JPH09267202A - スローアウェイチップ - Google Patents
スローアウェイチップInfo
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- JPH09267202A JPH09267202A JP8103484A JP10348496A JPH09267202A JP H09267202 A JPH09267202 A JP H09267202A JP 8103484 A JP8103484 A JP 8103484A JP 10348496 A JP10348496 A JP 10348496A JP H09267202 A JPH09267202 A JP H09267202A
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- JP
- Japan
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- throw
- cbn
- coating layer
- cutting edge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 超硬合金等からなるスローアウェイチップ本
体に、切刃をなすＣＢＮを備えてなるスローアウェイチ
ップにおいて、使用の有無にかかわらずその切刃すなわ
ちＣＢＮ焼結体がどのコーナーにあるのかが直ちに判別
でき、それが使用済みか否かが目視によって簡易、迅速
に識別できるようにする。 【解決手段】 スローアウェイチップ本体２に設けられ
た切刃をなすＣＢＮ焼結体５の露出部位のすくい面５ａ
にＴｉＮのコーティング層を形成する。ＣＢＮ焼結体５
のすくい面５ａ部分のみ本体２の灰色と異なる黄金色を
呈するので著しく目立つ。使用されればそのコーティン
グ層が摩滅し切削油等で汚れる。
体に、切刃をなすＣＢＮを備えてなるスローアウェイチ
ップにおいて、使用の有無にかかわらずその切刃すなわ
ちＣＢＮ焼結体がどのコーナーにあるのかが直ちに判別
でき、それが使用済みか否かが目視によって簡易、迅速
に識別できるようにする。 【解決手段】 スローアウェイチップ本体２に設けられ
た切刃をなすＣＢＮ焼結体５の露出部位のすくい面５ａ
にＴｉＮのコーティング層を形成する。ＣＢＮ焼結体５
のすくい面５ａ部分のみ本体２の灰色と異なる黄金色を
呈するので著しく目立つ。使用されればそのコーティン
グ層が摩滅し切削油等で汚れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速度鋼、超硬合
金、サーメット等からなるスローアウェイチップ本体
に、切刃をなす立方晶窒化ほう素焼結体（以下、ＣＢＮ
焼結体若しくは単にＣＢＮともいう）を備えてなるスロ
ーアウェイチップ（以下、ＣＢＮ付きスローアウェイチ
ップ若しくはＣＢＮ切削工具ともいう）に関する。
金、サーメット等からなるスローアウェイチップ本体
に、切刃をなす立方晶窒化ほう素焼結体（以下、ＣＢＮ
焼結体若しくは単にＣＢＮともいう）を備えてなるスロ
ーアウェイチップ（以下、ＣＢＮ付きスローアウェイチ
ップ若しくはＣＢＮ切削工具ともいう）に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスローアウェイチップの
代表的なものとして、平面視、三角形や四角形のスロー
アウェイチップ本体（母材）の１又は複数のコーナーの
凹部に、ＣＢＮ焼結体と超硬合金（層）とを上下２層に
し、平面、長方形や二等辺三角形等に形成した複合体
（チップ）をその超硬合金層（部位）を介してロー付け
することにより固着したものが知られている。図５は、
従来のこの種のスローアウェイチップ１１の一例であ
り、三角形のスローアウェイチップ本体（以下、単に本
体ともいう）１２の１コーナーＣにこの複合体１７（Ｃ
ＢＮ焼結体１５，超硬合金１６）が固着されたものを示
している。
代表的なものとして、平面視、三角形や四角形のスロー
アウェイチップ本体（母材）の１又は複数のコーナーの
凹部に、ＣＢＮ焼結体と超硬合金（層）とを上下２層に
し、平面、長方形や二等辺三角形等に形成した複合体
（チップ）をその超硬合金層（部位）を介してロー付け
することにより固着したものが知られている。図５は、
従来のこの種のスローアウェイチップ１１の一例であ
り、三角形のスローアウェイチップ本体（以下、単に本
体ともいう）１２の１コーナーＣにこの複合体１７（Ｃ
ＢＮ焼結体１５，超硬合金１６）が固着されたものを示
している。
【０００３】ＣＢＮ焼結体は優れた耐摩耗性を有するた
め、焼入鋼などの高硬度、高強度の金属材料等の切削に
好適とされるが、著しく高価なためにスローアウェイチ
ップとして使用される場合には、その材料の使用量をで
きるだけ少なくすることが望まれる。したがって、通
常、この種のスローアウェイチップ１１におけるＣＢＮ
焼結体１５は切刃（刃先）部位の必要箇所に必要最小限
の大きさのものとして設けられる。また、通常は荒削り
に使用されることは少なく、切り込みの小さい仕上げ切
削領域にて使用されることから、ＣＢＮ焼結体１５の大
きさはコーナーを挟む切刃長さが、２〜３ｍｍ程度であ
り、その厚さもせいぜい１ｍｍ程度と微小である。
め、焼入鋼などの高硬度、高強度の金属材料等の切削に
好適とされるが、著しく高価なためにスローアウェイチ
ップとして使用される場合には、その材料の使用量をで
きるだけ少なくすることが望まれる。したがって、通
常、この種のスローアウェイチップ１１におけるＣＢＮ
焼結体１５は切刃（刃先）部位の必要箇所に必要最小限
の大きさのものとして設けられる。また、通常は荒削り
