JPH09329687A - 原子炉内点検装置 - Google Patents

原子炉内点検装置

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JPH09329687A
JPH09329687A JP8147283A JP14728396A JPH09329687A JP H09329687 A JPH09329687 A JP H09329687A JP 8147283 A JP8147283 A JP 8147283A JP 14728396 A JP14728396 A JP 14728396A JP H09329687 A JPH09329687 A JP H09329687A
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reactor
head
inspection head
underwater
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シュラウド上部に取り付けられた低圧注水系カ
ップリングなどの構造物やシュラウドオーバハングなど
を回避してアニュラス部に各種検査治工具類をアクセス
させる。 【解決手段】ジェットポンプ8およびシュラウド3上部
構造などの炉内構造物に位置決めされ、各種検査治工具
類が搭載された検査へッド27をアニュラス部にアクセ
スさせるガイド機構22,23と、アニュラス部内で検
査へッドを旋回させる旋回機構28と、アニュラス部内
で検査へッドを移動させる移動機構24とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉圧力容器内
のシュラウドに低圧注水系(以下、LPCIと称す
る。)カップリングや張出部(以下、オーバハングと称
する。)などの構造物が取り付けられている場合でも、
ジェットポンプ回りやシュラウド外周面などに対して詳
細な検査を可能とした原子炉内点検装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は沸騰水型原子炉の定期検査中の
状態を示す断面図である。図13に示すように、定期検
査時に炉内構造物の点検を行うに際しては、原子炉圧力
容器(以下、RPVと称する。)1の上方に設置されて
いる図示しないRPV蓋,蒸気乾燥器,および気水分離
器が取り外され、炉内に各種検査治工具類がアクセスで
きるようになっている。RPV1上方には、これらの検
査用治工具類の操作などを容易にするため、燃料交換機
2が設置されている。
【0003】定期検査時のRPV1内には、円筒状のシ
ュラウド3,このシュラウド3内に収納された炉心4,
この炉心4内に装荷された燃料集合体5の上部を支持す
る上部格子板6,燃料集合体5の下端を支持する炉心支
持板7,炉心4へ冷却材を強制的に送り込むためのジェ
ットポンプ8などの原子炉内構造物がそれぞれ設置され
た状態で残っている。
【0004】また、原子炉の形態によっては、緊急時に
原子炉内に冷却水を補給するためにシュラウド3上部に
LPCΙカップリング9が据え付けられ、このLPCΙ
カップリング9は、シュラウド3の上部のアニュラス部
を閉塞する構造物である。
【0005】上記原子炉内構造物を点検するには、通常
燃料交換機2上から水中TVカメラを吊り下げて検査対
照箇所に接近させ、その外観を撮影することにより異常
の有無を確認している。このとき、万一異常と思われる
部位が確認された場合は、超音波探傷(以下、UTと称
する。)センサ、渦流探傷(以下、ECΤと称する。)
センサなどの非破壊検査手段のセンサーを具備した装置
を上記水中TVカメラと同様に燃料交換機2上からアク
セスさせて追加検査を行うことで、その部位の良否を確
認することが考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、原子炉
内構造物のジェットポンプ8は、RPV1とシュラウド
3との間のアニュラス部に設置され、RPV1内の冷却
水を強制循環させるための構造物であり、法律により1
0年間で全数の外観検査を実施することが義務付けられ
ている。同様に、法律で外観検査を実施することが義務
付けられているものとしては、RPV1壁面に溶接で取
り付けられているブラケット類があり、これらのうちの
監視試験片支持ブラケット10とジェットポンプライザ
ブレース8aは、やはりアニュラス部に位置している。
【0007】また、シュラウド3自体は、法律による点
検の義務はないものの、燃料集合体5を収納する筒体で
あって、燃料に最も接近した構造物であるため、放射線
照射による材料の脆化の影響を受け易く、したがってこ
の影響による損傷を受けているか否かを確認することが
