JPH097035A - 現金自動支払いシステム - Google Patents

現金自動支払いシステム

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JPH097035A
JPH097035A JP7158926A JP15892695A JPH097035A JP H097035 A JPH097035 A JP H097035A JP 7158926 A JP7158926 A JP 7158926A JP 15892695 A JP15892695 A JP 15892695A JP H097035 A JPH097035 A JP H097035A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 設置済みの非純正なATMを利用しても、手
数料の負担をさせないシステムを提供する。 【構成】 顧客情報体挿入部と、顧客情報読取部と、出
金金額入力操作部と、明細票に印字する印字部とを備
え、入力された金額の出金と明細票の出力を行う現金自
動支払い装置を利用した、現金自動支払いシステムであ
って、読取顧客情報により、情報体が現金自動支払い装
置に対して、純正か否かを判別する判別部と、情報体が
非純正であると判別された場合に、入力された金額を、
情報体に対して非純正である第1ホストコンピュータを
介して、情報体に対して純正である第2ホストコンピュ
ータに伝達する手段と、判別部により、非純正と判断さ
れた場合には、残高から入力金額を差し引いた取引後残
高を、第1ホストコンピュータを介して現金自動支払い
装置に伝達可能に構成され、明細票に取引後残高の印字
を印字部により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャッシュカード等を
利用して出金を行うことのできる現金自動支払い装置
(以下、ATMという。)に関し、特に、他行ATMを
利用する顧客に対して、他行ATM利用手数料の負担を
させない技術に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる技術分野において、例えば、A銀
行の顧客がA銀行製のATMを利用して出金を行う場合
には、利用手数料を引かれることはないが、A銀行の顧
客がB銀行製のATMを利用して出金を行う場合には、
出金金額に加えて他行利用手数料(現在は、100円に
消費税を加えた103円である。)が残高から差し引か
れてしまう。なお、説明の便宜のため、上記A銀行又は
A銀行キャッシュカードに対するA銀行製のATMの組
合せを「純正」と言い、A銀行又はA銀行キャッシュカ
ードに対するB銀行製(A銀行以外の銀行)のATMの
組合せを「非純正」という。又、夫々の顧客を純正顧
客、非純正顧客という。
【0003】上記利用手数料を顧客に対して負担をさせ
ない方法として、純正なATMを数多く設置することが
考えられる。このようにすれば、顧客は利用手数料の支
払いを免れるためわざわざ遠くに設置してある純正なA
TMまで足を運ぶ機会が減り、近くに設置してある純正
なATMを利用する機会が多くなる可能性が高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ATM
を多数設置すれば、それだけATMの設置コストもかか
り、またそのメンテナンス等に要するコストもかなりの
ものとなる。そこで、本発明は純正なATMを数多く設
置することなく、既に設置済みの非純正なATMを利用
しても、顧客に対し利用手数料の負担をさせないシステ
ムを安価に提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、顧客情報が記憶された情報体を挿入可能
な挿入部と、前記情報体から顧客情報を読み取る読取部
と、出金金額を入力可能な入力操作部と、明細票に所定
の項目を印字する印字部とを備え、前記入力操作部で入
力された金額の出金と明細票の出力を行うことが可能な
現金自動支払い装置を利用した、現金自動支払いシステ
ムであって、その第1特徴構成は、前記読取部により読
み取った読取顧客情報により、前記情報体が前記現金自
動支払い装置に対して、純正か否かを判別する判別部
と、前記判別部により、前記情報体が非純正であると判
