JPH09312029A - 光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップ

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Publication number
JPH09312029A
JPH09312029A JP8126727A JP12672796A JPH09312029A JP H09312029 A JPH09312029 A JP H09312029A JP 8126727 A JP8126727 A JP 8126727A JP 12672796 A JP12672796 A JP 12672796A JP H09312029 A JPH09312029 A JP H09312029A
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JP
Japan
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light
circuit board
light source
optical
optical pickup
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JP8126727A
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English (en)
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Haruji Manabe
晴二 真鍋
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・薄型の光ピックアップ及び相変化型光
ディスク用の光ピックアップを提供することを目的とし
ている。 【解決手段】 基板4に設けられている端子14に接続
された高周波重畳回路基板50とFPC51において、
基板4と高周波重畳回路基板50との間にFPC50を
配置するという構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光素子、光ディス
ク等への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ及び
相変化型光ディスク用の光ピックアップに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を利用して情報の記録や
再生を行う光ディスク装置の小型化が望まれており、光
学部品点数の削減等により光ピックアップの小型化及び
軽量化の試みが行われている。光ピックアップの小型・
軽量化は、装置全体の小型化だけでなく、アクセス時間
の短縮などの性能向上に有利となる。近年、光ピックア
ップの小型・軽量化の手段としてホログラム光ピックア
ップの利用が挙げられており、一部実用化に供してい
る。
【0003】従来の光ピックアップについて図を参照し
ながら説明する。図12は従来の光ピックアップにおけ
る端子の配置図である。図12において、300は基板
で基板300は各種の部材を配置するものであるが、こ
こでは省略する。基板300には、受光素子301が載
置されており、この受光素子301で検知した光信号は
電気信号に変換される。更に基板300にはその周囲と
電気的に絶縁されている端子302が設けてある。この
端子302は前述の受光素子301に設けられている接
続部とワイヤボンドされて、受光素子301からの信号
を伝達するものである。
【0004】図13は従来の光ピックアップにおける各
種電気回路と端子との接続を示す図である。基板300
を貫通し、かつ、基板300と電気的に非接触に設けて
ある端子302の端部のうち、受光素子301側の端部
302aは受光素子301に設けられている電極や半導
体レーザの電極とワイヤボンディングで接続されてい
る。そしてその反対側の端部302bは長さが均一にそ
ろっており、それぞれ光源に電力を供給する電源回路基
板303及び受光素子301からの信号を伝達するフレ
キシブルプリント基板(以下FPCと称す)304と接
続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、光ピックアップで検出した光信号等を伝達
するための端子302が受光素子301の周囲を取り巻
くように配置されていたので、光ピックアップの小型化
・薄型化を図るために光ヘッド自体を小型化しても、取
り巻く端子のためその高さ方向の薄型化に限界があっ
た。
【0006】またこの構成においては、電源回路基板3
03とFPC304とが同一平面上に形成されていたた
め、電源回路基板303が基板300からはみ出してし
まうという問題点があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、小型
・薄型の光ピックアップ及び相変化型光ディスク用の光
ピックアップを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、収納部材に設けられ、前記受光手段からの信号の収
納部材外部への伝達か、若しくは光源への電力の供給か
の少なくとも一方の作用を有する複数の端子と、複数の
端子のうちのいくつかに接続された電源回路基板と、複
数の端子のいくつかに接続された信号伝達手段若しくは
回路基板の少なくとも一方とを備え、光源から射出され
た光を各種光学部材を介して光媒体に導き、光媒体で反
射された光を各種光学部材を介して受光手段に導く光ピ
ックアップであって、収納部材と電源回路基板との間に
信号伝達手段若しくは回路基板の少なくとも一方を配置
するという構成を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明によると、
光源と、光を受光するとともに受光した光信号を電気信
号に変換する受光手段と、前記光源,前記受光手段を収
納するとともに光の入出射部分に開口部を有した細長い
形状の収納部材と、前記収納部材に設けられ、前記受光
