JPH09219324A - 線輪部品およびその製造方法 - Google Patents

線輪部品およびその製造方法

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JPH09219324A
JPH09219324A JP4840096A JP4840096A JPH09219324A JP H09219324 A JPH09219324 A JP H09219324A JP 4840096 A JP4840096 A JP 4840096A JP 4840096 A JP4840096 A JP 4840096A JP H09219324 A JPH09219324 A JP H09219324A
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JP
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coil
coil block
terminal
pattern
coil pattern
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JP4840096A
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English (en)
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Nobuyuki Yokote
伸行 横手
Shinichi Akazawa
伸一 赤沢
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Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積層基板上に銅箔のコイルパターンが形成され
たコイルブロックを有する線輪部品における、小型化,
薄型化および信頼性の向上と、製造工程の合理化を図
る。 【解決手段】銅板により形成されたコイルパターン26
を絶縁性のシート状接着剤12を介して複数枚積層さ
れ、かつその中心部に中空部13を有するコイルブロッ
ク21と、該コイルブロック21の両面から挟むように
前記中空部とその両側との間に設けられたEE型又はE
I型のコア23と、前記コイルブロック21の前記コア
23に覆われていない端部の一方または両方に、該コイ
ルブロック21のコイルパターン26に接続されるよう
にその厚さ方向に設けられた端子部とから構成された線
輪部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
に面実装等により搭載するトランス,チョークコイル等
の線輪部品およびその製造方法に関し、特に積層基板上
に銅箔によるコイルパターンが形成されたコイルブロッ
クを有する小型の線輪部品およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からプリント配線基板を用いた電子
回路装置は、小型化・薄型化・低価格化の要求に応えて
広く実用化されている。又、高密度・高機能・高信頼性
化を実現するためにプリント配線基板も多種多様なもの
が開発され、その進歩はめざましいものがある。このプ
リント配線基板としては、例えば紙基材銅張積層板、ガ
ラス基材銅張積層板、アルミ基材銅張積層板、セラミッ
ク基材プリント板などが用いられているが、中でもガラ
ス基材銅張積層板については主にOA機器のデジタル回
路等で多く用いられている。このため、配線を流れる電
流はデジタル信号としての微小電流であり、銅箔の更な
る細線化、高密度化が検討されている。
【0003】プリント配線基板への搭載部品としても、
半導体部品,抵抗器,コンデンサ等の能動および受動素
子のほか、トランス,チョークコイル,インダクタ等の
線輪部品の小型化,薄型化の要求がある。この線輪部品
の従来の最も一般的な構造のものとしては、図10に断
面図として示すように樹脂ボビン1に導線が巻回されて
巻線2を構成し、コア3を上下方向から嵌め込むタイプ
のものである。なお、ボビン1には巻線2の引出線が接
続された配線用リード端子4が設けられている。
【0004】また、最近はガラス基材等に銅箔でコイル
パターンを形成して、これを積層して多層基板としたコ
イルブロックを用いた線輪部品も使用されている。この
コイルブロックは、プリント配線基板と同様に多数個取
りが可能であり生産性が向上すると共に、ボビンレスの
線輪部品が得られることで製造プロセスの合理化が図ら
れる。この線輪部品は、図11に示すようにフェライト
コア5内にコイルブロック6を挿入し、コイルブロック
6の側縁部に棒状のピン端子7を半田接続したもので、
シートトランスと言われる非常に薄型の線輪部品であ