に使用されることは少なく、切り込みの小さい仕上げ切
削領域にて使用されることから、ＣＢＮ焼結体１５の大
きさはコーナーを挟む切刃長さが、２〜３ｍｍ程度であ
り、その厚さもせいぜい１ｍｍ程度と微小である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、ＣＢＮ付
きスローアウェイチップは、ＣＢＮ焼結体が微小である
上に、スローアウェイチップ本体１２とＣＢＮ焼結体１
５とが同系の灰色ないし濃灰色であることから、ＣＢＮ
自体つまり切刃の識別（判別）は目視では厄介である。
すなわち、従来のスローアウェイチップでは、微小なＣ
ＢＮが例えば三角形のスローアウェイチップの１コーナ
ーに設けられている通常のものでは、使用の前後にかか
わらず、まず、それがどのコーナーにあるのかが分かり
にくく、また使用後において一旦保管されると、それが
使用済みか否かの区別も目視では簡易にできるものでは
なく、これまた厄介であった。さらに、この種のスロー
アウェイチップには、その全コーナーにＣＢＮが固着さ
れているものもあるが、そのものでも、どのコーナーが
使用済みか否かの区別は同様に厄介である。
きスローアウェイチップは、ＣＢＮ焼結体が微小である
上に、スローアウェイチップ本体１２とＣＢＮ焼結体１
５とが同系の灰色ないし濃灰色であることから、ＣＢＮ
自体つまり切刃の識別（判別）は目視では厄介である。
すなわち、従来のスローアウェイチップでは、微小なＣ
ＢＮが例えば三角形のスローアウェイチップの１コーナ
ーに設けられている通常のものでは、使用の前後にかか
わらず、まず、それがどのコーナーにあるのかが分かり
にくく、また使用後において一旦保管されると、それが
使用済みか否かの区別も目視では簡易にできるものでは
なく、これまた厄介であった。さらに、この種のスロー
アウェイチップには、その全コーナーにＣＢＮが固着さ
れているものもあるが、そのものでも、どのコーナーが
使用済みか否かの区別は同様に厄介である。
【０００５】とくに、実際の加工現場では切削油等によ
る汚れを受けやすいことから、ＣＢＮの設けられている
コーナーや使用前後（使用済み状態ともいう）の識別が
難しく、その確認に窮してしまうことがあるなど、段取
り作業の円滑な進行を阻害する要因ともなっていた。そ
して、このような問題は、切削工具のコストの低減すな
わちＣＢＮの小形化の要請により近時、益々増大してい
る。
る汚れを受けやすいことから、ＣＢＮの設けられている
コーナーや使用前後（使用済み状態ともいう）の識別が
難しく、その確認に窮してしまうことがあるなど、段取
り作業の円滑な進行を阻害する要因ともなっていた。そ
して、このような問題は、切削工具のコストの低減すな
わちＣＢＮの小形化の要請により近時、益々増大してい
る。
【０００６】ところで、このような問題は、ＣＢＮ部位
に塗料等によるマーキングを付すことでも達成されるよ
うに考えられるが、このようなマーキングでは、機械加
工に至る種々の取扱い過程で触れる油等により簡単に退
色ないし消失してしまうい、マーキングとしての長期に
亘る信頼性がなく採用できない。
に塗料等によるマーキングを付すことでも達成されるよ
うに考えられるが、このようなマーキングでは、機械加
工に至る種々の取扱い過程で触れる油等により簡単に退
色ないし消失してしまうい、マーキングとしての長期に
亘る信頼性がなく採用できない。
【０００７】一方、一部のＣＢＮ切削工具には所定厚さ
のセラミックコーティングがＣＢＮ部位を含む工具の全
体（全面）に施されているものもあるが、このもので
は、所定コーナーの使用後はその部位の汚れやコーティ
ングの消失によって使用済み状態が判別できるが、使用
前つまり新品時においてはＣＢＮもスローアウェイチッ
プ本体と同色（コーティング色）を呈することから、１
コーナーにＣＢＮが設けられているものでは、それがど
のコーナーに設けられているかを判別するのが極めて面
倒である。
のセラミックコーティングがＣＢＮ部位を含む工具の全
体（全面）に施されているものもあるが、このもので
は、所定コーナーの使用後はその部位の汚れやコーティ
ングの消失によって使用済み状態が判別できるが、使用
前つまり新品時においてはＣＢＮもスローアウェイチッ
プ本体と同色（コーティング色）を呈することから、１
コーナーにＣＢＮが設けられているものでは、それがど
のコーナーに設けられているかを判別するのが極めて面
倒である。
【０００８】本発明は、上記した従来のＣＢＮ付きスロ
ーアウェイチップの問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、使用の有無にかかわらずその切
刃すなわちＣＢＮ焼結体がどのコーナーにあるのかが直
ちに判別できると同時に、それが使用済みか否か（使用
可能か否か）が目視によっても、簡易、迅速に識別でき
るようにすることにある。
ーアウェイチップの問題点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、使用の有無にかかわらずその切
刃すなわちＣＢＮ焼結体がどのコーナーにあるのかが直
ちに判別できると同時に、それが使用済みか否か（使用
可能か否か）が目視によっても、簡易、迅速に識別でき
るようにすることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、高速度鋼、超硬合金、サーメット等からな
るスローアウェイチップ本体に、切刃をなす立方晶窒化
ほう素焼結体を備えてなるスローアウェイチップにおい
て、その立方晶窒化ほう素焼結体の露出部位の少なくと
もすくい面に、ＴｉＮ、（窒化チタン）、ＴｉＣＮ（炭
窒化チタン）又はＣｒＮ（窒化クロム）のコーティング
