JPH09301622A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JPH09301622A
JPH09301622A JP8117726A JP11772696A JPH09301622A JP H09301622 A JPH09301622 A JP H09301622A JP 8117726 A JP8117726 A JP 8117726A JP 11772696 A JP11772696 A JP 11772696A JP H09301622 A JPH09301622 A JP H09301622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送路からそれようとする用紙を安定して搬
送し、ジャム発生率の低減を図る。 【解決手段】 筐体74の鉛直方向に複数のビン78が固定
配置され、ビン78の入口側でビン78の鉛直方向にはビン
案内用搬送機構92が設けられ、ビン案内用搬送機構92の
屈曲したコーナー部分に連結して導入用搬送機構80が設
けられ、ビン78とビン案内用搬送機構92との間には誘導
面を有してビン案内用搬送機構92の用紙搬送路に沿って
鉛直方向に昇降駆動可能なインデクサ116 が設けられ
る。制御手段は操作パネルより入力される用紙の厚さ情
報に基づき用紙の厚さに応じたビン78の使用開始位置を
設定する。インデクサ116 はこの設定された使用開始位
置を起点として移動制御される。印刷済用紙は導入用搬
送機構80を介してビン案内用搬送機構92により鉛直下方
に吸引されつつ搬送され、インデクサ116 の誘導面で剥
離されて目的のビン78に搬入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙に画像を形成
する複写機、印刷機等の画像形成装置と、この画像形成
装置から排出される用紙を分配収納する用紙後処理部と
を有する画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版印刷装置の用紙後処理装置で
は、印刷機から排出された画像形成済みの用紙を複数の
ビンに分配する用紙後処理装置が種々開発され、実用化
されている。この種の用紙後処理装置では、装置の小型
化を図りつつも、より多くの用紙の分配が行える構成が
望まれる。
【0003】そこで、ビン固定タイプの用紙後処理装置
では、筐体の鉛直方向に複数のビンを固定配置し、ファ
ンやブロアを備えた搬送装置を複数のビンの鉛直方向に
設け、用紙をビンに搬入させるための用紙案内手段をな
すインデクサを搬送装置の搬送路に沿って鉛直方向に昇
降駆動する構成としている。これにより、装置の奥行き
方向の寸法を短くして装置全体の小型化を図っている。
又、搬送装置についても、ベルト両端のコーナー部分の
径を極力小さく設計して小型化を図っている。ところ
が、このような用紙後処理装置が使用される孔版印刷装
置では、印刷用紙として多種多様な用紙が用いられるた
め、次のような問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の用紙後処理
装置により孔版印刷装置から排出された用紙を、ファン
で吸引しつつベルトで搬送しようとすると、図11に示
すようにベルトコンベア装置94におけるベルト94a
のコーナー部分では搬送路が大きく屈曲した状態とな
る。
【0005】ここで、孔版印刷装置より排出されて搬送
されてきた用紙が普通の用紙であれば、最上部のビン7
8Aから用紙の収容を開始しても特に問題はない。とこ
ろが、腰の強い厚口の用紙になると、用紙はベルト94
aのコーナー部分をUターンして通過した後に用紙がベ
ルト94aからはがれやすく、吸引装置96で吸引しよ
うとしても浮き上がって搬送路からそれてしまう。その
結果、図11の矢印Aで示すように用紙がインデクサ1
16に対して鋭角に搬入され、突き刺さる恰好でインデ
クサ116の表面に当たってしまい、用紙を目的のビン
78に収容させることができず、ジャム発生の原因にも
なるという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、搬送路からそれようとする用紙を安定して搬
送することができ、ジャム発生率の低減が図れる画像形
成システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る請求項1の発明は、鉛直方向に配置さ
れた複数のビンと、画像形成手段から排出された用紙を
エア吸引しつつベルト搬送する第1搬送手段と、前記複
数のビンに沿って鉛直方向に設けられ、前記第1搬送手
段の下流側部分と屈曲してつながり、前記第1搬送手段
に搬送される用紙を受け取って鉛直下方にエア吸引しつ
つベルト搬送する第2搬送手段と、上部に誘導面を有
し、前記第2搬送手段の用紙搬送路に沿って鉛直方向に
昇降駆動可能に設けられ、前記第2搬送手段により鉛直
下方に搬送される用紙を当該第2搬送手段のベルト上か
ら前記誘導面で剥離して前記複数のビンのいずれかに搬
入させる用紙案内手段と、前記第1搬送手段、前記第2
搬送手段及び前記用紙案内手段を、前記画像形成手段か
ら排出される用紙に応じて駆動制御する制御手段と、前
記画像形成手段に用いられる用紙の厚さ情報を前記制御
手段に入力する用紙情報入力手段とを備え、前記制御手
段は、前記用紙情報入力手段からの出力に応じて、前記
複数のビンにおける使用開始位置を設定することを特徴
とする。
【0008】請求項2の発明は、鉛直方向に配置された
複数のビンと、画像形成手段から排出された用紙をエア