手段からの信号の収納部材外部への伝達か、若しくは光
源への電力の供給かの少なくとも一方の作用を有する複
数の端子と、前記複数の端子のうちのいくつかに接続さ
れた電源回路基板と、前記複数の端子のいくつかに接続
された信号伝達手段若しくは回路基板の少なくとも一方
とを備え、前記光源から射出された光を各種光学部材を
介して光媒体に導き、前記光媒体で反射された光を各種
光学部材を介して受光手段に導く光ピックアップであっ
て、前記収納部材と前記電源回路基板との間に前記信号
伝達手段若しくは前記回路基板の少なくとも一方を配置
したことにより、電源回路基板に端子を通過させるため
の孔をもうける必要がなくなり、さらに電源回路基板の
小型化が可能になる。
【0010】請求項3に記載の発明によると、電源回路
基板と信号伝達手段若しくは前記回路基板との間に2m
m以上、好ましくは3mm以上の間隔を有する隙間を設
けたことにより、隙間の部分に各種の部材を配置するこ
とができ、空間の効率的な利用が可能になる。
【0011】以下本発明の一実施の形態における光ピッ
クアップのパッケージングについて図を参照しながら説
明する。
【0012】図1及び図2はともに本発明の一実施の形
態における光ピックアップのパッケージングの構成を示
す断面図である。
【0013】1は光源で、光源1としては半導体レー
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安い数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。半導体レ
ーザの材質としてはAlGaAs,InGaAsP,I
nGaAlP,ZnSe,GaN等が考えられ、ここで
は最も一般的に用いられており、安価なAlGaAsを
用いた。さらに高密度記録を行う場合には記録媒体上で
のスポット径をより小さくすることができ、AlGaA
sよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnSe等
の半導体レーザを用いることが好ましい。
【0014】2はサブマウントで、サブマウント2はそ
の形状が直方体状若しくは板形状で、その上面には光源
1が取り付けられている。このサブマウント2は光源1
を載置するとともに、光源1で発生した熱を逃がす働き
を有している。サブマウント2と光源1との接合には熱
伝導等を考慮すると、サブマウント2の上面に予めAu
−Snなどの半田を鍍金しておき、高温で半田付けする
方法やAu−Sn,Sn−Ag,Sn−Sb,Sn−P
b−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温で圧着
する方法を用いることが好ましい。また光源1とサブマ
ウント2は略水平に取り付けなければ光学系の収差や結
合効率の低下等の原因になる。従って接合の際には光源
1はサブマウント2に所定の位置に所定の高さで略水平
にマウントされることが好ましい。さらにサブマウント
2の上面には光源1の下面と電気的に接触するように電
極面2aが設けられている。この電極面2aは光源1の
電源供給用のもので、電極面2aを構成する金属膜とし
ては導電性や耐食性を考慮してAuの薄膜を用いること
が好ましい。更にサブマウント2は、光源1で発生する
熱や光源1との取付等の問題から、熱伝導性が高く、か
つ、線膨張係数が光源1のそれ(約6.5×10-6
℃)に近い材質が好ましい。具体的には線膨張係数が3
〜10×10-6/℃で、熱伝導率が100W/mK以上
である物質、例えばAlN,SiC,T−cBN,Cu
/W,Cu/Mo,Si等を、特に高出力のレーザを用
いる場合で熱伝導率を非常に大きくしなければならない
ときにはダイアモンド等を用いることが好ましい。光源
1とサブマウント2の線膨張係数が同じか近い数値とな
るようにした場合、光源1とサブマウント2の間の歪み
の発生を抑制することができるので、光源1とサブマウ
ント2との取付部分が外れたり、光源1にクラックが入
る等の不都合を防止することができる。しかしながら本
範囲を外れた場合には、光源1とサブマウント2の間に
大きな歪みが生じてしまい、光源1とサブマウント2と
の取付部分が外れたり、光源1にクラック等を生じる可
能性が高くなる。またサブマウント2の熱伝導率をでき
るだけ大きく取ることにより、光源1で発生する熱を効
率よく外部に逃がすことができる。しかしながら熱伝導
率が本限定以下の場合には、光源1で発生した熱が外部
に逃げ難くなるため、光源1の温度が上昇し、光源1の
出力が低下したり、光源1の寿命が短くなったり、最悪
の場合には光源1が破壊されてしまう等の不都合が発生
しやすくなる。本実施の形態では、これらの2つの特性
のどちらにも非常に優れたAlNを用いた。更にサブマ
ウント2の上面には光源1との接合性を良くするため
に、サブマウント2から光源1に向かってTi,Pt,
Auの順に薄膜を形成することが好ましい。なお、サブ
マウント2の材質としてSiを用いた場合にはTi層の
前にAl23膜や部材表面の表面酸化膜等の絶縁層を形
成しておくことが好ましい。
【0015】3はブロックで、ブロック3は基本的には
直方体形状でその側面に大きな突起部3aを有してお
り、上面にはサブマウント2が取り付けられている。こ
のブロック3もまたサブマウント2と同様に、光源1で
発生する熱やサブマウント2との取付等の問題から、熱
伝導性が高く、かつ、線膨張係数がサブマウント2に近
い材質、例えばサブマウント2の材質例で示したもの以
外にMo,Cu,Fe,FeNiCo合金,FeNi合
金等を用いることが好ましい。しかしながらこれらの特
性値の要求はサブマウント2に比べるとそれほど厳しく
はないので、コストを重視して選択する方が好ましい。
ここではAlNに比べて非常に安価で、これらの特性に
比較的優れたCu,Mo等の材料でブロック3を形成し
た。またブロック3とサブマウント2との接合には熱伝
導等を考慮すると、やはりサブマウント2と光源1の場
合と同様に、Au−Sn,Sn−Ag,Sn−Sb,S
n−Pb−In等の半田箔(厚さ数μm〜数十μm)を
高温で圧着することが好ましい。半田泊の融点について
