JPH09324839A - チェーン駆動装置用テンション又はガイドレール - Google Patents
チェーン駆動装置用テンション又はガイドレールInfo
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- JPH09324839A JPH09324839A JP9034725A JP3472597A JPH09324839A JP H09324839 A JPH09324839 A JP H09324839A JP 9034725 A JP9034725 A JP 9034725A JP 3472597 A JP3472597 A JP 3472597A JP H09324839 A JPH09324839 A JP H09324839A
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- runway
- tension
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- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/024—Belt drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
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- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0863—Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
- F16H2007/0872—Sliding members
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0889—Path of movement of the finally actuated member
- F16H2007/0893—Circular path
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/18—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains
- F16H2007/185—Means for guiding or supporting belts, ropes, or chains the guiding surface in contact with the belt, rope or chain having particular shapes, structures or materials
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に内燃機関のチェーン駆動装置に用いら
れ、低コストで製造でき、しかも容易に構成できるテン
ションレールを提供する。 【解決手段】 テンションレールは、充填剤入り又は強
化プラスチックで作られていて、プラスチック製の滑路
ライニング本体（Ｂ）を支持するキャリヤ（Ｔ）を有
し、滑路ライニング本体は、嵌め合せ形摩擦係止方式で
キャリヤに連結される。キャリヤ（Ｔ）と滑路ライニン
グ本体（Ｂ）は、別々に前もって、製造された、即ちプ
レハブの構成部品であり、プレハブの滑路ライニング本
体（Ｂ）は後で、嵌め合せ形摩擦係止要素によってプレ
ハブのキャリヤ（Ｔ）に機械的に結合される。
れ、低コストで製造でき、しかも容易に構成できるテン
ションレールを提供する。 【解決手段】 テンションレールは、充填剤入り又は強
化プラスチックで作られていて、プラスチック製の滑路
ライニング本体（Ｂ）を支持するキャリヤ（Ｔ）を有
し、滑路ライニング本体は、嵌め合せ形摩擦係止方式で
キャリヤに連結される。キャリヤ（Ｔ）と滑路ライニン
グ本体（Ｂ）は、別々に前もって、製造された、即ちプ
レハブの構成部品であり、プレハブの滑路ライニング本
体（Ｂ）は後で、嵌め合せ形摩擦係止要素によってプレ
