JPH09207503A - キャスタの旋回規制装置 - Google Patents

キャスタの旋回規制装置

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JPH09207503A
JPH09207503A JP2421696A JP2421696A JPH09207503A JP H09207503 A JPH09207503 A JP H09207503A JP 2421696 A JP2421696 A JP 2421696A JP 2421696 A JP2421696 A JP 2421696A JP H09207503 A JPH09207503 A JP H09207503A
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caster
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turn
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Takeshi Motohashi
毅 本橋
Takashi Yamazawa
貴 山澤
Akio Matsumoto
晃穂 松本
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OM Kiki Co Ltd
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Toto Ltd
OM Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回規制機構を有しないキャスタの旋回規制
を実現し、その規制状態が安定に保持されるようにす
る。 【解決手段】 キャスタを取付けた本体又はこのキャス
タの取付軸に装着する取付部と、この取付部に回動軸を
内蔵して解除状態から規制状態へと下方に向けて回動可
能な保持ガイド及び踏込レバーとからなり、保持ガイド
は両側に保持爪を有し、常態として上方へ付勢されなが
ら、規制状態においてキャスタの枠体を前記保持爪で挟
み車輪方向を所定向きに旋回規制し、踏込レバーは規制
状態にある前記保持ガイドを下方への回動方向に押圧
し、この保持ガイドを規制状態に保持する旋回規制装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪を軸着した枠
体が取付軸に対して水平旋回するキャスタにおいて、キ
ャスタを取付けた本体、例えば車椅子のフレーム又はこ
のキャスタの取付軸にこのキャスタとは別体として装着
し、車輪方向を一定向きに旋回規制する旋回規制装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】取付軸に対して車輪を軸着した枠体が水
平旋回するキャスタは、様々な運搬用器具(手押しの小
荷物運搬車、買い物用カートや車椅子等)に使われてい
る。例えば、車椅子に用いられるキャスタでは、狭い場
所への出入りや方向転換を容易にする必要から全て水平
旋回可能なキャスタが用いられたりするが、通常車椅子
の直進性が確保できるように、前記キャスタに旋回規制
機構が設けられる。この旋回規制機構を有するキャスタ
の例としては、実公昭57-30167号に見られる「キャスタ
車輪装置」を挙げることができる。このキャスタは、ブ
ラケット(本発明の取付軸に相当)へ回動自在に取付けた
車輪方向固定枠(本発明の保持ガイドに相当)が下方へ回
動することで車輪を支持するフォーク(本発明の枠体に
相当)を旋回規制するもので、前記固定枠は、上方に回
動した規制解除の状態において、ブラケットに内蔵した
ボールが穴に嵌合し、不意に下方へ回動しないよう工夫
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キャスタの旋回規制
は、キャスタを取付ける本体の仕様によって、必要ある
場合とない場合とがあり、その必要性に従って旋回規制
機構の付加、無付加の選択ができる方が好ましい。しか
し、上記従来例に見られるように、従前のキャスタは旋
回規制機構を一体化したものばかりで選択の余地がなか
った。そこで、本来旋回規制機構を有しないキャスタに
対し、後日旋回規制機構を付加するための別体の旋回規
制装置を作り出するため、検討することとした。
【0004】
【課題を解決するための手段】検討の結果、開発したも
のが、車輪を軸着した枠体の頂部に取付軸を有し、この
取付軸に対して枠体が水平旋回するキャスタの旋回を規
制する装置で、キャスタを取付けた本体又はこのキャス
タの取付軸に装着する取付部と、解除状態から規制状態
へと下方に向けて回動可能なように前記取付部に軸着し
た保持ガイド及び踏込レバーとからなり、保持ガイドは
