JP2591709Y2 - シートトラック装置 - Google Patents
シートトラック装置Info
- Publication number
- JP2591709Y2 JP2591709Y2 JP1992078481U JP7848192U JP2591709Y2 JP 2591709 Y2 JP2591709 Y2 JP 2591709Y2 JP 1992078481 U JP1992078481 U JP 1992078481U JP 7848192 U JP7848192 U JP 7848192U JP 2591709 Y2 JP2591709 Y2 JP 2591709Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching lever
- seat
- handle shaft
- stopper piece
- lower rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に載置される
シートに関し、特にシートのスライド機構に関する。
シートに関し、特にシートのスライド機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に示すように、自動車等に載置され
るシート１００には、床面１０２に固設されるロアレー
ル１０１ａと、ロアレール１０１ａに摺動可能に嵌合さ
れるアッパレール１０１ｂとからなるシートトラック装
置が設けられている。
るシート１００には、床面１０２に固設されるロアレー
ル１０１ａと、ロアレール１０１ａに摺動可能に嵌合さ
れるアッパレール１０１ｂとからなるシートトラック装
置が設けられている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】シート１００の着座者
Ｍ１が、シート１００を不意に最後方位置（図４におけ
る二点鎖線で示すシート位置）まで摺動させた場合、シ
ート１００が、後部シート１０３の着座者Ｍ２の靴に当
たり、着座者Ｍ２に不快感を与えるおそれがある。
Ｍ１が、シート１００を不意に最後方位置（図４におけ
る二点鎖線で示すシート位置）まで摺動させた場合、シ
ート１００が、後部シート１０３の着座者Ｍ２の靴に当
たり、着座者Ｍ２に不快感を与えるおそれがある。
【０００４】また、シート１００が、図４の二点鎖線で
示すシート位置まで摺動しないようにシートの摺動範囲
を小さくして、上記問題点を防止したシートトラック装
置が考えられているが、摺動範囲が小さいため、例えば
背の高い人が最適な着座姿勢をとれないという問題点が
ある。
示すシート位置まで摺動しないようにシートの摺動範囲
を小さくして、上記問題点を防止したシートトラック装
置が考えられているが、摺動範囲が小さいため、例えば
背の高い人が最適な着座姿勢をとれないという問題点が
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】自動車等に用いられるシ
ートトラック装置において、ハンドルシャフトに回動可
能に支持されるとともに、ハンドルシャフトに対して摺
動しないように設けられる切替えレバーと、前記ロアレ
ールに固設されるストッパ片と、前記切替えレバーを、
前記ストッパ片に当接可能な位置と当接しない位置とに
それぞれ安定して保持させる付勢手段とを用いたことを
特徴とするものである。
ートトラック装置において、ハンドルシャフトに回動可
能に支持されるとともに、ハンドルシャフトに対して摺
動しないように設けられる切替えレバーと、前記ロアレ
ールに固設されるストッパ片と、前記切替えレバーを、
前記ストッパ片に当接可能な位置と当接しない位置とに
それぞれ安定して保持させる付勢手段とを用いたことを
特徴とするものである。
【０００６】
【作用】シートを後方に摺動させる際、シートの後方へ
の摺動が、シートの最後方位置より前方の所定位置で規
制される。さらに摺動操作をすることで、最後方位置に
至る摺動が可能となる。
の摺動が、シートの最後方位置より前方の所定位置で規
制される。さらに摺動操作をすることで、最後方位置に
至る摺動が可能となる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。
【０００８】図１において、シート側に固設されるアッ
パレール１は、床面側に固設されるロアレール２に摺動
自在に嵌合している。
パレール１は、床面側に固設されるロアレール２に摺動
自在に嵌合している。
【０００９】アッパレール１の立壁部１ａには、略水平
方向に延びるハンドルシャフトブラケット３，４が設け
られ、ハンドルシャフト５を回動可能に支持している。
方向に延びるハンドルシャフトブラケット３，４が設け
られ、ハンドルシャフト５を回動可能に支持している。
