JPH0755987A - 原子炉の炉内点検補修装置 - Google Patents

原子炉の炉内点検補修装置

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JPH0755987A
JPH0755987A JP5206063A JP20606393A JPH0755987A JP H0755987 A JPH0755987 A JP H0755987A JP 5206063 A JP5206063 A JP 5206063A JP 20606393 A JP20606393 A JP 20606393A JP H0755987 A JPH0755987 A JP H0755987A
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JP
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repair
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JP5206063A
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Masanori Suzuki
正憲 鈴木
Shigeru Kajiyama
茂 梶山
Yuji Hosoda
祐司 細田
Tadashi Morinaka
廉 守中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/003Remote inspection of vessels, e.g. pressure vessels
    • G21C17/01Inspection of the inner surfaces of vessels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】装置は、支持機構5,設置機構13,軌道6,
検査機構7,補修機構14,支持設置制御装置15,補
修制御装置16,検査制御装置17とから構成される。
支持機構5,軌道6,検査機構7,補修機構14は、設
置機構13によってこの順に且つ別々に吊り下げて、原
子炉圧力容器1内の上部格子板3の格子穴を通過させ、
シュラウド内に設置する。最初に、2組の支持機構5
a,5bを上部格子板3と炉心支持板4の穴で支持させ
る。次に、クランプ機構8によって軌道6を支持機構5
に固定する。次に検査機構7及び補修機構14を軌道5
に設置し、検査機構7で補修位置を決定し、同一軌道上
を走行する補修機構に位置データを引き渡す。 【効果】本発明は、シュラウド等の入り口が狭隘な個所
で連続して高位置精度の補修操作ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉圧力容器及びそ
の内部構造物の溶接部熱影響部等の検査と補修を実行す
る装置、例えば原子炉圧力容器内のシュラウド側面等に
おいて、遠隔操作で検査・補修作業を実行する装置に係
り、特に、容器の入り口が狭隘で、且つ容器内の検査・
補修対象が広範囲な場所で検査・補修を実施する場合に
好適な炉内点検補修装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原子炉内構造物の検査補修装置の
第一の公知例として、特開平2−116747号公報がある。
本公知例は、原子炉圧力容器内のシュラウド外面の溶接
線を検査する装置である。また、第二の公知例として、
シュラウド内の遠隔作業装置として、特開平5−80186号
公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1の公知例特開平2
−116747 号公報では検査装置を提供するものであり、
この結果に基づいて補修する方法が開示されていなかっ
た。
【0004】シュラウド外面側などは非常に狭隘である
ために、装置の小型化が要求される。
【0005】検査装置はプロ−ブの先だけを投入すれば
良いので、狭隘部検査は可能である。
【0006】しかし、補修装置は小型化が困難なため
に、補修位置まで接近できず、欠陥が検出されても補修
できないという第一の問題点があった。
【0007】より具体的に説明すると、シュラウド内面
側から補修装置を投入せざるを得ないが、欠陥が内側か
ら目視できないと補修位置の同定が困難であった。ま
た、目視で補修装置を補修位置に位置決めするには、欠
陥が相当大きくないとできないという問題点があった。
【0008】第2の公知例特開平5−80186号公報では、
アーム長が3m以上になるので、アーム移動時にアーム
のたわみによるアーム先端の振動が生じ、アーム移動の