り、低背タイプの電子回路装置には有効な形状である。
また、前述のピン端子7に替えて、図12に示すように
コイルブロック6の側端面にメタライズ電極8を設けた
ものもある。
【0005】この線輪部品の詳細を図11〜図14に基
づいて説明する。図11(a)は組立完了状態を示す斜
視図、図11(b)は組立途中段階(ピン端子7を省略
してある。)の斜視図である。コイルブロック6は、図
13に断面図として示すように、例えばガラス基材から
なるベース基板9の両面に、図14に示すような銅箔に
よるコイルパターン10をエッチング法により形成し、
両面のコイルパターン10相互間を必要に応じてメッキ
等が施されたスルーホール11により接続し、このベー
ス基板9を、そのベース基板9と同種の材料からなる絶
縁性のシート状接着剤12にて複数枚張り合わせ積層圧
着して形成したものである。なお、16はピン端子7の
嵌入孔である。
【0006】このコイルブロック6の中心部には中空部
13が設けられており、EE型のコア5の中央脚14を
中空部13に挿入すると共に、その両側の外側脚15は
コイルブロック6の外側で相互に合体してコイルブロッ
ク6と一体化されている。コイルブロック6のコア5で
覆われていない両側の側端には、図11(a)および図
12の斜視図に示すように、ベース基板9に形成されて
いるコイルパターン10の端子部と、図示していないプ
リント配線基板への接続実装用としての、ピン端子7ま
たはメタライズ電極8が複数個設けられ、線輪部品とし
て構成されている。なお、この従来例ではコア5にEE
型を用いているものを示しているが、当然のことながら
EI型のコアを用いることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のガラス基材銅張積層板では比較的大きい電流、
例えば5A以上の下で使用する場合、銅箔の厚さが、例
えば0.10mm以下の薄いものを使用した場合は、特性
例えば導通損に問題があった。このため大電流の回路に
用いる線輪部品は、同一コイルパターンの複数層の銅箔
をパラレルに使用し、断面積を大きくすることでこの問
題を解決するようにしていたが、銅箔と銅箔との間には
絶縁層を構成するベース基板9または絶縁性のシート状
接着剤12が必ず挟み込まれるため、コイルブロック6
の厚さが厚くなり、線輪部品自体も背高になるという問
題があった。
【0008】また、一般的に線輪部品、例えばトランス
によって変換される電力は交流電流であるため、ある周
波数においてはその周波数における表皮効果が考えられ
る。つまり交流電流の表皮効果による導通損を生じさせ
ない範囲での銅箔厚さが必要となる。これらの特性を向
上させ、かつ電子部品としては小型化,薄型化,低価格
化の線輪部品として実現させたい要求がある。本発明
は、特に大電流の下で使用される線輪部品においても、
小型化,薄型化,低価格化が図られ、かつ導通損の問題
をも解決し得る線輪部品およびその製造方法を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による線輪部品
は、銅板により形成されたコイルパターンを絶縁性のシ
ート状接着剤を介して複数枚積層され、かつその中心部
に中空部を有するコイルブロックと、該コイルブロック
の両面から挟むように前記中空部とその両側との間に設
けられたEE型又はEI型のコアと、前記コイルブロッ
クの前記コアに覆われていない端部の一方または両方
に、該コイルブロックのコイルパターンに接続されるよ
うにその厚さ方向に設けられた端子部とから構成された
ものである。
【0010】本発明による線輪部品の製造方法は、銅板
によりコイルパターンが複数個形成された集合コイルパ
ターンと、該集合コイルパターンと同一種類または異種
類の集合コイルパターンとを絶縁性のシート状接着剤を
介して積層し、一体化して多数個取りのコイルブロック
集合基板を作成し、該コイルブロック集合基板にルータ
ー加工等により、前記各コイルパターンの端子部にピン
端子が接続される端子嵌入孔を配孔し、該端子嵌入孔の
孔内面に金属メッキを施した後、前記コイルブロック集
合基板にルーター加工等により、単位コイルブロック同
士の連結部を残すと共に、前記各コイルパターンの略中
心部にコアの中央脚を挿入する中空部と分割溝とを設
け、該コイルブロック集合基板の金属メッキが施された
端子嵌入孔にピン端子を嵌入し、はんだ付けし、前記単
位コイルブロック同士の連結部を切離して単体のコイル
ブロックとし、該コイルブロックにEE型またはEI型
のコアを装着固定して形成するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図9に基づき本発明を説明
する。図1は本発明の線輪部品の組立途中段階の斜視図
で、端子嵌入孔22を有するコイルブロック21の上下
