JPH0973461A - 音声による文章情報再生装置 - Google Patents
音声による文章情報再生装置Info
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- JPH0973461A JPH0973461A JP7228933A JP22893395A JPH0973461A JP H0973461 A JPH0973461 A JP H0973461A JP 7228933 A JP7228933 A JP 7228933A JP 22893395 A JP22893395 A JP 22893395A JP H0973461 A JPH0973461 A JP H0973461A
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- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
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- G11B27/11—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information not detectable on the record carrier
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- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
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- G11B27/102—Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
- G11B27/105—Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
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- G11B27/19—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
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- G11B2220/2545—CDs
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- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Document Processing Apparatus (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本の文章情報と、本の見出しを検索単位とし
た目次情報と当該検索単位毎の再生開始位置との関係を
示す検索テーブルとが記録された記録媒体を使用し、検
索単位の文章情報の導入部を順次読み出し、音声再生さ
せる。 【解決手段】 再生部１６は本の見出しを検索単位とし
た目次情報と当該検索単位毎の再生開始位置との関係を
示す検索テーブル１４が、本の文章情報と共に記録され
た記録媒体１２の再生動作を行う。入力部１８は目標の
検索単位の文章情報の導入部読み出しのための読み出し
指示を入力する。記憶部２０は検索テーブル１４を記憶
する。音声再生部２２は入力された文章情報を音声再生
する。制御部２８は再生部１６を制御して記録媒体１２
の検索テーブル１４を記憶部２０に記憶し、読み出し指
示が入力されたら記憶部２０の検索テーブル１４を参照
して目標の検索単位を検索し、その再生開始位置を読み
取り、記録媒体１２から再生開始位置にある導入部の文
章情報を読み出し、音声再生部２２を介して音声再生す
る。
た目次情報と当該検索単位毎の再生開始位置との関係を
示す検索テーブルとが記録された記録媒体を使用し、検
索単位の文章情報の導入部を順次読み出し、音声再生さ
せる。 【解決手段】 再生部１６は本の見出しを検索単位とし
た目次情報と当該検索単位毎の再生開始位置との関係を
示す検索テーブル１４が、本の文章情報と共に記録され
た記録媒体１２の再生動作を行う。入力部１８は目標の
検索単位の文章情報の導入部読み出しのための読み出し
指示を入力する。記憶部２０は検索テーブル１４を記憶
する。音声再生部２２は入力された文章情報を音声再生
する。制御部２８は再生部１６を制御して記録媒体１２
の検索テーブル１４を記憶部２０に記憶し、読み出し指
示が入力されたら記憶部２０の検索テーブル１４を参照
して目標の検索単位を検索し、その再生開始位置を読み
取り、記録媒体１２から再生開始位置にある導入部の文
章情報を読み出し、音声再生部２２を介して音声再生す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＣＤ−ＲＯＭに代表
されるランダムアクセス可能な記録媒体を用いた音声に
よる文章情報再生装置に関する。
されるランダムアクセス可能な記録媒体を用いた音声に
よる文章情報再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の音声による文章情報再生装置は、
いわゆる録音図書と呼ばれ、特に目の不自由な人が読書
を楽しむために使用される装置である。この装置は、シ
ーケンシャルアクセスしかできないカセットテープを用
いたものが主流であった。従って、そのテープ上に記録
されている本の文章情報を選択して試聴する場合には、
通常のテープ再生速度では人の耳には聞こえず、早送り
や巻戻しのキューイング時のようにテープ再生速度が速
くなる際にのみ人間の可聴周波数範囲に入るトーン信号
を目安として検索する方法が一般的であった。
いわゆる録音図書と呼ばれ、特に目の不自由な人が読書
を楽しむために使用される装置である。この装置は、シ
ーケンシャルアクセスしかできないカセットテープを用
いたものが主流であった。従って、そのテープ上に記録
されている本の文章情報を選択して試聴する場合には、
通常のテープ再生速度では人の耳には聞こえず、早送り
や巻戻しのキューイング時のようにテープ再生速度が速
くなる際にのみ人間の可聴周波数範囲に入るトーン信号
を目安として検索する方法が一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の音声による文章情報再生装置には、次のような課
題がある。上記のようにトーン信号はキューイングを連
続して行うことによりのみ得られるため、希望する文章
情報をダイレクトに選択することは困難であった。ま
