JPH09282028A - 入力装置の自己診断装置 - Google Patents

入力装置の自己診断装置

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JPH09282028A
JPH09282028A JP9275496A JP9275496A JPH09282028A JP H09282028 A JPH09282028 A JP H09282028A JP 9275496 A JP9275496 A JP 9275496A JP 9275496 A JP9275496 A JP 9275496A JP H09282028 A JPH09282028 A JP H09282028A
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signal
self
input device
diagnosis
paper detection
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JP9275496A
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Takuya Tamochi
卓也 田持
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターやソレノイド等の複数個のアクチュ
エーター等を実際に駆動させることなく、センサー等の
入力装置の故障診断を行うことができ、自己診断動作が
容易かつ短時間に行うことができ、しかも装置構成の簡
略化及びコストダウンが可能が入力装置の自己診断装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 所定の電源に印加されて動作し、信号端
子から所定の信号を他の装置に入力する入力装置が正常
に動作可能か否かを自己診断する入力装置の自己診断装
置において、上記入力装置に印加される所定の電源を変
動させる電源変動回路と、上記入力装置の信号端子から
所定の信号が入力される他の装置側に、所定の制御信号
を抵抗を介して印加する制御回路と、上記電源変動回路
と制御回路の動作に基づいて、上記入力装置の信号端子
からの信号を判別することにより、当該入力装置が正常
に動作可能か否かを診断する診断回路とを有するように
構成して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
やプリンター等の画像形成装置、ファクシミリやパーソ
ナルコンピュータ等の事務機器、更には自動車等の車両
のように幅広い民生機器に使用することができ、これら
の民生機器に使用されるセンサー等の入力装置が正常に
動作するか否かを自己診断する入力装置の自己診断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の入力装置の自己診断装置
に関する技術としては、例えば、特開昭59−9476
5号公報や特開平1−130343号公報等に開示され
ているものがある。上記特開昭59−94765号公報
に係る自己診断自己処理機能を有する多機能複写機は、
機械的構成要素と、該機械的構成要素を制御する制御部
と、各構成要素及び各機構をチェックする自己診断部
と、該自己診断部からの診断信号を受信し該信号に応答
して対応する構成要素及び各機構を制御し、動作不能と
する信号を制御部に出力すると共に該構成要素及び各機
構、及び故障レベルを表示部にて表示するための信号を
発生する自己判断部と、制御部及び表示部から構成され
ているものである。
【0003】また、上記特開平1−130343号公報
に係る画像形成装置のための自己診断および自己修復シ
ステムは、画像データを具現化して視認可能な画像を生
成する画像形成装置のための自己診断および自己修復シ
ステムであって、画像形成装置の特徴を表わす特徴デー
タ、画像形成装置を複数個の要素の結合として表現し、
各要素の挙動または属性および各要素間の結合関係を定
性的に表わした定性データならびに故障診断知識が記憶
された記憶手段、データ入力手段、画像形成装置の動作
装置を変化させることのできる複数個のアクチュエータ
手段、データ入力手段から画像形成装置の動作状態を表
わす状態データが与えられたことに応答して、該状態デ
ータならびに記憶手段に記憶された特徴データおよび故
障診断知識に基づいて、画像形成装置が正常か異常かを
判別するための故障判別手段、故障判別手段が画像形成
装置が異常であると判別したことに応答して、記憶手段
に記憶された定性データおよび故障診断知識に基づい
て、故障修復のために作動すべきアクチュエータ手段を
選択する選択手段、ならびに選択手段によって選択され
たアクチュエータを駆動するためのアクチュエータ駆動