（被覆）層が形成されていることにある。
に本発明は、高速度鋼、超硬合金、サーメット等からな
るスローアウェイチップ本体に、切刃をなす立方晶窒化
ほう素焼結体を備えてなるスローアウェイチップにおい
て、その立方晶窒化ほう素焼結体の露出部位の少なくと
もすくい面に、ＴｉＮ、（窒化チタン）、ＴｉＣＮ（炭
窒化チタン）又はＣｒＮ（窒化クロム）のコーティング
（被覆）層が形成されていることにある。
【００１０】ＣＢＮ焼結体の露出部位のすくい面にこの
ようなコーティング層が形成されていれば、そのコーテ
ィング部分は、スローアウェイチップ本体（超硬合金等
の表面のくすんだ地色（灰色ないし濃灰色）に対し、Ｔ
ｉＮの場合は黄金色として鮮明に顕在化し、ＴｉＣＮの
場合は銀色として鮮明に顕在化し、ＣｒＮの場合はクロ
ムメッキ色（光沢）として鮮明に顕在化する。したがっ
て、上記手段によれば、ＣＢＮ焼結体の設けられている
部位すなわち切刃の部位はすくい面を見れば一目瞭然で
ある。なお、好ましくは、ＣＢＮの露出部位のすくい面
の全面にコーティング層を形成すると一層目立ち易くな
り好ましいが、本発明においては必ずしもその全面に形
成されていなくともよい。
ようなコーティング層が形成されていれば、そのコーテ
ィング部分は、スローアウェイチップ本体（超硬合金等
の表面のくすんだ地色（灰色ないし濃灰色）に対し、Ｔ
ｉＮの場合は黄金色として鮮明に顕在化し、ＴｉＣＮの
場合は銀色として鮮明に顕在化し、ＣｒＮの場合はクロ
ムメッキ色（光沢）として鮮明に顕在化する。したがっ
て、上記手段によれば、ＣＢＮ焼結体の設けられている
部位すなわち切刃の部位はすくい面を見れば一目瞭然で
ある。なお、好ましくは、ＣＢＮの露出部位のすくい面
の全面にコーティング層を形成すると一層目立ち易くな
り好ましいが、本発明においては必ずしもその全面に形
成されていなくともよい。
【００１１】したがって、本発明が、例えば１コーナー
又は全コーナーにＣＢＮが設けられた三角形のスローア
ウェイチップにおいて具体化された場合には、その使用
前には、スローアウェイチップ本体の表面を地色として
そのコーティング層の形成されたＣＢＮが極端に目立つ
ことから、切刃のあるコーナーが直ちに視認できる。そ
して、このコーティング層は、塗料と異なり未使用で長
期間たっても退色などの変質もなく安定した識別性が保
持される。また、使用すればコーティングが摩滅ないし
消失し、或いはコーティング層が汚れ、或いはその汚れ
がコーティング層を地色として逆に目立つことから、コ
ーナーの使用状態の区別も簡易、迅速に行うことができ
る。
又は全コーナーにＣＢＮが設けられた三角形のスローア
ウェイチップにおいて具体化された場合には、その使用
前には、スローアウェイチップ本体の表面を地色として
そのコーティング層の形成されたＣＢＮが極端に目立つ
ことから、切刃のあるコーナーが直ちに視認できる。そ
して、このコーティング層は、塗料と異なり未使用で長
期間たっても退色などの変質もなく安定した識別性が保
持される。また、使用すればコーティングが摩滅ないし
消失し、或いはコーティング層が汚れ、或いはその汚れ
がコーティング層を地色として逆に目立つことから、コ
ーナーの使用状態の区別も簡易、迅速に行うことができ
る。
【００１２】本発明において上記セラミックのコーティ
ング（被覆）層は、ＣＢＮのすくい面に代えて、ＣＢＮ
の露出部位の少なくとも逃げ面に、或いは、ＣＢＮの露
出部位の略全面（すくい面及び逃げ面）に形成されてい
るものとしてもよい。ＣＢＮの露出部位の略全面にコー
ティング層が形成されていれば、一層、切刃部位及びそ
の使用状態の識別が容易となることは明らかである。そ
の上に、そのようなセラミックコーティングがある分、
ＣＢＮの耐摩耗性の向上も期待される。なお、逃げ面に
コーティング層を形成する場合にも、その全面に形成す
るのが、目立ち易く好ましいといえる。
ング（被覆）層は、ＣＢＮのすくい面に代えて、ＣＢＮ
の露出部位の少なくとも逃げ面に、或いは、ＣＢＮの露
出部位の略全面（すくい面及び逃げ面）に形成されてい
るものとしてもよい。ＣＢＮの露出部位の略全面にコー
ティング層が形成されていれば、一層、切刃部位及びそ
の使用状態の識別が容易となることは明らかである。そ
の上に、そのようなセラミックコーティングがある分、
ＣＢＮの耐摩耗性の向上も期待される。なお、逃げ面に
コーティング層を形成する場合にも、その全面に形成す
るのが、目立ち易く好ましいといえる。
【００１３】なお、上記のいずれの手段においても、Ｔ
ｉＮ、ＴｉＣＮ又はＣｒＮのコーティング層の厚さは、
０．５〜８μｍが適切である。上記の各コーティング層
は、鮮明であり識別に寄与するものであればよく、０．
５μｍ以上で各色彩が鮮明となる一方、１０μｍを超え
るようだと、被削材の硬度によってはＣＢＮのもつ表面
硬さが生かされず、かえって切削性能の低下を招くこと
もあるためでる。なお、各コーティング層は、鮮明であ
り識別に寄与するものであればよく、単層で十分であ
る。
ｉＮ、ＴｉＣＮ又はＣｒＮのコーティング層の厚さは、
０．５〜８μｍが適切である。上記の各コーティング層
は、鮮明であり識別に寄与するものであればよく、０．
５μｍ以上で各色彩が鮮明となる一方、１０μｍを超え
るようだと、被削材の硬度によってはＣＢＮのもつ表面
硬さが生かされず、かえって切削性能の低下を招くこと
もあるためでる。なお、各コーティング層は、鮮明であ
り識別に寄与するものであればよく、単層で十分であ
る。
【００１４】コーティング層の形成は、周知のＣＶＤ
（chemical vapor deposition ）又はＰＶＤ（physical
vapor deposition ）により、ＣＢＮ焼結体をなす超硬