各プラントにおいて提案されている。
【0008】ところで、前記した炉内構造物であるLP
CΙカップリング9など、ジェットポンプ8上のアニュ
ラス部の上部空間を塞ぐような構造物が設置されている
場合や、シュラウドオーバハングの存在により、これら
より下部のアニュラス部内には、通常用いられる水中T
Vカメラを初めとする各種検査治工具類をアクセスする
ことは困難であり、これらの部位に対する詳細な検査は
不可能に近かった。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、シュラウド上部に取り付けられたLPCΙカッ
プリングなどの構造物やシュラウドオーバハングなどを
回避してアニュラス部に各種検査治工具類をアクセスさ
せることが可能な原子炉内点検装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、原子炉圧力容器内に設置
されたシュラウドに低圧注水系カップリングおよび張出
部が設けられ、これら低圧注水系カップリングおよび張
出部の下部のアニュラス部を点検する原子炉内点検装置
であって、前記原子炉圧力容器とシュラウドとの間に設
置されたジェットポンプおよび前記シュラウド上部構造
などの炉内構造物に位置決めされ、各種検査治工具類が
搭載された検査へッドを前記アニュラス部にアクセスさ
せるガイド機構と、前記アニュラス部内で前記検査へッ
ドを旋回させる旋回機構と、前記アニュラス部内で前記
検査へッドを移動させる移動機構とを備えたことを特徴
とする。
【0011】請求項2は、請求項1記載の原子炉内点検
装置において、検査ヘッドの上下方向位置を位置決めす
る伸縮プレートを設けたことを特徴とする。
【0012】請求項3は、請求項1記載の原子炉内点検
装置において、検査ヘッドに、旋回機構および移動機構
と連動する推進機構を取り付けたことを特徴とする。
【0013】請求項4は、請求項1記載の原子炉内点検
装置において、検査ヘッドに、吸着機構を設けたことを
特徴とする。
【0014】請求項5は、請求項1記載の原子炉内点検
装置において、検査ヘッドに、検査ヘッド位置決め用の
押付け機構を設けたことを特徴とする。
【0015】請求項6は、請求項4または5記載の原子
炉内点検装置において、検査ヘッドに、壁面移動機構を
取り付けたことを特徴とする。
【0016】請求項7は、請求項1記載の原子炉内点検
装置において、検査ヘッドの基盤を固定用ベースとし、
この固定用ベースに外観検査用の水中ΤVカメラ,体積
検査用の超音波探傷センサ,表層部検査用の渦流探傷セ
ンサの少なくとも一つを取り付け可能としたことを特徴
とする。
【0017】請求項8は、請求項1記載の原子炉内点検
装置において、検査ヘッドが外観検査用の水中TVカメ
ラであって、この水中TVカメラの周囲に各々照度調整
の可能な複数個の照明器具を取り付けたことを特徴とす
る。
【0018】請求項9は、請求項8記載の原子炉内点検
装置において、水中TVカメラの近傍に、ブラシ,水ジ
ェットノズル,吸引ノズルを配備したことを特徴とす
る。
【0019】請求項10は、請求項8記載の原子炉内点
検装置において、水中TVカメラの近傍に、水中ΤVカ
メラのレンズ部やミラー部に向けて水を吹き付ける水ジ
ェットノズルを配備したことを特徴とする。
【0020】請求項11は、請求項1記載の原子炉内点
検装置において、検査ヘッドに、γフェライト量を検出
する磁気センサ、γフェライト量で影響される渦電流を
検出する渦流探傷センサのいずれか一方を取り付けたこ
とを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】図1は本発明に係る原子炉内点検装置の第
1実施形態の設置状態を示す拡大斜視図である。図1に
示すように、RPVとシュラウド3との間のアニュラス
部には、原子炉内構造物であるジェットポンプ8が設置
され、このジェットポンプ8は、RPV内の冷却水を強
制循環させるためのものであり、RPV壁面に溶接で取
り付けられるジェットポンプライザブレース8aを有す
るとともに、上部に2つの吊り耳(上部構造物)8bが
設けられている。
【0023】また、シュラウド3の上部には、緊急時に
原子炉内に冷却水を補給するためのLPCΙカップリン
グ9がジェットポンプ8上のアニュラス部の上部空間を
塞ぐように据え付けられている。同様に、シュラウド3
の上部には、シュラウドオーバハングがジェットポンプ
8上のアニュラス部の上部空間を塞ぐように設けられて
いる。
【0024】一方、原子炉内点検装置20は、燃料交換
機により操作される操作ポール21を有し、この操作ポ
ール21の下端にはジェットポンプ8の吊り耳8bに着
座して位置決めされるガイド機構としての着座部22が