別された場合に、前記入力された金額を、前記情報体に
対して非純正である第1ホストコンピュータを介して、
前記情報体に対して純正である第2ホストコンピュータ
に伝達する手段と、前記判別部により、非純正と判断さ
れた場合には、取引前残高から前記入力金額を差し引い
た取引後残高を、前記第1ホストコンピュータを介して
前記現金自動支払い装置に伝達可能に構成され、前記明
細票に前記取引後残高の印字を前記印字部により行う点
である。
【0006】本発明の第2特徴構成は、前記読取部によ
り読み取った読取顧客情報により、前記情報体が前記現
金自動支払い装置に対して、純正か否かを判別する第1
判別部と、前記第1判別部により、前記情報体が非純正
であると判別された場合に、前記入力された金額を、前
記情報体に対して非純正である第1ホストコンピュータ
を介して、前記情報体に対して純正である第2ホストコ
ンピュータに伝達する手段と、前記読取顧客情報が所定
の条件を満たすか否かを判別する、前記第2ホストコン
ピュータに備えられた第2判別部と、前記第2判別部に
より、所定の条件を満たすと判断された場合には、取引
前残高から前記入力金額を差し引いた取引後残高を、前
記第1ホストコンピュータを介して前記現金自動支払い
装置に伝達する第1出金モードと、前記所定の条件を満
たさないと判断された場合には、取引前残高から前記入
力金額に特定の金額を加算した金額を差し引いた取引後
残高を、前記第1ホストコンピュータを介して前記現金
自動支払い装置に伝達する第2出金モードとが選択可能
に構成され、前記明細票に前記取引後残高の印字を前記
印字部により行う点である。
【0007】本発明の第3特徴構成は、上記第1又は第
2特徴構成において、前記第2ホストコンピュータに接
続された、複数の顧客情報からなる顧客リストが記憶さ
れている記憶装置と、前記複数の顧客情報のうち、特定
の種類の情報に基づいて、前記所定の条件が決定されて
いる点である。本発明の第4特徴構成は、上記第3特徴
構成において、前記特定の種類の情報は、顧客が所定の
期間内に出金を行った回数の情報である点である。
【0008】
【作用】本発明の第1及び第2特徴構成によれば、現金
自動支払い装置(以下、ATMと言う。)に対して純正
な第2ホストコンピュータにより、利用手数料を取引前
残高から差し引くかどうか否かを判別し、非純正な第1
ホストコンピュータでは上記判断をしなくてよい。つま
り、利用手数料を取るかどうかの判断を、他行のソフト
ウェアの変更をすることなく、当行のコンピュータのソ
フトウェアの変更のみで可能である。
【0009】本発明の第3特徴構成によれば、複数の顧
客情報のうち、特定の種類の情報に基づいて、所定の条
件が決定されるので、全ての非純正顧客に対して利用手
数料を差し引かなくて済む。本発明の第4特徴構成によ
れば、出金回数に基づいて所定の条件が決められるの
で、非純正ATMの利用回数が所定回数以上になると、
利用手数料の差し引きは行われない。
【0010】
【発明の効果】本発明の第1及び第2特徴構成によれ
ば、純正な第2ホストコンピュータのソフトウェアの変
更のみで、顧客に利用手数料を負担させないシステムを
行うことができる。つまり、後述する図5に示すよう
な、ほとんどの金融機関が加盟提携している金融機関ネ
ットキャッシュサービスのシステムの構成を全く変更す
る必要もなく、しかも、純正なATMを設置しなくて
も、非純正なATMを有効に活用できるので、ATMの
設置コストの削減を達成できる。
【0011】本発明の第3特徴構成によれば、全ての非
純正顧客に対して利用手数料を差し引かなくて済む。よ
って、利用手数料の負担コストを一定内に押さえること
ができる。本発明の第4特徴構成によれば、利用回数に
よって、上記負担コストを制限できるので、負担コスト
額の予想が容易なものとなる。
【0012】
【実施例】本発明の現金自動支払いシステム及び方法に
係る実施例を、図に基づいて詳細に説明する。図1は、
現金自動支払い装置として使用される、ATM1の外観
を示す。カード挿入部3にはキャッシュカード(以下、
単にカードという)10が挿入される。通帳挿入部4に
は預金通帳20が挿入される。取出し部5は現金を取り
出すための取り出し口である。表示画面2には、顧客が