吸引しつつベルト搬送する第1搬送手段と、前記複数の
ビンに沿って鉛直方向に設けられ、前記第1搬送手段の
下流側部分と屈曲してつながり、前記第1搬送手段に搬
送される用紙を受け取って鉛直下方にエア吸引しつつベ
ルト搬送する第2搬送手段と、上部に誘導面を有し、前
記第2搬送手段の用紙搬送路に沿って鉛直方向に昇降駆
動可能に設けられ、前記第2搬送手段の鉛直下方に搬送
される用紙を当該第2搬送手段のベルト上から前記誘導
面で剥離して前記複数のビンのいずれかに搬入させる用
紙案内手段と、前記第1搬送手段、前記第2搬送手段及
び前記用紙案内手段を、前記画像形成手段から排出され
る用紙に応じて駆動制御する制御手段と、前記画像形成
手段に用いられる用紙の密度情報を前記制御手段に入力
する用紙情報入力手段とを備え、前記制御手段は、前記
用紙情報入力手段からの出力に応じて、前記複数のビン
における使用開始位置を設定することを特徴とする。
【0009】請求項1の画像形成システムにおいて、前
記用紙情報入力手段は、前記画像形成手段に供給される
用紙の給紙圧の可変に伴ってオン・オフする信号を用紙
の厚さ情報として前記制御手段に入力する構成としても
よい。
【0010】請求項1の画像形成システムにおいて、前
記用紙情報入力手段は、用紙の厚さに対応して操作され
るキー信号を用紙の厚さ情報として前記制御手段に入力
する構成としてもよい。又、請求項2の画像形成システ
ムにおいて、前記用紙情報入力手段は、用紙の密度に対
応して操作されるキー信号を用紙の密度情報として前記
制御手段に入力する構成としてもよい。
【0011】本発明によれば、用紙の紙厚等の情報によ
り、ビンの使用開始位置を可変制御する。これにより、
搬送路からそれようとした用紙を安定して目的のビンま
で搬送することができ、ジャムの発生率を低減させるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明による画像形成シス
テムの全体構成図である。画像形成システムは、画像形
成装置としての孔版印刷装置1と、用紙後処理装置とし
てのソータ2とを備えて概略構成されている。
【0013】まず、孔版印刷装置1の構成について説明
する。孔版印刷装置1は、自身の中心軸線の回りに図示
しない機枠に回転可能に支持された円筒状の版胴4を備
えている。版胴4は、多孔構造に構成され、外周部にク
ランプ機構6を有している。クランプ機構6は、孔版原
紙8の一端を係止している。
【0014】版胴4は、中心軸線4aと同軸に設けられ
たスプロケット10に駆動連結されている。スプロケッ
ト10は、無端ベルト12によって版胴駆動機構14の
版胴駆動モータ14aの駆動スプロケット11に駆動連
結されている。版胴4は、版胴駆動機構14の版胴駆動
モータ14aの動力により図中反時計回りに間欠的、或
いは連続的に回転駆動される。
【0015】版胴4の胴内には、印刷インキ供給手段1
6が設けられている。印刷インキ供給手段16は、外周
面が版胴4の内周面に接触すべく配設されている。印刷
インキ供給手段16は、自身の中心軸18の回りに回転
可能なスキージローラ20と、スキージローラ20の外
周面に対し所定の間隔をもってそのローラの母線方向に
沿って延在するドクターローラ22とを有している。印
刷インキ供給手段16は、スキージローラ20が版胴4
の回転に同期して版胴4と同方向に回転駆動されること
により、インキ溜まり24の印刷インキを版胴4の内周
面に供給している。
【0016】インキ溜まり24の印刷インキは、スキー
ジローラ20の回転に伴い、このローラとドクターロー
ラ22との間隙を通過し、その際にインキが計量されて
スキージローラ20の外周面に一様な厚さの印刷インキ
層を形成している。印刷インキ層は、スキージローラ2
0の回転に伴って版胴4の内周面に供給されて印刷に供
される。スキージローラ20と対向する版胴4の外側位
置には、印刷用紙Pを版胴4に押し付けるプレスローラ
26が設けられている。
【0017】版胴4の左斜め下方には、版胴4とプレス
ローラ26との間に給紙される印刷用紙Pをセットする
ための給紙台28が設けられている。給紙台28は、セ
ットされた印刷用紙Pの積層量に対応して不図示の駆動
装置により上下動される。
【0018】給紙台28の近傍には給紙機構30があ
る。給紙機構30は、ゴム等によりなる給紙ローラ3
2、一対のタイミングローラ34により構成されてい
る。給紙ローラ32は、給紙台28上に積載されている
印刷用紙Pの最上のものから一枚ずつピックアップして
タイミングローラ34側に搬送している。タイミングロ
ーラ34は、そのローラ間に所定のループを形成した状
態で給紙ローラ32より搬送される印刷用紙Pを一時保
持し、印刷時に版胴4の回転の同期し、所定のタイミン
グにて回転駆動して版胴4側へ印刷用紙Pを搬送してい
る。
【0019】版胴4の回りで給紙台28の上方には、排
版機構48が設けられている。排版機構48は、版胴4
の外周面に巻付けられている使用済の孔版原紙を版胴4
の回転に伴い剥離して排版収納している。版胴4の回り
で給紙機構30と対向する位置には、印刷済用紙分離爪
50が設けられている。
【0020】印刷済用紙分離爪50は、印刷が終了した
印刷済用紙Pを版胴4上から取外すためのものである。
印刷済用紙分離爪50により剥がされた印刷済用紙P
は、排紙装置52によって用紙排出口54側に搬送され
る。排紙装置52は、ベルトコンベア装置56と吸引装
置58とを有し、印刷済用紙分離爪50によって版胴4
より剥ぎ取られた印刷済用紙Pを吸引装置58によって
吸引しつつベルトコンベア装置56によって用紙排出口
