JPH09270050A - 現金取引装置 - Google Patents

現金取引装置

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JPH09270050A
JPH09270050A JP7660196A JP7660196A JPH09270050A JP H09270050 A JPH09270050 A JP H09270050A JP 7660196 A JP7660196 A JP 7660196A JP 7660196 A JP7660196 A JP 7660196A JP H09270050 A JPH09270050 A JP H09270050A
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JP
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closing
time
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JP7660196A
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Satoru Osawa
悟 大沢
薫 ▲柳▼澤
Kaoru Yanagisawa
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入金口の開閉部の開放時間を、顧客のニーズ
に合わせて制御できる現金取引装置を提供する。 【解決手段】 現金取引装置は、入金時に入金口の開閉
部を開いた後、所定の開放時間が経過すると自動的に開
閉部を閉じる。顧客が開閉部の開放時間の残時間323
が不足だと判断すると、延長キー321を操作する。こ
れにより、開放時間に一定の延長時間が加算されて、1
回の入金口の開放で入金処理を終了させることが可能と
なる。この延長は、複数回行えるようにすることができ
る。また、延長時間を顧客が設定できるようにすること
もでき、顧客が操作するまで、開閉部が閉じないように
することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金取引装置に関
し、特に、入金時に入金口がオープンし、所定時間経過
した後に入金口が自動的にクローズする形式の現金取引
装置に関する。本発明の現金取引装置の例としては、金
融関連企業に設置される振込機がある。
【0002】
【従来の技術】振込機においては、現金を装置内に取り
込む入金口が設けられ、この入金口にはシャッタが設け
られる。このシャッタは、顧客が入金する時のみ開放す
ることにより、入金口から異物が侵入したり、入金した
現金が入金口から抜き取られることを防止している。
【0003】振込機で入金取引を行うときは、顧客が画
面表示に従って、取引金額の入力など必要な操作を行
う。取引金額の入力等が終了すると、手数料が計算され
て画面に表示され、入金口のシャッタが開く。顧客は、
シャッタの開放中に画面表示された取引金額と手数料の
合計金額を入金口から入金する。従来の振込機において
は、入金口のシャッタの開放後所定時間が経過すると注
意喚起音を鳴らした上で、シャッタを自動クローズす
る。そして、振込機では、入金された金額をカウント
し、入金金額が不足している場合は、再度シャッタを開
放し、不足分の入金を顧客に促す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振込機にお
いては、顧客が手数料の表示後に小銭を準備し、その準
備に時間がかかると、小銭が揃う前に注意喚起音が鳴る
こととなる。このため、顧客は、後ろの行列を気にし
て、小銭で入金することを諦めて紙幣で入金したりす
る。この場合は、釣銭排出のために却って時間がかかる
こととなる。また、顧客には不満を残すこととなる。
【0005】一方、注意喚起音が鳴っても小銭が準備で
きない場合でも、顧客の希望と関係なくシャッタがクロ
ーズする。この結果、入金不足となるので、再度シャッ
タ開放動作が繰り返され、取引処理に時間がかかること
となる。また、従来の振込機では、残りの開放時間が顧
客には分からないために、いつシャッタが閉まるか分か
らないという強迫観念を顧客に抱かせる。
【0006】このように、従来の振込機においては、入
金口のシャッタの開放時間が一定であることにより、却
って取引処理に時間がかかり、顧客へのサービスが不十
分となり、取引処理効率が低下するという問題点があっ
た。本発明は、入金口の開閉部の開放時間を、顧客のニ
ーズに合わせて制御できる現金取引装置を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものである。本発明の現金取引装置