両側に保持爪を有し、常態として上方へ付勢されなが
ら、規制状態においてキャスタの枠体を前記保持爪で挟
み車輪方向を所定向きに旋回規制し、踏込レバーは規制
状態にある前記保持ガイドを下方への回動方向に押圧
し、この規制状態に保持する旋回規制装置である。
【0005】本発明の旋回規制装置は、キャスタやこの
キャスタを取付ける本体の種類、大きさに拘わらず、キ
ャスタとは別体として、キャスタを取付けた本体又はこ
のキャスタの取付軸に装着して旋回規制を実現する。前
記装着に際し、キャスタの枠体の幅に合わせて保持爪が
交換可能又は保持爪の間隔が調節可能であれば、取付対
象となるキャスタの大きさを問わずに本発明の旋回規制
装置を取り付けることができる。また、保持爪の間隔を
先端に向かって広げておくと、キャスタが旋回規制した
い方向から多少ずれていても、保持ガイドを下方へ回動
させることによって前記保持爪の先端が枠体の方向を旋
回規制したい方向へと矯正しながら捉えていき、規制状
態での枠体の保持が実現できる。
【0006】キャスタの枠体を保持して旋回規制するの
は、保持ガイドの保持爪である。保持ガイドは、通常上
方へ向けて付勢されており、下方へ向けて回動した場合
にのみ保持爪が枠体を挟むようにして旋回規制する。踏
込レバーは、下方へ回動することによって、前記規制状
態にある保持ガイドを押圧してその規制状態を保持する
のである。よって、踏込レバーを解除状態に復帰させる
と、保持ガイドは付勢により、上方へ向けて回動し、旋
回規制が解除されることになる。
【0007】踏込レバーは足で踏むことによって下方へ
回動させ、保持ガイドは前記踏込レバーに押されなが
ら、連動して下方へ回動させることができる。そして、
保持爪が枠体を挟んで規制状態に到ると、踏込レバーは
そのまま保持ガイドを押圧し続けることで前記規制状態
を保持することができ、規制状態への移行とその保持と
が連続して成立させることができる。この規制状態は、
踏込レバーを脚で跳ね上げて保持ガイドを押圧しないよ
うにすれば、付勢によって保持ガイドが自然と上方へ回
動し、解除されるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の旋回規制装置1の
実施形態について図を参照して説明する。図1は本発明
の旋回規制装置1と共にキャスタ2をフレーム3,3に
取り付けた車椅子4の斜視図で、図2は同車椅子4に取
り付けたキャスタ2及び旋回規制装置1の位置関係を解
除状態において表わした側面図である。本例の車椅子4
は、例えば使用者が座部5に座ったまま洋式トイレの便
器上へ車椅子4を進入させ、用を足すことができるよう
に作られた水周り用車椅子で、図1に見られるように、
左右に分れたフレーム3,3間には部材がなく、ハンド
ル6、座部5の支持部材(図示せず)においてのみ連結さ
れている。また、座部5には縦長の開口部7が設けられ
ており、使用者はこの開口部7から直接便器へ向けて用
を足すのである。旋回規制装置1及びキャスタ2は、各
フレーム3,3の下縁の前端と後端とに各々取り付けて
いる。
【0009】図2に見られるように、キャスタ2は雄ネ
ジを刻んだ取付軸8をフレーム3に螺着して取付け、こ
の取付軸8を螺着したフレーム部位に対して旋回規制装
置1の枠体形状の取付部9をはめ込んで、ボルト止めに
より固定している。キャスタ2は、前記取付軸8に対し
て車輪10を軸着した枠体11が水平旋回できるようになっ
ていて、枠体11内に車輪10を押圧することで制動するブ
レーキ板12を軸着している。旋回規制装置1の取付部9
は、車椅子4の後方へ張り出しており、この張出部分に
保持ガイド13及び踏込レバー14の回動軸15,16を内蔵し
ている。図2は解除状態を示し、保持ガイド13は上方に
向けた付勢(図2中破線)により、保持爪17を上方に回動
させて枠体11を自由にし、旋回規制を解除している。こ
の付勢は回動軸15に組み込んだねじりコイルバネ等によ
り実現する。
【0010】図3は図2の解除状態から踏込レバー14を
足で踏み、保持ガイド13を押圧しながら下方へ向けて回
動させ、保持ガイド13の保持爪17が枠体11を両側から挟
んで旋回規制すると共に前記踏込レバー14で保持ガイド
13を押圧して、規制状態を保持している図1相当側面
図、図4は同状態の図3中A矢視図である。本例では、
キャスタ2の車輪方向を車椅子4の前後方向に旋回規制
する。そのため、保持ガイド13及び踏込レバー14は、車
椅子4の前後方向の垂直面において回動し、保持爪17は
車輪10が車椅子4の前後方向に向いた状態で枠体11を挟
むのである。
【0011】踏込レバー14が直立状態から下方へ回動す
ると、押圧部18が保持ガイド13を押しながら回動させ、
図3に見られるように、水平状態になったときに保持ガ
