JPH092024A - 方向性傾斜ブロックを有する高運動性能空気入りタイヤ - Google Patents
方向性傾斜ブロックを有する高運動性能空気入りタイヤInfo
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- JPH092024A JPH092024A JP7152079A JP15207995A JPH092024A JP H092024 A JPH092024 A JP H092024A JP 7152079 A JP7152079 A JP 7152079A JP 15207995 A JP15207995 A JP 15207995A JP H092024 A JPH092024 A JP H092024A
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-
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
ヤであって、ウエット路面での操縦安定性やハイドロ・
プレーニング特性の優れた、トレッド・パターンを提供
する。 【構成】 パターン・センターに設けられた中央周方向
リブ1と、左右のトレッド端まで周方向に対して傾斜し
て延びる多数の方向性傾斜溝4と、周方向に対して傾斜
して延びる方向性傾斜ブロック2,3とを備え、パター
ン・センターからトレッド端までの距離のおよそ40乃
至70%の位置から内側のトレッド領域では、ブロック
2,3中心線が周方向に対して20乃至40程度度の低
い角度で傾斜して延び、トレッド両端までの外側領域で
は、60乃至70度程度の高い角度で傾斜して延び、周
方向の幅が内側領域で狭く、外側領域で広い外側ブロッ
クと、幅が外側領域で狭く、内側領域で広い内側ブロッ
クとが交互に配置されている。
Description
に関するもので、特に、スポーツ走行にも対応できる運
動性能を重視した乗用車用高運動性能空気入りタイヤに
関するものである。
レッド・パターンの典型的な従来例を図4に示す。従来
のタイヤは、図示のように、数本(図示の例では4本、
一般的には2乃至8本程度)の周方向溝と、周方向に間
隔を置いて配置された多数の方向性傾斜溝と、周方向に
間隔を置いて配置された多数の方向性傾斜ブロックより
なるトレッド・パターンを備えている。本明細書におい
て、「周方向溝」とは、周方向に連続して延びる溝を意
味し、「周方向リブ」とは、周方向に連続して延びるリ
ブを意味し、「方向性傾斜溝」とは、周方向に対して傾
斜して延びる溝であって、タイヤの正転時に、該溝の傾
斜して延びる部分のタイヤ赤道面に近い側が先に接地し
て、赤道面に遠い側が後に接地するように車両に装着す
る際のタイヤの回転方向が指定されている、いわゆる方
向性トレッド・パターンが形成される溝を意味し、「方
向性傾斜ブロック」とは、該方向性傾斜溝によって形成
される、周方向に対して傾斜して延びるブロックであっ
て、タイヤの正転時に、該ブロックの傾斜して延びる部
分のタイヤ赤道面に近い側が先に接地して、赤道面に遠
い側が後に接地するように車両に装着する際のタイヤの
回転方向が指定されている、いわゆる方向性トレッド・
パターンが形成されるブロックを意味する。
での操縦安定性やハイドロ・プレーニング特性を高める
ためには、溝本数や溝幅を増やしてネガティブ比率(ト
レッド接地面の面積に対する溝表面の面積の割合)を増
加させること、特に、方向性傾斜溝のネガティブ比率を
高めることが効果的であって、頻繁に採用される設計手
法である。しかしながら、この手法で設計されたウエッ
ト性能に優れた方向性トレッド・パターンを備えた空気
入りタイヤでは、耐偏摩耗性能やドライ路面上での操縦
安定性能が低下する。逆に、上記のような従来のタイヤ
で耐偏摩耗性能やドライ路面上での操縦安定性能を確保
しようとすると、ウエット路面での操縦安定性やハイド
ロ・プレーニング特性を高めることが困難であった。
ーツ走行にも対応できる運動性能を重視した高運動性能
タイヤであって、しかも耐偏摩耗性能やドライ路面上で
の操縦安定性能を低下することなく、ウエット路面での
操縦安定性やハイドロ・プレーニング特性の優れた、乗
用車用空気入りタイヤに用いられる新規なトレッド・パ
ターンを提供することである。
めに、本発明の空気入りタイヤは、パターン・センター
に設けられた中央周方向リブと、該中央周方向リブから
左右のトレッド端まで周方向に対して傾斜して延び、周
方向に間隔を置いて設けられた多数の方向性傾斜ブロッ