た、トーン信号が例えば本で言えば、章などの大きな検
索単位毎にしか挿入されていない場合もあり、このよう
な場合には改ページ毎の信号音や、断続する信号音の数
により、節、項等の章の下層に位置する文章構造を判断
して所望の文章情報を特定しなければならず、使いこな
しに熟練が必要であった。特に、各種電気機器が家庭に
浸透している今日では、これらの取扱説明書や各分野の
専門書等を読む必要性が高まり、一般の文学書とは異な
り、このような本は索引などを参照しながら、必要箇所
を飛び飛びに読まなければならない場合もあるため、次
の読み取り箇所をダイレクトに選択できるものが切望さ
れている。さらに、現在読まれている部分が本のどの部
分であるかは、テープの巻数やトラック番号でしか判断
できないため、読み出し位置を特定する精度に欠けると
いう課題もあった。従って、本発明は上記課題を解決す
べくなされ、その目的とするところは、本の文章情報と
共に、本の内容の見出しを検索単位とした目次情報と当
該検索単位毎の再生開始位置との関係を示す検索テーブ
ルが記録されたランダムアクセス可能なＣＤ−ＲＯＭ等
の記録媒体を使用し、検索単位の文章情報の導入部を順
次読み出し、音声により再生することが可能な音声によ
る文章情報再生装置を提供することにある。
従来の音声による文章情報再生装置には、次のような課
題がある。上記のようにトーン信号はキューイングを連
続して行うことによりのみ得られるため、希望する文章
情報をダイレクトに選択することは困難であった。ま
た、トーン信号が例えば本で言えば、章などの大きな検
索単位毎にしか挿入されていない場合もあり、このよう
な場合には改ページ毎の信号音や、断続する信号音の数
により、節、項等の章の下層に位置する文章構造を判断
して所望の文章情報を特定しなければならず、使いこな
しに熟練が必要であった。特に、各種電気機器が家庭に
浸透している今日では、これらの取扱説明書や各分野の
専門書等を読む必要性が高まり、一般の文学書とは異な
り、このような本は索引などを参照しながら、必要箇所
を飛び飛びに読まなければならない場合もあるため、次
の読み取り箇所をダイレクトに選択できるものが切望さ
れている。さらに、現在読まれている部分が本のどの部
分であるかは、テープの巻数やトラック番号でしか判断
できないため、読み出し位置を特定する精度に欠けると
いう課題もあった。従って、本発明は上記課題を解決す
べくなされ、その目的とするところは、本の文章情報と
共に、本の内容の見出しを検索単位とした目次情報と当
該検索単位毎の再生開始位置との関係を示す検索テーブ
ルが記録されたランダムアクセス可能なＣＤ−ＲＯＭ等
の記録媒体を使用し、検索単位の文章情報の導入部を順
次読み出し、音声により再生することが可能な音声によ
る文章情報再生装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本の内容の
見出しを検索単位とした目次情報と該検索単位毎の再生
開始位置との関係を示す検索テーブルが、該本の文章情
報と共に記録された記録媒体の再生動作を行う再生部
と、目標とする前記検索単位の文章情報の導入部読み出
しを行うための読み出し指示が入力可能な入力部と、前
記検索テーブルを記憶するための記憶部と、入力された
文章情報を音声により再生する音声再生部と、前記再生
部を制御して前記記録媒体に記録された前記検索テーブ
ルを前記記憶部に記憶し、前記入力部を介して前記読み
出し指示が入力された際には、前記文章情報の導入部読
み出しを行うべく、記憶部内の検索テーブルを参照して
前記目標とする検索単位を検索すると共に、該検索単位
の前記再生開始位置を読み取り、読み取った該再生開始
位置から前記導入部の長さだけ記録媒体に記録された文
章情報を前記再生部を制御して読み出し、読み出した該
文章情報を前記音声再生部を介して音声により再生する
制御部とを具備することを特徴とする。この構成を採用
することにより、検索単位の導入部の文章情報が音声に
より再生できるので、目標とする検索単位の特定が容易
に行える。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本の内容の
見出しを検索単位とした目次情報と該検索単位毎の再生
開始位置との関係を示す検索テーブルが、該本の文章情
報と共に記録された記録媒体の再生動作を行う再生部
と、目標とする前記検索単位の文章情報の導入部読み出
しを行うための読み出し指示が入力可能な入力部と、前
記検索テーブルを記憶するための記憶部と、入力された
文章情報を音声により再生する音声再生部と、前記再生
部を制御して前記記録媒体に記録された前記検索テーブ
ルを前記記憶部に記憶し、前記入力部を介して前記読み
出し指示が入力された際には、前記文章情報の導入部読
み出しを行うべく、記憶部内の検索テーブルを参照して
前記目標とする検索単位を検索すると共に、該検索単位
の前記再生開始位置を読み取り、読み取った該再生開始
位置から前記導入部の長さだけ記録媒体に記録された文
章情報を前記再生部を制御して読み出し、読み出した該
文章情報を前記音声再生部を介して音声により再生する
制御部とを具備することを特徴とする。この構成を採用
することにより、検索単位の導入部の文章情報が音声に
より再生できるので、目標とする検索単位の特定が容易
に行える。
【０００５】また、前記目次情報は、章、節、項等の目
次の階層毎に分けられて前記検索テーブルに記録され、
前記入力部は、前記階層の内の一つを検索用の階層と指
定するための階層指示が入力可能であり、前記制御部
は、前記入力部を介して前記読み出し指示および階層指
示が入力された際には、前記記憶部に記憶された前記検
索テーブル内の該階層指示で指定された前記階層におい
て前記目標とする検索単位を検索し、該検索単位の前記
再生開始位置を読み取る構成とすれば、章または節また
は項単位での検索を必要に応じて選択して行えるので、
目標とする検索単位の読み出しが迅速かつ容易に行え
る。
次の階層毎に分けられて前記検索テーブルに記録され、
前記入力部は、前記階層の内の一つを検索用の階層と指
定するための階層指示が入力可能であり、前記制御部
は、前記入力部を介して前記読み出し指示および階層指
示が入力された際には、前記記憶部に記憶された前記検
索テーブル内の該階層指示で指定された前記階層におい
て前記目標とする検索単位を検索し、該検索単位の前記
再生開始位置を読み取る構成とすれば、章または節また
は項単位での検索を必要に応じて選択して行えるので、
目標とする検索単位の読み出しが迅速かつ容易に行え
る。
【０００６】また、前記導入部の長さは、前記検索テー
ブル内に、前記検索単位毎に記録され、前記制御部は、
前記検索テーブルを参照して目標とする前記検索単位を
検索した際には、該検索単位の前記再生開始位置および