は組立順を考えて設定されることが、一度接合した部材
のズレを防止することができるので好ましい。
【0016】なおここではサブマウント2とブロック3
とを別体で形成していたが、光源1の出力が高く、これ
らの部材により高い熱伝導性が要求される場合には、熱
伝導性を良くするためにこれらの部材を一体で形成する
ことが好ましい。この場合それらの材質は、AlN等の
熱伝導性が非常に高いものを用いることが好ましい。
【0017】またブロック3はサブマウント2よりも大
きくして、基板4との接触面積を大きく取ることが望ま
しい。
【0018】また光源1には光軸に関して高い精度が要
求されるので、サブマウント2の上面は高い精度で水平
であることが好ましい。従ってサブマウント2,ブロッ
ク3及び基板4の取り付けについても同様にすることが
好ましい。
【0019】基板4は、光源1で発生し、伝導等により
サブマウント2及びブロック3を介して伝わってきた熱
を外部に放出する働きを有するとともに、光ピックアッ
プを形成する種々の部材が載置され、パッケージングの
基礎となるものである。基板4の材質としては、熱伝導
性が高いCu,Al,Fe等の金属材料やFeNi合金
やFeNiCo合金等の合金材料を用いることが好まし
い。なぜならば後で説明する溶接を行うことが容易であ
り、かつ、高周波重畳回路等からの電磁波等のノイズを
遮断する電磁シールドとしての効果も有するからであ
る。これらの中でも特にFe,FeNi合金,FeNi
Co合金は熱抵抗が小さく、放熱性が良好で、かつ、低
コストであるので、光源1で発生する熱を効率的に外部
に放出することができ、かつ、光源1からの光の特性が
良好な光ピックアップを低価格で提供することが可能に
なる。
【0020】なお前述のブロック3と基板4との接合も
前述のような半田泊或いはAgローを用いて行うことが
好ましい。またブロック3は基板4をプレス等で叩き出
して形成しても良い。
【0021】また基板4には孔4aが設けてあり、各部
材の位置の調整用のジグの挿入等に用いられる。これに
より微妙な位置合わせを必要とする光ピックアップ内部
の各部材の位置合わせを容易に行うことができる。
【0022】以下基板4に載置されている部材について
説明する。まず最初にブロック3と基板4の取付につい
て説明する。ブロック3は予めサブマウント2及び光源
1が固定された状態でロウ付けや半田箔等の方法により
基板4の上面に固定されている。
【0023】更に基板4には、端子14a,14bが設
けられている。この端子14aは光源1への電力を供給
するものであり、端子14bは受光素子13で検知した
信号を外部へ伝達したりするものである。そして前述し
た金属材料から構成されている基板4と電気的に接触し
ないようにしながら、基板4に設けられている複数の孔
4bに挿入されている。この端子14a,14bの材質
としてはFeNiCo合金,FeNi合金,FeCr合
金等を用いることが好ましい。電気的な接触を断つ手段
としては、孔4bにおいて端子14a,14bと基板4
と接する部分については絶縁性の皮膜等が設けられてい
ることが好ましく、更にこの部分から外気が混入してこ
ないように密閉しておく必要がある。このような部材と
して、低融点ガラス,フリットガラス,コバールガラ
ス,ハーメチックシール等の絶縁及び密閉の双方を同時
に行えるものを用いることが好ましい。ここでは特に整
合封止型若しくは圧縮封止型のハーメチックシールを用
いることが好ましい。なぜならば極めて容易に絶縁と密
閉の双方を行うことができ、さらに極めて安価であるの
で、端子14a,14bの基板4への取付工程を簡略化
でき、さらには光ピックアップの製造コストを削減でき
るからである。
【0024】この整合封止型のハーメチックシールを端
子14a,14bとして用いることにより、広い温度範
囲にわたって高い気密性及び絶縁性を保つことができ、
かつ、端子形状も比較的自由に変形することができるの
で、光ピックアップの信頼性を高くすることができ、か
つ、設計の自由度も大きくすることができる。
【0025】光ガイド部材5は直方体形状をしており、
その内部には複数の斜面及びそれらの斜面上に形成され
た各種膜を有しており、光源1から射出された光を出射
するとともに、戻ってきた光を所定の位置に導く働きを
有している。また光ガイド部材5はその側面でブロック
3の突起部3aの端面部3bに接合されている。ここで
用いられる接合材としては、所定の波長の光を照射する
ことにより硬化する光硬化型の接着剤を用いることが好
ましい。それらの中でも特に発光が容易な赤外線領域、
紫外線領域、可視光領域の光を用いることが特に好まし
い。このような接合材を用いることにより良好な作業性
を簡単に得ることができ、更に接合時間の短縮も、照射
する光の量及びエネルギーを最適になるように制御する
ことにより、簡単に可能となる。なお吸湿硬化型の瞬間
接着剤を用いても良い。この場合にも良好な作業性を簡
単に得ることができる。
【0026】受光素子13は板形状の半導体ウェハーに
形成された各種の電気回路で構成されており、光ガイド
部材5の底面に取り付けられている。取付の際には基板
4に設けられた孔4aから挿入されるエアーブラシ等の
位置調整手段を用いて位置の調整を行う。受光素子13
と光ガイド部材5との取り付けに際しては、大きな接着
強度,任意の瞬間に固定できる作業性,硬化前と硬化後
の体積の変化や温度・湿度による体積の変化が小さい即
ち低収縮率等の条件が要求され、これらを満たすことに
より、作業性、接合面の安定性が向上する。更に受光素
子13は光源1から出射され、光ガイド部材5や記録媒
体等で反射されて戻ってきた光信号を受光する受光部を
複数有している。この受光部で検知された光信号は、そ
の光量に応じて電気信号に変換される。この電気信号は
変換当初は電流値の大きさである。しかしながらこの電
流は非常に微弱であり、かつノイズを拾いやすいという
デメリットがある。このためここでは受光素子13とし
て、電流値を相関する電圧値に変換して増幅する働きを
持つI−Vアンプが形成されているものを用いることが
好ましい。さらに光の入射周波数に対して出力電圧の応
答が良好であることが好ましい。また受光素子13の表