たびに装置の3次元的位置決めが必要であり、補修装置
の位置決め操作が難しいという第2の問題点があった。
【0009】さらに、検査及び補修装置は、原子炉圧力
容器内の上部格子板の穴や、場合によってはさらに炉心
支持板の穴を通過しなければシュラウド内面やシュラウ
ドサポ−トに接近できないので、これらの装置の外形
は、これらの穴の径以下に設計しなければならず、検査
装置と補修装置は、それぞれ独立した装置で構成せざる
を得ない。
【0010】このことは、検査装置で同定した亀裂位置
を加工位置として補修装置に引き渡すことが困難にな
り、補修ができなという第3の問題点があった。
【0011】本発明の第1の目的は、上部格子板等によ
り入り口が狭隘なシュラウド内面等において、広範囲に
位置決めでき、振動が無く再現性の優れた位置決めを可
能にする点検補修装置を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、補修位置の目視が
難しい場所で、補修位置に精密な位置決めを可能にする
点検補修装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、検査機構と少なくとも一台以上の補修機構と、軌
道機構と、軌道機構を支える少なくとも2本以上の支持
機構と、軌道機構と支持機構を作業位置に降ろす設置機
構とから構成し、且つ上部格子板の穴を通過できる大き
さに検査機構,補修機構,軌道機構と支持機構を構成
し、軌道機構を支持機構に固定するクランプ機構を支持
機構に、検査機構及び補修機構が軌道機構に走行可能な
ように結合するクランプ機構を検査機構及び補修機構に
設けた。
【0014】第2の目的を達成するために、検査機構
と、補修機構と、軌道機構と、支持機構と、前記検査機
構で得られた検出位置から補修目標位置を演算する制御
装置とから構成し、検査機構と補修機構に同一の軌道走
行機構を設けた。
【0015】
【作用】第1の目的を達成するための手段は次のように
作用する。
【0016】設置機構により少なくとも2本以上の支持
機構を上部格子板の穴を通過させて炉内シュラウド内面
近傍に遠隔操作で固定する。
【0017】次に、設置機構によって、軌道機構を上部
格子板の穴を通過させて支持機構のクランプ位置に遠隔
操作で位置決めする。
【0018】クランプ機構を動作させて、軌道機構を炉
内に固定させる。
【0019】次に、検査機構または補修機構を軌道機構
に位置決めし、クランプ機構を作動させて、軌道機構に
結合させる。
【0020】この結果、検査機構または補修機構は安定
した軌道上を自由に走行できるので、広範囲で振動のな
い位置決めが容易にでき、且つ再現性の良い位置決めが
できる。
【0021】第2の目的を達成するための手段は、次の
ように作用する。
【0022】検査機構と補修機構は、同一の軌道走行機
構を有するので、支持機構で支えられた一つの軌道機構
上を走行できる。
【0023】検査機構でシュラウド外面側の欠陥位置を
超音波探触子などで検出し、検出した位置に基づき、制
御装置内で補修目標位置を決定する。
【0024】補修機構は、制御装置によってこの目標値
に位置制御されるように作用する。この作用により、補
修位置が補修機構から目視できなくても、補修位置への
精密な位置決めが可能になる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0026】図1は、本発明の一実施例の全体構成を示
す。
【0027】図1では、原子炉圧力容器1を一部断面に
よる鳥瞰図で表したものであり、本発明と直接関係のあ
るシュラウド2,上部格子板3,炉心支持板4,制御棒
駆動機構ハウジング10,シュラウドサポート11、及
びシュラウドサポートレグ12だけを示した。
【0028】したがって、その他の原子炉圧力容器の内
部機器である蒸気乾燥器,気水分離器,シュラウドヘッ
ド,燃料集合体,制御棒駆動機構等は、補修作業の邪魔
になるので除いてある。
【0029】また、制御棒駆動機構案内管,中性子束計
装管などは、当該部近傍だけを除去するだけで良いが、
図を簡略化するために図示していない。
【0030】最初に、この領域のシュラウドの補修を行
う装置の構成について説明する。本実施例では、軌道6
aと、支持機構5a,5bと、設置機構13と、検査機
構7と、補修機構14と、支持機構5a,5b及び設置
機構13を制御する支持設置制御装置15と、検査機構
7の検査制御装置17と補修機構14の補修制御装置1
6とから構成される。
【0031】支持機構5a,5bの上下は、燃料棒と同
様に上部格子板3と炉心支持板4の穴で位置決めされて
支持されている。
【0032】支持機構5aは、その先端がテ−パ−状に
