JPH09236964A - 画像形成装置の制御方式 - Google Patents

画像形成装置の制御方式

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JPH09236964A
JPH09236964A JP8043795A JP4379596A JPH09236964A JP H09236964 A JPH09236964 A JP H09236964A JP 8043795 A JP8043795 A JP 8043795A JP 4379596 A JP4379596 A JP 4379596A JP H09236964 A JPH09236964 A JP H09236964A
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JP
Japan
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toner
image forming
image
voltage
secondary transfer
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Application number
JP8043795A
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English (en)
Inventor
Masao Okubo
雅夫 大久保
Shigeki Nishimura
重樹 西村
Koshi Hamabe
幸志 浜部
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】温湿度センサーを画像形成装置内に設置するこ
となく、画像形成装置内の温湿度をモニターし、上記し
た各種の画像形成条件を制御する。 【解決手段】 潜像担持体1、潜像書込み手段27、カ
ラー現像装置14、中間転写体2、一次転写ロール3、
一次転写部に転写電界を形成させる電圧印加手段7と、
一次転写ローラ3に印加される電圧を検出する電圧検出
手段25と、中間転写体2に押接して前記中間転写体2
に担持されたトナー像を記録媒体11に一括して二次転
写する二次転写ローラ4と、画像形成条件を調整する画
像形成条件調整手段26とを有し、電圧検出手段25の
検出信号により前記画像形成条件調整手段26を制御し
て最適画像形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電潜像を形成す
る潜像担持体に形成した複数色成分のトナー像を一旦中
間転写媒体に一次転写で重ねた合わせてフルカラーのト
ナー像とした後、これを記録媒体に二次転写する画像形
成装置の制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機やプリンター等の
画像形成装置における転写方式として感光体ドラム等の
潜像担持体に形成したトナー像を一旦中間転写ベルト等
の中間転写体に一次転写した後、転写用紙等の記録媒体
に二次転写するものが知られている。
【0003】特に、フルカラーの画像形成装置では中間
転写体上に所要の色のトナー像を重ね合わせてフルカラ
ーのトナー像を形成した後に、これを記録媒体に一括転
写することで各トナー画像のずれがなく高品質のフルカ
ラー画像を得ることができるという利点がある。図7は
ベルト状の中間転写体を用いたフルカラー画像形成装置
の全体構成例を説明する模式図であって、40はレーザ
ー書込み部、50は画像信号処理部、60は作像部、7
0は作像制御部である。
【0004】レーザー書込み部40は潜像書込み手段で
あり、レーザー41、結像光学系42、走査光学系4
3、およびミラー44からなり、レーザー41は画像信
号処理部50で各種の補正を施した各色の画像信号で変
調されたレーザー光Lを出射する。作像部60は、感光
体ドラム1、中間転写ベルト2、一次転写手段である一
次転写ロール3、二次転写手段である二次転写ロール
4、一次転写電源7、ベルトクリーナー10、剥離爪1
9を有し、感光体ドラム1の回りには感光体ドラムの帯
電装置13、カラー現像装置14、感光体ドラムクリー
ナー24、除電器12が設置されている。
【0005】中間転写ベルト2は駆動ロール2a、従動
ロール2b,2c、テンションロール2d、およびバッ
クアップロール5に周回されて矢印方向に搬送移動す
る。バックアップロール5は二次転写ロール4の対向電
極を構成し、その外周にはコンタクトロール6が接触回
転するように配置されれていて、転写電源8→二次転写
ロール4→記録媒体11と中間転写ベルト2→バックア
ップロール5→コンタクトロール6→接地に到る転写電
流路を構成する。
【0006】感光体ドラム1はカラー画像を構成する各
色(ここでは、ブラックBK,サイアンC,マゼンタ
M,イエローY)のトナー像の最終トナー像が一次転写
ロール3によって中間転写ベルト2上に一次転写され
る。中間転写ベルト2上には複数色のトナー像が重畳さ
れたフルカラーのトナー像が形成される。フルカラーの
トナー像を担持した中間転写ベルト2は、二次転写ロー
ル4が配置されている二次転写部位に搬送されてくる。
【0007】一方、トレー15からは記録媒体11がピ
ックアップロール16により一枚宛取り出され、レジロ
ール(レジストレーションロール)17で待機し、上記