両面からEI型コア23a,23bにより挟むように装
着固定して線輪部品を構成させるものである。なお、2
4,25はE型コア23aの中央脚と外側脚である。こ
の線輪部品のコイルブロック21の構造は、図2のコイ
ルブロック21の分解斜視図、および図3のコイルブロ
ック21の側面図に示すように、銅板により形成された
同一種類または異種類のコイルパターン26を、絶縁性
のシート状接着剤12を挟んで複数枚張り合わせ積層圧
着して形成されるものである。図2に示す3枚の銅板に
よるコイルパターン26はいずれも異なるパターンで形
成されているもので、コイルパターン26の端子部27
は、図4に示すようにコイルブロック21を貫通して設
けられる端子嵌入孔22を介して、この端子嵌入孔22
に設けられるピン端子によりプリント配線基板に接続固
定される。
【0012】端子嵌入孔22は図4の断面図に示すよう
に、その孔内面28は銅などによるメッキ25が施され
ている。また、端子嵌入孔22のコイルブロック21の
上下の外側には銅メッキによるランド29が形成されて
おり、ピン端子等への半田つけ接続を確実にしている。
なお、コイルパターン26を接続する端子としては、図
11に示されているように、コイルブロック21の側端
面にコイルパターン26の端子部27を露出させ、この
端子部27を含みコイルブロック21の厚さ方向に帯状
のメタライズ電極として設けてもよい。
【0013】この銅板によるコイルパターン26の厚さ
は、用途により異なるが、例えば0.30mm程度の厚さ
のものを用いることにより5A程度の電流容量の交流回
路に適用できる。この場合における絶縁性のシート状接
着剤12の厚さは、従来例と同様にコイルパターン26
の相互間の間隔を0.1mm程度に維持させて埋め込む量
に対応する厚さでよく、形成されるコイルパターンによ
って適宜決定される。
【0014】本発明による線輪部品のコイルブロック2
1は、前述したように銅箔よりも厚い銅板によるコイル
パターン26としたことにより、従来のベース基板9を
省略することができると共に、絶縁性のシート状接着剤
12の枚数を少なくすることも可能となる。そのため、
図5に示すように図5(a)の従来のコイルパターン1
0を3層パラレルに接続して3巻回数のコイルブロック
6を構成した場合と、図5(b)の本発明によるコイル
パターン26により、3巻回数のコイルブロック21を
構成した場合とを比較すると、本発明によるコイルブロ
ック21の厚さが、従来のコイルブロック6より約30
%薄くすることが可能になる。また、コイルパターン2
6が形成される銅版は、パターンが形成された状態で、
その片側(一端)を支持したときに撓まない程度の強度
を有するものであることが望ましく、例えば通常の銅版
の場合は0.2mm程度が下限の厚さとなる。従って、電
流容量により銅版の厚さは適宜選択されるものである。
このような厚さの銅板を使用することにより、交流電流
の表皮効果による導通損を生じることなく目的の線輪部
品を得ることが可能となる。
【0015】次に、コイルブロック21の製造工程を説
明する。図6(a)に示すように、銅板31をあらかじ
めエッチングまたは金型によるプレス加工等を用い、同
一コイルパターン26を複数個形成した図6(b)の集
合コイルパターン32を製作する。この集合コイルパタ
ーン32は各コイルパターン26が分離しないように連
結部33が設けられている。次に、図7(a)に示すよ
うに集合コイルパターン32の同一種類または異種類の
複数のパターンの間に絶縁性のシート状接着剤12を必
要な量を挟み込み、これを繰り返し所定の枚数を積層
し、位置合わせして加圧プレス加工を施し、一体化して
図7(b)のコイルブロック集合基板34とする。
【0016】この一体化に際しては、各集合コイルパタ
ーン32の相互間を確実にシート状接着剤12で埋め込
むため、その量や材料等を配慮する。例えばシート状接
着剤12の樹脂分を多めにし、パターンの段差を埋める
か、或いは予め樹脂成分だけを別の方法で供給しておく
ことが必要となる場合がある。次にコイルブロック集合
基板34を、図8(a)に示してあるようにコイルブロ
ック集合基板37の端子嵌入孔22をルーター等で加工
した後、孔内面28に金属メッキを施し端子嵌入孔22
とする。次に各コイルブロック21に分割できるよう
に、コイルパターン26の連結部35と一致する箇所に
連結部35を残した分割溝36と、E型コア23aの中
央脚24を挿入する中空部13をルーター等で加工し
て、分割可能なコイルブロック集合基板37を製作す
る。
【0017】次に、その孔内面28に金属メッキを施し
た端子嵌入孔22にピン端子7を嵌入して半田つけをし
た後、このコイルブロック集合基板37を手作業または
治具を用いて分割して、単体のコイルブロック21と