取り付けられている。また、操作ポール21における着
座部22の上方には、シュラウド3の上部構造物に掛止
して位置決めされるガイド機構としてのフック23が取
り付けられている。着座部22には、移動機構としての
アーム伸縮機構24が取り付けられ、このアーム伸縮機
構24を作動させることによりアーム25が伸縮可能と
なる。
【0025】操作ポール21に沿って敷設されるコント
ロールケーブル26は、フック23およびアーム25に
より案内され、その下端に各種検査治工具類が搭載され
ジェットポンプ8回りやシュラウド3外周面などを検査
する検査ヘッド27が吊り下げられている。さらに、着
座部22の上部には、アーム25を旋回させて検査ヘッ
ド27を検査対象箇所上部に移動させる旋回機構28が
配置されている。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0027】本実施形態では、シュラウド3上部にLP
CΙカップリング9やシュラウドオーバハングなどの構
造物が据え付けられている原子炉における定期検査時な
どに、原子炉内点検装置20によりRΡVとシュラウド
3との間のアニュラス部に位置するジェットポンプ回り
やシュラウド外周面などの点検を実施する。
【0028】まず、通常の定期検査で取り外すRPV
蓋,蒸気乾燥器,および気水分離器を取り外した後、R
PV内に炉水を保持した状態で、原子炉内点検装置20
をその操作ポール21を用いて燃料交換機上から吊り降
ろす。この場合、検査ヘッド27がLPCIカップリン
グ9やシュラウドオーバハングなどの構造物と干渉しな
いよう回避ながら、燃料交換機上より吊り下ろされる。
そして、着座部22をジェットポンプ8の吊り耳8bに
着座させると同時に、フック23をシュラウド3の上部
構造に掛止して検査ヘッド27を検査対象箇所のレベル
まで下げる。これにより、原子炉内点検装置20が位置
決めされ、転倒が防止される。
【0029】このようにして原子炉内点検装置20を設
置した後、検査を行うに際し、旋回機構28およびアー
ム伸縮機構24を作動させて検査ヘッド27を検査対象
箇所上部に移動させることにより、検査ヘッド27に接
続されているコントロールケーブル26を操作して検査
ヘッド27の昇降または回転動作を行い、検査対象箇所
への検査ヘッド27の位置決めした後、目的の検査など
を実施する。
【0030】ここで、旋回機構28およびアーム伸縮機
構24には、例えば操作ポール21内に設けた信号線を
介して図示しないオペレーションフロアに設置された操
作卓から駆動信号が送出される。
【0031】このように本実施形態によれば、点検箇所
近傍のジェットポンプ8の吊り耳8aに着座部22を位
置決めすると同時に、シュラウド3上部構造などの炉内
構造物にフック23を掛止して検査対象箇所のレベルま
で検査ヘッド27を下げた後、旋回機構28およびアー
ム伸縮機構24により検査対象箇所に検査ヘッド27を
位置決めし、目的の検査などを実施することで、検査ヘ
ッド27のアクセスルート上に障害となるLPCΙカッ
プリング9やシュラウドオーバハングなどの構造物が据
え付けられている状態においても、比較的簡便な装置で
アニュラス部内に位置する構造物に対して高精度な検査
が可能となる。
【0032】なお、本実施形態では、着座部22をジェ
ットポンプ8の吊り耳8aに位置決めしたが、これ以外
のジェットポンプ8の上部構造に位置決めするようにし
てもよい。
【0033】図2(A),(B)は本発明に係る原子炉
内点検装置の第2実施形態における検査ヘッドを示す正
面図,側面図である。なお、前記第1実施形態と同一ま
たは対応する部分には同一の符号を付して説明する。以
下の各実施形態でも同様である。
【0034】前記第1実施形態では、検査ヘッド27が
単にコントロールケーブル26で吊り下げられているだ
けであるため、検査ヘッド27が振られて安定しにくい
ため検査に時間を要することがある。
【0035】そのため第2実施形態では、伸縮アーム機
構24のアーム25と検査ヘッド27との間に剛性を有
する伸縮プレート29が配設されている。この伸縮プレ
ート29は多段構造となっており、その両端がそれぞれ
アーム25と検査ヘッド27に固定されており、検査ヘ
ッド27の昇降動作に追従して伸縮する構造になってい
る。
【0036】また、検査ヘッド27の固定部には、検査
ヘッド27を回転させるためのヘッド回転機構30が設
けられている。このヘッド回転機構30は、検査ヘッド
27を挟持する検査ヘッドクランプ31と、この検査ヘ
ッドクランプ31に固定されたヘッド回転ギヤ32と、
このヘッド回転ギヤと噛合する駆動ギヤ33と、この駆
動ギヤ33を回転駆動させるヘッド回転モータ34とを
備えている。