54側へ搬送している。
【0021】用紙排出口54の後方には、スタッカ部と
しての排紙台60が設けられている。排紙台60は、後
述するノンソートモードが選択されているときに、排紙
装置52から搬送されてくる印刷済用紙Pを収納してい
る。排紙装置52の上方には、原紙貯容部62が設けら
れている。原紙貯容部62は、ロール状に巻成された連
続シート状の孔版印刷用原紙8を貯容している。
【0022】原紙貯容部62と版胴4の間には、製版機
構64が設けられている。製版機構64は、サーマルヘ
ッド66とこれに対向するプラテンローラ68とを有し
ている。製版機構64は、原紙貯容部62より供給され
る孔版原紙8の製版を感熱式に行っている。
【0023】サーマルヘッド66は、図には示されてな
いが、横一列に、即ち主走査方向に複数個の発熱素子を
一定間隔おいて有している。サーマルヘッド66の発熱
素子は、不図示の読取装置にて読み取られた画像情報信
号に応じて選択的に発熱するように成っている。製版機
構64にて製版された製版済孔版原紙は、原紙搬送ロー
ラ対70によって版胴4側に搬送される。製版機構64
と版胴4の間には、製版済孔版原紙が版胴4の外周面に
所定量巻付けられた時点で孔版原紙8を切断するカッタ
ー装置72が設けられている。
【0024】次に、ソータ2の構成について説明する。
ソータ2は、外筐をなす筐体74内に、孔版印刷装置1
から搬送されてくる印刷済用紙Pを収納するビン列76
を備えている。ソータ2は、孔版印刷装置1に対して多
段接続が可能な構成とされている。図示の例では、孔版
印刷装置1に対し、前段の第1ソータ2Aと後段の第2
ソータ2Bとによる2台のソータ2が連結して接続され
ている。
【0025】第1ソータ2Aと第2ソータ2Bとは、第
1ソータ2Aのみに後述する導入用搬送機構80が設け
られる点を除いて同一構成とされている。そこで、第1
ソータ2Aについての構成のみを図2の拡大図を用いて
詳細に説明する。
【0026】ビン列76は、各々が同一の長方形状の板
状部材からなる複数のビン78で構成されている。各ビ
ン78は、筐体74の高さ方向(鉛直方向)に一定間隔
dおきに層状に整列して筐体74内部の後部寄りに固定
配置されている。
【0027】孔版印刷装置1の用紙排出口54と対向す
る筐体74の一側面側には、孔版印刷装置1からの印刷
済用紙Pを筐体74内に導入搬送するための第1搬送手
段をなす導入用搬送機構80が設けられている。導入用
搬送機構80は、前段ベルトコンベア装置82と後段ベ
ルトコンベア装置86の2つのベルトコンベア装置を備
えている。
【0028】各々のベルトコンベア装置82,86は、
例えばDCブラシレスモータ等の駆動手段により駆動さ
れる。各ベルトコンベア装置82,86には、印刷済用
紙Pの搬送方向に所定間隔をおいてブロアとしての複数
の吸引装置88が配設されている。
【0029】前段ベルトコンベア装置82は、孔版印刷
装置1の用紙排出口54から排出される印刷済用紙Pを
吸引装置88によって吸引しつつ取り込んで後段ベルト
コンベア装置86に搬送している。後段ベルトコンベア
装置86は、前段ベルトコンベア装置82より取り込ん
だ印刷済用紙Pを吸引装置88によって吸引しつつ筐体
74の一側面側の上端部の用紙導入口84まで斜め上方
に搬送している。
【0030】筐体74内における用紙導入口84の下部
には、筐体74の高さ方向(鉛直方向)に沿って第2搬
送手段をなすビン案内用搬送機構92が設けられてい
る。ビン案内用搬送機構92は、導入用搬送機構80と
同様に、ベルトコンベア装置94と吸引装置96とを備
えており、例えばDCモータ等の駆動手段により駆動さ
れる。ビン案内用搬送機構92は、後段ベルトコンベア
装置86より用紙導入口84まで搬送された印刷済用紙
Pを吸引装置96によって吸引しつつベルトコンベア装
置94により屈曲したコーナー部分でUターンさせた
後、ビン列76の鉛直方向の下方に向けて搬送してい
る。
【0031】図3はビン案内用搬送装置92と後述する
インデクサ116を上方から見た部分拡大断面図、図4
は図3のI−I線断面図である。ビン案内用搬送装置9
2の基部をなすフレーム98には、印刷済用紙Pが搬送
される表面にくし歯状の段部100が形成されている。
段部100には、印刷済用紙Pを吸い寄せるための貫通
穴93が所定間隔毎に形成されている。ベルトコンベア
装置94における無端状の搬送ベルト94aは、段部1
00の凸部100a(図示の例では3箇所)上に位置し
て設けられている。
【0032】無端状の搬送ベルト94aには、凸部10
0aの貫通穴93と対向する位置に貫通穴101が形成
されている。印刷済用紙Pは、貫通穴93,101を介
して吸引装置96の吸引力により搬送ベルト94aの表
面に吸い寄せられ、搬送ベルト94aの表面に密着した
状態で搬送される。
【0033】尚、ベルトコンベア装置94の頂上部分の
外周近傍には、導入用搬送機構80より搬送されてくる
印刷済用紙Pをベルト面に押し付けて密着させるための
吹付装置としてのファン97が設けられている。
【0034】ビン列76の上方には、後段に接続される
第2ソータ2Bに対して印刷済用紙Pを搬送するための
ソータ通過搬送機構102が設けられている。ソータ通
過搬送機構102は、導入用搬送機構80やビン案内用
搬送機構92と同様に、ベルトコンベア装置104と吸
引装置106とを備えており、例えばDCモータ等の駆
動手段により駆動される。
【0035】ソータ通過搬送機構102は、後段ベルト
コンベア装置86より用紙導入口84まで搬送された印