ハブのキャリヤ（Ｔ）に機械的に結合される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
滑路ライニング本体を支持する充填剤入り又は強化プラ
スチック製のキャリヤを有し、滑路ライニング本体が嵌
め合せ形摩擦係止方式でキャリヤに結合されている、特
に内燃機関のチェーン駆動又は伝動装置用テンション又
はガイドレールに関する。
滑路ライニング本体を支持する充填剤入り又は強化プラ
スチック製のキャリヤを有し、滑路ライニング本体が嵌
め合せ形摩擦係止方式でキャリヤに結合されている、特
に内燃機関のチェーン駆動又は伝動装置用テンション又
はガイドレールに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ドイツ
国特許第３７０６１３６号で知られているテンションレ
ールでは、キャリヤを、射出成形法により滑路ライニン
グ本体を固定するためのダブテール形の溝を備えた状態
で前もって製造する。次に、キャリヤを、コア又は金型
底側部分として別の射出成形用金型内へ挿入する。遂
に、次に、滑路ライニング本体を射出成形によりキャリ
ヤ上に形作り、それによりキャリヤと一体にする。別法
を説明すると、滑路ライニング本体を射出成形用金型で
製造し、コア又は金型底側部分として別の射出成形用金
型内へ挿入し、次にキャリヤを射出成形により滑路ライ
ニング本体上に形成して滑路ライニング本体と一体にす
る。その後においては、これらの間の結合部は、もはや
壊さないでは離すことができない。さらに、かかる方法
では、一製造業者がテンションレール全体を製造するこ
とが必要になる。二段階の製造法を用いること及びテン
ションレールを一業者に製造させなければならないこと
により、幾つかの不利益が生じる。最初に射出成形した
キャリヤは冷却中に収縮するので、製造法の第２段階で
必要な射出成形用金型は、精度が極めて高くなければな
らず、しかも収縮の程度を考慮する必要がある。これは
費用が高くつく。さらに、種々の寸法形状のテンション
レールについてそれぞれ２つの高価な射出成形用金型が
必要になる。これは、第２段階に関して特に手が込んで
いて、費用が高くつく。かくして、同じキャリヤを幾つ
かの寸法形状が異なる滑路ライニング本体と選択的に組
み合せたり、同じ滑路ライニング本体を寸法形状が異な
るキャリヤと組み合せたりすることはできない。結合部
の分離ができず、テンションレールを一製造業者によっ
てしか製造できないので、需要者は、例えば、キャリヤ
を、同一形状の又は寸法形状が僅かに異なる滑路ライニ
ング本体、例えば、異なるプラスチック仕様の滑路ライ
ニング本体と選択的に組み合せることができない。
国特許第３７０６１３６号で知られているテンションレ
ールでは、キャリヤを、射出成形法により滑路ライニン
グ本体を固定するためのダブテール形の溝を備えた状態
で前もって製造する。次に、キャリヤを、コア又は金型
底側部分として別の射出成形用金型内へ挿入する。遂
に、次に、滑路ライニング本体を射出成形によりキャリ
ヤ上に形作り、それによりキャリヤと一体にする。別法
を説明すると、滑路ライニング本体を射出成形用金型で
製造し、コア又は金型底側部分として別の射出成形用金
型内へ挿入し、次にキャリヤを射出成形により滑路ライ
ニング本体上に形成して滑路ライニング本体と一体にす
る。その後においては、これらの間の結合部は、もはや
壊さないでは離すことができない。さらに、かかる方法
では、一製造業者がテンションレール全体を製造するこ
とが必要になる。二段階の製造法を用いること及びテン
ションレールを一業者に製造させなければならないこと
により、幾つかの不利益が生じる。最初に射出成形した
キャリヤは冷却中に収縮するので、製造法の第２段階で
必要な射出成形用金型は、精度が極めて高くなければな
らず、しかも収縮の程度を考慮する必要がある。これは
費用が高くつく。さらに、種々の寸法形状のテンション
レールについてそれぞれ２つの高価な射出成形用金型が
必要になる。これは、第２段階に関して特に手が込んで
いて、費用が高くつく。かくして、同じキャリヤを幾つ