【0037】そして、ヘッド回転モータ34を作動させ
ると、駆動ギヤ33が回転し、この駆動ギヤ33の回転
力をヘッド回転ギヤ32および検査ヘッドクランプ31
を介して検査ヘッド27を回転させる。これにより、検
査へッド27の方向を検査対象箇所に対して常に正しい
方向に向かわせることができる。
【0038】このように第2実施形態によれば、伸縮ア
ーム機構24のアーム25と検査ヘッド27との間に剛
性を有する伸縮プレート29が配設されているので、慣
性による振れがなくなり、検査ヘッド27の安定した位
置決めが可能となる。
【0039】図3(A),(B)は本発明に係る原子炉
内点検装置の第3実施形態における検査ヘッドを示す正
面図,側面図、図4(A),(B),(C)は第3実施
形態の検査ヘッドの作動状態を示す斜視図である。
【0040】前記第2実施形態では、ジェットポンプ8
とシュラウド3またはRPVとの間の狭隘部や、シュラ
ウド2下部胴などのオーバハング部より下部の点検を実
施する場合においては、逆に伸縮プレート29が干渉
し、アクセス性を低下させることもあり得る。
【0041】そのため、図3(A),(B)に示すよう
に、コントロールケーブル26で吊り下げられた検査ヘ
ッド27は、その上下両側にそれぞれ推進機構35が取
り付けられている。これらの推進機構35は、旋回機構
28およびアーム伸縮機構24の動作と連動して推進力
を発生させ、図4(A),(B),(C)に示すように
検査ヘッド27の移動補助および姿勢制御を行い、コン
トロールケーブル21で吊り下げられた状態での運動性
を向上させている。
【0042】このように第3実施形態によれば、上記の
ように旋回機構28やアーム伸縮機構24の動作と連動
して推進力を発生させる推進機構35を検査ヘッド27
の上下両側に取り付けたことにより、上部の動作機構で
ある旋回機構28やアーム伸縮機構24による動きと検
査へッド27の動きが一致するため、余分なモーメント
が発生せず、したがって検査ヘッド27が振られること
なく、スムーズに移動可能となる。
【0043】図5(A),(B)は本発明に係る原子炉
内点検装置の第4実施形態における検査ヘッドを示す正
面図,側面図である。
【0044】炉内構造物の検査を行うに際し、その外観
を水中TVカメラを用いて確認する場合には、その水中
ΤVカメラを検査対象に適当に接近させ、カメラの焦点
機構で正しく調整すればよい。しかし、UTセンサやE
CTセンサによる検査を実施する場合においては、検査
へッド27を的確に検査対象箇所に位置決めさせる必要
がある。
【0045】そのため、図5(A),(B)に示すよう
に、コントロールケーブル26で吊り下げられた検査ヘ
ッド27は、その上下両側にそれぞれ推進機構35が取
り付けられ、これらの推進機構35と隣接して吸着機構
36が設置されている。この吸着機構36は検査対象箇
所に吸い付いて固定するための吸着パッド37を備えて
いる。
【0046】したがって、検査ヘッド27は、旋回機構
28やアーム伸縮機構24などにより検査対象箇所に接
近した後、推進機構35などで検査対象箇所に接近し、
吸着機構36を作動させることで、吸着パッド37が検
査対象箇所に吸い付いて固定される。これにより、検査
ヘッド27は正確に位置決めされ、安定した検査が可能
となる。
【0047】このように第4実施形態によれば、検査ヘ
ッド27に吸着機構36が取り付けられ、検査ヘッド2
7を検査対象箇所であるシュラウド3またはRPV壁面
に吸着させることにより、安定した検査を行うことがで
きる。
【0048】図6(A),(B)は本発明に係る原子炉
内点検装置の第4実施形態の第1変形例における検査ヘ
ッドを示す側面図である。この変形例では、それぞれの
推進機構35と隣接してストッパ38が固定される一
方、検査ヘッド27の背面には押付けシリンダ39と、
この押付けシリンダ39の作動により水平方向に押し出
される押付けアーム40とが配設されている。
【0049】したがって、検査ヘッド27の背面には、
図6(A)に示すように押付けアーム40が折り畳まれ
た状態で取り付けられており、検査ヘッド27を検査対
象箇所に接近させた後、押付けシリンダ39を作動させ
て、押付けアーム40を水平方向に押し出し、検査対象
箇所と反対の位置にある構造物を突っ張ることにより、
結果として検査へッド27を検査対象箇所に押し付け、
位置決めする。
【0050】このように第1変形例によれば、検査ヘッ
ド27の背面に押付けシリンダ39と、この押付けシリ
ンダ39の作動により水平方向に押し出される押付けア
ーム40とが配設されていることから、検査ヘッド27
が正確に位置決めされ、安定した検査が可能となる。
【0051】図7は本発明に係る原子炉内点検装置の第
4実施形態の第2変形例における検査ヘッドを示す斜視