刷済用紙Pを吸引装置106によって吸引しつつベルト
コンベア装置104により筐体74の他側面側上端部の
用紙排出口108より排出し、第2ソータ2Bの用紙導
入口84まで搬送している。尚、ソータ通過搬送機構1
02は、孔版印刷装置1に対してソータ2が1台のみ接
続される場合には不要である。
【0036】ソータ通過搬送機構102におけるベルト
コンベア装置104の出口側には、用紙通過センサ10
9が設けられている。用紙通過センサ109は、ベルト
コンベア装置104上を搬送されて用紙排出口108よ
り第2ソータ2Bの用紙導入口84に導入される印刷済
用紙Pの通過の有無を検出している。
【0037】ソータ通過搬送機構102の入口側で用紙
導入口84の近傍には、ソータ切替板110が設けられ
ている。ソータ切替板110の入口側で用紙導入口84
の近傍には、ソータ切替センサ112が設けられてい
る。ソータ切替センサ112は、導入用搬送機構80よ
り用紙導入口84に導入搬送される印刷済用紙Pを検出
している。
【0038】ソータ切替板110は、孔版印刷装置1に
対して前段に接続された第1ソータ2Aへの印刷済用紙
Pの搬送枚数やモードの設定状態に応じてソレノイド1
14がオン・オフ動作することにより切替制御される。
ここで、ソータ切替板110、ソータ切替センサ11
2、ソレノイド114によってソータ切替機構115を
構成している。
【0039】ビン列76とビン案内用搬送機構92との
間の間隙には、印刷済用紙Pをビン列76の所定ビン7
8に挿入させるインデクサ116が設けられている。図
3及び図4に示すように、インデクサ116は、ビン7
8とほぼ同一幅の矩形状をなす支持部116aを有し、
初期状態において最上部のビン78(78A)よりやや
上方位置に設定されたホームポジションHP1に待機し
ている。ホームポジションHP1には、インデクサ11
6の有無を検出するインデクサHPセンサ118が設け
られている。
【0040】インデクサ116の支持部116aの上面
には、支持部116aの幅方向に所定間隔毎に板状の誘
導部材120が一体形成されている。図3の例では、2
枚1組として4組の誘導部材120が設けられている。
誘導部材120は、ビン案内用搬送装置92のフレーム
98の凹部100bに対応した位置に立設している。誘
導部材120の上面は、ビン案内用搬送装置92側寄り
の先端から後端にかけて下り勾配に湾曲した誘導面12
0aを形成している。又、誘導部材120の先端部分
は、凹部100b内に入り込んで位置している。
【0041】インデクサ116は、支持部116aの両
端が駆動ベルト122を介して例えばDCサーボモータ
等の駆動手段に接続されている。インデクサ116の支
持部116aのほぼ中央位置には、円柱状の貫通穴11
6bが形成されている。この貫通穴116bを挟むよう
にして筐体74の鉛直方向の上下位置には、透過式フォ
トセンサで構成されるインデクサセンサ124が設けら
れている。インデクサセンサ124は、インデクサ11
6の誘導面120a上を通過する印刷済用紙Pを検出し
ており、インデクサ116の誘導面120aに対する用
紙の未到達や滞留を監視し、ジャムエラーを検出してい
る。ここで、インデクサ116、駆動ベルト122、イ
ンデクサセンサ124によってインデクサ昇降機構12
5を構成している。尚、インデクサセンサ124は、フ
ォトインタラプタで構成してインデクサ116に設け、
インデクサ116の誘導面120a上を通過する印刷済
用紙Pを検出する構成としてもよい。
【0042】インデクサ116では、駆動ベルト122
を介して駆動手段をなすDCサーボモータにより駆動さ
れると、ビン案内用搬送装置92により搬送されてくる
印刷済用紙Pの先端を誘導部材120の先端で搬送ベル
ト94aから剥離し誘導面120aに受け入れる。そし
て、インデクサ116は、印刷済用紙Pが確実にビン列
76に収納されたことをインデクサセンサ124が検出
すると、ホームポジションHP1を基準位置とするビン
78間のピッチ単位で移動する。これにより、印刷済用
紙Pは、1枚ずつビン列76の所定の1つのビン78に
挿入される。
【0043】導入用搬送機構80における前段ベルトコ
ンベア装置82の入口側には、切替板126が設けられ
ている。切替板126は、モードの設定状態に応じてソ
レノイド128がオン・オフ動作することにより切替制
御される。具体的には、ノンソートモードに設定されて
いる場合、印刷済用紙Pを孔版印刷装置1の排紙台60
へ搬送するように切替板126の切替えがなされる。こ
れに対し、ソータ2を使用するモードに設定されている
場合には、印刷済用紙Pを第1ソータ2Aへ搬送するよ
うに切替板126の切替えがなされる。ここで、切替板
126とソレノイド128によって切替機構129を構
成している。
【0044】最上部のビン78Aにおける導入端側の直
上位置には、ロール状に巻回されたシート体130が設
けられている。シート体130は、一端が筐体74側に
固定され、開放端である他端がインデクサ116に取り
付けられている。シート体130は、インデクサ116
の昇降移動に連動して繰出し、巻込み動作し、印刷済用
紙Pがビン78内に収納された際の後述する整合機構1
36の副走査整合板140による跳ね返りを防止してい
る。尚、シート体130におけるビン側の表面は、ビン
78内に挿入された印刷済用紙Pの副走査方向を整合す
る際の副走査方向の整合基準面Y0 となっている。
【0045】ビン列76を構成する各ビン78には、イ
ンデクサ116より挿入される印刷済用紙Pの搬送方向
(副走査方向)と、この搬送方向と直交する方向(主走
