JPH09302598A - 防湿性紙 - Google Patents

防湿性紙

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JPH09302598A
JPH09302598A JP12049596A JP12049596A JPH09302598A JP H09302598 A JPH09302598 A JP H09302598A JP 12049596 A JP12049596 A JP 12049596A JP 12049596 A JP12049596 A JP 12049596A JP H09302598 A JPH09302598 A JP H09302598A
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JP
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moisture
latex
paper
synthetic resin
compound
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JP12049596A
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English (en)
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Hideyuki Mikado
秀幸 見門
Hisanori Yagi
寿則 八木
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ワックスを全く含まなくて
も高い防湿性と再離解性を有し、ブロッキングのない防
湿性紙を提供することにある。 【解決手段】紙支持体上の少なくとも片面に、平均粒子
径5μm〜50μmのフィロケイ酸塩化合物及び合成樹
脂ラテックスからなる防湿層を形成してなる防湿性紙に
おいて、該フィロケイ酸塩化合物がオルガノアルコキシ
シラン化合物、又はオルガノアルコキシ金属化合物で表
面処理され、かつ該合成樹脂ラテックスが架橋剤と反応
していることを特徴とする防湿性紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙支持体上に防湿層
を形成せしめた古紙回収が可能な防湿性紙であり、特に
滑りが発生せず、ラベルの添付が容易で、再離解性があ
り、ホットメルト接着剤の使用が可能な防湿性紙に関す
る。また本発明は防湿面と裏面とのブロッキングおよび
包装時における防湿面と包装物とのブロッキングを完全
に防止し、少ない塗工量で優れた防湿性を有する全く新
しい防湿性紙を提供する。
【0002】
【従来の技術】紙支持体上にポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニリデン等の被膜形成性を有する高分
子化合物を張り合わせて水蒸気の透過を防止することは
公知の技術である。しかし、この種の紙は被膜層が強固
であり防湿性の機能は充分発揮できるが、古紙回収の際
にはパルプ繊維がフロック状に残存したり被膜そのもの
がシート状に残存する、などの問題があるため焼却処分
とするしかなく、環境保護や資源の再利用の面から問題
がある。
【0003】一方、古紙回収可能な包装紙として、特定
の組成のパラフィンワックスを含むエマルジョンをクラ
フト紙に塗布後、加温下で乾燥して防湿性紙を製造する
方法(特開昭50−36711号)、合成炭化水素樹脂
およびワックスを、スチレン−マレイン酸共重合体およ
び界面活性剤を用い、水に分散させて得たエマルジョン
よりなる紙の防湿加工用組成物(特開昭56−1489
97号)が開示されている。更に、紙支持体に合成ゴム
ラテックスとワックスエマルジョンを混合した塗工液を
塗工することを基本とする製造方法が開示されている
(包装技術、昭和57年9月号、42〜46頁)。これ
らは、いずれも再離解性を有しワックスの撥水性を利用
して防湿性を保持する防湿性紙であるが、かかる防湿性
シートをロール状に巻き取った場合、防湿層表面に含ま
れるワックスが反対裏面に転移し、その結果防湿層の反
対面は非常に滑り易くなり、最も極端な場合、この面を