し、図8(b)に示すように、従来例と同様にEI型の
コア23を装着固定して線輪部品を得るようにしたもの
である。なお、前述のコイルブロック集合基板37は、
端子嵌入孔22にピン端子7を嵌入して半田つけをした
後、単体のコイルブロック21に分割する例を示した
が、E型コア23aの外側脚25を挿入できるように、
集合コイルパターン32のレイアウトと共に、コイルブ
ロック集合基板37の端子嵌入孔22の設けられていな
い側縁の分割溝36を拡げて設けるようレイアウトし、
コイルブロック集合基板37の状態でEI型コア23
(またはEE型コア)を組立てるようにしてもよい。こ
のような組立により、更に自動化率を高めることがで
き、作業効率を更に向上させることができる。
【0018】また、コイルブロック21の端子部を、金
属メッキが施されたメタライズ電極8として形成する場
合は、前述のコイルブロック集合基板34を、ルーター
等により図9に示すように加工する。先ず、鎖線で示す
分割線38,39で囲まれた単位コイルブロック21に
切断された際、前記コイルパターン26の端子部27が
その側端面に露出するように端子形成穴40を設ける。
次にこのコイルブロック集合基板34の端子形成穴40
に露出したコイルパターンの端子部27を含んで、その
厚さ方向に金属メッキを施す。なお、この際図示してい
ないプリント配線基板の回路パターンへの半田接続が確
実に行われるように、この部分を含めてL字型又はコの
字型のメタライズ電極となるようにメッキすることが望
ましい。次に、各コイルパターン26の略中心部にコア
23aの中央脚24が挿入される中空部13(図9に鎖
線で示す)を設ける。次にコイルブロック集合基板37
をルーター加工等により、前述の分割線38,39で示
した分割箇所で切断して、帯状のメタライズ電極8(図
12に示す)が形成された単体のコイルブロック21と
する。次に図12に示すようにメタライズ電極8が側面
に露出するようにEI型のコア21を装着・固定して線
輪部品とするものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、ベース基板に銅箔
をプリントしたコイルパターンに替えて、銅板自体でコ
イルパターンを形成し、この銅板によるコイルパターン
を絶縁性のシート状接着剤を介して積層したコイルブロ
ックとすることにより、特に電流容量の比較的大きい回
路に用いられる線輪部品において、その厚さ方向の寸法
を薄くすることが可能となり、薄型の線輪部品を提供す
ることができるもので、プリント配線基板への搭載部品
の薄型化,小形化の要求に応えることができる。また、
0.2mm以上の銅板をコイル状にパターンニングした配
線を使用して積層したコイルブロックを採用することで
交流電流の表皮効果による導通損を生じない範囲での銅
板厚さとし、薄型のまま比較的大電流(5A以上)下で
使用する時の導通損を減少せしめることができるなどの
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線輪部品の構造図である。
【図2】本発明の線輪部品のコイルパターンと端子との
関係を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るコイルブロックの構成を説明する
側面図である。
【図4】本発明に係るコイルブロックの端子嵌入孔の構
造を説明する側面図である。
【図5】本発明に線輪部品おけるコイルブロックと、従
来の線輪部品おけるコイルブロックの側面図で、両者の
厚さを比較するものである。
【図6】本発明の線輪部品の製造工程の一部を示すもの
で、銅板と集合コイルパターンの平面図である。
【図7】本発明の線輪部品の製造工程の一部を示すもの
で、集合コイルパターンとシート状接着剤との積層状態
とコイルブロック集合基板の斜視図である。
【図8】本発明の線輪部品の製造工程の一部を示すもの
で、加工されたコイルブロック集合基板の平面図と線輪
部品の組立構造斜視図である。
【図9】本発明の線輪部品の製造工程における、コイル
ブロック集合基板の加工状態を説明する平面図である。
【図10】従来の線輪部品の一例を示す構造図である。
【図11】従来のコイルブロックを用いた線輪部品の一
例を示す構造図である。
【図12】従来のコイルブロックを用いた線輪部品の他
の例を示す構造図である。
【図13】従来のコイルブロックの構造を説明する断面
図である。
【図14】コイルブロックのコイルパターンの一例を示
す上面図である。
【符号の説明】