前記導入部の長さを読み取り、読み取った該再生開始位
置から読み取った該導入部の長さだけ記録媒体に記録さ
れた前記文章情報を前記再生部を制御して読み出す構成
とすれば、各検索単位毎に読み出す文章情報の導入部の
長さを変えられるので、検索単位毎に区切りの良い長さ
だけ文章情報の導入部を再生でき、目標とする検索単位
の特定が確実に行える。
ブル内に、前記検索単位毎に記録され、前記制御部は、
前記検索テーブルを参照して目標とする前記検索単位を
検索した際には、該検索単位の前記再生開始位置および
前記導入部の長さを読み取り、読み取った該再生開始位
置から読み取った該導入部の長さだけ記録媒体に記録さ
れた前記文章情報を前記再生部を制御して読み出す構成
とすれば、各検索単位毎に読み出す文章情報の導入部の
長さを変えられるので、検索単位毎に区切りの良い長さ
だけ文章情報の導入部を再生でき、目標とする検索単位
の特定が確実に行える。
【０００７】また、前記入力部は、前記検索単位の検索
方向を入力可能であり、前記制御部は、前記入力部を介
して前記読み出し指示が入力された際には、前記記憶部
内の前記検索テーブルを参照して前記目標とする検索単
位を検索する共に、該検索単位から前記検索方向に沿っ
て順次検索単位を検索しつつ、検索した検索単位の前記
再生開始位置を読み取り、読み取った該再生開始位置か
ら前記導入部の長さだけ前記記録媒体に記録された前記
文章情報を前記再生部を制御して読み出し、読み出した
該文章情報を前記音声再生部を介して音声により再生す
る構成とすれば、検索単位の文章情報の導入部のみの読
み出しを検索方向に沿って連続して行えるので、少ない
キー操作で目標とする検索単位の特定が迅速に、かつ確
実に行える。
方向を入力可能であり、前記制御部は、前記入力部を介
して前記読み出し指示が入力された際には、前記記憶部
内の前記検索テーブルを参照して前記目標とする検索単
位を検索する共に、該検索単位から前記検索方向に沿っ
て順次検索単位を検索しつつ、検索した検索単位の前記
再生開始位置を読み取り、読み取った該再生開始位置か
ら前記導入部の長さだけ前記記録媒体に記録された前記
文章情報を前記再生部を制御して読み出し、読み出した
該文章情報を前記音声再生部を介して音声により再生す
る構成とすれば、検索単位の文章情報の導入部のみの読
み出しを検索方向に沿って連続して行えるので、少ない
キー操作で目標とする検索単位の特定が迅速に、かつ確
実に行える。
【０００８】また、前記入力部は、読み出しマークを設
定するためのマーク設定指示、該読み出しマークに基づ
いた拾い読み動作指示および拾い読み方向が入力可能で
あり、前記制御部は、前記再生部を介して前記検索単位
の前記文章情報の導入部読み出しを行っている最中に、
前記マーク設定指示が入力された際には、現在読み出し
を行っている検索単位の前記再生開始位置を前記読み出
しマークとして前記記憶部内の拾い読みテーブル内に記
憶し、拾い読み動作指示および拾い読み方向が入力され
た際には、前記拾い読みテーブルを参照し、拾い読み方
向に沿って順次読み出しマークとしての再生開始位置を
読み取る構成とすれば、マーク設定した検索単位の文章
情報の導入部のみを、再度拾い読みできる。
定するためのマーク設定指示、該読み出しマークに基づ
いた拾い読み動作指示および拾い読み方向が入力可能で
あり、前記制御部は、前記再生部を介して前記検索単位
の前記文章情報の導入部読み出しを行っている最中に、
前記マーク設定指示が入力された際には、現在読み出し
を行っている検索単位の前記再生開始位置を前記読み出
しマークとして前記記憶部内の拾い読みテーブル内に記
憶し、拾い読み動作指示および拾い読み方向が入力され
た際には、前記拾い読みテーブルを参照し、拾い読み方
向に沿って順次読み出しマークとしての再生開始位置を
読み取る構成とすれば、マーク設定した検索単位の文章
情報の導入部のみを、再度拾い読みできる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面と共に詳述する。まず、図１と共に本実
施形態の基本的な構成について概要動作と共に説明す
る。なお、本実施例ではランダムアクセス可能な記録媒
体としてＣＤ−ＲＯＭを使用した音声による文章情報再
生装置１０を例に挙げて説明するが、記録媒体はランダ
ムアクセス可能なものであれば、フロッピディスクや、
ＲＡＭ等の半導体記憶素子で構成されたＩＣカードであ
っても良い。１２はＣＤ−ＲＯＭであり、本の文章情報
（具体的には音声ファイル）と、図３のように当該本の
内容の見出しを検索単位とした目次情報と見出し毎の音
声ファイルの再生開始位置（本例では開始セクタ位置）
との関係を示す検索テーブル１４とが記録されている。
本例では一例として一つのＣＤ−ＲＯＭ内に複数の本の
音声ファイルが記録されており、検索テーブル１４に
は、各本毎（ｂｏｏｋ１、ｂｏｏ２、・・・）に階層構
造で分類された章、節、項毎の開始セクタ位置が順番に
記録されている。本例の目次では項が最小単位となるの
で、開始セクタ位置は項単位となる。また、階層構造で
分類された章、節、項の検索単位の構成が目次情報とし
て記録されている。目次情報が「章」が１、「節」が
２、「項」が２の場合は、本の階層構造では第１章第２
節第２項を示している。
ついて添付図面と共に詳述する。まず、図１と共に本実
施形態の基本的な構成について概要動作と共に説明す
る。なお、本実施例ではランダムアクセス可能な記録媒
体としてＣＤ−ＲＯＭを使用した音声による文章情報再
生装置１０を例に挙げて説明するが、記録媒体はランダ
ムアクセス可能なものであれば、フロッピディスクや、
ＲＡＭ等の半導体記憶素子で構成されたＩＣカードであ
っても良い。１２はＣＤ−ＲＯＭであり、本の文章情報
（具体的には音声ファイル）と、図３のように当該本の
内容の見出しを検索単位とした目次情報と見出し毎の音
声ファイルの再生開始位置（本例では開始セクタ位置）
との関係を示す検索テーブル１４とが記録されている。
本例では一例として一つのＣＤ−ＲＯＭ内に複数の本の
音声ファイルが記録されており、検索テーブル１４に
は、各本毎（ｂｏｏｋ１、ｂｏｏ２、・・・）に階層構
造で分類された章、節、項毎の開始セクタ位置が順番に
記録されている。本例の目次では項が最小単位となるの
で、開始セクタ位置は項単位となる。また、階層構造で
分類された章、節、項の検索単位の構成が目次情報とし
て記録されている。目次情報が「章」が１、「節」が
２、「項」が２の場合は、本の階層構造では第１章第２
節第２項を示している。
【００１０】ここで音声ファイルとは、本の記載内容そ
のものの情報であり、本例では一例として各本毎に記載
内容を朗読した音声が各本毎の音声データとして記録さ
れたものである。なお、記載内容を朗読した際の音声波