なっており、上端に空圧シリンダで動作するロック機構
30と、下端につば31と、その途中にクランプ機構8
aを有する。
【0033】クランプ機構8aは、支持機構5aの鉛直
軸方向にしゅう動可能で、任意の位置で固定可能なよう
に支持機構5aに結合されており、その周囲に軌道6a
を固定するクランプ爪9aを有する。
【0034】このクランプ爪9aは、クランプ機構8a
に装着されている図示していない空圧シリンダにより、
遠隔操作で軌道6aの固定,開放が行われる。
【0035】ロック機構30とクランプ機構8aの空圧
シリンダに空気を送るチューブ23は、支持機構5aの
内部を通り、支持機構5aの上端から炉心に出て、炉上
部サービスプラットホ−ム上にある支持設置制御装置1
5に接続されている。
【0036】クランプ機構8bもクランプ機構8aと同
様の構成である。
【0037】軌道6aは、クランプ機構8a,8bの爪
9a,9bで固定され、支持機構5a,5bに支持され
ている。
【0038】軌道6aの炉心支持板4からの高さは、ク
ランプ機構8a,8bの支持機構5a,5b上の位置を
変えることで調整できるので、高さをあらかじめ想定し
た補修位置に手動で設定することができる。
【0039】クランプ機構8を支持機構5に固定する高
さは、すなわち補修位置は、図8に示す検査機構70で
超音波検査することで決定される。
【0040】検査機構70は、フレーム71,X軸駆動
機構72,Z軸駆動機構73,超音波探触子52,4本
の足74、及び4組の吸盤75から構成されている。
【0041】X軸駆動機構72はフレーム71上に装着
され、シュラウド円周方向に動作する。
【0042】Z軸駆動機構73は、X軸駆動機構72上
に装着され、X軸方向にすなわち鉛直方向に動作する。
【0043】X軸駆動機構72とZ軸駆動機構73の構
造は、例えばステッピングモータ,タイミングベルト,
ボールネジの組合せで構成される。
【0044】超音波探触子72は、Z軸駆動機構73上
に装着されており、X軸駆動機構72とZ軸駆動機構7
3の動作を組み合わせて、シュラウド壁面内の非破壊検
査ができる。
【0045】また、4本の足74は、フレーム71の側
面に装着されており、それぞれの足の先には、吸盤75
が装着されている。
【0046】吸盤は吸引することでシュラウド壁面に吸
着することができる。
【0047】フレーム71の上面側には、操作ポール2
2に接続されるポール結合筒60と、各駆動機構の制御
用ケ−ブルと吸盤の吸着用のチューブ76がある。
【0048】検査機構70は、操作ポール22を用い
て、検査機構70を支え、炉内に投入し、上部格子板3
の格子穴を通過させて、検査位置または補修位置の近傍
に吸着させて、シュラウド内の欠陥の有無を検査する。
【0049】欠陥が発見されると、操作ポール22の長
さと検査機構の各軸の駆動位置で、おおよその補修位置
を決め、この位置に支持機構5に対するクランプ機構8
の固定する位置を決める。
【0050】本実施例では、装置をできるだけ簡単にす
るために手動設定としたが、電動等により遠隔操作で昇
降できるようにしても良い。
【0051】この場合、軌道を炉外に出し入れすること
無しに鉛直方向の検査及び補修範囲を拡大できる効果が
ある。
【0052】検査機構7と補修機構14は、軌道6a上
を走行可能なように装着されており、それぞれに制御用
ケ−ブル19,20が接続されている。
【0053】この制御用ケ−ブル19,20は、上部格
子板3の格子穴及び設置機構13を経由して、それぞれ
の制御装置16,17に接続されている。
【0054】補修機構14の炉外への引上げは、その上
部にある吊り下げ用ワイヤ21により行われる。
【0055】一方、検査機構7は、図1には図示されて
いない操作ポール22を用いて炉外に引き上げることが
できる。
【0056】検査機構7および補修機構14の構造の詳
細と軌道への着脱方法の詳細は後述する。
【0057】ここで重要な点は、クランプ機構8を含む
支持機構5の水平断面外形,軌道6の垂直断面外形,検
査機構7及び補修機構14の断面外形が上部格子板3の
格子穴を通過できる大きさに構成されていることであ
る。
【0058】次に、設置機構の詳細とこれらの機構の設
置手順について説明する。
【0059】図2から図4は、それぞれ支持機構7a,
軌道6a,補修機構14の設置状況を示したもので、図
の順に設置が行われる。
【0060】すなわち、最初に支持機構7a,7bが設
置され、次に軌道6aが設置され、次に検査機構7と補
修機構14が設置される。
【0061】設置操作に当たっては、炉内の炉水が満水
状態で操作し、操作を観察するために適当な数の水中テ
レビカメラを投入する。
【0062】このカメラによる観察は、以下の説明では
