JPH097253A - テープ駆動装置 - Google Patents

テープ駆動装置

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JPH097253A
JPH097253A JP7151587A JP15158795A JPH097253A JP H097253 A JPH097253 A JP H097253A JP 7151587 A JP7151587 A JP 7151587A JP 15158795 A JP15158795 A JP 15158795A JP H097253 A JPH097253 A JP H097253A
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JP
Japan
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gear
retainer
tape
tension
arm
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Application number
JP7151587A
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English (en)
Inventor
Keiji Sakamoto
圭司 阪本
Hideki Kuwajima
秀樹 桑島
Shigeo Obata
茂雄 小幡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊星歯車装置を用いたテープ駆動装置に於
て、テンション制御部内部でのロスを低減し、安定した
テープ走行を実現する信頼性の高い装置を提供するとと
もに、簡単な機構で双方向ともテンション制御が実現で
きる。 【構成】 第1の発明においては、遊星歯車を両端支持
となるようにサブリテーナを設けると同時に内歯車とリ
テーナギヤ25とは各々独立した軸受け部を構成する。
第2の発明においては、遊星歯車装置より独立したドラ
ムギヤに制動力を与える構成とした。第3の発明におい
ては、供給側及び巻取り側のテンションアームを唯一の
検出手段により検出し、テープテンションを利用して両
者を切り換える構成とした。第4の発明においては、ア
イドラギヤ36に噛合する内歯ラック40の両端を高歯
とし、確実なモード移行を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRと略す)等のテープ駆動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRに代表される記録再生装置
は、小型・軽量化と同時に製品価格の低下にあわせたコ
ストダウンが最大の課題とされている。従来、カセット
式ビデオテープレコーダのような記録再生装置におい
て、テープの駆動手段として、キャプスタンにテープを
ピンチローラで押し付ける方式をとるのが一般的であっ
た。
【0003】以下に従来の記録再生装置のテープ駆動機
構の一例を図10を用いて説明する。図10は従来の記
録再生装置の平面図である。図10において、カセット
200は磁気テープ212を巻装した供給リール20
7、巻取リール208、及びテープガイドローラ216
a〜216eを内蔵している。磁気ヘッド203a〜20
3dを円周上に90゜に分割して配置した回転シリンダ
201に磁気テープ212を巻き付けて映像信号の記録
及び再生を行う。音声信号とコントロール信号は、オー
ディオ・コントロールヘッド209により、磁気テープ
212の両端にそれぞれ記録される。記録時すでに書き
込まれた音声信号及び映像信号は、それぞれオーディオ
イレースヘッド210及びフルイレースヘッド211に
より消去される。テープガイドポスト204a、204
b、204c、204d、204eおよび傾斜ポスト205
aはカセット装着時はカセット開口部内(破線で示す)
に配置され、カセット検出スイッチ(図示せず)により
カセット装着を検出した後、テープガイドポスト204
a、204b、204c、204d、204eおよび傾斜ポ
スト205aはカセット開口部内より引出され図に示す
所定の位置にて固定される。一方、キャプスタン213
は、キャプスタンモータ214により駆動されると共
に、装置が記録再生モードにある時、ゴム製のピンチロ
ーラ215により磁気テープ212をキャプスタン21
3に押し当て、所定の速度で磁気テープ212を移送す
るように構成されている。リール駆動歯車217は巻取
リール208に形成された歯車部と噛み合うように構成
しており、内部にトルクリミッタ機構(マグネットクラ
ッチなどのクラッチ機構)を内蔵している。キャプスタ
ンモータ214の回転は、キャプスタンベルト218、
中継プーリ219、アイドラギヤ220を介してリール
駆動歯車217に伝えられ、巻取リール208を一定ト
ルクで巻取り駆動する。