手段、を含むように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開昭59−94765号公報に係る自己
診断自己処理機能を有する多機能複写機の場合には、各
構成要素及び各機構をチェックする自己診断部と、該自
己診断部からの診断信号を受信し該信号に応答して対応
する構成要素及び各機構を制御し、動作不能とする信号
を制御部に出力すると共に該構成要素及び各機構、及び
故障レベルを表示部にて表示するための信号を発生する
自己判断部とを備え、自己判断部の内部に予め記憶され
ている情報により、故障箇所を特定するものであるが、
センサー系の故障を診断するためには、自己診断部から
の診断信号により構成要素及び各機構を実際に駆動する
必要があり、故障診断動作が煩雑となるとともに時間が
かかるという問題点があった。
【0005】また、上記特開平1−130343号公報
に係る画像形成装置のための自己診断および自己修復シ
ステムの場合には、画像形成装置の動作装置を変化させ
ることのできるモーターやソレノイド等の複数個のアク
チュエータ手段を付加することにより、故障診断を行う
ものであるため、複数個のアクチュエータ手段を付加す
る必要があり、システムの複雑化及びコストアップを招
くという問題点があった。
【0006】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、モーターやソレノイド等の複数個のアクチュエ
ーター等を実際に駆動させることなく、センサー等の入
力装置の故障診断を行うことができ、自己診断動作が容
易かつ短時間に行うことができ、しかも装置構成の簡略
化及びコストダウンが可能が入力装置の自己診断装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の請
求項第1項に記載された入力装置の自己診断装置は、所
定の電源に印加されて動作し、信号端子から所定の信号
を他の装置に入力する入力装置が正常に動作可能か否か
を自己診断する入力装置の自己診断装置において、上記
入力装置に印加される所定の電源を変動させる電源変動
回路と、上記入力装置の信号端子から所定の信号が入力
される他の装置側に、所定の制御信号を抵抗を介して印
加する制御回路と、上記電源変動回路と制御回路の動作
に基づいて、上記入力装置の信号端子からの信号を判別
することにより、当該入力装置が正常に動作可能か否か
を診断する診断回路とを有するように構成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0009】図6はこの発明の一実施の形態に係る入力
装置の自己診断装置を適用可能な多重転写方式のデジタ
ルカラー画像形成装置の一実施例を示すものである。
【0010】図6において、1はデジタルカラー画像形
成装置の本体を示すものであり、このデジタルカラー画
像形成装置本体1内の上端部には、原稿2の画像を読み
取る画像読取装置3(Image Input Ter
minal)が配置されている。この画像読取装置3
は、プラテンガラス4上にプラテンカバー5によって押
圧された状態で載置された原稿2の画像を光源6によっ
て照明し、原稿2の反射光像を第1、第2の走査ミラー
7、8及び結像レンズ9を介してCCDセンサー10に
走査露光して、このCCDセンサー10によって原稿2
の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドッ
ト/mm)で読み取るようになっている。
【0011】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率デ
ータとして画像処理装置12(Image Proce
ssing System)に送られ、この画像処理装
置12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデ
イング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ
補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施さ
れる。
【0012】そして、上記の如く画像処理装置12で所
定の画像処理が施された画像データは、黒(K)、イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)(各8bi
t)の3色の原稿色材階調データに変換されてROS1
5(Raster Output Scanner)に
送られ、このROS15では、原稿色材階調データに応
じてレーザー光による画像露光が行われる。
【0013】上記ROS15は、図6に示すように、半
導体レーザー16を原稿色材階調データ14に応じて変
調して、この半導体レーザー16からレーザー光LBを