記述を省略する。
【0063】設置機構13は、図2にその詳細が示され
ている。
【0064】設置機構13は、門型のフレーム構造であ
り、台座19,吊り上げ機構25,フック24,車輪1
9及びレール26とから構成されている。
【0065】台座19は、門型フレームの中途に固定さ
れ、作業者が炉心部での設置状況を観察したり、操作ポ
ールなどで設置時の微妙な位置調整作業の足場に使われ
たり、ワイヤ18の固定に使われる。
【0066】設置機構13は、門型フレームの足にある
車輪19を介して、レール26上に載っている。
【0067】レール26は、円形上であり、その中心軸
が炉心の中心軸と同軸上にあるので、設置機構13は車
輪19の回転に応じて、炉心の周囲を回転できる。
【0068】吊り下げ機構25は、門型フレームの足の
ある側面方向100に水平移動可能なように、門型フレ
ームの上部に接続されている。
【0069】この設置機構の回転と、吊り下げ機構の水
平移動により、吊り下げ機構の位置を、炉心水平断面上
の任意の位置に位置決めできる。
【0070】フック24は吊り下げ機構25の先端にあ
り、支持機構7等の吊り降ろし、引上げのために使用さ
れる。
【0071】最初に、支持機構5の設置手順を説明す
る。
【0072】支持機構5aと支持機構5bは、ほぼ同じ
手順で行われるので、ここでは支持機構5aを説明し、
支持機構5bの説明は省略する。
【0073】支持機構5aを設置する位置に来るよう
に、吊り下げ機構25の水平移動と設置機構13の回転
移動をする。
【0074】図2では、すでに支持機構5bが設置済で
あるので、支持機構5bに繋がれているワイヤ18bを
引っ張らないようにワイヤの長さを調整しながら(伸ば
しながら)回転させることが必要である。
【0075】位置決め後、吊り下げ用ワイヤ18aの一
端を支持機構5aの上端に繋ぎ、他端をフック24に繋
ぐ。
【0076】吊り下げ機構25を動作させ、支持機構5
aを炉心に入れ、支持機構5aの先端が上部格子板の近
くになるまで下降させる。
【0077】支持機構5aの先端は、テ−パ状になって
おり、その先端が格子板の穴に挿入するように、設置機
構13と吊り下げ機構25の位置を微調整する。
【0078】支持機構5aの先端が、格子支持板3の格
子穴に挿入できたら、再び下降させ、炉心支持板4の近
くまで下降させる。
【0079】通常この状態では、支持機構5aの先端が
炉心支持板4の穴の位置にほぼ一致しているので、ワイ
ヤの位置を操作ポール等で微妙に調整するだけで、炉心
支持板に挿入できる。
【0080】その後、支持機構5aのロック機構30を
上部格子板3の格子穴に合うように回転させる。
【0081】その後、支持機構5aを、支持機構5aの
下端にあるつば31が炉心支持板4に接触するまで下降
させる。
【0082】ロック機構30を動作させ、支持機構5a
を上部格子板4に固定する。
【0083】次に、軌道6aの構造及び設置手順につい
て説明する。
【0084】軌道6aは、図3及び図5に示すように、
円弧形状をしており、その円弧の表側には、検査機構や
補修機構を動作させるためのラック歯車47を有し、そ
の一端には、吊り具34を有する。
【0085】軌道6aは、互いに軸44で繋がれた3個
の円弧状の部分軌道31,32,33から構成され、裏
側には、部分軌道を軸44の回りに回転させる水圧シリ
ンダ44と、設置時に用いる吊り具35,36,37を
有する。
【0086】最初に、部分軌道の軸44回りの回転機構
について説明する。
【0087】部分軌道31と33は、部分軌道32に対
して、円弧の外側に回転できるように構成されている。
【0088】内側への回転は、軌道6aが全体として一
つの円弧形状になる以上には回転しないように、水圧シ
リンダ44に図示していないストッパを有する。
【0089】この構成により、図3に示すように、軌道
6aは、部分軌道が鉛直方向に一直線上に並ぶことがで
き、上部格子板3を容易に通過でき、また、水圧シリン
ダ44を動作させて、図4に示すように円弧形状にする
ことができる。
【0090】この回転は、次に示す構成により、遠隔操
作で行うことができる。
【0091】部分軌道31と32を繋ぐそれぞれの端部
には、軸受ブロック42が装着されており、この両軸受
ブロック42が水圧シリンダ41aを軸45を介して、
軸45の回りに矢印101aに示す方向に回転できるよ
うに支持している。
【0092】同様に、部分軌道31と32を繋ぐそれぞ
れの端部にも、軸受ブロック42を介して水圧シリンダ
41bが装着されている。
【0093】この水圧シリンダ41a,41bにはチュ
ーブ40が接続されており、チューブ40は炉外の支持
設置制御装置15に接続されており、支持設置制御装置
