JP2002008922A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JP2002008922A
JP2002008922A JP2000183212A JP2000183212A JP2002008922A JP 2002008922 A JP2002008922 A JP 2002008922A JP 2000183212 A JP2000183212 A JP 2000183212A JP 2000183212 A JP2000183212 A JP 2000183212A JP 2002008922 A JP2002008922 A JP 2002008922A
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coil
magnetic core
coil pattern
thickness
insulating
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JP2000183212A
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Naoki Kawakubo
直喜 川久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリントコイルパターンを用いたコイル部品に
おいて、コアの中脚挿入のための貫通穴の加工を不要と
することによりコスト低減が可能となり、かつ前記ギャ
ップによるコイルの発熱の問題が低減されて小型化でき
る構成のコイル部品を提供する。 【解決手段】絶縁基材5の表裏面に80〜300μmの
厚さにプリントコイルパターン6を形成する。表裏面の
コイルパターン6の中央部に、コイルパターン6の厚さ
とほぼ同じかあるいはやや薄い第1の磁性コア9を絶縁
基材5を挟んで配置する。コイルパターン6を有する絶
縁基材5および第1の磁性コア9を絶縁材10で覆うよ
うに接合して基板1を構成する。第1の磁性コア9と共
に磁路を構成する第2の磁性コア2、3を基板1に組み
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器や電源装
置に用いられる薄型トランスやチョークコイル等のコイ
ル部品に係り、特にコアギャップを必要とするフライバ
ック回路用のトランスやチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子機器の小型化に伴い、電源用
トランスやチョークコイルにおいても小型化、薄型化が
要求されている。このような要求に応えるべく、ボビン
を使用せず、巻線をプリントコイルにより構成した各種
のトランスやチョークコイルが使用されてきている。
【0003】この種の従来のトランスの外観図を図11
(A)に、層構造を図11(B)に示す。このコイル部
品は、片面または両面に渦巻き状のコイルパターンが形
成された複数枚の絶縁基材を絶縁層を介して積層し、積
層された基板20の中心に貫通穴21をあけ、該基板2
0をI型磁性コア22と、E型磁性コア23で挟み、か
つE型コア23の中脚24を貫通穴21に挿入して組み
付ける。25は基板20に設けたスルーホール26に挿
着する端子である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のコイル部
品においては、多層プリント基板20に貫通穴21を設
け、その貫通穴21に磁性コア23の中脚24を嵌合し
て構成しているため、貫通穴21の加工が必要となり、
この穴あけ加工は、貫通穴21のサイズが大きいため
に、貫通穴21の形成位置の周辺部にそれぞれレーザ等
により同心状に複数の***をあけてその***の集合によ
り、全体として貫通穴21をあけるという工程を採用せ
ざるをえず、その穴加工をコイル部品の1個ずつ行う必
要があるので、加工工数が多くなり、コスト高を招くと
いう問題点があった。
【0005】また、トランスなどのコイル部品において
は、E型磁性コア23の中脚24とI型コア22との間
にギャップを形成することにより、コア22、23が飽
和しにくい状態で作動するように構成している。しかし
このギャップの部分から発生する漏れ磁束がギャップ近
傍のコイルを発熱させることが一般に知られている。そ
こでこの漏れ磁束を少なくするために、ギャップ近傍の
コイルを中脚から離すか、またはギャップ周辺部にコイ