階調データ14に応じて出射する。この半導体レーザー
16から出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡17
によって偏向走査され、反射ミラー18を介して感光体
ドラム20上に走査露光される。
【0014】上記ROS15によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム20は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム20の表面は、
予め帯電コロトロン21によって所定の電位に帯電され
た後、原稿色材階調データに応じてレーザー光LBが走
査露光されることによって静電潜像が形成される。上記
感光体ドラム20上に形成された静電潜像は、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器22K、22Y、22M、22C
を備えたロータリー方式の現像装置22によって順次現
像され、所定の色のトナー像となる。
【0015】上記感光体ドラム20上に形成されたトナ
ー像は、当該感光体ドラム20に隣接して配置された転
写ドラム23上に保持された転写材としての転写用紙2
4上に、転写コロトロン25の帯電によって順次転写さ
れる。上記転写材24は、図6に示すように、画像形成
装置本体1内の下部に配置された複数の給紙カセット2
8、29、30から給紙ロール31によって給紙される
とともに、画像形成装置本体1外の側面に配置された手
差しトレイ38からも給紙可能となっており、給紙され
た転写材24は、搬送ローラ32によって転写ドラム2
3の表面までそれぞれ搬送される。そして、上記転写材
24は、帯電コロトロン33の帯電によって転写ドラム
23の表面に静電的に吸着された状態で、当該転写ドラ
ム23の表面に保持される。なお、上記手差しトレイ3
8からは、定形外の転写用紙以外にオーバーヘッドプロ
ジェクター用の透明なOHPシート等も給紙可能であ
り、OHPシート等にも画像を形成することができるよ
うになっている。また、上記手差しトレイ38からは、
片面に画像が形成された転写材24を裏返しにして給紙
することにより、両面コピーが可能となっている。
【0016】また、上記感光体ドラム20上から所定の
色数のトナー像が転写された転写材24は、剥離コロト
ロン34の帯電によって転写ドラム23の表面から剥離
された後、定着器35へ搬送され、この定着器35によ
って熱及び圧力によってトナー像が転写材24上に定着
され、排紙トレイ36上に排出されてカラー画像の形成
工程が終了する。
【0017】なお、図6中、37は転写ドラム23の除
電を行うための除電コロトロンを示している。
【0018】上記転写ドラム23は、図7に示すよう
に、図示しない駆動機構によって感光体ドラム20の周
速と同一の速度で回転駆動されるようになっている。こ
の転写ドラム23は、軸方向の両端部に配置される一対
の円環状部材としてのリング部材40、40と、これら
のリング部材40、40を互いに連結する連結部材とし
てのタイバープレート41とを有するドラム状の枠体を
備え、上記タイバープレート41にポリエチレンテレフ
タレートやポリフッ化ビニリデン等の透明な誘電体フィ
ルムからなる転写フィルム42の円周方向の先端縁部4
2aを固定するとともに、両側端部をリング部材40、
40の外周面に沿わせて枠体に巻き付け、転写フィルム
42の円周方向の後端縁部42bをタイバープレート4
1に固定して中空円筒状に形成されている。
【0019】上記転写ドラム23には、図6に示すよう
に、上述したように、複数の給紙カセット28、29、
30のうちいずれかのカセットから給紙ロール31によ
って転写材24が供給される。そして、この転写材24
は、図8に示すように、吸着ロール43によって転写ド
ラム23の表面に押圧されるとともに、転写ドラム23
の裏面側から吸着用のコトロロン33によって帯電を受
け、転写ドラム23の転写フィルム42上に静電的に吸
着される。この転写ドラム23上に吸着された転写材2
4には、感光体ドラム20上に順次形成される黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のトナー像が、転写コロトロン25の帯電によっ
て転写される。
【0020】そして、上記感光体ドラム20から所定の
色数のトナー像が転写された転写材24は、剥離装置4
4によって転写ドラム23の表面から剥離された後、搬
送ガイド45を介して定着器35に搬送されて、この定
着器35の定着ローラ35a及び圧力ローラ35bによ
ってトナー像が熱及び圧力により転写材24上に定着さ
れ、フューザ出口ロール46によって装置外部の排紙ト
レイ36上に排出される。
【0021】また、上記転写ドラムの外周には、図8に