15により、遠隔操作でシリンダの動作が可能なように
構成されている。
【0094】すなわち、遠隔操作で、軌道6aの形状を
一直線上から円弧形状に変えたり、その逆に円弧形状か
ら一直線上に変えることができる。
【0095】次に、設置時に用いる吊り具について説明
する。
【0096】吊り具35は、L型構造をしており、一端
にワイヤ39が繋がれており、多端が部分軌道32に結
合されている。
【0097】その結合部は、吊り具35の一端が部分軌
道32の円弧裏側の面の法線軸の回り、すなわち軸心1
02の方向に回転できるように、且つ、その回転軸が円
弧形状の場合の軌道6aの重心を通るように構成されて
いる。
【0098】吊り具36,37は、L型構造をしてお
り、一端にそれぞれワイヤ43a,43bが繋がれてお
り、多端が部分軌道32に結合されている。
【0099】その結合部は、部分軌道32の円弧裏面
に、裏面法線軸の回り、すなわち軸心103a,103
bの方向に回転するように構成されている。
【0100】この例では、ワイヤ43aと43bの間隔
は、上部格子板3の格子穴以下に構成されている。
【0101】これは、後で述べる軌道の回転操作時にワ
イヤが格子板に不要な力を加えることを防ぐためであ
る。
【0102】次に軌道6aの設置方法について説明す
る。
【0103】軌道6aは、支持機構5の設置と同様に、
設置機構13を用いてワイヤ38で炉内に吊り下げられ
る。
【0104】このとき、軌道6aは、水圧シリンダ41
によって一直線上になるようにしておき、ワイヤ39,
43a,43bはたるませておく。
【0105】ワイヤ38により、軌道6aを下降させて
上部格子板3を通過させる。
【0106】軌道6aが完全に上部格子板3を通過後、
ワイヤ39を徐々に引き上げ、ワイヤ39で軌道6aの
重量を支えるようにする。
【0107】つぎに、軌道6aが水平状態になっても、
ワイヤ38に軌道6aの重量が加重されないように、完
全にたるませる。
【0108】この状態では、吊り具36が吊り具35よ
り下にあるので、吊り具36に繋がれているワイヤ43
aを徐々に引き上げると、軌道6aは軸心102を中心
に回転する。
【0109】このとき、ワイヤ43aに加わる荷重は、
ほとんどワイヤの重量だけである。なぜなら、軸心10
2は、軌道6aの重心を通り、バランスしており、軌道
6aの回転に要する力は小さいからである。
【0110】この操作を軌道6aが水平になるまで続け
る。
【0111】ほぼ水平になったならば、もう一方のワイ
ヤ43bを合わせて使い、完全に水平にする。
【0112】水平の確認には、軌道6aの上面に装着さ
れた水準器46を図示していない水中テレビカメラで確
認する。
【0113】次に、軌道6aをクランプ機構8a,8b
に載せ、空圧シリンダにより爪9a,9bを動作させ
て、軌道6aを支持機構5a,5bに固定する。
【0114】次に、検査機構7と補修機構14の構造に
ついて説明し、その次に補修機構14を例にあげて、軌
道5aへのセット法について説明する。
【0115】検査機構7は、図6に示すように、フレー
ム48,クランプ機構49,走行機構50,スキャナ5
1,探触子52,ケーブル19とから構成される。クラ
ンプ機構49は、フレーム48上にあり、空圧シリンダ
53と、リンク57a,57b,57c,57d(図示され
ていない)と車輪56a,56b,56c,56d(図
示されていない)とから構成される。
【0116】リンク57c,57dは、フレーム58の
下側に固定されており、先端に車輪56c,56dが装
着されている。
【0117】車輪56c,56dは、周囲が凹構造にな
っており、軌道6aの下面と噛み合うように構成されて
いる。
【0118】一方、リンク57aと57bは、空圧シリ
ンダ53を介してフレーム58の上側に結合されてお
り、各リンクの先端には車輪56a,56bが装着され
ている。
【0119】車輪56a,56bの周囲は、凹構造にな
っており、軌道6aの上面と噛み合うように構成されて
いる。
【0120】さらに、リンク57aと57bは、空圧シ
リンダ53により、車輪56a,56bを上方に移動す
るように構成されている。
【0121】この構成により、検査機構7を軌道6aの
円周方向の移動可能なように軌道6aへクランプするこ
とができる。
【0122】検査機構の軌道円周方向への移動は、走行
機構50で行われる。
【0123】走行機構50は、モータ55とピニオン歯
車58,モータ55の回転をピニオン歯車に伝達する対
の歯車から構成される。
【0124】このピニオン歯車は、検査機構7を軌道6
aにクランプするときに、軌道6aのラック歯車47と
噛み合う。
【0125】したがって、モータ55の回転により、検