【００１０】一端がアッパレール側（ハンドルシャフト
ブラケット３）に係止され、他端がハンドルシャフト５
の係止溝５ａに係止されたスプリング７により、ハンド
ルシャフト５は、ハンドルシャフト５に固着されたロッ
クレバー６がロアレール２に刻設されたロック孔２ａに
係合する方向（図１の矢印Ａ方向）に付勢されている。
ブラケット３）に係止され、他端がハンドルシャフト５
の係止溝５ａに係止されたスプリング７により、ハンド
ルシャフト５は、ハンドルシャフト５に固着されたロッ
クレバー６がロアレール２に刻設されたロック孔２ａに
係合する方向（図１の矢印Ａ方向）に付勢されている。
【００１１】ロアレール２に対してアッパレール１側が
摺動可能な状態、つまりロックレバー６のロック孔２ａ
への係合が解除された状態において、アッパレール１側
の後方への摺動を、シートの最後方位置より前方の所定
位置で規制可能なストッパ機構１０は、アッパレール１
側に支持される切替えレバー８と、ロアレール２に固着
されるストッパ片９とから構成される。
摺動可能な状態、つまりロックレバー６のロック孔２ａ
への係合が解除された状態において、アッパレール１側
の後方への摺動を、シートの最後方位置より前方の所定
位置で規制可能なストッパ機構１０は、アッパレール１
側に支持される切替えレバー８と、ロアレール２に固着
されるストッパ片９とから構成される。
【００１２】切替えレバー８は、ハンドルシャフト５に
回動可能に支持されるとともに、一対の側壁部８ａ，８
ｂ間のハンドルシャフト５にはカーラー８ｃが固着さ
れ、ハンドルシャフト５に対して摺動（図１における略
左右方向）しないように設けられている。また、切替え
レバー８の上端部には、不図示の操作部が設けられてい
る。
回動可能に支持されるとともに、一対の側壁部８ａ，８
ｂ間のハンドルシャフト５にはカーラー８ｃが固着さ
れ、ハンドルシャフト５に対して摺動（図１における略
左右方向）しないように設けられている。また、切替え
レバー８の上端部には、不図示の操作部が設けられてい
る。
【００１３】ストッパ片９は、切替えレバー８の側壁部
８ｂと当接可能な当接部９ａと、切替えレバー８（アッ
パレール１）を最後方位置から前方に摺動させた際、切
替えレバー８の側壁部８ａが摺接可能なテーパー部９ｂ
とを有している。
８ｂと当接可能な当接部９ａと、切替えレバー８（アッ
パレール１）を最後方位置から前方に摺動させた際、切
替えレバー８の側壁部８ａが摺接可能なテーパー部９ｂ
とを有している。
【００１４】スプリング１１は、図２および図３におい
て、一端が切替えレバー８の側壁部８ｂに係止され、他
端がアッパレール１の立壁部１ａに固着されたブラケッ
ト１２にそれぞれ係止され、切替えレバー８がストッパ
片９に当接可能な位置と当接しない位置との間の或る特
定の位置（以下「中間位置」という）にあるときに最大
に捩じられて、最大の荷重がかかるように取り付けられ
ている。つまり、図２に示すように切替えレバー８がス
トッパ片９に当接可能な位置と、図３に示すように切替
えレバー８がストッパ片９に当接しない位置とにそれぞ
れ安定して保持されるように切替えレバー８に付勢力を
付与せしめるものである。
て、一端が切替えレバー８の側壁部８ｂに係止され、他
端がアッパレール１の立壁部１ａに固着されたブラケッ
ト１２にそれぞれ係止され、切替えレバー８がストッパ
片９に当接可能な位置と当接しない位置との間の或る特
定の位置（以下「中間位置」という）にあるときに最大
に捩じられて、最大の荷重がかかるように取り付けられ
ている。つまり、図２に示すように切替えレバー８がス
トッパ片９に当接可能な位置と、図３に示すように切替
えレバー８がストッパ片９に当接しない位置とにそれぞ
れ安定して保持されるように切替えレバー８に付勢力を
付与せしめるものである。
【００１５】復帰片１３は、ロアレール２に固着され、
図３に示すように切替えレバー８がストッパ片９に当接
しない状態（図３）において、復帰片１３のテーパー部
１３ａ（図２）に切替えレバー８が摺接可能なように略
水平方向に延出して設けられている。
図３に示すように切替えレバー８がストッパ片９に当接
しない状態（図３）において、復帰片１３のテーパー部
１３ａ（図２）に切替えレバー８が摺接可能なように略
水平方向に延出して設けられている。
【００１６】次に、本考案の作動について説明する。図
１において、ハンドルシャフト５の一端に設けられた操
作ハンドル５ｂを反時計方向（矢印Ｃ方向）に回動させ
ると、ハンドルシャフト５に固着されたロックレバー６
はロック孔２ａとの係合が解除される。この状態を保持
しつつ、アッパレール１（シート）を後方に摺動させる
と、切替えレバー８の側壁部８ｂがストッパ片９の当接
部９ａに当接し、アッパレール１の後方への摺動が規制
される。