合金との複合体を本体にロー付けする前又は後のいずれ
に行ってもよい。ただし、そのロー付け後にコーティン
グする場合には、ＣＶＤ手法はその工程においてロー材
の融点（例えば８００℃程度）より高温（１０００〜１
１００℃程度）となることから採用できない。なお、Ｐ
ＶＤによりコーティングする場合には、５００〜６００
℃程度とそれほど高温とはならないことから、ロー付け
後に行うことも可能であるが、その際には、スローアウ
ェイチップ本体にコーティングがされないように適宜マ
スキングをしておく。
（chemical vapor deposition ）又はＰＶＤ（physical
vapor deposition ）により、ＣＢＮ焼結体をなす超硬
合金との複合体を本体にロー付けする前又は後のいずれ
に行ってもよい。ただし、そのロー付け後にコーティン
グする場合には、ＣＶＤ手法はその工程においてロー材
の融点（例えば８００℃程度）より高温（１０００〜１
１００℃程度）となることから採用できない。なお、Ｐ
ＶＤによりコーティングする場合には、５００〜６００
℃程度とそれほど高温とはならないことから、ロー付け
後に行うことも可能であるが、その際には、スローアウ
ェイチップ本体にコーティングがされないように適宜マ
スキングをしておく。
【００１５】したがって、コーティング層の形成は、Ｃ
ＢＮ焼結体の本体へのロー付け前の段階で行っておくこ
とが望ましい。もっとも、その際に複合体をなす超硬合
金の表面にコーティングが付されている場合には、本体
へのロー付けの支障とならないように、その超硬合金の
表面のうち、スローアウェイチップ本体へのロー付け面
について、コーティング層を研磨等により除去しておく
必要がある。これは、本体へのロー付けは複合体のうち
の超硬合金を介してなされるためである。なお、後述す
るように、ＣＢＮ焼結体をなす複合体の大判（複合体単
位（切刃１個分）に切断前の複合体の素材）の段階で、
そのＣＢＮ焼結体の表面にコーティング処理をした後、
各単位に切断、分割するとよい。このようにすれば、前
記のようなロー付けのための研磨が不要となるためであ
る。
ＢＮ焼結体の本体へのロー付け前の段階で行っておくこ
とが望ましい。もっとも、その際に複合体をなす超硬合
金の表面にコーティングが付されている場合には、本体
へのロー付けの支障とならないように、その超硬合金の
表面のうち、スローアウェイチップ本体へのロー付け面
について、コーティング層を研磨等により除去しておく
必要がある。これは、本体へのロー付けは複合体のうち
の超硬合金を介してなされるためである。なお、後述す
るように、ＣＢＮ焼結体をなす複合体の大判（複合体単
位（切刃１個分）に切断前の複合体の素材）の段階で、
そのＣＢＮ焼結体の表面にコーティング処理をした後、
各単位に切断、分割するとよい。このようにすれば、前
記のようなロー付けのための研磨が不要となるためであ
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】さて次に、本発明に係るスローア
ウェイチップを具体化した実施の形態について、図１な
いし図４を参照して詳細に説明する。図１中１は、略正
三角形で平板状をなすネガタイプのスローアウェイチッ
プであって、本例では超硬合金製のスローアウェイチッ
プ本体２の一コーナーＣに形成された凹部（図３参照）
３に、平面視（すくい面４からみて）略台形をなす、Ｃ
ＢＮ焼結体５と超硬合金６との上下二層からなる複合体
７がロー付けにより固着されている。本例では、複合体
７をなすＣＢＮ焼結体５のすくい面５ａの全体（図中ハ
ッチング領域）にＴｉＮのコーティング層が単層で所定
厚さ（２〜６μｍ程度）施されている。
ウェイチップを具体化した実施の形態について、図１な
いし図４を参照して詳細に説明する。図１中１は、略正
三角形で平板状をなすネガタイプのスローアウェイチッ
プであって、本例では超硬合金製のスローアウェイチッ
プ本体２の一コーナーＣに形成された凹部（図３参照）
３に、平面視（すくい面４からみて）略台形をなす、Ｃ
ＢＮ焼結体５と超硬合金６との上下二層からなる複合体
７がロー付けにより固着されている。本例では、複合体
７をなすＣＢＮ焼結体５のすくい面５ａの全体（図中ハ
ッチング領域）にＴｉＮのコーティング層が単層で所定
厚さ（２〜６μｍ程度）施されている。
【００１７】因みに、本例における本体２の凹部３は、
図３に示したように、すくい面４とほぼ平行な平面視台
形状をなす底面８と、この底面８とほぼ直角に交差する
二つの壁面９，１０から形成され、複合体７は、この凹
部３にちょうど納まる平面視台形状をなす所定厚さに形
成されている（図４参照）。なお、複合体７は、台座を
なす一定厚さの超硬合金（層）６と、それより厚さの薄
い所定厚さのＣＢＮ焼結体５を一体で焼結、形成したも
のであり、超硬合金層６の下面を介して凹部３の底面８
に載置され、かつ壁面９，１０に側面が拘束された下
で、銀ローなどにより凹部３にロー付けされ、固着され
ている。なお、複合体７におけるＣＢＮの大きさは、コ
ーナーＣを挟む長辺の長さが３ｍｍ程度、短辺の長さが
は２ｍｍ程度、厚さは１ｍｍ程度の微小なものである。
図３に示したように、すくい面４とほぼ平行な平面視台
形状をなす底面８と、この底面８とほぼ直角に交差する
二つの壁面９，１０から形成され、複合体７は、この凹
部３にちょうど納まる平面視台形状をなす所定厚さに形
成されている（図４参照）。なお、複合体７は、台座を
なす一定厚さの超硬合金（層）６と、それより厚さの薄
い所定厚さのＣＢＮ焼結体５を一体で焼結、形成したも
のであり、超硬合金層６の下面を介して凹部３の底面８
に載置され、かつ壁面９，１０に側面が拘束された下
で、銀ローなどにより凹部３にロー付けされ、固着され