は、入金口と、入金口の開閉部と、開閉部の開閉を制御
し、入金処理時に開閉部を開いた後、所定の開放時間が
経過すると開閉部を閉じる開閉制御手段とを有する。
【0008】本発明の第1の態様においては、上記現金
取引装置に、時間延長指示を入力する操作手段を設け、
開閉制御手段は、操作手段が操作されたとき、開閉部の
開放時間を一定時間だけ延長する。なお、操作手段が操
作されないときは、所定の時間の経過後に開閉部が閉じ
る。これにより、顧客は、取引金額と手数料などの付随
金額を準備するのに時間がかかると判断したときは、操
作手段を操作することにより開閉部の開放時間を延長す
ることができる。したがって、入金口の開閉部が開放し
ている間に入金を済ませることができるので、取引処理
時間が不必要に長くなることがなくなる。
【0009】この第1の態様においては、開放時間の延
長は1回に限らず、複数回行えるようにすることもでき
る。これにより、顧客は必要なだけ時間を延長すること
ができる。また、この延長回数を制限することもでき
る。本発明の第2の態様においては、上記現金取引装置
に、延長時間を設定する設定手段と、設定された延長時
間を表示する手段とを設け、開閉制御手段は、設定手段
により延長時間が設定されると、開閉部の開放時間を設
定された時間だけ延長する。なお、操作手段が操作され
ないときは、所定の時間の経過後に開閉部が閉じる。
【0010】これにより、顧客は、表示手段を見ながら
所望の延長時間を設定することにより、その時間だけ開
閉部の開放時間を延長することができる。したがって、
入金口の開閉部が開放している間に入金を済ませること
ができるので、取引処理時間が不必要に長くなることが
なくなる。本発明の第3の態様においては、上記現金取
引装置に、取引金額から手数料などの付随金額を計算
し、この付随金額に応じた延長時間を計算する計算手段
を設け、前記開閉制御手段は、開閉部の開放時間を計算
された延長時間だけ延長する。計算手段は、釣銭無しの
ときの付随金額の貨幣枚数を計算し、枚数が多い程延長
時間を長く設定する。
【0011】これにより、顧客が格別な操作を行わなく
とも、入金に必要な時間だけ開閉部の開放時間が延長さ
れる。そして、入金口の開閉部が開放している間に入金
を済ませることができるので、取引処理時間が不必要に
長くなることがなくなる。以上の第1〜第3の態様にお
いては、入金口の開閉部が閉じるまでの時間を表示する
装置を設けることが好ましい。顧客は、この残り時間を
確認することにより、落ち着いて入金処理ができる。ま
た、残り時間が足りないと判断したときは、第1及び第
2の態様における時間延長の操作を行うことができる。
【0012】本発明の第4の態様においては、上記現金
取引装置に、開閉部自動閉鎖解除指示を入力する第1操
作手段と、開閉部閉鎖指示を入力する第2操作手段とを
設け、開閉制御手段は、第1操作手段が操作されると、
開閉部を閉じる制御を解除して開閉部が開放した状態を
保ち、第2の操作手段が操作されたときに開閉部を閉じ
る。なお、第1の操作手段が操作されないときは、所定
の時間の経過後に開閉部が閉じる。
【0013】これにより、顧客は、入金が済む前に開閉
部が閉じると判断したときは、第1の操作手段を操作す
ることにより開閉部を開放されたままとし、入金が済む
と第2の操作手段を操作して開閉部を閉じることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を振込機に適用した
例について、図を用いて説明する。図1は、振込機の機
能ブロック図である。図1において、100は制御部で
あり、CPUにより構成され、データ処理、演算、制御
を行う。101はROMであり、制御部100の処理に
必要な基本プログラムを格納するものである。102は
タイマーであり、シャッタクローズまでの時間を計測す
るものである。
【0015】103はRAMであり、入金口シャッタ開
放時間データなどを格納するものである。104は貨幣
ユニットであり、入金貨幣の識別、受領、払出しなどを
実行し、かつ、デバイス制御部105を介して入金口シ
ャッタ106の開閉を制御する。なお、本明細書では、
入金口の開閉部をシャッタとして説明するが、扉などの
他の手段を採用することが可能である。107は操作ユ
ニットであり、顧客によって選択・押し下げされたキー
情報を解析し、その結果を制御部100に通知するもの
である。
【0016】108は表示ユニットであり、顧客操作ガ
イダンスを作成したり、取引処理内容確認画面を作成し
て、表示装置(図示省略)に表示するものである。10
9は注意喚起音鳴動ユニットであり、入金口シャッタが
間もなく閉じることなどを、音により顧客に報知するも
