JPH0940777A - ポリイミドシロキサンブロック共重合体、それを含むワニスおよびその使用方法 - Google Patents

ポリイミドシロキサンブロック共重合体、それを含むワニスおよびその使用方法

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JPH0940777A
JPH0940777A JP21143695A JP21143695A JPH0940777A JP H0940777 A JPH0940777 A JP H0940777A JP 21143695 A JP21143695 A JP 21143695A JP 21143695 A JP21143695 A JP 21143695A JP H0940777 A JPH0940777 A JP H0940777A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、接着性、電気特性の他に、溶媒溶解
性、成形性において優れた特性を有する新規ポリイミド
シロキサンブロック共重合体、それを含むワニス及びそ
の使用方法の提供。 【解決手段】 下記式(1)で示される構造を有する固
有粘度0.1〜3.0dl/gのポリイミドシロキサン
ブロック共重合体。この共重合体は、芳香族テトラカル
ボン酸二無水物とアルキル置換4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン誘導体と両末端にアミノ基を有するジメチ
ルシロキサンを原料として製造される。 【化1】 (但し、Arは、芳香族テトラカルボン酸残基、R1
よびR2 はそれぞれ水素原子または炭素数1〜3のアル
キル基を表す。但し同時に水素原子であることはない。
xおよびyは、それぞれx=1〜150、y=1〜30
の整数を表す。nは1〜100の整数を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規ポリイミドシロキ
サンブロック共重合体、それを含む被膜形成用ワニスお
よびそれを用いる使用方法に関する。さらに詳しくは、
本発明は、耐熱湿性と加工性が重視される電気電子部品
や工業部品の分野で有用性が発揮される樹脂であり、耐
熱性、接着性、耐摩耗性に優れており、電気絶縁材料、
各種成形材料、被覆材料、含浸材料等として有用な樹脂
である新規ポリイミドシロキサンブロック共重合体、そ
れを含む被膜形成用ワニスおよびその使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製品の小型化、多機能化に
伴い、LSIパッケージは、チップの大型化にもかかわ
らず、薄型化、多ピン化する傾向にある。これに伴っ
て、耐熱性、接着性、成形性、電気特性に優れた高分子
材料の開発が望まれており、種々の提案がなされてい
る。耐熱性高分子材料として広く一般的に知られている
ものとして、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等があげ
られ、耐熱性の他に耐衝撃性、機械特性、耐溶剤性にも
優れ、高分子電子材料として注目されてきた。しかし、
成形性、接着性、吸湿性、誘電性等に難点があるため、
低吸湿性、低誘電性であるシロキサン等のエラストマー
と複合化することが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂は、エラ
ストマーとの相溶性が低いため複合化が難しいばかりで
なく、所望の組成で合成した樹脂の溶解性も悪くなり、
被膜としての使用に難点があった。したがって、高分子
電子材料として用いる場合、耐熱性、接着性、電気特性
の他に、溶媒溶解性、成形性等の全てにおいて、優れた
特性を有する高分子材料の実現が望まれている。したが
って、本発明の目的は、上記特性を満足し、高信頼性を
示す高分子材料として有用なポリイミドシロキサンブロ
ック共重合体を提供することにある。本発明の他の目的
は、上記のポリイミドシロキサンブロック共重合体を含
む被膜形成用ワニスおよび該ワニスの使用方法を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の技
術に於ける上述問題点を解決するために種々検討を行っ
た結果、本発明を完結するに至った。本発明のポリイミ
ドシロキサンブロック共重合体は、芳香族テトラカルボ
ン酸二無水物と4,4′−ジアミノジフェニルメタン誘
導体とから形成されるポリイミド構造単位とジアミノジ
メチルシロキサン構造単位とよりなるブロック共重合体
であって、固有粘度0.1〜3.0dl/g、好ましく
は0.2〜2.0dl/gの下記一般式(1)で示され
る構造を有することを特徴とする。
【化2】 (但し、Arは芳香族テトラカルボン酸残基、R1 およ