査機構7は軌道6aの円周方向への移動が可能になる。
【0126】スキャナ51は、モータ54によって超音
波探触子52を鉛直方向に動作させて、溶接線近傍の熱
影響部を超音波探傷するために存在する。
【0127】モータ54の回転を探触子52に伝達する
ためには、例えば、図6に示すように、一対の歯車とボ
ールネジの組合せで容易に構成できる。
【0128】検査機構7の各モータ、図示されていない
位置センサ及び探触子はケーブル19によって検査制御
装置17に接続されており、検査機構7の遠隔操作によ
る超音波探傷試験を可能にする。
【0129】また、フレーム48の上面には、操作ポー
ル22と嵌合するポール結合筒60を有し、検査機構7
の設置に使用される。
【0130】次に、検査機構7の軌道6aへの設置方法
について説明する。
【0131】図4は、検査機構7に操作ポール22を結
合して、炉内に降ろしている状況を示す。
【0132】この図のように、車輪56a,56bが検
査機構のフレーム48内に収まり、検査機構7が上部格
子板3を通過できるように、空圧シリンダ53を制御す
る。すなわち車輪を支えるシャフトが鉛直方向を向くよ
うに、空圧シリンダの位置を制御する。
【0133】操作ポールを操作して、検査機構7を上部
格子板3の格子穴を通過させ、軌道5aのそばに位置決
めする。
【0134】次に、操作ポール22により、車輪56
c,56dを軌道6aの下側に噛み合わせた後、空圧シ
リンダ53を作動させて、車輪56a,56bを軌道6
aの上側に噛み合わせる。
【0135】この時、ピニオン歯車58をラック歯車に
円滑に噛み合わせるために、モータ55をゆっくりと回
転させる。
【0136】次に補修機構について簡単に説明する。
【0137】ここでは、補修作業として放電加工を用い
た切削加工用補修機構14を一例として、図7を用いて
説明する。
【0138】但し、本発明は放電加工切削に限定するも
のではなく、切削,研磨,溶接などの補修機構も適用で
きる。
【0139】補修機構14は、フレーム48,クランプ
機構49,走行機構50,Z軸動作機構61,R軸動作
機構62、及び放電加工用電極63とから構成される。
【0140】ここで、Z軸,R軸とは、炉心の軸(鉛直
軸)心をZ軸に見立てた円柱座標系で定義したものであ
る。
【0141】R軸とは、軌道6aの円弧中心から半径方
向外側に向いた軸を指す。
【0142】クランプ機構49,走行機構50,Z軸動
作機構61,R軸動作機構62の各動作軸の位置制御
や、電極63の放電電圧制御は、サービスプラットホー
ム上に置いた補修制御装置16により行われる。
【0143】このため、補修制御装置16と補修機構の
間には、制御用ケーブル20が接続されている。
【0144】クランプ機構48と走行機構50は、検査
機構7と同様に、軌道5aにクランプして、軌道上を円
周方向に走行する機能を有する。
【0145】この機構の詳細は、基本的には検査機構7
と同一である。
【0146】但し、クランプ機構48は、空圧シリンダ
53で上側の車輪が動作する点は同じであるが、車輪が
鉛直方向ではなく、円周の外側方向に動作する点が異な
る。走行機構50は、ピニオン歯車58が軌道5aに噛
み合う点は同じであるが、そのモータをピニオン歯車5
8に伝達する方法が、歯車列ではなく、タイミングベル
ト伝達である点が異なる。
【0147】これらの動力伝達法は、この方法に限定す
るものではなく、従来技術の各種方法、例えばチェーン
駆動なども適用できる。
【0148】Z軸動作機構61は、フレーム48に装着
されており、モータとボールネジにより動作する。
【0149】R軸動作機構62は、Z軸動作機構上に載
っており、モータとボールネジの組合せにより、R軸方
向に動作する。
【0150】電極63は、2本の円柱形に構成され、R
軸動作機構上に載っている。
【0151】走行機構(θ軸)と合わせてこれらの3つ
の動作機構は、電極63を円柱座標系R,θ,Z軸の任
意の位置に動作させるためのものである。
【0152】図7の例では、電極をθ,Z軸で位置決め
後、R軸方向にAVC(自動放電電圧制御)で位置制御
して、放電加工を行う。
【0153】この動作により、シュラウド面に1対の穴
をあけることができる。
【0154】以上の補修機構14の軌道5aへの設置法
については、検査機構7の設置法とほぼ同じである。
【0155】但し、操作ポールで支持する代わりに、ワ
イヤ21で支持する点が異なる。
【0156】これは、補修機構の重量が検査機構に比べ
て大きいので、操作ポールでは位置決め操作や吊り下げ
操作などの取扱が困難になるからである。
【0157】次に、補修作業の手順について説明する。
【0158】最初に、検査装置7を動作させて、超音波
探触子を溶接線64の熱影響部を検査し、欠陥の有無を
検査する。
【0159】万一、この検査により欠陥が発見された場
合、その位置を補修位置として、以下の方法で記録す
る。
【0160】原点を、軌道5aの円弧部の曲率中心軸
と、軌道5aの鉛直方向の中心面との交点にとり、鉛直
方向をZ軸にとる円柱座標系(R,θ,Z)を考える。
【0161】この座標系で、補修位置を記録する。
【0162】すなわち、θ軸の位置は、走行機構49の
位置センサで測定する。
【0163】Z軸の位置は、Z軸駆動機構51の位置セ
ンサで記録する。
【0164】R軸の位置は、超音波探触子52のシュラ
ウド壁面からの反射信号から換算した壁面と軌道との距
離を記録する。
【0165】シュラウド内面にある欠陥の先端部は、検
査機構7の超音波探触子52のデータを処理することに
より求め、R軸の加工最終値として記録する。
【0166】次に、補修機構14の軌道5a上の位置を
先程記録したR軸の位置を目標値として補修機構の走行
機構50を自動制御する。
【0167】その後、先程記録したZ軸の位置を目標値
として、補修機構14のZ軸動作機構61を自動制御す
る。
【0168】先程記録したR軸の位置から一定値sを減
じた値を目標値として、補修機構のR軸駆動機構を自動
制御する。
【0169】但し、これらの自動制御においては、検査
装置7と補修機構14との形状の違いによる位置ずれ量
は、初期位置オフセット値としてあらかじめ補正してお
く。このような手順により、補修機構14の補修位置へ
の自動制御が可能になる。また、自動制御しない場合で
あっても、目標値と現在位置の値を比較することで、補
修機構14を容易に精度よく補修位置に位置決めでき
る。
【0170】さらに、欠陥が外側に開口していて、内側
から見えない場合であっても、超音波探触子を用いた検
査機構7で欠陥位置を同定することにより、補修機構1
4の目標値を容易に決定でき、検査と補修が一体化した
保全作業が可能になる効果がある。
【0171】さらに、モータとしてステッピングモータ
を使用すれば、放射線線量率が高く、位置センサの使用
寿命が極端に短い場合であっても、検査機構で位置決定
するまでの間さえ、位置センサが機能を保つことができ
れば、その後に位置センサが機能喪失しても、ステッピ
ングモータのステップパルス数を基に位置決めが可能に
なる効果がある。
【0172】本実施例では、検査機構として超音波探触
子を用いたが、欠陥の種類によっては他の検査機構によ
って位置検出してもよい。
【0173】すなわち、シュラウド内面側に表面開口し
ている場合には浸透探傷検査機構を使用しても良く、シ
ュラウド内面側近傍で表面開口していない場合には渦電
流検査機構を使用しても良い。
【0174】また、本実施例では、炉心支持板3と上部
格子板4の間のシュラウド2の補修に適用したが、他の
実施例として、図1に示すように、支持機構5c,5d
を炉心支持板4と制御棒駆動機構ハウジング10を使っ
て支持することで、炉心支持板4より下鏡までの検査及
び補修が可能になる。
【0175】すなわち炉心支持板4より下のシュラウド
2,シュラウドサポート11,シュラウドサポートレグ
12の検査補修では、炉心支持板3と制御棒駆動機構ハ
ウジング10の間にある制御棒駆動機構案内管(図示し
ていない)を除去する必要がある。
【0176】第2の公知例特開昭5−80186号公報を応用
した場合、制御棒駆動機構案内管を全数除去しなければ
ならないが、本発明によればシュラウド近傍の制御棒駆
動機構案内管を除去するだけで良い効果がある。
【0177】また、他の実施例として、前の実施例と同
じように支持機構5c,5dを炉心支持板4と制御棒駆
動機構ハウジング10を使って支持し、軌道の位置を制
御棒駆動機構ハウジング10の上面高さまで下げれば、
制御棒駆動機構ハウジング10,中性子束モニタハウジ
ング(図示していない)等の検査,補修も可能になる効
果がある。
【0178】また、一変形例として、支持機構5をシュ
ラウド内壁面に吸着する吸盤を有する吸着機構に置き換
えても、軌道の水平姿勢決定操作が難しくなることを除
き、広範囲で且つ、検査と補修が一体となった保全作業
が可能になる効果がある。
【0179】他の一実施例として、支持機構5に伸縮機
能を持たせ、支持機構5を軌道6の回りに遠隔操作で回
転可能なように結合及び固定する機能を軌道6に付加
し、全体として、上部格子板等の穴を通過できるように
しても良い。
【0180】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば以下
の効果がある。
【0181】本発明の第1の効果は、上部格子板の格子
穴などの入り口が狭く、その内部が広い原子炉圧力容器