１において、ハンドルシャフト５の一端に設けられた操
作ハンドル５ｂを反時計方向（矢印Ｃ方向）に回動させ
ると、ハンドルシャフト５に固着されたロックレバー６
はロック孔２ａとの係合が解除される。この状態を保持
しつつ、アッパレール１（シート）を後方に摺動させる
と、切替えレバー８の側壁部８ｂがストッパ片９の当接
部９ａに当接し、アッパレール１の後方への摺動が規制
される。
【００１７】この状態（図２）から、最後方位置に至る
後方への摺動を行なうには、切替えレバー８の上端部に
設けられた不図示の操作部を反時計方向（矢印Ｂ方向）
に回動させ、切替えレバー８がストッパ片９を乗り越え
られる状態にする。再び操作ハンドル５ｂ（ハンドルシ
ャフト５）を反時計方向に回動させ、ロックレバー６の
ロック孔２ａへの係合を解除させることでアッパレール
１（シート）の最後方位置への摺動が可能となる。
後方への摺動を行なうには、切替えレバー８の上端部に
設けられた不図示の操作部を反時計方向（矢印Ｂ方向）
に回動させ、切替えレバー８がストッパ片９を乗り越え
られる状態にする。再び操作ハンドル５ｂ（ハンドルシ
ャフト５）を反時計方向に回動させ、ロックレバー６の
ロック孔２ａへの係合を解除させることでアッパレール
１（シート）の最後方位置への摺動が可能となる。
【００１８】切替えレバー８の復帰、つまり切替えレバ
ー８を図３に示すようにストッパ片９に当接しない位置
から、図２に示すようにストッパ片９に当接可能な位置
に回動させるためには、アッパレール１を前方に摺動さ
せることによって行われる。スプリング１１により、切
替えレバー８がストッパ片９に当接しない位置に保持さ
れた状態（図３）で、アッパレール１（切替えレバー
８）を前方に摺動させると、切替えレバー８の側壁部８
ａがロアレール２側に設けられた復帰片１３のテーパー
部１３ａに摺接し、切替えレバー８は図３においてハン
ドルシャフト５を中心に時計方向に回動する。それまで
スプリング１１により反時計方向に付勢されていた切替
えレバー８は、時計方向に回動され、前記「中間位置」
を越えることで、スプリング１１により時計方向に反転
付勢される。（図２）
ー８を図３に示すようにストッパ片９に当接しない位置
から、図２に示すようにストッパ片９に当接可能な位置
に回動させるためには、アッパレール１を前方に摺動さ
せることによって行われる。スプリング１１により、切
替えレバー８がストッパ片９に当接しない位置に保持さ
れた状態（図３）で、アッパレール１（切替えレバー
８）を前方に摺動させると、切替えレバー８の側壁部８
ａがロアレール２側に設けられた復帰片１３のテーパー
部１３ａに摺接し、切替えレバー８は図３においてハン
ドルシャフト５を中心に時計方向に回動する。それまで
スプリング１１により反時計方向に付勢されていた切替
えレバー８は、時計方向に回動され、前記「中間位置」
を越えることで、スプリング１１により時計方向に反転
付勢される。（図２）
【００１９】これにより、シート（アッパレール１）を
後方に摺動させると、シートの最後方位置より前方の所
定位置で摺動が規制される。さらに最後方位置に至る摺
動は、切替えレバー８を回動させることによって可能と
なる。
後方に摺動させると、シートの最後方位置より前方の所
定位置で摺動が規制される。さらに最後方位置に至る摺
動は、切替えレバー８を回動させることによって可能と
なる。
【００２０】
【考案の効果】上記のような構成にしたことで、シート
を後方に摺動させる際、シートの後方への摺動をシート
の最後方位置より前方の所定位置で規制でき、さらに最
後方位置に至る摺動が可能となる。これにより、シート
の摺動範囲を小さくすることなく、後部シートの着座者
に不快感を与えることのないシートトラック装置が提供
できる。
を後方に摺動させる際、シートの後方への摺動をシート
の最後方位置より前方の所定位置で規制でき、さらに最
後方位置に至る摺動が可能となる。これにより、シート
の摺動範囲を小さくすることなく、後部シートの着座者
に不快感を与えることのないシートトラック装置が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本考案のストッパ機構を説明する図である。
【図３】本考案のストッパ機構を説明する図である。
【図４】従来のシートの機構を示す図である。
１ アッパレール ２ ロアレール ３，４ ハンドルシャフトブラケット ５ ハンドルシャフト ６ ロックレバー ８ 切替えレバー ９ ストッパ片 １０ ストッパ機構 １１ スプリング １２ ブラケット １３ 復帰片
Claims (1)
- 【請求項１】 床面側に固設されるロアレ−ルと、ロア
レールに摺動可能に嵌合されるアッパレールと、アッパ
レール側に回動可能に支持されるハンドルシャフトと、
ハンドルシャフトと一体に回動し、ロアレール側に係脱