かの寸法形状が異なる滑路ライニング本体と選択的に組
み合せたり、同じ滑路ライニング本体を寸法形状が異な
るキャリヤと組み合せたりすることはできない。結合部
の分離ができず、テンションレールを一製造業者によっ
てしか製造できないので、需要者は、例えば、キャリヤ
を、同一形状の又は寸法形状が僅かに異なる滑路ライニ
ング本体、例えば、異なるプラスチック仕様の滑路ライ
ニング本体と選択的に組み合せることができない。
【０００３】ドイツ国特許第４３１０３０６号で知られ
ているテンションレールでは、滑路ライニングは、嵌め
合せ要素により、テンションレールのその長手方向にお
ける端部、即ち、チェーン送出し端部のところで、自由
に運動できるようキャリヤに結合されている。結合要素
は、滑路ライニングを、前もって製造された（以下の説
明中、「プレハブの」と表現する場合がある）キャリヤ
上に射出成形するか、或いは、キャリヤをプレハブの滑
路ライニング上に射出成形するかのいずれかによっての
み嵌め合せ式結合部を得ることができるように、つまり
２つの構成部品をそれ自体では前もって製造することは
できず、後で相互に結合するやり方で、滑路ライニング
とキャリヤとの間に形成される。米国特許第５０４５０
３２号で知られているガイドレールでは、キャリヤを金
属から前もって製作しておき、その後、プラスチック製
の滑路ライニングをキャリヤ上に設ける。
ているテンションレールでは、滑路ライニングは、嵌め
合せ要素により、テンションレールのその長手方向にお
ける端部、即ち、チェーン送出し端部のところで、自由
に運動できるようキャリヤに結合されている。結合要素
は、滑路ライニングを、前もって製造された（以下の説
明中、「プレハブの」と表現する場合がある）キャリヤ
上に射出成形するか、或いは、キャリヤをプレハブの滑
路ライニング上に射出成形するかのいずれかによっての
み嵌め合せ式結合部を得ることができるように、つまり
２つの構成部品をそれ自体では前もって製造することは
できず、後で相互に結合するやり方で、滑路ライニング
とキャリヤとの間に形成される。米国特許第５０４５０
３２号で知られているガイドレールでは、キャリヤを金
属から前もって製作しておき、その後、プラスチック製
の滑路ライニングをキャリヤ上に設ける。
【０００４】ドイツ国特許第３０４１０６号で知られて
いるテンションレールでは、板金キャリヤを曲げ加工に
より製作し、その後、プラスチック製の滑路ライニング
を設ける。欧州特許公開公報第０１９３８０２号で知ら
れているテンション又はスライドレールでは、低摩擦係
数の耐摩耗性硬質材料でできた外装材がキャリヤ上に施
される。外装材は、弾性材料により軽量金属の注型品で
あるキャリヤに結合される。本発明の目的は、低コスト
で製造でき、しかも容易に取り付けることができる上記
形式のテンション又はガイドレールを提供することにあ
る。
いるテンションレールでは、板金キャリヤを曲げ加工に
より製作し、その後、プラスチック製の滑路ライニング
を設ける。欧州特許公開公報第０１９３８０２号で知ら
れているテンション又はスライドレールでは、低摩擦係
数の耐摩耗性硬質材料でできた外装材がキャリヤ上に施
される。外装材は、弾性材料により軽量金属の注型品で
あるキャリヤに結合される。本発明の目的は、低コスト
で製造でき、しかも容易に取り付けることができる上記
形式のテンション又はガイドレールを提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的は、キャリヤと
滑路ライニング本体は、別々に前もって製造された構成
部品であり、前もって製造された滑路ライニング本体は
後で、嵌め合せ形摩擦係止要素によって、前もって製造
されたキャリヤに機械的に結合されるという本発明の特
徴により達成される。別々に前もって製造された構成部
品を用いることにより、両方の射出成形用金型を、特
に、収縮により引き起こされた寸法変化は、機械的結合
部の使用によりもはや重要な関心事ではなくなっている
ので、低コストで製作できる。テンションレールの需要
者は、異なる製造業者から２種類の構成部品を調達で
き、しかもコスト次第で製造業者を選定できる。また、