1 ボビン 2 巻線 3 コア 4 リード端子 5 EE型コア 6,21 コイルブロック 7 ピン端子 8 メタライズ電極 9 ベース基板 10,26 コイルパターン 11 スルーホール 12 絶縁性のシート状接着剤 13 中空部 14,24 中央脚 15,25 外側脚 16、22 端子嵌入孔 23 EI型コア 27 端子部 28 孔内面 29 ランド 31 銅板 32 集合コイルパターン 33,35 連結部 34,37 コイルブロック集合基板 36 分割溝 38,39 分割線 40 端子形成穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅板により形成されたコイルパターンを
    絶縁性のシート状接着剤を介して複数枚積層され、かつ
    その中心部に中空部を有するコイルブロックと、 該コイルブロックの両面から挟むように前記中空部とそ
    の両側との間に設けられたEE型又はEI型のコアと、 前記コイルブロックの前記コアに覆われていない端部の
    一方または両方に、該コイルブロックのコイルパターン
    に接続されるようにその厚さ方向に設けられた端子部と
    から構成された線輪部品。
  2. 【請求項2】 前記端子部が前記コイルブロックの側縁
    部に該コイルブロックを貫通するよう設けられたピン端
    子として形成された請求項1記載の線輪部品。
  3. 【請求項3】 前記端子部が前記コイルブロックの側端
    面にその厚さ方向に帯状の金属メッキによる電極として
    形成された請求項1記載の線輪部品。
  4. 【請求項4】 銅板によりコイルパターンが複数個形成
    された集合コイルパターンと、該集合コイルパターンと
    同一種類または異種類の集合コイルパターンとを絶縁性
    のシート状接着剤を介して積層し、一体化して多数個取
    りのコイルブロック集合基板を作成し、 該コイルブロック集合基板にルーター加工等により、前
    記各コイルパターンの端子部に、ピン端子が接続される
    端子嵌入孔を配孔し、該端子嵌入孔の孔内面に金属メッ
    キを施した後、前記コイルブロック集合基板にルーター
    加工等により、単位コイルブロック同士の連結部を残す
    と共に、前記各コイルパターンの略中心部にコアの中央
    脚を挿入する中空部と分割溝とを設け、 該コイルブロック集合基板の金属メッキが施された端子
    嵌入孔にピン端子を嵌入し、はんだ付けし、 前記単位コイルブロック同士の連結部を切離して単体の
    コイルブロックとし、該コイルブロックにEE型または
    EI型のコアを装着固定して形成する線輪部品の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 銅板によりコイルパターンが複数個形成
    された集合コイルパターンと、該集合コイルパターンと
    同一種類または異種類の集合コイルパターンとを絶縁性
    のシート状接着剤を介して積層し、一体化して多数個取
    りのコイルブロック集合基板を作成し、 該コイルブロック集合基板にルーター加工等により、前
    記各コイルパターンの端子部に、ピン端子が接続される
    端子嵌入孔を配孔し、該端子嵌入孔の孔内面に金属メッ
    キを施した後、前記コイルブロック集合基板にルーター
    加工等により、単位コイルブロック同士の連結部を残す
    と共に、前記各コイルパターンの略中心部にコアの中央
    脚を挿入する中空部と、前記コアの外側脚が挿入し得る
    よう幅広の分割溝とを設け、 前記連結部を切離す前に該コイルブロック集合基板の中
    空部および分割溝にEE型又はEI型のコアを装着固定
    した後、前記コイルブロック集合基板の連結部を切離す
    ことにより形成する線輪部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 銅板によりコイルパターンが複数個形成
    された集合コイルパターンと、該集合コイルパターンと
    同一種類または異種類の集合コイルパターンとを絶縁性
    のシート状接着剤を介して積層し、一体化して多数個取
    りのコイルブロック集合基板を作成し、単位コイルブロ
    ックの前記各コイルパターンの端子部がその側端面に露
    出するように、ルーター加工等により端子形成孔を設
    け、 該端子形成孔の側端面に露出した前記各コイルパターン
    の端子部を含みその厚さ方向に帯状の金属メッキを施し
    メタライズ電極とした後、 該コイルブロック集合基板の各コイルパターンの略中心
    部にルーター加工等により、コアの中央脚を挿入する中
    空部を設け、該コイルブロック集合基板をルーター加工
    等により、単位コイルブロック同士の連結部を切断して
    単体のコイルブロックとし、 該コイルブロックにEE型又はEI型のコアを装着固定
    して形成する線輪部品の製造方法。
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