形を符号化して記録しておき、後述する音声再生部に音
声合成機能を持たせて、音声を再生する構成としても良
い。また検索単位とは、検索テーブル１４で示すよう
に、「章」の階層上においては１章、２章、・・・等の
１章単位が検索単位となり、また「節」の階層上におい
ては１節、２節、・・・等の１節単位が検索単位とな
り、また「項」の階層上においては１項、２項、・・・
等の１項単位が検索単位となる。
のものの情報であり、本例では一例として各本毎に記載
内容を朗読した音声が各本毎の音声データとして記録さ
れたものである。なお、記載内容を朗読した際の音声波
形を符号化して記録しておき、後述する音声再生部に音
声合成機能を持たせて、音声を再生する構成としても良
い。また検索単位とは、検索テーブル１４で示すよう
に、「章」の階層上においては１章、２章、・・・等の
１章単位が検索単位となり、また「節」の階層上におい
ては１節、２節、・・・等の１節単位が検索単位とな
り、また「項」の階層上においては１項、２項、・・・
等の１項単位が検索単位となる。
【００１１】１６は再生部であり、記録媒体としてのＣ
Ｄ−ＲＯＭ１２の再生動作を行う機能を有する。再生部
１６は、ＣＤ−ＲＯＭ１２を回転させるモータ（不図
示）と、ＣＤ−ＲＯＭ１２から情報を読み出す光ピック
アップ（不図示）と、モータおよび光ピックアップの回
転、移動制御を行うサーボ制御部（不図示）、光ピック
アップから読み出された高周波信号から記録された情報
をディジタル信号として復調、再生する信号処理部（不
図示）等の公知の電子回路から構成される。サーボ制御
部にセクタ位置情報が入力されると、当該サーボ制御部
はＣＤ−ＲＯＭ１２のセクタ位置情報からの情報の読み
取りを行う。
Ｄ−ＲＯＭ１２の再生動作を行う機能を有する。再生部
１６は、ＣＤ−ＲＯＭ１２を回転させるモータ（不図
示）と、ＣＤ−ＲＯＭ１２から情報を読み出す光ピック
アップ（不図示）と、モータおよび光ピックアップの回
転、移動制御を行うサーボ制御部（不図示）、光ピック
アップから読み出された高周波信号から記録された情報
をディジタル信号として復調、再生する信号処理部（不
図示）等の公知の電子回路から構成される。サーボ制御
部にセクタ位置情報が入力されると、当該サーボ制御部
はＣＤ−ＲＯＭ１２のセクタ位置情報からの情報の読み
取りを行う。
【００１２】１８は入力部であり、ＣＤ−ＲＯＭ１２か
ら目標とする検索単位の音声ファイルの導入部読み出し
を行うために、検索テーブル１４の検索方向および導入
部読み出し指示が入力可能である。入力部１８には、一
例としてＣＤ−ＲＯＭ１２の通常の基本動作（再生、ス
トップ、早送り、巻き戻し、停止）指示を行う操作キー
（不図示）と、検索方向を指示する方向指示キーと、導
入部読み出し指示を行う導入部読み出しキーとが少なく
とも設けられている。また、読み出しマークを設定する
ためのマーク設定指示キー（単にマーク設定キーともい
う）と、設定した読み出しマークに基づく拾い読み動作
および拾い読み方向の指示を行う各キーが設けられ、さ
らに本の内容の見出しを検索単位とした目次情報を構成
する階層を指定するための階層指示キーが設けられてい
る。本例では、目次情報は図３のように「章」、
「節」、「項」の３つの階層からなっており、この内の
一つの階層を指定できる。指定された階層は検索単位を
参照し、検索する際の基礎となる。階層指示を行うため
のキーは、一例として「↑」キーと「↓」キーが設けら
れ、「↑」キーを押下することにより、指定される階層
が一つ上の階層（「章」の階層方向）に移動し、「↓」
キーを押下することにより、一つ下の階層（「項」の階
層方向）に移動する。また本例では、上述した方向指示
キーと導入部読み出しキーとを別々に設ける代わりに、
前方への読み出しキー（前方読み出しキー「←」）と後
方への読み出しキー（後方読み出しキー「→」）とを設
け、導入部読み出しの方向と導入部読み出し動作の指示
を行う構成としている。また、同様にして拾い読み動作
指示キーと拾い読み方向指示キーとを別々に設ける代わ
りに、前方への拾い読みキー（前方拾い読みキー）と後
方への拾い読みキー（後方拾い読みキー）とを設け、拾
い読み方向と拾い読み動作の指示を行う構成としてい
る。
ら目標とする検索単位の音声ファイルの導入部読み出し
を行うために、検索テーブル１４の検索方向および導入
部読み出し指示が入力可能である。入力部１８には、一
例としてＣＤ−ＲＯＭ１２の通常の基本動作（再生、ス
トップ、早送り、巻き戻し、停止）指示を行う操作キー
（不図示）と、検索方向を指示する方向指示キーと、導
入部読み出し指示を行う導入部読み出しキーとが少なく
とも設けられている。また、読み出しマークを設定する
ためのマーク設定指示キー（単にマーク設定キーともい
う）と、設定した読み出しマークに基づく拾い読み動作
および拾い読み方向の指示を行う各キーが設けられ、さ
らに本の内容の見出しを検索単位とした目次情報を構成
する階層を指定するための階層指示キーが設けられてい
る。本例では、目次情報は図３のように「章」、
「節」、「項」の３つの階層からなっており、この内の
一つの階層を指定できる。指定された階層は検索単位を
参照し、検索する際の基礎となる。階層指示を行うため
のキーは、一例として「↑」キーと「↓」キーが設けら
れ、「↑」キーを押下することにより、指定される階層
が一つ上の階層（「章」の階層方向）に移動し、「↓」
キーを押下することにより、一つ下の階層（「項」の階
層方向）に移動する。また本例では、上述した方向指示
キーと導入部読み出しキーとを別々に設ける代わりに、
前方への読み出しキー（前方読み出しキー「←」）と後
方への読み出しキー（後方読み出しキー「→」）とを設
け、導入部読み出しの方向と導入部読み出し動作の指示
を行う構成としている。また、同様にして拾い読み動作
指示キーと拾い読み方向指示キーとを別々に設ける代わ
りに、前方への拾い読みキー（前方拾い読みキー）と後
方への拾い読みキー（後方拾い読みキー）とを設け、拾
い読み方向と拾い読み動作の指示を行う構成としてい
る。
【００１３】２０は記憶部であり、一例としてＲＯＭや
ＲＡＭ等の半導体記憶素子を用いて構成され、検索テー
ブルや後述するＣＰＵの動作プログラム等が記憶され
る。２２は音声再生部であり、ＣＤ−ＲＯＭ１２から読
み出された音声ファイルが入力された際には、Ｄ／Ａ変
換してアナログ信号である音声信号に変換し、増幅する
音声処理部２４と、音声処理部２４から出力される増幅
された音声信号を音声として再生出力するスピーカ２６
とから構成される。なお、読み出された音声ファイルが
データ圧縮されたものである場合には、元のＰＣＭデー
タに伸張後、Ｄ／Ａ変換してアナログ信号である音声信
号に変換する。２８は制御部であり、ＣＰＵ等を用いて