びR2 は、それぞれ水素原子、または炭素数1〜3のア
ルキル基を表す。ただし、それらは同時に水素原子であ
ることはない。xおよびyは、それぞれx=1〜15
0、y=1〜30の整数を表す。nは1〜100の整数
を表す。)
【0005】本発明の被膜形成用ポリイミドシロキサン
ブロック共重合体ワニスは、上記一般式(1)で示され
るポリイミドシロキサンブロック共重合体を有機溶媒に
溶解させてなり、粘度が100〜50,000センチポ
イズの範囲にあることを特徴とする。
【0006】また、本発明の使用方法は、上記のポリイ
ミドシロキサンブロック共重合体ワニスを適当な基体に
塗布し、乾燥させることを特徴とする。本発明の使用方
法において、基体として、導電回路が形成されているも
のを用いた場合、導電回路の保護膜または絶縁膜を形成
することができる。また、本発明の使用方法の他の一つ
は、パターン状被膜を形成するものであって、上記の被
膜形成用ポリイミドシロキサンブロック共重合体ワニス
を適当な基体に塗布し、乾燥させ、アルカリ水溶液など
の塩基性のエッチング液によってエッチングしてパター
ンを形成することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明のポリイミドシロキサンブロ
ック共重合体は、公知の一般的な方法によって容易に製
造することができる。すなわち、芳香族テトラカルボン
酸二無水物と4,4′−ジアミノジフェニルメタン誘導
体とを、反応溶媒中で室温から60℃の間で加熱して下
記一般式(2)で示されるポリアミド酸を製造した後、
下記一般式(3)で示されるジアミノジメチルシロキサ
ンを加えてこのポリアミド酸と反応させ、ブロック共重
合化したポリアミド酸を製造し、さらに150〜250
℃で30分ないし5時間程度加熱してイミド閉環させ、
反応物をメタノール等の貧溶媒に投入することにより合
成することができる。
【化3】 (式中、Ar、R1 、R2 、x、nは前記と同意義を有
する。)
【0008】本発明において使用される芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物としては、例えばピロメリット酸二無
水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、3,3′,4,4′−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物、2,3,3′,4′−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ナフタ
レンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフ
タレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナ
フタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10
−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、
2,2′−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロ
パン二無水物、1,1′−ビス(2,3−ジカルボキシ
フェニル)エタン二無水物、ベンゼン−1,2,3,4
−テトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−アント
ラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8−フ
ェナントレンテトラカルボン酸二無水物等をあげること
ができるが、これらに限定されるものではない。また、
これらを単独または複数併用してもよい。
【0009】これらの芳香族テトラカルボン酸二無水物
のなかでも、3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物は、熱的特性や電気的特性を低下させ
ることなく著しく溶媒溶解性を改善するので好ましく使
用される。この二無水物を使用すると、ポリイミドシロ
キサンブロック共重合体の耐熱性、耐湿性を犠牲にする
ことなく加工性の向上がはかられ、さらに電気的特性が
最も優れたポリイミドシロキサンブロック共重合体が得
られる。
【0010】本発明において用いられる4,4′−ジア
ミノジフェニルメタン誘導体としては、例えば、ビス
(4−アミノ−3−メチルフェニル)メタン、ビス(4
−アミノ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス
(4−アミノ−3−エチルフェニル)メタン、ビス(4
−アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタン、