クとを備えた方向性トレッド・パターンを有する空気入
りタイヤにおいて、(1)該方向性傾斜ブロックは、パ
ターン・センターからトレッド端までの距離のおよそ4
0乃至70%の位置から内側のトレッド内側領域では、
ブロック中心線が周方向に対して20乃至40程度度の
低い角度で傾斜して延び、パターン・センターからトレ
ッド端までの距離のおよそ40乃至70%の位置からト
レッド両端までのトレッド外側領域では、ブロック中心
線が周方向に対して60乃至70度程度の高い角度で傾
斜して延び、(2)該方向性傾斜ブロックは、周方向の
幅が該トレッド内側領域で狭く、該トレッド外側領域で
広い外側広幅ブロックと、周方向の幅が該トレッド外側
領域で狭く、該トレッド内側領域で広い内側広幅ブロッ
クとで構成され、(3)該外側広幅ブロックと該内側広
幅ブロックとが周方向に交互に配置されていることを特
徴とするトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤで
あり、該方向性傾斜ブロックの狭幅部の周方向の幅が、
広幅部の周方向の幅の15乃至45%であることが好ま
しい。
用車用空気入りタイヤのトレッド・パターンでは、該外
側広幅ブロックのブロック高さが、該トレッド外側領域
で該中央周方向リブと同じ高さで、該トレッド内側領域
で該中央周方向リブの高さの0乃至20%であって、該
内側広幅ブロックのブロック高さが、該トレッド内側領
域で該中央周方向リブと同じ高さで、該トレッド外側領
域で該中央周方向リブの高さの0乃至20%であること
が好ましい。
用車用空気入りタイヤのトレッド・パターンは、該方向
性傾斜ブロックの高さが、パターン・センターからトレ
ッド端までの距離のおよそ40乃至70%の位置で、該
中央周方向リブと同じ高さから該中央周方向リブの高さ
の0乃至20%まで徐々に変化することが好ましく、ま
た、該外側広幅ブロックと該内側広幅ブロックとが同じ
位置で逆方向にブロックの高さを変化することによっ
て、周方向に連続する周方向溝を形成することが好まし
い。
用車用空気入りタイヤのトレッド・パターンは、該外側
広幅ブロックのブロック高さが該中央周方向リブの近傍
で該中央周方向リブと同じ高さで、該内側広幅ブロック
のブロック高さが該中央周方向リブの近傍で該中央周方
向リブの高さの0乃至20%であることが好ましい。
用車用空気入りタイヤのトレッド・パターンは、(1)
該方向性傾斜ブロックの一部が、該周方向リブの周方向
連続性を損なうことなしに、該周方向リブに食い込むよ
うに配置され、(2)該方向性傾斜ブロックの該周方向
リブに食い込んでいる先端隅部は先細鋭角形状であり、
(3)該方向性傾斜ブロックの少なくとも該周方向リブ
に食い込んでいる先端隅部のブロック高さが、該周方向
リブに食い込むにしたがい徐々に低くなり、該周方向リ
ブの高さの0乃至20%で終端することが好ましい。
傾斜ブロックが、トレッド内側領域ではブロック中心線
が周方向に対して20乃至40程度度の低い角度で傾斜
して延び、トレッド外側領域ではブロック中心線が周方
向に対して60乃至70度程度の高い角度で傾斜して延
びていて、換言すれば、これらのブロックを形成する多
数の方向性傾斜溝が周方向に間隔を置いて設けられてい
て、それらの溝がトレッド内側領域では周方向に対して
20乃至40度程度の低い角度で傾斜して延び、トレッ
ド外側領域では周方向に対して60乃至70度程度の高
い角度で傾斜して延びているので、前後方向の排水性能
にも横方向の排水性能にも優れたタイヤである。特に、
トレッド内側領域の方向性低傾斜溝が接地面中央部の前
後方向の排水性能に寄与し、トレッド外側領域の方向性
高傾斜溝が横方向の排水性能にに寄与するとともに、方
向性高傾斜溝によって形成される方向性高傾斜ブロック
が横剛性を高め操縦安定性能向上に寄与する。しかし、
トレッド内側領域が方向性低傾斜溝だけで構成されたパ
ターンは十分なブロック剛性を確保しにくいので操縦安
定性能に難点が生じる。本発明の乗用車用空気入りタイ
ヤでは、上記のように湾曲した方向性傾斜溝とパターン
・センターに設けられた中央周方向リブとでパターンが
構成されているので、この周方向リブによってトレッド
・パターンに剛性が付与され、微小舵角時のハンドル手
応えが強くなり、ドライバーに与えるいわゆる”しっか
り感”が高まり、直進安定性が向上する。この周方向リ
ブは、通常は、トレッド中央部のタイヤ赤道線上に設け
られた、いわゆるセンター・リブを指すが、左右非対称
トレッド・パターンの場合にはトレッド幅の1/3程度
まで片寄って周方向リブを設けることも可能で、けだ
