JPH092065A - スライドドアのロアガイドレールの補強構造 - Google Patents

スライドドアのロアガイドレールの補強構造

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JPH092065A
JPH092065A JP18070495A JP18070495A JPH092065A JP H092065 A JPH092065 A JP H092065A JP 18070495 A JP18070495 A JP 18070495A JP 18070495 A JP18070495 A JP 18070495A JP H092065 A JPH092065 A JP H092065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
lower guide
slide door
reinforcing member
lateral load
Prior art date
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Pending
Application number
JP18070495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kato
健二 加藤
Tomoko Okubo
智子 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication of JPH092065A publication Critical patent/JPH092065A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横荷重によりスライドドアのロアローラがロ
アガイドレールから外れないようにしたスライドドアの
ロアガイドレールの補強構造を提供する。 【構成】 横荷重Fをスライドドア1に作用させると、
ロアローラ5がロアガイドレール14の側壁14aが押
圧され、該側壁14aに沿って配設されている補強部材
17に当接する。このため、ロアガイドレール14の変
形は防止される。側壁14aが当接して横荷重Fが補強
部材17に伝達されると、該補強部材17のスポット溶
接sの付近にモーメントMが生じる。このモーメントM
により、ステップパネル15が座屈変形して、ロアガイ
ドレール14が下方へ圧し下げられ、ロアガイドレール
14とステップアンダパネル16との間の間隔が狭ま
り、ロアローラ5がロアガイドレール14から外れるこ
とがなく、スライドドア1のボディ11からの脱落を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドドアのロアガ
イドレールの補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボディ側面に沿ってスライドするスライ
ドドアは、ボディ側に配設したアッパガイドレール、ロ
アガイドレール及びセンタガイドレールにより、前端部
の上部及び下部と後端部の上下方向の中間部の3カ所に
設けたアッパローラ、ロアローラ及びセンタローラを支
持して、開閉できるようにされている(実開平3−98
121号公報等)。そして、スライドドアの閉状態で該
スライドドアに作用する外方への横荷重によるスライド
ドアの脱落を防止する構造として、図5(イ)に示すよ
うに、下面を開放したロアガイドレールaの前端部に断
面L字状の補強部材bが、その垂直部をロアガイドレー
ルaの横荷重Fの作用する側の側壁に沿わせて配置する
とともに、その水平部をロアガイドレールaの上面と重
なるようにステップパネルcの下面に固定して設けら
れ、ロアローラdの引っ張りによりロアガイドレールa
の側壁が変形してロアローラdがロアガイドレールaか
ら外れることがないようにしたものがある。また、図6
(イ)に示すようにロアローラdを支持するアームeに
対向させたストッパfを、横荷重Fの作用する側に設け
て、ロアローラdがロアガイドレールaから外れたと
き、ステップパネルcとステップアンダパネルiの間か
らアームeが抜けないようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら実際は、
上記図5(イ)に図示の構造のものは、スライドドアに
横荷重Fが作用すると、ロアローラdによりロアガイド
レールaの側壁が外方へ引っ張られて、ステップパネル
cと補強部材bのスポット溶接点hに反時計方向のモー
メントMが作用する。ロアガイドレールaが補強部材b
により補強されて保形性が高いため、図5(ロ)に示す
ようにステップパネルcが座屈して変形してしまい、ロ
アガイドレールaの横荷重Fの作用方向側の側壁が持ち
上がり、ロアローラdが外れてスライドドアが脱落する
虞れがある。また、図6(イ)に図示のものは、補強さ
れていないロアガイドレールaが横荷重Fにより変形し
て、図6(ロ)に示すように横荷重Fの作用方向側の側
壁が持ち上がり、さらにステップパネルcが座屈して変
形することにより、ステップアンダパネルiとの隙間が
広がって、外れ出たロアローラdがストッパfを乗り越
えてしまい、スライドドアが脱落する虞れがある等の問
題点がある。本発明は上記に問題点を解決するためにな
されたもので、横荷重が作用してもスライドドアのロア
ローラがロアガイドレールから外れるのを防止するよう
にした、スライドドアのロアガイドレールの補強構造を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のスライドドアのロアガイドレールの補強構造
は、ボディに沿ってスライドしてドア開口を開閉するス
ライドドアのロアローラを係入して案内するロアガイド
レールを、前記ドア開口の下方に配設されるステップパ
ネルの下面に固定するとともに、該ロアガイドレールの
前端部を補強する補強部材を設けて、前記スライドドア
の閉状態で該スライドドアに作用する外方への横荷重に
より前記ロアローラが前記ロアガイドレールから外れる
のを防止するようにしたスライドドアのロアガイドレー
ルの補強構造において、前記補強部材を断面L字状に形
成してその垂直部を、前記ロアガイドレールの前記横荷
重の作用する側の側壁に沿わせて配置し、かつ該補強部
材の水平部を前記ロアガイドレールより外方位置で前記
ステップパネルの下面に固定したことを特徴とする。
【0005】
【作用及び発明の効果】上記構成のスライドドアのロア
ガイドレールの補強構造によれば、断面L字状に形成さ
れた補強部材が、その垂直部をロアガイドレールの横荷
重の作用する側の側壁に沿わせて配置し、かつその水平
部をロアガイドレールより外方位置でステップパネルの
下面に固定して設けられているから、横荷重が作用して
も補強部材によりロアガイドレールの変形が防止される
とともに、補強部材の固定点の周りに発生するモーメン
トにより、ステップパネルが座屈変形を生じてロアガイ
ドレールが圧し下げられる。従って、ロアローラがロア
ガイドレールから外れることがなく、スライドドアの脱
落を防止できる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1はスライドドアの支持構造を示す断面図、図2
はロアガイドレール部分の平面図、図3は横荷重を作用
させる試験装置を示した概略斜視図、図4は横荷重によ
る変形状態を示した説明図である。スライドドア1の上
端に固定したアッパアーム2の先端にアッパローラ3が
支持され、下端に固定したロアアーム4の先端にロアロ
ーラ5と、該ロアローラ5の回転軸と略直交する回転軸
を有するメインローラ6とが支持されている。そして、
ボディ11のドア開口12の上縁に沿ってアッパガイド
レール13が配設され、スポット溶接により固定されて
いる。また、ロアガイドレール14がステップパネル1
5の下面に配設され、スポット溶接により固定されてい
る。
【0007】アッパガイドレール13にはアッパローラ
3が係入されるとともに、ロアガイドレール14にはロ
アローラ5が係入され、さらにメインローラ6がステッ
プパネル15の下面に固定したステップアンダパネル1
6上で転動するようにして、ボディ11にスライドドア
1が開閉自在に搭載されている。また、断面L字状の補
強部材17は、その垂直部17aが下面を開放したロア
ガイドレール14のスライドドア1側の側壁14aに沿
わせて配置され、また水平部17bがステップパネル1
5の下面にスポット溶接sにより固定されて設けられて
いる。
【0008】上記構成のスライドドア1に対して、図4
に示した試験装置により横荷重試験を行う。スライドド
ア1は閉じた状態でロックされている。スライドドア1
の両側においてボディ11がブロック21,21により
支えられている。スライドドア1の内側には、H形の治
具22が固定されている。そして、該治具22の中心
に、スライドドア1の内側から外側に向かう横荷重F
(=1,800kg)を作用させる。
【0009】上記横荷重Fをスライドドア1に作用させ
ると、ロアアーム4が引っ張られる。これにより、ロア
ローラ5によりロアガイドレール14の側壁14aが押
圧され、該側壁14aに沿って配設されている補強部材
17に当接する。このため、ロアガイドレール14の変
形は防止される。側壁14aが当接して横荷重Fが補強
部材17に伝達されると、該補強部材17のスポット溶
接sの付近に図4における反時計周りのモーメントMが
生じる。このモーメントMにより、ステップパネル15
が座屈変形して、ロアローラ5を係入したロアガイドレ
ール14が下方へ圧し下げられる(図4)。従って、ロ
アガイドレール14とステップアンダパネル16との間
の間隔が狭まり、ロアローラ5がロアガイドレール14
から外れることがなく、スライドドア1のボディ11か
らの脱落を防止できる。
【0010】本発明のスライドドアのロアガイドレール
の補強構造は、上記した構成及び作用を有し、衝突等に
より衝撃的な横荷重がスライドドア1の内側から外側に
向かって作用しても、スライドドア1が脱落することが
ないから、乗員の安全性を確実に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライドドアの支持構造を示す断面図である。
【図2】ロアガイドレール部分の平面図である。
【図3】横荷重を作用させる試験装置を示した概略斜視
図である。
【図4】横荷重による変形状態を示した説明図である。
【図5】従来例を示した説明図である。
【図6】他の従来例を示した説明図である。
【符号の説明】
1...スライドドア 5...ロアローラ 11...ボディ 12...ドア開口 14...ロアガイドレール 14a...側壁 15...ステップパネル 17...補強部材 17a...垂直部 17b...水平部 F...横荷重 s...スポット溶接