査方向)のそれぞれの方向に沿って所定長さの切欠き部
132,134が形成されている。各切欠き部132,
134に対応した位置には、ビン78に挿入された印刷
済用紙Pを所定の整合基準面に揃えて整合させる整合機
構136が設けられている。
【0046】図5は整合機構136の平面図である。整
合基準面X0 ,Y0 は、図の左下角部に設定されてい
る。具体的に、副走査方向の整合基準面Y0 は、前述し
たようにシート体130におけるビン側の表面に設定さ
れている。又、主走査方向の整合基準面X0 は、ビン7
8内の印刷済用紙Pを取り出す際に開操作されるべく筐
体74に対して開閉自在に設けられたカバー部材の内壁
面に設定されている。
【0047】整合機構136は、印刷済用紙Pの搬送方
向と直交する方向に延出した切欠き部132内を主走査
方向に移動する主走査整合板138と、印刷済用紙Pの
搬送方向に延出した切欠き部132内を副走査方向に移
動する副走査整合板140とを備えている。
【0048】切欠き部132の最外位置は、主走査整合
板を移動する際の待機基準位置となる主走査ホームポジ
ションHP2に設定されている。切欠き部132の最外
位置の近傍には、主走査整合板138が主走査ホームポ
ジションHP2に位置しているか否かを検出する主走査
HPセンサ142が設けられている。
【0049】同様に、切欠き部134の最外位置は、副
走査整合板を移動する際の待機基準位置となる副走査ホ
ームポジションHP3に設定されている。切欠き部13
4の最外位置の近傍には、副走査整合板140が副走査
ホームポジションHP3に位置しているか否かを検出す
る副走査HPセンサ144が設けられている。主走査整
合板138及び副走査整合板140は、それぞれに駆動
手段としての例えばパルスモータ137,139が接続
されている。
【0050】すなわち、印刷用紙のサイズに応じて予め
設定された用紙主走査データに基づいて駆動手段をなす
パルスモータのパルス量が決定されると、主走査ホーム
ポジションHP2を基準としてパルス量分だけ主走査整
合板138が主走査方向に移動する。又、印刷用紙のサ
イズに応じて予め設定された用紙副走査データに基づい
て駆動手段をなすパルスモータのパルス量が決定される
と、副走査ホームポジションHP3を基準としてパルス
量分だけ副走査整合板140が副走査方向に移動する。
【0051】このように、主走査整合板138及び副走
査整合板140が印刷用紙のサイズに応じて移動するこ
とにより、インデクサ116よりビン列76の各ビン7
8に挿入された印刷済用紙Pが整合基準面X0 ,Y0
整合される。
【0052】ここで、各ビン78に収納可能な用紙のサ
イズは、2つの整合板138,140との位置関係、各
整合板138,140のHPセンサ142,144との
位置関係によって制限される。つまり、収納可能な用紙
の最小サイズは、2つの整合板138,140を整合板
138,140同士が干渉しない位置までそれぞれのホ
ームポジションHP2,HP3から最大量移動したとき
の大きさとなる。又、収納可能な用紙の最大サイズは、
いずれのHPセンサ142,144にも干渉しないでビ
ン78内に納まる大きさとなる。
【0053】以上のように構成された孔版印刷装置1と
ソータ2とは、孔版印刷装置1の用紙排出口54に対し
て導入用搬送機構80を取り付けることにより接続され
る。そして、ソータ2のビン列76に対する印刷用紙の
分配収納動作は、以下に説明する孔版印刷装置1の操作
パネル146上に設けられた特定のキー操作により行わ
れる。
【0054】図6は孔版印刷装置に備えられた操作パネ
ルを示す図である。操作パネル146には、テンキー1
48、枚数LED150、液晶パネル等の表示器15
8、用紙種類設定モードキー159、ソートモードキー
160、モードLED162、スタートキー164、ス
トップキー166が設けられている。
【0055】テンキー148は、0〜9の数字キーで構
成され、印刷枚数の設定やユーザーモード時の不定形サ
イズの主走査及び副走査方向の寸法設定を行う際に押動
操作される。
【0056】枚数LED150は、テンキー148で設
定された印刷枚数を表示している。枚数LED150の
表示値は、孔版印刷装置1による印刷動作で印刷済用紙
Pが排出されるのに同期して設定値から1ずつ減算表示
される。
【0057】表示器158は、用紙種類設定モードキー
159が押動操作されたときに、ビン78の使用開始位
置を決めるための用紙種類の入力画面表示を行う。具体
的には、用紙種類設定モードキー159の押動操作によ
り、ソフトキーとして図7(a)に示す用紙種類設定キ
ー158aが表示された入力表示画面に切り替わる。用
紙種類設定キー158aが押下されると、ソフトキーと
して図7(b)に示す用紙種類キー(図示の例では、
「標準」、「厚紙」、「特厚」の3種類)158b,1
58c,158dが表示された入力表示画面に切り替わ
る。その他、表示器158では、ジャム等のエラーが発
生した場合のエラー表示、給紙機構30で検出された印
刷用紙Pの用紙サイズの表示などを行っている。
【0058】用紙種類設定モードキー159は、孔版印
刷装置1で使用される印刷用紙Pの紙厚に応じてビン7
8の使用開始位置を変えるモードを選択する場合に押動
操作される。
【0059】ソートモードキー160は、排紙台60を
使用して印刷済用紙Pを収納するノンソートモード、ソ
ータ2を使用して印刷済用紙Pを収納する3つのモード
(ソートモード、グループモード、連続モード)のいず
れかを選択する際に押動操作される。ソートモードキー
160は、電源投入時から押動操作される毎にノンソー