し、「パターン・センターに設けられた中央周方向リ
ブ」と表現される所以である。さらに、トレッド中央部
に2本の周方向リブを設け、いわゆるセンター・グルー
ブとすることも可能である。
(1)上記のように、方向性傾斜ブロックが、トレッド
内側領域ではブロック中心線が周方向に対して20乃至
40程度度の低い角度で傾斜して延び、トレッド外側領
域ではブロック中心線が周方向に対して60乃至70度
程度の高い角度で傾斜して延びていて、(2)方向性傾
斜ブロックは、周方向の幅がトレッド内側領域で狭く、
トレッド外側領域で広い外側広幅ブロックと、周方向の
幅が該トレッド外側領域で狭く、トレッド内側領域で広
い内側広幅ブロックとで構成され、好ましくは、狭幅部
の周方向の幅が広幅部の周方向の幅の15乃至45%
で、(3)該外側広幅ブロックと該内側広幅ブロックと
が周方向に交互に配置されているので、操縦安定性能を
確保しながらウエット排水性能を向上することが可能と
なる。方向性傾斜ブロックの狭幅部の周方向の幅が広幅
部の周方向の幅の15%より小さくなるとウエット排水
性能が低下し、45%より大きくなると有効接地面積が
不足し操縦安定性能を確保することが難しくなる。
側広幅ブロックのブロック高さが、該トレッド外側領域
で中央周方向リブと同じ高さで、トレッド内側領域で中
央周方向リブの高さの0乃至20%であって、内側広幅
ブロックのブロック高さが、トレッド内側領域で中央周
方向リブと同じ高さで、トレッド外側領域で中央周方向
リブの高さの0乃至20%であり、これらの方向性傾斜
ブロックの高さが、パターン・センターからトレッド端
までの距離のおよそ40乃至70%の位置で、中央周方
向リブと同じ高さから中央周方向リブの高さの0乃至2
0%まで徐々に変化するので、操縦安定性能と耐偏摩耗
性能を確保しながらウエット排水性能を向上することが
可能となる。方向性傾斜ブロックの周方向の幅が急に狭
くなり、ブロック剛性が急に低下する個所で偏摩耗が発
生しやすいが、本発明のタイヤではブロックの高さが徐
々に変化するので、耐偏摩耗性能確保に寄与する。ま
た、外側広幅ブロックと内側広幅ブロックとが同じ位置
で逆方向にブロックの高さを変化することによって、周
方向に連続する周方向溝を形成するので、排水性能の向
上に寄与する。
ターン・センターからトレッド端までの距離のおよそ4
0乃至70%の位置で方向性傾斜ブロックのブロック高
さが変化し、トレッド内側領域とトレッド外側領域との
ブロック幅をほぼ均等にしているので、トレッド全体の
剛性バランスが保たれている。本発明の乗用車用空気入
りタイヤは、方向性傾斜ブロックの周方向リブに食い込
んでいる先端隅部は先細鋭角形状であるので、水膜への
接地抵抗が減少して、排水性能に優れたタイヤが得られ
る。しかし、内側広幅ブロックの先端部が鋭角を形成す
ると、この先端鋭角部で偏摩耗が発生しやすい。本発明
のタイヤでは、内側広幅ブロックのブロック高さを中央
周方向リブの近傍で徐々に変化させて、剛性が急に低下
することによる偏摩耗発生を防止または抑制している。
説明すると、図1は本発明に従う乗用車用空気入りタイ
ヤの実施例1のトレッド・パターンであって、図2はA
−A断面図、図3はB−B断面図で、タイヤ・サイズは
225/50R16で、トレッド幅TWは200mmで
ある。図1に示す実施例1の空気入りタイヤは、パター
ン・センターであるタイヤ赤道線E上に設けられた中央
周方向リブ1と、中央周方向リブ1から左右のトレッド
端TEまで周方向に対して傾斜して延びる多数の方向性
傾斜ブロック2、3とを備えていて、タイヤ回転方向R
が指定されている。方向性傾斜ブロック2、3は、パタ
ーン・センターからトレッド端までの距離TDのおよそ
40乃至70%の位置から内側のトレッド内側領域で
は、ブロック中心線が周方向に対して25度の低い角度
θ1 で傾斜して延び、パターン・センターからトレッド
端までの距離TDのおよそ40乃至70%の位置からト
レッド両端までのトレッド外側領域では、ブロック中心
線が周方向に対して60度の高い角度θ2 で傾斜して延
びている。方向性傾斜ブロック2、3は、周方向の幅が
トレッド内側領域で狭く、トレッド外側領域で広い外側
広幅ブロック2と、周方向の幅がトレッド外側領域で狭
く、トレッド内側領域で広い内側広幅ブロック3とで構
成されていて、外側広幅ブロック2と内側広幅ブロック
3とが周方向に交互に配置されている。方向性傾斜ブロ
ック2、3の狭幅部の周方向の幅が5mmで、広幅部の
周方向の幅が27mmであり、前者が後者の19%であ