面には受光した情報を信号として取り出すためのAl等
の薄膜で構成された複数の電極13aが設けてあり、端
子14bとワイヤボンディング等の方法により接続され
ている。
【0027】ここで端子14a,14bの基板4上での
配置位置について図を参照しながら説明する。図10は
本発明の一実施の形態における基板4に対する端子14
a,14bの配置図を示している。ここで、端子14
a,14bは、光ガイド部材5や受光素子13等が配置
されている載置部4cを包含する第三の領域4hを挟ん
でほぼ対称に基板4の第一の領域4f及び第二の領域4
g分離されて配置されている。このように端子14a,
14bを配置することにより、従来のように受光素子を
取り巻くように端子を設けるのに対して、高さ方向の幅
Hをぎりぎりまで短くすることができ、結果として市場
のニーズである光ピックアップの薄型化が可能になる。
またそのときの端子14a,14bの配置形状は千鳥形
状とすることが好ましい。このように配置することによ
り、受光素子13の複数の電極13aと端子14a,1
4bとの距離が適当に保てるとともにワイヤボンドする
際に複数の金線が交差してしまうことを防止することが
でき、ボンディングをより容易に行うことができるとと
もにボンディング線14cの接触によるショートを防止
することができる。従って信頼性が高く、製造時の歩留
まりが非常に高い光ピックアップを提供することができ
る。更に千鳥形状に端子14a,14bを配置した場合
には、端子14のそれぞれの間隔Mは3.0mm以下、
好ましくは2.0mm以下、さらに好ましくは1.3m
m以下とすることが好ましい。このような配置とするこ
とにより、空間の効率的な利用が可能になるとともに端
子間の間隔が大きいことに起因する例えばボンディング
線同士の短絡等を防止することができる。
【0028】さらに、本実施の形態においては光源1,
受光素子13及び光ガイド部材5を載置する載置部4c
が設けられている。複数の端子14a,14bは、この
載置部の高さ方向の幅Pを越えないように配置されるこ
とが、光ピックアップのパッケージの厚さを極限まで薄
くすることが可能になるのでさらに好ましい構成であ
る。
【0029】次に端子14a,14b及びその端部に接
続されている電源回路等について、図面を参照しながら
説明する。図11は本発明の一実施の形態における光ピ
ックアップの側面図である。
【0030】基板4を貫通するように設けられている端
子14aの基板4の底面からの長さは端子14bの基板
4の底面からの長さよりも長くなっていることが好まし
い。即ち端子14aの長さを端子14bの長さよりも長
くして、端子14aの端部に接続される高周波重畳回路
基板50を端子14bの端部に接続されているフレキシ
ブルプリント基板51(以下FPC51と称す)よりも
基板4から遠い平面上に配置することが好ましい。この
ような配置にすることにより、従来のように電源回路基
板とFPCなどが光ピックアップの高さ方向Hに大きく
はみ出すことがなく、従って光ピックアップの高さ方向
Hの長さを短くすることができる。さらにFPC51を
高周波重畳回路基板50よりも遠くに配置する場合と比
較して、高周波重畳回路基板50に端子14bを通過さ
せる孔を設ける必要がないので、コストダウンにつなが
るとともに高周波重畳回路基板50の利用効率が向上
し、高周波重畳回路基板50の小型化も可能になる。従
ってこのような構成を有する光ピックアップを搭載する
ことにより、市場のニーズである光ディスクドライブ装
置の小型化・薄型化が可能となる。
【0031】このとき高周波重畳回路基板50とFPC
51の間隔は、少なくとも2mm以上、好ましくは3m
m以上設けることが好ましい。このようにすることによ
り、高周波重畳回路基板50とFPC51との間の隙間
に各種部品を載置することが可能となるので、空間の効
率的利用により光ピックアップの小型化を図ることがで
きる。
【0032】なお本実施の形態では高周波重畳回路基板
50と基板4の間に設けられる部材をFPC51として
いたが、例えば受光素子13からの信号を演算して所定
の信号を形成する演算回路基板の様なものであっても良
い。
【0033】15はキャップで、キャップ15は光源
1、光ガイド部材5、受光素子13等を覆うように基板
4に接合されており、光源1,光ガイド部材5及び受光
素子13等が直接外気や水分と触れないようにし、か
つ、外部から混入してくる光が光ガイド部材5の内部に
入ってノイズとなることを防止する働きを有している。
キャップ15は多くの場合は、ドーム状やシルクハット
状の形状を有しており、更に光が通過する部分について
は孔部15aが設けてあり、通過していく光に悪影響を
及ぼさないような構成となっている。そしてキャップ1
5の材質は、金属若しくは樹脂等で、基板4との接合が
容易にでき、形状が安定しているものを用いることが好
ましい。特にキャップ15を金属製とした場合には光源
1に電力を供給する電源回路からの不要輻射やその他高
周波重畳回路等からのノイズを抑制することができる。
従って光ピックアップから出力される各種の電気信号に
これらに起因したノイズが重畳することがないので、ノ
イズレベルが低い高性能な光ピックアップを提供するこ
とが可能となる。更にキャップ15に用いられる金属材
料のなかでも、FeNiCo合金,FeNi合金等がキ
ャップ15の形成を容易にし、かつ、不要輻射の抑制力
も高く、さらには基板4との接合性も良好であるので好
ましい材料である。また金属製とすることにより周囲か
らの水分の進入を防止することができる。
【0034】16はカバー部材で、カバー部材16は光
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止し、かつ、光の透過効率を向上させるもの
で、キャップ15の孔部15aに接合材を介して取り付
けられている。ここで用いられる接合材としては、接着
ガラスやエポキシ系樹脂等が考えられる。特に接着ガラ
スは、キャップ15の材料として用いられるFeNiC
o合金やFeNi合金及びカバー部材16の材料である
ガラスと広い温度範囲にわたって熱膨張係数がほとんど