トモード、ソートモード、グループモード、連続モー
ド、ノンソートモードの順にループしてモードを切り替
える。
【0060】ここで、ノンソートモードは、孔版印刷装
置1の用紙排紙口54から排出された印刷済用紙Pを排
紙台60に直接排紙するモードである。
【0061】ソートモードは、孔版印刷装置1の用紙排
紙口54から排出された印刷済用紙Pをページ毎にビン
78に収納して複数ページからなる印刷物の丁合を行う
モードである。
【0062】グループモードは、孔版印刷装置1の用紙
排紙口54から排出された印刷済用紙Pを原稿毎にいく
つかのグループに仕分けてビン78に収納するモードで
あり、原稿毎に「枚数×組数」の複数仕分けが可能であ
る。
【0063】連続モードは、印刷物の裏写りを低減する
ため、孔版印刷装置1の用紙排紙口54から排出された
印刷済用紙Pを各ビン78に1枚ずつ分配収納するモー
ドである。
【0064】モードLED162は、ソートモードキー
160によって選択されたモード(ソートモード、グル
ープモード、連続モード)を表示している。このモード
LED162が未表示の場合は、ノンソートモードが選
択されている。
【0065】スタートキー164は、孔版印刷装置1及
びソータ2を動作実行させる際に押動操作される。スト
ップキー166は、孔版印刷装置1及びソータ2の動作
を停止させる際に押動操作される。
【0066】図8は上記画像形成システムの電気的構成
を示すブロック図である。図において、マイクロプロセ
ッサ等により構成される制御手段(CPU)170は、
ROM172に格納されているプログラムに基づき装置
内の各機構を制御する。
【0067】この制御手段170は、操作パネル146
から入力された印刷枚数、ユーザーモード設定時におけ
る不定形サイズ情報、各種ソートモード等の設定内容を
随時記憶するRAM174が接続されている。
【0068】また、この制御手段170は、版胴駆動機
構14に対し回転指令を出力して版胴4を回転制御す
る。製版機構64に対して孔版原紙8への製版指令を出
力する。クランプ機構6には版胴4への孔版原紙8の係
止/解除指令を出力する。排版機構48に対しては使用
済みの孔版原紙8を版胴4から剥離させる指令を出力す
る。給紙機構30に対しては、版胴駆動機構14に連動
して印刷用紙Pを給紙させる給紙指令を出力する。
【0069】図8に示すように、ソータ2側にはこのソ
ータ2の各機構の動作を制御する制御装置176が設け
られている。この制御装置176と孔版印刷装置1の制
御手段170はケーブル等を介して電気的に接続され、
制御情報が互いに入出力される。この制御装置176
は、孔版印刷装置1から次々に排紙される印刷済用紙P
をソータ2側で順次取り込むための同期制御を行うもの
で、制御手段170側を中央としてこの制御手段170
からの制御指令に基づきソータ2を制御する。またソー
タ2でのエラー発生時にはこの旨を制御手段170に出
力し、制御手段170からの制御指令に基づきエラー時
の対応処理を行う。
【0070】このため、制御装置176は、ソータ2に
設けられた導入用搬送機構80、ビン案内用搬送機構9
2、ソータ通過搬送機構102、ソータ切替機構11
5、インデクサ昇降機構125、切替機構129、整合
機構136等に対してそれぞれ制御指令を出力する。
【0071】これら各機構への制御指令によって、孔版
印刷装置1から排紙された印刷済用紙Pは、モードの設
定状態に応じてソータ2内の各ビン78にソートされ
る。
【0072】操作パネル146は、孔版印刷装置1側に
設けた構成としたが、同様の操作パネルをソータ2側に
設け、操作パネルの操作による設定内容を孔版印刷装置
1の制御手段170に送出する構成としてもよい。ま
た、操作パネル146を孔版印刷装置1及びソータ2の
いずれにも設けた構成にもできる。
【0073】そして、上記構成による画像形成システム
では、孔版印刷装置1より排出される印刷済用紙Pを各
種モードに応じた分配を行うに先立ち、図9の流れ図に
示すビンの使用開始位置の設定が行われる。
【0074】まず、操作パネル146の用紙種類設定モ
ードキー159が押動操作されると(SP1−Ye
s)、ビン78の使用開始位置を設定するためのモード
に切り替わる。これにより、表示器158が図7(a)
に示す用紙種類設定キー158aが表示された入力表示
画面に切り替わる。そして、用紙種類設定キー158a
が押下されると(SP2−Yes)、図7(b)に示す
ように、「標準」、「厚紙」、「特厚」の3種類の用紙
種類キー158b,158c,158dが表示された入
力表示画面に切り替わる。
【0075】そして、ビン78の総数を例えば50ビン
とした場合、「標準」の用紙種類キー158bが押下さ
れると(SP3−Yes)、その出力に基づいて制御手
段170(又は制御装置176)がビン78の使用開始
位置を最上部の位置(上から1ビン目)b1に設定する
(SP4)。厚紙の用紙種類キー158cが押下される
と(SP5−Yes)、その出力に基づいて制御手段1
70(又は制御装置176)がビン78の使用開始位置
を最上部から例えば5ビン目の位置b2に設定する(S
P6)。特厚の用紙種類キー158dが押下されると
(SP7−Yes)、その出力に基づいて制御手段17
0(又は制御装置176)がビン78の使用開始位置が
最上部から例えば10ビン目の位置b3に設定する(S
P8)。
【0076】このように、孔版印刷装置1で使用される
印刷用紙Pの紙厚に応じたビン78の使用開始位置の設
定が完了すると、ソート印刷動作への移行が可能とな
る。このソート印刷動作では、モード切替板126がソ