ATMを操作しやすいように種々のメニューが表示され
るようになっている。カード10には、顧客情報が磁気
記録されたストライプ部10aを有する。預金通帳20
にも、同様に顧客情報が磁気記録されたストライプ部
(ただし、図1には示されていない。)を有している。
また、収容部6は複数の明細票25を収容し、この明細
票に印字部7において所定の項目が印字された後、AT
M外部に出力される。収容部6及び印字部7については
周知であるので、その詳細な構成は省略する。
【0013】図2乃至図4は表示画面2の表示例を示す
ものである。図2はメニュー(モード)選択表示例であ
る。このATMには7つの利用モードがあり、それぞれ
預金モード、通帳記入モード、振替モード、出金モー
ド、残高照会モード、カードローンモード、振込モード
である。表示画面2の表面には周知の薄型透明のタッチ
キー2a、2b,2c,2d,2e,2f,2gが備え
られており、顧客は利用したいモードが表示された箇所
を押圧すればよい。これらタッチキーが第1入力操作部
に該当する。表示の大きさとタッチキーの大きさはほぼ
一致するように設定される。
【0014】図3は、暗証番号を入力する際の表示画面
2である。0から9までの数字が表示された部分に対応
して、暗証番号を入力するための第2入力操作部である
タッチキー2hが設けられている。図4は、出金金額を
入力する際の表示画面2である。図3と同様に金額を入
力するための第2入力操作部であるタッチキー2hが設
けられている。タッチキーは表示画面上にマトリクス状
に配置された透明電極により構成されるものであり、第
1入力操作部と第2入力操作部とは一部が兼用された構
成となっている。第1、第2入力操作部の構成として
は、表示画面2の枠外に独立して設けられていてもよ
い。
【0015】図7は、記憶装置70に記憶されている顧
客リスト(顧客情報)の具体的内容である。顧客情報と
して、氏名、口座番号、銀行コード、支店コード、取引
残高、取引回数、カード種類情報、暗証番号等があげら
れる。図8は、ATMとホストコンピュータ(以下、単
にホストという。)60の概略図を示すものである。読
取部15はATMに挿入されたカード10や預金通帳2
0に記録されている顧客情報を読み取る。これらカード
10や預金通帳20にはストライプ状に情報が磁気記録
されており、これらカード10や預金通帳20は情報体
に該当する。上記記録された情報は、周知の磁気センサ
ー等によって、読み取られる。この記録された情報とし
ては、銀行コード、支店コード、科目、口座番号、暗証
番号(以下、顧客IDと言う。)、カード種類(キャッ
シュカード使用の場合のみ)などがある。カード種類情
報として、純正カードか非純正カードかの情報や、CD
カードかカードローンカードかクレジットカードかの情
報や、本人カードか代理人カードかの情報や、特定の種
類のカード(例えば、商品名:サーカスカード)か通常
のカードかの情報がある。
【0016】データ入力部16は、前述した暗証番号や
金額を入力するタッチキー2a〜2hが該当する。表示
部17は、前述の表示画面2が該当する。印字部18
は、明細票や預金通帳に所定の項目を印字するものであ
る。ATMからホスト70にはATM1のID、選択メ
ニュー番号、入力された出金金額、入力された暗証番
号、情報体から読み取った暗証番号、口座番号、銀行コ
ード、支店コード、カード種類情報等の情報が転送され
る。
【0017】次に、各銀行等の金融期間のホストと各A
TM(端末機)との間の、情報ネットワークについて図
5を基に説明する。第二地方銀行グループには、各銀行
がそれぞれ独自のホスト31a,31b,31c・・・
31nを備えており、更にその中のある銀行のホスト3
1aについては、多数のATM30a,30b,30
c,・・・30nと接続されている。又、第二地方銀行
以外の都市銀行グループについても同様にホスト41、
ATM40を備えてなる。その他金融機関のグループと
しては、地方銀行グループ51、信託銀行グループ、信
用組合グループ、労働金庫グループ等がある。
【0018】更に、各グループには、そのグループ内の
ホストを統轄するコンピュータがあり、例えば第二地方
銀行グループではSCSにおけるコンピュータ32であ
る。都市銀行グループでは、BANKSにおけるコンピ
