JPH0982418A - コネクタの嵌合構造 - Google Patents

コネクタの嵌合構造

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Publication number
JPH0982418A
JPH0982418A JP25567695A JP25567695A JPH0982418A JP H0982418 A JPH0982418 A JP H0982418A JP 25567695 A JP25567695 A JP 25567695A JP 25567695 A JP25567695 A JP 25567695A JP H0982418 A JPH0982418 A JP H0982418A
Authority
JP
Japan
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connector
fitted
mounting plate
electrical component
locking piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP25567695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Hattori
和彦 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0982418A publication Critical patent/JPH0982418A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 待ち受け側のコネクタに対して相手のコネク
タを正規に嵌合できるようにする。 【解決手段】 インストルメントパネル1の背面側には
コネクタ装着板8が取り付けられる。嵌入孔10に待ち
受け側の雌コネクタ9が嵌入され、外周の突壁16に撓
み変形可能な係止片13が係止することで、正規の組付
位置よりも前方の作業位置で保持される。突壁16には
貫通孔18が形成されるとともに、電装品2に設けられ
た雄コネクタ5の先端縁には進入部20が突設されてい
る。装着開口3内に電装品2が挿入されると、進入部2
0が貫通孔18を通って係止片13の内方に潜り込みつ
つ両コネクタ5、9が嵌合される。正規に嵌合される
と、進入部21と突壁16のテーパ面21、17同士が
整合して係止が解除され、引き続き電装品2を押し込む
と、雌コネクタ9が組付位置まで押し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌雄一対のコネク
タの一方を待ち受け状態としてその前方から他方のコネ
クタを嵌合させるようにしたコネクタの嵌合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インストルメントパネルに装着さ
れるメータ、スイッチ等の各種電装品をワイヤハーネス
に接続する部分の構造並びに組み付け手順は、以下のよ
うである。インストルメントパネルには各種電装品を装
着するための開口部が所定位置に形成される一方、その
背面側にワイヤハーネスが収納されるようになってお
り、ワイヤハーネスからは各開口部に対応するようにし
てコネクタが引き出されている。このインストルメント
パネルは、ワイヤハーネスを収納した状態でボディに固
定される。そして電装品をワイヤハーネスに接続する場
合は、まず開口部から手や指を入れて対応するコネクタ
をインストルメントパネルの前面に引っ張り出し、その
引っ張り出されたコネクタと電装品に設けられたコネク
タ同士を嵌合したのち、コネクタともども電装品を開口
部に装着し、それを各電装品について繰り返し行うこと
で組み付けがなされる。この方法では、電装品の組み付
けに手間が掛かって能率が悪いという問題がある。
【0003】そこで近年、作業能率を高めるために、イ
ンストルメントパネルについてもプラグイン方式の接続
構造を採用したものが逐次開発されつつある。このもの
は、図9に示すように、各種電装品aを装着する開口部
cを設けたインストルメントパネルbに加えて、コネク
タ装着板dを備えている。コネクタ装着板dには、各電
装品aに設けられたコネクタとそれぞれに嵌合可能な複
数個のコネクタeが、ワイヤハーネスfから引き出され
て所定の位置に支持されるようになっている。このコネ
クタeはいわゆる待ち受けコネクタと称されるものであ
る。そして、コネクタeを支持したコネクタ装着板dを