構成されている。制御部２８は、入力部１８から入力さ
れる動作指示に従って、再生部１６を制御し、ＣＤ−Ｒ
ＯＭの基本動作（再生、ストップ、早送り、巻き戻し、
停止）や、導入部読み出し動作、マーク設定動作、設定
した読み出しマークに基づく拾い読み動作を行い、ＣＤ
−ＲＯＭ１２から音声ファイルを読み出した際には、音
声再生部２２を制御して音声ファイルの音声による再生
を行う。
ＲＡＭ等の半導体記憶素子を用いて構成され、検索テー
ブルや後述するＣＰＵの動作プログラム等が記憶され
る。２２は音声再生部であり、ＣＤ−ＲＯＭ１２から読
み出された音声ファイルが入力された際には、Ｄ／Ａ変
換してアナログ信号である音声信号に変換し、増幅する
音声処理部２４と、音声処理部２４から出力される増幅
された音声信号を音声として再生出力するスピーカ２６
とから構成される。なお、読み出された音声ファイルが
データ圧縮されたものである場合には、元のＰＣＭデー
タに伸張後、Ｄ／Ａ変換してアナログ信号である音声信
号に変換する。２８は制御部であり、ＣＰＵ等を用いて
構成されている。制御部２８は、入力部１８から入力さ
れる動作指示に従って、再生部１６を制御し、ＣＤ−Ｒ
ＯＭの基本動作（再生、ストップ、早送り、巻き戻し、
停止）や、導入部読み出し動作、マーク設定動作、設定
した読み出しマークに基づく拾い読み動作を行い、ＣＤ
−ＲＯＭ１２から音声ファイルを読み出した際には、音
声再生部２２を制御して音声ファイルの音声による再生
を行う。
【００１４】次に、検索テーブル１４の詳細な構造につ
いて説明する。検索テーブル１４は、図３に示すように
各本毎の音声ファイルが、各本毎の目次の見出しに対応
して、見出しの最小の検索単位である「項」毎の開始セ
クタ位置と、各「項」毎の導入部の長さ（アナウンス用
メッセージ長）と、見出しの階層構造を示す目次情報が
「章」、「節」、「項」に分けられて記憶されている。
なお、導入部の長さは、本例ではバイト数であるが、時
間でもよい。各項毎にメッセージ長を設定できるように
している理由は、メッセージとして音声で再生する場合
には、例えば文章や単語の途中でメッセージが終了する
よりも、区切りのよい文章を再生する方が使用者にとっ
て検索単位の内容を判別しやすいが、検索単位毎に開始
セクタ位置からの区切りの良い音声データの長さはまち
まちである。よって、検索テーブル１４内に、各検索単
位毎に導入部の区切りのよい音声データ長に合わせたメ
ッセージ長を記憶するようにしている。なお、検索テー
ブル１４を簡略化し、記憶部２０の記憶容量を少なくす
る意味で、予め各検索単位に共通のメッセージ長を設定
しておき、この固定長のメッセージ長分だけ読み出して
再生する方法でも良い。
いて説明する。検索テーブル１４は、図３に示すように
各本毎の音声ファイルが、各本毎の目次の見出しに対応
して、見出しの最小の検索単位である「項」毎の開始セ
クタ位置と、各「項」毎の導入部の長さ（アナウンス用
メッセージ長）と、見出しの階層構造を示す目次情報が
「章」、「節」、「項」に分けられて記憶されている。
なお、導入部の長さは、本例ではバイト数であるが、時
間でもよい。各項毎にメッセージ長を設定できるように
している理由は、メッセージとして音声で再生する場合
には、例えば文章や単語の途中でメッセージが終了する
よりも、区切りのよい文章を再生する方が使用者にとっ
て検索単位の内容を判別しやすいが、検索単位毎に開始
セクタ位置からの区切りの良い音声データの長さはまち
まちである。よって、検索テーブル１４内に、各検索単
位毎に導入部の区切りのよい音声データ長に合わせたメ
ッセージ長を記憶するようにしている。なお、検索テー
ブル１４を簡略化し、記憶部２０の記憶容量を少なくす
る意味で、予め各検索単位に共通のメッセージ長を設定
しておき、この固定長のメッセージ長分だけ読み出して
再生する方法でも良い。
【００１５】次に、音声ファイル再生装置１０の動作に
ついて図１〜図３を用いて説明する。まず、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ１２が再生部１６へ装着され、再生装置１０の電源が
オンされると、制御部２８は記憶部２０に記憶された動
作プログラムに従って、再生部１６を動作させてＣＤ−
ＲＯＭ１２に記録された検索テーブル１４を読み出し、
記憶部２０に記憶し（ステップ１００）、続いて入力部
１８からのキー入力待ち状態に入る（ステップ１０
２）。ステップ１０２の状態において入力部１８で操作
されるキーの種類に応じて、制御部２８は再生装置１０
の動作を決定する。
ついて図１〜図３を用いて説明する。まず、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ１２が再生部１６へ装着され、再生装置１０の電源が
オンされると、制御部２８は記憶部２０に記憶された動
作プログラムに従って、再生部１６を動作させてＣＤ−
ＲＯＭ１２に記録された検索テーブル１４を読み出し、
記憶部２０に記憶し（ステップ１００）、続いて入力部
１８からのキー入力待ち状態に入る（ステップ１０
２）。ステップ１０２の状態において入力部１８で操作
されるキーの種類に応じて、制御部２８は再生装置１０
の動作を決定する。
【００１６】操作されたキーが、基本動作指示を行う操
作キーである場合には、制御部２８は、操作キーの内容
に応じて、ＣＤ−ＲＯＭ１２の再生、早送り、巻戻し、
停止等の基本動作を再生部１６を動作させて行う（ステ
ップ１０４）。その後、制御部２８はステップ１０２に
戻り、次のキー入力を待つ。
作キーである場合には、制御部２８は、操作キーの内容
に応じて、ＣＤ−ＲＯＭ１２の再生、早送り、巻戻し、
停止等の基本動作を再生部１６を動作させて行う（ステ
ップ１０４）。その後、制御部２８はステップ１０２に
戻り、次のキー入力を待つ。
【００１７】また、階層指示キー（「↑」キーまたは
「↓」キー）と、前方または後方への読み出しキー
（「→」キーまたは「←」キー）が操作された場合に
は、制御部２８は、読み出しキーが示す方向（前方また
は後方）に従って検索テーブル１４内の階層指示キーで
指定された目次情報の階層を参照し、最初に検索した検
索単位の開始セクタ位置およびメッセージ長を読み取
る。なお、検索開始の基準位置は、ＣＤ−ＲＯＭ１２か
ら読み出している音声ファイル内の現在の再生セクタ位
置であっても良いし、またＣＤ−ＲＯＭ１２の音声ファ
イルの最初の位置としても良い。続いて、再生部１６を
制御し、ＣＤ−ＲＯＭ１２から読み取った開始セクタ位
置から始まる音声ファイルを、同じく読み取ったメッセ
ージ長分だけ読み出しつつ、音声再生部２２を介して音
声として再生する。これにより、検索した検索単位の導
入部の音声による再生動作が行える。