ビス(4−アミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタ
ン、ビス(4−アミノ−3−プロピルフェニル)メタ
ン、ビス(4−アミノ−3,5−ジプロピルフェニル)
メタン、ビス(4−アミノ−3−イソプロピルフェニ
ル)メタン、ビス(4−アミノ−3,5−ジイソプロピ
ルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ−2,3−ジメ
チルフェニル)メタン、ビス(4−アミノ−2,5−ジ
メチルフェニル)メタン等があげられるが、これらに限
定されるものではない。また、これらを単独または複数
併用してもよい。
【0011】これらの中でも、特に好適な4,4′−ジ
アミノフェニルメタン誘導体としては、ビス(4−アミ
ノ−3,5−ジメチルフェニル)メタン、ビス(4−ア
ミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタン、ビス(4−
アミノ−3−エチル−5−メチルフェニル)メタンの3
種のジアミンをあげることができる。これらのジアミン
を単独または複数個併用すると、ポリイミドシロキサン
ブロック共重合体の耐熱性等の熱的特性や電気的特性を
低下させることなく著しく溶媒溶解性が改善され、加工
性の向上をはかることができる。
【0012】本発明において、上記芳香族テトラカルボ
ン酸二無水物と4,4′−ジアミノジフェニルメタン誘
導体との加熱により形成されるポリアミド酸は、x=1
〜150にあることが必要であり、、好ましくは1〜5
0の範囲に設定される。yの値が150を越えると、製
膜性不良等の樹脂の加工上問題を生じやすい。
【0013】また、上記ポリイミド酸と反応させる発明
に用いられるジアミノジメチルシロキサンは、シロキサ
ン結合の繰り返し単位がnが1〜100のアミノプロピ
ル末端を有するジアミノジメチルシロキサンであるが、
その中でも、本発明に特に好適なジアミノジメチルシロ
キサンは、nが1〜17の範囲のものである。nの値が
100を越えると、溶剤への溶解性が悪くなり、使用上
問題が生じる。
【0014】ポリイミドシロキサンブロック共重合体の
合成に際して用いられる反応溶媒としては、例えば、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルカ
プロラクタム、ジメチルスホキシド、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリジノン、テトラメチル尿素、ピリジ
ン、ジメチルスルホン、ヘキサメチルリン酸トリアミド
−m−クレゾール等があげられる。
【0015】必要に応じて、これら以外の溶媒を反応系
中に添加して、ポリアミド酸を生成させてもよい。例え
ば、アミド酸生成反応を阻害しない程度の低極性有機溶
剤である炭素数10以下の低級炭化水素系有機溶剤、環
状炭化水素系有機溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族系有機溶剤、あるいはテトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサン、ジグライム等のエーテル系有機溶
剤を反応系中に添加することができる。この際、イミド
閉環触媒として、p−トルエンスルホン酸等のプロトン
酸、無水酢酸等の脱水剤を使用することができる。
【0016】本発明において、上記反応条件下、芳香族
テトラカルボン酸二無水物のモル数に対し、4,4′−
ジアミノフェニルメタン誘導体とジアミノジメチルシロ
キサンの合計モル数が等しい場合には、高重合度のポリ
イミド共重合体が得られる。また、いずれか一方の成分
を過剰に使用して平均重合度の小さいものを得ることも
できる。
【0017】本発明において、ジアミノジメチルシロキ
サンの使用割合は任意に設定することができるが、ジア
ミン化合物全体量の5〜10モル%であり、かつ最終反
応物中に含まれてくるジメチルシロキサン構造単位の含
有量が5〜15重量%となるような範囲で使用するのが
好ましい。本発明のポリイミドシロキサンブロック共重
合体において、ジメチルシロキサン構造単位の含有量が
5〜15重量%の範囲にある場合には、耐熱性、加工性
を犠牲にすることなく、耐湿性、接着性を付与でき、さ
らに電気特性の向上をはかることができる。
【0018】上記のようにして製造される本発明のポリ
イミドシロキサンブロック共重合体は、y=1〜30、
好ましくは1〜20の範囲であって、固有粘度(樹脂濃
度:0.5g/dlのジメチルアセトアミド溶液の30
℃における測定値を意味する)が、0.1〜3.0dl
/gの範囲にあることが必要であり、好ましくは0.2
〜2.0dl/gの範囲に設定される。固有粘度が0.