のである。110は入金口センサであり、顧客の手など
の入金口の遮蔽物を検知するものである。
【0017】点線で囲まれた部分は各種ユニット120
であり、振込機として動作するにあたり、必要不可欠な
ものである。ただし、本例の説明には不用であるのでそ
れぞれについての説明は省略する。次に、図1の振込機
の動作をフローチャートに基づいて説明する。 (動作例1)図2〜図4のフローチャートは、振込機の
第1の処理動作例を示す。本例は、入金口シャッタの開
放時に、顧客が時間延長をしようとするとき、顧客の操
作により一定の時間だけ開放時間を延長でき、かつ、延
長回数を操作回数により指定できるようにしたものであ
る。
【0018】ステップ10は、顧客による振込手続き処
理であり、操作ユニット107により、振込先指定、振
込金額指定などが顧客により行われる。この処理につい
ては、本発明の要旨と直接関係ないので詳細な説明は省
略する。顧客による振込手続き処理が終了すると、ステ
ップS20へ進む。ステップ20で、制御部100は振
込データを表示ユニット108に転送する。データを受
け取った表示ユニット108は取引内容確認画面フォー
マットを作成し、表示装置に取引内容確認画面を表示す
る。図5に確認画面の例を示す。
【0019】図5の確認画面にはタッチパネル上に顧客
選択用キー311,312を設置している。311は確
認キーであり、312は取消キーである。なお、本明細
書中では、各種キーはタッチパネル上に設置するものと
して説明するが、各種キーはキーボードなど、他のスイ
ッチ手段上に設置することもできる。顧客は、表示され
た確認画面により取引内容を確認し、間違いがなければ
確認キー311をタッチし、取り消したければ取消キー
312をタッチする。
【0020】ステップS30で、顧客によるキータッチ
を検知すると、操作ユニット107は確認又は取消デー
タを制御部100に転送する。制御部100では押下キ
ーを判定し、取消キーが押し下げられたときはステップ
S10へ戻り、確認キーが押し下げられたときはステッ
プS40へ移行する。ステップS40で、制御部100
は、振込金額から手数料を算出した後、手数料データ及
び入金合計金額データを表示ユニット108に転送す
る。データを受け取った表示ユニット108は入金処理
報知画面フォーマットを作成し、表示装置に入金処理報
知画面を表示する。図6に入金処理報知画面の例を示
す。この画面では、顧客選択用キーの内容が変化する。
321はシャッタクローズ時間延長キーであり、322
は振込処理取消キーである。また、323はシャッタク
ローズまでの残り時間表示部である。
【0021】ステップS50で、制御部100は、貨幣
ユニット104に対して入金口シャッタオープンを指示
する。指示を受けた貨幣ユニット104は、デバイス制
御データをデバイス制御部105に対して転送する。こ
の制御データに従って、デバイス制御部105は、入金
口シャッタ106をオープンし、オープン完了通知が貨
幣ユニット104から制御部100に対して転送され
る。
【0022】ステップS60で、制御部100は、シャ
ッタオープン時間のタイマー減算を開始する。制御部1
00は、図7に示すRAM103上の領域333に格納
されているシャッタオープン時間データ値を、タイマー
102からの割込タイミングで減算していく。そして、
減算したデータ値を表示ユニット108に転送する。ス
テップS70で、データを受け取った表示ユニット10
8は、入金処理報知画面(図6)の残り時間表示部32
3にシャッタオープン残時間を表示する。
【0023】ステップS80で、制御部100は操作ユ
ニット107に対して顧客操作キー押し下げ監視を指示
し、一定タイミングでレスポンス問い合わせを実施す
る。指示された操作ユニット107は、図6の画面のキ
ー321、322の押し下げを検知した場合は、押下キ
ー情報を制御部100に対してレスポンスする。レスポ
ンスを受けた制御部100はレスポンス内容を判定し、
キー押し下げがなければステップS90へ移行し、キー
押し下げがあればステップS100へ移行する。
【0024】ステップS90(延長キー押し下げなし)
で、制御部100はRAM103(図7)の領域333
に格納されているシャッタオープン残時間データを判定
し、0でなければ否タイムアップと判断しステップS6
0に戻り、0であればタイムアップと判断し、ステップ
S140へ移行する。ステップS140では、制御部1
00は注意喚起音鳴動ユニット109に注意喚起音鳴動
を指示すると同時に、貨幣ユニット104に対して入金
口の遮蔽物のチェックを指示する。指示を受けた注意喚
起音鳴動ユニット109は、制御部100より鳴動停止
の指示を受けるまで注意喚起音の鳴動を行う。また、指
