JPH09254101A - 木工用孔明け加工装置 - Google Patents

木工用孔明け加工装置

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JPH09254101A
JPH09254101A JP6815296A JP6815296A JPH09254101A JP H09254101 A JPH09254101 A JP H09254101A JP 6815296 A JP6815296 A JP 6815296A JP 6815296 A JP6815296 A JP 6815296A JP H09254101 A JPH09254101 A JP H09254101A
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wood
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JP6815296A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ikeda
茂 池田
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Marunaka Tekkosho Inc
Original Assignee
Marunaka Tekkosho Inc
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Publication date
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】木材へ多数の孔明けを簡単な構造により容易に
行なうことができる木工用孔明け加工装置を提供する。 【解決手段】ベース1上の前側に木材bの第一把持手段
2を、また、後側へ横移動手段8により横移動自在とな
るように支持体4をそれぞれ設けて、該支持体4に進退
自在の移動体6を設けた昇降体5を昇降手段34によっ
て昇降自在となるように取り付け、該移動体6にはその
出力軸34へ孔明け刃物dを支承させた駆動手段8を取
り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材の側面や木口へ能
率よく孔明け加工を施すことができる木工用孔明け加工
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木造住宅用の軸組建築に使用され
る水平および垂直構造材、例えば、梁や桁,柱などは、
大断面集成材や工業化木材が使用されるようになってき
たもので、これらの梁や桁との直交するすなわちT字状
に接合する部位にあっては、図7に示すような、金属製
の金具cが用いられる。
【0003】そして、この金具cと前記した梁dや桁e
との結合にあっては、ボルト・ナットやピンfが多数使
用されるもので、このボルト・ナットやピンfが挿嵌さ
れる孔gをあけるための孔明け加工は、従来、図8に示
すような、木工機械80によって行なわれる。
【0004】この機械80は、フレーム81にエアシリ
ンダ82により横移動される装置本体83を係合させ、
この装置本体83にサーボモータ84により昇降される
昇降ベース85を係合させてあって、この昇降ベース8
5にドリル86を取り付けたモータ87を取り付けてあ
る。
【0005】したがって、フレーム81のバイス88に
固着した木材には、制御手段89へあらかじめ入力した
データに基づいて、エアシリンダ82が作動し、サーボ
モータ84が所定に回転して本体83と昇降ベース85
を移動させることで、この木材の所定位置へ複数の孔g
が連続で自動的にあけられる。
【0006】この孔明けは、一般的にプレカット工場の
ラインにおける一角に設置されるものであって、このと
き、加工される木材は、ドリル86正面に対して一側例
えば右側より送り込まれ、左側へ連続的に流れ出され
て、他の機械における加工が施されるものである。
【0007】しかしながら、この機械は、高価なサーボ
モータおよびその附帯部材を使用するため、装置全体が
コストアップして廉価による市場提供ができない。
【0008】加工される材料は、前記したように一側か
ら他側へ連続流動するため、木材の木口への孔明け加工
が同一の機械により行なえないもので、他の機械による
他の工程で行なわなければならないので、作業効率が悪
く、省力化や低コストによる加工ができない。等の様々
な問題点を有するものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、ベース上の前側に
木材の第一把持手段を、また、後側へ横移動手段により
横移動自在となるように支持体をそれぞれ設けて、該支
持体に進退自在の移動体を設けた昇降手段によって昇降
自在となるように昇降体を取り付け、該移動体にはその
出力軸へ孔明け刃物を支承させた駆動手段を取り付けて
あって、前記横移動手段は、支持体の取付片へ所定スト
ロークを有するその第一進退部材を側方へ突出させた第
一進退手段を固着し、また、ベースに所定ストロークを
有するその第二進退部材を前記第一進退部材側へ突出さ
せ、該第一進退部材とその端部を結合させた第二進退手
段を固着することにより、木材へ多数の孔明けを簡単な
構造により容易に行なうことができる木工用孔明け加工
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、機体に取り付けたベースと、こ
のベース上の前側に設けた木材の第一把持手段と、この
把持手段の近傍に設けて木材の移送前縁部に当接するス
トッパーと、前記ベースの後側へ前記第一把持手段に対
応させて横移動手段により横移動自在となるように設け
た支持体と、該支持体へ昇降手段によって昇降自在とな
るように取り付けた昇降体と、この昇降体へ繰出手段に
より進退自在となるように設けた移動体と、該移動体へ
取り付けてその出力軸へ孔明け刃物を支承させた駆動手
段とからなり、前記横移動手段は、支持体より延設させ
た取付片と、この取付片に固着して所定ストロークを有
するその第一進退部材を側方へ突出させた第一進退手段
と、前記ベースに固着して所定ストロークを有するその
第二進退部材を前記第一進退部材側へ突出させ、該第一
進退部材とその端部を結合させた第二進退手段と、を備
えさせた木工用孔明け加工装置の構成にある。
【0011】また、前記横移動手段は、前記支持体の横
移動量を調整する調整手段を備えさせる。
【0012】更に、機体に取り付けたベースと、このベ
ース上の前側と側方の一方または両方に設けた木材の第
一および第二把持手段と、この把持手段の近傍に設けて
木材の移送前縁部に当接するストッパーと、前記ベース
の後側へ前記把持手段に対応させて横移動手段により横
移動自在となるように設けた支持体と、該支持体へ昇降
手段によって昇降自在となるように取り付けた昇降体
と、この昇降体へ繰出手段により進退自在となるように
設けた移動体と、該移動体へ取り付けてその出力軸へ孔
明け刃物を支承させた駆動手段とからなり、前記機体に
取り付けたベースは、機体の略中央部において立設させ
た回転軸へその略中央部を回転自在に取り付け、このベ
ースの下面を機体上に設けた複数の支承体により支持さ
せると共に、機体とベースとに設けた固定手段により少
なくとも孔明け時は固定させる木工用孔明け加工装置の
構成にある。
【0013】
【作用】前述のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0014】木材を機体の一側より挿入して、ストッパ
ーにその移送前縁部に当接されると木材の位置決めがな
されるもので、第一把持手段により該木材を孔明け刃物
と直交するように固定される。
【0015】そして、第一進退手段と第二進退手段とを
適宜組み合わせ操作すれば、ベース上において支持体が
木材と平行移動することで孔明け刃物が横移動するた
め、木材の側面に対して中立位置、すなわち、真ん中位
置の孔明けと、この真ん中位置に対して一側部に偏った
孔明け、および、真ん中位置に対して他側部へ偏った孔
明けが行なわれる。
【0016】この一側または他側に偏った孔明けは、支
持体の横移動量を調整する調整手段を設けることにより
適宜設定し得る。
【0017】ベースを機体に対して回動自在に設けるこ
とで、木材の移送ラインが一方向のみであっても、この
ベースを、例えば、90°〜180°の範囲において適
宜回動操作すれば、木材に対してその側面への孔明け
と、木口面への孔明けが選択操作される。
【0018】
【実施例】次に、本発明に関する木工用孔明け加工装置
の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】図1〜図3および図6においてAは、木造
建築の構造材に使用する梁や桁,柱等の木材bの側面や
木口へ、図7に示すような、各種の孔gを能率よく孔明
け加工を施す木工用孔明け加工装置で、ベース1と、第
一把持手段2と、ストッパー3と、支持体4と、昇降体
5と、移動体6と、孔明け刃物dの駆動手段7と、横移
動手段8とにより基本的に構成される。
【0020】そして、前記したベース1は、工場等の床
に設置させた機体9の略中央部において立設させた回転
軸10により、このベース1の略中央部おいて回転自在
に取り付けてあって、更に、該ベース1の下面を機体9
上に設けた複数のベアリング等による支承体11により
支持させてある。
【0021】また、機体9とベース1とには、図2に示
すように、連結レバー12と係止ピン13とからなる固
定手段14により、少なくとも孔明け時は固定させるも
のであって、この固定手段14を解除することで、該ベ
ース1は、360°の範囲を任意に旋回することができ
るものであり、図3および図6示すように、木材bの搬
送ラインLに対して該木材bの挿入位置を選定し得る。
【0022】なお、該固定手段14は、前記した連結レ
バー12と係止ピン13とからなる手段に限定されるも
のではなく、機体9とベース1とが一体的に固定された
り、この固定が解除されたりする構成のものであれば任
意の手段が採用し得るのであって、更にまた、木材bの
搬送ラインLも装置Aに対して任意の方向であってもか
まわない。
【0023】前記した第一把持手段2は、ベース1上の
前側に設けて搬送ラインLより供給された木材bが加工
に際して妄動しないように固定させるものであって、後
記する孔明け刃物dを挟んでその両側またはその一側
(片側)に設けてあるもので、その内側の固定片とこの
固定片に対応させた可動片とによりハンドル操作により
開閉自在としてある。
【0024】前記したストッパー3は、第一把持手段2
の近傍に設けて供給された木材bの移送前縁部に当接す
るもので、第一把持手段2の固定の際の木材bの位置決
めがなされる。
【0025】そして、その構成は、ベース1上に取り付
けた支持片15へ支軸16により回動自在に設けたアー
ム17の一側部に、ねじ等により進退自在に当接体18
を取り付けてあって、その当接体18の外面と木材bの
移送前縁部とが当接することで加工部の位置決めがなさ
れる。
【0026】前記した支持体4は、ベース1の後側へ第
一把持手段2に対応させて横移動手段8により、ベース
1上の横ガイド19へ横移動自在となるように係合させ
てある。
【0027】そして、この横移動手段8は、図2および
図5に示すように、支持体4の下側より延設させた取付
片20と、この取付片20に固着して所定ストロークを
有するシリンダのロッドによる第一進退部材21を側方
へ突出させたエアシリンダによる第一進退手段22と、
ベース1に固着して所定ストロークを有するシリンダの
ロッドによる第二進退部材23を第一進退部材21側へ
突出させ、該第一進退部材21とその端部を接合部材2
4により結合させた第二進退手段25と、支持体4の横
移動量を調整する調整手段26とにより構成される。
【0028】なお、この調整手段26は、図1および図
2に示すように、ベース1内に横架させた回転杆27に
正ねじと逆ねじとからなる螺軸28を設けて、この螺軸
28へ相対的に進退される調整駒29,30を螺設して
あって、回転杆27をチェーン等の連係部材31を介し
てハンドル32により正逆に回転することで、調整駒2
9,30が任意の位置へ移動する。
【0029】また、このハンドル32の近傍において
は、調整駒29,30の移動量を表示する目盛(図示せ
ず)が付されているもので、この目盛を読みながらハン
ドル操作を行ない調整駒29,30の任意の調整を行
う。
【0030】したがって、これら調整駒29,30へ支
持体4に取り付けた取付片20が当接することで、第一
および第二進退手段22,25の繰り出しが規制され、
希望する位置においての孔明け刃物dの停止位置が得ら
れる。
【0031】前記した昇降体5は、支持体4に設けた縦
ガイド33へ昇降手段34によって昇降自在となるよう
に係合されているもので、この昇降手段34は、支持体
4へ略垂直状態で設けた螺軸35へ昇降体5の一側に設
けためねじ駒36を螺合してあって、螺軸35へ連係さ
せた数値制御可能なサーボモータ等の昇降部材37を正
逆に回転させることで昇降体5が昇降される。
【0032】前記した移動体6は、昇降体5に設けた水
平ガイド38へ繰出手段39により進退自在となるよう
に設けてあって、後記する孔明け刃物dを木材bに対し
て繰り出すものである。
【0033】なお、前記した繰出手段39は、移動体6
の下側に設けためねじ駒40へ昇降体5に取り付けたギ
アードモータ41の回転螺軸42を螺合してあって、こ
の回転螺軸42を正逆に回転することで移動体6が進退
される。
【0034】前記した駆動手段7は、慣用のモータを用
いるもので、移動体6上へ取り付けてあって、その出力
軸43へドリル等の孔明け刃物dを脱着自在に支承させ
てある。
【0035】なお、図1〜図3において44は、ベース
1上においてその前側に孔明け刃物dへ対応させて、す
なわち、前記した第一把持手段2とは直交する方向に設
けた第二把持手段で、搬送ラインLより供給された木材
bが加工に際して妄動しないように固定させるものであ
って、孔明け刃物dの基準中心に対するその中央から左
右へ相対的に進退する一対の可動片からなるものであ
り、ハンドル45の操作により一対の可動片の開閉が行
なわれる。
【0036】図1〜図3において46,47は、ベース
1上へ回転自在に設けた移送ローラで、装置Aへの木材
bの供給を円滑に行なうものであり、特に、移送ローラ
47は、その回転軸の外端部に手回しハンドル48を取
り付けてあって、第一把持手段2内による固定前にこの
ハンドル48の操作を行なうことで、大重量の木材bの
移動を比較的容易に行なうことができる。
【0037】図1〜図3において49は、木材bの上面
位置を検知する検出手段で、木材bの上面に当接するロ
ーラ等の当接部材50と、この当接部材50を取り付け
た昇降自在の支持部材51と、昇降体5に取り付けてこ
の支持部材51を支承する保持部材52と、支持部材5
1の下端に取り付けた減速用および原点用とからなるド
ック53と、これら減速,原点ドック53に対応させて
昇降体5に取り付けた減速用および原点用のリミットス
イッチ54とにより構成される。
【0038】なお、当接部材50を転動自在のローラ式
とすることにより、この当接部材50が木材bの上面に
当接した状態において木材bを移動したときに、該当接
部材50によって木材b面への擦り傷がつかない。
【0039】この構成により、第一あるいは第二把持手
段2,44に木材bを固定した状態で昇降体5を降下さ
せると、保持部材52に支承された支持部材51もこれ
に伴って降下するもので、該支持部材51に取り付けら
れた当接部材50が木材bの上面に当たると、この当接
材50は木材bの上面において停止するが、昇降体5は
支持部材51が保持部材52に対して摺動することによ
り更に降下する。
【0040】このとき、支持部材51の下端に取り付け
た減速,原点ドック53が昇降体5に取り付けたリミッ
トスイッチ54を操作して検出信号を発するので、この
信号を制御手段55へ送ることで、木材bの上面位置が
検出される、いわゆる、加工位置自動制御のための原点
が検知される。
【0041】前記のように構成される本発明に係る木工
用孔明け加工装置Aは、以下の作用を奏する。
【0042】ベース1に設けたストッパー3を移送路上
に起立させた状態で、木材bを搬送ラインLから機体9
の一側へ挿入して移送ローラ46,47に載置させ、ス
トッパー3における当接体18に木材bの移送前縁部に
当接すると、木材bにおける長さ方向の位置決めがなさ
れるもので、第一把持手段2により該木材bが孔明け刃
物dと対向しかつ直交するように固定される。
【0043】そして、図7に示すように、構造材e(木
材b)おいてW部における異なる位置の孔gの加工を行
なうに際して、構造材eの前縁端部より所定寸法の孔
gを明ける場合は、図5(a)に示すように、第一進退
手段22と第二進退手段25とを操作して、その第一お
よび第二進退部材21,23を繰り出すと、第一進退手
段22が取り付けられた取付片20は、両進退手段2
2,25のストローク分が送り出されるので、これに伴
って、支持体4,昇降体5,移動体6が横移動し、この
移動体6に取り付けられた孔明け刃物dが構造材eの希
望する孔明け位置に対応する。
【0044】この状態で、孔明け刃物dを駆動手段7に
より回転させてモータ41を操作すれば、孔明け刃物d
は、移動体6の前進により構造材eへ切り込んで所定の
孔明けがなされる。
【0045】また、構造材eの前縁端部より所定寸法
の孔gを明ける場合は、図5(b)に示すように、第一
進退手段22と第二進退手段25とを操作して、その第
一進退部材21を後退させ、第二進退部材23を繰り出
すと、第一進退手段22が取り付けられた取付片20
は、第二進退手段25のストローク分が送り出されるの
で、これに伴って、支持体4,昇降体5,移動体6が横
移動し、この移動体6に取り付けられた孔明け刃物dが
構造材eの希望する孔明け位置に対応する。
【0046】更に、構造材eの前縁端部より所定寸法
の孔gを明ける場合は、図5(c)に示すように、第一
進退手段22と第二進退手段25とを操作して、その第
一および第二進退部材21,23を後退させると、第一
進退手段22が取り付けられた取付片20は、ベース1
に固定されている第二進退手段25側へ引き寄せられ
て、これに伴って、支持体4,昇降体5,移動体6が横
移動し、この移動体6に取り付けられた孔明け刃物dが
構造材eの希望する孔明け位置に対応する。
【0047】なお、前記した孔明け位置〜は、第一
進退手段22と第二進退手段25とによる支持体4の横
移動量を調整することで所定の範囲内を任意に得られる
もので、この支持体4に敷設した調整手段26により螺
軸28に取り付けられた両調整駒29,30を移動する
ことで適宜設定し得る。
【0048】この孔明けに際して、木材bの前側部と後
側部との加工は、孔明け刃物dを挟んでその前後に設け
た第一把持手段2,2への選択的な固定により行なわれ
るもので、その加工位置の変化により孔明けパターンも
変化することもあるが、あらかじめ制御手段55へ設定
したプログラムに伴って任意な孔明け加工が可能とな
る。
【0049】次に本発明実施例装置Aにおけ第二の例
は、ベース1を機体9に対して回動自在に設けること
で、木材bの搬送ラインLが一方向のみであっても、こ
のベース1を、例えば、回転軸10を中心により旋回さ
せて、図3に示すような配列にセットさせた状態で、こ
の搬送ラインLから木材bを供給すれば、第一把持手段
2に固定されたこの木材bに対して長手方向の側面に孔
明けが行なわれる。
【0050】また、この状態から、回転軸10を中心
に、図6に示すように、90°旋回させて、前記した同
一の搬送ラインLから木材bを供給すれば、第二把持手
段44に固定されたこの木材bに対して木口面への孔明
けが行なわれる。
【0051】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、孔明
け刃物を木材に対して任意位置に対応させる構成が、簡
単でコンパクトな構造によりなされるので、装置全体の
製作が安価に行なわれる。
【0052】また、この孔明け位置は、装置に調整手段
を付設することにより、任意の孔明けパターンが選定で
きる。
【0053】ベースを機体に対して回動自在に設けるこ
とで、木材の移送ラインがあらかじめ決められた一方向
のみであっても、このベースが所定角度に旋回されるた
め、木材に対してその側面への孔明けと、木口面への孔
明けが選択操作される。等の格別な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する木工用孔明け加工装置の一実施
例を一部破断して示す正面図である。
【図2】図1における装置の一部を破断して示す側面図
である。
【図3】図1における装置の平面図である。
【図4】図1における装置のストッパーを拡大して示す
斜視図である。
【図5】図1における装置による孔明け刃物の移動状態
の各例を示す説明図である。
【図6】図1における装置の木材の把持状態の他の例を
示す平面図である。
【図7】木材の加工例を示す斜視図である。
【図8】従来の孔明け加工機を概略的に示す側面図であ
る。
【符号の説明】
b 木材 1 ベース 2 第一把持手段 3 ストッパー 4 支持体 5 昇降体 6 移動体 7 駆動手段 d 孔明け刃物 8 横移動手段 9 機体 10 回転軸 11 支承体 14 固定手段 20 取付片 21 第一進退部材 22 第一進退手段 23 第二進退部材 25 第二進退手段 26 調整手段 34 昇降手段 39 繰出手段 43 出力軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に取り付けたベースと、このベース
    上の前側に設けた木材の第一把持手段と、この把持手段
    の近傍に設けて木材の移送前縁部に当接するストッパー
    と、前記ベースの後側へ前記第一把持手段に対応させて
    横移動手段により横移動自在となるように設けた支持体
    と、該支持体へ昇降手段によって昇降自在となるように
    取り付けた昇降体と、この昇降体へ繰出手段により進退
    自在となるように設けた移動体と、該移動体へ取り付け
    てその出力軸へ孔明け刃物を支承させた駆動手段とから
    なり、前記横移動手段は、支持体より延設させた取付片
    と、この取付片に固着して所定ストロークを有するその
    第一進退部材を側方へ突出させた第一進退手段と、前記
    ベースに固着して所定ストロークを有するその第二進退
    部材を前記第一進退部材側へ突出させ、該第一進退部材
    とその端部を結合させた第二進退手段とを備えさせたこ
    とを特徴とする木工用孔明け加工装置。
  2. 【請求項2】 機体に取り付けたベースと、このベース
    上の前側に設けた木材の第一把持手段と、この把持手段
    の近傍に設けて木材の移送前縁部に当接するストッパー
    と、前記ベースの後側へ前記第一把持手段に対応させて
    横移動手段により横移動自在となるように設けた支持体
    と、該支持体へ昇降手段によって昇降自在となるように
    取り付けた昇降体と、この昇降体へ繰出手段により進退
    自在となるように設けた移動体と、該移動体へ取り付け
    てその出力軸へ孔明け刃物を支承させた駆動手段とから
    なり、前記横移動手段は、支持体より延設させた取付片
    と、この取付片に固着して所定ストロークを有するその
    第一進退部材を側方へ突出させた第一進退手段と、前記
    ベースに固着して所定ストロークを有するその第二進退
    部材を前記第一進退部材側へ突出させ、該第一進退部材
    とその端部を結合させた第二進退手段と、前記支持体の
    横移動量を調整する調整手段とを備えさせたことを特徴
    とする木工用孔明け加工装置。
  3. 【請求項3】 機体に取り付けたベースと、このベース
    上の前側と側方の一方または両方に設けた木材の第一お
    よび第二把持手段と、この把持手段の近傍に設けて木材
    の移送前縁部に当接するストッパーと、前記ベースの後
    側へ前記把持手段に対応させて横移動手段により横移動
    自在となるように設けた支持体と、該支持体へ昇降手段
    によって昇降自在となるように取り付けた昇降体と、こ
    の昇降体へ繰出手段により進退自在となるように設けた
    移動体と、該移動体へ取り付けてその出力軸へ孔明け刃
    物を支承させた駆動手段とからなり、前記機体に取り付
    けたベースは、機体の略中央部において立設させた回転
    軸へその略中央部を回転自在に取り付け、このベースの
    下面を機体上に設けた複数の支承体により支持させると
    共に、機体とベースとに設けた固定手段により少なくと
    も孔明け時は固定させることを特徴とする木工用孔明け
    加工装置。
JP6815296A 1996-03-25 1996-03-25 木工用孔明け加工装置 Pending JPH09254101A (ja)

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