ュータ42、地方銀行グループでは、ACSにおけるコ
ンピュータ52が該当する。更に又、これらのコンピュ
ータ32、42、52を統轄する、MICSにおけるセ
ンターコンピュータ80がある。
【0019】次に本発明に係る実施例の説明を行う。図
6で、非純正顧客がATMを利用して出金するケースの
概略を説明する。A銀行カード10を所有する顧客が、
B銀行ATM40aを利用して出金する場合、B銀行A
TM40aはカード10から顧客情報を読み取り、カー
ド10がB銀行製のものか否かを(純正か否かを)判別
する。カード10がA銀行製のものであると判別される
と、その情報を含めた所定の情報が、B銀行ホスト41
a(第1ホスト)を介してA銀行ホスト31a(第2ホ
スト)に伝達される。なお、カード10と併せて預金通
帳20を使用することもできる。ここで、B銀行ATM
40aからB銀行ホスト41aに情報は、ATMのI
D、選択メニュー番号、入力された出金金額、入力され
た暗証番号、及び情報体から読み取った暗証番号、口座
番号、銀行コード、支店コード、カード種類情報等(こ
れらをまとめて、以下、第1上り電文という。)があ
る。
【0020】さらに、B銀行ホスト41aからA銀行ホ
スト31aへは、第1上り電文に利用手数料情報等が付
加(これを、以下、第2上り電文という。)されて伝達
される。A銀行ホスト31aにて顧客情報を検索し、所
定の出金処理標準手順を行った後、A銀行ホスト31a
からB銀行ホスト41aを介してB銀行ATM40a
に、ATMのID、選択メニューコード、入力された出
金金額、入力された暗証番号、情報体から読み取った暗
証番号、口座番号、銀行コード、支店コード、カード種
類情報、利用手数料、残高情報等(これらをまとめて、
以下、下り電文という。)が伝達される。 なお、純正
顧客の場合には、電文のやり取りは、当然にB銀行AT
M40aとB銀行ホスト41aとの間でのみ行われる。
【0021】図6は、各コンピュータ間の情報伝達を簡
略化して説明するものであるが、これを図5によりもう
少し詳細に説明する。ここで、第二地方銀行31aの顧
客が、都市銀行41aのATMを利用して出金を行う場
合を説明する。第1上り電文はATM40aからホスト
41aへ伝達される(経路L1)。ホスト41aにて、
利用手数料情報が付加され、第2上り電文がBANKS
42、MICS80、SCS32、を介して第二地方銀
行のホスト31aへ伝達される(経路L2→L3→L4
→L5)。下り電文は、逆の経路をたどる(経路L5→
L4→L3→L2→L1)。
【0022】次に、本発明に係る実施例の作用を、図9
のフローチャートを基に説明する。ここで使用されるA
TMは、非純正なATMである。まず、初期状態ではA
TMの表示画面2は、図2のようなメニュー(モード)
選択表示画面となっている(ステップ#01)。次に、
顧客によるメニュー選択操作が行われる(ステップ#0
2)。出金を目的とする場合には、出金モードに対応し
たタッチキー2dを押圧操作する。メニュー選択がなさ
れると、利用モードが出金モードか否かを判別する(ス
テップ#03)。出金モードと判別されると、「カード
を入れよ」と言う指令が出され(ステップ#04)、表
示画面2上に「カードをお入れ下さい」と表示される。
ステップ#03で、出金モードではないと判別される
と、入金モードか否かを判別し所定の入金モード手順が
実行される。このように、利用モードに応じた所定のモ
ード手順が実行されるように構成される。図9では、出
金モードを選択した場合の手順の説明を行うものであ
る。
【0023】次に、顧客によりカード10が挿入部3か
ら挿入されると(ステップ#05)、「通帳を入れなけ
れば暗証番号を押せ」と言う指令が出され(ステップ#
06)、その旨が表示画面2上に表示される。なお、カ
ード10の挿入により、そのカード10に磁気記録され
た顧客情報を読取部15にて読み取る。カード10と併
せて預金通帳20も挿入された場合には(ステップ#0
7)、預金通帳20に磁気記録された顧客情報も読み取
られる。出金モードを利用する場合には、必ずしも預金
通帳20は必要でなく、カード10のみの使用で出金を
行うことができる。
【0024】顧客情報を読み取った後、「暗証番号を押
せ」と言う指令が出され(ステップ#08)、その旨が