同じであるので好ましい材料である。またカバー部材1
6の材質としては、PbO・B23・ZnO系の結晶性
ガラスや、BK−7等の光学ガラスを用いることがこと
が好ましい。更にカバー部材16の上下両面には反射防
止のために反射防止膜16aを形成することが好まし
い。反射防止膜16aを形成することにより、カバー部
材16における光の反射や屈折等を抑制ことができるの
で、光の利用効率を向上させることができる。この反射
防止膜16aはMgF2 等の材質で形成することが、効
率よく反射防止をすることができるので好ましい。
【0035】なお光ピックアップの内部は光源1及び受
光素子13の酸化防止や光ガイド部材5,カバー部材1
6での結露防止等の観点から、N2等のガスやAr,N
e,He等の不活性ガスを充填することが好ましい。そ
の場合、基板4と受光素子13との間に存在する隙間1
7を小さな収縮率,低い吸水性,高い気密性(優れたリ
ーク特性)等の特性を有する接合材、例えばエポキシ系
のポッティング剤や半田等で埋めるか若しくは孔4aを
板部材等で塞いでしまうことが好ましい。これにより内
部の気密性を高めることができる。
【0036】以上示してきた構成を用いることにより、
基板4やキャップ15の熱抵抗を従来に比べて小さくす
ることができるので、光源1で発生する熱を従来に比べ
て容易に外部に放出することができる。更にキャップ1
5において基板4との接合に必要なクリアランスが非常
に小さいので、基板4及びキャップ15の小型化が可能
になり、従って市場のニーズに合った小型の光ピックア
ップを提供することができる。更に基板4及びキャップ
15を金属材料で形成したことにより、パッケージ全体
がカバー部材16部分を除いては電気的にグランドレベ
ルになるので、高周波重畳回路等からの電磁波に対して
強力なシールド効果を有する。従って電磁波等のノイズ
に対して大きな耐性を有する信頼性の高い光ピックアッ
プとなっている。
【0037】また基板4とキャップ15の取付をN2
ス、不活性ガスまたは乾燥空気の少なくとも一種類が充
填された雰囲気で行うことにより、容易にパッケージの
内部に所定のガスを所定の圧力で封入することができ、
これにより光源1や受光素子13の劣化を防ぐとともに
光ガイド部材5等に結露が発生して光学特性が大きく劣
化することを防ぐことができる。
【0038】次に本発明の一実施の形態における光ピッ
クアップの動作について、図面を参照しながら説明す
る。図3は本発明の一実施の形態における光ピックアッ
プの動作の概念図、図4は本発明の一実施の形態におけ
る光ガイド部材の斜視図である。
【0039】図3及び図4において基板4上にサブマウ
ント2及びブロック3を介して水平にマウントされた光
源1から水平に放出されたレーザ光は、平行な複数の斜
面を有する光ガイド部材5の面5fから光ガイド部材5
に入射し、光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成され
かつ入射する光の拡散角に対して射出する光の拡散角を
変換する(以下NAを変換すると呼ぶ)機能を有する反
射型の拡散角変換ホログラム7に到達する。拡散角変換
ホログラム7によってNAを変換されかつ反射した光は
第一の斜面5aに形成された反射型の回折格子6によっ
て0次回折光(以下メインビームと呼ぶ)と±1次回折
光(以下サイドビームと呼ぶ)とに分けられる。回折格
子6によって発生するメインビーム及びサイドビームは
第一の偏光選択性のあるビームスプリッター膜9(以下
単に第一のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射する。
第一のビームスプリッター膜9は入射面に対して平行な
振動成分を有する光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)に対
してほぼ100%の透過率を有し、垂直な振動成分(以
下単にS偏光成分と呼ぶ)に対しては一定の反射率を有
する。第一のビームスプリッター膜9に入射する光のう
ち第一のビームスプリッター膜9を透過する光は光源1
からの射出光のモニター光として利用される。また、第
一のビームスプリッター膜9で反射されたS偏光成分に
直線偏光したメインビーム及びサイドビームは、光ガイ
ド部材5の面5e及びカバー部材16を透過、対物レン
ズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用によって記
録媒体27の記録媒体面27aに結像される。この時、
記録媒体面27a上において2つのサイドビームのビー
ムスポット29a及び29cはメインビームのビームス
ポット29bを中心としてほぼ対称な位置に結像され
る。記録媒体面27aに対してメインビーム及びサイド
ビームのビームスポット29b及び29a、29cによ
り情報の記録または再生信号及びトラッキング、フォー
カシングいわゆるサーボ信号の読みだしを行う。
【0040】拡散角変換ホログラム7は、光源1からの
射出光のうち拡散角変換ホログラム7へ入射することの
できる光束の拡散角に対して、拡散角変換ホログラム7
からの反射光の拡散角を変換する。また、拡散角変換ホ
ログラム7によって拡散角をまったく持たない平行光に
も変換可能である。また、同じ拡散角変換ホログラム7
によって図3に示されるように光ガイド部材5射出後の
光束が途中経路で積算された波面収差が取り除かれた理
想球面波30となる。したがって、対物レンズ26への
入射光は理想球面波30となり、対物レンズ26による
記録媒体27でのビームスポットはほぼ回折限界まで絞
り込まれ理想的な大きさとなり、情報の記録または再生
を容易に行うことができる。
【0041】記録媒体27の情報記録面27aによって
反射されたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対
物レンズ26、光ガイド部材5の面5eを再び通過し、
光ガイド部材の第二の斜面5bに形成された第一のビー
ムスプリッター膜9に入射する。
【0042】記録媒体27からの戻り光のうち第一のビ
ームスプリッター膜9から透過する光は光ガイド部材5