相互に接するように包装すると、包装物を並び揃える時
に不揃いになったり、滑り落ちたり、さらに重量物を包
装した場合は運搬時に互いにずれて運搬中に落下するな
どの重大な問題が発生する。その対策として裏面に防滑
層を設けたりする技術もあるが、滑りに対する根本的な
解決には至ってない。さらにこのような系ではワックス
のブリード(防湿層内部のワックスが時間とともに防湿
層表面へ移動する現象を指す)が避けられず、その表面
にラベルを添付しようとしてもすぐはがれたり、ホット
メルト接着剤を使用する場合も特定の常温粘着性のある
ものしか使用できないため、使用できるホットメルト接
着剤が非常に限定されるといった問題もある。
【0004】本発明者らはこれらの欠点を解決するため
に特定の平板状顔料と合成樹脂ラテックスを組み合わせ
ることにより、ワックスを用いなくとも防湿性を維持で
きることを見いだした(特願平7−165226)。こ
の発明の作用は、(1)平板状顔料が水蒸気の透過面積
を小さくする、(2)平板状顔料が塗工層に対して平行
に配列し、それが積層するために水蒸気の透過距離が長
くなる、という機能に基づくものである。
【0005】しかしながら、こうした防湿性紙は防湿層
に合成樹脂ラテックスを用いるために、該防湿性紙の巻
取りを高温多湿の条件下で多段に積み上げて長時間保管
したり、この防湿性紙で包装した平版印刷紙を高温多湿
の条件下で多数積み上げて長時間保管するなどの過酷な
条件下においては、巻取りの表面と裏面、防湿面と印刷
物表面などの間でブロッキング(熱または圧力で粘着性
が発現し、塗工面どうしまたは塗工面と非塗工面とが接
着する現象を指す)が発生し、剥すのが困難となる。特
にコート紙に対しては、その平滑性が高いためかブロッ
キングが発生しやすくなった。こうしたブロッキングを
回避するには当然使用する合成樹脂ラテックスを硬くす
る、すなわちそのガラス転移温度(以下Tgという)を
高くすることで防止できるが、合成樹脂ラテックスが硬
くなると折り曲げたときの折り目部分の防湿性が大幅に
低下するという問題が発生する。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特
定のフィロケイ酸塩化合物と合成樹脂ラテックスからな
る防湿性紙の特徴を損なうことなく、該防湿性紙の欠点
であるブロッキングの発生を防止し、格段に優れた防湿
性能を有する防湿性紙を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】特定のフィロケイ酸塩化
合物と合成樹脂ラテックスからなる防湿性紙は、フィロ
ケイ酸塩化合物が防湿層表面に対して平行に多層配列
し、水蒸気の透過距離が増大するために防湿性が向上す
る。そのためフィロケイ酸塩化合物の形状や合成樹脂ラ
テックス単独の防湿性が重要であるが、両者を最適化し
ても防湿性に限界があることが判明した。すなわち、上
記のような防湿層においては水蒸気が成膜した合成樹脂
ラテックス中だけでなく、合成樹脂ラテックスとフィロ
ケイ酸塩化合物の界面をも通過するので防湿性に限界が
ある。そこで、本発明者らはこの合成樹脂ラテックスと
フィロケイ酸塩化合物の接着性を高めることができれば
防湿性が向上すると考え鋭意検討したところ、フィロケ
イ酸塩化合物の表面をオルガノアルコキシシラン化合
物、あるいはオルガノアルコキシ金属化合物などのカッ
プリング剤で処理すると防湿性が向上することを見いだ
した。
【0008】一方、ブロッキングに関しては、上記防湿
性紙は夏場に紙面温度が40度以上にもなる条件下では
ブロッキングが発生しやすいことが判明した。ブロッキ
ングを防止するために合成樹脂ラテックスのTgを40
℃とした防湿性紙を作製したが折り割れ部分を作ると防
湿性が大幅に低下した。そこで、合成樹脂ラテックスの
ゲル分率とブロッキングの関係を調べたところ、意外に
もTgよりもゲル分率の影響が大きく、例えばTgが0
℃以下であってもゲル分率が90%を越える合成樹脂ラ
テックスはTgが25℃でゲル分率が70%の合成樹脂
ラテックスよりもブロッキングしにくいことが判明した
(ここでゲル分率とはラテックス樹脂のテトラヒドロフ
ランなどの有機溶媒による抽出残査、すなわち分子量が
数十万の架橋密度の高いポリマー成分の重量比であり、