示すように、吸着ロール43の下流側に、転写材24が
転写ドラム23の表面に吸着されたか否かを検出するた
めの転写材検出装置としての第1のジャムセンサー50
と、感光体ドラム20とのニップ部の下流側に、転写材
24が感光体ドラム20側に移行せずに転写ドラム23
の表面に保持されているか否かを検出するための転写材
検出装置としての第2のジャムセンサー51と、剥離装
置44の下流側に、転写材24が転写ドラム23の表面
から剥離されたか否かを検出するための転写材検出装置
としての第3のジャムセンサー52とが配設されてい
る。これらの第1、第2、第3のジャムセンサー50、
51、52としては、例えば、転写ドラム23の表面に
向けて直径5mm程度のスポット光を照射し、当該転写
ドラム23の表面側からの拡散反射光及び正反射光等を
検出することによって、光学的に転写ドラム23の表面
に転写材24が保持されているか否かを検出するものが
用いられる。
【0022】図1はこの発明の一実施の形態に係る入力
装置の自己診断装置を示すものである。
【0023】図1において、60、61、62は入力装
置としてのフォトインタラプターからなる用紙検知セン
サーを示すものであり、これらの用紙検知センサー6
0、61、62は、例えば、上記デジタル画像形成装置
のジャムセンサー50、51、52として使用されるも
のである。上記用紙検知センサー60、61、62は、
発光素子としての発光ダイオード(LED)63と、受
光素子としてのフォトダイオード64と、このフォトダ
イオード64からの出力信号を増幅するオペアンプ65
と、このオペアンプ65からの出力を2値化するための
2つのトランジスタQ1、Q2とから構成されている。
上記各用紙検知センサー60、61、62のトランジス
タQ1には、当該センサー60、61、62を駆動する
ための駆動電圧が印加される端子66が設けられてい
る。また、上記2つのトランジスタQ1、Q2の接続点
には、センサー60、61、62の検知信号を出力する
ための信号ライン67が接続された出力端子68が設け
られているとともに、各トランジスタQ2のエミッタに
は、アースに接続された接地用の端子69が設けられて
いる。
【0024】この実施の形態に係る入力装置の自己診断
装置は、上記用紙検知センサー60、61、62への給
電を制御する制御回路としての第3のトランジスタQ3
を備えており、この第3のトランジスタQ3には、当該
第3のトランジスタQ3をON・OFFして用紙検知セ
ンサー60、61、62への給電を制御する第1の制御
信号が入力されるようになっている。
【0025】また、上記入力装置の自己診断装置は、上
記用紙検知センサー60、61、62からの出力信号に
基づいて制御を行う制御装置が、TTL回路ではなくC
MOS等を用いて構成されていると、このCMOSから
なる制御装置は、入力がオープンとなると、動作が不定
となる虞れがある。そのため、上記用紙検知センサー6
0、61、62からの信号ライン67は、解放時のレベ
ルを確定させるために、抵抗R1、R2、R3を用いて
電源Vcc(例えば、5V)あるいはグランドに接続さ
れるようになっている。上記各用紙検知センサー60、
61、62の信号ライン67に接続された抵抗R1、R
2、R3は、第2の制御信号に基づいてスイッチングさ
れる直列接続の第4及び第5のトランジスタQ4、Q5
を介して、電源Vccあるいはグランドに接続されてい
る。
【0026】以上の構成において、この実施の形態に係
る入力装置の自己診断装置は、次のようにして、モータ
ーやソレノイド等の複数個のアクチュエーター等を実際
に駆動させることなく、センサー等の入力装置の故障診
断を行うことができ、自己診断動作が容易かつ短時間に
行うことができ、しかも装置構成の簡略化及びコストダ
ウンが可能となっている。
【0027】すなわち、この実施の形態に係る入力装置
の自己診断装置が適用された画像形成装置では、図8に
示すように、複数のジャムセンサー50、51、52を
使用して、転写ドラム23の表面に転写用紙24が吸着
されたか否か、転写用紙24が感光体ドラム20に巻き
ついていないかどうか、転写ドラム23から転写用紙2
4が剥離されたか否かを検出するため、転写ドラム23
の周囲には、ジャムセンサー50、51、52として機
能する3個の用紙検知センサー60、61、62が配設
されている。
【0028】しかし、これらの3個の用紙検知センサー
60、61、62にいずれか1つでも、コネクタ抜けや
断線あるいは地絡等の故障が発生すると、画像形成装置
が正常に動作しないため、3個の用紙検知センサー6
0、61、62の故障を診断する自己診断装置が適用さ
れている。
【0029】この入力装置の自己診断装置は、用紙検知
センサー60が正常な場合には、図2に示すように、第
1の制御信号が”ハイ”となると、第3のトランジスタ