「↓」キー）と、前方または後方への読み出しキー
（「→」キーまたは「←」キー）が操作された場合に
は、制御部２８は、読み出しキーが示す方向（前方また
は後方）に従って検索テーブル１４内の階層指示キーで
指定された目次情報の階層を参照し、最初に検索した検
索単位の開始セクタ位置およびメッセージ長を読み取
る。なお、検索開始の基準位置は、ＣＤ−ＲＯＭ１２か
ら読み出している音声ファイル内の現在の再生セクタ位
置であっても良いし、またＣＤ−ＲＯＭ１２の音声ファ
イルの最初の位置としても良い。続いて、再生部１６を
制御し、ＣＤ−ＲＯＭ１２から読み取った開始セクタ位
置から始まる音声ファイルを、同じく読み取ったメッセ
ージ長分だけ読み出しつつ、音声再生部２２を介して音
声として再生する。これにより、検索した検索単位の導
入部の音声による再生動作が行える。
【００１８】一つの検索単位のメッセージ長分の音声フ
ァイルの再生が終了したら、検索方向の次の検索単位、
さらにはその次の検索単位というように、順次検索単位
を検索しつつ、開始セクタ位置とメッセージ長を検索テ
ーブル１４から読み取り、メッセージ長分の音声ファイ
ルの再生を連続して行う。これにより、ＣＤ−ＲＯＭ１
２に記録された音声ファイルの複数の検索単位の導入部
のみの音声による再生が順次行われるので、使用者は目
標とする検索単位を確実に見つけ出すことができる（ス
テップ１０６）。この動作が終了したら制御部２８は、
ステップ１０２に戻り、次のキー入力を待つ。なお、上
述した例では、制御部２８は、一旦読み出しキーが操作
されたら、読み出しキーの示す方向に従って連続して検
索単位の検索および当該検索単位の導入部の音声による
再生を行うように動作するが、読み出しキーが１回操作
される度に、検索単位を一回検索してその導入部の音声
による再生を行い、さらに検索単位の検索およびその導
入部の音声再生が必要な場合には、再度読み出しキーを
操作する方法としても良い。
ァイルの再生が終了したら、検索方向の次の検索単位、
さらにはその次の検索単位というように、順次検索単位
を検索しつつ、開始セクタ位置とメッセージ長を検索テ
ーブル１４から読み取り、メッセージ長分の音声ファイ
ルの再生を連続して行う。これにより、ＣＤ−ＲＯＭ１
２に記録された音声ファイルの複数の検索単位の導入部
のみの音声による再生が順次行われるので、使用者は目
標とする検索単位を確実に見つけ出すことができる（ス
テップ１０６）。この動作が終了したら制御部２８は、
ステップ１０２に戻り、次のキー入力を待つ。なお、上
述した例では、制御部２８は、一旦読み出しキーが操作
されたら、読み出しキーの示す方向に従って連続して検
索単位の検索および当該検索単位の導入部の音声による
再生を行うように動作するが、読み出しキーが１回操作
される度に、検索単位を一回検索してその導入部の音声
による再生を行い、さらに検索単位の検索およびその導
入部の音声再生が必要な場合には、再度読み出しキーを
操作する方法としても良い。
【００１９】上述した導入部の読み出し動作を、具体例
を用いて説明する。なお、一例として階層指示キーは
「節」を指示し、前方読み出しキーが操作された場合に
ついて説明する。また、検索開始の基準位置は、ＣＤ−
ＲＯＭ１２の音声ファイルの最初の位置とする。制御部
２８は階層指示キーの指示を受けて、検索に用いる目次
情報の階層を「節」とする。そして、前方読み出しキー
の指示により、音声ファイルの最初の位置から順次検索
単位を検索して行く。最初に、「節」の階層においては
１章１節１項が第１の検索単位となり、その開始セクタ
位置およびメッセージ長を読み取る。開始セクタ位置お
よびメッセージ長は、それぞれ「2:00:00 」（ 2分00秒
第00セクタを示す) 、「665 」。制御部２８はＣＤ−Ｒ
ＯＭ１２の開始セクタ位置（2:00:00 ）から「665 」バ
イト分だけ音声ファイルを読み取り、再生する。次に、
「節」の階層においては１章２節１項が第２の検索単位
となり、同様にして開始セクタ位置およびメッセージ長
を読み取る。開始セクタ位置およびメッセージ長は、そ
れぞれ「22:15:45」（22分15秒第45セクタを示す) 、
「939 」。制御部２８は同様にしてＣＤ−ＲＯＭ１２の
開始セクタ位置（22:15:45）から「939 」バイト分だけ
音声ファイルを読み取り、再生する。以上の動作を、さ
らに２章１節１項、２章２節１項、・・・において順次
繰り返す。
を用いて説明する。なお、一例として階層指示キーは
「節」を指示し、前方読み出しキーが操作された場合に
ついて説明する。また、検索開始の基準位置は、ＣＤ−
ＲＯＭ１２の音声ファイルの最初の位置とする。制御部
２８は階層指示キーの指示を受けて、検索に用いる目次
情報の階層を「節」とする。そして、前方読み出しキー
の指示により、音声ファイルの最初の位置から順次検索
単位を検索して行く。最初に、「節」の階層においては
１章１節１項が第１の検索単位となり、その開始セクタ
位置およびメッセージ長を読み取る。開始セクタ位置お
よびメッセージ長は、それぞれ「2:00:00 」（ 2分00秒
第00セクタを示す) 、「665 」。制御部２８はＣＤ−Ｒ
ＯＭ１２の開始セクタ位置（2:00:00 ）から「665 」バ
イト分だけ音声ファイルを読み取り、再生する。次に、
「節」の階層においては１章２節１項が第２の検索単位
となり、同様にして開始セクタ位置およびメッセージ長
を読み取る。開始セクタ位置およびメッセージ長は、そ
れぞれ「22:15:45」（22分15秒第45セクタを示す) 、
「939 」。制御部２８は同様にしてＣＤ−ＲＯＭ１２の
開始セクタ位置（22:15:45）から「939 」バイト分だけ
音声ファイルを読み取り、再生する。以上の動作を、さ
らに２章１節１項、２章２節１項、・・・において順次
繰り返す。
【００２０】「章」または「節」が階層指示された場合
も同様である。また、検索開始の基準位置が現在の再生
セクタ位置である場合には、当該再生セクタ位置から指
定された方向へ検索単位の検索が行われる。このように
階層を指定し、この階層での検索単位毎の導入部の読み
出し動作を行うことで、例えば２章の最初の導入部の再
生をしたい場合、「項」の階層を基準とした検索単位の
検索を一つずつ進めながら行うよりも迅速に目標の検索
単位の読み出し動作が行えることになる。
も同様である。また、検索開始の基準位置が現在の再生
セクタ位置である場合には、当該再生セクタ位置から指
定された方向へ検索単位の検索が行われる。このように
階層を指定し、この階層での検索単位毎の導入部の読み
出し動作を行うことで、例えば２章の最初の導入部の再
生をしたい場合、「項」の階層を基準とした検索単位の
検索を一つずつ進めながら行うよりも迅速に目標の検索