樹脂の架橋の度合いを示す)。しかしながら、ゲル分率
の高い合成樹脂ラテックスを使用すると、耐ブロッキン
グ性を向上させることは可能であるが、乾燥時のラテッ
クス粒子相互の融着が不完全となり、成膜欠損が多数発
生するためか防湿性が低下した。そこでさらに検討を重
ねた結果、合成樹脂ラテックスと架橋剤およびフィロケ
イ酸塩化合物の3成分を必須成分として含有する水性塗
液を紙支持体上に塗布後乾燥し、この乾燥時に該合成樹
脂ラテックスの少なくとも一部を架橋剤で架橋すると、
過酷な保存条件下においても防湿性の低下を招かずにブ
ロッキングを防止できることを見いだした。しかも、驚
くべきことに、各種のカップリング剤で表面処理された
フィロケイ酸塩化合物を用い、合成樹脂ラテックスを架
橋剤と反応させて形成した塗工皮膜は、それぞれを単独
で使用した場合よりも格段に防湿性が向上することを見
いだし、本発明に至った。
【0009】すなわち本発明は、 (1) 紙支持体上の少なくとも片面に平均粒子径5μ
m〜50μmのフィロケイ酸塩化合物及び合成樹脂ラテ
ックスからなる防湿層を形成してなる防湿性紙におい
て、該フィロケイ酸塩化合物がオルガノアルコキシシラ
ン化合物、又はオルガノアルコキシ金属化合物で処理さ
れ、かつ該合成樹脂ラテックスが架橋剤と反応している
ことを特徴とする防湿性紙。 (2)合成樹脂ラテックスがスチレン・ブタジエンラテ
ックス、アクリル・スチレンラテックス、メタクリレー
ト・ブタジエンラテックス、又はアクリロニトリル・ブ
タジエンラテックスから選ばれた少なくとも一種である
ことを特徴とする(1)記載の防湿性紙である。
【0010】
【本発明の実施の形態】本発明で使用するオルガノアル
コキシシラン化合物、オルガノアルコキシ金属化合物は
一般にカップリング剤と呼ばれ、無機−有機複合材料系
において両者を化学的に結びつけたり、あるいは化学反
応を伴って両者の親和性を高めて、無機−有機複合材料
の透明性、耐熱性、耐水性、機械的強度を向上させるた
めに使用されている。本発明においては合成樹脂ラテッ
クスとフィロケイ酸塩化合物との親和性を高め、防湿性
を向上させる働きをする。こうしたカップリング剤とし
ては親水基部分にSiを含むビニルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルジメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のシラン
カップリング剤、親水基部分にTiを含むイソプロピル
トリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオ
クタノイルチタネート、イソプロピルイソステアロイル
ジアクリルチタネート、イソプロピルトリアミルフェニ
ルチタネート、イソプロピルトリ(N−アミドエチル・
アミノエチル)チタネート等のチタネートカップリング
剤、親水基部分にAlを含むアセトアルコキシアルミニ
ュウムジイソプロピレート等のアルミニュウムカップリ
ング剤等が挙げられる。
【0011】カップリング剤の構造は、フィロケイ酸塩
化合物のような無機化合物と相互作用する親水基と、樹
脂のような有機化合物と相互作用する疎水基に大別さ
れ、特にその親水基部分はTi、Al等の金属元素やS
iに結合したアルコキシ基を加水分解して得られる。カ
ップリング剤の親水基と無機化合物との反応は次の順で
進行すると言われている。すなわち(1)カップリング
剤のアルコキシ基の加水分解による親水基の形成、
(2)カップリング剤の親水基の脱水縮合によるオリゴ
マー化、(3)無機質表面の親水基または吸着水とカッ
プリング剤の親水基との水素結合の形成、(4)加熱脱
水によるカップリング剤の親水基と無機質表面の親水基
との共有結合の形成である。加水分解するアルコキシ基
としてはメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、
オクチルオキシ基等が用いられる。
【0012】一方、カップリング剤の疎水基部分につい
ては、疎水基部分が有機オリゴマーである場合、無機化
合物表面に高分子有機質の被膜を形成し、表面を疎水化
して樹脂マトリックスとの接着性を高める。また、疎水
基部分がエポキシ基、ビニル基、アミノ基等の反応性有
機官能基を有する場合、その官能基と樹脂マトリックス