インストルメントパネルbの背面側に予め取り付け、そ
の状態でインストルメントパネルbをボディに固定す
る。そののち、各電装品aを開口部cに順次に挿入して
その電装品aのコネクタをコネクタ装着板d上の対応す
るコネクタeと嵌合し、もって各電装品aの接続を図る
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでプラグイン構
造を採用するに当たって、上記のようにインストルメン
トパネルbにコネクタ装着板dを取り付ける場合、両者
がともに大きな成形品であるために取付精度が出し難
く、それに伴い開口部cから待ち受け側のコネクタeま
での距離にばらつきが出るおそれがあった。そのため、
例えば待ち受け側のコネクタeが奥方に引っ込み過ぎて
いると、相手の電装品aのコネクタが正規量まで嵌合で
きず、逆に待ち受け側のコネクタeが前方に出過ぎてい
ると、電装品a側のコネクタの押し込みが規制されるこ
とで、電装品aが開口部c内の所定位置まで押し込めな
いという問題があった。本発明は上記のような事情に基
づいて完成されたものであって、待ち受け側のコネクタ
に対して相手のコネクタを正規に嵌合できるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、雌雄一対のコネク
タのうちの一方のコネクタが待ち受け状態でコネクタ装
着板に設けられ、その一方のコネクタの前方から他方の
コネクタが嵌合されるようにしたコネクタの嵌合構造に
おいて、前記コネクタ装着板には前記一方のコネクタが
前後方向へ移動可能に嵌入される開口部が設けられ、前
記一方のコネクタは、その外周面に設けた係止受部を前
記コネクタ装着板から突設された弾性的に撓み変形可能
な係止片に係止されることで、正規の組付位置よりも前
方に突出した作業位置で保持され、その作業位置におい
て前記他方のコネクタと嵌合可能とされるとともに、そ
の他方のコネクタには、前記一方のコネクタへの嵌合時
に前記係止片と前記係止受部との引掛り部分へ向けて進
入可能な進入部が設けられ、その進入部は、前記作業位
置で前記両コネクタが正規に嵌合された場合に、前記係
止片の引掛り部を、その係合を解除する方向へ撓み変形
させることで前記係止受部に対する係止を解除し、前記
一方のコネクタが前記組付位置に押し込まれるのを許容
する構成となっているところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記係止受部は、前記一方のコネクタの外周面に突
壁を張り出して形成されてその後端面にて前記係止片が
係合可能になっているとともに、その後端面へ向けて前
端面から貫通孔が形成され、さらに外面には後端面から
前端面側へ向けて上り勾配となるテーパ面が形成される
一方、前記他方のコネクタには、前記一方のコネクタへ
の嵌合時に前記貫通孔へ進入する進入部が前後方向に沿
って延出され、かつこの進入部は前記作業位置で前記両
コネクタが正規に嵌合した場合に前記貫通孔を貫通して
その先端部に形成されたテーパ面を前記テーパ面と連続
させ、これによって前記他方のコネクタがさらに前方へ
変位したときには前記係止片を突壁側のテーパ面へ誘導
することで、前記係止片の前記突壁に対する係合を解除
しつつ前記他方のコネクタを前記組付位置へ押し込み可
能とした構成となっているところに特徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、互いに嵌合される雌雄
一対のコネクタと、その一方のコネクタを設けた電装品
と、その電装品を所定位置に装着可能とする電装品装着
板と、電装品装着板に取り付け可能であり他方のコネク
タを待ち受け状態で支持したコネクタ装着板とを備え、
電装品装着板にコネクタ装着板を予め取り付け、前記電
装品装着板をボディに固定したのち電装品を装着するこ
とで、その電装品側のコネクタを前記コネクタ装着板上
の待ち受け側のコネクタと嵌合するようにしたものにお
いて、前記コネクタ装着板には、前記待ち受け側のコネ
クタが前後方向へ移動可能に嵌入される開口部が設けら
れ、前記待ち受け側のコネクタは、その外周面に設けた
係止受部を前記コネクタ装着板から突設された弾性的に
撓み変形可能な係止片に係止されることで、正規の組付
位置よりも前方に突出した作業位置で保持され、その作
業位置において前記電装品側のコネクタと嵌合可能とさ
れるとともに、その電装品側のコネクタには、前記待ち
受け側のコネクタへの嵌合時に前記係止片と前記係止受
部との引掛り部分へ向けて進入可能な進入部が設けら
れ、その進入部は、前記作業位置で前記両コネクタが正
規に嵌合された場合に、前記係止片の引掛り部を、その
係合を解除する方向へ撓み変形させることで前記係止受
部に対する係止を解除し、前記待ち受け側のコネクタが
前記組付位置に押し込まれるのを許容する構成となって
いるところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、待ち受け側のコネクタ
は、その外周面に設けられた係止受部が係止片で係止さ
れることで、正規の組付位置よりも前方の作業位置で保
持される。相手のコネクタは、そこに設けられた進入部
を係止片の引掛り部分に進入させつつ作業位置にある待
ち受け側のコネクタと嵌合され、両コネクタが正規に嵌
合されると、進入部が係止片を撓み変形させることで、
係止受部に対する係止が解除される。引き続いて相手の
コネクタが所定位置まで押し込まれると、待ち受け側の
コネクタが相手のコネクタともども正規の組付位置まで
押し込まれる。
【0009】請求項2の発明では、待ち受け側のコネク
タは、外周面に設けられた突壁の後端面に係止片が係止
されることで作業位置に保持される。相手のコネクタ
は、進入部が突壁を貫通しつつ作業位置にある待ち受け
側のコネクタと嵌合され、係止片は進入部の先端のテー
パ面に沿って撓み変形する。両コネクタが正規に嵌合さ
れると、進入部と突壁のテーパ面同士が連続して、係止
片の突壁に対する係止が解除される。引き続いて相手の
コネクタが所定位置まで押し込まれると、係止片が突壁
を越えつつ、待ち受け側のコネクタが相手のコネクタと
もども正規の組付位置まで押し込まれる。
【0010】請求項3の発明では、待ち受け側のコネク
タは、その外周面に設けられた係止受部が係止片で係止
されることで、正規の組付位置よりも前方の作業位置で
保持される。電装品側のコネクタは、そこに設けられた
進入部を係止片の引掛り部分に進入させつつ作業位置に
ある待ち受け側のコネクタと嵌合され、両コネクタが正
規に嵌合されると、進入部が係止片を撓み変形させるこ
とで、係止受部に対する係止を解除させる。引き続いて
電装品が所定位置まで押し込まれると、待ち受け側のコ
ネクタが電装品側のコネクタともども正規の組付位置ま
で押し込まれる。
【0011】
【発明の効果】請求項1、2の発明によれば、待ち受け
側のコネクタを予め正規の組付位置よりも前方の作業位
置に係止した状態で相手のコネクタを嵌合させ、その後
に組付位置まで押し込みができるようにしたから、両コ
ネクタが正規に嵌合されることを担保し、かつ相手のコ
ネクタを所定位置まで確実に押し込んで装着することが
できる効果がある。
【0012】請求項3の発明によれば、コネクタ装着板
を電装品装着板に取り付ける際に前後方向のばらつきが
できたとしても、待ち受け側と対応する電装品側のコネ
クタ同士を正規に嵌合でき、なおかつ電装品を所定位置
まで確実に押し込んで装着することができる効果があ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をインストルメント
パネルにおける電装品の接続部分に適用した一実施形態
を図1ないし図8に基づいて説明する。図1において、
符号1は、図9によって説明したと同様のインストルメ
ントパネルであって、合成樹脂を素材として一体成形さ
れている。このインストルメントパネル1には、各種の
電装品2を前面側から挿入して装着するための複数個の
装着開口3が形成されている。この装着開口3は裏面側
に角筒状に出っ張って形成されている。電装品2の挿入
方向の前面には、フード状の雄側のコネクタ5(以下、
雄コネクタという)が一体的に設けられており、その内
部にタブ状の雄形端子金具6が突出されている。
【0014】インストルメントパネル1の背面側には、
同じく合成樹脂を素材として一体成形されたコネクタ装
着板8が取り付けられるようになっている。このコネク
タ装着板8には、待ち受け側となる雌側のコネクタ9
(以下、雌コネクタという)が嵌入可能な嵌入孔10が
形成されている。各嵌入孔10は、コネクタ装着板8が
インストルメントパネル1に取り付けられた場合に、各
装着開口3と対応する位置ごとに形成されており、各嵌
入孔10内に、対応する雌コネクタ9がクリアランスを
持って前後方向の移動自由に嵌入されるようになってい
る。
【0015】雌コネクタ9は、その前端側が上記した電
装品2に設けられた雄コネクタ5内に嵌合可能であり、
その内部には、ワイヤハーネスから引き出された電線1
1の端末と接続された図示しない雌形端子金具が収容さ
れている。なおワイヤハーネスはコネクタ装着板8に一
体的に組み付けられている。
【0016】コネクタ装着板8の嵌入孔10における4
本の縁辺の前面側には、図7に示すように係止片13が
突設されている。各係止片13は、それぞれの縁辺の幅
方向の中心位置において、斜め内方に向けて前方に突出
して形成されている。各係止片13の先端面13aは、
図5、6に示すように、後記する進入部20のテーパ面
21がすくいやすいように、テーパ状に形成されてお
り、その先端側が外方に向けて撓み変形可能となってい
る。
【0017】雌コネクタ9の後端面には鍔15が全周に
わたって形成されているとともに、雌コネクタ9の外周
面における上記の鍔15よりも所定寸法前方の位置に
は、厚肉の突壁16が4面の全面にわたって形成されて
いる。各突壁16の突出端面には、前面側から後面側に
向けて所定の傾斜角度で下り勾配となったテーパ面17
が形成されている。また、各突壁16の付根部分には、
その幅方向の中心位置において、前面から後面に貫通す
る貫通孔18が形成されている。その貫通孔18は、雌
コネクタ9の外周面からテーパ面17の下縁に到る高さ
を有しているとともに、上記の係止片13よりも少し幅
狭に形成されている。
【0018】雌コネクタ9は、係止片13を撓み変形さ
せつつ嵌入孔10内に後面側(図1の右側)から嵌入さ
れ、復元変形した係止片13の先端が各突壁16の付け
根部分に係止することで、後方への抜け止め状態に保持
される。この位置が、電装品2側の雄コネクタ5との嵌
合作業が行われる作業位置であって、この作業位置は、
図4に示すように最終的に雌コネクタ9が押し込まれて
収納される組付位置よりも、予め前方に突出している。
なお、係止片13が鍔15に係止することで、雌コネク
タ9が必要以上に前方に移動することを規制し得るよう
になっている。
【0019】一方、電装品2側の雄コネクタ5の先端縁
には、図8に詳細に示すように、上記した各貫通孔18
内に進入可能な4本の進入部20が形成されている。各
進入部20の先端部には、その外面から内面に向けて先
下がりとなったテーパ面21が形成されている。そのテ
ーパ面21は、上記した突壁16のテーパ面17と同一
角度で傾斜している。
【0020】したがって、両コネクタ5、9が嵌合され
ると、進入部20の先端が突壁16の貫通孔18に前面
から後面側に向けて貫通され、両コネクタ5、9が正規
に嵌合されたところでは、進入部20は、そのテーパ面
21が突壁16のテーパ面17と同一平面を構成する位
置まで進入するようになっている。
【0021】なお両コネクタ5、9には、それらが正規
に嵌合された場合に互いにロックするための図示しない
ロック機構が備えられている。また、電装品2の挿入方
向の後端側の上下両面には、電装品2を装着開口3内で
ロックするための一対のロック片23が設けられてい
る。このロック片23は、撓み変形可能に挿入方向の前
方に向けて延出して形成されており、その延出端には嵌
合突部24が形成されている。一方装着開口3の上下の
内面には、上記した嵌合突部24が嵌合可能なロック凹
部25が形成されている。すなわち電装品2はロック片
23を撓み変形させつつ装着開口3内に挿入され、所定
位置(例えば挿入方向の後端面がインストルメントパネ
ル1の表面と面一となる位置)まで押し込まれたところ
で、ロック片23が復元変形して嵌合突部24がロック
凹部25に嵌合し、押し込み並びに抜け方向の移動が規
制された状態にロックされるようになっている。
【0022】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその組み付けの手順を説明する。雌コネクタ9に
はワイヤハーネスから引き出された雌形端子金具が装着
され、その雌コネクタ9がコネクタ装着板8の嵌入孔1
0に後面側から嵌入されると、図5に示すように、各係
止片13の先端が突壁16の後面の付け根部分に係止さ
れることで、雌コネクタ9は図1に示す作業位置に支持
される。このように雌コネクタ9を支持したコネクタ装
着板8が、インストルメントパネル1の背面側に取り付
けられる。次に、コネクタ装着板8が予め取り付けられ
たインストルメントパネル1が、ボディに固定される。
【0023】続いて、図1の矢線に示すように、インス
トルメントパネル1の装着開口3に電装品2が押し込ま
れる。上記のように待ち受け側の雌コネクタ9は、係止
片13で係止されることにより後退を規制された状態で
作業位置に保持されているから、その雌コネクタ9に電
装品2の雄コネクタ5が次第に嵌合される。
【0024】嵌合が進むと、図2および図6に示すよう
に、雄コネクタ5に設けられた各進入部20が、雌コネ
クタ9の対応する突壁16の貫通孔18を通ってその後
面側に進入し、その先端のテーパ面21が係止片13の
先端をすくうようにして、係止片13の先端側をテーパ
面21に沿って外方に撓み変形させる。
【0025】両コネクタ5、9が正規に嵌合するまで電
装品2が押し込まれると、図3に示すように、進入部2
0のテーパ面21と突壁16のテーパ面17とが整合し
て、係止片13の先端が進入部20のテーパ面21から
突壁16のテーパ面17の下縁に移行可能な状態とな
る。
【0026】続いて電装品2をさらに押し込むと、係止
片13が外方に撓み変形しつつ突壁16のテーパ面17
に沿ってそれを乗り越え、乗り越えたところで係止片1
3が復動変形して雄コネクタ5の外周面に摺接しつつ、
雌コネクタ9が雄コネクタ5と一体となって奥方に押し
込まれる。
【0027】この間に電装品2は、ロック片23を撓み
変形させつつ押し込まれ、所定位置まで押し込まれる
と、図4に示すように、ロック片23の嵌合突部24が
ロック凹部25内に弾性的に嵌合することで、電装品2
が所定位置に押し込みおよび抜け止めが規制された状態
で装着される。これにより雌コネクタ9は、雄コネクタ
5と正規に嵌合された状態で、正規の組付位置に収納さ
れる。
【0028】以上のように本実施形態では、待ち受け側
の雌コネクタ9を予め正規の組付位置よりも前方の作業
位置に係止した状態でコネクタ装着板8に保持し、その
作業位置にある雌コネクタ9に電装品2側の雄コネクタ
5を嵌合させて、その後に組付位置まで押し込まれるよ
うにしたから、コネクタ装着板8をインストルメントパ
ネル1に取り付ける際に前後方向のばらつきができたと
しても、待ち受け側と対応する電装品2側のコネクタ
9、5同士を正規に嵌合でき、また電装品2を所定位置
まで確実に押し込んで装着することができる。
【0029】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、雌コネクタを作業位置に保持
するのに4本の係止片を用いて四方から係止するように
したが、上下または左右の2方向から係止するようにし
てもよい。 (2)本発明は、インストルメントパネルにおける電装
品の接続部分に限らず、雌雄一対のコネクタのうちの一
方のコネクタが待ち受け状態でコネクタ装着板に設けら
れ、その一方のコネクタの前方から他方のコネクタが嵌
合されるようにしたコネクタの嵌合構造全般にわたって
広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における待ち受け側の雌コ
ネクタをコネクタ装着板の作業位置に保持した状態を示
す断面図である。
【図2】両コネクタが嵌合途中にある状態の断面図であ
る。
【図3】両コネクタが正規に嵌合された状態の断面図で
ある。
【図4】雌コネクタが正規の組付位置に押し込まれた状
態の断面図である。
【図5】雌コネクタが作業位置に保持された状態の部分
拡大断面図である。
【図6】両コネクタが嵌合途中にある状態の部分拡大断
面図である。
【図7】雌コネクタの保持構造を示す分解斜視図であ
る。
【図8】雄コネクタを設けた電装品の斜視図である。
【図9】プラグイン形式による電装品の接続構造を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル(電装品装着板) 2…電装品 3…装着開口 5…雄コネクタ 8…コネクタ装着板 9…雌コネクタ(待ち受けコネクタ) 10…嵌入孔(開口部) 13…係止片 16…突壁(係止受部) 17…テーパ面 18…貫通孔 20…進入部 21…テーパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌雄一対のコネクタのうちの一方のコネ
    クタが待ち受け状態でコネクタ装着板に設けられ、その
    一方のコネクタの前方から他方のコネクタが嵌合される
    ようにしたコネクタの嵌合構造において、 前記コネクタ装着板には前記一方のコネクタが前後方向
    へ移動可能に嵌入される開口部が設けられ、前記一方の
    コネクタは、その外周面に設けた係止受部を前記コネク
    タ装着板から突設された弾性的に撓み変形可能な係止片
    に係止されることで、正規の組付位置よりも前方に突出