最終需要者は場合によっては組み立てを一層安上がりな
方法で行って最終組立品を得るであろうから、コストは
一段と少なくなる。さらに、種々の滑路ライニング本体
を一種類のキャリヤと選択的に組み合せ、或いは、種々
のキャリヤを一種類の滑路ライニング本体と組み合せる
ことが可能であり、これら構成部品は、材料仕様に関し
て寸法面で、特に、結合部に影響のないような寸法だけ
異なっている。
滑路ライニング本体は、別々に前もって製造された構成
部品であり、前もって製造された滑路ライニング本体は
後で、嵌め合せ形摩擦係止要素によって、前もって製造
されたキャリヤに機械的に結合されるという本発明の特
徴により達成される。別々に前もって製造された構成部
品を用いることにより、両方の射出成形用金型を、特
に、収縮により引き起こされた寸法変化は、機械的結合
部の使用によりもはや重要な関心事ではなくなっている
ので、低コストで製作できる。テンションレールの需要
者は、異なる製造業者から２種類の構成部品を調達で
き、しかもコスト次第で製造業者を選定できる。また、
最終需要者は場合によっては組み立てを一層安上がりな
方法で行って最終組立品を得るであろうから、コストは
一段と少なくなる。さらに、種々の滑路ライニング本体
を一種類のキャリヤと選択的に組み合せ、或いは、種々
のキャリヤを一種類の滑路ライニング本体と組み合せる
ことが可能であり、これら構成部品は、材料仕様に関し
て寸法面で、特に、結合部に影響のないような寸法だけ
異なっている。
【０００６】軽量金属製のキャリヤを後で滑路ライニン
グ本体に機械的に結合することは事実上公知であり、し
かもドイツ国特許公開公報第３５０６１０１号で知られ
ているが、かかるテンションレールの製造及び組立費は
高すぎ、しかもテンションレールは不適当なほど重い。
さらに、この製作方式では、キャリヤと滑路ライニング
本体は普通では、異なる製造業者によって製造されなけ
ればならない。請求項２に記載された発明では、結合部
を低コストで設けることができると共に滑路ライニング
本体又はキャリヤが損傷した場合でも、これを取り替え
て損傷していない部品を続けて使用することができる。
請求項３に記載された発明は、結合要素が２つの構成部
品を前もって製造している間に形成されるという利点が
ある。
グ本体に機械的に結合することは事実上公知であり、し
かもドイツ国特許公開公報第３５０６１０１号で知られ
ているが、かかるテンションレールの製造及び組立費は
高すぎ、しかもテンションレールは不適当なほど重い。
さらに、この製作方式では、キャリヤと滑路ライニング
本体は普通では、異なる製造業者によって製造されなけ
ればならない。請求項２に記載された発明では、結合部
を低コストで設けることができると共に滑路ライニング
本体又はキャリヤが損傷した場合でも、これを取り替え
て損傷していない部品を続けて使用することができる。
請求項３に記載された発明は、結合要素が２つの構成部
品を前もって製造している間に形成されるという利点が
ある。
【０００７】製造及び組立に関して技術的に単純な構成
の発明は、請求項４の記載内容から得られる。キャリヤ
背面部は、使用中、滑路ライニング本体の支持手段とな
る。横方向リブを滑路ライニング本体を固定するための
当接手段として使用できる。キャリヤ本体のフック形ポ
ケットは、結合部を構成するための嵌め合せ形摩擦係止
要素の要部である。さらに、請求項５に記載された発明
では、滑路ライニング本体を凹部内に、即ち、特にキャ
リヤ背面部の長手方向に位置決めすることができる。請
求項６に記載された発明では、横方向リブは大きな荷重
を支持でき、滑路ライニング本体を横方向に心出しする
よう係合フック内へ差し込み可能である。請求項７に記
載された発明は、単純な結合構成を示している。滑路ラ
イニング本体のフック端部を横方向リブ上に載せた状態
でキャリヤ背面部上に置き、スナップ形式のフックがス
ナップ動作でポケット肩の後ろに嵌まるようにする。こ
の結合部は、専用の工具がなくても再び解除できる。
の発明は、請求項４の記載内容から得られる。キャリヤ
背面部は、使用中、滑路ライニング本体の支持手段とな