イド13が保持爪17で枠体11を挟んだ状態、すなわち規制
状態を維持するように、前記押圧部18が回動軸15に近い
部分を押圧する。
【0012】踏込レバー14の押圧部18は保持ガイド13の
付勢よりも強い力で押圧するため、保持ガイド13は自力
で解除することはなく、踏込レバー14を足で蹴り上げる
などして直立状態へ向けて回動させて押圧部18による押
圧がなくなるまでは、規制状態に保持される。保持爪1
7,17は、図4に見られるように、先端へいくに従って間
隔が広くなるように枠体11に対して内面が外向きに傾斜
しており、かつ枠体11よりも若干広い間隔で配されてい
る。これにより、保持ガイド13が下方へ回動した際に、
車輪10が車椅子4の前後方向と多少ずれた向きに向いて
いても、容易に保持爪17,17が枠体11を保持できるよう
になっている。
【0013】この旋回規制装置1は、図4からわかると
おり、キャスタ4の車輪方向を規制する保持ガイド13の
保持爪17,17の間隔を伸縮すれば、さまざまな種類、大
きさのキャスタについて適用できることがわかる。例え
ば、保持爪の一方を回動軸と一体に取付け、他方を回動
軸に螺着してそのねじ込み量を加減したり、保持爪を保
持ガイドへ組み付ける部材として適宜交換可能にするこ
とで、保持爪の間隔を調整できるようになる。本発明の
旋回規制装置は2部材からなり、車輪方向の規制とその
規制状態の保持とを各部材に分けて対応させたことで、
前記のような汎用性を実現したのである。
【0014】
【発明の効果】本発明の旋回規制装置は、本来旋回規制
機構を有しないキャスタに対しても利用することがで
き、しかも保持爪の間隔を調節可能とすることで、さま
ざまな種類、大きさのキャスタに適用できる汎用性を有
する特長がある。しかも、保持爪による車輪方向の規制
状態において、踏込レバーの押圧により前記規制状態が
不意に解除されないので、非常に安全な運用ができ、特
に車椅子への適用において使用者に安心感を与えること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋回規制装置をフレームに取り付けた
車椅子の斜視図である。
【図2】キャスタ及び旋回規制装置の解除状態を示す側
面図である。
【図3】キャスタ及び旋回規制装置の規制状態を示す側
面図である。
【図4】図3中A矢視図である。
【符号の説明】
1 旋回規制装置 2 キャスタ 3 フレーム 8 取付軸 9 取付部 10 車輪 11 枠体 13 保持ガイド 14 踏込レバー 15 保持ガイドの回動軸 16 踏込レバーの回動軸 17 保持爪 18 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山澤 貴 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松本 晃穂 岡山県総社市赤浜500番地 オーエム機器 株式会社岡山本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を軸着した枠体の頂部に取付軸を有
    し、該取付軸に対して枠体が水平旋回するキャスタの旋
    回を規制する装置であって、該キャスタを取付けた本体
    又は該キャスタの取付軸に装着する取付部と、解除状態
    から規制状態へと下方に向けて回動可能なように前記取
    付部に軸着した保持ガイド及び踏込レバーとからなり、
    保持ガイドは両側に保持爪を有し、常態として上方へ付
    勢されながら規制状態においてキャスタの枠体を前記保
    持爪で挟み車輪方向を所定向きに旋回規制し、踏込レバ
    ーは規制状態にある前記保持ガイドを下方への回動方向
    に押圧し、該規制状態を保持してなるキャスタの旋回規
    制装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070098A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Ishikawa Seisakusho:Kk 手押し運搬車のキャスタ装置
JP2013226238A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Toto Ltd トイレ用車いす

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JP2010070098A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Ishikawa Seisakusho:Kk 手押し運搬車のキャスタ装置
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