図である。
【0052】前記第4実施形態およびその第1変形例で
は、シュラウド3の溶接部のように長さのある検査対象
箇所に対し複数回に渡って位置決めし直しながら、検査
を実施する必要があった。
【0053】そのため第2変形例は、位置決め機構の端
部にさらに移動機構を追加したものである。すなわち、
第2変形例は、図7に示すように推進機構35および吸
着機構36を備えた位置決め機構部41の端部に壁面移
動機構としての移動機構42が取り付けられ、この移動
機構42を作動させることによりガイド部43が伸縮さ
れる。このガイド部43の先端には検査ヘッド27が固
定されている。
【0054】したがって、第2変形例においては、検査
ヘッド27を位置決めした後、位置決め機構部41に取
り付けられた移動機構42を作動させることにより、ガ
イド部43を伸ばしながら壁面に沿って検査ヘッド27
を移動させつつ検査を実施する。
【0055】このように第2変形例によれば、第4実施
形態およびその第1変形例のように、長さのある検査対
象箇所に対し複数回に渡って位置決めし直しながら検査
を行うことなく、一定範囲における連続した検査が可能
となる。
【0056】図8(A),(B)は本発明に係る原子炉
内点検装置の第5実施形態における検査ヘッドの固定用
ベースを示す平面図,正面図である。
【0057】前記各実施形態の原子炉内点検装置におい
ては、目的とする検査方法毎に検査ヘッド27を設計
し、目的に応じて必要なだけ検査ヘッド27を準備する
必要があるため、コスト的にも段取り時間的にも無駄が
多かった。
【0058】そのため第5実施形態では、図8(A),
(B)に示すように、検査ヘッド27の基盤を固定用ベ
ース44とし、この固定用ベース44に必要に応じた検
査用センサ類が取り付けられるようにしたものである。
【0059】すなわち、本実施形態における検査ヘッド
27は、各検査用センサを取り付けるため規則的に固定
用ボルト孔44aを配置した板状の固定用ベース44と
なっており、固定用ボルト孔44aに検査目的に応じて
モジュール化された外観検査用の水中ΤVカメラ,体積
検査用のUTセンサ,表層部検査用のECTセンサなど
の検査用センサが必要なだけ取り付けられる。また、固
定用ベース44の背面には押付けスプリング45が取り
付けられている。
【0060】このように第5実施形態によれば、目的に
応じて必要なだけ検査ヘッド27を準備する必要がなく
なり、ほとんどの装置部分が共用できるとともに、段取
り替えも迅速に行える上、その回数も減らすことが可能
となる。
【0061】図9は本発明に係る原子炉内点検装置の第
6実施形態の水中TVカメラを示す正面図である。
【0062】前述のように原子炉内構造物に対する点検
は、通常水中TVカメラを用いた間接目視検査(VT)
で実施されるが、この検査において万一欠陥と思われる
映像が確認された場合、数々の手段を用いてこれの確認
を行うこととなる。しかし、この確認を実施する前に他
の検査手段を用いて極力VTにより詳細確認を行い、欠
陥か否かの一次判断を十分実施しておくことが望まれ
る。そのため第6実施形態は、VT時において詳細に欠
陥か否かの確認を行うようにしたものである。
【0063】すなわち、第6実施形態では、図9に示す
ように水中TVカメラ50の周囲に複数個の水中照明器
具51が取り付けられており、各々の水中照明器具51
が独立して点灯または照度調整できるように構成されて
いる。
【0064】したがって、通常点検を実施している時に
は、これらの水中照明器具51の全部を適正照度に調整
して点灯させ、欠陥の有無の確認を行う。万一、欠陥と
思われる映像が確認された場合には、これらの水中照明
器具51を個々に点灯するとともに、照度調整を照度不
足状態から過多状態まで行って、検査対象箇所に確認さ
れた欠陥と思われる映像部への光の当たる方向や強さを
変化させる。
【0065】これにより、映像が模様ではなく形状の不
連続に起因しているものであれば、光の方向に応じて陰
影が変化するため、この変化を確認することにより、単
なるクラッド上の模様であるか、欠陥の可能性の高い映
像であるかの判断が容易に可能となる。
【0066】図10は本発明に係る原子炉内点検装置の
第7実施形態の水中TVカメラを示す正面図である。こ
の第7実施形態では、検査と同時にクラッド除去を実施
するものである。
【0067】ところで、原子炉内における構造物表面は
運転期間を重ねるに従って多くのクラッドが付着堆積し
てくる。場合によつては、このクラッドが微細欠陥を覆
い隠して検出を困難としたり、ECΤセンサなどの検査
における検出性能に影響を与えたりすることがある。し
たがって、必要に応じて検査対象箇所表面を研磨して、