る。横方向リブを滑路ライニング本体を固定するための
当接手段として使用できる。キャリヤ本体のフック形ポ
ケットは、結合部を構成するための嵌め合せ形摩擦係止
要素の要部である。さらに、請求項５に記載された発明
では、滑路ライニング本体を凹部内に、即ち、特にキャ
リヤ背面部の長手方向に位置決めすることができる。請
求項６に記載された発明では、横方向リブは大きな荷重
を支持でき、滑路ライニング本体を横方向に心出しする
よう係合フック内へ差し込み可能である。請求項７に記
載された発明は、単純な結合構成を示している。滑路ラ
イニング本体のフック端部を横方向リブ上に載せた状態
でキャリヤ背面部上に置き、スナップ形式のフックがス
ナップ動作でポケット肩の後ろに嵌まるようにする。こ
の結合部は、専用の工具がなくても再び解除できる。
【０００８】請求項８に記載された発明は、側板部に損
傷を与えるような剪断力が加わらないようにする上で有
利である。さらに、請求項９に記載された発明では、滑
路ライニング本体は、凹部にぴったりと嵌まり込み、テ
ンションレールの動作中、長手方向に生じる力を広い面
でキャリヤ中に伝える突起によってキャリヤ背面部上に
位置決めされ、かくして、側板部及び場合によってはフ
ック端部に生じる応力を軽減する。本発明の実施例を図
面を参照して以下に説明する。
傷を与えるような剪断力が加わらないようにする上で有
利である。さらに、請求項９に記載された発明では、滑
路ライニング本体は、凹部にぴったりと嵌まり込み、テ
ンションレールの動作中、長手方向に生じる力を広い面
でキャリヤ中に伝える突起によってキャリヤ背面部上に
位置決めされ、かくして、側板部及び場合によってはフ
ック端部に生じる応力を軽減する。本発明の実施例を図
面を参照して以下に説明する。
【０００９】
【発明の実施の形態】好ましくは、内燃機関のコントロ
ールチェーン駆動又は伝動装置に用いられる図１のテン
ションレールＳが、充填剤入りの又は強化されたプラス
チック、特に繊維強化プラスチックから一体的に作られ
たキャリヤＴと、プレハブの部品又はユニットとしてこ
れ又プラスチックで作られていて、後でキャリヤＴに取
り付けられる滑路ライニング本体Ｂとから成り、滑路ラ
イニング本体Ｂは、良好な滑り特性及び疲れ強さ特性を
有する無充填プラスチックであるのが良い。２つの構成
部品Ｔ，Ｂは、前もって別々に製造されていて、例えば
２つの構成部品Ｔ，Ｂに一体形成された嵌め合せ形摩擦
係止要素によって機械的に相互に結合される。また、滑
路ライニング本体Ｂを後で機械的に、即ち、リベット締
め、ネジ止め、接着、又は溶接によりキャリヤＴに結合
しても良い。
ールチェーン駆動又は伝動装置に用いられる図１のテン
ションレールＳが、充填剤入りの又は強化されたプラス
チック、特に繊維強化プラスチックから一体的に作られ
たキャリヤＴと、プレハブの部品又はユニットとしてこ
れ又プラスチックで作られていて、後でキャリヤＴに取
り付けられる滑路ライニング本体Ｂとから成り、滑路ラ
イニング本体Ｂは、良好な滑り特性及び疲れ強さ特性を
有する無充填プラスチックであるのが良い。２つの構成
部品Ｔ，Ｂは、前もって別々に製造されていて、例えば
２つの構成部品Ｔ，Ｂに一体形成された嵌め合せ形摩擦
係止要素によって機械的に相互に結合される。また、滑
路ライニング本体Ｂを後で機械的に、即ち、リベット締
め、ネジ止め、接着、又は溶接によりキャリヤＴに結合
しても良い。
【００１０】キャリヤＴは、中央仕切り２により遮られ
た複数の横方向通路又は開口部３を備えたレール状基部
本体１で構成される。図１で見て右側（コントロールチ
ェーンの導入側）のキャリヤ端部には、支持アイ４が設
けられている。キャリヤＴの上側は、この実施例では湾
曲して延びていて横方向に平らなキャリヤ背面部５を形
成し、支持アイ４に向いたその端部の後ろには、丸い全
体的横断面形状の横方向リブ６が形成されている。滑路
ライニング本体Ｂは、滑らかな作業面９及び底側表面８
を備えたベルト１０である。滑路ライニング本体Ｂは、
一体成形されたフック端部７を有し、このフック端部は
その内側で両側に横方向リブ６を受け入れるよう形成さ