可能に設けられるロック部材とを有するシートトラック
装置において、 前記ハンドルシャフトに回動可能に支持されるととも
に、前記ハンドルシャフトに対して摺動しないように設
けられる切替えレバーと、 前記ロアレールに固設されるストッパ片と、 前記切替えレバーを、前記ストッパ片に当接可能な位置
と当接しない位置とにそれぞれ安定して保持させる付勢
手段と、 を用いたことを特徴とするシートトラック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992078481U JP2591709Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | シートトラック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992078481U JP2591709Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | シートトラック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0635028U JPH0635028U (ja) | 1994-05-10 |
| JP2591709Y2 true JP2591709Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13663194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992078481U Expired - Lifetime JP2591709Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | シートトラック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591709Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6987628B2 (ja) * | 2017-12-12 | 2022-01-05 | シロキ工業株式会社 | シート装置 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP1992078481U patent/JP2591709Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0635028U (ja) | 1994-05-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6302485B1 (en) | Head rest device for vehicles | |
| US6341819B1 (en) | Seat slide device for a vehicle | |
| US5588707A (en) | Folding seat | |
| JP5276418B2 (ja) | 車両用スライドシート装置 | |
| JP2591709Y2 (ja) | シートトラック装置 | |
| JP4094295B2 (ja) | 自動車座席用のフットレスト装置 | |
| JP2005119506A (ja) | 乗り物シートに用いるアームレスト | |
| JP2591710Y2 (ja) | シートトラック装置 | |
| JP4716824B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP2000052825A (ja) | 起倒式ヘッドレストを備えたシート | |
| JPS6310990Y2 (ja) | ||
| JP2555981Y2 (ja) | シート用スライドアジャスター | |
| JP3211180B2 (ja) | 跳上げ腰掛け | |
| JPH0618058U (ja) | シートトラック装置 | |
| JPH09109746A (ja) | 車両のシート装置 | |
| JPH0513636Y2 (ja) | ||
| JP3121179B2 (ja) | 自動車用シートのロック装置 | |
| JPH0733943Y2 (ja) | シート | |
| JP2540025Y2 (ja) | リクライニング装置 | |
| JPS5911645Y2 (ja) | 車輌用シ−ト等のリクライニングアジヤスタ | |
| JPH08913Y2 (ja) | シートロック解除装置 | |
| JPH0539949Y2 (ja) | ||
| JPS6313068Y2 (ja) | ||
| JP3806368B2 (ja) | 車両用シート | |
| JPH0346971Y2 (ja) |