示を受けた貨幣ユニット104はデバイス制御部105
を介して入金口センサ110の状態をリードし、その状
態を制御部100にレスポンスする。
【0025】ステップS150では、レスポンスを受け
た制御部100はセンサ状態を判定し、遮蔽物なしの場
合は注意喚起音鳴動ユニット109に注意喚起音の鳴動
の停止を指示すると同時に、貨幣ユニット104に対し
て入金口シャッタのクローズを指示する。指示を受けた
注意喚起音鳴動ユニット109は鳴動を停止し、貨幣ユ
ニット104はデバイス制御部105を介して入金口シ
ャッタ106をクローズする。
【0026】ステップS160で振込処理終了のための
処理を行う。この処理は、本発明の要旨と直接関係ない
ので、説明は省略する。以上説明したように、顧客が延
長キー321を押し下げなければ、入金口のシャッタ1
06は、オープン後、最初にRAM領域333に設定さ
れた時間が経過するとクローズする。
【0027】ステップS100(延長キー押し下げあ
り)では、制御部100は押下キー種別を判定し、延長
キーが押し下げられたのであれば、ステップS110へ
移行し、取消キーが押し下げられたのであれば、振込処
理取消処理に進む。なお、この振込処理取消処理は本発
明の要旨に直接関係ないので、説明は省略する。ステッ
プS110(押下キーが延長キー)では、制御部100
はRAM103(図7)の領域323に格納された延長
回数許容値を−1した後、その値を判定し、許容範囲内
であればステップS120へ移行し、許容値に到達して
いればステップS130へ移行する。なお、この領域3
23に格納されている延長回数許容値は振込機の設定に
より可変である。
【0028】ステップS130(延長回数許容値到達)
では、制御部100は延長警告報知表示データを表示ユ
ニット108に転送し、表示を指示する。指示を受けた
表示ユニット108は延長無効報知表示フォーマットを
作成し、図8の延長警告報知表示画面を表示操作に表示
する。この画面は、図6の入力処理報知画面の延長キー
の表示を抹消し、延長がもうできないことを表示する。
その後、ステップS120へ移行する。
【0029】ステップS120では、制御部100はR
AM103(図7)の領域331に格納されている延長
タイマー値を領域333のシャッタオープン時間データ
に加算し、ステップS60へ戻る。この結果、顧客が延
長キーを操作した回数分だけシャッタオープン時間が延
長される。その後、RAM103の領域333に格納さ
れている値が0となると、ステップS90でタイムアッ
プと判断され、ステップS140へ移行し、取引処理を
終了させる処理を実行する。
【0030】以上説明した例によれば、顧客は表示装置
の画面に表示された残時間を見て、残時間が不足だと判
断したときは、延長キーを押し下げることにより、シャ
ッタのオープン時間を延長することができる。また、そ
の延長は、1回だけでなく、許容された回数だけ行うこ
とができる。 (動作例2)第2の動作例について図9のフローチャー
トを使用して説明する。本例は、入金口シャッタのオー
プン時間を延長するときに、顧客が延長時間を設定でき
るようにしたものである。
【0031】図9のフローチャートは、前述の動作例1
の図4のフローチャートと置き換えられる。つまり、図
2,図3及び図9のフローチャートにより第2の動作が
説明される。延長キーの押し下げがない場合は、図2と
図3のフローが実行され、入金口のシャッタ106は、
所定時間経過後にクローズする。キーの押し下げがあれ
ば、図2のステップS80から図9のステップS100
へ移行する。
【0032】ステップS100で、制御部100は押下
キー種別を判定し、延長キーが押し下げられたのであれ
ば、ステップS210へ移行し、取消キーが押し下げら
れたのであれば、振込処理取消処理に進む。ステップS
210(押下キーが延長キー)では、制御部100は、
延長時間設定画面表示の指示を表示ユニット108に対
して出すと共に、操作ユニット107に対してキー入力
制御指示を出す。指示を受けた表示ユニット108は延
長時間設定画面フォーマットを作成し、図10に示す延
長時間設定画面を表示操作に表示する。
【0033】図10において、351は現在の残り時間
表示エリアであり、352は顧客が設定した延長時間の
表示エリアである。また、353は時間入力キーで、3
54は取消キーで、355は確認キーである。ステップ
S220で、顧客は延長時間入力キーにより希望の延長
時間を設定する。設定の終了後確認キー355を押し下
げるとステップS230へ移行する。取消キー354を
押し下げると振込取消処理に移行する。
【0034】ステップS230では、顧客により設定さ
れた時間情報が操作ユニット107より制御部100に