ータ2側に切り替えられ、ソータ切替板110がビン案
内用搬送装置86側に切替えられる。これにより、孔版
印刷装置1より排出された印刷済用紙Pは、導入用搬送
装置80を介してビン案内用搬送装置86まで搬送され
る。
【0077】そして、印刷済用紙Pがビン案内用搬送装
置86によってインデクサ116まで案内搬送される
と、インデクサ116がホームポジションHP1を基準
位置とするビン78間のピッチ単位で移動し、各ビン7
8に対して1枚ずつ印刷済用紙Pが挿入される。
【0078】ここで、インデクサ116は、操作パネル
146の操作により印刷用紙の厚さに応じたビン78の
使用開始位置が設定されている場合には、制御装置17
6によりホームポジションHP1を基準として使用開始
位置まで移動制御された後、その使用開始位置を起点と
してビン78間のピッチ単位で移動制御される。すなわ
ち、用紙の厚さが「標準」の場合には、用紙種類キー1
58bの押下により設定された使用開始位置b1がイン
デクサ116の起点となる。用紙の厚さが「厚紙」の場
合には、用紙種類キー158cの押下により設定された
使用開始位置b2がインデクサ116の起点となる。用
紙の厚さが「特厚」の場合には、用紙種類キー158d
の押下により設定された使用開始位置b3がインデクサ
116の起点となる。
【0079】このように、孔版印刷装置1で使用される
印刷用紙Pが厚紙や特厚の場合には、ビン78の使用開
始位置が標準の場合よりも所定ビン数分だけ低い位置b
2又はb3に設定される。そして、厚紙や特厚の印刷済
用紙Pが用紙導入口84よりビン案内用搬送機構92に
対して搬送される場合、インデクサ116は、最上部の
ビン78Aよりも所定段数だけ下がった位置、すなわ
ち、孔版印刷装置1で使用される印刷用紙Pの厚さに応
じて設定された位置b2又はb3まで移動制御される。
【0080】したがって、印刷済用紙Pがビン案内用搬
送機構92の屈曲したコーナー部分をUターンして通過
する際に搬送路からそれても、再びビン案内用搬送機構
92の吸引装置96によって吸い寄せられて搬送路に戻
ってくる。これにより、印刷済用紙Pは、図11の矢印
Aに示すようにインデクサ116に対して鋭角に搬入す
ることなく、図11の矢印Bに示すようにインデクサ1
16の誘導部材120を介して目的のビン78に挿入さ
れる。
【0081】尚、インデクサ116は、ビン78の使用
開始位置の設定が特になされていなければ、ホームポジ
ションHP1を基準位置とし、ビン78の上面78dと
インデクサ116の下流側端部の上部表面116cとが
対応するようにビン78間のピッチ単位で移動制御され
る。
【0082】そして、ソータ2は、ソートモードキー1
60で選択されたモード(ソートモード、グループモー
ド、連続モード)に応じてインデクサ116が所定のビ
ン78に移動する。
【0083】ここで、第2ソータ2Bは、基本的により
多くの印刷済用紙Pをソートするために第1ソータ2A
を増設した形で設けられる。そして、第2ソータ2Bへ
の印刷済用紙Pの搬送は、第1ソータ2Aのソータ切替
板110をソータ通過搬送装置102側に切り替えるこ
とにより、印刷済用紙Pがソータ通過搬送装置102を
介して後段の第2ソータ2Bに搬送され、第1ソータ2
A同様、各ビン78に挿入される。
【0084】これにより、ソートモードキー160で選
択されたモード(ソートモード、グループモード、連続
モード)に応じた印刷済用紙Pの挿入がソータ2(2
A,2B)に対してなされる。
【0085】ところで、上記実施の形態では、操作パネ
ル146を用いてビン78の使用開始位置を決めるため
の用紙種類の設定を行う構成としたが、用紙の厚さの種
類は図示の「標準」、「厚紙」、「特厚」の3種類に限
定されるものではなく、更に多く種類に振り分けてもよ
い。その際、振り分けられた種類毎にキーを設ける必要
はなく、キーの組合わせにより設定を行う構成とすれ
ば、少ないキー数でより多くの種類の設定が可能とな
る。上記ビン78の使用開始位置の設定は、図10に示
す給紙圧可変機構を用いて行うようにしてもよい。
【0086】給紙圧可変機構31は、孔版印刷装置1の
給紙機構30に設けられ、給紙台28上に積載された印
刷用紙Pの紙厚に応じて給紙圧を可変させるレバー31
aと、レバー31aの回動によりオン・オフするマイク
ロスイッチ31bとを備えている。
【0087】この給紙圧可変機構31において、給紙台
28上に積載される印刷用紙Pが「標準」の厚さのとき
は、マイクロスイッチ31bがオフするようにレバー3
1aが位置している(図中の実線の位置)。これに対
し、給紙台28上に積載される印刷用紙Pが「厚紙」の
ときには、マイクロスイッチ31bがオンするようにレ
バー31aが位置している(図中の一点鎖線の位置)。
これにより、印刷用紙Pの紙厚の情報を得ることができ
る。
【0088】そして、この紙厚の情報に基づいて制御手
段170(又は制御装置176)がビン78の使用開始
位置を設定する。例えばマイクロスイッチ31bがオフ
のときは、ビン78の使用開始位置が最上部のビン78
Aの位置b1に設定される。マイクロスイッチ31bが
オンのときは、ビン78の総数を50とした場合、ビン
78の使用開始位置が最上部のビン78Aから数えて例
えば5ビン目のビン78の位置b2に設定される。
【0089】ところで、上述した実施の形態では、紙厚
のみの情報に基づいてビン78の使用開始位置を制御し
ているが、用紙の密度(単位面積当たりの質量)による
情報でも制御可能である。この場合、用紙の密度が大き
くなる程、ビン78の使用開始位置が最上部のビン78