れたポケット１８を有する。フック端部７から遠ざかる
方向に向いた滑路ライニング本体端部の近くには、２つ
の側板部１５が形成されており、これら側板部１５は底
側表面８を越えて下方へ突出し、その下端部はアンダー
カット付きスナップ形式のフック１６（図２）を形成し
ている。底側表面８を越えて下方に突出した横方向突起
１９が、基部本体１のほぼ長手方向中央に、しかしなが
ら側板部１５に近接して形成されている。
た複数の横方向通路又は開口部３を備えたレール状基部
本体１で構成される。図１で見て右側（コントロールチ
ェーンの導入側）のキャリヤ端部には、支持アイ４が設
けられている。キャリヤＴの上側は、この実施例では湾
曲して延びていて横方向に平らなキャリヤ背面部５を形
成し、支持アイ４に向いたその端部の後ろには、丸い全
体的横断面形状の横方向リブ６が形成されている。滑路
ライニング本体Ｂは、滑らかな作業面９及び底側表面８
を備えたベルト１０である。滑路ライニング本体Ｂは、
一体成形されたフック端部７を有し、このフック端部は
その内側で両側に横方向リブ６を受け入れるよう形成さ
れたポケット１８を有する。フック端部７から遠ざかる
方向に向いた滑路ライニング本体端部の近くには、２つ
の側板部１５が形成されており、これら側板部１５は底
側表面８を越えて下方へ突出し、その下端部はアンダー
カット付きスナップ形式のフック１６（図２）を形成し
ている。底側表面８を越えて下方に突出した横方向突起
１９が、基部本体１のほぼ長手方向中央に、しかしなが
ら側板部１５に近接して形成されている。
【００１１】キャリヤＴの基部本体１に関し、支持アイ
４から遠ざかる方向に向いた端部には、２つの横方向差
込みポケット又はフック形ポケット１１が形成され、こ
れらポケットは各々、アンダーカット付きポケット肩１
２を有している。さらに、キャリヤ背面部５に向かって
開いていて、停止部１４により両側に長手方向に構成さ
れる２つの側方凹部１３が、基部本体１に形成されてい
る。プレハブの構成部品Ｔ，Ｂを互いに結合するため
に、まず最初に、フック端部７を横方向リブ６に引っか
け（図４）、ベルトをキャリヤ背面部５上に置く。横方
向突起１９が凹部１３に嵌まり込んで停止部１４相互間
に位置決めされる。側板部１５は、それらのスナップ形
式のフック１６と共に、最初が傾斜した導入部分１７上
を滑らせて差込みポケット１１内へ嵌め込み、最終的
に、スナップ形式のフックがポケット肩１２を後ろで把
持するようにする。
４から遠ざかる方向に向いた端部には、２つの横方向差
込みポケット又はフック形ポケット１１が形成され、こ
れらポケットは各々、アンダーカット付きポケット肩１
２を有している。さらに、キャリヤ背面部５に向かって
開いていて、停止部１４により両側に長手方向に構成さ
れる２つの側方凹部１３が、基部本体１に形成されてい
る。プレハブの構成部品Ｔ，Ｂを互いに結合するため
に、まず最初に、フック端部７を横方向リブ６に引っか
け（図４）、ベルトをキャリヤ背面部５上に置く。横方
向突起１９が凹部１３に嵌まり込んで停止部１４相互間
に位置決めされる。側板部１５は、それらのスナップ形
式のフック１６と共に、最初が傾斜した導入部分１７上
を滑らせて差込みポケット１１内へ嵌め込み、最終的
に、スナップ形式のフックがポケット肩１２を後ろで把
持するようにする。
【００１２】取外しにあたっては、スナップ形式のフッ
ク１６を外せばよいだけである。滑路ライニング本体Ｂ
を捲り上げてキャリヤＴから取り外せば良い。
ク１６を外せばよいだけである。滑路ライニング本体Ｂ
を捲り上げてキャリヤＴから取り外せば良い。
【図１】プレハブの構成部品を組み合せて構成したテン
ションレールの側面図である。
ションレールの側面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線における拡大断面図であ
る。
る。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線における拡大断面図で
ある。
ある。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線における拡大断面図であ