ルを設けない等の対策をとることが必要となり、これら
のことがコイル部品の小型化の妨げとなっている。
【0006】本発明は、上記した問題点に鑑み、プリン
トコイルパターンを用いたコイル部品において、コアの
中脚挿入のための貫通穴の加工を不要とすることにより
コスト低減が可能となり、かつ前記ギャップによるコイ
ルの発熱の問題が低減されて小型化できる構成のコイル
部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のコイル部品
は、絶縁基材の表裏面に80〜300μmの厚さにプリ
ントコイルパターンを形成し、前記表裏面のコイルパタ
ーンの中央部に、前記コイルパターンの厚さとほぼ同じ
かあるいはやや薄い第1の磁性コアを前記絶縁基材を挟
んで配置し、前記コイルパターンを有する絶縁基材およ
び第1の磁性コアを絶縁材で覆うように接合して基板を
構成し、前記第1の磁性コアと共に磁路を構成する第2
の磁性コアを前記基板に組み付けたことを特徴とする。
【0008】請求項2のコイル部品は、複数枚の絶縁基
材の表裏面にそれぞれ80〜300μmの厚さにプリン
トコイルパターンを形成し、前記表裏面のコイルパター
ンの中央部に、コイルパターンの厚さとほぼ同じ厚さま
たはやや薄い第1の磁性コアを前記絶縁基材を挟んで配
置し、前記コイルパターンおよび第1の磁性コアを有す
る複数のコイルユニットを、絶縁材を介して積層すると
共に、最上層、最下層を絶縁材で覆って基板を構成し、
前記第1の磁性コアと共に磁路を構成する第2の磁性コ
アを前記基板に組み付けたことを特徴とする。
【0009】請求項1、2のように、磁性コアを積層体
でなる基板の一部に内蔵させることにより、磁性コアの
中脚挿入用の貫通穴の加工が不要となる。第1の磁性コ
アは積層体の一部として構成できるので、第1の磁性コ
アを多数取りにより同時に積層することができる。
【0010】また、積層体でなる基板の内部に第1の磁
性コアが配置されるので、第2の磁性コアとの間のギャ
ップが分散され、漏れ磁束によるコイルの発熱も大幅に
減少する。このため、コアを大型にして磁束を減らした
り、ギャップとコイルとの間に空間を設ける必要がなく
なり、小型化が可能となる。
【0011】請求項3のコイル部品は、複数枚の絶縁基
材の表裏面に80〜300μmの厚さにプリントコイル
パターンを形成し、前記コイルパターンを有する複数枚
の絶縁基材を、対向するコイルパターンの合計の厚さよ
り大きい厚さの第3の磁性コアを、コイルパターンの中
央部に介在させて積層し、該積層体の表裏面に、コイル
パターンの厚さとほぼ同じ厚さまたはやや薄い第1の磁
性コアをコイルパターンの中央部に配置し、さらに積層
体の表裏面を絶縁材により覆って基板を構成し、前記第
1、第3の磁性コアと共に磁路を構成する第2の磁性コ
アを前記基板に組み付けたことを特徴とする。
【0012】このように、コイルパターンの中心部に、
対向するコイルパターンの合計厚さよりも厚い第3の磁
性コアを挟むことにより、コイルユニット間の絶縁材が
不要になり、コイルユニット間の第3の磁性コアが1つ
ですむ。また、第3の磁性コアの厚さによりコイルパタ
ーンの間隔が調整できる。ただし、対向するコイルパタ
ーン間の絶縁材は必要になる。
【0013】請求項4のコイル部品は、請求項3のコイ
ル部品において、前記対向するコイルパターン間を絶縁
する絶縁性の樹脂を封入したことを特徴とする。
【0014】このように、対向するコイルパターン間に
樹脂を封入する構造とすれば、コイルパターン上に絶縁
材を塗布する場合に比較し、絶縁処理が簡単でずむ。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明のコイル部品
の一実施の形態であるチョークコイル(インダクタ)を
示す斜視図、図1(B)はその分解斜視図、図2(A)
はその基板の層構造図、図2(B)はこのコイル部品の
断面図である。
【0016】図1(A)、(B)において、1は積層構
造の基板、2、3はそれぞれ基板1に外側から組み付け
るI型磁性コアおよびC型磁性コア、4は基板1に設け
たスルーホール1aに挿着して固定する端子である。図
2(A)、(B)において、5は樹脂等でなる絶縁基
材、6はそれぞれ該絶縁基材5の表裏面に形成された渦
巻き状のコイルパターンであり、これらのコイルパター
ン6、6はその内周側において、絶縁基材5のスルーホ
ールに設けた導体7によって接続される。表裏面のコイ