このクラッドを除去しなくてはならなくなる。このクラ
ッド除去の必要性の有無は、水中TVカメラ50などで
クラッド付着状況を確認して判断するが、クラッド除去
必要と判断してから除去装置に段取り替えし、再度位置
合せすることは、かなりの作業時間のロスとなる。
【0068】そのため、第7実施形態では、図10に示
すようにVTを実施する水中TVカメラ50の近傍にブ
ラシ52,水ジェットノズル53,吸引ノズル54など
のクラッド除去ツールが配備されている。VΤにおいて
クラッドの除去が必要と判断された時には、直ちにこれ
らのクラッド除去ツールを作動させることで、水中TV
カメラ50でクラッドの除去状況を確認しながら、検査
の妨害となるクラッドを確実に除去することができる。
その結果、クラッドの影響がなく、直接検査対象箇所の
材料表面にアクセスすることが可能となる。
【0069】図11は本発明に係る原子炉内点検装置の
第8実施形態の水中TVカメラを示す正面図である。
【0070】前記第7実施形態のようにクラッド除去を
実施したり、またクラッド除去を行わなくとも検査ヘッ
ド27が検査対象箇所を擦りながら移動したりすると、
材料表面に付着しているソフトクラッドが水中に浮遊す
ることとなり、これが水中TVカメラ50のレンズ部や
ミラー部に付着し、確認する映像を不鮮明にすることが
しばしばある。この場合、ある程度まで映像が不鮮明に
なった時点で水中TVカメラ50を引き上げ、付着した
クラッドを掃除する必要があった。
【0071】そのため、第8実施形態では、水ジェット
ノズル53から水中TVカメラ50のレンズ部55やミ
ラー部56に向けて水を吹き付け、クラッドを吹き飛ば
すものである。
【0072】すなわち、水中TVカメラ50の近傍に
は、水ジェットノズル53が配備されており、たえず水
中TVカメラ50のレンズ部55やミラー部56に向け
て水を吹き付けている。これにより、ほとんどの浮遊し
たクラッドは、水流に流され吹き飛ばされる。一部のク
ラッドは水流に乗ってレンズ部55やミラー部56に衝
突し、一旦は付着することとなるが、即座に水ジェット
の水流で洗われて流されるため、映像に悪影響を与える
ことはない。
【0073】このように第8実施形態によれば、水中T
Vカメラ50を引き上げ、付着したクラッドを掃除する
必要がなくなり、常に鮮明な映像でVTを実施すること
が可能となる。
【0074】図12は本発明に係る原子炉内点検装置の
第9実施形態の検査ヘッドを示す正面図である。
【0075】前記各実施形態による装置を用いた検査
は、主に過大応力が付加されていることが懸念される部
分や、溶接部近傍などの欠陥が発生する可能性の高い部
分に適用される。
【0076】ところで、溶接部の熱影響部は、特にSC
C(応力腐食割れ)の発生しやすい部分であるので、詳
細に検査することが望まれるが、構造物の製造時にこの
溶接部表面を平滑に加工していることが多く見受けら
れ、このため検査実施時にこの溶接位置を的確に判別す
ることが困難なことがある。
【0077】一般に溶接部には、γフェライトが析出し
ており、このため母材部に比べて溶接部の方がフェライ
ト量が多くなっている。
【0078】そのため第8実施形態では、検査ヘッド2
7の側部にγフェライト量を検出する磁気センサ57、
またはγフェライト量で影響される渦電流を検出するE
CTセンサ58が取り付けられている。これにより、磁
気センサ57またはECTセンサ58を検査実施前に検
査対象箇所近傍を走査してフェライト量の変化する位置
を測定することにより、正確な溶接部位置の判別が可能
となる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、原子炉圧力容器とシュラウドとの間に設置さ
れたジェットポンプおよびシュラウド上部構造などの炉
内構造物に位置決めされ、各種検査治工具類が搭載され
た検査へッドをアニュラス部にアクセスさせるガイド機
構と、アニュラス部内で検査へッドを旋回させる旋回機
構と、アニュラス部内で検査へッドを移動させる移動機
構とを備えたことにより、従来、検査が困難であった検
査ヘッドのアクセスルート上に障害となるLPCΙカッ
プリングやシュラウドオーバハングなどの構造物が据え
付けられている状態においても、比較的簡便な装置でア
ニュラス部内に位置する構造物に対して高精度な検査が
容易に可能となる。
【0080】請求項2によれば、検査ヘッドの上下方向
位置を位置決めする伸縮プレートを設けたことにより、
慣性による振れがなくなり、検査ヘッドの安定した位置
決めが可能となる。
【0081】請求項3によれば、検査ヘッドに、旋回機
構および移動機構と連動する推進機構を取り付けたこと
により、余分なモーメントが発生せず、検査ヘッドが振
られることなく、スムーズに移動可能となる。