る。
る。
Ｔ キャリヤ Ｂ 滑路ライニング本体 １ レール状基部本体 ３ 横方向通路 ４ 支持アイ ５ キャリヤ背面部 ６ 横方向リブ ７ フック端部 １０ ベルト １１ 差込みポケット １２ 肩 １３ 凹部 １４ 停止部 １５ 側板部 １６ フック １９ 横方向突起
Claims (9)
- 【請求項１】 プラスチック製の滑路ライニング本体を
支持する充填剤入り又は強化プラスチック製のキャリヤ
を有し、滑路ライニング本体が嵌め合せ形摩擦係止方式
でキャリヤに結合されている、特に内燃機関のチェーン
駆動装置用テンション又はガイドレールにおいて、キャ
リヤ（Ｔ）と滑路ライニング本体（Ｂ）は、別々に前も
って製造された構成部品であり、前もって製造された滑
路ライニング本体（Ｂ）は後で、嵌め合せ形摩擦係止要
素によって、前もって製造されたキャリヤ（Ｔ）に機械
的に結合されることを特徴とするテンション又はガイド
レール。 - 【請求項２】 前もって製造されたキャリヤ（Ｔ）と、
前もって製造された滑路ライニング本体（Ｂ）との間に
は、解除可能な機械的結合手段が設けられていることを
特徴とする請求項１記載のテンション又はガイドレー
ル。 - 【請求項３】 キャリヤ（Ｔ）と滑路ライニング本体
（Ｂ）は、それぞれ嵌め合せ形摩擦係止要素と一体的な
状態で前もって製造されていることを特徴とする請求項
１記載のテンション又はガイドレール。 - 【請求項４】 キャリヤ（Ｔ）は、滑路ライニング本体
（Ｂ）に関して長手方向において凸状に湾曲して延びる
と共に横方向に平らなキャリヤ背面部（５）を有し、横
方向リブ（６）がキャリヤ背面部（５）の端に形成さ
れ、横方向リブ（６）から長手方向に間隔を置いて位置
した少なくとも一つの箇所に、キャリヤ背面部（５）の
下でその両側部がアンダーカットされた差込みポケット
（11）が設けられていることを特徴とする請求項３記載
のテンション又はガイドレール。 - 【請求項５】 差込みポケット（11）は、横方向リブ
（６）から遠ざかる方向に向いたキャリヤ背面部（５）
の端部に設けられ、差込みポケット（11）と横方向リブ
（５）との間には、キャリヤ背面部（５）の両側で且つ
その下方にはそれぞれ、キャリヤ背面部（５）の長手方
向に有効に働く２つの停止部（14）によって構成される
少なくとも一つの凹部（13）が設けられていることを特
徴とする請求項４記載のテンション又はガイドレール。 - 【請求項６】 横方向リブ（６）は、キャリヤ背面部
（５）の幅全体に対して両端が引っ込んでおり、丸い全
体的横断面形状を有していることを特徴とする請求項４
記載のテンション又はガイドレール。 - 【請求項７】 滑路ライニング本体（Ｂ）は、ベルト状
であって、横方向リブ（６）上に置くことができるフッ
ク端部を備えると共にキャリヤ背面部の曲率を有する状
態で前もって製造されており、滑路ライニング本体
（Ｂ）の底側表面（８）を越えて突出した側板部（15）
が、差込みポケット（11）と整列した状態で、フック端
部（７）から遠ざかる方向に向いた端部に形成され、側
板部は、滑路ライニング本体（Ｂ）と一緒になってＵ字
形横断面を形成し、側板部（15）の自由端部は、互いに
向かい合っていて、アンダーカット付きポケット肩（1
2）を後ろで把持するスナップ形式のフック（16）とし
て形成されていることを特徴とする請求項４記載のテン
ション又はガイドレール。 - 【請求項８】 差込みポケット（11）は、側板部（15）
よりも長手方向に幅が広いことを特徴とする請求項４又
は７記載のテンション又はガイドレール。 - 【請求項９】 滑路ライニング本体（Ｂ）には、２つの
横方向突起（19）が形成され、横方向突起は、滑路ライ
ニング本体（Ｂ）の底側表面（８）を越えて突出すると
共に底側表面と一緒になってＵ字形横断面を形成し、横
方向突起（19）の幅は、長手方向に見て、各凹部（13）
の停止部（14）相互間の距離にほぼ一致することを特徴
とする請求項５記載のテンション又はガイドレール。
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