構造物であるシュラウド等の容器内において、点検機構
及び補修機構を連続操作で広範囲に位置決めでき、位置
決めの際に振動が無く、再現性の優れた位置決めを可能
にすることにある。
【0182】本発明の第2の効果は、補修位置の目視が
難しい場所で、補修機構を補修位置に精密に位置決めで
き、検査と補修が一体となった保全作業を可能にするこ
とにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す鳥瞰図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の主な構成要素の一部の外観
を示す鳥瞰図である。
【図3】本発明の一実施例の主な構成要素の一部の外観
を示す鳥瞰図である。
【図4】本発明の一実施例の主な構成要素の一部の外観
を示す鳥瞰図である。
【図5】本発明の一実施例の一構成要素を部分拡大して
外観を示した鳥瞰図である。
【図6】本発明の一実施例の一構成要素の外観を示した
鳥瞰図である。
【図7】本発明の一実施例の一構成要素の外観を示した
鳥瞰図である。
【図8】本発明の一実施例の一構成要素の外観を示した
鳥瞰図である。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…シュラウド、3…上部格子
板、4…炉心支持板、5…支持機構、6…軌道、7…検
査機構、8…クランプ機構、13…設置機構、14…補
修機構、15…支持設置制御装置、16…補修制御装
置、17…検査制御装置、31,32,33…部分軌
道、35,36…吊り具、49…ロック機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守中 廉 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉内の点検補修装置において、軌道機
    構と、前記軌道機構を支える支持機構と、前記軌道機構
    上を走行する検査機構と、前記軌道機構上を走行する少
    なくとも一台以上の補修機構と、前記すべての機構を作
    業位置に降ろす設置機構とから構成し、且つ上部格子板
    の穴を通過できる大きさに前記軌道機構,前記支持機
    構,前記検査機構及び前記補修機構を構成し、遠隔操作
    で前記支持機構及び軌道機構を炉内に固定する機構と、
    前記検査機構及び前記補修機構を前記同一軌道上に遠隔
    操作で懸架する機構を有することを特徴とする原子炉の
    炉内点検補修装置。
  2. 【請求項2】原子炉内の点検補修装置において、上部格
    子板の穴と炉心支持板の穴を用いて固定される支持機構
    と、前記支持機構で支えられる軌道機構と、前記軌道機
    構上を走行する検査機構と補修機構と、前記検査機構の
    検査結果から補修位置を演算し、前記補修位置を目標値
    として前記補修機構を位置制御する制御装置とから構成
    されることを特徴とする原子炉の炉内点検補修装置。
  3. 【請求項3】原子炉内の点検補修装置において、上部格
    子板の穴と炉心支持板の穴を用いて固定される支持機構
    と、前記支持機構で支えられる軌道機構と、前記軌道機
    構上を走行する少なくとも一台以上の作業機構と、前記
    の各機構を上部格子板より下の炉内に別々に降ろす設置
    設備とから構成し、前記各機構を少なくとも2個以上に
    分離して原子炉内に降ろし、原子炉内で遠隔操作により
    設置,組み立てることを特徴とする炉内点検補修装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記軌道機構を少なく
    とも2個以上の部分軌道から構成し、且つ前記部分軌道
    をリンクで結合するように構成し、前記一つの部分軌道
    が前記他の部分軌道に対して回転動作を与えるアクチュ
    エータを前記リンク部に設けたことを特徴とする原子炉
    の炉内点検補修装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記検査機構として、
    超音波探傷装置を用いたことを特徴とする炉内点検補修
    装置。
  6. 【請求項6】請求項3において、前記支持機構を炉心支
    持板と制御棒駆動機構ハウジングによって固定するよう
    に支持することを特徴とする炉内点検補修装置。
JP5206063A 1993-08-20 1993-08-20 原子炉の炉内点検補修装置 Pending JPH0755987A (ja)

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