の反応性官能基とが架橋し、より一層樹脂マトリックス
との接着性が高まる。
【0013】こうしたカップリング剤によるフィロケイ
酸塩化合物の処理方法としてはインテグラルブレンド法
と前処理法がある。インテグラルブレンド法とは、フィ
ロケイ酸塩化合物と合成樹脂ラテックスを含む塗料にカ
ップリング剤を直接添加する方法である。前処理法と
は、あらかじめフィロケイ酸塩化合物をカップリング剤
で処理する方法で、乾式法と湿式法とがある。乾式法は
撹拌機に粉体状のフィロケイ酸塩化合物を入れ、予備加
熱後カップリング剤を添加して、加温下で高速攪拌して
処理する。湿式法は水、溶剤またはこれらの混合液中に
カップリング剤とフィロケイ酸塩化合物を添加し高速攪
拌して処理した後、取り出して乾燥する。インテグラル
ブレンド法は前処理法に比べて処理効果は劣るが、フィ
ロケイ酸塩化合物の前処理といった別工程がないため作
業性に優れている。
【0014】インテグラルブレンド法や湿式前処理法に
おいてフィロケイ酸塩化合物を水系で処理する場合、カ
ップリング剤の水溶性を高めるためアルコキシ基は比較
的疎水性の弱いメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキ
シ基が好ましく、カップリング剤の疎水基部分はエポキ
シ基、アミノ基、水酸基を含有することが好ましい。ま
た、カップリング剤が水に溶けにくい場合は界面活性剤
を極少量添加して乳化して用いることもできる。カップ
リング剤の添加量はフィロケイ酸塩化合物100重量部
に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜2重量
部である。添加量が0.1重量部に満たない場合、カッ
プリング剤によるフィロケイ酸塩化合物表面の被覆が不
十分となるため好ましくなく、5重量部を越える場合、
カップリング剤で処理した効果が頭打ちとなるため不経
済である。
【0015】このようにしてカップリング剤で表面処理
したフィロケイ酸塩化合物は表面の疎水性が高まるた
め、水性分散液としたとき増粘して塗工できなかった
り、分散不良となって凝集体が発生することがある。こ
の場合、界面活性剤やポリアクリル酸系の分散剤やイソ
プロピルアルコール、ジアルキルスルホコハク酸ナトリ
ウム等の湿潤剤を用いて分散する。
【0016】さらに、本発明では合成樹脂ラテックスに
架橋性の官能基を導入し、架橋剤と反応させることによ
りブロッキングを大幅に改良するとともに、防湿性の飛
躍的な向上を達成する。一般に合成樹脂ラテックスは、
アクリル酸、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタ
クリル酸メチルなどの親水性官能基(カルボキシル基、
アミド基、水酸基、ニトリル基、カルボニル基など)を
有するコモノマーを共重合させて製造される。本発明で
はこうした親水性官能基を架橋剤と反応させ防湿層に耐
ブロッキング性を付与するが、耐ブロッキング性を大幅
に改善するためには当然架橋剤を親水性官能基の当量程
度添加し、親水性官能基を完全に架橋する必要があると
予想される。しかしながら、親水性官能基を有するコモ
ノマーによる変性率が5%以上の合成樹脂ラテックスに
ついては、その親水性官能基の一部を架橋するだけでブ
ロッキングや防湿性が大幅に向上することを見いだし
た。一方、親水性官能基を有するコモノマーによる変性
率が5%未満と低いものについては、架橋剤と親水性官
能基との反応性が低下するために親水性官能基の当量程
度の架橋剤を添加したほうがよい。したがって、いずれ
の場合も架橋剤の配合量は合成樹脂ラテックスに対して
固形比で0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重
量部が望ましい。架橋剤の配合量が0.1重量部に満た
ない場合、架橋剤と親水性官能基との反応性が著しく低
下するため好ましくなく、10重量部を越えてもブロッ
キングに対する効果が頭打ちとなったり、未反応の架橋
剤が析出するなどの問題が発生するため好ましくない。
【0017】本発明者等はカップリング剤で表面処理さ
れたフィロケイ酸塩化合物と、架橋剤と反応した合成樹
脂ラテックスを共存させると防湿性が格段に向上するこ