中間転写ベルト2に担持された多色トナー像が二次転写
ロール4と中間転写ベルト2のニップ部に進入するタイ
ミングで記録媒体11も同時に上記ニップに進入する。
【0008】二次転写部では、転写電源8から印加され
る二次転写電圧により上記した転写電流路に転写電流が
流れ、中間転写ベルトに担持されたフルカラーのトナー
像を記録媒体11に一括して転写する。フルカラーのト
ナー像が転写された記録媒体11は剥離爪19で中間転
写ベルト2から剥離され、定着器20に搬入されて定着
処理された後、排出トレー21に排出される。
【0009】また、トナー像を記録媒体11に転写した
中間転写ベルト2は中間転写体クリーナー(ベルトクリ
ーナー)10によって残留トナーの除去が行われ、次の
転写プロセスに備える。上記の画像形成プロセスをさら
に具体的に説明すると、感光体ドラム1の表面は帯電器
13により所定の極性の電荷で(例えば、−650v)
に一様に帯電され、第1色の画像信号で変調されたレー
ザー光Lの書き込み走査で上記第1色(例えば、イエロ
ー)の画像に応じた静電潜像が形成される。このとき感
光体ドラム1の表面電位はレーザー光Lで書き込まれた
所の電位が下がり(例えば−200V)、そして電位に
よる画像、つまり静電潜像が形成される。
【0010】この静電潜像は、感光体ドラム1の回転で
現像装置14の設置位置に到り、第1色の現像器でトナ
ー現像される。ここで例えば現像器14の現像バイアス
電圧は−500Vで、トナーの帯電極性は−であり、感
光体ドラム1のレーザー光Lで書き込まれた所だけが現
像バイアス電圧は−500Vより低く、感光体ドラム1
と現像器14との電位差により現像される。つまり本シ
ステムはレーザー光Lで書き込まれた所だけ現像される
反転現像である。
【0011】上記トナー現像動作に合わせて、中間転写
ベルト2は感光体ドラムの周速と略同速で移動し、感光
体ドラム1と中間転写ベルト2とが当接する1次転写部
で1次転写器3に印加される上記トナーの帯電極性とは
逆極性(本システムでは+)の転写電界により感光体ド
ラム1に担持されていたトナー像が中間転写ベルト2に
1次転写される。
【0012】フルカラー複写機の場合は、上記した潜像
の形成からトナー像の1次転写までを所要の色(一般に
は、イエロー:Y、サイアン:C、マゼンタ:M、黒:
BK)分だけ繰り返して中間転写ベルト2上に多色トナ
ーを重ね合わせたカラートナー像を形成する。すなわ
ち、フルカラーの画像形成装置では、現像装置14は一
般にBK現像器、サイアン現像器、マゼンタ現像器、イ
エロー現像器の4色現像器から構成され、感光体ドラム
1に形成された各色の潜像を順次現像できるように各色
トナーの現像器が現像部位に選択的に位置されるか、あ
るいは現像位置が感光体ドラム1の周りに順次配置され
る。
【0013】感光体ドラム1に担持された第1色のトナ
ー像は1次転写ロール3の位置で中間転写ベルト2上に
転写される。その後、感光体ドラム1は感光体ドラムク
リーナー24で残留トナーの除去がなされると共に除電
器12で電荷が中和された、次の第2色に対応する潜像
の形成がなされる。第2色(例えば、マゼンタ)の静電
潜像も同様にして現像され、その第2色のトナー像が中
間転写ベルト2上に存在する先に転写された第1色のト
ナー像に重ねて転写される。
【0014】以下、第3色(サイアン)、第4色(ブラ
ック)のトナー像についても同様にして中間転写ベルト
2に多重転写される。その結果、中間転写ベルト2には
未定着の複数色トナーが重畳したフルカラーのトナー像
が形成される。なお、この時、最終トナー像の転写が終
了するまで、二次転写ロール4やベルトクリーナー1
0、剥離爪19は中間転写ベルト2から退避された位置
にある。
【0015】そして、全ての必要な色のトナー像が一次
転写された中間転写ベルト2が二次転写ロール4の位置
に達する時点で、トレー15から取り出されてレジロー
ル17でタイミングを取って送り出された記録媒体11
が中間転写ベルト2と二次転写ロール4の間に供給され
る。記録媒体11を二次転写ロール4と中間転写ベルト
2およびバックアップロール5により挟持して搬送する
際に、二次転写ロール4と中間転写ベルト2の間に二次
転写電源8から印加される上記トナー像の帯電極性と逆
極性の二次転写電圧で形成される転写電界により中間転
写ベルト2上のトナー像が記録媒体11に二次転写され
る。
【0016】二次転写ロール4は導電性材料からなり、
またバックアップロール5の表面は半導電性材料からな
り、二次転写電源8から所定の転写電圧が印加される。
同図では、二次転写ロール4に転写電圧を接続し、バッ
クアップロール4に接して回転するように配置されたコ
ンタクトロール6を接地に接続して転写電流流路を形成
しているが、コンタクトロール6に転写電源を接続し、
二次転写ロール4側を接地する構成としてもよい。
【0017】トナー像が二次転写された記録媒体11は
剥離爪19で中間転写ベルト2から剥離され、定着器2
0に送られる。定着器20は一対の定着ロールの間に記
録媒体11を通過させる時に、記録媒体11を加熱/加
圧処理してトナー像を固定し、排出トレー21に排出
し、作像プロセスを終了する。二次転写が終了した中間
転写ベルト2はベルトクリーナー10を通過する時に残
留トナーの除去がなされ、つぎの画像形成動作に備え
る。
【0018】このような中間転写ベルト2を用いたカラ
ー画像形成装置では、既に、多重転写のなされた合成ト