Q3がOFF状態となり、用紙検知センサー60のトラ
ンジスタQ1には、それぞれ所定の動作電圧が印加され
る。そのため、上記各用紙検知センサー60のトランジ
スタQ1及びトランジスタQ2は、共にOFF状態とな
り、用紙検知センサー60の出力は、ハイインピーダン
スになる。したがって、上記用紙検知センサー60の信
号ライン57からの出力は、図2に示すように、第2の
制御信号に同期して変化する。
【0030】一方、第1の制御信号が”ロー”となる
と、図2に示すように、第3のトランジスタQ3がON
状態となり、用紙検知センサー60のトランジスタQ1
には、所定の動作電圧が印加される。そのため、上記用
紙検知センサー60のトランジスタQ1及びトランジス
タQ2は、共にON状態となり、用紙検知センサー60
の信号ライン57は、アースに接地された状態となる。
したがって、上記用紙検知センサー60の信号ライン5
7からは、図2に示すように、第2の制御信号が出力信
号として出力されない。そのため、上記入力装置の自己
診断装置は、第1の制御信号及び第2の制御信号に基づ
いて、信号ライン57からの出力信号を判別するだけ
で、用紙検知センサー60が正常に動作可能であること
を診断することができる。
【0031】次に、用紙検知センサー61の電源又はア
ース線が断線した場合には、図3に示すように、第1の
制御信号が”ハイ”の動作は、用紙検知センサー61が
正常な場合と同様であるが、第1の制御信号が”ロー”
となっても、用紙検知センサー61のトランジスタQ1
には、図3に示すように、動作電圧が印加されないた
め、第1のトランジスタQ1は、OFF状態のままであ
る。そのため、上記各用紙検知センサー60のトランジ
スタQ1及びトランジスタQ2は、共にOFF状態とな
り、用紙検知センサー61の出力は、ハイインピーダン
スになる。したがって、上記用紙検知センサー61の信
号ライン57からの出力は、図3に示すように、第1の
制御信号が”ロー”となっても第2の制御信号に同期し
て変化したままである。そのため、上記入力装置の自己
診断装置は、第1の制御信号及び第2の制御信号に基づ
いて、信号ライン57からの出力信号を判別するだけ
で、用紙検知センサー61の電源又はアース線が断線し
たことを診断することができる。なお、用紙検知センサ
ー61のアース線が断線した場合の動作は、電源が断線
した場合と同様である。
【0032】さらに、用紙検知センサーの信号ライン5
7が断線した場合には、第1の制御信号にかかわりな
く、信号ライン57からは、第2の制御信号がそのまま
出力されるため、上記用紙検知センサー61の電源又は
アース線が断線した場合と同様に判断することができ
る。
【0033】また、上記用紙検知センサー62の信号ラ
イン57が装置のシャーシ等に接触して地絡した場合に
は、図4に示すように、第1の制御信号が”ハイ”とな
って、第3のトランジスタQ3がOFF状態となり、用
紙検知センサー62のトランジスタQ1には、所定の動
作電圧が印加されない。そのため、上記用紙検知センサ
ーのトランジスタQ1及びトランジスタQ2は、共にO
FF状態となり、用紙検知センサー62の出力は、ハイ
インピーダンスになるが、用紙検知センサー62の信号
ライン57が地絡した状態となっているため、当該用紙
検知センサー62の信号ライン57からは、第2の制御
信号が出力されず変化しない。
【0034】一方、第1の制御信号が”ロー”となる
と、図4に示すように、第3のトランジスタQ3がON
状態となり、用紙検知センサー62のトランジスタQ1
に所定の動作電圧が印加されるが、用紙検知センサー6
2の信号ライン57が地絡した状態となっているため、
当該用紙検知センサー62の信号ライン57からは、第
2の制御信号が出力されず変化しない。そのため、上記
入力装置の自己診断装置は、第1の制御信号及び第2の
制御信号に基づいて、信号ライン57からの出力信号を
判別するだけで、用紙検知センサー60の信号ライン5
7が地絡したことを診断することができる。
【0035】また、上記入力装置の自己診断装置では、
センサーが接続された制御装置の基板のコネクタを抜い
た状態で、当該基板の入力バッファの診断が可能であ
る。すなわち、上記用紙検知センサー60、61、62
を制御装置の基板に接続するためのコネクタを抜いた状
態では、基板が正常であるならば、センサー60、6
1、62の信号ライン57の断線に等しい状態となるた
め、これを利用して基板の入力バッファが正常か否かの
診断が可能である。
【0036】実施の形態2 図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態と同一の部部には同一の符号を付して説明す
ると、この実施の形態2では、入力装置として、センサ
ーではなくオプション装置に適用するように構成したも
のである。
【0037】すなわち、この発明の実施の形態2では、