    した作業位置で保持され、その作業位置において前記他
    方のコネクタと嵌合可能とされるとともに、その他方の
    コネクタには、前記一方のコネクタへの嵌合時に前記係
    止片と前記係止受部との引掛り部分へ向けて進入可能な
    進入部が設けられ、その進入部は、前記作業位置で前記
    両コネクタが正規に嵌合された場合に、前記係止片の引
    掛り部を、その係合を解除する方向へ撓み変形させるこ
    とで前記係止受部に対する係止を解除し、前記一方のコ
    ネクタが前記組付位置に押し込まれるのを許容する構成
    となっていることを特徴とするコネクタの嵌合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、前記係止
    受部は、前記一方のコネクタの外周面に突壁を張り出し
    て形成されてその後端面にて前記係止片が係合可能にな
    っているとともに、その後端面へ向けて前端面から貫通
    孔が形成され、さらに外面には後端面から前端面側へ向
    けて上り勾配となるテーパ面が形成される一方、 前記他方のコネクタには、前記一方のコネクタへの嵌合
    時に前記貫通孔へ進入する進入部が前後方向に沿って延
    出され、かつこの進入部は前記作業位置で前記両コネク
    タが正規に嵌合した場合に前記貫通孔を貫通してその先
    端部に形成されたテーパ面を前記テーパ面と連続させ、
    これによって前記他方のコネクタがさらに前方へ変位し
    たときには前記係止片を突壁側のテーパ面へ誘導するこ
    とで、前記係止片の前記突壁に対する係合を解除しつつ
    前記他方のコネクタを前記組付位置へ押し込み可能とし
    たことを特徴とするコネクタの嵌合構造。
  3. 【請求項3】 互いに嵌合される雌雄一対のコネクタ
    と、その一方のコネクタを設けた電装品と、その電装品
    を所定位置に装着可能とする電装品装着板と、電装品装
    着板に取り付け可能であり他方のコネクタを待ち受け状
    態で支持したコネクタ装着板とを備え、電装品装着板に
    コネクタ装着板を予め取り付け、前記電装品装着板をボ
    ディに固定したのち電装品を装着することで、その電装
    品側のコネクタを前記コネクタ装着板上の待ち受け側の
    コネクタと嵌合するようにしたものにおいて、 前記コネクタ装着板には、前記待ち受け側のコネクタが
    前後方向へ移動可能に嵌入される開口部が設けられ、前
    記待ち受け側のコネクタは、その外周面に設けた係止受
    部を前記コネクタ装着板から突設された弾性的に撓み変
    形可能な係止片に係止されることで、正規の組付位置よ
    りも前方に突出した作業位置で保持され、その作業位置
    において前記電装品側のコネクタと嵌合可能とされると
    ともに、その電装品側のコネクタには、前記待ち受け側
    のコネクタへの嵌合時に前記係止片と前記係止受部との
    引掛り部分へ向けて進入可能な進入部が設けられ、その
    進入部は、前記作業位置で前記両コネクタが正規に嵌合
    された場合に、前記係止片の引掛り部を、その係合を解
    除する方向へ撓み変形させることで前記係止受部に対す
    る係止を解除し、前記待ち受け側のコネクタが前記組付
    位置に押し込まれるのを許容する構成となっていること
    を特徴とするコネクタの嵌合構造。
JP25567695A 1995-09-06 1995-09-06 コネクタの嵌合構造 Pending JPH0982418A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1154210A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Yazaki Corp コネクタ接続構造
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JPH1167346A (ja) * 1997-08-08 1999-03-09 Yazaki Corp コネクタの嵌脱構造
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KR100315366B1 (ko) * 1999-12-21 2001-11-26 류정열 와이어 하네스

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