ナー像(フルカラーのトナー像)を記録媒体11に一括
で転写しているので、感光体ドラム1から直接記録媒体
に各色のトナー像を順次転写する方式におけるトナー像
間の位置ずれや画像の乱れの発生を効果的に防止するこ
とができるといった利点を有している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記したような画像形
成装置では、環境の温度や湿度(以下、温湿度という)
の変化等により構成部材の物性値が変化するものがあ
る。特に変化するのが感光体ドラムと記録媒体である。
図8は感光体ドラムの表面温度と帯電電位との関係を示
すグラフ図であって、横軸は感光体表面温度(°C)、
縦軸は帯電電位(V)を示す。
【0020】同図に実線で示したように、感光体ドラム
1が帯電器13を通過後の電位に変化は少ないが、露光
後の電位に差があることが分かる。これは、感光体ドラ
ムがその表面温度で露光にたいする感度が変化するため
である。一般に、感光ドラムは、温度で帯電性能に変化
は無いが、光感度に差がある。そして、露光後に電位変
化があると現像器と静電潜像電位との電位差に異なりが
生じ、現像器によるトナー現像量が変わり、感光ドラム
上に付着するトナー量に変化が生じて、しいてはプリン
ト画像濃度が変化してしまうことになる。
【0021】この感光体ドラムの温度変化による感度変
化を防ぐために、感光体ドラム温度を一定に保つドラム
ヒーターを感光体内部に設けたり、ドラム温度を検知す
るセンサーをドラムに接触させ、その温度検知により感
光体ドラムへの露光量を制御するようにしたものが知ら
れている(特開平5−40386号公報)。この公報に
記載の発明では、感光体ドラムの温度により現像条件を
変えるようにしている。
【0022】図9は画像形成装置内の雰囲気湿度と最適
二次転写電圧との関係を示したグラフ図であって、横軸
は画像形成装置内の雰囲気湿度(相対湿度、%)、縦軸
は最適二次電圧(V)を示す。紙等の転写媒体の抵抗値
やバックアップロールの表面抵抗率は湿度によって変化
し、二次転写部が低湿度の雰囲気にある場合は、主に記
録媒体の表面に帯電電荷が乗るため、その帯電電荷と中
間転写ベルトとの距離が離れているために記録媒体と中
間転写ベルトとの静電容量が小さくなって両者間の電界
強度は弱くなる。
【0023】逆に、二次転写部が高湿度の雰囲気にある
場合は、記録媒体の内部にまで帯電電荷が入り込むの
で、その帯電面(記録媒体の内部)と中間転写ベルトと
の距離が近く、記録媒体と中間転写ベルトとの静電容量
が大きくなって両者間の電界強度は強くなる。そのた
め、低湿雰囲気では二次転写電圧を高くし、高湿雰囲気
では低くする必要がある。
【0024】図10は画像形成装置の内部の雰囲気湿度
とバックアップロールの表面抵抗率との関係を示したグ
ラフ図であって、横軸は画像形成装置内の雰囲気湿度
(相対湿度、%)、縦軸はバックアップロールの表面抵
抗率(LOGΩ/cm)を示す。バックアップロールの
表面抵抗率が変わると二次転写部における転写電流値が
変化してしまう。同図から判断すると、低湿雰囲気では
抵抗率が高く、高湿雰囲気では抵抗率は低い。このよう
なバックアップロールを使用すると、低湿雰囲気では二
次転写電流が流れ難く、二次転写電界が弱くなってしま
い、逆に、高湿雰囲気では二次転写電流が流れ易く、二
次転写電界が強くなる。
【0025】このようなバックアップロールを使用する
ためには、低湿雰囲気では二次転写電圧を高く、高湿雰
囲気では二次転写電圧を低くする必要がある。上記した
ように、記録媒体とバックアップロールとの吸湿によ
り、前記図9に示したように相対湿度で二次転写電圧を
変えればよいことが分かる。この点に関しては、特開平
5−94099号公報に開示された発明では、記録媒体
の吸湿状態を検知するセンサーを設置して、その検知結
果に応じて二次転写電圧を制御するように構成してい
る。
【0026】図11は現像器内の温湿度とトナー濃度の
関係を示すグラフ図であって、横軸は温度(°C)およ
び相対湿度(%)を、縦軸は現像器のトナー濃度(%)
を示す。二成分現像方式の場合は、現像器内のキャリア
に対するトナー含有量は温湿度で大きく異なる。高温高
湿の雰囲気では、現像器内のトナー含有量が少なく、画
像密度が大きいプリントをとる(つまり、現像器内のト
ナー消費量が急激に多くなる)と、急速に現像性能が低
下してしまう。
【0027】そこで、現像器周りの雰囲気の温湿度をモ
ニターして高温高湿の場合にADCパッチ(感光体ドラ
ムあるいは中間転写ベルトの非画像形成領域に形成する
自動濃度制御用のトナーパターン)の作成回数を増やす
(ADCパッチの作成タイミングを短縮する)必要があ
る。ADCパッチをむやみに増やすと、トナー消費量が
増えるので、低温低湿ではADCパッチの作成タイミン
グを長くする、すなわち作成回数を減らす。
【0028】このように、画像形成装置内の温湿度で変
化するものが幾つかあると、温度用あるいは湿度用の多
数のセンサーを画像形成装置内のいろいろな場所に設置
しなければならないという問題があると共に、このよう
なセンサーからの検出信号は必ずしも正確なものとはな
らない場合がある。本発明の目的は、上記従来技術の諸
問題を解消し、専用の温湿度センサーを画像形成装置内
に多数設置することなく、画像形成装置内の温湿度をモ
ニターし、上記した各種の画像形成条件を制御して高画