対してレスポンスされ、レスポンスを受けた制御部10
0は時間情報を判定し、有効データであればRAM10
3(図7)の領域334に顧客設定延長時間データを格
納する。次に制御部100はRAM103の領域334
の顧客設定延長時間データを領域333のシャッタオー
プン時間データに加算し、ステップS60に移行する。
【0035】ステップS60以降の処理は前述の動作例
1で説明済みであるので、ここでの説明は省略するが、
シャッタオープン時間が経過後、更に顧客設定延長時間
が経過すると、ステップS90でタイムアップが判定さ
れ、ステップS140以降の処理に移行して入金口のシ
ャッタ106がクローズする。 (動作例3)第3の動作例について図11のフローチャ
ートを使用して説明する。本例は、振込手数料の硬貨の
枚数に応じて入金口シャッタのオープン時間を自動的に
設定するものである。
【0036】現在、振込手数料は、103円の倍数の1
03円、206円、309円となっている。これを釣銭
なしで現金で入金しようとすると、硬貨の枚数は図12
に示すように、103円で4枚、206円で12枚、3
09円で20枚となる。本例は、顧客が手数料を用意す
る時間も、硬貨の枚数に比例すると考え、入金口シャッ
タのオープン時間を手数料に応じて変更するものであ
る。
【0037】図11のフローチャートは、前述の動作例
1の図2のフローチャートのステップS40とステップ
S50の間に挿入される。つまり、本例の動作は、図
2、図3、図4及び図11のフローチャートにより実行
される。図2のステップS40までで、手数料が算出さ
れ、入金処理報知画面が表示装置に表示されると、ステ
ップS310へ移行する。
【0038】ステップS310では、算出された手数料
が判定され、手数料に対応した時間データがRAM10
3(図7)の領域335〜337からリードされ、シャ
ッタオープン時間データ格納領域333にセーブされ
る。103円であればステップS320で103円用時
間データ格納領域335から、206円であればステッ
プS330で206円用時間データ格納領域336か
ら、309円であればステップS340で309円用時
間データ格納領域337からデータがリードされ、ステ
ップS350で領域333にセーブされる。
【0039】ステップS350の処理が終了すると、図
2のステップS50へ移行する。ステップS50以降の
処理は説明済みであり、前述の動作例1と同様の処理が
行われる。ただし、入金口のシャッタ106のオープン
時間は、用意する硬貨の数が多いときは長くなり、硬貨
の数が少ないときは短くなる。したがって、顧客が延長
操作をしなくとも、入金口のシャッタオープン時間は自
動的に必要な時間だけ延長される。
【0040】なお、上述のように自動延長がされても、
シャッタオープン時間が不足する場合は、顧客の延長キ
ー操作により更に延長をすることができる。また、この
時間延長も、一定の延長時間を複数回行うことができ
る。らさに、前述の動作例2のように延長時間を設定す
るものと組み合わせることも可能である。さらに、手数
料の金額あるいは硬貨の数は将来変更されるものである
が、これに対しては、RAM103の各領域のデータを
書き替えることにより対応することができる。
【0041】(動作例4)第4の動作例について図13
のフローチャートを使用して説明する。本例は、顧客の
操作により入金口シャッタの自動的クローズを解除し、
顧客の操作によりシャッタをクローズさせるものであ
る。図13のフローチャートは、前述の図4のフローチ
ャートと置き換えられる。つまり、図2,図3及び図1
3のフローチャートにより第4の動作が説明される。ま
た、図2のステップS40において表示される入金処理
報知画面は、図14の画面に置き換えられる。すなわ
ち、入金処理報知画面には、シャッタ自動クローズ解除
のためのポーズキー361とシャッタクローズ(閉め
る)キー362が設定される。また、363は振込処理
取消キーである。
【0042】これらのキーの押し下げがない場合は、図
2と図3のフローが実行され、入金口のシャッタ106
は、所定時間経過後にクローズする。キーの押し下げが
あれば、図2のステップS80から図13のステップS
420へ移行する。ステップS420では、押下キーの
種別を判定し、ポーズキーであればステップS430へ
移行し、取消キーであれば振込処理の取消処理に移行す
る。
【0043】ステップS430では、制御部100は、
操作ユニット107に対してシャッタクローズキーの押
し下げ監視を指示し、一定タイマーでレスポンス問い合
わせを実施する。指示された操作ユニット107は押し
下げを検知したときは、押下キー情報を制御部100に
対してレスポンスする。レスポンスを受けた制御部10
0は、レスポンス内容を判定し、シャッタクローズキー