表示画面2上に表示される。図3に示される、タッチキ
ー2hによる4桁の暗証番号がキーインされると(ステ
ップ#09)、「金額を押せ」と言う指令が出され(ス
テップ#10)、その旨が表示画面2上に表示される。
図4に示すように、タッチキー2hによる出金金額のキ
ーインを行う(ステップ#11)。以上の入力操作が終
了後、ATMにおいてカード10が純正か否かの判断を
行う(ステップ#12)。カード10が純正であると判
別された場合には、第1ホスト41aにて周知の出金処
理標準手順が実行され(ステップ#13)、後述のステ
ップ#19へ移行する。
【0025】カード10が純正でないと判断された場合
には、第1ホスト41aを介して第2ホスト31aに転
送する各種データを転送フィールドに設定する。転送デ
ータには、前述したごとく、ATMのID、選択メニュ
ー番号、入力された出金金額、入力された暗証番号、及
び情報体から読み取った暗証番号、口座番号、銀行コー
ド、支店コード、カード種類情報等の情報がある。各種
データの設定完了後、データはATMから第1ホスト4
1aを介して、第2ホスト31aへ転送される。この第
2ホスト31aは、カード10に対して純正である。以
下の処理、手順は第2ホスト31aで実行される。転送
されるデータは、前述した第1上り電文、第2上り電文
である。
【0026】データが転送されると、出金モードである
場合には、所定の出金処理標準手順による所定の処理が
なされる(ステップ#14)。この所定の処理は、周知
の手順である。この処理の終了後、顧客情報が所定の条
件を満たしているか否かを、第2判別部63にて判別す
る(ステップ#15)。
【0027】ここで、所定の条件として、例えば、1カ
月の間に5回以上の出金があったかどうかで判別する。
このような条件を設定することで、銀行が負担する利用
手数料の額を制限することができる。 1カ月間の出金
回数が5回以内であれば、その顧客の取引前残高から出
金金額を差し引いた額を取引後残高とする(ステップ#
16)。例えば、取引前残高が50000円として、出
金金額が30000円とすると、取引後残高を5000
0ー30000=20000円とするのである。この場
合、利用手数料を差し引かない旨を告知するための、告
知文言等の告知情報を設定してもよい(ステップ#1
8)。
【0028】尚、ステップ#15にて所定の条件を満た
していないと判別された場合には、次のような処理を行
う。例えば、1カ月間の出金金額が5回以上の、8回で
あれば、その顧客の取引前残高から出金金額と利用手数
料(103円)を差し引いた額を取引後残高とする(ス
テップ#17)。前述の例だと、取引後残高を5000
0ー30000ー103=19897円とする。なお、
図9には示していないが、利用モードが出金モードでは
なく、その他のモード、例えば、入金モードの場合には
所定の入金処理手順を行った後、第1ホスト41aから
ATMへ後述する所定のデータが転送された後、ステッ
プ#18へ移行する。その他の出金モード以外の場合も
同様である。
【0029】以上の動作が終了した後、第2ホスト31
aから第1ホスト41aを介して、ATMへとデータを
転送する。転送されるデータの内容は、ATMのID、
選択メニューコード、入力された出金金額、入力された
暗証番号、情報体から読み取った暗証番号、口座番号、
銀行コード、支店コード、カード種類情報、残高情報、
CD使用手数料、告知文言データ(下り電文)などであ
る。データの転送が行われると、預金通帳20に出金金
額、残高等の印字が行われる(ステップ#19)。
【0030】預金通帳20の印字が終了すると、図10
に示すような明細票25の印字を行う。ここで、印字さ
れる情報は、取引前残高である「50000」の数字2
5a、出金金額である「30000」の数字25b、取
引後残高である「20000」の数字25d、利用手数
料である「手数料」の文字とその額である「0」の数字
25cが印字される。「0」の数字から、顧客は利用手
数料が差し引かれなかったことを認識できる。即ち、こ
の「0」は告知情報である。
【0031】なお、この手数料の情報については必ずし
も印字する必要はなく、取引前残高と取引後残高のみの
印字としてもよい。即ち、ステップ#18は必ずしもな
くともよい。又、手数料として「103」と印字しても
よい。この場合、手数料の印字があるにも拘らず、取引
後残高には手数料が差し引かれていないため、顧客に対
して実際には手数料が差し引かれていないことを、告知
させることができる。尚、預金通帳20が挿入されてい
ない場合には、ステップ#19はなくデータ転送後直ち
にステップ#20へと移行する。
【0032】明細票25の印字が終了すると、「キャッ
シュカードを取れ」という指令が出され(ステップ#2
1)、その旨が表示画面2上に表示される。カード10
をカード挿入口3から抜き取ると(ステップ#22)、
「預金通帳を取れ」と言う指令が出され(ステップ#2
3)、その旨が表示画面2上に表示される。預金通帳2
0を通帳挿入口4から抜き取ると(ステップ#24)、
「現金と明細票を取れ」と言う指令が出され(ステップ
#25)、その旨が表示画面2上に表示される。顧客
が、現金と明細票25を抜き取ると(ステップ#2
6)、一連の動作は終了し初期状態に戻る(ステップ#
1の状態に戻る)。尚、預金通帳20を挿入していない
場合には、ステップ#23とステップ#24はなく、直
ちにステップ#22からステップ#25へと移行する。
【0033】[別実施例]以下、別実施例を列記する。
本発明では、自動現金支払い装置として、出金モードの
みならず、入金モードや振替モード等も利用できるAT
Mで説明したが、出金モードのみが利用できる自動現金
支払い装置(CD機)であってもよい。本発明では、利
用手数料として非純正ATM使用手数料として説明して
いるが、時間外使用手数料(午後6時以降のATM使用
や土曜日におけるATM使用に対する手数料)の場合で
も、応用が可能である。
【0034】本発明では、所定の条件として所定期間内
における出金回数としているが、これに限定されるもの
ではない。例えば、顧客を複数のグループに分け特定の
グループに属するか否かを所定の条件としてもよい。グ
ループ分けの方法としては、前述の純正顧客か非純正顧
客かにより分ける方法の他、特定会員(例えば、商品
名:レインボークラブ会員)であるか否かによって判別
してもよい。又、特定地域に設置されたATMか否かに
よって判別してもよい。所定の条件としては、1つだけ
でなく複数の条件を設定するように構成してもよい。
又、所定期間や所定出金回数の設定方法も種々変形例が
考えられる。
【0035】本発明における記憶装置40に記憶された
顧客リストは固定されたものではなく、常時その内容を
書き換えられるものである。例えば、預金口座を解約し
たような場合には、その顧客は顧客リストから消去され
るように構成される。
【0036】本発明では、告知情報として利用手数料の
額でもって説明しているが、これに限定されるものでは
ない。図10に示すように、星マーク25eのような図
形やその他符号でもよい。更に、印字される種々の文
字、数字等のうち特定の部分を色彩を変えて印字するも
のであってもよい。例えば、印字の基本色が黒色とし
て、図10の出金金額の箇所25bを赤色で印字しても
よい。
【0037】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現金自動支払い機の外観
【図2】本発明に係る表示画面の表示例1
【図3】本発明に係る表示画面の表示例2
【図4】本発明に係る表示画面の表示例3
【図5】本発明に係るシステムの全体図
【図6】本発明に係るシステムの概略図1
【図7】本発明に係る顧客リスト
【図8】本発明に係るシステムの概略図2
【図9】本発明に係る動作フローチャート
【図10】本発明に係る明細票出力例
【符号の説明】
1 ATM 2 表示画面 3 カード挿入部 4 通帳挿入部 5 取出し部 10 明細票 20 預金通帳 25 明細票 60 ホストコンピュータ 70 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客情報が記憶された情報体(10、2
    0)を挿入可能な挿入部(3、4)と、前記情報体(1
    0、20)から顧客情報を読み取る読取部(15)と、
    出金金額を入力可能な入力操作部(2h)と、明細票
    (25)に所定の項目を印字する印字部(7)とを備
    え、前記入力操作部(2h)で入力された金額の出金と