とを見いだした。これは架橋反応していない合成樹脂ラ
テックスとの組み合わせの場合に比べフィロケイ酸塩化
合物の表面がカップリング剤で疎水化される結果、フィ
ロケイ酸塩化合物と架橋した合成樹脂ラテックスとの密
着性が格段に向上し、その間の空隙が少なくなり水蒸気
の透過を防止する能力を向上させるものと推測される。
【0018】架橋剤と合成樹脂ラテックスの親水性官能
基との架橋反応は加温により促進される。このため、塗
工層の乾燥温度は架橋反応を著しく促進し、かつラテッ
クスも十分に成膜する70〜160℃の範囲が好まし
い。また、上記水性塗液を長時間保存すると塗液中で架
橋剤の一部とラテックスの親水性官能基とが反応し、塗
液の粘度が増加して紙支持体に対する塗液の塗工適性が
低下することがある。このため、架橋剤の添加は塗工直
前が好ましい。またこうした塗液の増粘は熱によっても
起こるので、架橋剤添加後の塗液の温度は0℃〜40
℃、好ましくは5℃〜30℃とするのがよい。塗液の温
度が0℃に満たない場合は塗液中のラテックス粒子が破
壊されるため好ましくなく、40℃を越える場合は架橋
剤による塗液の増粘が著しくなるため好ましくない。
【0019】本発明に用いる合成樹脂ラテックスとして
は、スチレン・ブタジエンラテックス、アクリル・スチ
レンラテックス、メタクリレート・ブタジエンラテック
ス、アクリルニトリル・ブタジエンラテックスなどが挙
げられる。中でも、耐水性が良いこと、さらに折り割れ
し難いことからスチレン・ブタジエンラテックスが好適
である。さらに本発明では、これらの合成樹脂ラテック
スに架橋剤と反応させるためカルボキシル基、アミド
基、ニトリル基、カルボニル基などを有するコモノマー
を共重合させる。これらコモノマーの変性率は5%〜4
0%とするのが好ましい。また、その他の共重合可能な
単量体を本発明の目的を損なわない範囲で使用すること
ができる。その他の共重合可能な単量体としては、(メ
タ)アクリル酸エステル単量体、アクリロニトリル等の
シアノ基含有エチレン性不飽和単量体、アクリル酸グリ
シジル、等のエチレン性不飽和酸のグリシジルエステ
ル、(メタ)アクリルアミド、等が挙げられる。
【0020】本発明では、防湿層を形成させるためのバ
インダーとして合成樹脂ラテックスを用いる。この合成
樹脂ラテックスは水蒸気の透過を基本的に防止する必要
がある。このために、(1)合成時の乳化剤の量を少な
くしたり、(2)粒子径を小さくして(150nm以下
が好ましい)成膜性を向上させたり、(3)Tgを下げ
ることによって成膜性を向上させたり、(4)反応性の
界面活性剤をもちいて合成樹脂ラテックスをソープフリ
ーとするなどして耐水性を付与する。本発明では合成樹
脂ラテックスをクラフト紙に20g/m2 塗工したとき
の透湿度は500 g/m2・24hr以下、さらに望ま
しくは250g/m2・24hr 以下であることが望ま
しい。
【0021】本発明に用いるフィロケイ酸塩化合物と
は、アスペクト比が大きく、平均粒子径が数μm以上の
概略平板な結晶性の物質であり、平均粒子径が3μm〜
100μmであり、好ましくは5μm〜50μmであ
る。粒子径が5μm以下のものは塗工層中での該フィロ
ケイ酸塩化合物の配向が支持体に対して平行になりにく
いためか防湿性に劣り、50μm以上になるとフィロケ
イ酸塩化合物の一部が塗工層から突き出たり、フィロケ
イ酸塩化合物の厚みが数μ程度となり、配向したフィロ
ケイ酸塩化合物の塗工層中における層数が少なくなって
しまうため防湿性が低下する。
【0022】本発明に用いるフィロケイ酸塩化合物は板
状または薄片状であり、明瞭な劈開を有する。これに属
するものには、雲母族、パイロフィライト、タルク(滑
石)、緑泥石、セプテ緑石、蛇紋石、スチルプノメレー
ン、などの粘土鉱物がある。これらの中でも産出される
ときの粒子が大きく産出量が多い鉱物、例えば雲母族や
タルクが好ましい。
【0023】雲母族には、白雲母(マスコバイト)、絹
雲母(セリサイト)、金雲母(フロコパイト)、黒雲母
(バイオタイト)、フッ素金雲母(人造雲母)、紅マイ
カ、ソーダマイカ、バナジンマイカ、イライト、チンマ
イカ、パラゴナイト、ブリトル雲母などが挙げられる。
【0024】これらのうち最も好適なものは白雲母、絹
雲母であり、粒子径の大きさ、アスペクト比、コスト、