る。方向性傾斜ブロック3が中央周方向リブ1に食い込
んでいて、その先端隅部は角度θ3 が35度の先細鋭角
形状である。
広幅ブロック3のブロック高さが、トレッド内側領域で
中央周方向リブ1と同じ高さで、トレッド外側領域で中
央周方向リブ1の高さの20%であって、第3図のB−
B断面図に示すように、外側広幅ブロック2のブロック
高さが、トレッド外側領域で中央周方向リブ1と同じ高
さで、トレッド内側領域で中央周方向リブ1の高さの2
0%である。第2乃至3図に示すように、方向性傾斜ブ
ロックの高さが、パターン・センターであるタイヤ赤道
線Eからトレッド端TEまでの距離のおよそ40乃至7
0%の位置で、中央周方向リブ1と同じ高さから中央周
方向リブの高さの20%まで徐々に変化し、外側広幅ブ
ロック2と内側広幅ブロック3とが同じ位置で逆方向に
ブロックの高さを変化することによって、周方向に連続
する周方向溝4を形成している。外側広幅ブロック2の
ブロック高さが中央周方向リブ1の近傍で徐々に増加し
周方向リブ1と同じ高さとなり、内側広幅ブロック3の
ブロック高さが中央周方向リブ1の近傍で徐々に減少し
中央周方向リブ1の高さの20%となっている。
来の空気入りタイヤのトレッド・パターンの典型的な例
であって、図示のように5本の周方向溝と多数の方向性
傾斜溝が周方向に間隔を置いて配置されている。タイヤ
・サイズは225/50R16で、トレッド幅TWは約
200mmであって、いずれも上記実施例と同じであ
る。トレッド中央に設けられた周方向溝(63)は幅4
mmの狭い溝であるが、その左右に溝幅11mmの一対
の周方向溝(62、64)が設けられ、さらに、トレッ
ド両端部からトレッド中央部に向かってトレッド幅の約
1/4に相当する個所に溝幅10mmの一対の周方向溝
(61、65)が設けられ、この4本の太い周方向溝と
多数の方向性傾斜溝(71、72、73、74、75、
76)が濡れた路面上をタイヤが走行するときの排水性
に大きく寄与することを狙ったタイヤである。
の乗用車用空気入りタイヤと図4に示す上記従来例の乗
用車用空気入りタイヤについて、ハイドロ・プレーニン
グ特性、耐偏摩耗特性およびドライ路面での操縦安定性
の評価試験を実施した。テスト条件はタイヤ内圧2.3
Kg/cm2 、直線ハイドロ・プレーニング特性は水深
5mmのウエット路面走行時のテスト・ドライバーによ
るハイドロ・プレーニングの発生限界速度のフィーリン
グ評価、コーナリング時のハイドロ・プレーニング特性
は水深5mmの半径80mのテスト・コース路面通過時
の限界横Gの測定値とテスト・ドライバーによるハイド
ロ・プレーニングの発生限界速度のフィーリング評価と
の総合評価、耐偏摩耗特性は高速道路、山坂路および市
街地路を含めた1万km走行後の隣接ブロック間の段差
測定値と目視評価との総合評価、ドライ路面での操縦安
定性はドライ状態のサーキット・コースを種々の走行モ
ードによりスポーツ走行したときのテスト・ドライバー
のフィーリング評価結果である。
を100とした指数表示で示してあり、数字が大きいほ
ど性能が優れていることを示している。評価結果のまと
めを表1に示す。
施例の乗用車用空気入りタイヤは上記従来例の乗用車用
空気入りタイヤに比べて、ドライ路面での操縦安定性お
よび耐偏摩耗特性のいずれにおいても同等の性能を維持
しながら、ハイドロ・プレーニング特性では優れている
ことが分かった。
る運動性能を重視した高運動性能タイヤであって、しか
も耐偏摩耗性能やドライ路面上での操縦安定性能を低下
することなく、ウエット路面での操縦安定性やハイドロ
・プレーニング特性の優れた、乗用車用空気入りタイヤ
に用いられる新規なトレッド・パターンを提供すること
が可能となった。
ーン図である。
る。
る。
ターン図である。
ク中心線の角度 θ2 トレッド外側領域における周方向に対するブロッ
ク中心線の角度 θ3 方向性傾斜ブロック先端隅部の角度 1 中央周方向リブ 2 方向性傾斜ブロック 3 方向性傾斜ブロック 4 周方向溝
Claims (7)
- 【請求項1】 パターン・センターに設けられた中央周
方向リブと、該中央周方向リブから左右のトレッド端ま
で周方向に対して傾斜して延び、周方向に間隔を置いて
設けられた多数の方向性傾斜ブロックとを備えた方向性
トレッド・パターンを有する空気入りタイヤにおいて、
(1)該方向性傾斜ブロックは、パターン・センターか
らトレッド端までの距離のおよそ40乃至70%の位置
から内側のトレッド内側領域では、ブロック中心線が周
方向に対して20乃至40度程度の低い角度で傾斜して