1dl/gより低い場合には十分な被膜が得られなくな
り、また、3.0dl/gより高い場合には加工性が悪
くなり、使用上の問題が発生する。
【0019】本発明の上記ポリイミドシロキサンブロッ
ク共重合体は、優れた溶剤溶解性を有しており、例え
ば、クロロホルム、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ノン等の低沸点溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等
のアミド系溶媒に可溶であり、高溶解性であるという特
徴を有している。また、本発明のポリイミドシロキサン
ブロック共重合体は、優れた耐熱性、接着性、溶剤溶解
性、成形性、電気特性を有している。
【0020】本発明のポリイミドシロキサンブロック共
重合体は、上記の優れた性質を有するため、被膜形成材
料として非常に有用である。例えば、本発明のポリイミ
ドシロキサンブロック共重合体を有機溶剤、例えば、
N,N−ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン等
に溶解し、必要に応じて、他の樹脂または顔料等を添加
して得た塗布液は、被膜形成用ワニスとして好ましく使
用することができる。本発明において、被膜形成用ワニ
スは、その溶液粘度が100〜50,000センチポイ
ズ(cp)の範囲になるように調整するのが好ましい。
溶液粘度が100cpより低くなると十分な被膜が得ら
れなくなり、50,000cpより高くなると加工性が
悪化する。上記の溶液粘度範囲になるように調整した塗
布液よりなる被膜形成用ワニスを、基体の上に塗布し、
乾燥することによって、耐熱フィルム、耐熱塗膜、耐熱
接着剤膜等の被膜を形成することができる。
【0021】基体としては、特に限定されるものではな
く、ガラス、アルミニウム板などの金属板、プラスチッ
ク材料、FRPの如き複合材料等があげられる。基体と
してアルミニウム板を用いた場合には、被膜形成用ワニ
スの接着性が優れたものになるので好ましい。また、基
体としては、プラスチック基材上に電気回路が形成され
たものを用いることもできる。その場合、本発明の被膜
形成用ワニスによって形成される被膜は、保護膜あるい
は絶縁膜として作用するものとなる。
【0022】本発明のポリイミドシロキサンブロック共
重合体は、必要に応じて顔料、染料、導電性無機物、無
機繊維類、有機繊維類、ワックス類等の離型剤、難燃化
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、無機化合
物類、有機化合物類、他の樹脂などの添加剤と混合して
使用することもできる。
【0023】また、本発明のポリイミドシロキサンブロ
ック共重合体は、NaOH、KOH等のアルカリ水溶
液、ヒドラジン溶液、エチレンジアミン等のアミン系溶
剤等の塩基性のエッチング液で容易にエッチングが可能
であるので、パターン状の被膜を形成するのに有用であ
る。特に高精度、且つ高い信頼性を示す半導体チップ周
辺に使用する回路板材料として有用である。例えば、上
記ポリイミドシロキサンブロック共重合体を適当な有機
溶剤に溶解して得られた被膜形成用ワニスを、半導体等
の適当な基板上に塗布し、乾燥させて被膜を形成した
後、フォトレジスト材料により感光層を形成し、露光
し、現像液で現像して未露光部分を溶出、除去し、次い
で、塩基性のエッチング液でレジスト像が形成されてい
ない部分の被膜をエッチングにより除去し、さらにレジ
スト像の部分の感光層を剥離除去することによって、パ
ターン状被膜を形成することができる。形成されたパタ
ーン状被膜は、耐熱性、電気絶縁性に優れており、半導
体チップ周辺に使用する絶縁膜として利用することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下に、実施例をあげて本発明を詳細に述べ
るが、本発明はこれのみによって限定されるものではな
い。 実施例1 300mlの三口丸底フラスコ中に、ビス(4−アミノ
−3−エチル−5−メチルフェニル)メタン5.649
g(20.0ミリモル)、N−メチル−2−ピロリドン
35mlを加え、乾燥窒素雰囲気下5℃で、3,3′,
4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物6.3