などの点から好適である。これら顔料についてさらに詳
述すれば、白雲母粉末の化学組成は一般式;K2O・3
Al2O3・6SiO2・2H2O で表されるものであ
る。本発明では、この白雲母原石をハンマーミル等の乾
式で粉砕したのち分級し、望みの粒子径分布の部分を使
用したり、さらに水中でガラスビーズを粉砕媒体として
用いたサンドミル等の湿式粉砕を行い、望みの粒子径分
布をした雲母を使用する。この際過大な力が雲母粉末に
かからないように粉砕したり、超音波をかけながら湿式
粉砕(USP3240203)するなどの配慮を施すこ
とが好ましい。
【0025】絹雲母と称せられるセリサイトは化学組成
としては白雲母と類似しておりSiO2/Al2O3 の比
率が僅かに大きく、K2O の含有率が小さい。しかし、
セリサイトは白雲母に比べ原石が細かいため、一般的に
粉砕分級して得られた絹雲母の平均粒子径は0.5〜2
μm程度であり、市販されているものはこれらの範囲の
ものがほとんどである。このため本発明を実施するには
絹雲母として特異的に大きい粒子径分布のものを使用す
る必要があり、粉砕条件を大幅に緩和したり、汎用製品
の分級残査粗粒子部分などの中からさらに分級し、必要
な大きさのメッシュをパスした粒度分布のものを使用す
る。
【0026】タルクは蝋石とも呼ばれ、ケイ酸マグネシ
ウムの水和物であり、一般に薄片板状の粒子である。し
かし、一般に市販されているタルクは粒子径が0.1〜
3μm程度であるため、本発明を実施するためには一般
製紙用ではなく窯業用の粗大なものを使用したり、雲母
と同様な粉砕分級の操作を実施し、粒子径10μm前後
のものを得ることが好ましい。
【0027】これら合成樹脂ラテックスとフィロケイ酸
塩化合物の配合比率は、固形比で80/20〜30/7
0が好適である。フィロケイ酸塩化合物が20%以下で
はフィロケイ酸塩化合物の形成する層数が少なくなって
防湿性が不十分となる。70%以上になると塗工層中の
合成樹脂ラテックスとフィロケイ酸塩化合物の間に新た
な空隙が発生し、防湿性が低下する。
【0028】防湿層を形成するための塗工設備は特に限
定しないが、エアナイフコーター、バーコーター、ロー
ルコーター、ブレードコーター、ゲートロールコーター
等から任意に選択できる。
【0029】支持体としては、機械的離解作用によって
水中で分散しやすいものとして、例えば広葉樹クラフト
パルプや針葉樹クラフトパルプのような化学パルプ、機
械パルプから選ばれたパルプを原料とした上質紙、中質
紙、片艶クラフト紙、両更クラフト紙、クラフト伸長紙
等が挙げられる。これらの原紙の坪量に格別の限定はな
く、30〜300 g/m2のものが適宜目的に応じて選
択して用いられる。
【0030】本発明の防湿性紙は成膜性の良い合成樹脂
ラテックスを大量に用いるため再離解性が懸念される。
しかし、驚くべきことに、本発明のように粒子径の大き
なフィロケイ酸塩化合物を含有すると、回収古紙を再離
解工程で水と攪拌すると、機械力によりフィロケイ酸塩
化合物が破断の起点となって容易に崩壊し、合成樹脂ラ
テックス被膜もろとも塗工層が破断して極小細片に分解
し、ほぼ再離解と考えて良いスラリー状態にすることが
できる。すなわち、ポリラミ紙を再離解すると粗大な薄
片が残存するのに対し、本防湿性紙を再離解すると粗大
薄片を認めない状態にまで離解することが可能である。
以下実施例を記述するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。なお、文中の部は重量部を示す。
【0031】
【実施例】
参考例1 表面処理フィロケイ酸塩化合物(a)の作成 カップリング剤KBM403(グリシドキシシランカッ
プリング剤:信越化学工業(株)製)の10重量%トル
エン溶液を調成し、この溶液10部を120℃、1時間
乾燥したマイカA21(白雲母、平均粒径20μm、:
山口雲母工業(株)製)100部に噴霧滴下し、撹拌機
を用いて回転数100rpmで10分攪拌した後、乾燥
固化して表面処理されたフィロケイ酸塩化合物粉末をえ
た。
【0032】参考例2 表面処理フィロケイ酸塩化合物(b) カップリング剤を KBM503(メタクリロキシシラ
ンカップリング剤:信越化学工業(株)製)とした以外
は参考例1と同様にして表面処理フィロケイ酸塩化合物
を得た。