【0082】請求項4によれば、検査ヘッドに、吸着機
構を設けたことにより、検査ヘッドが検査対象箇所であ
るシュラウドまたはRPV壁面に吸着されることで、正
確に位置決めされ、安定した検査が可能となる。
【0083】請求項5によれば、検査ヘッドに、検査ヘ
ッド位置決め用の押付け機構を設けたことにより、検査
ヘッドが正確に位置決めされ、安定した検査が可能とな
る。
【0084】請求項6によれば、検査ヘッドに、壁面移
動機構を取り付けたことにより、長さのある検査対象箇
所に対し複数回に渡って位置決めし直しながら検査を行
うことなく、一定範囲における連続した検査が可能とな
る。
【0085】請求項7によれば、検査ヘッドの基盤を固
定用ベースとし、この固定用ベースに外観検査用の水中
ΤVカメラ,体積検査用の超音波探傷センサ,表層部検
査用の渦流探傷センサの少なくとも一つを取り付け可能
としたことにより、目的に応じて必要なだけ検査ヘッド
を準備する必要がなくなり、ほとんどの装置部分が共用
できるとともに、段取り替えも迅速に行える上、その回
数も減らすことが可能となる。
【0086】請求項8によれば、検査ヘッドが外観検査
用の水中TVカメラであって、この水中TVカメラの周
囲に各々照度調整の可能な複数個の照明器具を取り付け
たことにより、欠陥の有無の確認を行い、万一、欠陥と
思われる映像が確認された場合、これらの照明器具を個
々に点灯するとともに、照度調整を照度不足状態から過
多状態まで行って、検査対象箇所に確認された欠陥と思
われる映像部への光の当たる方向や強さを変化させる。
これにより、映像が模様ではなく形状の不連続に起因し
ているものであれば、光の方向に応じて陰影が変化する
ため、この変化を確認することにより、単なるクラッド
上の模様であるか、欠陥の可能性の高い映像であるかの
判断が容易に可能となる。
【0087】請求項9によれば、水中TVカメラの近傍
に、ブラシ,水ジェットノズル,吸引ノズルを配備した
ことにより、水中TVカメラでクラッドの除去状況を確
認しながら、検査の妨害となるクラッドを確実に除去す
ることができる。その結果、クラッドの影響がなく、直
接検査対象箇所の材料表面にアクセスすることが可能と
なる。
【0088】請求項10によれば、水中TVカメラの近
傍に、水中ΤVカメラのレンズ部やミラー部に向けて水
を吹き付ける水ジェットノズルを配備したことにより、
装置を引き上げ、付着したクラッドを掃除する必要がな
くなり、常に鮮明な映像で間接目視検査を実施すること
が可能となる。
【0089】請求項11によれば、検査ヘッドに、γフ
ェライト量を検出する磁気センサ、γフェライト量で影
響される渦電流を検出する渦流探傷センサのいずれか一
方を取り付けたことにより、検査実施前に検査対象箇所
近傍を走査してフェライト量の変化する位置を測定する
ことで、正確な溶接部位置の判別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子炉内点検装置の第1実施形態
の設置状態を示す拡大斜視図。
【図2】(A),(B)は本発明に係る原子炉内点検装
置の第2実施形態における検査ヘッドを示す正面図,側
面図。
【図3】(A),(B)は本発明に係る原子炉内点検装
置の第3実施形態における検査ヘッドを示す正面図,側
面図。
【図4】(A),(B),(C)は第3実施形態の検査
ヘッドの作動状態を示す斜視図。
【図5】(A),(B)は本発明に係る原子炉内点検装
置の第4実施形態における検査ヘッドを示す正面図,側
面図。
【図6】(A),(B)は本発明に係る原子炉内点検装
置の第4実施形態の第1変形例における検査ヘッドを示
す側面図。
【図7】本発明に係る原子炉内点検装置の第4実施形態
の第2変形例における検査ヘッドを示す斜視図。
【図8】(A),(B)は本発明に係る原子炉内点検装
置の第5実施形態における検査ヘッドの固定用ベースを
示す平面図,正面図。
【図9】本発明に係る原子炉内点検装置の第6実施形態
の水中TVカメラを示す正面図。
【図10】本発明に係る原子炉内点検装置の第7実施形
態の水中TVカメラを示す正面図。
【図11】本発明に係る原子炉内点検装置の第8実施形
態の水中TVカメラを示す正面図。
【図12】本発明に係る原子炉内点検装置の第9実施形
態の検査ヘッドを示す正面図。
【図13】沸騰水型原子炉の定期検査中の状態を示す断
面図。