ている。なお、複合体７におけるＣＢＮの大きさは、コ
ーナーＣを挟む長辺の長さが３ｍｍ程度、短辺の長さが
は２ｍｍ程度、厚さは１ｍｍ程度の微小なものである。
【００１８】このように形成された本例のスローアウェ
イチップ１は、ＣＢＮ焼結体５の露出している表面つま
りすくい面５ａにはＴｉＮのコーティング層が形成され
ているため、スローアウェイチップ１全体のうち、切刃
をなすＣＢＮ焼結体５のみが、本体２の灰色に対して鮮
明な黄金色を呈することになる。かくして、このような
コーティング層がなければ、一見しただけでは本体２と
ＣＢＮ焼結体５との区別が困難なところ、使用前にはす
くい面４側からその全体を見れば、切刃の位置は黄金色
であることから一目瞭然であり、したがって、迷うこと
なくホルダー（図示せず）へクランプすることができ
る。
イチップ１は、ＣＢＮ焼結体５の露出している表面つま
りすくい面５ａにはＴｉＮのコーティング層が形成され
ているため、スローアウェイチップ１全体のうち、切刃
をなすＣＢＮ焼結体５のみが、本体２の灰色に対して鮮
明な黄金色を呈することになる。かくして、このような
コーティング層がなければ、一見しただけでは本体２と
ＣＢＮ焼結体５との区別が困難なところ、使用前にはす
くい面４側からその全体を見れば、切刃の位置は黄金色
であることから一目瞭然であり、したがって、迷うこと
なくホルダー（図示せず）へクランプすることができ
る。
【００１９】また、使用されて寿命が近付くに従い、コ
ーティング層は摩滅などにより消失する。そして、寿命
でホルダーからアンクランプして新品と交換する際に
は、その新品を手に取ることで、全く同様にして切刃の
位置を簡易迅速に識別できる。また、交換後の使用済み
のものは、その切刃にコーティング層の摩滅や切削油に
よる汚れが残るため、その状態を見ることにより使用済
み状態がこれまた簡易に認識でき、したがって誤使用の
防止にも有効である。なお、全コーナーにＣＢＮが設け
られている場合には、新品時には全コーナーに切刃があ
ることは一目瞭然となる。さらに、その各コーナーが使
用されれば、使用されたコーナーのみその切刃をなすＣ
ＢＮにコーティング層の摩滅や切削油等による汚れが残
ることから、その状態を一見すれば使用済みコーナーか
否かが簡易に区別できる。
ーティング層は摩滅などにより消失する。そして、寿命
でホルダーからアンクランプして新品と交換する際に
は、その新品を手に取ることで、全く同様にして切刃の
位置を簡易迅速に識別できる。また、交換後の使用済み
のものは、その切刃にコーティング層の摩滅や切削油に
よる汚れが残るため、その状態を見ることにより使用済
み状態がこれまた簡易に認識でき、したがって誤使用の
防止にも有効である。なお、全コーナーにＣＢＮが設け
られている場合には、新品時には全コーナーに切刃があ
ることは一目瞭然となる。さらに、その各コーナーが使
用されれば、使用されたコーナーのみその切刃をなすＣ
ＢＮにコーティング層の摩滅や切削油等による汚れが残
ることから、その状態を一見すれば使用済みコーナーか
否かが簡易に区別できる。
【００２０】本例では、ＴｉＮコーティングをＣＢＮ焼
結体５のすくい面５ａ側にのみ施したものを例示した
が、その好適な手法は前記において簡述したが、詳しく
は次のようである。すなわち、ＣＢＮと超硬合金の複合
体の大判（複合体単位に切断前の集合体）を焼結した
後、つまり一定厚さの超硬合金（層）と所定厚さのＣＢ
Ｎ焼結体を一体で焼結形成してなる複合体の大判のう
ち、すくい面となるＣＢＮ表面を例えばＰＶＤ手法によ
り所定のセラミックをコーティングする。その後、所定
切刃の平面形状に切断し、切刃の逃げ面（側面）をなす
切断面を研磨する。かくして、ＣＢＮのすくい面にのみ
コーティング層が形成された１切刃分の複合体が得られ
る（図４参照）。以後は、これを本体にロー付けすれば
よい。すなわち、このような手法によれば、従来の同種
のスローアウェイチップの製造工程に対して、複合体の
大判において、そのセラミックのコーティング工程が増
えるのみですみ、コスト的にもほとんど問題ない。な
お、こうしたコーティング手法は、ＴｉＣＮのコーティ
ング層やＣｒＮのコーティング層を形成する場合でも同
様である。
結体５のすくい面５ａ側にのみ施したものを例示した
が、その好適な手法は前記において簡述したが、詳しく
は次のようである。すなわち、ＣＢＮと超硬合金の複合
体の大判（複合体単位に切断前の集合体）を焼結した
後、つまり一定厚さの超硬合金（層）と所定厚さのＣＢ
Ｎ焼結体を一体で焼結形成してなる複合体の大判のう
ち、すくい面となるＣＢＮ表面を例えばＰＶＤ手法によ
り所定のセラミックをコーティングする。その後、所定
切刃の平面形状に切断し、切刃の逃げ面（側面）をなす
切断面を研磨する。かくして、ＣＢＮのすくい面にのみ
コーティング層が形成された１切刃分の複合体が得られ
る（図４参照）。以後は、これを本体にロー付けすれば
よい。すなわち、このような手法によれば、従来の同種
のスローアウェイチップの製造工程に対して、複合体の
大判において、そのセラミックのコーティング工程が増
えるのみですみ、コスト的にもほとんど問題ない。な
お、こうしたコーティング手法は、ＴｉＣＮのコーティ
ング層やＣｒＮのコーティング層を形成する場合でも同
様である。
【００２１】なお、ＣＢＮ焼結体５のコーティングエリ
アが、その露出部位の逃げ面５ｂやその全面（すくい面
５ａと逃げ面５ｂ）にコーティングする場合には、次の
ようにすればよい。すなわち、焼結された複合体の大判
を複合体各単位（１切刃分）に分割、形成した後、その
各単位のＣＢＮの逃げ面５ｂをなす側面や略全面にコー
ティングすればよい。この際逃げ面５ｂのみにコーティ