入力装置が画像形成装置に接続される複写管理装置等の
オプション装置である場合に適用したものである。通
常、オプション装置70には、制御信号線71以外に、
当該オプション装置が画像形成装置等の本体に正常に接
続されているか否かを検出するための信号線72が必要
となるため、オプション装置の接続が面倒となる。
【0038】そのため、この実施の形態2では、前記実
施の形態と同様に、制御信号ライン71に抵抗R4を介
して2つのトランジスタQ4、Q5からなるスイッチン
グ回路を接続することにより、オプション装置70が画
像形成装置等の本体に正常に接続されているか否かを診
断するようになっている。その結果、オプション装置7
0の接続検出用の信号線72が不要となる。
【0039】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
と同様であるので、その説明を省略する。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、モーターやソレノイド等の複数個のアクチュ
エーター等を実際に駆動させることなく、センサー等の
入力装置の故障診断を行うことができ、自己診断動作が
容易かつ短時間に行うことができ、しかも装置構成の簡
略化及びコストダウンが可能が入力装置の自己診断装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る入力装置の自己診断装
置の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】 図2はこの発明の一実施の形態に係る入力装
置の自己診断装置の動作を示す波形図である。
【図3】 図3はこの発明の一実施の形態に係る入力装
置の自己診断装置の動作を示す波形図である。
【図4】 図4はこの発明の一実施の形態に係る入力装
置の自己診断装置の動作を示す波形図である。
【図5】 図5はこの発明に係る入力装置の自己診断装
置の実施の形態2を示す回路図である。
【図6】 図6はこの発明に係る入力装置の自己診断装
置を適用可能な画像形成装置を示す構成図である。
【図7】 図7は転写ドラムを示す斜視図である。
【図8】 図8は画像形成装置の画像形成部を示す構成
図である。
【符号の説明】
60、61、62 用紙検知センサー(入力装置)、6
7 信号ライン、Q3第3のトランジスタ(電源変動回
路)、Q4、Q5 第4、5のトランジスタ(制御回
路)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電源に印加されて動作し、信号端
    子から所定の信号を他の装置に入力する入力装置が正常
    に動作可能か否かを自己診断する入力装置の自己診断装
    置において、上記入力装置に印加される所定の電源を変
    動させる電源変動回路と、上記入力装置の信号端子から
    所定の信号が入力される他の装置側に、所定の制御信号
    を抵抗を介して印加する制御回路と、上記電源変動回路
    と制御回路の動作に基づいて、上記入力装置の信号端子
    からの信号を判別することにより、当該入力装置が正常
    に動作可能か否かを診断する診断回路とを有することを
    特徴とする入力装置の自己診断装置。
JP9275496A 1996-04-15 1996-04-15 入力装置の自己診断装置 Pending JPH09282028A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7093167B2 (en) 2001-11-21 2006-08-15 Fujitsu Ten Limited Control apparatus and self-diagnostic method for electronic control system
JP2015031890A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社リコー 異常監視システム及び画像形成装置
JP2016224214A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7093167B2 (en) 2001-11-21 2006-08-15 Fujitsu Ten Limited Control apparatus and self-diagnostic method for electronic control system
JP2015031890A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社リコー 異常監視システム及び画像形成装置
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