理時間が間に合って正常終了
した場合は圧縮データのメモリエリアだけが残り、生デ
ータのエリアは取り消される。もし、エラー検出回路
(Error Detect)295が圧縮器(COM
P)290または伸長器(EXP)291からのエラー
信号を検出した場合は、直ちに圧縮データエリアが取り
消され生データが採用される。
【0080】メモリ管理ユニット(MMU)330は、
メモリユニット292に対して2つの入力データと1つ
の出力データが同時に入出力できるようにメモリを制御
するユニットである。このリアルタイムで圧縮と伸長の
検定をすることで、高速性と確実性とメモリエリアの有
効利用が可能となった。本実施例でのこの構成はメモリ
管理ユニット(MMU)330によってメモリエリアの
ダイナミックなアロケーションができるようにしたが、
生データ用と圧縮データ用の2つのメモリユニットを持
たせてもよい。
【0081】図17の構成は、電子ソーティングのよう
に複数のページを格納し、リアルタイムでプリンタに出
力するような、格納ページ数とプリント速度を両立させ
なければならないような用途に最適である。
【0082】9.3 アプリケーションユニット 図18にアプリケーションユニットのブロック図を示し
て説明する。
【0083】この例はAPL1(ファイルユニット),
APL2(FAXユニット),APL3(オン,オフプ
リンタユニット),APL4(LAN),ベース部(画
像処理ユニット)、表示(T/S,LCD)を含んだシ
ステムを示す。
【0084】まずベース部の説明を行う。
【0085】エンジンI/F340はイメージデータは
シリアルで送られてくるのでここでパラレルに変換す
る。また、ページメモリ341のパラレルデータはエン
ジンI/F340でシリアルに変換してEXTINに送
り出す。制御信号はシリアルであり、エンジンI/F3
40を介してSCI(シリアルコミニュケーションイン
ターフェイス)342を介してシステムバスに接続す
る。ページメモリ341はこの例ではA3で1ページ分
のサイズを持ちここでBITイメージに変換すると共に
EXTIN、EXTOUTのデータ速度とCPUの処理
速度の調停も行う。変倍回路343はページメモリ34
1上のデータをこの回路にて拡大あるいは縮小の高速処
理を行うためにDMAC344を用いてCPU352を
介さないで高速に処理を行うようになっている。回転制
御部353は例えばFAX送信で送りの原稿がA4縦で
受けがA4横の場合、送り側は自動的に71%縮小して
送信してしまい受信側は見づらいものになる。これを防
止するために前記サイズの時は送信原稿を90度回転さ
せA4横に変換し等倍送信するようにする。
【0086】もう1つの目的は受信出力することき受信
サイズがA4横でカセットのサイズがA4縦の時は回転
制御部353にて90度出力イメージを回転させてA4
縦に直して出力する。これによりカセットに縦,横の区
別が要らなくなる。
【0087】CEP345はイメージデータの圧縮、伸
長、スルーの機能を持った回路である。バスアービタ3
46はAGDC385からのデータをイメージバスに送
ることやシステムバスに送る処理を行う。タイマ348
は所定のクロックを発生する機能を有する。RTC34
9は時計であり現在の時刻を発生する。コンソールは制
御用の端末であり、この端末によりシステム内部のデー
タの読み出し、書き換え等に加え内部のOSの1機能で
あるデイバッグツールを用いてソフトの開発もできるよ
うになっている。ROM350にはCPU352のOS
等の基本機能が入っている。RAM351は主にCPU
352のワーキング用に使用する。このユニットは本シ
ステムの基本制御を行うものである。
【0088】9.3.1 APL1について SCSI360はHDD(ハードディスク)325、O
DD(光ディスク)361、FDD(フロッピーディス
ク)323用のI/Fである。ROM362はSCSI
360を介してHDD325、ODD361、FDD3
23を制御し、ファイリングシステムとしてのソフトが
入っている。
【0089】9.3.2 APL2について FAX制御用のユニットであり次の部分からなる。
【0090】G4FAXコントローラ370はG4用の
プロトコルを制御するユニットであり、この部分でG4
のクラス1、クラス2、クラス3をサポートするユニッ
トである。言うまでもなくISDNもサポートしNET
64においては2B+1D(64KBx2+16KB)
の回線となるのでG4/G4,G4/G3,G3/G
3,G4のみG3のみのいずれかが選択できるユニット
である。G3FAXコントローラ371はG3用のプロ
トコルを制御するユニットであり、この部分でアナログ
回線によるG3FAXのプロトコル、デジタル信号をア
ナログ信号に変換するモデムも有する。NCU(ネット
ワークコントロールユニット)372は交換機を使用し
て相手と接続する時又は相手からの着信を受ける、ダイ
アルする機能等を有する。SAF(ストア アンド フ
ォワード)373はFAXの送信、受信を行うときの画
像データ(イメージデータ、コードデータ等を含む)を
蓄積するものである。
【0091】このユニットは半導体メモリ又はHDD3
25、ODD361等が使用される。ROM374には
APL2をコントロールするためのプログラムが入って
いる。又RAM375はそれらのワーク用であると同時
にバッテリにて不揮発にしてあり、この中に相手の電話
番号、相手先名、FAX機能を制御するデータ等が入っ
ており、表示ユニットのT/S,LCDを用いて容易に
設定できるようになっている。
【0092】9.3.3 APL3について APL3はオンラインプリンタ、オフラインプリンタの
制御ユニットである。FDC(フロッピーディスクコン
トローラ)380はフロッピーディスク381の制御を
行う。最近のフロッピはSCSIをサポートしているも
のであり、ここではSCSI,ST506インターフェ
イスをサポートする。SCI(シリアルコミニュケーシ
ョンインターフェイス)382はHOSTコンピュータ
との接続に使用する。セントロI/F383もSCI3
82と同様である。エミュレーションカード384は次
の働きを行う。現状はNEC製,EPSON製等多くの
メーカから発売されており、それぞれは多少仕様が変わ
っているこれらのプリンタの機能をHOSTから見て同
じになるようにしなければHOSTで使用していたソフ
トが走らなくなることが生じる。このような不具合をな
くすためにエミュレーションカード384をつけ、この
内部に入っているソフトで見かけ上HOSTから見たと
き各メーカのプリンタとして動作するようにしたもので
ある。
【0093】AGDC(アドバンスト グラフィック
デスプレイ コントローラ)385はHOSTより送ら
れてきたコードデータをCGROM386、CGカード
387内のFONTイメージを高速にページメモリ34
1に展開するものである。ROM388はこれらを制御
するソフトが入っている。CGROM(キャラクタゼネ
レータ ROM)386はコードデータに対応したFO
NTデータが入っているものである。FONTの形式は
アウトラインFONT等のデータが入っている。
【0094】CGカード387は外付けのCGFONT
であり、内容はCGROM386と同様である。395
はRAM、389はワークRAMである。
【0095】9.3.4 APL4について APL4はLANを制御するユニットである。
【0096】ここでLANコントローラ390におい
て、現在稼働中のLANであるインサーネット、オム
ニ、スターラン等を制御する。当然APL2(FA
X),APL4(LAN)は他のAPLが動作中でもバ
ックグランドで働くようになっている。391はCPU
である。
【0097】9.3.5 表示について このユニットでLCD410及びタッチスイッチ(T/
S)411を制御する。
【0098】LCD410はグラフィック、キャラクタ
が表示でき、この中のCG412にANK、漢字の第2
水準のコードが内蔵されている。TSC413はタッチ
スイッチコントローラであり、ここでT/Sの制御を行
う。T/SはX,Yの格子で分けられており、オペレー
タが使用するときのスイッチのサイズはTSC413に
より1つのキーに対する格子の数をきめることで自由に
設定できる。またLCD410とT/S411は2層構
造になっており、キーのサイズとLCD410のキーの
枠が対応できるようになっている。また、414はCP
U、415はSCI、416はROM、417はRA
M、418はLCDC、419はDPRAMである。
【0099】表示の一例を図19に示す。固定キーとし
て、コピー枚数等を設定する10キー430、コピース
タートするためのスタートキー431、ユーザー設定可
能なファンクションキー432,433,434があ
る。このファンクションキーには、ユーザーが勝手にモ
ードを設定できる。例えば、キー432にソートモー
ド、キー433にステープルモード、キー434に両面
モード等が割り振られる。表示は、コピー枚数表示43
5とセット枚数表示436が固定表示であり、その他の
表示は、LCD410に表示される。また、LCD41
0はタッチスイッチになっており、LCD410に表示
されたオブジェクトを押下することでモードを選択する
ことが可能となる。
【0100】次にここのAPLの動作について説明す
る。
【0101】9.4 ファックス動作 まず、FAXの動作について説明する。
【0102】本FAXはMF,G2,G3,G4の機能
を有し送信密度は3.85、7.7、15.4本/mm
さらにG4用として200、240、300、400d
piをサポートし変倍機能を使用してお互いに密度変換
を行うことができる。また、SAFメモリを使用してメ
モリ送受信、中継、親展受信、ポーリング、等を実現で
きさらに、送信原稿のメモリ蓄積中にメモリ送信、メモ
リ受信、受信出力等を同時に行うことができる。
【0103】次に、送信動作について説明する。原稿を
セットし、スタートキー431を押すことで、APL2
のRAM375に入っている相手先へ、ダイアルを行い
相手を呼び出す。相手がFAXであることが分かると原
稿の読み取り動作が始まる。もし原稿がない状態でスタ
ートキー431を押すと、原稿の再セットを促す表示を
行う。原稿読み取り開始動作により、スキャナ250が
動作し、原稿を読み取り、図20の個々の回路を介し
て、EXTOUTの端子にデータが出力される。この時
MUX(1)280、MUX(3)282を選択するこ
とで、IPU255を使用するかしないかを選択でき、
さらにIPU255の内部の機能はプログラムで自由に
選択できる。この信号は図18のエンジンI/F340
に入り、ページメモリ341のビットサイズに合わせて
ページメモリ341に記憶していく(EXTOUTは1
画素8ビットの多値で送られてくる。これに対しページ
メモリ341は16ビット対応になっており、ビットの
構成が異なるので、ここで合わせる)。
【0104】スキャナ421からのデータがページメモ
リ341に入ると、このデータを圧縮しながらAPL2
のSAFメモリ373へ蓄積していく。このようにスキ
ャナからのデータを、SAF373に蓄積しながら送信
することで、次の特徴が得られる。
【0105】すなわち、スキャナ421からの読み取り
は、A4サイズ1枚を約2秒で読むことができる。これ
に対し、G3で送信する時間はA4サイズを約9秒かか
って送信する。このように送信の時間は読み取りの約
4.5倍かかっていることになる。本実施例のよに複写
機,FAX,プリンタ等と複合してしようできる装置に
おいては、例えばFAX送信中に次の人がコピーを取り
たい時は、FAX送信の仕事を早く終わりたい。しか
し、FAX送信は相手機の性能により早く送れたり遅く
なることがある。本実施例のように、読み取りデータを
SAF373へ蓄積しながら送信することで、見かけ上
の送信速度を上げることができる。また、送信原稿がS
AFメモリ373に蓄積されているので、送信途中でエ
ラーを起こしたとき、回線が切れたとき等、再送、再発
呼して正しく画像を送ることができる。このように、S
AF373へ蓄積されたデータはシステムバスにより、
G3ファックス、またはG4ファックスユニットからア
クセス可能となる。
【0106】図21は図20に示すIPU255の概略
ブロック図であり、図7に示す回路の他、多値化回路4
40、マーカ編集回路441、アウトライン回路44
2、誤差拡散回路443などを備えている。
【0107】次に画情報の受信について説明する。
【0108】図22において、受信画像データはモデム
450にてデジタル信号に変換される。これをDCR4
51を介して生データに直し、さらに圧縮してSAFメ
モリ452に蓄積する。このときDCR451にて生デ
ータに戻してから再度圧縮する理由は、通常受信データ
は回線上のエラーが含まれており、このままSAF45
2に蓄積すると、ハードのエラーか、データのエラーか
の区別が付かなくなるからである。再圧縮する時は、メ
モリ効率の良い方式を採用する。SAFメモリ452に
蓄積されたデータはページ毎にプリント出力する(モー
ドの設定により1ファイル分蓄積してから出力すること
もできる)。
【0109】SAFメモリ452から出力するには、図
18のページメモリ341を他のAPLが使用しておら
ずさらに複写機もあいていることが必要となる。これら
の条件が揃うとSAFメモリ452のデータをCEP3
45を介して生データに戻しながらページメモリ341
へ展開していく。展開が終了してから最適な紙サイズを
選択する。この時ページメモリ341のデータはA4縦
で最適な用紙がA4横の時は、回転制御によりページメ
モリ341のデータを90度回転させ選択された用紙に
出力させる。この機能により、今まではA4横の用紙に
A4縦の画像を出し、余白が出ていたことが防止できる
ようになった。この機能は受信出力のみでなく、送信モ
ードにおいても相手機に合わせて読み取った画情報を9
0度回転できるので、例えば送信原稿がA4横で受信側
がA4縦の時今までは71%縮小で送っていたが、90
度回転を取り入れることで等倍で送れるようになり受信
側では見やすくなる。
【0110】ここで、SAFメモリ452の代わりにH
DD325を使用するときはSAFメモリ452をバッ
ファにして、APL1のSCSIインターフェイス36
0を介してHDD325をドライブすることで可能とな
る。
【0111】次に本発明を実現させるための複写動作を
図およびフローチャート(図23〜30)をもとに説明
する。
【0112】第23図はLCD410のUPデータ設定
に関する表示例である。
【0113】は、各種UPデータの初期設定メインメ
ニューである。この画面でコピー初期設定画面を押下す
ると、次のコピー初期設定画面に移行する。
【0114】は、コピー初期設定画面である。ここ
で、基本操作設定のキーを押下すると、コピー基本操作
初期設定の画面に移行する。
【0115】は、コピー基本初期設定画面で、自動用
紙選択を優先するかどうかの選択、自動濃度を優先する
かどうかの選択、原稿種類の優先選択、優先コピー色の
設定、自動キーの優先表示を行うかどうかの選択を設定
することができる。
【0116】第24図は各ブロック内の小ブロック構成
とコピーの順番を記述したもので、本実施例では各小ブ
ロックは8Kバイトが1つのブロックに8個、すなわち
64Kバイトの構成となっており、FLASH ROM
としては64Kバイトのブロック毎に消去が可能なもの
とする。例えば、最初にブロック0内の小ブロック0に
最新の設定データが書かれた状態で1つでもデータの変
更が生じた場合には、その更新データは次の小ブロック
1内の所定の場所に格納され、それ以外のデータもすべ
て小ブロック0から小ブロック1にコピーされる。コピ
ー完了までは、次の設定データの更新は、禁止されるも
のとする。
【0117】コピー完了後、さらにデータの更新がある
場合は、次の小ブロック2へ移行し、以下順に3→4→
5→6→7と最新データが格納された小ブロックが移行
する。
【0118】小ブロック7に最新のデータが格納された
状態でデータの更新が発生すると、次にブロック1の小
ブロック0が最新のデータが格納された場所となり、コ
ピー完了後、ブロック0を消去する。以下、同様に小ブ
ロック1→2→3→4→5→6→7と移行し、次の更新
では、再びブロック0の小ブロック0へ移行し、データ
のコピー完了後、ブロック1を消去する。以下、これを
繰り返す。
【0119】第25図は、小ブロックの構成を示した図
で、最初の1バイトがステータスフラグで残りの部分が
設定データエリアとなっている。
【0120】第26図に、ステータスフラグの内容を示
す。ビット1、0のみを使用しており、ビット1(CO
PY)はコピー中かコピー前かを示すフラグとなってい
る。FLASH−ROMは、消去後はすべてのビットが
1となっているため、最初は1のコピー前の状態であ
る。ビット0(CPEND)は、すべてのデータがコピ
ー完了したかどうかのフラグで、同様に最初は1のコピ
ー完了前となっている。すなわち、COPYフラグとC
PENDフラグの両方ともが0の場合、次の小ブロック
へのコピーがすべて完了し、最新ブロックへ移行したこ
とを示している。第27図〜第29図は本発明を実現す
るためのフローチャートである。なお、本発明に直接関
係の無い公知である基本コピーについての説明は省略す
る。また、本フローチャートの例は、コピー初期設定の
コピー基本操作初期設定画面の最初のページについての
説明である。
【0121】第27図はコピー初期設定のコピー基本操
作初期設定ルーチンである。まず、旧小ブロックから新
小ブロックへのコピーが完了しているか、判断する。コ
ピーが完了していなければ、コピー再開処理をする(ス
テップS1)。すなわち、コピー完了まで、次のデータ
の更新は行わない。コピーが完了すると、キー操作によ
って変更になったデータを作業用RAMに格納する(ス
テップS2)。画面の移行が発生すると(ステップS
3)、それぞれのデータの変更があったかどうか判断し
(ステップS4〜S8)、1つでも変更があった場合に
は、新フラグのCOPYフラグを0にする(ステップS
9,S10)。その後、現在の小ブロック(旧)のその
他の変更されていないすべてのデータを次の小ブロック
(新)にコピーする(ステップS11)。コピー完了
後、旧小ブロックのステータスフラグのCPENDを0
にする(ステップS12)。新小ブロックが今までのブ
ロックと違う場合には、旧ブロックを消去するし、復帰
する(ステップS13,14)。
【0122】第28図は、電源ON時の処理で電源ON
後、設定データのコピー再開処理を行ってからほかの本
発明に係わらない複写動作の初期設定等の処理へ移行す
る。第29図は、設定データのコピー再開処理ルーチン
である。旧ブロックのCOPYフラグが0、すなわちコ
ピー中でCPENDフラグが1、すなわちコピー完了前
である場合は(ステップS21,S22)、コピーが行
われていないデータを旧小ブロックから新小ブロックへ
コピーし(ステップS23)、完了後、新小ブロックが
旧と別のブロックである場合には、急のブロックを消去
し復帰する(ステップS24〜S26)。
【0123】
【発明の効果】これまでの説明で明かなように、本発明
によれば以下のような効果を奏する。すなわち、請求項
1記載の発明によれば、あらかじめ設定され、変更可能
な動作条件に基づいて複写動作を行わせる手段と、電気
的に消去可能なROMと、所望する動作条件を上記RO
Mに格納し、読み出すことによってその条件にあった複
写動作を行わせる制御手段とを備えているので、設定デ
ータの信頼性の向上を図ることができるるとともに、デ
ータの保持に際し、バッテリーを不要とすることができ
る。また、上記ROMとしてプログラム用のROMの一
部を使用すれば、別途ROMを用意する必要がなくなる
ので、コストダウンを図ることができる。
【0124】請求項2記載の発明によれば、複写動作の
動作条件を決定する種々の設定値をそれぞれの設定値に
対して少なくとも2箇所以上のブロックに格納する手段
と、ブロック単位で電気的に消去および書き込み可能な
ROMと、あらかじめ格納されている動作条件の値を更
新する時には、値が格納されているブロックとは別のブ
ロックに新しい値を書き込み、書き込み終了後もとのブ
ロックに格納されている動作条件設定値をすべて上記別
のブロックにコピーし、コピー完了後元のブロックを消
去する手段とをさらに備えているので、書換え途中の電
源断によるデータの消失を防ぐことができるとともに、
頁順の違いによる集約の順番ミスを防ぐことができる。
【0125】請求項3記載の発明によれば、ブロック単
位で電気的消去および書き込み可能なROMと、複写動
作の動作条件を決定する種々の設定値をそれぞれの設定
値に対して各ブロック内にそれぞれ少なくとも2箇所以
上の小ブロックに格納する手段と、各小ブロック毎に旧
データとしての印を格納する手段と、当該印を格納する
手段によって、あらかじめ小ブロックに格納されている
動作条件を変更する時は同じブロック内の別の未使用の
小ブロックに新しい動作条件を格納し、変更されていな
いその他の条件データもすべて新しい小ブロックにコピ
ーし、それ以前のデータの書かれている小ブロックに
は、旧データの印を書き込む手段とを備えているので、
ブロック消去を行うことなくデータを更新することがで
きるとともに、書換え回数制限を延長することができ
る。
【0126】請求項4記載の発明によれば、あらかじめ
格納されている動作条件の値が格納されているブロック
を別のブロックにコピー開始してから終了するまで動作
条件の値の更新を禁止する手段を備えた請求項4記載の
発明によれば、書換え途中のデータの更新によるデータ
の不整合を防ぐことができるとともに、原稿の種類によ
る集約の順番ミスを防ぐことができる。
【0127】請求項5記載の発明によれば、ブロック間
あるいは小ブロック間のコピー途中かどうかを示す手段
をさらに備え、電源ON時にコピー途中であった場合に
は、コピー完了後およびブロック間コピーの場合にはコ
ピー完了と旧ブロック消去後まで他の動作を禁止するの
で、書換え途中のデータの更新によるデータの不整合を
防ぐことができるとともに、原稿の種類による集約の順
番ミスを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデジタル複写機全体の構
成図である。
【図2】デジタル複写機の光書き込み部の平面図であ
る。
【図3】デジタル複写機の光書き込み部の側面図であ
る。
【図4】デジタル複写機の制御ユニットを示すブロック
図である。
【図5】デジタル複写機の電装制御全体のブロック図で
ある。
【図6】イメージスキャナ部のブロック図である。
【図7】イメージプロセスユニットの概略ブロック図で
ある。
【図8】データ切り換え機構により切り換えられるデー
タを示す説明図である。
【図9】メモリシステムのブロック図である。
【図10】メモリシステムのブロック図である。
【図11】メモリシステムのブロック図である。
【図12】メモリ装置のブロック図である。
【図13】メモリ装置のメモリユニットの内部ブロック
図である。
【図14】3つのイメージデータタイプを示す説明図で
ある。
【図15】メモリ装置の内部ブロック図である。
【図16】外部記憶装置を使用したメモリシステムのブ
ロック図である。
【図17】メモリ装置の内部ブロック図である。
【図18】アプリケーションユニットのブロック図であ
る。
【図19】操作表示部の平面図である。
【図20】メモリシステムのブロック図である。
【図21】イメージプロセスユニットの概略ブロック図
である。
