JPH1080904A - 建築構造材の穴あけ加工装置 - Google Patents
建築構造材の穴あけ加工装置Info
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- JPH1080904A JPH1080904A JP25751996A JP25751996A JPH1080904A JP H1080904 A JPH1080904 A JP H1080904A JP 25751996 A JP25751996 A JP 25751996A JP 25751996 A JP25751996 A JP 25751996A JP H1080904 A JPH1080904 A JP H1080904A
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- diameter drill
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一台の加工機械で、加工材の上面部、側面部
および端面部に穴あけ加工を行うことができる建築構造
材の穴あけ加工装置を提供する。 【構成】 加工材Ｗを長手方向に固定するクランプ手段
Ｂａ、Ｂｂを空所Ｃを隔てて前後に配設する。このクラ
ンプ手段Ｂａ、Ｂｂは、Ｘ軸制御手段Ａによって前後に
制御移動する。Ｙ軸制御手段Ｅによって左右に制御移動
する左右移動ベース１６に、Ｚ軸制御手段Ｆによって上
下に制御移動する上下移動ベース２１を設ける。この上
下移動ベース２１には、水平旋回ベース２７を設け、さ
らに水平旋回ベースに垂直旋回ベース３１を設ける。こ
の垂直旋回ベース３１には、小径ドリルａと大径ドリル
ｂを突設した穴あけ加工ヘッドＪを備える。
および端面部に穴あけ加工を行うことができる建築構造
材の穴あけ加工装置を提供する。 【構成】 加工材Ｗを長手方向に固定するクランプ手段
Ｂａ、Ｂｂを空所Ｃを隔てて前後に配設する。このクラ
ンプ手段Ｂａ、Ｂｂは、Ｘ軸制御手段Ａによって前後に
制御移動する。Ｙ軸制御手段Ｅによって左右に制御移動
する左右移動ベース１６に、Ｚ軸制御手段Ｆによって上
下に制御移動する上下移動ベース２１を設ける。この上
下移動ベース２１には、水平旋回ベース２７を設け、さ
らに水平旋回ベースに垂直旋回ベース３１を設ける。こ
の垂直旋回ベース３１には、小径ドリルａと大径ドリル
ｂを突設した穴あけ加工ヘッドＪを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、加工材の上面
部、側面部および端面部にドリル加工を行うことができ
る建築構造材の穴あけ加工装置に関するものである。
部、側面部および端面部にドリル加工を行うことができ
る建築構造材の穴あけ加工装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】柱、梁などの建築構造材の仕口部、継手
部に接合金具を用いる木造建築工法（メタルジョイント
工法）が知られている。この工法では、例えば図７およ
び図８のように、ボルトＳ１を用いて一階柱材Ｋ１に掛
金具Ｐ１、Ｐ２を取りつけ、そして、この掛金具Ｐ１、
Ｐ２にボルトＳ２、Ｓ３を用いて梁材Ｔ１、Ｔ２を取り
つけて軸組を完成する。
部に接合金具を用いる木造建築工法（メタルジョイント
工法）が知られている。この工法では、例えば図７およ
び図８のように、ボルトＳ１を用いて一階柱材Ｋ１に掛
金具Ｐ１、Ｐ２を取りつけ、そして、この掛金具Ｐ１、
Ｐ２にボルトＳ２、Ｓ３を用いて梁材Ｔ１、Ｔ２を取り
つけて軸組を完成する。
【０００３】また同図に示すように、一階柱材Ｋ１に二
階柱材Ｋ２を継ぐ場合においては、ボルトＳ１（掛金具
Ｐ１、Ｐ２の取りつけを兼用）によって固定した接続金
具Ｐ３を用いている。
階柱材Ｋ２を継ぐ場合においては、ボルトＳ１（掛金具
Ｐ１、Ｐ２の取りつけを兼用）によって固定した接続金
具Ｐ３を用いている。
【０００４】このようにメタルジョイント工法において
は、各種金具の取りつけのために方向が種々に異なるボ
ルト穴を柱材、梁材に対してあける必要がある。このた
め従来では、例えば特開平６−２３４１０２号に開示さ
れる穴あけ加工機械（横穴加工機および縦穴加工機）を
設置して対応したものである。
は、各種金具の取りつけのために方向が種々に異なるボ
ルト穴を柱材、梁材に対してあける必要がある。このた
め従来では、例えば特開平６−２３４１０２号に開示さ
れる穴あけ加工機械（横穴加工機および縦穴加工機）を
設置して対応したものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来では、専用の加工
機を用いることによって、加工材を軸芯回りに反転する
必要がなく穴あけを行うことができるが、反面、複数台
を備えるために設備費が嵩み、また広い設置スペースを
要するという問題点があった。また、柱材Ｋ１、Ｋ２の
端面部への穴あけ加工には、さらに別の加工機を要する
という問題点があった。
機を用いることによって、加工材を軸芯回りに反転する
必要がなく穴あけを行うことができるが、反面、複数台
を備えるために設備費が嵩み、また広い設置スペースを
要するという問題点があった。また、柱材Ｋ１、Ｋ２の
端面部への穴あけ加工には、さらに別の加工機を要する
という問題点があった。
【０００６】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたものであり、向きおよび大きさの異なる
穴あけ加工を一台の加工機で容易に行うことができる建
築構造材の穴あけ加工装置を提供しようとするものであ
る。
目してなされたものであり、向きおよび大きさの異なる
穴あけ加工を一台の加工機で容易に行うことができる建
築構造材の穴あけ加工装置を提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る建築構造材の穴あけ加工装置は次の
ように構成したものである。
めに、本発明に係る建築構造材の穴あけ加工装置は次の
ように構成したものである。
【０００８】すなわちその要旨とするところは、加工材
を長手方向において固定するクランプ手段を空所を隔て
て前後に配設すると共に、上記の加工材に対応して前
後、左右および上下の三軸方向に制御移動する移動ベー
スを設け、この移動ベースに、水平面の旋回手段と垂直
面の旋回手段を配設し、かつこれら両旋回手段を介して
前記の空所に対応する穴あけ加工ヘッドを備えたことに
ある。
を長手方向において固定するクランプ手段を空所を隔て
て前後に配設すると共に、上記の加工材に対応して前
後、左右および上下の三軸方向に制御移動する移動ベー
スを設け、この移動ベースに、水平面の旋回手段と垂直
面の旋回手段を配設し、かつこれら両旋回手段を介して
前記の空所に対応する穴あけ加工ヘッドを備えたことに
ある。
【０００９】また本発明に係る建築構造材の穴あけ加工
装置は、請求項２において、上記の穴あけ加工ヘッド
を、回転軸を両端に突設した駆動モータと、上記回転軸
の一端に取りつけた小径ドリルと、他端に取りつけた大
径ドリルによって構成したことを要旨とする。
装置は、請求項２において、上記の穴あけ加工ヘッド
を、回転軸を両端に突設した駆動モータと、上記回転軸
の一端に取りつけた小径ドリルと、他端に取りつけた大
径ドリルによって構成したことを要旨とする。
【００１０】垂直面の旋回手段によって、穴あけ加工ヘ
ッドを前後及び上下の方向に設定することができる。ま
た、前後に向けた加工ヘッドを水平面の旋回手段によっ
て左右及び前後の方向に設定することができる。これに
よって、穴あけ加工ヘッドを加工材の上面部、左右側面
部および前後端面部に対応することができる。
ッドを前後及び上下の方向に設定することができる。ま
た、前後に向けた加工ヘッドを水平面の旋回手段によっ
て左右及び前後の方向に設定することができる。これに
よって、穴あけ加工ヘッドを加工材の上面部、左右側面
部および前後端面部に対応することができる。
【００１１】上記の旋回によって、所要の向きに設定さ
れた穴あけ加工ヘッドを前後、左右および上下のうち何
れか二軸方向に移動制御することによって、所定の穴あ
け加工位置に位置決めすることができる。また三軸方向
のうち残りの一軸方向に制御移動することによって、加
工ヘッドに切込み送りを与えることができる。
れた穴あけ加工ヘッドを前後、左右および上下のうち何
れか二軸方向に移動制御することによって、所定の穴あ
け加工位置に位置決めすることができる。また三軸方向
のうち残りの一軸方向に制御移動することによって、加
工ヘッドに切込み送りを与えることができる。
【００１２】回転軸を両端に突設し、それぞれに小径ド
リルと大径ドリルを取りつけた場合は、穴あけ加工ヘッ
ドの旋回によって、これらドリルを何れの向きにも設定
することができ、所要のものを選択して使用することが
できる。
リルと大径ドリルを取りつけた場合は、穴あけ加工ヘッ
ドの旋回によって、これらドリルを何れの向きにも設定
することができ、所要のものを選択して使用することが
できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建築構造材の
穴あけ加工装置を一実施例について具体的に説明する。
図１は全体の構成を示す正面図 図２は同じく側面図で
ある。なお以下の説明において、図１の紙面表裏および
図２の紙面左右を前後方向として記述する。
穴あけ加工装置を一実施例について具体的に説明する。
図１は全体の構成を示す正面図 図２は同じく側面図で
ある。なお以下の説明において、図１の紙面表裏および
図２の紙面左右を前後方向として記述する。
【００１４】図において、１はベース ２はベース１の
上部に配設した前後方向のレール３ａ、３ｂはレール２
に移動自在に設けた一対の前後移動ベース Ａは前後移
動ベース３ａ、３ｂを制御移動するＸ軸制御手段 この
Ｘ軸制御手段Ａは、サーボモータ４、サーボモータ４に
回転駆動される送りねじ軸５、送りねじ軸５に螺合した
前後移動ベース３ａ、３ｂの受動ナット６によって構成
する。
上部に配設した前後方向のレール３ａ、３ｂはレール２
に移動自在に設けた一対の前後移動ベース Ａは前後移
動ベース３ａ、３ｂを制御移動するＸ軸制御手段 この
Ｘ軸制御手段Ａは、サーボモータ４、サーボモータ４に
回転駆動される送りねじ軸５、送りねじ軸５に螺合した
前後移動ベース３ａ、３ｂの受動ナット６によって構成
する。
【００１５】ＢａおよびＢｂは、上記の前後移動ベース
３ａ、３ｂの上部に設けた加工材Ｗのクランプ手段 こ
れらクランプ手段Ｂａ、Ｂｂは空所Ｃを隔てて前後に配
設するものであり、加工材Ｗを長手方向に向けてクラン
プ固定する。クランプ手段Ｂａ、Ｂｂは加工材Ｗの側面
部に対応する左右一対のバイス片７、７、これらバイス
片７、７を求心的に開閉作動する送りねじ軸８、送りね
じ軸８を回転操作するハンドル車９によって構成する。
３ａ、３ｂの上部に設けた加工材Ｗのクランプ手段 こ
れらクランプ手段Ｂａ、Ｂｂは空所Ｃを隔てて前後に配
設するものであり、加工材Ｗを長手方向に向けてクラン
プ固定する。クランプ手段Ｂａ、Ｂｂは加工材Ｗの側面
部に対応する左右一対のバイス片７、７、これらバイス
片７、７を求心的に開閉作動する送りねじ軸８、送りね
じ軸８を回転操作するハンドル車９によって構成する。
【００１６】１０ａ、１０ｂは前後移動ベース３ａ、３
ｂの前方および後方に突設したフレーム部材 １１ａ、
１１ｂはそれぞれフレーム部材１０ａ、１０ｂに配設し
た転動コロ式のテーブル Ｄａ、Ｄｂは加工材Ｗの前後
方向の位置を規制するストッパ手段 このストッパ手段
Ｄａ、Ｄｂは回動アーム１２の先端に取りつけた当接片
１３ａ、１３ｂと当接片１３ａ、１３ｂをテーブル面上
の規制位置とそこからの退避位置に作動する空圧シリン
ダ１４によって構成する。
ｂの前方および後方に突設したフレーム部材 １１ａ、
１１ｂはそれぞれフレーム部材１０ａ、１０ｂに配設し
た転動コロ式のテーブル Ｄａ、Ｄｂは加工材Ｗの前後
方向の位置を規制するストッパ手段 このストッパ手段
Ｄａ、Ｄｂは回動アーム１２の先端に取りつけた当接片
１３ａ、１３ｂと当接片１３ａ、１３ｂをテーブル面上
の規制位置とそこからの退避位置に作動する空圧シリン
ダ１４によって構成する。
【００１７】１５はベース１の上部に配設した左右方向
のレール １６はレール１５に移動自在に配設したコラ
ム状の左右移動ベース Ｅは左右移動ベース１５を制御
移動するＹ軸制御手段 このＹ軸制御手段Ｅは、サーボ
モータ１７、サーボモータ１７に回転駆動される送りね
じ軸１８、送りねじ軸１８に螺合した左右移動ベース１
６の受動ナット１９によって構成する。
のレール １６はレール１５に移動自在に配設したコラ
ム状の左右移動ベース Ｅは左右移動ベース１５を制御
移動するＹ軸制御手段 このＹ軸制御手段Ｅは、サーボ
モータ１７、サーボモータ１７に回転駆動される送りね
じ軸１８、送りねじ軸１８に螺合した左右移動ベース１
６の受動ナット１９によって構成する。
【００１８】２０は左右移動ベース１６に配設した上下
方向のレール ２１はレール２０に昇降移動自在に配設
した張出ビーム２２を有する上下移動ベース Ｆは上下
移動ベース２１を制御移動するＺ軸制御手段 このＺ軸
制御手段Ｆは、サーボモータ２３、サーボモータ２３に
回転駆動される送りねじ軸２４、送りねじ軸２４に螺合
した上下移動ベース２１の受動ナット２５によって構成
する。
方向のレール ２１はレール２０に昇降移動自在に配設
した張出ビーム２２を有する上下移動ベース Ｆは上下
移動ベース２１を制御移動するＺ軸制御手段 このＺ軸
制御手段Ｆは、サーボモータ２３、サーボモータ２３に
回転駆動される送りねじ軸２４、送りねじ軸２４に螺合
した上下移動ベース２１の受動ナット２５によって構成
する。
【００１９】２６は張出しビーム２２の先端に設けた下
向きの軸受筒 ２７は軸受筒２６によって旋回自在に設
けた水平旋回ベース Ｇは水平旋回ベース２７を９０度
の単位で換向作動する水平面の旋回手段 この旋回手段
Ｇは、割出機能を備えた減速機付きモータ２８と、モー
タ２８の回転を水平旋回ベース２７に伝える伝動部材２
９によって構成する。
向きの軸受筒 ２７は軸受筒２６によって旋回自在に設
けた水平旋回ベース Ｇは水平旋回ベース２７を９０度
の単位で換向作動する水平面の旋回手段 この旋回手段
Ｇは、割出機能を備えた減速機付きモータ２８と、モー
タ２８の回転を水平旋回ベース２７に伝える伝動部材２
９によって構成する。
【００２０】３０は水平旋回ベース２７の下端部に設け
た水平向きの軸受筒 ３１は軸受筒３０によって旋回自
在に設けた垂直旋回ベース Ｈは垂直旋回ベース３１を
９０度の単位で換向作動する垂直面の旋回手段 この垂
直面の旋回手段Ｈは、割出機能を備えた減速機付きモー
タ３２と、モータ３２の回転を垂直旋回ベース３１に伝
える伝動部材３３によって構成する。
た水平向きの軸受筒 ３１は軸受筒３０によって旋回自
在に設けた垂直旋回ベース Ｈは垂直旋回ベース３１を
９０度の単位で換向作動する垂直面の旋回手段 この垂
直面の旋回手段Ｈは、割出機能を備えた減速機付きモー
タ３２と、モータ３２の回転を垂直旋回ベース３１に伝
える伝動部材３３によって構成する。
【００２１】Ｊは垂直旋回ベース３１に備えた穴あけ加
工ヘッド この穴あけ加工ヘッドＪは、回転軸を両端に
突設した駆動モータ３４、チャック３５ａを介して回転
軸の一端に取りつけた小径ドリルａ、同じくチャック３
５ｂを介して回転軸の他端に取りつけた大径ドリルｂに
よって構成する。上記の穴あけ加工ヘッドＪは、空所Ｃ
の加工材Ｗに対応するものである。
工ヘッド この穴あけ加工ヘッドＪは、回転軸を両端に
突設した駆動モータ３４、チャック３５ａを介して回転
軸の一端に取りつけた小径ドリルａ、同じくチャック３
５ｂを介して回転軸の他端に取りつけた大径ドリルｂに
よって構成する。上記の穴あけ加工ヘッドＪは、空所Ｃ
の加工材Ｗに対応するものである。
【００２２】一実施例に係る穴あけ加工装置の構成は上
記の通りであり、次のようにして各種構造材への穴あけ
加工を行う。以下、梁材Ｔ１と柱材Ｋ１の加工を例にと
って説明する。
記の通りであり、次のようにして各種構造材への穴あけ
加工を行う。以下、梁材Ｔ１と柱材Ｋ１の加工を例にと
って説明する。
【００２３】柱材Ｔ１の一端には、図５のようなボルト
穴の加工を要する。この場合は、前部のテーブル１１ａ
に加工材Ｗを供給し、その先端をストッパ手段Ｄａの当
接片１３ａに当てて規制する。そして、位置決め後に前
側のクランプ手段Ｂａによってクランプ固定する。上記
の当接片１３ａは、クランプ後において退避位置に逃が
しておく。
穴の加工を要する。この場合は、前部のテーブル１１ａ
に加工材Ｗを供給し、その先端をストッパ手段Ｄａの当
接片１３ａに当てて規制する。そして、位置決め後に前
側のクランプ手段Ｂａによってクランプ固定する。上記
の当接片１３ａは、クランプ後において退避位置に逃が
しておく。
【００２４】なお、上記の加工材Ｗの供給時あるいはク
ランプ時において、図示しない検出手段によって加工材
Ｗの高さ寸法を計測し、その計測データを制御を統括す
るコンピュータ（図示省略）に入力する。これは、穴あ
け加工を加工材Ｗの上面位置規準で行うための事前処置
である。
ランプ時において、図示しない検出手段によって加工材
Ｗの高さ寸法を計測し、その計測データを制御を統括す
るコンピュータ（図示省略）に入力する。これは、穴あ
け加工を加工材Ｗの上面位置規準で行うための事前処置
である。
【００２５】この状態において、コンピュータに予め登
録してある梁材の穴あけ加工プログラムを選択して実行
すると、垂直面の旋回手段Ｈが穴あけ加工ヘッドＪを水
平向きに設定すると共に、水平面の旋回手段Ｇが、加工
ヘッドＪの小径ドリルａを図３のように左方向に向けて
設定する。
録してある梁材の穴あけ加工プログラムを選択して実行
すると、垂直面の旋回手段Ｈが穴あけ加工ヘッドＪを水
平向きに設定すると共に、水平面の旋回手段Ｇが、加工
ヘッドＪの小径ドリルａを図３のように左方向に向けて
設定する。
【００２６】この後は、Ｘ軸制御手段ＡとＺ軸制御手段
Ｆが加工ヘッドＪを制御移動して、加工材Ｗに対する小
径ドリルａの切込み位置が決定され、そしてＹ軸制御手
段Ｅによりドリルａが左方向に送られて穴あけ加工が行
われる。このようにドリルａの位置決めと切込み送りに
より、加工材Ｗの側面部に所要のボルト穴加工を施すこ
とができる。
Ｆが加工ヘッドＪを制御移動して、加工材Ｗに対する小
径ドリルａの切込み位置が決定され、そしてＹ軸制御手
段Ｅによりドリルａが左方向に送られて穴あけ加工が行
われる。このようにドリルａの位置決めと切込み送りに
より、加工材Ｗの側面部に所要のボルト穴加工を施すこ
とができる。
【００２７】なお、上記の梁材Ｔ１の側面へのボルト穴
加工は、小径ドリルａを右方向に向けて設定し、前記と
逆方向の右方向への切込み送りを与えて行うこともでき
る。ボルト穴加工と同時に加工材Ｗの側面部に座掘り加
工（図示省略）を行う場合は、ドリルａの切込み方向を
特定する必要がある。
加工は、小径ドリルａを右方向に向けて設定し、前記と
逆方向の右方向への切込み送りを与えて行うこともでき
る。ボルト穴加工と同時に加工材Ｗの側面部に座掘り加
工（図示省略）を行う場合は、ドリルａの切込み方向を
特定する必要がある。
【００２８】また図５に示す梁材Ｔ１の他端の穴加工を
行う場合は、加工材Ｗの後端をストッパ手段Ｄｂに当て
て規制し、後側のクランプ手段Ｂｂによってクランプ固
定する。そして、前述したように小径ドリルａを左方向
または右方向に向けて設定し、同方向に切込み送りを与
えてボルト穴加工を行うようにする。
行う場合は、加工材Ｗの後端をストッパ手段Ｄｂに当て
て規制し、後側のクランプ手段Ｂｂによってクランプ固
定する。そして、前述したように小径ドリルａを左方向
または右方向に向けて設定し、同方向に切込み送りを与
えてボルト穴加工を行うようにする。
【００２９】次に柱材Ｋ１においては、図６のような二
側面（上面部と側面部）へのボルト穴加工と端面部への
接合金具取付穴加工を要する。
側面（上面部と側面部）へのボルト穴加工と端面部への
接合金具取付穴加工を要する。
【００３０】この場合において、加工材Ｗの取りつけは
梁材Ｋ１の一端加工と同様にストッパ手段Ｄａと前側の
クランプ手段Ｂａを用いて行う。そして上記のうち、側
面部へのボルト穴加工は、梁材Ｋ１の側面加工と同様に
小径ドリルａを左方向あるいは右方向に向け、このドリ
ルａをＸ軸制御手段ＡとＺ軸制御手段Ｆによって位置決
めし、Ｙ軸制御手段によって切込みを与えて行う。
梁材Ｋ１の一端加工と同様にストッパ手段Ｄａと前側の
クランプ手段Ｂａを用いて行う。そして上記のうち、側
面部へのボルト穴加工は、梁材Ｋ１の側面加工と同様に
小径ドリルａを左方向あるいは右方向に向け、このドリ
ルａをＸ軸制御手段ＡとＺ軸制御手段Ｆによって位置決
めし、Ｙ軸制御手段によって切込みを与えて行う。
【００３１】上面部へのボルト穴加工は、水平面の旋回
手段Ｇと垂直面の旋回手段Ｈにより、小径ドリルａを図
１及び図２のように下向きに設定し、このドリルａをＸ
軸制御手段ＡとＹ軸制御手段Ｅによって位置決めし、そ
してＺ軸制御手段Ｆによって切込み送りを与えて行う。
手段Ｇと垂直面の旋回手段Ｈにより、小径ドリルａを図
１及び図２のように下向きに設定し、このドリルａをＸ
軸制御手段ＡとＹ軸制御手段Ｅによって位置決めし、そ
してＺ軸制御手段Ｆによって切込み送りを与えて行う。
【００３２】端面部への接続金具の取付穴加工は、水平
面の旋回手段Ｇと垂直面の旋回手段Ｈにより、大径ドリ
ルｂを図４のように前向きに設定し、このドリルｂをＹ
軸制御手段ＥとＺ軸制御手段Ｆによって位置決めし、そ
してＸ軸制御手段Ａによって切込み送りを与えて行う。
面の旋回手段Ｇと垂直面の旋回手段Ｈにより、大径ドリ
ルｂを図４のように前向きに設定し、このドリルｂをＹ
軸制御手段ＥとＺ軸制御手段Ｆによって位置決めし、そ
してＸ軸制御手段Ａによって切込み送りを与えて行う。
【００３３】なお、図には示してないが、柱材Ｋ１の他
端への接続金具の取付穴加工は、加工材Ｗをストッパ手
段Ｄｂと後側のクランプ手段Ｂｂによって所定位置に取
りつけ、大径ドリルｂを後向きに設定して行うようにす
る。
端への接続金具の取付穴加工は、加工材Ｗをストッパ手
段Ｄｂと後側のクランプ手段Ｂｂによって所定位置に取
りつけ、大径ドリルｂを後向きに設定して行うようにす
る。
【００３４】また、梁材Ｔ１および柱材Ｋ１における長
手方向の中間部にボルト穴加工または接続金具の取付穴
加工を行うときには、両クランプ手段Ｂａ、Ｂｂにまた
がって加工材Ｗを供給する。そして、上下移動ベース２
１に備えたレーザマーキング装置（図示省略）から加工
材Ｗに向けて光線を照射し、この光線に加工材Ｗの墨付
線を合わせてクランプ固定する。そして以後は、穴あけ
方向と大きさに応じて穴あけ加工ヘッドＪを換向設定
し、三軸方向の制御動作によって所要の加工を行うよう
にする。
手方向の中間部にボルト穴加工または接続金具の取付穴
加工を行うときには、両クランプ手段Ｂａ、Ｂｂにまた
がって加工材Ｗを供給する。そして、上下移動ベース２
１に備えたレーザマーキング装置（図示省略）から加工
材Ｗに向けて光線を照射し、この光線に加工材Ｗの墨付
線を合わせてクランプ固定する。そして以後は、穴あけ
方向と大きさに応じて穴あけ加工ヘッドＪを換向設定
し、三軸方向の制御動作によって所要の加工を行うよう
にする。
【００３５】なお上記の一実施例では、加工材Ｗを前後
方向に制御移動し、穴あけ加工ヘッドＪを左右および上
下の二軸方向に制御移動するように構成したが、加工材
Ｗを前後、左右の二軸方向に、穴あけ加工ヘッドを上下
方向に制御移動するように構成を変更しても良い。また
加工材Ｗあるいは穴あけ加工ヘッドＪの何れかを三軸方
向にが制御移動する構成にしても良い。
方向に制御移動し、穴あけ加工ヘッドＪを左右および上
下の二軸方向に制御移動するように構成したが、加工材
Ｗを前後、左右の二軸方向に、穴あけ加工ヘッドを上下
方向に制御移動するように構成を変更しても良い。また
加工材Ｗあるいは穴あけ加工ヘッドＪの何れかを三軸方
向にが制御移動する構成にしても良い。
【００３６】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る建築構造材
の穴あけ加工装置によれば、一台の加工機械によって所
要の穴あけ加工の全てを行うことができる。このため、
設備費の低減、設置スペースの縮減に大きな効果を発揮
する。
の穴あけ加工装置によれば、一台の加工機械によって所
要の穴あけ加工の全てを行うことができる。このため、
設備費の低減、設置スペースの縮減に大きな効果を発揮
する。
【００３７】また、小径ドリルと大径ドリルを備えた場
合は、異種の穴あけ加工を迅速かつ容易に行うことがで
きるという優れた効果を発揮する。
合は、異種の穴あけ加工を迅速かつ容易に行うことがで
きるという優れた効果を発揮する。
【図１】この発明に係る穴あけ加工装置の一実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図２】同じく、側面図である。
【図３】側面部の穴あけ加工状態を示す説明図である。
【図４】端面部の穴あけ加工状態を示す説明図である。
【図５】穴あけ加工を施した梁材の斜視図である。
【図６】同じく、柱材の斜視図である。
【図７】接合金具を用いた建築工法を説明する縦断正面
図である。
図である。
【図８】同じく、接合金具を用いた建築工法の説明図で
ある。
ある。
Ａ Ｘ軸制御手段 Ｂａ 前側のクランプ手段 Ｂｂ 後側のクランプ手段 Ｃ 空所 Ｄａ ストッパ手段 Ｄｂ ストッパ手段 Ｅ Ｙ軸制御手段 Ｆ Ｚ軸制御手段 Ｇ 水平面の旋回手段 Ｈ 垂直面の旋回手段 Ｊ 穴あけ加工ヘッド ａ 小径ドリル ｂ 大径ドリル Ｔ１ 梁材 Ｋ１ 柱材 ３ａ 前後移動ベース ３ｂ 前後移動ベース １６ 左右移動ベース ２１ 上下移動ベース ２７ 水平旋回ベース ３１ 垂直旋回ベース
Claims (2)
- 【請求項１】 加工材を長手方向において固定するクラ
ンプ手段を空所を隔てて前後に配設すると共に、上記の
加工材に対応して前後、左右および上下の三軸方向に制
御移動する移動ベースを設け、この移動ベースに、水平
面の旋回手段と垂直面の旋回手段を配設し、かつこれら
両旋回手段を介して前記の空所に対応する穴あけ加工ヘ
ッドを備えたことを特徴とする建築構造材の装置。 - 【請求項２】 回転軸を両端に突設した駆動モータと、
上記回転軸の一端に取りつけた小径ドリルと、他端に取
りつけた大径ドリルによって穴あけ加工ヘッドを構成し
た請求項１の建築構造材の穴あけ加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25751996A JPH1080904A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 建築構造材の穴あけ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25751996A JPH1080904A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 建築構造材の穴あけ加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080904A true JPH1080904A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17307433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25751996A Pending JPH1080904A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 建築構造材の穴あけ加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1080904A (ja) |
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- 1996-09-06 JP JP25751996A patent/JPH1080904A/ja active Pending
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