【0004】しかしながら上記の構成では、記録再生を
行うにあたって、ピンチローラ215をキャプスタン2
13に所定力で圧着させる機構を必要とし、大幅なコス
トダウンを図るために機構を簡素化する上で制約になっ
ていた。また、ピンチローラ215をキャプスタン21
3に押し付けることにより生じるキャプスタン軸ロス
や、リール駆動歯車217のトルクリミッタ機構におけ
る摩擦ロスを発生するため、低消費電力化が困難である
という課題を有していた。
【0005】そこで、上記課題を解決するため、ピンチ
ローラ圧着機構が不要な方法として、特願平6−299
492号公報に示す巻取りテンション制御装置が挙げら
れる。この装置においては、ダイレクトドライブモータ
により駆動される第1キャプスタン及び第2キャプスタ
ンの間にローラを介在させる構成とし、テープテンショ
ンを利用してテープの駆動を行う。そして、キャプスタ
ンより遊星歯車装置を介してテープ巻取りをおこなうと
同時に、図11に示すように、遊星歯車装置を構成して
いる内歯車127の外周にテープテンションに応じた制
動力を制動部材128が与えることによりテンション制
御ループを形成しているものである。遊星歯車装置内部
においては、リテーナギヤに相当するリンク123を駆
動の入力源とし、遊星歯車124a,124bを経て太
陽歯車125に出力されるとともに、リンク123、内
歯車127及び太陽歯車125は同一方向に回転してい
る。リテーナギヤより入力されて太陽ギヤに出力される
遊星歯車装置として図11に示した構成は薄型化に非常
に有効なものである。
【0006】一方、近年据置型VTR等において、正逆
両方向のテープ走行安定性を確保するために、供給側と
巻取り側に独立したテンション検出手段を搭載してい
る。これはそれぞれ供給側及び巻取り側のリール台に制
動力を与えることができ、テープ走行方向に応じてその
テンション検出手段を電気的もしくは機械的にON/O
FFするように構成されているものである。
【0007】また、従来よりテープを駆動する際、供給
側リール及び巻取り側リールに選択的にキャプスタンの
駆動トルクを伝達する機構の一つとして、アイドラ機構
が挙げられる。アイドラ機構は摩擦等のクラッチを内蔵
しており、キャプスタンの回転方向に応じて容易に移動
することができるため、メカニズムのモード切り換え等
をおこなう際の入力手段として非常に有効な手段であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成においては、以下のような課題を有していた。 (1)特願平6−299492号公報における内歯車に
は制動部材による側圧が常時外周より作用しているた
め、内歯車を介して遊星歯車の回転軸のたわみが生じ
る。特に、図11に示すように薄型化実現上遊星歯車を
リテーナギヤ上に一端回転支持にさせる場合は、特にそ
のたわみ量が大きくなると同時に、太陽ギヤと遊星ギヤ
の噛み合い不良を招き、テープの巻取り不良及びテンシ
ョン制御不良を招く。 (2)供給側と巻取り側に独立したテンション検出手段
を搭載した場合、部品点数増によるコストアップの要因
となっていた。 (3)アイドラ機構をメカニズムのモード移行の入力源
とした時、アイドラ機構にはアイドラ自体以外に出力先
のメカニズムを移動させるためのクラッチトルクが余分
に必要であり、モード移行後は大きなロストルクとなる
ため、低消費電力化への妨げとなっていた。 (4)特願平6−299492号公報におけるアイドラ
機構作動時に、図12に示すように、内歯ラックに突入
するアイドラギヤの歯先と内歯ラックの歯先が当接した
場合、アイドラギヤがロック状態になる。そこで、それ
を回避するため、内歯ラックを可動させるもしくは内歯
ラックを弾性変形させる等の案が考えられるが、いずれ
もコストアップを招く。
【0009】本発明は上記した課題に鑑み、簡単でコス
トパフォーマンスのよい構成を備え、かつ、安定したテ
ープ走行を実現できる信頼性の高いテープ駆動装置を提
供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のテープ駆動装置は、第1の発明では、太陽ギ
ヤ、遊星ギヤ、リテーナギヤ及び内歯車よりなり、リテ
ーナギヤを入力源かつ太陽ギヤを出力源とする遊星歯車
装置を含み、リテーナギヤを回転駆動するモータと、巻
取り側テープテンション検出手段と、太陽ギヤで駆動さ
れるテープ巻取り手段と、テンション検出手段の出力に
応じて内歯車に直接作用する制動力を変化させる制動手
段と、リテーナギヤと一体的に回転するサブリテーナと
を設け、リテーナギヤとサブリテーナが遊星ギヤを両端
回転支持する構成を有している。
【0011】そして、第2の発明では、太陽ギヤ、遊星
ギヤ、リテーナギヤ及び内歯車よりなり、リテーナギヤ
を入力源かつ太陽ギヤを出力源とする遊星歯車装置を含
み、内歯車で駆動されるドラムギヤと、テンション検出
手段の出力に応じてドラムギヤに直接作用する制動力を
変化させる制動手段とを備えたものである。