【0033】実施例1 フィロケイ酸塩化合物としてセリサイトKF1325
(絹雲母、平均粒径13μm、中央カオリン(株)製)
を100部を水中で分散しそこにKRET(ステアロイ
ルチタネートカップリング剤:味の素(株)製)を滴下
し、カウレス分散機を用いて回転数2000rpmで3
0分間分散した。この分散液に合成樹脂ラテックス(商
品名:LX407S1X1、日本ゼオン(株)製、スチ
レン・ブタジエンラテックス、カルボン酸変性率約20
%、Tg18℃)を乾燥固形分として100部となるよ
う投入したのち、架橋剤(商品名:デナコールEX61
4B、ナガセ化成(株)製、ソルビトールポリグリシジ
ルエーテル、)を固形分として2重量部を添加して防湿
層塗料とした。この防湿塗料を坪量70g/m2 の未晒
両更クラフト紙にメイヤーバーで固形分として20g/
m2 となるように塗工後、110℃で2分間乾燥させて
防湿性紙を得た。
【0034】実施例2 シラン処理したフィロケイ酸塩化合物(a)を100
部、分散剤としてキャリボンL400(三洋化成(株)
製)を0.2部、水を100部混合し、カウレス分散機
を用いて回転数2000rpmで30分間分散した。こ
の分散液と合成樹脂ラテックスLX407S1X1を固
形分比でフィロケイ酸塩化合物/合成樹脂ラテックス=
50/50となるように調製したのち架橋剤としてユー
ラミンP−6300(三井東圧(株)製、メラミン−ホ
ルマリン樹脂、)を固形分として1重量部添加して防湿
層塗料とした。この防湿層塗料を坪量70g/m2 の未
晒両更クラフト紙にメイヤーバーで固形分として20g
/m2 となるように塗工後、110℃で2分間乾燥させ
て防湿性紙を製造した。
【0035】実施例3 シラン処理したフィロケイ酸塩化合物(b)を100
部、分散剤キャリボンL400を0.2部、イソプロピ
ルアルコール5部、水を95部混合し、カウレス分散機
を用いて回転数2000rpmで30分間分散した。こ
の分散液と合成樹脂ラテックスLX407S1X1を固
形分比でフィロケイ酸塩化合物/合成樹脂ラテックス=
50/50となるように調製したのちスミレーズレジン
5001(住友化学(株)製、ポリアミド樹脂、)を固
形分として1重量部添加し防湿層塗料とした。この防湿
層塗料を坪量70g/m2 の未晒両更クラフト紙にメイ
ヤーバーで固形分として20g/m2 となるように塗工
後、110℃で2分間乾燥させて防湿性紙を製造した。
【0036】実施例4〜7 以下のフィロケイ酸塩化合物を使用した以外は実施例1
と同様にして防湿性紙を製造した。実施例4:平均粒子
径20μm、のフィロケイ酸塩化合物(商品名:マイカ
A21、白雲母、山口雲母工業所(株)製)、実施例
5:シュウエン(タルク、平均粒径18μm、:中央カ
オリン(株)製),実施例6:マイカA11(白雲母、
平均粒径5μm、:山口雲母工業(株)製)、実施例
7: マイカA41(白雲母、平均粒径44μm、:山
口雲母工業(株)製)。
【0037】実施例8、9 架橋剤としてジルコゾールAC−7(第一稀元素(株)
製、炭酸ジルコニルアンモニウム、)(実施例8)、グ
リオキザール(和光純薬(株)製、)(実施例9)、を
使用した以外は実施例1と同様にして防湿性紙を製造し
た。
【0038】実施例10、11 合成樹脂ラテックスを、J0619(スチレン・ブタジ
エンラテックス、固形分48%、カルボン酸変性率4
%:日本合成ゴム(株)製)(実施例10)、アロンA
104(アクリル・スチレンラテックス、固形分40
%、カルボン酸変性率約10% 東亞合成(株)製)
(実施例11)、とした以外は実施例1と同様にして防
湿性紙を製造した。
【0039】比較例1 両更クラフト紙にポリエチレンを15μmラミネートし
たポリエチレンラミネート紙。
【0040】比較例2 カップリング剤KRET、架橋剤EX614Bを用いな
い以外は実施例1と同様にして防湿性紙を作成した。
【0041】比較例3 カップリング剤KRETを除いた以外は実施例1と同様
にして防湿性紙を作成した。
【0042】比較例4 架橋剤EX614Bを用いない以外は実施例1と同様に
して防湿性紙を作成した。
【0043】比較例5,6 平板状顔料をPCタルク(タルク、平均粒子径2μm、
ダイオーエンジニアリング(株)製)(比較例5)、マ