の第一の斜面5aに平行な第三の斜面5c上に形成され
た第二の偏光選択性のあるビームスプリッター膜11
(以下単に第二のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射
する。第二のビームスプリッター膜11は第一のビーム
スプリッター膜9と同様にP偏光成分に対してほぼ10
0%の透過率を有し、S偏光成分に対しては一定の反射
率を有する。
【0043】ここで第二のビームスプリッター膜11に
入射した光束の内、透過光117に関して説明する。透
過光117は第三の斜面5c上に積層された偏光面変換
基板31に入射する。
【0044】図5は本発明の一実施の形態における偏光
面変換基板の斜視図、図6は本発明の一実施の形態にお
ける光ピックアップの受光部配置及び信号処理を示す図
である。偏光面変換基板31は第1のその他の斜面31
a(以下単に第1他斜面と呼ぶ)とその第1他斜面31
aに略平行な第2のその他の斜面31b(以下単に第2
他斜面と呼ぶ)を有し、第1他斜面31aには反射膜1
26が、第2他斜面31bには偏光分離膜12が夫々形
成されている。透過光117は第2他斜面31b上に形
成された偏光分離膜12に入射する。第2他斜面31b
は透過光117の偏光面117aと入射面128とのな
す角が略45×(2n+1)゜:(nは整数)になるよ
うに形成されている。その結果透過光117のP偏光成
分117pとS偏光成分117sは略1:1の強度比を
有するようになる。入射面128と平行な偏光成分を有
するP偏光成分117pは偏光分離膜12によってほぼ
100%透過し、一方、入射面128に垂直な偏光成分
を有するS偏光成分117sは第2他斜面31b上の偏
光分離膜12によって略100%反射し第1他斜面31
a面上に入射し、反射膜126によって反射され受光素
子13へ導かれる。受光素子13に導かれたP偏光成分
117pは受光部170へ、同じくS偏光成分117s
は受光部171へ到達してRF信号を作成する。
【0045】次に図3中に示す第2のビームスプリッタ
ー膜11に入射した光束のうち反射光123に関して説
明する。反射光123は第二の斜面5b上の反射型のホ
ログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に入
射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10に
よって非点収差を発生しつつ、さらに反射膜124,反
射膜125で反射されて、メインビームの戻り光は受光
素子13上の受光部172に、サイドビームの戻り光は
受光素子13上の受光部176及び177に到達する。
【0046】次に本発明の一実施の形態において、特に
相変化型光ディスクに対応した光ピックアップの構成に
ついて図を参照しながら説明する。相変化型光ディスク
は光を照射することで記録媒体中の結晶構造を変化させ
て情報を記録するもので、結晶構造を変化させるために
従来の光記録再生装置に比べてより多くの光量を必要と
するので、より効率の良い光学系を必要とする。図7は
本発明の一実施の形態における相変化型光ディスク用の
光ピックアップの構成図である。なお図1,図2及び図
3に示したものと番号が同一の部材については、その働
き及び構成が同様であるので説明を省略する。
【0047】光源1から放出されたレーザ光は、平行な
複数の斜面を有する光ガイド部材41の面41fから光
ガイド部材41に入射し、拡散角変換ホログラム7、回
折格子6及び偏光選択性のあるビームスプリッター膜3
5(以下ビームスプリッター膜と呼ぶ)を通って光ガイ
ド部材41の面41eから出射される。ここでビームス
プリッター膜35は図3に示す実施の形態の場合とは異
なりS偏光成分の反射率は95%以上でP偏光成分の反
射率はおよそ1%程度である。ビームスプリッター膜3
5に入射する光のうちビームスプリッター膜35を透過
する光(P偏光成分で全光量の数パーセント程度)は光
源1からの射出光のモニター光として利用される。光ガ
イド部材41の面41eから出射された光はカバー部材
16に設けられたλ/4板33を透過する。図8は本発
明の一実施の形態におけるλ/4板の概観図である。λ
/4板33は光ガイド部材41からの入射光偏光面に対
して、その異常光軸がπ/4・(2m−1);(ただし
mは自然数:以下同じ)の方向に設置されており、入射
光の異常光成分と常光成分の位相差をπ/2・(2m−
1)だけ発生させる機能を有している。λ/4板33を
構成する材料としては一般に一軸性結晶材料を用いる。
その中でも低コストで、光透過性に優れた水晶を用いる
ことが好ましい。一軸性結晶では異常光軸616と常光
軸617があり、それぞれの光軸に対して異常光屈折率
e及び常光屈折率noと呼ばれる異なる屈折率を有して
いる。異常光と常光では光学的距離が異なるので、λ/
4板33の基板厚をQD,入射光波長をλとして次の関
係式で決まる位相差Δが発生する。λ/4板33の厚さ
QDはこの位相差Δがπ/2・(2m−1)となるよう
に決定されている。
【0048】Δ=2π・(ne−no)・QD/λ 本実施の形態では、波長λ=790nm、異常光屈折率
ne=1.5477、常光屈折率no=1.5388
(ただし屈折率は基板の切り出し角で異なる。ここでは
異常光軸及び常光軸の双方の軸を含む平面に平行に切り
出した。)という条件に対してλ/4板33の基板厚は
21.9・(2m−1)μmとなる。この様な条件にす
ることにより、直線偏光で入射角0度で入射してきた光
を円偏光の光に変換することができる。即ち光源1から
出射されたS偏光成分のみを含む直線偏光を円偏光に変
換することができる。なおここではλ/4板33として
カバー部材16上に21.9μmの水晶を設けていた
が、光ガイド部材41の面41eや対物レンズ26に設
けることもある。
【0049】λ/4板33を透過して円偏光となった光
は対物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用
によって記録媒体27の記録媒体面27aに結像され、
反射される。記録媒体面27aで反射された円偏光化し