【0012】また、第3の発明では、テープ張力に連動
する供給側テンションアーム及び巻取り側テンションア
ームと、内歯車への制動力可変手段と、供給側テンショ
ンアーム及び巻取り側テンションアームの回転変化量を
制動力可変手段に伝達する伝達手段と、巻戻しモード時
に巻取り側テンションアームと伝達手段の係合を解除す
る解除手段とを備え、供給側テンションアームは制動力
可変手段に遊嵌され、かつ巻戻しモード時のみ伝達手段
に係合するようにしたものである。
【0013】さらに、第4の発明では、第1の回転体
と、この第1の回転体を正逆自在に回転させる駆動手段
と、歯車部を有し、かつ第1の回転体に係合しながら第
1の回転体の外周上を供給側リール駆動位置(第1位
置)から巻取り側リール駆動位置(第2位置)まで往復
移動可能な第2の回転体と、第1位置と第2位置との間
で第2の回転体の歯車部に噛合することにより、第1の
回転体の駆動手段の回転付勢力を第1の回転体を介して
第2の回転体の公転力に変換する固定内歯部材とを備
え、固定内歯部材は第1の回転体の回転中心を中心とし
た略円弧形状を有していると共に、その両端歯のみ高歯
とするように構成したものである。
【0014】
【作用】本発明は、第1の発明の構成をとることによ
り、遊星ギヤはリテーナギヤ及びサブリテーナの両者に
より両端支持されることにより、たわみのない、円滑な
回転が実現できることとなる。また、第2の発明の構成
をとることにより、遊星歯車装置より独立したドラムギ
ヤが制動力を受けることとなり、遊星歯車装置内部での
ロストルクが発生しないこととなる。そして、第3の発
明の構成をとることにより、従来供給側と巻取り側の各
々に独立して設けていたテンション制御機構が一元化さ
れることになる。さらに、第4の発明の構成をとること
により、高歯部分で確実に第2の回転体と固定内歯部材
とが噛合することとなる。
【0015】
【実施例】以下本発明のテープ駆動装置の一実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、キャプスタン
及びローラの構成は、特願平6ー299492号公報と
同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0016】まず、図2により装置全体の概略を説明す
る。カセット1内の供給リール2より出た磁気テープ3
は、カセット1内に設けられたガイドローラ4a、4b
を経てカセット1外に引き出され、供給側テンションポ
スト20、ガイドポスト21を経て、カセット1の開口
部よりローディングして所定の位置に位置決めされたガ
イドポスト5及び傾斜ポスト6に巻き付いた後、回転シ
リンダ7へ至る。磁気テープ3は、回転シリンダ7に所
定の角度巻き付いた後、カセット1の開口部内よりロー
ディングして所定の位置に位置決めされた傾斜ポスト
9、ガイドポスト8及びガイドポスト8と同様にカセッ
ト1の開口部内よりローディングして所定の位置に位置
決めされたガイドポスト10を経て、ACヘッド11に
所定角度巻き付き、第1のキャプスタン12に至る。こ
こで、第1のキャプスタン12に対して平行に第2のキ
ャプスタン13を配置すると共に、両キャプスタンに所
定角度分磁気テープ3を巻き付けることができるように
ローラ14を設けている。磁気テープ3は第2のキャプ
スタン13を離れた後、巻取り側テンションポスト2
2、及びカセット1内のガイドローラ4c,4e,4d
を経て巻取りリール15に至る。巻取りリール15は、
外周に歯車部を有し、メイン基板90上に回動自在に設
けた巻取りリール駆動ギヤ18により巻取られる構成に
なっている。また、回転シリンダ7にはそれぞれ異なる
アジマス角度を持った磁気ヘッド16a,16bとフラ
イングイレースヘッド17が取り付けられ、それらを所
定の回転速度で回転させるモータ部(図示せず)を内蔵
している。
【0017】次に、巻取りリール駆動ギヤ18の駆動力
伝達機構を図1及び図3から図5を用いて説明する。全
ての部品はメイン基板90及びメイン基板90に固着さ
れたサブ基板91に搭載されている。第1のキャプスタ
ン12を回転させるダイレクトドライブモータ(以降、
DDモータと略す)19とサブ基板91に回動自在に設
けられた中継プーリ23とは伝達ベルト24で連結され
ている。中継プーリ23に形成した歯車部に噛合したリ
テーナギヤ25は、後述するアイドラアームボス34に
対して回動自在に設けたサブリテーナ26と螺子27に
よって一体化されており、よってリテーナギヤ25はア
イドラアームボス34回りに回動可能になっている。リ
テーナギヤ25とサブリテーナ26との間に位置する遊
星ギヤは、その回転軸部がリテーナギヤ25及びサブリ
テーナ26に回動自在に支持されていることにより、リ
テーナギヤ25及びサブリテーナ26に対して自転で
き、かつ、アイドラアームボス34に回動自在に設けた
太陽ギヤ29の回りに公転できるようになっている。遊
星ギヤは太陽ギヤ29及びサブ基板91上に植立した差