ングする場合には、それ以外の部位を適宜マスキングし
ておけばよい。また、本体へのロー付けのため、ロー付
け面となる複合体の超硬合金部位のコーティングは研磨
等により除去しておく必要がある。なお、このようにＣ
ＢＮの全面にコーティング層を形成した場合には、切刃
全体にコーティングが施されることになり、その分、耐
摩耗性も高まる。
アが、その露出部位の逃げ面５ｂやその全面（すくい面
５ａと逃げ面５ｂ）にコーティングする場合には、次の
ようにすればよい。すなわち、焼結された複合体の大判
を複合体各単位（１切刃分）に分割、形成した後、その
各単位のＣＢＮの逃げ面５ｂをなす側面や略全面にコー
ティングすればよい。この際逃げ面５ｂのみにコーティ
ングする場合には、それ以外の部位を適宜マスキングし
ておけばよい。また、本体へのロー付けのため、ロー付
け面となる複合体の超硬合金部位のコーティングは研磨
等により除去しておく必要がある。なお、このようにＣ
ＢＮの全面にコーティング層を形成した場合には、切刃
全体にコーティングが施されることになり、その分、耐
摩耗性も高まる。
【００２２】一方、ＣＢＮをなす複合体を本体にロー付
けした後に、ＣＢＮのすくい面や逃げ面、或いはその全
面にＰＶＤによりコーティングをする場合には、スロー
アウェイチップ本体にはコーティングがされないよう
に、所望とするコーティングエリアに応じ、適宜マスキ
ングをしておく。
けした後に、ＣＢＮのすくい面や逃げ面、或いはその全
面にＰＶＤによりコーティングをする場合には、スロー
アウェイチップ本体にはコーティングがされないよう
に、所望とするコーティングエリアに応じ、適宜マスキ
ングをしておく。
【００２３】上記においては、ＴｉＮのコーティング層
を形成した場合で説明したが、ＴｉＣＮのコーティング
層又はＣｒＮのコーティング層の場合でも、黄金色が銀
色又はクロムメッキ色となるものの、これらが高速度
鋼、超硬合金、サーメット等からなるスローアウェイチ
ップ本体の地色と顕著に相違することから、ＣＢＮすな
わち刃先部位は、ＴｉＮのコーティング層を形成した場
合と同様の高い識別性を得ることができ、その切刃の使
用状態も簡易、迅速に分かるようになる。
を形成した場合で説明したが、ＴｉＣＮのコーティング
層又はＣｒＮのコーティング層の場合でも、黄金色が銀
色又はクロムメッキ色となるものの、これらが高速度
鋼、超硬合金、サーメット等からなるスローアウェイチ
ップ本体の地色と顕著に相違することから、ＣＢＮすな
わち刃先部位は、ＴｉＮのコーティング層を形成した場
合と同様の高い識別性を得ることができ、その切刃の使
用状態も簡易、迅速に分かるようになる。
【００２４】本発明においては、スローアウェイチップ
本体が三角に限らず菱形、正方形等の四角、五角などそ
の形状にかかわらず、ＣＢＮが切刃部位に部分的に設け
られたスローアウェイチップにおいて具体化できる。ま
た本発明は、一コーナーのみでなく、複数或いは全コー
ナーにＣＢＮが設けられたスローアウェイチップにおい
てもを具体化できることは明らかである。さらに、上記
実施例では本体がネガチップのものにおいて具体化した
が、ポジチップのものにおいても具体化できることはい
うまでもない。さらに、ＣＢＮを含む複合体の平面形状
は上記のものに限定されるものではなく、三角形等適宜
の形としても同様にその効果が発揮されることは明らか
である。
本体が三角に限らず菱形、正方形等の四角、五角などそ
の形状にかかわらず、ＣＢＮが切刃部位に部分的に設け
られたスローアウェイチップにおいて具体化できる。ま
た本発明は、一コーナーのみでなく、複数或いは全コー
ナーにＣＢＮが設けられたスローアウェイチップにおい
てもを具体化できることは明らかである。さらに、上記
実施例では本体がネガチップのものにおいて具体化した
が、ポジチップのものにおいても具体化できることはい
うまでもない。さらに、ＣＢＮを含む複合体の平面形状
は上記のものに限定されるものではなく、三角形等適宜
の形としても同様にその効果が発揮されることは明らか
である。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、ＣＢＮ焼結体の露出部
位のすくい面等に、スローアウェイチップ本体をなす高
速度鋼、超硬合金、サーメット等の表面の地色（灰色な
いし濃灰色）とはまったく異なる鮮明な色彩を呈するセ
ラミックのコーティング層が形成されていることから、
使用前（新品時）には、切刃部位はたとえその大きさが
微小でも、また１コーナーでも複数コーナーでも簡易、
迅速に視認できる。
位のすくい面等に、スローアウェイチップ本体をなす高
速度鋼、超硬合金、サーメット等の表面の地色（灰色な
いし濃灰色）とはまったく異なる鮮明な色彩を呈するセ
ラミックのコーティング層が形成されていることから、
使用前（新品時）には、切刃部位はたとえその大きさが
微小でも、また１コーナーでも複数コーナーでも簡易、
迅速に視認できる。
【００２６】そしてこのセラミックのコーティングは、
塗料などの塗布と異なり、未使用で長期間たっても退色
などの変質もないので、安定した識別性が保持される。
また、使用され或いは寿命となれば、コーティングが摩
滅ないし消失し或いはコーティング部位が切削油等で汚
れるるため、使用後ないし使用済みの切刃であることが
簡易に分かる。
塗料などの塗布と異なり、未使用で長期間たっても退色
などの変質もないので、安定した識別性が保持される。
また、使用され或いは寿命となれば、コーティングが摩
滅ないし消失し或いはコーティング部位が切削油等で汚
れるるため、使用後ないし使用済みの切刃であることが
簡易に分かる。
【００２７】さらに、ＣＢＮ焼結体の露出部位の略全面