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディに沿ってスライドしてドア開口を
    開閉するスライドドアのロアローラを係入して案内する
    ロアガイドレールを、前記ドア開口の下方に配設される
    ステップパネルの下面に固定するとともに、該ロアガイ
    ドレールの前端部を補強する補強部材を設けて、前記ス
    ライドドアの閉状態で該スライドドアに作用する外方へ
    の横荷重により前記ロアローラが前記ロアガイドレール
    から外れるのを防止するようにしたスライドドアのロア
    ガイドレールの補強構造において、 前記補強部材を断面L字状に形成してその垂直部を、前
    記ロアガイドレールの前記横荷重の作用する側の側壁に
    沿わせて配置し、かつ該補強部材の水平部を前記ロアガ
    イドレールより外方位置で前記ステップパネルの下面に
    固定したことを特徴とするスライドドアのロアガイドレ
    ールの補強構造。
JP18070495A 1995-06-22 1995-06-22 スライドドアのロアガイドレールの補強構造 Pending JPH092065A (ja)

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JP18070495A JPH092065A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 スライドドアのロアガイドレールの補強構造

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JPH092065A true JPH092065A (ja) 1997-01-07

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ID=16087862

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JP18070495A Pending JPH092065A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 スライドドアのロアガイドレールの補強構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100901920B1 (ko) * 2007-12-13 2009-06-10 현대자동차주식회사 차량 로어 레일의 보강구조
JP2009167764A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Toyota Auto Body Co Ltd 車両のスライドドアのセンタレール構造
DE102009040274A1 (de) 2008-09-29 2010-04-01 Mazda Motor Corp. Schiebetürstruktur eines Fahrzeugs und Verfahren zum Bilden derselben
CN110126599A (zh) * 2018-02-02 2019-08-16 本田技研工业株式会社 车辆的滑动门构造

Cited By (6)

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