動軸30回りに回動自在に設けたリング31の内歯車部
32とに常時噛合している。このように、リテーナギヤ
25、リング31、太陽ギヤ29は各々独立した軸受部
を有している。また、アイドラアーム33にかしめられ
たアイドラアームボス34は、差動軸30を中心として
回動自在に設けられているとともに、アイドラアーム3
3の一端に設けられたアイドラギヤ軸35回りに回動自
在にアイドラギヤ36を設けている。アイドラギヤ36
は、太陽ギヤ29に常時噛合しており、第1キャプスタ
ンの回動方向によりメイン基板90に回動自在に設けた
供給リール台37のギヤ部と巻取りリール駆動ギヤ18
に噛合した中継ギヤ38とに選択的に噛合できるように
構成している。また、アイドラギヤ36はごく弱い付勢
力を持つ圧縮ばね39によりアイドラアーム33に押し
付けられている。さらに、アイドラギヤ36の歯車部に
噛合してアイドラギヤ36を太陽ギヤ29回りに公転す
るための内歯ラック40をサブ基板91上に設けてい
る。内歯ラック40は、差動軸30を中心とする内歯車
形状を有し、両端部分40aと両端以外の非突入部分4
0bとは歯形が異なっている。具体的には、内歯ラック
40の両端部分40a、及び非突入部分40bの歯の歯
先円直径をそれぞれφ2dr1、φ2dr2、差動軸30中
心からアイドラギヤ軸35までの距離をL1、アイドラ
ギヤ36の歯先円直径及び歯底円直径をそれぞれφ2d
gt、φ2dgbとすると、 L1+dgb<dr1<dr2<L1+dgt を満たすように設定している。つまり、アイドラギヤ3
6の内歯ラック40との係合量が両端部分40aでは非
突入部分40bよりも多くなっており、アイドラギヤ3
6が内歯ラック40に対して如何なる位相にて突入して
も、確実に両者が噛合できるように構成してある。従っ
て、アイドラギヤ36は圧縮ばね39の弱クラッチ力に
より供給リール台37のギヤ部もしくは巻取りリール駆
動ギヤ18の一方より離間し、両端部分40aに係合し
た後は内歯ラック40により公転力を与えられるように
なっている。
【0018】次に、磁気テープ3のテンション制御機構
の構成について説明する。バンドアーム41はサブ基板
91に植立したバンドアーム軸42回りに回動自在に設
けられるとともに、バンドアームばね43により図1で
反時計方向に付勢されている。また、バンドアーム41
に対して回動可能な一対のファスナ44a,44bには
制動バンド45が固着され、制動バンド45はリング3
1の外周に大きく(約230度)巻き付いている。この
ため、制動バンド45自体の弾性力による巻き付け角の
低下を防止するため、図3においてバンドアーム41が
反時計方向に回転したときに制動バンド45のリング3
1の外周巻き付け部のみが弛緩できるようにファスナガ
イドピン46a,46bをサブ基板91に設けている。
さらに、バンドアーム41はサブ基板91に対して回動
自在に設けた巻取り側テンションアーム47の係合ピン
48に係合可能になっている。そして、巻取り側テンシ
ョンアーム47には巻取り側テンションポスト22が植
立されている。この構成により、例えば、図3におい
て、磁気テープ3の巻取りテンションが大きくなって巻
取り側テンションポスト22が時計方向に回転すれば、
係合ピン48を介してバンドアーム41が反時計方向に
回転して制動バンド45のリング31への圧接力を減少
させることができるようになっている。加えて、図1に
おいて、メイン基板90上に回動自在に設けた供給側テ
ンションアーム49とバンドアーム41との間に連結ロ
ッド50を介在させており、連結ロッド50に設けた長
穴51に供給側テンションアーム49のフォロワピン5
2が遊嵌されている。一端に供給側テンションポスト2
0を設けた供給側テンションアーム49は供給側テンシ
ョンばね53により供給側テンションアーム軸54回り
反時計方向に常時付勢されていると共に、供給リール台
37に摩擦トルクを付与するテンションバンド55の一
端を保持している。テンションポストに与えられる磁気
テープ3のテンションがREW方向移送時よりもPLA
Y方向移送時が小さいことを利用して、供給側テンショ
ンアーム49のフォロワピン52はPLAY時には連結
ロッド50の長穴51の端面51aには当接せず、か
つ、REW時には磁気テープ3のテンションによってP
LAY時よりも時計方向に回転して長穴51の端面51
aに当接するように長穴形状及び供給側テンションばね
53の付勢力を設定してある。従って、REW時には供
給側テンションアーム49とバンドアーム41が連結ロ
ッド50を介して連結されるようになっている。なお、
巻取り側テンションポスト22の位置を制動バンド45
にて調整するための巻取り側調整ピース56をバンドア
ーム41に設けている。同様に、供給側テンションポス
ト20に対しては、供給側調整ピース57をメイン基板
90に設けている。
【0019】次に、アイドラアーム33に連動した巻取
り側テンションポスト22の係止機構およびソフトブレ
ーキ駆動機構について説明する。サブ基板91上に設け
たガイドボス58に回動自在に支持された反転アーム5
9には、駆動部59bと非駆動部59cとからなる係合
部59aが形成され、アイドラアーム33の一端に植立
したガイドピン60に係合していると共に、反転アーム
59は連結リンク61を介して係止アーム62に連結し
ている。連結リンク61は反転アーム59及び係止アー
ム62に対して回転自在に設けている。図1及び図5に
示すように、非駆動部59cはアイドラギヤ36が中継
ギヤ38もしくは供給リール台37にアイドラギヤ36
が噛合している時には差動軸30を中心とした略円弧と
なるような形状を有している。よって、図1のPLAY
態様及び図5のREW態様よりアイドラアーム33が反
転アーム59を回転させることはできるが、逆に、反転
アーム59はアイドラアーム33を回転させることはで
きないように構成している。また、アイドラアーム33
が図1もしくは図5に示す位置より回転してガイドピン
60が非駆動部59cより駆動部59bに係合する変曲
位置に達するときには、既にアイドラギヤ36と噛合し
ているように内歯ラック40の位置を規定している。係
止アーム62はサブ基板91上に回動自在に設けられ、
その一端は巻取り側テンションアーム47より突出した
係合ピン48に係合可能になっている。係止アーム軸6
3と同軸上にソフトブレーキアーム64が回動自在に設
けられ、ブレーキシュー65が巻取りリール駆動ギヤ1
8に添接できるように配置している。係止アーム62と
ソフトブレーキアーム64の間にはソフトブレーキばね
66が張架され、ソフトブレーキアーム64が巻取りリ
ール駆動ギヤ18に添接しない限り、両者は係止アーム
62の折曲部62aにて互いに当接している。このよう
に、反転アーム59と連結リンク61及び係止アーム6
2はいわゆるトグルの構成をとっている。
【0020】以上のように構成したテープ駆動装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、図1に示すPL
AYモードにおける各メカニズムの動作について説明す
る。
【0021】PLAYモードにおいて、磁気テープ3は
供給リール2より図1に示す経路で巻取りリール15に
至っている。図1において、第1のキャプスタン12及
び第2のキャプスタン13はDDモータ19により反時
計方向に回転して所定速度でテープを移送している。第
1のキャプスタン12の上記した回転により、伝達ベル
ト24及び中継プーリ23を介してリテーナギヤ25が
時計方向に回転している。遊星ギヤは反時計方向に自転
しながら差動軸30回り時計方向に公転している。その
内歯車部32が遊星ギヤに噛合しているリング31は、
時計方向に回転している。太陽ギヤ29も時計方向に回
転しており、圧縮ばね39によるクラッチ力により、ア
イドラアーム33は中継ギヤ38にアイドラギヤ36が
噛合する位置に静止している。アイドラギヤ36は図1
反時計方向に回転しており、中継ギヤ38を介して巻取
りリール駆動ギヤ18が反時計方向に回転して供給リー
ル2に磁気テープ3を巻取っている。一方、反転アーム
59はその係合部59aがアイドラアーム33上のガイ
ドピン60に当接、静止している。連結リンク61を介
して、係止アーム62も図1に示す位置に静止してお
り、巻取り側テンションアーム47上の係合ピン48と
は離間している。ソフトブレーキアーム64はソフトブ
レーキばね66の付勢力により、図1反時計方向に付勢
されながら、係止アーム62の折曲部62aに当接、静
止している。従って、ブレーキシュー65は巻取りリー
ル駆動ギヤ18より離間しており、巻取りリール駆動ギ
ヤ18へのブレーキ力は作用していない。テンション制
御機構に着目すると、巻取り側テンションポスト22
は、バンドアームばね43の付勢力によりバンドアーム
41、係合ピン48を介して、図3において反時計方向
のモーメントを与えていると同時に、所定角度分テンシ
ョンポストに巻き付いた磁気テープ3のテンションによ
り、図3時計方向のモーメントを与えられ、両モーメン
トにより釣合状態を保っている。PLAY時、例えば巻
取り側テンションポスト22でのテープテンションが大
きくなると、巻取り側テンションポスト22は図1反時
計方向に回転し、係合ピン48を介してバンドアーム4
1はバンドアーム軸42回り時計方向に回転してリング
31外周への制動バンド45による圧接力を低下するこ
とができる。したがって、太陽ギヤ29への出力トルク
が低下し、巻取りトルクが小さくなる。逆に、巻取りテ
ンションポストでのテンションが小さくなると、巻取り
側テンションポスト22は図1時計方向に回転し、バン
ドアーム41はバンドアームばね43の付勢力により反
時計方向に回転してリング31外周への圧接力を大きく
することができる。よって、太陽ギヤ29への出力トル
クが大きくなり、巻取りトルクを大きくすることができ
る。
【0022】次に、PLAYモードよりREW(RE
V)モードに移行するときの各メカニズムの動作につい
て説明する。REW釦を押すと、第1のキャプスタン1
2が図1で時計方向に逆転する。これにより、伝達ベル
ト24及び中継プーリ23を介してリテーナギヤ25が
反時計方向に回転する。遊星ギヤは時計方向に自転しな
がら差動軸30回り反時計方向に公転する。太陽ギヤ2
9は遊星ギヤの上記した回転により反時計方向に回転す
る。圧縮ばね39によるクラッチ力により、アイドラア
ーム33は差動軸30回り反時計方向に回転を開始す
る。アイドラアーム33に連動してアイドラギヤ36
は、中継ギヤ38より離間し、内歯ラック40の両端部
分40aに突入する。このときアイドラアーム33のガ
イドピン60は、反転アーム59の非駆動部59cに当
接したままである。従って、連結リンク61、係止アー
ム62、ソフトブレーキアーム64は静止したままであ
る。
【0023】その後、第1のキャプスタン12の時計方
向の回転に伴いアイドラアーム33が更に図1反時計方
向に回転すると、アイドラギヤ36は内歯ラック40の
高歯となっている両端部分40aに確実に噛合し、アイ
ドラギヤ軸35回り時計方向に自転を開始し、かつ、差
動軸30回りに反時計方向に公転する。このとき、アイ
ドラギヤ36に作用される公転力は圧縮ばね39による
クラッチ力以外に第1のキャプスタン12の駆動力が与
えられることとなる。一方、アイドラギヤ36の反時計
方向の公転にともない、反転アーム59はその駆動部5
9bにガイドピン60が係合することにより時計方向に
回転する。これにより、係止アーム62は連結リンク6
1を介して係止アーム軸63回りに反時計方向に回転す
る。係止アーム62に連動してソフトブレーキアーム6
4も反時計方向に回転し、ブレーキシュー65が巻取り
リール駆動ギヤ18に圧接する。ソフトブレーキばね6
6は常時ソフトブレーキアーム64を反時計方向に付勢
しているので、アイドラギヤ36が供給リール台37に
噛合するまで巻取りリール駆動ギヤ18への圧接は変わ
らない。アイドラアーム33の反時計方向の回転にとも
ない、係止アーム62の折曲部62aはソフトブレーキ
アーム64より離れてゆき、係止アーム62は巻取り側
テンションアーム47に植立した係合ピン48に係合す
る。従って、巻取り側テンションアーム47は時計方向
に回転し、係合ピン48とバンドアーム41との係合が
解除される。つまり、巻取り側テンションポスト22に
よるテンション制御が不能となる。そして、アイドラア
ーム33が図5に示す位置まで回転すると、ガイドピン
60は非駆動部59cに係合することとなる。
【0024】最後にREW時の各メカニズムの動作につ
いて説明する。供給側テンションばね53、及び長穴形
状の付勢力を前述したように設定しているので、供給側
テンションアーム49は時計方向に回転して、フォロワ
ピン52と長穴51の端面51aが係合する。従って、
供給側テンションアーム49が連結ロッド50を介して
バンドアーム41に連結することができるようになる。
例えば、供給側テンションポスト20でのテープテンシ
ョンが大きくなると、供給側テンションポスト20は時
計方向に回転し、連結ロッド50を左方向に移動させ
る。よって、バンドアーム41はバンドアーム軸42回
り時計方向に回転してリング31外周への制動バンド4
5による圧接力を低下することができる。一方、巻取り
側テンションアーム47は係止アーム62にて完全に係
止されているので、テンション制御の対象にはなってい
ない。
【0025】次に他の実施例について図8及び図9を用
いて説明する。前述の実施例と異なる点は、次の2点で
ある。 (1)制動バンド45をリング31とは異なる部材に巻
き付けた。 (2)リング31の軸受部をリテーナギヤ25の外周に
設けた。
【0026】具体的に述べると、ファスナ44a,44
bを介してバンドアーム41よりのびた制動バンド45
は、サブ基板91上に回動支軸を有するドラムギヤ67
に巻き付いている。ドラムギヤ67はリング31の外周
に設けた歯車部に常時噛合している。従って、リング3
1には制動バンド45からの側圧が直接作用しないよう
になっている。また、リテーナギヤ25の外周にリング
31の軸受部を設けたが、リング31には自身の回転ロ
スを除くラジアル方向の力が作用しないため、図9に示
す構成をとっても大きなロスにはならない。従って、遊
星歯車装置として非常に薄型化をも満たすことが可能と
なる。このように本構成においては、磁気テープ3のテ
ンション制御が巻取り側テンションポスト22(REW
時では供給側テンションポスト20)、バンドアーム4
1、制動バンド45を介してドラムギヤ67にて実現す
ることができる。ここで、リング31とドラムギヤ67
の歯数比を適切に設定することにより、テンション制御
性を更に向上させることができることは言うまでもな
い。
【0027】
【発明の効果】以上のように第1の発明では、太陽ギ
ヤ、遊星ギヤ、リテーナギヤ及び内歯車よりなり、リテ
ーナギヤを入力源かつ太陽ギヤを出力源とする遊星歯車
装置を含むテープ駆動装置であって、リテーナギヤ駆動
モータと、巻取り側テープテンション検出手段と、太陽
ギヤで駆動されるテープ巻取り手段と、テンション検出
手段の出力に応じて内歯車に直接作用する制動力を変化
させる制動手段と、リテーナギヤと一体的に回転するサ
ブリテーナとを設け、リテーナギヤとサブリテーナによ
り遊星ギヤが両端回転支持される構成にしたことによ
り、遊星歯車装置内部で、遊星ギヤがたわみなく、円滑
な回転が可能となるため、キャプスタンの消費電力の低
減が実現できると共に、テープの安定走行性が実現でき
る。
【0028】そして、第2の発明では、太陽ギヤ、遊星
ギヤ、リテーナギヤ及び内歯車よりなり、リテーナギヤ
を入力源かつ太陽ギヤを出力源とする遊星歯車装置を含
むテープ駆動装置であって、内歯車により駆動されるド
ラムギヤと、テンション検出手段の出力に応じてドラム
ギヤに直接作用する制動力を変化させる制動手段とを備
えたことにより制動手段による遊星歯車装置内部でのロ
ストルクが全く発生しないため、大幅な低消費電力化を
実現することができるだけでなく、遊星歯車装置をその
構成上積層させる必要がないため、薄型化に対して非常
に有効である。さらにキャプスタンの小径化に伴う装置
全体の小型・軽量化に貢献することができる。
【0029】また、第3の発明では、供給側のテープ張
力に応じて回転移動する供給側テンションアームと、巻
取り側のテープ張力に応じて回転移動する巻取り側テン
ションアームと、内歯車への印加制動力を変化させ得る
制動力可変手段と、供給側テンションアーム及び巻取り
側テンションアームに係合し、その回転変化量を制動力
可変手段に伝達する伝達手段と、巻戻しモード時に巻取
り側テンションアームと伝達手段の係合を解除する解除
手段とを備え、供給側テンションアームは制動力可変手
段に遊嵌され、かつ、供給側のテープ張力により巻戻し
モード時のみ伝達手段に係合するように構成したことに
より、従来供給側と巻取り側の各々に独立して設けてい
たテンション制御機構が一元化されると同時に、テープ
走行方向でテープ張力差が発生することを利用して制御
対象のテンションアームの切り換えを行っているため、
大きなコストダウン効果が得られる。
【0030】さらに、第4の発明では、第1の回転体
と、この第1の回転体を正逆自在に回転させる駆動手段
と、一対のリールの各々を回転駆動する供給側リール駆
動手段及び巻取り側リール駆動手段と、歯車部を有し、
かつ、第1の回転体に係合しながら第1の回転体の外周
上を供給側リール駆動手段に係合する第1位置と巻取り
側リール駆動手段に係合する第2位置との間を往復移動
可能な第2の回転体と、第2の回転体を正逆自在に回転
支持するとともに、第1位置と第2位置とに選択的に第
2の回転体を往復移動させる移動手段と、第1位置と第
2位置との間で歯車部に噛合することにより、駆動手段
の回転付勢力を第1の回転体を介して第2の回転体の公
転力に変換する固定内歯部材とを備え、固定内歯部材は
第1の回転体の回転中心を中心とした略円弧形状を有し
ていると共に、その両端歯のみ高歯とするように構成し
たことにより、高歯部分で首振り動作が確実に実現する
ため、信頼性の高い装置を提供することができ、その実
用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテープ駆動装置の全
体を示す平面図
【図2】同実施例のテープ走行系の概略を示す平面図
【図3】同実施例における図1の裏面図
【図4】同実施例の図1の主要部断面図
【図5】同実施例の巻戻し態様での平面図
【図6】同実施例のアイドラギヤと内歯ラックの噛合開
始時の関係を示す平面図
【図7】同実施例における図6のC部詳細図
【図8】本発明の他の実施例におけるテープ駆動装置の
平面図
【図9】同実施例における遊星歯車装置近傍の断面図
【図10】従来の磁気記録再生装置の平面図
【図11】従来の遊星歯車装置を用いたテープ駆動装置
の断面図
【図12】従来のアイドラギヤと内歯ラックの噛合開始
時の関係を示す平面図
【符号の説明】
18 巻取りリール駆動ギヤ 19 ダイレクトドライブモータ(DDモータ) 20 供給側テンションポスト 22 巻取り側テンションポスト 23 中継プーリ 24 伝達ベルト 25 リテーナギヤ 26 サブリテーナ 28 遊星ギヤ 29 太陽ギヤ 31 リング 33 アイドラアーム 36 アイドラギヤ 38 中継ギヤ 40 内歯ラック 41 バンドアーム 45 制動バンド 47 巻取り側テンションアーム 49 供給側テンションアーム 50 連結ロッド 59 反転アーム 62 係止アーム 64 ソフトブレーキアーム 67 ドラムギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽ギヤ、遊星ギヤ、リテーナギヤ及び
    内歯車より構成するとともに、前記リテーナギヤを入力
    源かつ前記太陽ギヤを出力源とする遊星歯車装置を含む