ルパターン6、6の引き出し部6x、6yは、表裏面の
端部に形成された端子挿着用スルーホールを形成する複
数のランド8の異なる位置のものにそれぞれ一体に接続
される。
【0017】9は絶縁基材5の表裏面におけるコイルパ
ターン6、6の中央部に配置する第1の磁性コアであ
る。該第1の磁性コア9の厚さは、コイルパターン6の
厚さとほぼ同じかあるいはやや薄く形成される。10は
コイルパターン6および第1の磁性コア9を覆うよう
に、絶縁基材5の表裏面に配置して接合する絶縁材であ
る。該絶縁材10は絶縁基材5側に加熱圧着により接合
しうる絶縁性のプリプレグを用いることができる。ま
た、この絶縁材10として、シート状のものではなく、
コイルパターンや第1の磁性コア9を設けた絶縁基材5
上に塗布により絶縁層を形成する絶縁材料を用いてもよ
い。
【0018】このコイル部品の絶縁基材5およびコイル
パターン6、第1の磁性コア9および絶縁材10は、積
層工程が終了するまでは多数のコイル部品分に相当する
要素が同一面上に同時に形成される。前記コイルパター
ン6は、例えば特開平11−204361号に記載のよ
うに、ガラスエポキシ樹脂やセラミック等でなる絶縁基
材5上に下地薄膜層とその上のレジストを形成し、レジ
ストを小幅の溝のコイルパターン状に除去し、レジスト
を除去した溝部分とその近傍部上に、溝幅より拡大され
た断面形状がマッシュルーム状のコイルパターンを形成
する方法を用いることが、コイルパターン6の半径方向
の間隔を精度良く設定しかつ狭くし、かつコイルパター
ン6の断面積を大きくして電流容量を大きくする意味に
おいて有効である。
【0019】また、第1の磁性コア9はフェライト成形
品あるいは絶縁膜で被覆した金属製のもの等が用いられ
る。これらの第1の磁性コア9は、例えば治具の表面に
縦横に凹部等のセット部にセットしておき、その表面に
接着剤を塗布し、その上にコイルパターン6の中央部を
対向させて接合する方法を用いることができる。また、
絶縁材10に第1の磁性コア9を一定の縦横ピッチで配
置しておき、第1の磁性コア9側の面をコイルパターン
6の形成面の各中央部に対向させて接合することによ
り、コイルパターン6の中央部に配置することができ
る。
【0020】なお、絶縁基材5の厚みは一例として60
μm、コイルパターン6の厚さは200μmが採用され
る。コイル部品を薄型に構成し、かつ電流容量を確保す
る意味においては、絶縁基材5の厚みは10μm〜20
0μm、コイルパターン6の厚さは80μm〜300μ
mとすることが好ましい。また、本例においては、第1
の磁性コア9の厚みはコイルパターン6の厚みと同じく
200μmに設定した。この第1の磁性コア9の厚み
は、コイルパターン6の厚さとほぼ同じかあるいはやや
薄く設定すればよい。
【0021】前記のように構成される基板1に、I型磁
性コア2およびC型磁性コア3(これらを以下第2の磁
性コアと称す)を組み付けて接着剤あるいはテープ等に
よって固定する。
【0022】このように、基板1の内部に第1の磁性コ
ア9を設ける構造とすれば、第1の磁性コア9と第2の
磁性コア2、3間のギャップを絶縁材10によって形成
することができ、基板1にコア挿入用の貫通穴を設ける
必要がない。このため、工数が削減される。また、第2
の磁性コア2、3と第1の磁性コア9との間にそれぞれ
ギャップが形成され、ギャップが分散形成されるので、
それぞれのギャップを小さくすることができ、漏洩磁束
によるコイルパターン6の発熱を低減することができ、
コイルパターン6を第1の磁性コア9に近接配置するこ
とができるので、小型化が図れる。
【0023】図3は本発明のコイル部品の他の実施の形
態を示す層構造図である。本実施の形態は、薄型トラン
スとして構成されるもので、絶縁基材5Aの表裏面に、
内周側でスルーホール導体により接続されるコイルパタ
ーン6Aを形成したコイルユニットと、絶縁基材5Bの
表裏面にコイルパターン6Bを形成したコイルユニット
(本例の表裏面のコイルパターン6Bの両端は表裏面の
ランド8に接続され、かつランド8を貫通する端子4に
より共通に並列に接続されるが、前記スルーホール導体
7により直列に接続される構造としてもよい。)と、絶
縁基材5Cの表裏面に、内周側でスルーホール導体7に
より接続されるコイルパターン6Cを形成したコイルユ
ニットとを、それぞれのコイルパターン6A〜6Cの中
央に第1の磁性コア9を配置し、かつ各コイルユニット
間に絶縁材10を介在させ、さらに、これら複数枚のコ
イルユニットの表裏面を絶縁材10で覆って積層し、一
体に固着して基板を構成したものである。該基板には前
記第1の磁性コア9と共に磁路を形成する第2の磁性コ
ア2、3が組み付けられる。
【0024】この構成において、コイルパターン6A〜
6Cのいずれかを一次巻線として用い、他を二次巻線と
して用いる。このように、本発明においては、用途に応
じてコイルユニットの積層枚数が設定される。
【0025】図4は本発明によるコイル部品の他の実施
の形態を示す層構造図、図5はその断面図である。図中
5A〜5Cは前述のように表裏面が互いに接続されるコ
イルパターン6A〜6Cを設けた絶縁基材である。11
は各コイルユニット間において、コイルパターン6A〜
6Cの中央部に配置して介在させる第3の磁性コアであ
る。
【0026】前記第3の磁性コア11は、対向するコイ
ルパターン6Aと6B、または6Bと6Cの合計の厚さ
より大きい厚さに設定される。一例として、コイルパタ
ーン6A〜6Cの厚さは200μmとし、第3の磁性コ
ア11の厚みは460μmとした。従って、これらのコ
イルユニットを積層したとき、コイルパターン6A、6
B間、または6B、6C間に約60μmの間隔が形成さ
れる。
【0027】第1の磁性コア9は、最上層の絶縁基材5
Aの上面中央と、最下層の絶縁基材5Cの下面中央にそ
れぞれ配置される。本例においては、第1の磁性コア9
の厚さは、コイルパターン6A、6Cの厚みと同じく2
00μmとした。これら最上層のコイルパターン6Aお
よび第1の磁性コア9の上面と、最下層のコイルパター
ン6Cの下面は、それぞれ絶縁材10により覆われる。
各コイルユニット間には、積層体を個々のチップに切断
する前に真空状態で流動状の樹脂12を封入し硬化させ
ることにより、対向するコイルパターン6Aと6B、6
Bと6C間が絶縁される。そしてこれらのコイルユニッ
トを第1の磁性コア9や上下の絶縁材10と共に一体化
することにより基板が構成される。
【0028】このように構成した基板に、前記した構造
の第2の磁性コア2、3を組み付けることにより、第2
の磁性コア2、3と前記第1の磁性コア9、第3の磁性
コア11と共に磁路を構成する。
【0029】このように、コイルパターンの中心部に、
対向するコイルパターン6Aと6B、または6Bと6C
の合計厚さよりも厚い第3の磁性コア11を挟むことに
より、コイルユニット間の絶縁材が不要になり、コイル
ユニット間の第3の磁性コア11が1つですみ、部品点
数が低減する。また、対向するコイルパターン間の絶縁
は、封入される樹脂12により容易に行える。また、第
3の磁性コアの厚さによりコイルパターンの間隔が調整
できる。
【0030】図6(A)は本発明のコイル部品の他の実
施の形態であるチョークコイルを示す斜視図、(B)は
その分解斜視図、図7はその層構造図、図8はその断面
図である。本実施の形態は、図1に示した第2の磁性コ
ア3の側脚3aを無くし、その代わりに基板1Aに内蔵
される第4の磁性コア13を、絶縁基材5上の表裏面に
おけるコイルパターン6の外周側に配置したものであ
る。図6〜図8において、図1、図2と同じ符号は同じ
機能を発揮する部品を示す。
【0031】本実施の形態においては、コイル部品の中
央部における第1の磁性コア10と第2の磁性コア2、
3Aとの間にギャップが形成されるのみならず、側面部
においても第2の磁性コア2、3Aと第4の磁性コア1
3との間にもギャップが形成される。
【0032】図9は、第4の磁性コア13を有する構造
を、図3に示したように、コイルユニット間に絶縁材1
0を介在させて積層した構造に適用した例を示す層構造
図である。
【0033】図10は、第4の磁性コア13を有する構
造を、図4、図5に示したように、コイルユニット間に
第3の磁性コア11を介在させて積層した構造に適用し
た例を示す層構造図である。
【0034】
【発明の効果】請求項1、2によれば、第2の磁性コア
磁性コアを積層体でなる基板の一部に内蔵させたので、
磁性コアの中脚挿入用の貫通穴の加工が不要となる。こ
のため、工数削減が可能になり、コスト低減に寄与す
る。
【0035】また、積層体でなる基板の内部に第1の磁
性コアが配置されるので、第2の磁性コアとの間のギャ
ップが分散され、漏れ磁束によるコイルの発熱も大幅に
減少する。このため、コアを大型にして磁束を減らした
り、ギャップとコイルとの間に空間を設ける必要がなく
なり、小型化が可能となる。