質の画像形成を行うことのできる画像形成装置の制御方
式を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一次転写部の転写ロール(一次転写ロー
ル)は潜像担持体(感光体ドラム)と中間転写体(中間
転写ベルト)との接触領域に近接した位置に配置し、か
つ中間転写ベルトのトナー像担持面の裏面に当接させ
る。なお、一次転写部に設置する一次転写ロールを温湿
度で抵抗値が変化し易いイオン導電タイプとするのが好
適である。
【0030】この配置により、一次転写ロールは中間転
写ベルトを介して感光体ドラムと接触するため、一次転
写ロールの温度は感光体ドラムの温度とほぼ同じとな
る。また、バックアップロールは中間転写ベルトの周回
搬送手段を構成しているので、バックアップロールの温
度は中間転写ベルトと同一温度となり、中間転写ベルト
と接触している一次転写ロールおよび二次転写ロールと
ほぼ同じ温度および湿度になる。
【0031】しかも、中間転写ベルトは画像形成装置内
を大きく周回しているため、中間転写ベルトに接してい
る一次転写ロールおよび二次転写ロールの温度および湿
度は機内の雰囲気温度および湿度と同じになる。なお、
一次転写電源は定電流制御とし、そのときの一次転写ロ
ールに印加される電圧値を検出する電圧検出手段を設
け、この電圧検出手段の検出結果に基づいて画像形成条
件を変化させて最適の画像形成を行わせる。
【0032】画像形成装置内では、機内の温湿度に影響
される部材として、感光体ドラム、現像器、二次転写器
がある。感光体ドラムの温度による電位変動を上記電圧
検出手段の検出結果を用いて露光量の制御を行って電位
変動を安定化させる。また、現像器は温湿度で性能が変
化し高温高湿の雰囲気では現像性能が不安定になる。こ
れを、上記電圧検出手段の検出結果に基づいてADCパ
ッチの作成するタイミングすなわちパッチ作成インター
バルを増加する。
【0033】さらに、二次転写性能は湿度により異なる
ため、上記電圧検出手段の検出結果に基づいて二次転写
ロールへの印加電圧を制御する。以下、本発明の構成を
分かり易くするために、実施例の符号を付してさらに記
述する。すなわち、請求項1に記載の第1の発明は、潜
像担持体1と、前記潜像担持体1の表面に一様な静電荷
を帯電させる帯電手段13と、前記潜像担持体1の表面
に画像情報に応じた潜像を露光する潜像書込み手段27
と、前記潜像担持体1に形成した潜像を所定色のカラー
トナーで現像するカラー現像装置14と、前記潜像担持
体1に一部を接触して周回するごとく配置されて前記潜
像担持体1に各色毎に順次形成された各色のトナー像を
順次転写してフルカラーのトナー像として担持する中間
転写体2と、前記潜像担持体1と前記中間転写体2との
接触領域である一次転写部に配置され、かつ前記中間転
写体2のトナー像担持体面の裏面に当接して前記トナー
像を前記潜像担持体1から前記中間転写体2に一次転写
する一次転写ロール3と、前記一次転写ローラ3に電圧
を印加して前記一次転写部に転写電界を形成させる電圧
印加手段7と、前記電圧印加手段7により前記一次転写
ローラ3に印加される電圧を検出する電圧検出手段25
と、前記中間転写体2に押接して前記中間転写体2に担
持されたトナー像を記録媒体11に一括して二次転写す
る二次転写ローラ4と、画像形成条件を調整する画像形
成条件調整手段26と、前記潜像担持体1または前記中
間転写体2の非画像形成領域に所定のタイミングでトナ
ーパターンを形成するトナーパターン形成手段31と、
前記トナーパターン形成手段31で形成したトナーパタ
ーンの濃度を検出するためのトナー濃度検出手段30
と、前記電圧検出手段25の検出信号により前記画像形
成条件調整手段26を制御して最適画像形成を行うこと
を特徴とする画像形成装置の制御方式。
【0034】また、請求項2に記載の第2の発明は、第
1の発明における前記画像形成条件調整手段26が、前
記電圧検出手段25の検出信号により前記潜像書込み手
段27を制御して書込み露光々量を調整することを特徴
とする。さらに、請求項3に記載の第3の発明は、第1
の発明における前記カラー現像装置14に各色トナーを
供給するトナー供給装置28を備え、前記画像形成条件
調整手段26が、前記電圧検出手段25の検出信号に基
づいて前記トナー供給装置28を制御してトナー供給量
を制御することを特徴とする。
【0035】さらに、請求項4に記載の第4の発明は、
第1の発明における前記電圧検出手段25の検出信号に
基づいて前記トナーパターン形成手段31を制御してト
ナーパターンの形成タイミングを変更することを特徴と
する。さらに、請求項5に記載の第5の発明は、第1の
発明における前記二次転写ローラ4に二次転写電圧を供
給する二次転写電源8を制御する二次転写電源制御手段
29を備え、前記電圧検出手段25の検出信号に基づい
て前記二次転写電源8を制御することを特徴とする。
【0036】さらに、請求項6に記載の第6の発明は、
第1の発明における前記画像形成条件調整手段26が、
前記電圧検出手段25の検出信号により前記潜像書込み
手段27を制御して書込み露光々量を調整すると共に、
前記トナー供給装置28を制御してトナー供給量を制御
することを特徴とする。さらに、請求項7に記載の第7
の発明は、第1の発明における前記画像形成条件調整手
段26が、前記電圧検出手段25の検出信号により前記
潜像書込み手段27を制御して書込み露光々量を調整す
ると共に、前記二次転写電源制御手段29が前記二次転
写電源8を制御することを特徴とする。
【0037】さらに、請求項8に記載の第8の発明は、
第1の発明における前記電圧検出手段25の検出信号に
基づいて前記トナー供給装置28を制御してトナー供給
量を制御すると共に、前記二次転写電源8を制御するこ
とを特徴とする。さらに、請求項9に記載の第9の発明
は、第1の発明における前記画像形成条件調整手段26
が、前記電圧検出手段25の検出信号により前記潜像書
込み手段27を制御して書込み露光々量を調整すると共
に、前記トナー供給装置28を制御してトナー供給量を
制御し、かつ前記二次転写電源制御手段29が前記二次
転写電源8を制御することを特徴とする。
【0038】このように、上記本発明の構成によれば、
一次転写部の印加電圧を検出し、その検出結果で各種の
画像形成条件を制御する構成としたことにより、センサ
ーの設置数を大幅に削減し、かつ各種の画像形成条件を
正確に最適化することが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明によ
る画像形成装置の制御方式の第1実施例を説明する模式
図であって、ベルト状の中間転写体を用いたカラー画像
形成装置を例としてその要部構成のみを示す。
【0040】同図において、1は潜像担持体としての感
光体ドラム、2は中間転写体としての中間転写ベルト、
3は一次転写器としての一次転写ロール、4は二次転写
器としての二次転写ロール、5はバックアップロール、
6はコンタクトロール、7は一次転写電源、8は二次転
写電源、10はベルトクリーナー、11は記録媒体とし
ての転写用紙、12は除電器、13は感光体ドラムの帯
電器、14はカラー現像装置、15はトレイ、16はピ
ックアップロール、17はレジロール、19は剥離爪、
20は定着器、21は排出トレイ、24はドラムクリー
ナー、25は一次転写電源の電圧検出手段、26は画像
形成条件調整手段、27は潜像書込み手段、30はトナ
ー濃度検出センサー、31はトナーパターン形成手段で
ある。
【0041】この構成をもつ画像形成装置における画像
形成は、先ず、感光体ドラム1の表面を帯電器13によ
り所定の極性で一様に(例えば、−650Vに)帯電さ
れる。この帯電表面を第1色の画像情報で変調したレー
ザー光Lで走査して上記第1色の画像情報に応じた静電
潜像が形成される。このとき、感光体ドラム1の表面電
位はレーザー光で書き込まれた箇所の電位が下がり(例
えば、−200V)、電位による画像つまり静電潜像が
形成される。
【0042】この静電潜像は、感光体ドラム1の回転で
現像装置14の設置位置に到り、第1色の現像器(B
K)でトナー現像される。ここで、現像装置14には図
示しないバイアス電源から現像バイアス(例えば、−5
00V)が印加されている。ここでは、トナーの極性は
「−」であり、感光体ドラム1のレーザー光Lで書き込
まれた部分だけが現像バイアス電圧−500Vより低く
なって、感光体ドラムと現像器の間の電位差によってト
ナーが上記レーザー光Lで書き込まれた部分に付着して
トナー現像される。この現像は、所謂、反転現像であ
る。
【0043】上記のトナー現像動作に合わせて、中間転
写ベルト2は感光体ドラム1の周速と略同速で移動し、
感光体ドラム1と中間転写ベルト2とが当接する一次転
写部で一次転写ロール3に一次転写電源7から印加され
る上記トナーの極性とは逆の極性(ここでは、「+」)
の転写電界によって感光体ドラム1に担持されていたト
ナー像Tが中間転写ベルト2に一次転写される。
【0044】フルカラーの画像形成の場合は、上記した
潜像の形成からトナー像の一次転写までを所要の色(一
般には、イエローY、サイアンC、マゼンタM、黒B
K)文だけ繰り返して中間転写ベルト2に重ね合わせて
フルカラーのトナー像を形成する。すなわち、カラー画
像形成装置では、現像装置14は一般に黒現像器、サイ
アン現像器、マゼンタ現像器、イエロー現像器の4色の
現像器から構成され、感光体ドラム1に形成された各色
の潜像を順次現像器できるように各色のトナー現像器が
現像部位に選択的に位置されるか、あるいは現像位置が
感光体ドラム1の周りに順次配置される。
【0045】感光体ドラム1に担持された第1色のトナ
ー像を、一次転写ロール3の位置で中間転写ベルト2上
に一次転写した後、感光体ドラム1はドラムクリーナー
24で残留トナーの除去がなされると共に、除電器12
で電荷が中和され、次の第2色に対する潜像の形成が行
われる。第2色、例えばマゼンタの静電潜像も同様にし
て現像され、当該第2色のトナー像が中間転写ベルト2
に転写されている先の第1色のトナー像(イエロー)に
重ねて転写される。
【0046】以下、第3色(サイアン)、第4色(黒)
についても同様にして中間転写ベルト2に多重転写され
る。その結果、中間転写ベルト2には未定着の複数色の
トナー像が重畳したフルカラーのトナー像が形成され
る。なお、このとき、最終トナー像の一次転写が終了す
るまで、二次転写ロール4やベルトクリーナー10、剥
離爪19は中間転写ベルト2から退避した位置にある。
【0047】記録媒体11を二次転写ロール4と中間転
写ベルト2およびバックアップロール5により挟持して
搬送する際に、二次転写ロール4と中間転写ベルト2の
間に二次転写電源8から印加される上記トナー像とは逆
極性の二次転写電圧で形成される転写電界によって中間