04g(21.4ミリモル)を粉体のまま徐々に添加
し、40℃で3時間反応させ、ポリアミド酸(x=1
5)を調製した。その後、両末端にアミノ基を有するジ
メチルシロキサンオリゴマー(信越シリコーン社製、X
22−161AS、n=10)1.305g(1.4ミ
リモル)をテトラヒドロフラン35mlに溶解し、反応
系中に添加し、40℃でさらに3時間反応させた。この
反応溶液にピリジン5.1g、無水酢酸6.6gを加
え、80℃で2時間イミド閉環反応を行った。反応終了
後、2リットルのメタノール中にポリマー溶液を注ぎ入
れ、ポリマーを析出させた。濾過後、熱メタノール中で
ポリマーを洗浄し、未反応のオリゴマー類を除去した。
濾過後、真空乾燥し、収率98.0%で、シロキサン含
有量が10重量%である本発明のポリイミドシロキサン
ブロック共重合体(y=10)を得た。このポリイミド
シロキサンブロック共重合体のE型粘度計による粘度値
は、N−メチル−2−ピロリドン中、ポリマー溶液濃度
10重量%、25℃において、4,600cpであっ
た。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測定し構
造を確認したところ、1720cm-1付近にイミドカル
ボニル基の吸収、2840cm-1にケイ素原子上の置換
基であるメチル基の吸収基が、1010〜1100cm
-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められ、目的の化
合物であることが確認された。
【0025】実施例2 300mlの三口丸底フラスコ中に、ビス(4−アミノ
−3,5−ジエチルフェニル)メタン6.210g(2
0.0ミリモル)、N−メチル−2−ピロリドン40m
lを加え、乾燥窒素雰囲気下5℃で、3,3′,4,
4′−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物
8.234g(23.0ミリモル)を粉体のまま徐々に
添加し、40℃で3時間反応させ、ポリアミド酸(x=
10)を調製した。その後、両末端にアミノ基を有する
ジメチルシロキサンオリゴマー(東芝シリコーン社製、
TSL9306、n=1)0.746g(3.0ミリモ
ル)をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、反応系中
に添加し、40℃でさらに3時間反応させた。この反応
溶液にキシレン30mlを加え、190℃で3時間脱水
閉環反応を行い、簡易水分定量器(トの字管と茄子型フ
ラスコを組み合わせた物)により、共沸する水を定量し
た。反応終了後、2リットルのメタノール中にポリマー
溶液を注ぎ入れ、ポリマーを析出させた。濾過後、熱メ
タノール中でポリマーを洗浄し、未反応オリゴマー類を
除去した。濾過後、真空乾燥し、収率98.0%で、シ
ロキサン含有量が5重量%である本発明のポリイミドシ
ロキサンブロック共重合体(y=20)を得た。このポ
リイミドシロキサンブロック共重合体のE型粘度計によ
る粘度値は、N−メチル−2−ピロリドン中、ポリマー
溶液濃度10重量%、25℃において、3,200cp
であった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を測
定し構造を確認したところ、1720cm-1付近にイミ
ドカルボニル基の吸収、2845cm-1にケイ素原子上
の置換基であるメチル基の吸収基が、1010〜110
0cm-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められ、目
的の化合物であることが確認された。
【0026】実施例3 300mlの三口丸底フラスコ中に、ビス(4−アミノ
−3,5−ジメチルフェニル)メタン5.088g(2
0.0ミリモル)、N−メチル−2−ピロリドン35m
lを加え、乾燥窒素雰囲気下5℃で、3,3′,4,
4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物6.7
66g(21.0ミリモル)を粉体のまま徐々に添加
し、40℃で3時間反応させ、ポリアミド酸(x=2
0)を調製した。その後、両末端にアミノ基を有するジ
メチルシロキサンオリゴマー(東レ・ダウコーニング・
シリコーン社製、BY16−853、n=約15)1.