【0036】請求項3によれば、コイルユニット間に、
対向するコイルパターンの合計厚さよりも厚い第3の磁
性コアを挟む構造としたので、コイルユニット間の絶縁
材が不要になり、コイルユニット間の第3の磁性コアが
1つですみ、前記効果に加え、さらに部品点数の削減が
図れる。
【0037】請求項4によれば、請求項3において、対
向するコイルパターン間に樹脂を封入する構造としたの
で、コイルパターン上に絶縁材を塗布する場合に比較
し、絶縁処理が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のコイル部品の一実施の形態で
あるチョークコイル(インダクタ)を示す斜視図、
(B)はその分解斜視図である。
【図2】(A)は図1のコイル部品の基板の層構造図、
(B)はこのコイル部品の断面図である。。
【図3】本発明のコイル部品の他の実施の形態であるト
ランスを示す層構造図である。
【図4】本発明のコイル部品の他の実施の形態であるト
ランスを示す層構造図である。
【図5】図4のトランスの断面図である。
【図6】(A)は本発明のコイル部品の他の実施の形態
であるチョークコイル(インダクタ)を示す斜視図、
(B)はその分解斜視図である。
【図7】本発明のコイル部品の他の実施の形態であるト
ランスを示す層構造図である。
【図8】図7のトランスの断面図である。
【図9】本発明のコイル部品の他の実施の形態であるト
ランスを示す層構造図である。
【図10】本発明のコイル部品の他の実施の形態である
トランスを示す層構造図である。
【図11】(A)は従来のコイル部品を示す斜視図、
(B)はその分解斜視図である。
【符号の説明】
1、1A:基板、1a:スルーホール、2、3、3A:
第2の磁性コア、4:端子、5、5A〜5C:絶縁基
材、6、6A〜6C:コイルパターン、7:スルーホー
ル導体、8:ランド、9:第1の磁性コア、10:絶縁
材、11:第3の磁性コア、12:封入樹脂、13:第
4の磁性コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 37/00 H01F 15/02 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基材の表裏面に80〜300μmの厚
    さにプリントコイルパターンを形成し、 前記表裏面のコイルパターンの中央部に、コイルパター
    ンの厚さとほぼ同じ厚さまたはやや薄い第1の磁性コア
    を前記絶縁基材を挟んで配置し、 前記コイルパターンを有する絶縁基材および第1の磁性
    コアを絶縁材で覆って基板を構成し、 前記第1の磁性コアと共に磁路を構成する第2の磁性コ
    アを前記基板に組み付けたことを特徴とするコイル部
    品。
  2. 【請求項2】複数枚の絶縁基材の表裏面にそれぞれ80
    〜300μmの厚さにプリントコイルパターンを形成
    し、 前記表裏面のコイルパターンの中央部に、コイルパター
    ンの厚さとほぼ同じ厚さまたはやや薄い第1の磁性コア
    を前記絶縁基材を挟んで配置し、 前記コイルパターンおよび第1の磁性コアを有する複数
    のコイルユニットを、絶縁材を介して積層すると共に、
    最上層、最下層を絶縁材で覆って基板を構成し、 前記第1の磁性コアと共に磁路を構成する第2の磁性コ
    アを前記基板に組み付けたことを特徴とするコイル部
    品。
  3. 【請求項3】複数枚の絶縁基材の表裏面に80〜300
    μmの厚さにプリントコイルパターンを形成し、 前記コイルパターンを有する複数枚の絶縁基材を、対向
    するコイルパターンの合計の厚さより大きい厚さの第3
    の磁性コアを、コイルパターンの中央部に介在させて積
    層し、 該積層体の表裏面に、コイルパターンの厚さとほぼ同じ
    厚さまたはやや薄い第1の磁性コアをコイルパターンの
    中央部に配置し、さらに積層体の表裏面を絶縁材により
    覆って基板を構成し、 前記第1、第3の磁性コアと共に磁路を構成する第2の
    磁性コアを前記基板に組み付けたことを特徴とするコイ
    ル部品。
  4. 【請求項4】請求項3のコイル部品において、 前記対向するコイルパターン間を絶縁する絶縁性の樹脂
    を封入したことを特徴とするコイル部品。
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