た光はその回転方向が逆転するので、戻り光は対物レン
ズ26を透過し、再びλ/4板33を透過する際に、P
偏光成分のみを含む直線偏光に変換される。この様に変
換された戻り光は光ガイド部材41の面41eを再び通
過し、再び光ガイド部材41の第二の斜面41bに形成
されたビームスプリッター膜35に入射する。前述のよ
うにビームスプリッター膜35はP偏光成分に対してほ
ぼ100%の透過率を有し、S偏光成分に対してはほぼ
100%の反射率を有する。従ってP偏光成分しか有さ
ない戻り光はビームスプリター膜35をほぼ透過する。
【0050】そして戻り光は光ガイド部材41の第一の
斜面41aに平行な第三の斜面41c上に形成されたハ
ーフミラー34に入射する。ハーフミラー34は入射し
た光のうち所定の量を反射して、残りを透過する働きを
有している。
【0051】ここでハーフミラー34に入射した光束の
内、透過光117は受光素子36上に設けられている受
光部37へ導かれる。
【0052】次に図7中に示すハーフミラー34に入射
した光束のうち反射光123に関して説明する。図9は
本発明の一実施の形態における相変化型光ディスク用の
光ピックアップの受光素子に設けられた受光部の配置図
である。反射光123は第二の斜面41b上の反射型の
ホログラムで形成された非点収差発生ホログラム10に
入射する。反射光123は非点収差発生ホログラム10
によって非点収差を発生しつつ、さらに反射膜124,
反射膜125で反射されて、メインビームの戻り光は受
光素子36上の受光部38に、サイドビームの戻り光は
受光素子36上の受光部39及び40に到達する。
【0053】以上のような構成を有する光ピックアップ
ではλ/4板33をビームスプリッター膜35と記録媒
体27との間に設け、S偏光成分の直線偏光である出射
光を円偏光化した光に変換し、その後記録媒体27で反
射され回転方向が逆転した円偏光化した光をP偏光成分
のみを有する直線偏光に変換してビームスプリッター膜
35に入射させることにより記録媒体27で反射された
光をほぼ100%受光素子36上に導くことができるの
で、ビームスプリッター膜35のS偏光成分の反射率を
大幅に高くすることができ、従って記録媒体27に照射
される光量を大きくすることができる。即ち限られた光
源1の出力を効率よく記録媒体27に照射でき、かつ、
記録媒体27からの反射光を効率よく受光素子36に導
くことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、収納部材に設けられている複
数の端子に接続された電源回路基板及び接続部材等につ
いて、収納部材と電源基板回路の間に接続部材等を設け
たことにより、電源回路基板に端子を貫通させるための
孔を設ける必要がなくなるので、電源回路基板のスペー
スの利用効率を向上させることができ、電源回路基板の
小型化が可能になる。従って小型で薄型の光ピックアッ
プ及び相変化型光ディスク用の光ピックアップを提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
のパッケージングの構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
のパッケージングの構成を示す断面図
【図3】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
の動作の概念図
【図4】本発明の一実施の形態における光ガイド部材の
斜視図
【図5】本発明の一実施の形態における偏光面変換基板
の斜視図
【図6】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
の受光部配置及び信号処理を示す図
【図7】本発明の一実施の形態における相変化型光ディ
スク用の光ピックアップの構成図
【図8】本発明の一実施の形態におけるλ/4板の概観
【図9】本発明の一実施の形態における相変化型光ディ
スク用の光ピックアップの受光部の配置図
【図10】本発明の一実施の形態における基板に対する
端子の配置図
【図11】本発明の一実施の形態における光ピックアッ
プの側面図
【図12】従来の光ピックアップにおける端子の配置図
【図13】従来の光ピックアップにおける各種電気回路
と端子との接続を示す図
【符号の説明】
1 光源 2 サブマウント 2a 電極面 3 ブロック 3a 突起部 3b 端面部 4 基板 4a 孔 4b 孔 4c 載置部 5 光ガイド部材 5a 第一の斜面 5b 第二の斜面 5c 第三の斜面 5e 面 5f 面 6 回折格子 7 拡散角変換ホログラム 9 第一のビームスプリッター膜 10 非点収差発生ホログラム 11 第二のビームスプリッター膜 12 偏光分離膜 13 受光素子 13a 電極 14 端子 14a 端子 14b 端子 15 キャップ 15a 孔部 16 カバー部材 16a 反射防止膜 17 隙間 18 接合層 26 対物レンズ 27 記録媒体 27a 記録媒体面 29a,29b,29c ビームスポット 30 理想球面波 31 偏光面変換基板 31a 第1他斜面 31b 第2他斜面 33 λ/4板 34 ハーフミラー 35 ビームスプリッター膜 36 受光素子 37,38,39,40 受光部 41 光ガイド部材 41a 第一の斜面 41b 第二の斜面 41c 第三の斜面 41e 面 41f 面 50 高周波重畳回路基板 51 FPC 117 透過光 117a 偏光面 117s S偏光成分 117p P偏光成分 123 反射光 124 反射膜 125 反射膜 126 反射膜 128 入射面 170,171,172,172a,172b,172
c,172d,176,177 受光部 616 異常光軸 617 常光軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、光を受光するとともに受光した光
    信号を電気信号に変換する受光手段と、前記光源,前記
    受光手段を収納するとともに光の入出射部分に開口部を
    有した収納部材と、前記収納部材に設けられ、前記受光
    手段からの信号の収納部材外部への伝達か、若しくは光
    源への電力の供給かの少なくとも一方の作用を有する複
    数の端子と、前記複数の端子のうちのいくつかに接続さ
    れた電源回路基板と、前記複数の端子のいくつかに接続
    された信号伝達手段若しくは回路基板の少なくとも一方
    とを備え、前記光源から射出された光を各種光学部材を
    介して光媒体に導き、前記光媒体で反射された光を各種
    光学部材を介して受光手段に導く光ピックアップであっ
    て、前記収納部材と前記電源回路基板との間に前記信号
    伝達手段若しくは前記回路基板の少なくとも一方を配置
    したことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】光源と、前記光源から照射された光の入射
    方向に対して傾斜した複数の傾斜部を有し、前記光源か
    らの光を前記複数の傾斜部を介して媒体に導くとともに
    媒体からの光を前記複数の傾斜部を介して所定の位置に
    導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した光
    信号を電気信号に変換する受光手段と、前記光源,前記
    光ガイド部材,前記受光手段を収納するとともに光の入
    出射部分に開口部を有した収納部材と、前記収納部材に
    設けられ、前記受光手段からの信号の収納部材外部への
    伝達か、若しくは光源への電力の供給かの少なくとも一
    方の作用を有する複数の端子と、前記複数の端子のうち
    のいくつかに接続された電源回路基板と、前記複数の端
    子のいくつかに接続された信号伝達手段若しくは回路基
    板の少なくとも一方とを備え、前記光源から射出された
    光を各種光学部材を介して光媒体に導き、前記光媒体で
    反射された光を各種光学部材を介して受光手段に導く光
    ピックアップであって、前記収納部材と前記電源回路基
    板との間に前記信号伝達手段若しくは前記回路基板の少
    なくとも一方を配置したことを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  3. 【請求項3】電源回路基板と信号伝達手段若しくは前記
    回路基板との間に2mm以上、好ましくは3mm以上の
    間隔を有する隙間を設けたことを特徴とする請求項1,
    2いずれか1記載の光ピックアップ。
  4. 【請求項4】光源と、光を受光するとともに受光した光
    信号を電気信号に変換する受光手段と、前記光源,前記
    受光手段を収納するとともに光の入出射部分に開口部を
    有した細長い形状の収納部材と、前記収納部材に設けら
    れ、前記受光手段からの信号の収納部材外部への伝達
    か、若しくは光源への電力の供給かの少なくとも一方の
    作用を有する複数の端子と、前記複数の端子のうちのい
    くつかに接続された電源回路基板と、前記複数の端子の
    いくつかに接続された信号伝達手段若しくは回路基板の
    少なくとも一方とを備え、前記光源から射出された光を
    各種光学部材を介して光媒体に導き、前記光媒体で反射
    された光を各種光学部材を介して受光手段に導く光ピッ
    クアップであって、前記収納部材と前記電源回路基板と
    の間に前記信号伝達手段若しくは前記回路基板の少なく
    とも一方を配置したことを特徴とする相変化型光ディス
    ク用の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】光源と、前記光源から照射された光の入射
    方向に対して傾斜した複数の傾斜部を有し、前記光源か
    らの光を前記複数の傾斜部を介して媒体に導くとともに
    媒体からの光を前記複数の傾斜部を介して所定の位置に
    導く光ガイド部材と、光を受光するとともに受光した光
    信号を電気信号に変換する受光手段と、前記光源,前記
    光ガイド部材,前記受光手段を収納するとともに光の入
    出射部分に開口部を有した細長い形状の収納部材と、前
    記収納部材に設けられ、前記受光手段からの信号の収納
    部材外部への伝達か、若しくは光源への電力の供給かの
    少なくとも一方の作用を有する複数の端子と、前記複数
    の端子のうちのいくつかに接続された電源回路基板と、
    前記複数の端子のいくつかに接続された信号伝達手段若
    しくは回路基板の少なくとも一方とを備え、前記光源か
    ら射出された光を各種光学部材を介して光媒体に導き、
    前記光媒体で反射された光を各種光学部材を介して受光
    手段に導く光ピックアップであって、前記収納部材と前
    記電源回路基板との間に前記信号伝達手段若しくは前記
    回路基板の少なくとも一方を配置したことを特徴とする
    相変化型光ディスク用の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】電源回路基板と信号伝達手段若しくは前記
    回路基板との間に2mm以上、好ましくは3mm以上の
    間隔を有する隙間を設けたことを特徴とする請求項4,
    5いずれか1記載の相変化型光ディスク用の光ピックア
    ップ。
  7. 【請求項7】光ガイド部材の光出射面と光媒体との間に
    λ/4板を設け、前記λ/4板と光の光軸とが略垂直で
    あることを特徴とする請求項4〜6いずれか1記載の相
    変化型光ディスク用の光ピックアップ。
  8. 【請求項8】光を透過若しくは反射の少なくとも一方を
    行う導光手段を傾斜面に備え、前記傾斜面を介して、光
    媒体からの反射光を受光手段に導くことを特徴とする請
    求項4〜7いずれか1記載の相変化型光ディスク用の光
    ピックアップ。
  9. 【請求項9】導光手段がハーフミラーであることを特徴
    とする請求項8記載の相変化型光ディスク用の光ピック
    アップ。
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