    前記明細票(25)の出力を行うことが可能な現金自動
    支払い装置(1)を利用した、現金自動支払いシステム
    であって、前記読取部(15)により読み取った読取顧
    客情報により、前記情報体(10、20)が前記現金自
    動支払い装置(1)に対して、純正か否かを判別する判
    別部(62)と、前記判別部(62)により、前記情報
    体(10、20)が非純正であると判別された場合に、
    前記入力された金額を、前記情報体(10、20)に対
    して非純正である第1ホストコンピュータ(41a)を
    介して、前記情報体(10、20)に対して純正である
    第2ホストコンピュータ(31a)に伝達する手段と、
    前記判別部(62)により、非純正と判断された場合に
    は、取引前残高から前記入力金額を差し引いた取引後残
    高を、前記第1ホストコンピュータ(31a)を介して
    前記現金自動支払い装置(1)に伝達可能に構成され、
    前記明細票(25)に前記取引後残高の印字を前記印字
    部(7)により行う現金自動支払いシステム。
  2. 【請求項2】 顧客情報が記憶された情報体(10、2
    0)を挿入可能な挿入部(3、4)と、前記情報体(1
    0、20)から顧客情報を読み取る読取部(15)と、
    出金金額を入力可能な入力操作部(2h)と、明細票
    (25)に所定の項目を印字する印字部(7)とを備
    え、前記入力操作部(2h)で入力された金額の出金と
    明細票(25)の出力を行うことが可能な現金自動支払
    い装置(1)を利用した、現金自動支払いシステムであ
    って、前記読取部(15)により読み取った読取顧客情
    報により、前記情報体(10、20)が前記現金自動支
    払い装置(1)に対して、純正か否かを判別する第1判
    別部(62)と、前記第1判別部(62)により、前記
    情報体(10、20)が非純正であると判別された場合
    に、前記入力された金額を、前記情報体(10、20)
    に対して非純正である第1ホストコンピュータ(41
    a)を介して、前記情報体(10、20)に対して純正
    である第2ホストコンピュータ(31a)に伝達する手
    段と、前記読取顧客情報が所定の条件を満たすか否かを
    判別する、前記第2ホストコンピュータ(31a)に備
    えられた第2判別部(63)と、前記第2判別部(6
    3)により、所定の条件を満たすと判断された場合に
    は、取引前残高から前記入力金額を差し引いた取引後残
    高を、前記第1ホストコンピュータ(41a)を介して
    前記現金自動支払い装置(1)に伝達する第1出金モー
    ドと、前記所定の条件を満たさないと判断された場合に
    は、取引前残高から前記入力金額に特定の金額を加算し
    た金額を差し引いた取引後残高を、前記第1ホストコン
    ピュータ(41a)を介して前記現金自動支払い装置
    (1)に伝達する第2出金モードとが選択可能に構成さ
    れ、前記明細票(25)に前記取引後残高の印字を前記
    印字部(7)により行う現金自動支払いシステム。
  3. 【請求項3】 前記第2ホストコンピュータ(31a)
    に接続された、複数の顧客情報からなる顧客リストが記
    憶されている記憶装置(70)と、前記複数の顧客情報
    のうち、特定の種類の情報に基づいて、前記所定の条件
    が決定されている請求項2に記載の現金自動支払いシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記特定の種類の情報は、顧客が所定の
    期間内に出金を行った回数の情報である請求項3に記載
    の自動現金支払いシステム。
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US6722562B2 (en) * 2000-11-27 2004-04-20 Roger E. Weiss Method for accurate and secure voting
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