【符号の説明】 1 原子炉圧力容器 2 燃料交換機 3 シュラウド 8 ジェットポンプ 9 LPCΙカップリング 20 原子炉内点検装置 21 操作ポール 22 着座部(ガイド機構) 23 フック(ガイド機構) 24 アーム伸縮機構(移動機構) 25 アーム 26 コントロールケーブル 27 検査ヘッド 28 旋回機構 29 伸縮プレート 30 ヘッド回転機構 31 検査ヘッドクランプ 35 推進機構 36 吸着機構 37 吸着パッド 38 ストッパ 39 押付けシリンダ 40 押付けアーム 41 位置決め機構部 42 移動機構 43 ガイド部 44 固定用ベース 50 水中TVカメラ 51 水中照明器具 52 ブラシ 53 水ジェットノズル 54 吸引ノズル 55 レンズ部 56 ミラー部 57 磁気センサ 58 ECTセンサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21C 17/00 GDBF

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内に設置されたシュラウ
    ドに低圧注水系カップリングおよび張出部が設けられ、
    これら低圧注水系カップリングおよび張出部の下部のア
    ニュラス部を点検する原子炉内点検装置であって、前記
    原子炉圧力容器とシュラウドとの間に設置されたジェッ
    トポンプおよび前記シュラウド上部構造などの炉内構造
    物に位置決めされ、各種検査治工具類が搭載された検査
    へッドを前記アニュラス部にアクセスさせるガイド機構
    と、前記アニュラス部内で前記検査へッドを旋回させる
    旋回機構と、前記アニュラス部内で前記検査へッドを移
    動させる移動機構とを備えたことを特徴とする原子炉内
    点検装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の原子炉内点検装置におい
    て、検査ヘッドの上下方向位置を位置決めする伸縮プレ
    ートを設けたことを特徴とする原子炉内点検装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の原子炉内点検装置におい
    て、検査ヘッドに、旋回機構および移動機構と連動する
    推進機構を取り付けたことを特徴とする原子炉内点検装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の原子炉内点検装置におい
    て、検査ヘッドに、吸着機構を設けたことを特徴とする
    原子炉内点検装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の原子炉内点検装置におい
    て、検査ヘッドに、検査ヘッド位置決め用の押付け機構
    を設けたことを特徴とする原子炉内点検装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の原子炉内点検装
    置において、検査ヘッドに、壁面移動機構を取り付けた
    ことを特徴とする原子炉内点検装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の原子炉内点検装置におい
    て、検査ヘッドの基盤を固定用ベースとし、この固定用
    ベースに外観検査用の水中ΤVカメラ,体積検査用の超
    音波探傷センサ,表層部検査用の渦流探傷センサの少な
    くとも一つを取り付け可能としたことを特徴とする原子
    炉内点検装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の原子炉内点検装置におい
    て、検査ヘッドが外観検査用の水中TVカメラであっ
    て、この水中TVカメラの周囲に各々照度調整の可能な
    複数個の照明器具を取り付けたことを特徴とする原子炉
    内点検装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の原子炉内点検装置におい
    て、水中TVカメラの近傍に、ブラシ,水ジェットノズ
    ル,吸引ノズルを配備したことを特徴とする原子炉内点
    検装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の原子炉内点検装置にお
    いて、水中TVカメラの近傍に、水中ΤVカメラのレン
    ズ部やミラー部に向けて水を吹き付ける水ジェットノズ
    ルを配備したことを特徴とする原子炉内点検装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の原子炉内点検装置にお
    いて、検査ヘッドに、γフェライト量を検出する磁気セ
    ンサ、γフェライト量で影響される渦電流を検出する渦
    流探傷センサのいずれか一方を取り付けたことを特徴と
    する原子炉内点検装置。
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