30g(1.0ミリモル)をテトラヒドロフラン35m
lに溶解し、反応系中に添加し、40℃でさらに3時間
反応させた。この反応溶液にピリジン5.0g、無水酢
酸6.4gを加え、80℃で2時間イミド閉環反応を行
った。反応終了後、2リットルのメタノール中にポリマ
ー溶液を注ぎ入れ、ポリマーを析出させた。濾過後、熱
メタノール中でポリマーを洗浄し、未反応オリゴマー類
を除去した。濾過後、真空乾燥し、収率98.5%で、
シロキサン含有量が10重量%である本発明のポリイミ
ドシロキサンブロック共重合体(y=5)を得た。この
ポリイミドシロキサンブロック共重合体のE型粘度計に
よる粘度値は、N−メチル−2−ピロリドン中、ポリマ
ー溶液濃度10重量%、25℃において、4,900c
pであった。また、IRスペクトル(KBr錠剤法)を
測定し構造を確認したところ、1725cm-1付近にイ
ミドカルボニル基の吸収、2855cm-1にケイ素原子
上の置換基であるメチル基の吸収基が、1010〜11
00cm-1にシロキサン骨格に基づく吸収が認められ、
目的の化合物であることが確認された。
【0027】実施例4 実施例1、2または3で合成したポリイミドシロキサン
ブロック共重合体を用い、N,N−ジメチルアセトアミ
ド溶液よりなる溶液粘度1500cpのワニスを調製し
た。このポリマー溶液よりなるワニスをガラス板にキャ
スト法により塗布し、真空乾燥器により溶媒を除去した
ところ、透明な膜が得られた。実施例1のポリイミドシ
ロキサンブロック共重合体のガラス転移温度:Tgは2
80℃、空気中での熱分解開始温度:Tdは340℃、
周波数100KHzにおける室温での誘電率:ε′は
2.7、吸湿率は0.3%であった。また、実施例2の
ポリイミドシロキサンブロック共重合体のTgは310
℃、Tdは350℃、ε′は3.1、吸湿率は0.4%
であり、実施例3のポリイミドシロキサンブロック共重
合体のTgは270℃、Tdは330℃、ε′は3.
0、吸湿率は0.4%であった。
【0028】実施例5 実施例1、2または3で合成したポリイミドシロキサン
ブロック共重合体を用い、それぞれN−メチル−2−ピ
ロリドン溶液よりなる溶液粘度1000cpのワニスを
調製した。配線を形成済みの導電回路上およびアルミ板
上に上記のワニスをスピンコータを用いて塗布し、15
0℃で1時間、200℃で30分間熱処理して、膜厚1
〜5μmの薄膜を形成した。その上に、環化ゴムネガ型
フォトレジスト(OMR83、東京応化工業社製)をス
ピンコータを用いて塗布し、90℃で20分間乾燥し
て、1μmのレジスト薄膜を形成した。この薄膜にフォ
トマスクを密着し、該フォトマスクを通して、露光(5
mJ/cm2 ×5秒)した。露光後、上記薄膜を現像液
(OMR現像液、東京応化工業社製)に20℃で2分間
浸漬することによって、薄膜の未露光部分を溶出、除去
した。次に、フォトレジスト被膜に覆われていない上記
ポリイミドシロキサンブロック共重合体膜の露出部分
を、ヒドラジン一水和物とエチレンジアミン(7:3)
の混合液に30℃の温度下で5分間浸漬することによっ
てエッチングした。エッチング処理後、フォトレジスト
被膜で覆われている上記ポリイミドシロキサンブロック
共重合体薄膜を、レジスト剥離液(S−502、東京応
化工業社製)に浸漬して、フォトレジスト被膜を剥離除
去した。このフォトレジスト被膜の除去後、200℃で
30分程度熱処理して、ポリイミドシロキサンブロック
共重合体薄膜からなるパターン形成物を得た。得られた
ポリイミドシロキサンブロック共重合体薄膜からなるパ
ターン形成物は、いずれも、シャープなエッジをもつ鮮
明なパターンであることを確認した。また、このパター
ン形成物は250℃まで加熱してもパターンの変形はな
かった。
【0029】
【発明の効果】本発明のポリイミドシロキサンブロック
共重合体は、溶媒溶解性、更には他の樹脂との相溶性が
改善され、耐熱性および加工性に優れたものであるばか
りでなく、低い吸湿率と低い誘電率を有し、かつ接着性
が優れている。また、本発明のポリイミドシロキサンブ
ロック共重合体は、被膜形成性を有し、接着性が優れて
いるばかりでなく、可撓性が高く、基板への追従性が高
いので、基体の熱的変化や基体表面の凹凸等への追従性