    テープ駆動装置であって、 所定回転数で前記リテーナギヤを回転駆動するモータ
    と、 巻取り側のテープ張力を検出するテンション検出手段
    と、 前記太陽ギヤにより駆動されるテープ巻取り手段と、 前記テンション検出手段の出力に応じて前記内歯車に直
    接作用する制動力を変化させる制動手段と、 前記リテーナギヤと一体的に回転するサブリテーナとを
    設け、前記リテーナギヤと前記サブリテーナにより前記
    遊星ギヤが両端回転支持されたことを特徴とするテープ
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 リテーナギヤの軸受け部と内歯車の軸受
    け部を回転軸の軸線方向に並設したことを特徴とする請
    求項1記載のテープ駆動装置。
  3. 【請求項3】 太陽ギヤ、遊星ギヤ、リテーナギヤ及び
    内歯車より構成するとともに、前記リテーナギヤを入力
    源かつ前記太陽ギヤを出力源とする遊星歯車装置を含む
    テープ駆動装置であって、 所定回転数で前記リテーナギヤを回転駆動するモータ
    と、 巻取り側のテープ張力を検出するテンション検出手段
    と、 前記太陽ギヤにより駆動されるテープ巻取り手段と、 前記内歯車により駆動されるドラムギヤと、 前記テンション検出手段の出力に応じて前記ドラムギヤ
    に直接作用する制動力を変化させる制動手段とを備えた
    ことを特徴とするテープ駆動装置。
  4. 【請求項4】 太陽ギヤ、遊星ギヤ、リテーナギヤ及び
    内歯車より構成するとともに、前記リテーナギヤを入力
    源かつ前記太陽ギヤを出力源とする遊星歯車装置を含む
    テープ駆動装置であって、 所定回転数で前記リテーナギヤを回転駆動するモータ
    と、 前記太陽ギヤにより駆動されるテープ巻取り手段と、 供給側のテープ張力に応じて回転移動する供給側テンシ
    ョンアームと、 巻取り側のテープ張力に応じて回転移動する巻取り側テ
    ンションアームと、 前記内歯車への印加制動力を変化させ得る制動力可変手
    段と、 前記供給側テンションアーム及び前記巻取り側テンショ
    ンアームに係合し、その回転変化量を前記制動力可変手
    段に伝達する伝達手段と、 巻戻しモード時に前記巻取り側テンションアームと前記
    伝達手段の係合を解除する解除手段とを備え、前記供給
    側テンションアームは前記制動力可変手段に遊嵌され、
    かつ、供給側のテープ張力により巻戻しモード時のみ前
    記伝達手段に係合することを特徴とするテープ駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の回転体と、この第1の回転体を正
    逆自在に回転させる駆動手段と、 一対のリールの各々を回転駆動する供給側リール駆動手
    段及び巻取り側リール駆動手段と、 歯車部を有し、かつ、前記第1の回転体に係合しながら
    前記第1の回転体の外周上を前記供給側リール駆動手段
    に係合する第1位置と前記巻取り側リール駆動手段に係
    合する第2位置との間を往復移動可能な第2の回転体
    と、 前記第2の回転体を正逆自在に回転支持するとともに、
    前記第1位置と前記第2位置とに選択的に前記第2の回
    転体を往復移動させる移動手段と、 前記第1位置と前記第2位置との間で前記歯車部に噛合
    することにより、前記第1の回転体の駆動手段の回転付
    勢力を前記第1の回転体を介して前記第2の回転体の公
    転力に変換する固定内歯部材とを備え、前記固定内歯部
    材は前記第1の回転体の回転中心を中心とした略円弧形
    状を有していると共に、その両端歯のみ高歯になってい
    ることを特徴とするテープ駆動装置。
JP7151587A 1995-06-19 1995-06-19 テープ駆動装置 Pending JPH097253A (ja)

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JP7151587A JPH097253A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 テープ駆動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016223517A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デンソー 動力伝達機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016223517A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社デンソー 動力伝達機構

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