【図22】画情報の受信ブロック図である。
【図23】コピー初期設定の操作画面である。
【図24】各ブロックの構成を示した図である。
【図25】小ブロックの内部構成を示した図である。
【図26】ステータスフラグの内容を示した図である。
【図27】コピー初期設定の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図28】電源ON時の処理手順を示すフローチャート
である。
【図29】設定データのコピー再開処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
200 CPU(シーケンス) 201 CPU(メイン) 202 画像制御回路 203 信号切換ゲートアレイ 204 操作部ユニット 205 エディタ 206 スキャナ制御回路 207 ページメモリ 208 画像形成ユニット 211 レーザビームスキャナユニット 212 アプリケーション 250 CCD 251 IPP 255 IPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り手段と、読み取った画像信
    号に基づいて画像を書き込む画像書き込み手段と、書き
    込まれた画像を顕像化して画像を形成する画像形手段と
    を有する画像形成装置において、 あらかじめ設定され、変更可能な動作条件に基づいて複
    写動作を行わせる手段と、 電気的に消去が可能なROMと、 所望する動作条件を上記ROMに格納し、読み出すこと
    によってその条件にあった複写動作を行わせる制御手段
    と、を備えていることを特徴とした画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複写動作の動作条件を決定する種々の設
    定値をそれぞれの設定値に対して少なくとも2箇所以上
    のブロックに格納する手段と、 ブロック単位で電気的に消去および書き込み可能なRO
    Mと、 あらかじめ格納されている動作条件の値を更新する時に
    は、値が格納されているブロックとは別のブロックに新
    しい値を書き込み、書き込み終了後、元のブロックに格
    納されている動作条件設定値をすべて上記別のブロック
    にコピーし、コピー完了後、元のブロックを消去する手
    段と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ブロック単位で電気的消去および書き込
    み可能なROMと、 複写動作の動作条件を決定する種々の設定値をそれぞれ
    の設定値に対して各ブロック内にそれぞれ少なくとも2
    箇所以上の小ブロックに格納する手段と、 各小ブロック毎に旧データとしての印を格納する手段
    と、 当該印を格納する手段によって、あらかじめ小ブロック
    に格納されている動作条件を変更する時は同じブロック
    内の別の未使用の小ブロックに新しい動作条件を格納
    し、変更されていないその他の条件データもすべて新し
    い小ブロックにコピーし、それ以前のデータの書かれて
    いる小ブロックには、旧データの印を書き込む手段と、 をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 あらかじめ格納されている動作条件の値
    が格納されているブロックを別のブロックにコピー開始
    してから終了するまで動作条件の値の更新を禁止する手
    段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または
    2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 ブロック間あるいは小ブロック間のコピ
    ー途中かどうかを示す手段をさらに備え、電源ON時に
    コピー途中であった場合には、コピー完了後およびブロ
    ック間コピーの場合にはコピー完了と旧ブロック消去後
    まで他の動作を禁止することを特徴とした請求項第1ま
    たは4記載の画像形成装置。
JP7240137A 1995-09-19 1995-09-19 画像形成装置 Pending JPH0983759A (ja)

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JP7240137A JPH0983759A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 画像形成装置

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