に、ＴｉＮ、ＴｉＣＮ又はＣｒＮのコーティング層が形
成されてなるものにおいては、切刃の全面にセラミック
コーティング層がある分、耐摩耗性のさらなる向上もあ
る。
に、ＴｉＮ、ＴｉＣＮ又はＣｒＮのコーティング層が形
成されてなるものにおいては、切刃の全面にセラミック
コーティング層がある分、耐摩耗性のさらなる向上もあ
る。
【図１】本発明に係るＣＢＮ付きスローアウェイチップ
を具体化した実施形態例の斜視図。
を具体化した実施形態例の斜視図。
【図２】図１における要部の拡大図。
【図３】図１のスローアウェイチップ本体のＣＢＮ焼結
体が設けられる凹部を説明する拡大斜視図。
体が設けられる凹部を説明する拡大斜視図。
【図４】複合体のみの拡大斜視図。
【図５】従来のＣＢＮ付きスローアウェイチップを示す
斜視図。
斜視図。
１ スローアウェイチップ ２ スローアウェイチップ本体 ３ 凹部 ４ スローアウェイチップ本体のすくい面 ５ ＣＢＮ焼結体 ５ａ ＣＢＮのすくい面 ５ｂ ＣＢＮの逃げ面 ６ ＣＢＮと複合体をなす超硬合金 ７ 複合体
Claims (4)
- 【請求項１】 高速度鋼、超硬合金、サーメット等から
なるスローアウェイチップ本体に、切刃をなす立方晶窒
化ほう素焼結体を備えてなるスローアウェイチップにお
いて、その立方晶窒化ほう素焼結体の露出部位の少なく
ともすくい面に、窒化チタン、炭窒化チタン又は窒化ク
ロムのコーティング層が形成されていることを特徴とす
るスローアウェイチップ。 - 【請求項２】 高速度鋼、超硬合金、サーメット等から
なるスローアウェイチップ本体に、切刃をなす立方晶窒
化ほう素焼結体を備えてなるスローアウェイチップにお
いて、その立方晶窒化ほう素焼結体の露出部位の少なく
とも逃げ面に、窒化チタン、炭窒化チタン又は窒化クロ
ムのコーティング層が形成されていることを特徴とする
スローアウェイチップ。 - 【請求項３】 高速度鋼、超硬合金、サーメット等から
なるスローアウェイチップ本体に、切刃をなす立方晶窒
化ほう素焼結体を備えてなるスローアウェイチップにお
いて、その立方晶窒化ほう素焼結体の露出部位の略全面
に、窒化チタン、炭窒化チタン又は窒化クロムのコーテ
ィング層が形成されていることを特徴とするスローアウ
ェイチップ。 - 【請求項４】 窒化チタン、炭窒化チタン又は窒化クロ
ムのコーティング層の厚さが、０．５〜８μｍであるこ
とを特徴とする請求項１、２又は３記載のスローアウェ
イチップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103484A JPH09267202A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | スローアウェイチップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103484A JPH09267202A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | スローアウェイチップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267202A true JPH09267202A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14355291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8103484A Pending JPH09267202A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | スローアウェイチップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09267202A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002144131A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-21 | Gn Tool Kk | ボールエンドミル |
| WO2005000518A2 (en) * | 2003-06-17 | 2005-01-06 | Kennametal Inc. | Coated cutting tool with brazed-in superhard blank |
| JP2006102875A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
| JP2007030096A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Tungaloy Corp | ｃＢＮ工具 |
| EP1818124A1 (en) * | 2004-12-03 | 2007-08-15 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Edge replacement type cutting tip and method of manufacturing the same |
| EP1842609A1 (en) * | 2005-01-26 | 2007-10-10 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Edge replacement cutting tip and method of manufacturing the same |