に優れ、強固な被膜を形成することが可能である。した
がって本発明のポリイミドシロキサンブロック共重合体
は、電気絶縁材料、被覆材料および電子部品等の分野で
極めて有用な材料である。すなわち、本発明のポリイミ
ドシロキサンブロック共重合体を用いて形成された被膜
は、低い誘電率、高い絶縁性を有するので、導電回路の
保護膜または絶縁膜として有用である。さらにまた、被
膜は塩基性のエッチング液でエッチング可能であるの
で、パターン化した被膜を形成することが可能であり、
回路板等の作製に有用である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族テトラカルボン酸二無水物と4,
    4′−ジアミノジフェニルメタン誘導体とから形成され
    るポリイミド構造単位とジメチルシロキサン構造単位と
    よりなるブロック共重合体であって、下記一般式(1)
    で示される構造を有する固有粘度0.1〜3.0dl/
    gのポリイミドシロキサンブロック共重合体。 【化1】 (但し、Arは芳香族テトラカルボン酸残基、R1 およ
    びR2 は、それぞれ水素原子、または炭素数1〜3のア
    ルキル基を表す。ただし、それらは同時に水素原子であ
    ることはない。xおよびyは、それぞれx=1〜15
    0、y=1〜30の整数を表す。nは1〜100の整数
    を表す。)
  2. 【請求項2】 芳香族テトラカルボン酸二無水物が、
    3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無
    水物であることを特徴とする請求項1記載のポリイミド
    シロキサンブロック共重合体。
  3. 【請求項3】 4,4′−ジアミノジフェニルメタン誘
    導体が、ビス(4−アミノ−3,5−ジメチルフェニ
    ル)メタン、ビス(4−アミノ−3,5−ジエチルフェ
    ニル)メタンおよびビス(4−アミノ−3−エチル−5
    −メチルフェニル)メタンから選択される1種またはそ
    れ以上よりなることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のポリイミドシロキサンブロック共重合体。
  4. 【請求項4】 ジメチルシロキサン構造単位のシロキサ
    ン結合の繰り返し単位が1〜17の範囲であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のポ
    リイミドシロキサンブロック共重合体。
  5. 【請求項5】 ポリイミドシロキサンブロック共重合体
    におけるジメチルシロキサン構造単位の含有量が5〜1
    5重量%であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載のポリイミドシロキサンブロック共
    重合体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のポリイミドシロキサンブロック共重合体を有機溶媒
    に溶解させてなり、粘度が100〜50,000センチ
    ポイズの範囲にあることを特徴とする被膜形成用ポリイ
    ミドシロキサンブロック共重合体ワニス。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のポリイミドシロキサン
    ブロック共重合体ワニスを、基体に塗布し、乾燥させる
    ことを特徴とするワニスの使用方法。
  8. 【請求項8】 基体上に導電回路が形成されていること
    を特徴とする請求項7記載のワニスの使用方法。
  9. 【請求項9】 基体がアルミニウム板であることを特徴
    とする請求項7記載のワニスの使用方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のポリイミドシロキサ
    ンブロック共重合体ワニスを、基体に塗布し、乾燥さ
    せ、塩基性のエッチング液によってエッチングしてパタ
    ーンを形成することを特徴とするワニスの使用方法。
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