転写ベルト2上のトナー像が記録媒体11に一括して二
次転写される。
【0048】図2は図1における一次転写部分の構成を
説明する要部模式図であって、感光体ドラム1の表面に
は現像装置14により「−」極性に帯電されたトナー像
Tが形成されている。中間転写ベルト2はポリイミド系
樹脂で構成され、その厚みを60〜90μm、体積抵抗
率を10-9〜10-12 Ω・cm、表面抵抗率を1011
1013Ω/□に調整された半導電性の樹脂フィルムであ
る。
【0049】この中間転写ベルト2は、その厚み、体積
抵抗率、表面抵抗率が上記の値の範囲に入っている半導
電性樹脂材料であれば、上記の他に、アクリル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、あるいはポリ
カーボネート系樹脂等に抵抗安定化材料を含有させたも
のを使用できる。一次転写部における中間転写ベルト2
は、感光体ドラム1の表面の接線上に配置する。つま
り、中間転写ベルト2の架張による感光体ドラム1への
接触力は殆ど0になる。少しでも中間転写ベルト2を化
ドラム1にラップさせると、接触圧は非常に大きくなっ
てしまう。
【0050】一次転写部における感光体ドラム1と中間
転写ベルト2との接触圧は、一次転写ロール3を図示し
ないスプリングによって同図の上方に押し上げるによっ
て得られる。この圧力は、4〜10g/cmが好適であ
り、これにより接触圧が高いと中抜け転写不良が発生す
る。また、接触圧が低いと転写むらが生じる。
【0051】したがって、中間転写ベルト2と感光体ド
ラム1との接触幅(所謂、ニップ幅)は0.5〜2mm
程度となる。一次転写部での転写作用は、転写電流が一
次転写ロール3から半導電性の中間転写ベルト2に伝わ
って感光体ドラム1に流れ込むことにより行われる。感
光体ドラム1の上流の「−」帯電トナーを転写するた
め、一次転写ロール3には一次転写電源7によって
「+」電位を印加する。なお、一次転写電源7は定電流
制御である。本実施例では、転写電流値が11〜20μ
Aで良好な転写特性が得られた。
【0052】なお、一次転写ロール3の材料はイオン導
電タイプであり、ウレタンに4級アンモニュウム塩を添
加したスポンジ状の発泡性弾性ロールであり、その硬度
は25〜45°(アスカC測定)のものを用いた。この
ロールは温湿度により抵抗値が大きく変わる特性を持
ち、例えばインド10°C,湿度30%の低温低湿の雰
囲気では、体積抵抗率が109 Ω・cmであるのに対
し、温度28°C,湿度85%の高温高湿の雰囲気では
体積抵抗率は107 Ω・cmとなり、低温低湿と高温高
湿の各雰囲気では体積抵抗率は2桁変化する。
【0053】図3は一次転写電流値を15μAとしたと
きの温湿度によるイオン導電タイプの一次転写ロールに
かかる印加電圧を示したグラフ図であって、横軸に温度
(°C)および相対湿度(%)を、縦軸に一次転写ロー
ルへの印加電圧(V)を示す。このグラグから分かるよ
うに、イオン導電タイプの一次転写ロールは温度の変化
でも、また湿度の変化でもその抵抗率が変化する。
【0054】このことから、本実施例では、一次転写電
源7を定電流制御型とし、図1に示したように、一次転
写電源7から一次転写ロールに印加される転写電圧を検
出する電圧検出手段25と画像形成条件を調整する画像
形成条件調整手段26を設け、上記電圧検出手段25の
検出信号に基づいて画像形成条件調整手段26が潜像書
込み手段27を制御するように構成したものである。
【0055】具体的には、一次転写電源7を15μAの
定電流制御型とし、上記電圧検出手段25が一次転写電
源7から一次転写ロールに印加される電圧が4kV以上
を低温低湿、1kV以下を高温高湿と設定し、この一次
転写ロール3を温湿度センサーとして使用する構成とし
た。そして、上記の設定と電圧検出手段25の電圧検出
信号に基づいて、画像形成条件調整手段26が潜像書込
み手段27のレーザー光Lの光量を制御して露光後の感
光体ドラム1の表面電位を安定化するものである。
【0056】これにより、温度や湿度の変化に対して、
最適の画像形成条件に制御でき、常に良好な画像を得る
ことができる。図4は本発明による画像形成装置の制御
方式の第2実施例を説明する模式図であって、図1と同
様のベルト状の中間転写体を用いたカラー画像形成装置
を例としてその要部構成のみを示す。
【0057】同図において、28はトナー供給装置、2
8BKは黒トナー供給器、28Cはサイアントナー供給
器、28Mはマゼンタトナー供給器、28Yはイエロー
トナー供給器、図1と同一符号は同一部分に対応する。
本実施例の画像形成のための基本的な動作は前記図1と
同様であるので繰り返しの説明は省略する。
【0058】本実施例では、一次転写ロール3への印加
電圧を電圧検出手段25で検出し、その検出信号に基づ
いて画像形成条件調整手段26がトナー供給装置28を
制御してトナー供給量を変化させ、最適トナー量を制御
するものである。また、これと同時に、感光体ドラム1
または中間転写ベルト2の非画像形成領域にトナーパッ
チを形成するトナーパターン形成手段31が、トナー濃
度検出センサー30の検出結果に基づいて、当該トナー
パッチの形成タイミング、すなわちインターバルを、例
えば低温低湿時には20枚プリント毎に1回、高温高湿
時には5枚プリント毎に1回に変更する制御を併用する
ことができる。
【0059】これにより、温度や湿度の変化に対して、