であればステップS150のシャッタクローズ処理へ移
行する。シャッタクローズキーでなければ、入金口シャ
ッタ106のオープン状態を保持する。
【0044】したがって、顧客は、時間延長の必要を認
めた場合には、ポーズキー361を押し下げ、入金を終
了した後にクローズキーを押し下げてシャッタをクロー
ズすれば良い。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、入金口の開閉部の開放
時間を、顧客のニーズに合わせて制御できる現金取引装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した振込機の構成を示すブロック
図。
【図2】図1の振込機の動作例1を説明するフローチャ
ート(その1)。
【図3】図1の振込機の動作例1を説明するフローチャ
ート(その2)。
【図4】図1の振込機の動作例1を説明するフローチャ
ート(その3)。
【図5】図2〜図4の処理における取引内容確認画面を
示す図。
【図6】図2〜図4の処理における入金処理報知画面を
示す図。
【図7】図1のRAMのデータ格納領域を示す図。
【図8】図2〜図4の処理における延長警告報知表示画
面を示す図。
【図9】図1の振込機の動作例2を説明するフローチャ
ート。
【図10】図9の処理における延長時間設定画面を示す
図。
【図11】図1の振込機の動作例3を説明するフローチ
ャート。
【図12】図11の処理における手数料の硬貨の枚数を
示す図。
【図13】図1の振込機の動作例4を説明するフローチ
ャート。
【図14】図13の処理における入金処理報知画面を示
す図。
【符号の説明】
100…制御部 101…ROM 102…タイマー 103…RAM 104…貨幣ユニット 105…デバイス制御部 106…入金口シャッタ 107…操作ユニット 108…表示ユニット 109…注意喚起音鳴動ユニット 110…入金口センサ 120…各種ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入金口と、該入金口の開閉部と、該開閉
    部の開閉を制御し、入金処理時に開閉部を開いた後、所
    定の開放時間が経過すると開閉部を閉じる開閉制御手段
    とを有する現金取引装置において、時間延長指示を入力
    する操作手段を設け、前記開閉制御手段は、前記操作手
    段が操作されたとき、前記開閉部の開放時間を延長する
    ことを特徴とする現金取引装置。
  2. 【請求項2】 入金口と、該入金口の開閉部と、該開閉
    部の開閉を制御し、入金処理時に開閉部を開いた後、所
    定の開放時間が経過すると開閉部を閉じる開閉制御手段
    とを有する現金取引装置において、延長時間を設定する
    設定手段と、設定された延長時間を表示する手段とを設
    け、前記開閉制御手段は、前記設定手段により延長時間
    が設定されると、前記開閉部の開放時間を設定された時
    間だけ延長することを特徴とする現金取引装置。
  3. 【請求項3】 入金口と、該入金口の開閉部と、該開閉
    部の開閉を制御し、入金処理時に開閉部を開いた後、所
    定の開放時間が経過すると開閉部を閉じる開閉制御手段
    と、取引金額を入力する手段とを有する現金取引装置に
    おいて、前記取引金額から付随金額を計算し、この付随
    金額に応じた延長時間を計算する計算手段を設け、前記
    開閉制御手段は、前記開閉部の開放時間を前記計算され
    た延長時間だけ延長することを特徴とする現金取引装
    置。
  4. 【請求項4】 前記開閉部が閉じるまでの時間を表示す
    る表示手段を具備することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の現金取引装置。
  5. 【請求項5】 入金口と、該入金口の開閉部と、該開閉
    部の開閉を制御し、入金処理時に開閉部を開いた後、所
    定の開放時間が経過すると開閉部を閉じる開閉制御手段
    とを有する現金取引装置において、開閉部自動閉鎖解除
    指示を入力する第1操作手段と、開閉部閉鎖指示を入力
    する第2操作手段とを設け、前記開閉制御手段は、前記
    第1操作手段が操作されると、前記開閉部を閉じる制御
    を解除して開閉部が開放した状態を保ち、前記第2の操
    作手段が操作されたときに前記開閉部を閉じることを特
    徴とする現金取引装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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