延び、パターン・センターからトレッド端までの距離の
およそ40乃至70%の位置からトレッド両端までのト
レッド外側領域では、ブロック中心線が周方向に対して
60乃至70度程度の高い角度で傾斜して延び、(2)
該方向性傾斜ブロックは、周方向の幅が該トレッド内側
領域で狭く、該トレッド外側領域で広い外側広幅ブロッ
クと、周方向の幅が該トレッド外側領域で狭く、該トレ
ッド内側領域で広い内側広幅ブロックとで構成され、
(3)該外側広幅ブロックと該内側広幅ブロックとが周
方向に交互に配置されていることを特徴とするトレッド
・パターンを備えた空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 該方向性傾斜ブロックの狭幅部の周方向
の幅が、広幅部の周方向の幅の15乃至45%であるこ
とを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 該外側広幅ブロックのブロック高さが、
該トレッド外側領域で該中央周方向リブと同じ高さで、
該トレッド内側領域で該中央周方向リブの高さの0乃至
20%であって、該内側広幅ブロックのブロック高さ
が、該トレッド内側領域で該中央周方向リブと同じ高さ
で、該トレッド外側領域で該中央周方向リブの高さの0
乃至20%であることを特徴とする請求項1乃至2記載
の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 該方向性傾斜ブロックの高さが、パター
ン・センターからトレッド端までの距離のおよそ40乃
至70%の位置で、該中央周方向リブと同じ高さから該
中央周方向リブの高さの0乃至20%まで徐々に変化す
ることを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 該外側広幅ブロックと該内側広幅ブロッ
クとが同じ位置で逆方向にブロックの高さを変化するこ
とによって、周方向に連続する周方向溝を形成すること
を特徴とする請求項4記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 該外側広幅ブロックのブロック高さが該
中央周方向リブの近傍で該中央周方向リブと同じ高さ
で、該内側広幅ブロックのブロック高さが該中央周方向
リブの近傍で該中央周方向リブの高さの0乃至20%で
あることを特徴とする請求項3乃至5記載の空気入りタ
イヤ。 - 【請求項7】 該方向性傾斜ブロックの一部が、該周方
向リブの周方向連続性を損なうことなしに、該周方向リ
ブに食い込むように配置され、該方向性傾斜ブロックの
該周方向リブに食い込んでいる先端隅部は先細鋭角形状
であり、該方向性傾斜ブロックの少なくとも該周方向リ
ブに食い込んでいる先端隅部のブロック高さが、該周方
向リブに食い込むにしたがい徐々に低くなり、該周方向
リブの高さの0乃至20%で終端することを特徴とする
請求項1乃至6記載の空気入りタイヤ。
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JP15207995A JP3590137B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 方向性傾斜ブロックを有する高運動性能空気入りタイヤ |
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JP15207995A JP3590137B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 方向性傾斜ブロックを有する高運動性能空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH092024A true JPH092024A (ja) | 1997-01-07 |
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ID=15532599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15207995A Expired - Fee Related JP3590137B2 (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 方向性傾斜ブロックを有する高運動性能空気入りタイヤ |
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