最適の画像形成条件に制御でき、常に良好な画像を得る
ことができる。図5は本発明による画像形成装置の制御
方式の第3実施例を説明する模式図であって、図1、図
4と同様のベルト状の中間転写体を用いたカラー画像形
成装置を例としてその要部構成のみを示す。
【0060】同図において、29は二次転写電源制御手
段29、図1、図4と同一符号は同一部分に対応する。
本実施例では、一次転写ロール3への印加電圧を電圧検
出手段25で検出し、その検出信号に基づいて画像形成
条件調整手段26が画像形成条件調整手段26を制御し
て二次転写ロールに印加する二次転写電圧を最適値に制
御するように構成したものである。
【0061】これにより、温度や湿度の変化に対して、
最適の画像形成条件に制御でき、常に良好な画像を得る
ことができる。図6は本発明による画像形成装置の制御
方式の第4実施例を説明する模式図であって、図1、図
4、図5と同様のベルト状の中間転写体を用いたカラー
画像形成装置を例としてその要部構成のみを示す。
【0062】同図において、前記画像形成条件調整手段
26は、前記電圧検出手段25の検出信号により前記潜
像書込み手段27を制御して書込み露光々量を調整する
と共に、前記トナー供給装置28を制御してトナー供給
量を制御し、かつ前記二次転写電源制御手段29が前記
二次転写電源8を制御するように構成したものである。
【0063】これにより、温度や湿度の変化に対して、
全ての画像形成条件を最適に制御でき、常に良好な画像
を得ることができる。なお、上記第2実施例を除く他の
実施例においても、感光体ドラム1または中間転写ベル
ト2の非画像形成領域にトナーパッチを形成するトナー
パターン形成手段31が、トナー濃度検出センサー30
の検出結果に基づいて、当該トナーパッチの形成タイミ
ング、すなわちインターバルを、前記第2実施例で説明
したように、例えば低温低湿時には20枚プリント毎に
1回、高温高湿時には5枚プリント毎に1回に変更する
制御を併用することができる。
【0064】また、本実施例では、検出した温湿度によ
る画像形成条件を前記図3で説明したように、一次転写
電源7から一次転写ロールに印加される電圧が4kV以
上を低温低湿、1kV以下を高温高湿と設定し、全体で
3段階で制御するようにしたが、本発明はこれに限るも
のではなく、図3に示した特性曲線に従ってさらに多段
階に、あるいは無段階に制御するように構成することも
任意である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置の機内に感光体ドラムや中間転写ベルト、
あるいは転写ロール等の各構成部材に専用の温度センサ
ーや湿度センサーを設置することなく温湿度のモニター
が可能となり、かつモニターした温湿度情報に基づいて
各種の画像形成条件を制御することができ、常に高画質
の画像形成を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の制御方式の第1
実施例を説明する模式図である。
【図2】 図1における一次転写部分の構成を説明する
要部模式図である。
【図3】 一次転写電流値を15μAとしたときの温湿
度によるイオン導電タイプの一次転写ロールにかかる印
加電圧を示したグラフ図である。
【図4】 本発明による画像形成装置の制御方式の第2
実施例を説明する模式図である。
【図5】 本発明による画像形成装置の制御方式の第3
実施例を説明する模式図である。
【図6】 本発明による画像形成装置の制御方式の第4
実施例を説明する模式図である。
【図7】 ベルト状の中間転写体を用いたフルカラー画
像形成装置の全体構成例を説明する模式図である。
【図8】 感光体ドラムの表面温度と帯電電位との関係
を示すグラフ図である。
【図9】 画像形成装置内の雰囲気湿度と最適二次転写
電圧との関係を示したグラフ図である。
【図10】 画像形成装置の内部の雰囲気湿度とバック
アップロールの表面抵抗率との関係を示したグラフ図で
ある。
【図11】 現像器内の温湿度とトナー濃度の関係を示
すグラフ図である。
【符号の説明】
1・・・・潜像担持体としての感光体ドラム、2・・・
・中間転写体としての中間転写ベルト、3・・・・一次
転写器としての一次転写ロール、4・・・・二次転写器
としての二次転写ロール、5・・・・バックアップロー
ル、6・・・・コンタクトロール、7・・・・一次転写
電源、8・・・・二次転写電源、10・・・・ベルトク
リーナー、11・・・・記録媒体としての転写用紙、1
2・・・・除電器、13・・・・感光体ドラムの帯電
器、14・・・・カラー現像装置、15・・・・トレ
イ、16・・・・ピックアップロール、17・・・・レ
ジロール、19・・・・剥離爪、20・・・・定着器、
21・・・・排出トレイ、24・・・・ドラムクリーナ
ー、25・・・・一次転写電源の電圧検出手段、26・
・・・画像形成条件調整手段、27・・・・潜像書込み
手段、28・・・・トナー供給装置、29・・・・二次
転写電源制御手段、30・・・・トナー濃度検出センサ
ー、31・・・・トナーパターン形成手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体と、 前記潜像担持体の表面に一様な静電荷を帯電させる帯電
    手段と、 前記潜像担持体の表面に画像情報に応じた潜像を露光す
    る潜像書込み手段と、 前記潜像担持体に形成した潜像を所定色のカラートナー