Aよりも下方に設定され、この設定されたビン78の使
用開始位置を起点としてインデクサ116の移動制御が
行われる。又、ビン78の使用開始位置を決める情報と
しては、厚さ、密度の組合わせによる情報でもよい。
【0090】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、用紙の厚さや密度に応じて、ビンの使用開始位
置を設定しているので、用紙の紙厚等に係わらず安定し
て用紙を搬送して目的のビンに搬入することができる。
そして、搬送路でのジャムの発生率を抑えることがで
き、用紙を無駄にしたり、動作を中断したりすることが
軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成システムの全体構成図
【図2】同画像形成システムにおけるソータの拡大図
【図3】同画像形成システムにおけるビン案内用搬送装
置とインデクサの部分拡大図
【図4】図3のI−I線断面図
【図5】同画像形成システムにおける整合機構の平面図
【図6】同画像形成システムの孔版印刷装置に備えられ
た操作パネルを示す図
【図7】(a),(b) 同画像形成システムの用紙種
類設定時における表示画面の一例を示す図
【図8】同画像形成システムの電気的構成を示すブロッ
ク図
【図9】同画像形成システムによるビンの使用開始位置
の設定方法を示す流れ図
【図10】同画像形成システムにおいて操作パネルに代
えて用紙種類を設定するため給紙機構の構成図
【図11】ビンに対する理想的な用紙の搬送状態と、異
常時における用紙の搬送状態とを示す図
【符号の説明】
1…孔版印刷装置、2…ソータ、76…ビン列、78…
ビン、80…導入用搬送機構、92…ビン案内用搬送機
構、102…ソータ通過搬送機構、116…インデク
サ、120…誘導部材、120a…誘導面、125…イ
ンデクサ昇降機構、116…操作パネル、158a…用
紙種類設定キー、158b,158c,158d…用紙
種類キー、159…用紙種類設定モードキー、170…
制御手段、176…制御装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に配置された複数のビンと、 画像形成手段から排出された用紙をエア吸引しつつベル
    ト搬送する第1搬送手段と、 前記複数のビンに沿って鉛直方向に設けられ、前記第1
    搬送手段の下流側部分と屈曲してつながり、前記第1搬
    送手段に搬送される用紙を受け取って鉛直下方にエア吸
    引しつつベルト搬送する第2搬送手段と、 上部に誘導面を有し、前記第2搬送手段の用紙搬送路に
    沿って鉛直方向に昇降駆動可能に設けられ、前記第2搬
    送手段により鉛直下方に搬送される用紙を該第2搬送手
    段のベルト上から前記誘導面で剥離して前記複数のビン
    のいずれかに搬入させる用紙案内手段と、 前記第1搬送手段、前記第2搬送手段及び前記用紙案内
    手段を、前記画像形成手段から排出される用紙に応じて
    駆動制御する制御手段と、 前記画像形成手段に用いられる用紙の厚さ情報を前記制
    御手段に入力する用紙情報入力手段とを備え、 前記制御手段は、前記用紙情報入力手段からの出力に応
    じて、前記複数のビンにおける使用開始位置を設定する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 鉛直方向に配置された複数のビンと、 画像形成手段から排出された用紙をエア吸引しつつベル
    ト搬送する第1搬送手段と、 前記複数のビンに沿って鉛直方向に設けられ、前記第1
    搬送手段の下流側部分と屈曲してつながり、前記第1搬
    送手段に搬送される用紙を受け取って鉛直下方にエア吸
    引しつつベルト搬送する第2搬送手段と、 上部に誘導面を有し、前記第2搬送手段の用紙搬送路に
    沿って鉛直方向に昇降駆動可能に設けられ、前記第2搬
    送手段の鉛直下方に搬送される用紙を該第2搬送手段の
    ベルト上から前記誘導面で剥離して前記複数のビンのい
    ずれかに搬入させる用紙案内手段と、 前記第1搬送手段、前記第2搬送手段及び前記用紙案内
    手段を、前記画像形成手段から排出される用紙に応じて
    駆動制御する制御手段と、 前記画像形成手段に用いられる用紙の密度情報を前記制
    御手段に入力する用紙情報入力手段とを備え、 前記制御手段は、前記用紙情報入力手段からの出力に応
    じて、前記複数のビンにおける使用開始位置を設定する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記用紙情報入力手段は、前記画像形成
    手段に供給される用紙の給紙圧の可変に伴ってオン・オ
    フする信号を用紙の厚さ情報として前記制御手段に入力
    する請求項1記載の画像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記用紙情報入力手段は、用紙の厚さに
    対応して操作されるキー信号を用紙の厚さ情報として前
    記制御手段に入力する請求項1記載の画像形成システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記用紙情報入力手段は、用紙の密度に
    対応して操作されるキー信号を用紙の密度情報として前
    記制御手段に入力する請求項2記載の画像形成システ
    ム。
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