イカB72(白雲母、平均粒子径82μm、山口雲母工
業所(株)製)(比較例6)、とした以外は実施例1と
同様にして防湿性紙を製造した。
【0044】[試験方法]以上得られた各サンプルの透
湿度、離解性、耐ブロッキング性を以下の方法で測定し
た。 1)透湿度 JIS Z0208(カップ法)B法で塗工面を外側に
して測定した。透湿度の基準として50g/m2・24
hr 以下であれば十分実用性がある。 2)離解性 500mlの水に対し濃度1.6%になるように1cm
角の大きさのサンプルを用意し、このサンプルを家庭用
ミキサーの中に水と一緒に入れ、2分間攪拌後内容物を
取り出し、実験室用手抄きマシーンでシートを作成し
た。得られたシートを温度120℃の熱風循環式オーブ
ンに20分間入れ、取り出した後未離解物(フィルム
片、紙片等)の有無を目視で調べ、離解性を評価した。 ○ 未離解物が含まれず、均一なシートを形成してい
る。 × 投入したサンプル形態が保持されているものがあ
る。 3)耐ブロッキング性 20cm角の大きさの防湿性紙の防湿層面とA2コート
紙を重ね合わせて接触させ、温度40℃、圧力12kg
/cm2で30分間圧着した後取りだし、その2枚の紙片
の接着状態の様子を判断した。 ○ 圧着面が軽く、容易にはがれる場合 △ 圧着面がバリバリと音はするが、はがれる場合 × 圧着面がはがれずに破壊する場合
【0045】[評価]チタネートカップリング剤(実施
例1、実施例4〜実施例11)、シランカップリング剤
(実施例2、実施例3)で処理したフィロケイ酸塩化合
物といろいろな架橋剤をもちいて架橋した合成樹脂ラテ
ックスからなる防湿性紙は、未処理のフィロケイ酸塩化
合物と合成樹脂ラテックスからなる防湿性紙(比較例
2)、未処理のフィロケイ酸塩化合物と架橋した合成樹
脂ラテックスからなる防湿性紙(比較例3)、あるいは
処理されたフィロケイ酸塩化合物と合成樹脂ラテックス
(比較例4)に比べて防湿性に優れ、ブロッキングのな
いことがわかる。また、比較例5、比較例6など粒子径
の大きいものの防湿性が悪いことから、平均粒子径が5
μm〜50μm、のフィロケイ酸塩化合物が防湿性に関
し好適であることがわかる。さらに、ポリエチレンラミ
ネート紙(比較例1)に比べて離解性に優れ、同等の透
湿度を有している。
【0046】
【表1】
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明で得られる防湿性
紙は高い防湿性を有し、離解性にも優れ、ブロッキング
が発生しないものであることがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙支持体上の少なくとも片面に、平均粒子
    径5μm〜50μmのフィロケイ酸塩化合物及び合成樹
    脂ラテックスからなる防湿層を形成してなる防湿性紙に
    おいて、該フィロケイ酸塩化合物がオルガノアルコキシ
    シラン化合物、又はオルガノアルコキシ金属化合物で処
    理され、かつ該合成樹脂ラテックスが架橋剤と反応して
    いることを特徴とする防湿性紙。
  2. 【請求項2】合成樹脂ラテックスがスチレン・ブタジエ
    ンラテックス、アクリル・スチレンラテックス、メタク
    リレート・ブタジエンラテックス、又はアクリロニトリ
    ル・ブタジエンラテックスから選ばれた少なくとも一種
    であることを特徴とする請求項1記載の防湿性紙。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1150388A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Oji Paper Co Ltd 易離解性防湿紙
WO2014181560A1 (ja) * 2013-05-08 2014-11-13 日本製紙株式会社 紙製バリア包装材料

Cited By (3)

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WO2014181560A1 (ja) * 2013-05-08 2014-11-13 日本製紙株式会社 紙製バリア包装材料
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