    で現像するカラー現像装置と、 前記潜像担持体に一部を接触して周回するごとく配置さ
    れて前記潜像担持体に各色毎に順次形成された各色のト
    ナー像を順次転写してフルカラーのトナー像として担持
    する中間転写体と、 前記潜像担持体と前記中間転写体との接触領域である一
    次転写部に配置され、かつ前記中間転写体のトナー像担
    持体面の裏面に当接して前記トナー像を前記潜像担持体
    から前記中間転写体に一次転写する一次転写ロールと、 前記一次転写ローラに電圧を印加して前記一次転写部に
    転写電界を形成させる電圧印加手段と、 前記電圧印加手段により前記一次転写ローラに印加され
    る電圧を検出する電圧検出手段と、 前記中間転写体に押接して前記中間転写体に担持された
    トナー像を記録媒体1に一括して二次転写する二次転写
    ローラと、 画像形成条件を調整する画像形成条件調整手段と、 前記潜像担持体または前記中間転写体の非画像形成領域
    に所定のタイミングでトナーパターンを形成するトナー
    パターン形成手段と、 前記トナーパターン形成手段で形成したトナーパターン
    の濃度を検出するためのトナー濃度検出手段と、 前記電圧検出手段の検出信号により前記画像形成条件調
    整手段を制御して最適画像形成を行うことを特徴とする
    画像形成装置の制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記画像形成条件調
    整手段が、前記電圧検出手段の検出信号により前記潜像
    書込み手段を制御して書込み露光々量を調整することを
    特徴とする画像形成装置の制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記カラー現像装置
    に各色トナーを供給するトナー供給装置を備え、前記画
    像形成条件調整手段が、前記電圧検出手段の検出信号に
    基づいて前記トナー供給装置を制御してトナー供給量を
    制御することを特徴とする画像形成装置の制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記電圧検出手段の
    検出信号に基づいて前記トナーパターン形成手段を制御
    してトナーパターンの形成タイミングを変更することを
    特徴とする画像形成装置の制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記二次転写ローラ
    に二次転写電圧を供給する二次転写電源を制御する二次
    転写電源制御手段を備え、前記電圧検出手段の検出信号
    に基づいて前記二次転写電源を制御することを特徴とす
    る画像形成装置の制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記画像形成条件調
    整手段が、前記電圧検出手段の検出信号により前記潜像
    書込み手段を制御して書込み露光々量を調整すると共
    に、前記トナー供給装置を制御してトナー供給量を制御
    することを特徴とする画像形成装置の制御方式。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記画像形成条件調
    整手段が、前記電圧検出手段の検出信号により前記潜像
    書込み手段を制御して書込み露光々量を調整すると共
    に、前記二次転写電源制御手段が前記二次転写電源を制
    御することを特徴とする画像形成装置の制御方式。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記電圧検出手段の
    検出信号に基づいて前記トナー供給装置を制御してトナ
    ー供給量を制御すると共に、前記二次転写電源を制御す
    ることを特徴とする画像形成装置の制御方式。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記画像形成条件調
    整手段が、前記電圧検出手段の検出信号により前記潜像
    書込み手段を制御して書込み露光々量を調整すると共
    に、前記トナー供給装置を制御してトナー供給量を制御
    し、かつ前記二次転写電源制御手段が前記二次転写電源
    を制御することを特徴とする画像形成装置の制御方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2010014861A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8238773B2 (en) 2009-03-13 2012-08-07 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and control method therefor which controls a primary and secondary transfer electric field
JP2013029732A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Canon Inc カラー画像形成装置

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