単位の読み出し動作が行えることになる。
【００２１】次に、上述した導入部の読み出し動作中
に、必要な検索単位に読み出しマークを設定し、後でマ
ークを設定した検索単位の導入部だけを拾い読みできる
マーク動作に関して説明する。まず、上述した導入部の
読み出し動作中に、マーク設定キーが操作されると、制
御部２８は、現在導入部の読み出しが行われている検索
単位の開始セクタ位置を検索テーブル１４から読み取
り、記憶部２０内に予め設定された拾い読みテーブル３
０内に、読み取った開始セクタ位置およびメッセージ長
を記憶する（ステップ１０８）。その後、制御部２８は
ステップ１０２に戻り、次のキー入力を待つ。なお、開
始セクタ位置に代えて検索単位を特定できる目次情報を
記憶するようにしても良い。また、幾つもの検索単位に
おいてマーク設定キーが操作された場合には、ステップ
１０２とステップ１０８とを繰り返し、マーク設定キー
が操作された順番に拾い読みテーブル３０内に検索単位
の開始セクタ位置と対応するメッセージ長を記憶する。
なお本例では、拾い読み動作を素早く行わせるため、例
えば開始セクタ位置が速い順番（または遅い順番でもよ
い）で拾い読みテーブル３０内に記憶されるように、並
び換えながら拾い読みテーブル３０内に開始セクタ位置
を記憶する。
に、必要な検索単位に読み出しマークを設定し、後でマ
ークを設定した検索単位の導入部だけを拾い読みできる
マーク動作に関して説明する。まず、上述した導入部の
読み出し動作中に、マーク設定キーが操作されると、制
御部２８は、現在導入部の読み出しが行われている検索
単位の開始セクタ位置を検索テーブル１４から読み取
り、記憶部２０内に予め設定された拾い読みテーブル３
０内に、読み取った開始セクタ位置およびメッセージ長
を記憶する（ステップ１０８）。その後、制御部２８は
ステップ１０２に戻り、次のキー入力を待つ。なお、開
始セクタ位置に代えて検索単位を特定できる目次情報を
記憶するようにしても良い。また、幾つもの検索単位に
おいてマーク設定キーが操作された場合には、ステップ
１０２とステップ１０８とを繰り返し、マーク設定キー
が操作された順番に拾い読みテーブル３０内に検索単位
の開始セクタ位置と対応するメッセージ長を記憶する。
なお本例では、拾い読み動作を素早く行わせるため、例
えば開始セクタ位置が速い順番（または遅い順番でもよ
い）で拾い読みテーブル３０内に記憶されるように、並
び換えながら拾い読みテーブル３０内に開始セクタ位置
を記憶する。
【００２２】この後、前方拾い読みキーまたは後方拾い
読みキーが操作された場合には、制御部２８は、記憶部
２０内の拾い読みテーブル３０を参照して拾い読みテー
ブル３０に記憶された開始セクタ位置とメッセージ長
を、操作されたキーの方向（前方または後方）に従って
順次読み取り、再生部１６を介してＣＤ−ＲＯＭ１２か
ら当該開始セクタ位置に対応する検索単位の音声ファイ
ルを、メッセージ長分だけ読み出して音声再生部２２を
介して音声で再生させる。これにより、検索単位の導入
部の拾い読み動作が行える（ステップ１１０）。その
後、制御部２８はステップ１０２に戻り、次のキー入力
を待つ。
読みキーが操作された場合には、制御部２８は、記憶部
２０内の拾い読みテーブル３０を参照して拾い読みテー
ブル３０に記憶された開始セクタ位置とメッセージ長
を、操作されたキーの方向（前方または後方）に従って
順次読み取り、再生部１６を介してＣＤ−ＲＯＭ１２か
ら当該開始セクタ位置に対応する検索単位の音声ファイ
ルを、メッセージ長分だけ読み出して音声再生部２２を
介して音声で再生させる。これにより、検索単位の導入
部の拾い読み動作が行える（ステップ１１０）。その
後、制御部２８はステップ１０２に戻り、次のキー入力
を待つ。
【００２３】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、検索テーブル内の目次情報は階層構造のものに
代えて、最小の検索単位のみで構成されるものであって
もよい。また、目の不自由な人が読書を楽しむ以外に
も、一般の読書愛好家等が移動機関で移動中の空き時間
を有効に過ごすための手段として使用することも可能で
ある等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施
し得るのはもちろんである。
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、検索テーブル内の目次情報は階層構造のものに
代えて、最小の検索単位のみで構成されるものであって
もよい。また、目の不自由な人が読書を楽しむ以外に
も、一般の読書愛好家等が移動機関で移動中の空き時間
を有効に過ごすための手段として使用することも可能で
ある等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施
し得るのはもちろんである。
【００２４】
【発明の効果】本発明に係る音声による文章情報再生装
置を用いると、本の文章情報と共に、本の内容の見出し
を検索単位とした目次情報と当該検索単位毎の再生開始
位置との関係を示す検索テーブルが記録されたランダム
アクセス可能なＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体を使用し、検
索単位の文章情報の導入部を順次読み出し、音声により
再生することが可能となるので、目標とする検索単位の
特定が容易に行える。また、目次情報に基づき、章また
は節または項のいずれの検索単位で検索するかを必要に
応じて選択できるので、目標とする検索単位の読み出し
までにかかる時間を短縮でき、また検索も容易となる。
また、検索テーブルを参照して目標とする検索単位を順
次検索し、当該検索単位の文章情報の導入部の音声再生
を検索方向に沿って連続して行うようにすれば、目標と
する検索単位の特定が一層迅速に行える。また、導入部
の読み出し動作中に、再度読み出したい検索単位に読み
出しマークを設定できる構成とすれば、読み出しマーク
を付した検索単位の拾い読み動作が行え、効率よく文章
情報を音声により再生させることができるという著効を
奏する。
置を用いると、本の文章情報と共に、本の内容の見出し
を検索単位とした目次情報と当該検索単位毎の再生開始
位置との関係を示す検索テーブルが記録されたランダム
アクセス可能なＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体を使用し、検
索単位の文章情報の導入部を順次読み出し、音声により
再生することが可能となるので、目標とする検索単位の
特定が容易に行える。また、目次情報に基づき、章また
は節または項のいずれの検索単位で検索するかを必要に
応じて選択できるので、目標とする検索単位の読み出し
までにかかる時間を短縮でき、また検索も容易となる。
また、検索テーブルを参照して目標とする検索単位を順
次検索し、当該検索単位の文章情報の導入部の音声再生
を検索方向に沿って連続して行うようにすれば、目標と
する検索単位の特定が一層迅速に行える。また、導入部
の読み出し動作中に、再度読み出したい検索単位に読み
出しマークを設定できる構成とすれば、読み出しマーク
を付した検索単位の拾い読み動作が行え、効率よく文章
情報を音声により再生させることができるという著効を
奏する。
【図１】本発明に係る音声による文章情報再生装置の一
実施形態を示したブロック図
実施形態を示したブロック図
【図２】図１の動作を示すフローチャート
【図３】図１の検索テーブルの構造を示す説明図
１０ 音声による文章情報再生装置 １２ 記録媒体としてのＣＤ−ＲＯＭ １４ 検索テーブル １６ 再生部 １８ 入力部 ２０ 記憶部 ２２ 音声再生部 ２８ 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１１Ｂ 27/10 Ａ 27/00 Ｄ
Claims (5)
- 【請求項１】 本の内容の見出しを検索単位とした目次
情報と該検索単位毎の再生開始位置との関係を示す検索
テーブルが、該本の文章情報と共に記録された記録媒体
の再生動作を行う再生部と、 目標とする前記検索単位の文章情報の導入部読み出しを
行うための読み出し指示が入力可能な入力部と、 前記検索テーブルを記憶するための記憶部と、 入力された文章情報を音声により再生する音声再生部
と、 前記再生部を制御して前記記録媒体に記録された前記検
索テーブルを前記記憶部に記憶し、前記入力部を介して
前記読み出し指示が入力された際には、前記文章情報の
導入部読み出しを行うべく、記憶部内の検索テーブルを
参照して前記目標とする検索単位を検索すると共に、該
検索単位の前記再生開始位置を読み取り、読み取った該
再生開始位置から前記導入部の長さだけ記録媒体に記録
された文章情報を前記再生部を制御して読み出し、読み
出した該文章情報を前記音声再生部を介して音声により
再生する制御部とを具備することを特徴とする音声によ
る文章情報再生装置。 - 【請求項２】 前記目次情報は、章、節、項等の目次の
階層毎に分けられて前記検索テーブルに記録され、 前記入力部は、前記階層の内の一つを検索用の階層と指
定するための階層指示が入力可能であり、 前記制御部は、前記入力部を介して前記読み出し指示お
よび階層指示が入力された際には、前記記憶部に記憶さ
れた前記検索テーブル内の該階層指示で指定された前記
階層において前記目標とする検索単位を検索し、該検索
単位の前記再生開始位置を読み取ることを特徴とするこ
とを特徴とする請求項１記載の音声による文章情報再生
装置。 - 【請求項３】 前記導入部の長さは、前記検索テーブル
内に、前記検索単位毎に記録され、 前記制御部は、前記検索テーブルを参照して目標とする
前記検索単位を検索した際には、該検索単位の前記再生
開始位置および前記導入部の長さを読み取り、読み取っ
た該再生開始位置から読み取った該導入部の長さだけ記
録媒体に記録された前記文章情報を前記再生部を制御し
て読み出すことを特徴とする請求項１または２記載の音
声による文章情報再生装置。 - 【請求項４】 前記入力部は、前記検索単位の検索方向
を入力可能であり、 前記制御部は、前記入力部を介して前記読み出し指示が
入力された際には、前記記憶部内の前記検索テーブルを
参照して前記目標とする検索単位を検索する共に、該検
索単位から前記検索方向に沿って順次検索単位を検索し
つつ、検索した検索単位の前記再生開始位置を読み取
り、読み取った該再生開始位置から前記導入部の長さだ
け前記記録媒体に記録された前記文章情報を前記再生部
を制御して読み出し、読み出した該文章情報を前記音声
再生部を介して音声により再生することを特徴とする請
求項１、２または３記載の音声による文章情報再生装
置。 - 【請求項５】 前記入力部は、読み出しマークを設定す
るためのマーク設定指示、該読み出しマークに基づいた
拾い読み動作指示および拾い読み方向が入力可能であ
り、 前記制御部は、前記再生部を介して前記検索単位の前記
文章情報の導入部読み出しを行っている最中に、前記マ
ーク設定指示が入力された際には、現在読み出しを行っ
ている検索単位の前記再生開始位置を前記読み出しマー
クとして前記記憶部内の拾い読みテーブル内に記憶し、
拾い読み動作指示および拾い読み方向が入力された際に
は、前記拾い読みテーブルを参照し、拾い読み方向に沿
って順次読み出しマークとしての再生開始位置を読み取
ることを特徴とする請求項１、２、３または４記載の音
声による文章情報再生装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228933A JPH0973461A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 音声による文章情報再生装置 |
| DE19635745A DE19635745A1 (de) | 1995-09-06 | 1996-09-03 | Audio-Wiedergabegerät zur Reproduzierung von Schreibdaten als Audio-Signale |
| GB9618322A GB2304972B (en) | 1995-09-06 | 1996-09-03 | An audio player for reproducing writing data as audio signals |
| CN96111379A CN1100316C (zh) | 1995-09-06 | 1996-09-06 | 用于将写数据再现为声频信号的放音装置和放音方法 |
| US08/706,709 US5822284A (en) | 1995-09-06 | 1996-09-06 | Audio player which allows written data to be easily searched and accessed |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7228933A JPH0973461A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 音声による文章情報再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0973461A true JPH0973461A (ja) | 1997-03-18 |
Family
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