| US7381016B2 (en) | 2003-06-17 | 2008-06-03 | Kennametal Inc. | Uncoated cutting tool using brazed-in superhard blank |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8103484A patent/JPH09267202A/ja active Pending
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002144131A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-21 | Gn Tool Kk | ボールエンドミル |
| US7429152B2 (en) | 2003-06-17 | 2008-09-30 | Kennametal Inc. | Uncoated cutting tool using brazed-in superhard blank |
| WO2005000518A2 (en) * | 2003-06-17 | 2005-01-06 | Kennametal Inc. | Coated cutting tool with brazed-in superhard blank |
| US7946792B2 (en) | 2003-06-17 | 2011-05-24 | Kennametal, Inc. | Uncoated cutting tool using brazed-in superhard blank |
| US7592077B2 (en) | 2003-06-17 | 2009-09-22 | Kennametal Inc. | Coated cutting tool with brazed-in superhard blank |
| US7381016B2 (en) | 2003-06-17 | 2008-06-03 | Kennametal Inc. | Uncoated cutting tool using brazed-in superhard blank |
| US7574948B2 (en) | 2003-06-17 | 2009-08-18 | Kennametal Inc. | Uncoated cutting tool using brazed-in superhard blank |
| JP2006102875A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
| EP1818124A1 (en) * | 2004-12-03 | 2007-08-15 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Edge replacement type cutting tip and method of manufacturing the same |
| JPWO2006059551A1 (ja) * | 2004-12-03 | 2008-06-05 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
| JP4739234B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2011-08-03 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
| US8133576B2 (en) | 2004-12-03 | 2012-03-13 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Coated cutting insert and manufacturing method thereof |
| EP1818124B1 (en) * | 2004-12-03 | 2015-03-25 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Coated cutting insert |
| JPWO2006080154A1 (ja) * | 2005-01-26 | 2008-06-19 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
| EP1842609A1 (en) * | 2005-01-26 | 2007-10-10 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Edge replacement cutting tip and method of manufacturing the same |
| JP4739197B2 (ja) * | 2005-01-26 | 2011-08-03 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
| EP1842609A4 (en) * | 2005-01-26 | 2012-08-01 | Sumitomo Elec Hardmetal Corp | EDGE REPLACEMENT CUTTING HEAD AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME |
| JP2007030096A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Tungaloy Corp | ｃＢＮ工具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |