JPH09201710A - ホールカッタ - Google Patents

ホールカッタ

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JPH09201710A
JPH09201710A JP8013335A JP1333596A JPH09201710A JP H09201710 A JPH09201710 A JP H09201710A JP 8013335 A JP8013335 A JP 8013335A JP 1333596 A JP1333596 A JP 1333596A JP H09201710 A JPH09201710 A JP H09201710A
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cutting blade
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勝平 大見
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第2の切削刃がワークを切削したときに発生す
る切り屑を、容易に溝の外部へ排出できるようにする。 【解決手段】円筒状に形成されたカッタ本体の先端には
第1及び第2の切削刃13,15が設けられる。第2の
切削刃15における幅方向両端部15a,15bの刃高
さは、第1の切削刃13における幅方向両端部13a,
13bの刃高さよりも小さい値にされる。更に、第2の
切削刃15における幅方向中央部15cの刃高さは、第
1の切削刃13における幅方向中央部13cの刃高さよ
りも大きい値にされる。又、第2の切削刃15の先端に
設けられた第2の刃先16の幅方向中央部には直線状に
延びる平坦部17が設けられ、第2の刃先16で溝の底
面から削り取られた切り屑は前記平坦部17によって帯
状にされる。その結果、切り屑の幅方向両端の位置が離
れ、その切り屑が溝の底面に押されても絡みにくくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホールカッタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークに対して孔を形成するため
のホールカッタとしては、特開平1−199710号公
報に示すホールカッタが知られている。このホールカッ
タのカッタ本体は円筒状に形成され、カッタ本体の先端
面には図7(a)に示すように平刃状に形成された第1
の切削刃71がカッタ本体の周方向に対し所定間隔をお
いて複数設けられている。第1の切削刃71の先端に
は、カッタ本体の軸線と直交する方向へ直線状に延びる
第1の刃先72が設けられ、第1の切削刃71の左右両
側面と第1の刃先72の左右両端部との挟み角θは約9
0°となっている。
【0003】又、カッタ本体の先端面において、各第1
の切削刃71の間には、図7(b)に示すように山刃状
に形成された第2の切削刃73がそれぞれ設けられてい
る。第2の切削刃73の先端には第2の刃先74が設け
られている。この第2の刃先74は、その幅方向中央部
が下方へ突出するように屈曲し、第2の刃先74におい
て幅方向中央部を挟む左右両側は斜状となっている。そ
して、第2の切削刃73における幅方向両端部73a,
73bの刃高さは、第1の切削刃71における幅方向両
端部71a,71bの刃高さよりも小さい値となってい
る。又、第2の切削刃73における幅方向中央部73c
の刃高さは、第1の切削刃71における幅方向中央部7
1cの刃高さよりも大きい値となっている。
【0004】上記のように構成されたホールカッタの使
用時には、各切削刃71,73の刃先72,74をワー
クの表面に当接させる。この状態で、カッタ本体をその
軸線が中心となるように所定周速度で回転させるととも
に、カッタ本体を所定の送り量でワークへ向かって移動
させる。すると、ワークが各切削刃71,73の刃先7
2,74によって切削され、そのワークには図8(a)
に示す溝75が形成される。溝75の底面における幅方
向両端部は第1の切削刃71に対応して水平方向に対し
平らに形成され、底面の幅方向中央部は第2の切削刃7
3に対応して斜面75a,75bからなる略V字状に形
成される。
【0005】そして、第1の切削刃71は溝75の底面
における幅方向両端部を、図8(a)の二点鎖線で示す
ように平らな帯状に削り取って帯状の切り屑76a,7
6bを発生させる。又、第2の切削刃73は溝75の底
面における幅方向中央部を、図8(b)の二点鎖線で示
すように断面V字状に削り取って切り屑77を発生させ
る。従って、ワークに孔を形成するためにカッタ本体を
回転させると、溝75の底面における幅方向両端部及び
幅方向中央部の三つが、それぞれ第1及び第2の切削刃
71,73により分担して切削される。そして、溝75
の底面を三つに分割して切削した場合、発生する切り屑
76a,76b,77の一つ一つが細かくなるため、そ
の切り屑76a,76b,77を溝75から容易に排出
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ホール
カッタでは、第2の切削刃73が山刃状に形成されてい
るため、溝75の底面における幅方向中央部から発生し
た切り屑77はV字状になる。そして、切り屑77の幅
方向両端は、それぞれ溝75の底面における斜面75
a,75bと直交する方向へ押される。その結果、切り
屑77の幅方向両端同士がぶつかって切り屑77が絡む
ため、その切り屑77を溝75の外部へ排出しにくくな
るという問題があった。
【0007】又、切り屑77が絡んでひとかたまりにな
ると、その切り屑77が大きくなるため、その切り屑7
7を溝75の外部へ排出することが更に困難になるとい
う問題があった。
【0008】更に、第1の切削刃71が溝75の底面に
おける幅方向両端部を切削するとき、第1の刃先72の
左右両端部には溝75の底面及び側面に対する摩擦力が
それぞれ働くため、第1の刃先72の左右両端部が破損
し易くなるという問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、第2の切削刃がワー
クを切削したときに発生する切り屑を、容易に溝の外部
へ排出できるようにすることにある。
【0010】又、第2の目的は、第2の切削刃がワーク
を切削したときに発生する切り屑を細かくすることにあ
る。更に、第3の目的は、第1の切削刃に設けられた刃
先を破損させにくくすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、特に、第2の切削刃の先
端に設けられた刃先の幅方向中央部に、直線状に延びる
平坦部を設けた。
【0012】請求項2記載の発明では、前記第2の切削
刃は隣合う両第1の切削刃間に複数設けられ、その各第
2の切削刃におけるそれぞれの平坦部を同平坦部の延び
る方向に対してずれるように設けた。
【0013】請求項3記載の発明では、第1の切削刃の
先端に設けられた刃先の幅方向両端部と、前記第1の切
削刃における幅方向両側面との挟み角を鈍角になるよう
にした。
【0014】即ち、請求項1記載の発明では、カッタ本
体は、その軸線を中心に回転されるとともに、各切削刃
がワークへ向かって所定の送り量で接近するように移動
される。その後、各切削刃がワークに接触すると、その
ワークが各切削刃によって切削されて前記ワークに溝が
形成される。この溝の底面における幅方向中央部は、第
2の切削刃に設けられた刃先の平坦部に対応して平らに
形成される。そして、第2の切削刃に設けられた刃先
は、溝の底面における幅方向中央部を削り取って帯状の
切り屑を発生させる。
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、各切削刃によって形成された溝の底
面における幅方向中央部は、隣合う両第1の切削刃間に
設けられた各第2の切削刃におけるそれぞれの幅方向中
央部により分担して切削される。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明の作用に加え、第1の切削刃の先端に設けら
れた刃先の幅方向両端部と、前記第1の切削刃における
幅方向両側面との挟み角が鈍角になると、その刃先にお
ける幅方向両端部の強度が高くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形
態を図1〜図4に従って説明する。
【0018】図1に示すように、ホールカッタ11のカ
ッタ本体12は円筒状に形成されている。ホールカッタ
11は図示しない工作機械に取り付けられ、矢印A方向
へ回転されるようになっている。図2に示すように、カ
ッタ本体12の下端面には、超硬チップからなる複数の
第1の切削刃13がカッタ本体12の周方向に対し所定
間隔をおいてロウ付接合されている。
【0019】図3(a)に示すように、第1の切削刃1
3の先端には、その先端の幅方向へ延びる第1の刃先1
4が設けられ、第1の刃先14は下方へ向かって突出す
るように山形に屈曲されている。又、第1の刃先14の
頂点P1は、その第1の刃先14における幅方向中央よ
りもカッタ本体12の外周面側(図3(a)の右側)に
位置している。更に、第1の刃先14は略V字状となる
ように、頂点P1を挟んだ幅方向両側が斜状となってい
る。従って、第1の刃先14における幅方向両端部と、
第1の切削刃13における幅方向両側面との挟み角θ
は、鈍角になっている。
【0020】図2に示すように、カッタ本体12の下端
面において、各第1の切削刃13の間にはそれぞれ超硬
チップからなる第2の切削刃15がロウ付接合されてい
る。図3(b)に示すように、第2の切削刃15の先端
には、その先端の幅方向へ延びる第2の刃先16が設け
られ、第2の刃先16は下方へ向かって突出するように
屈曲されている。又、第2の刃先16の頂点P2は、そ
の第2の刃先16の幅方向中央においてややカッタ本体
12の外周面側(図3(b)の右側)寄りに位置してい
る。更に、第2の刃先16において頂点P2を挟んだ幅
方向両側は、第2の切削刃15の幅方向両側面へ向かう
ほど昇るように傾斜している。
【0021】第2の刃先16において、カッタ本体12
の内周面側(図3(b)の左側)に位置して頂点P2に
隣接する部分は平坦部17となっており、その平坦部1
7は直線状に延びている。そして、平坦部17の水平面
に対する傾斜角度は、第2の刃先16において前記平坦
部17よりもカッタ本体12の内周面側に位置する部分
の水平面に対する傾斜角度よりも小さい値となってい
る。
【0022】図3(c)に示すように、第2の切削刃1
5における幅方向両端部15a,15bの刃高さは、第
1の切削刃13における幅方向両端部13a,13bの
刃高さよりも小さい値となっている。又、第2の切削刃
15における幅方向中央部15cの刃高さは、第1の切
削刃13における幅方向中央部13cの刃高さよりも大
きい値となっている。第2の刃先16に設けられた平坦
部17は、第2の切削刃15の幅方向中央部15cに対
応して位置し、第1の刃先14において第1の切削刃1
3の幅方向中央部13cに対応する部分に対して平行と
なっている。
【0023】図1に示すように、カッタ本体12の外周
面には、矢印A方向へ向かうほど下るように傾斜する切
り屑排出溝18が、カッタ本体12の周方向に対し所定
間隔をおいて複数形成されている。この各切り屑排出溝
18の下端部は、それぞれ各切削刃13,15の間に位
置し、カッタ本体12の下端において各切削刃13,1
5間に設けられた傾斜案内面19に繋がっている。この
傾斜案内面19は、カッタ本体12の内部下方から外部
上方へ向かって傾斜している。
【0024】次に、上記のように構成されたホールカッ
タ11の作用を説明する。図1の二点鎖線で示すワーク
Wに貫通孔を形成するには、ホールカッタ11をその軸
線が中心となるように回転させるとともに、各切削刃1
3,15がワークWへ接近するようにホールカッタ11
をその軸線方向へ所定の送り量で移動させる。そして、
各切削刃13,15における第1及び第2の刃先14,
16がワークWに接触すると、そのワークWが各刃先1
4,16によって切削され、前記ワークWにおいて各切
削刃13,15の回転軌道上には図4(a)に示す溝2
0が形成される。
【0025】溝20の底面における幅方向両端部は、第
1の刃先14における幅方向両端部に対応した形状とな
る。又、溝20の底面における幅方向中央部は第2の刃
先16における幅方向中央部に対応した形状となり、そ
の底面において平坦部17に対応する部分は平らにな
る。そして、第1の切削刃13は溝20の底面における
幅方向両端部を、図4(a)の二点鎖線で示すように削
り取って切り屑21a,21bを発生させる。このと
き、第1の切削刃13に設けられた第1の刃先14の幅
方向両端部には、溝20の底面及び側面に対する摩擦力
がそれぞれ働く。
【0026】その後、第2の切削刃15は溝20の底面
における幅方向中央部を、図4(b)の二点鎖線で示す
ように削り取って切り屑22を発生させる。この切り屑
22を溝20の底面から削り取った第2の刃先16には
平坦部17が設けられているため、前記切り屑22は帯
状をなして幅方向両端同士が従来よりも離れて位置す
る。その結果、切り屑22の幅方向両端が、その両端に
接触する溝20の底面と直交する方向へ前記底面によっ
て押されたとしても、前記両端同士がぶつかって切り屑
22が絡むのを防止可能となる。
【0027】そして、上記のように第1及び第2の切削
刃13,15で溝20の底面を切削することにより、そ
の底面の幅方向両端部及び幅方向中央部の三つが分割し
て切削される。又、溝20の底面から削り取られた切り
屑21a,21b,22は、図1に示す切り屑排出溝1
8により案内されて溝20の外部へ排出される。その
後、ホールカッタ11による溝20の形成が進み、ホー
ルカッタ11がワークWを貫通すると、そのワークWに
貫通孔が形成される。
【0028】以上詳述した本実施形態では、下記(a)
〜(c)に示す効果がある。(a)第2の刃先16にお
ける幅方向中央部には直線状に延びる平坦部17が設け
られている。そのため、第2の刃先16によって溝20
の底面から削り取られた切り屑22は図4(b)の二点
鎖線で示すように帯状になり、切り屑22の幅方向両端
は従来よりも離れて位置する。従って、前記切り屑22
の幅方向両端が溝20の底面に押されても、その両端同
士がぶつかって切り屑22が絡むのを防止することがで
きるため、前記切り屑22を容易に溝20の外部に排出
することができる。
【0029】(b)第1の刃先14の幅方向両端部と、
第1の切削刃13の幅方向両側面との挟み角θは鈍角と
なるため、前記第1の刃先14における幅方向両端部の
強度が従来よりも高くなる。従って、第1の切削刃13
が溝20の底面を切削するときに、第1の刃先14の幅
方向両端部に溝20の底面及び側面に対する摩擦力が働
いても、その第1の刃先14の幅方向両端部が欠けたり
して破損するのを防止することができる。
【0030】(c)第1及び第2の切削刃13,15に
よって溝20の底面から削り取られた切り屑21a,2
1b,22は、カッタ本体12の外周面に設けられた切
り屑排出用溝18により案内されて溝20の外部へ排出
される。従って、切り屑21a,21b,22を確実に
溝20の外部へ排出することができる。
【0031】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図5,図6に従って説明する。尚、本実施形態に
おいて第1実施形態と同一部分については、第1実施形
態と同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】本実施形態では、第1の切削刃13は図5
(a)に示すように第一実施形態と同一のものであり、
隣合う第1の切削刃13間には図5(b),(c)に示
す二つの第2の切削刃15A,15Bが設けられてい
る。図5(d)に示すように、両第2の切削刃15A,
15Bにおいて第1の切削刃13よりも刃高さが高い部
分は、両第2の切削刃15A,15Bにおける平坦部1
7A,17Bの延びる方向に対してずれている。そし
て、両第2の切削刃15A,15Bにおけるそれぞれの
平坦部17A,17Bは、その平坦部17A,17Bの
延びる方向に対してずれている。
【0033】従って、本実施形態のホールカッタ11で
ワークWに貫通孔を形成する場合、第2の切削刃15A
と第2の切削刃15Bとは、溝20の底面における幅方
向中央部において異なる部分をそれぞれ切削するように
なっている。そして、両第2の切削刃15A,15Bが
それぞれ溝20の底面を切削したとき、その切削部分の
形状が第1実施形態における第2の切削刃15が溝20
の底面を切削したときの切削部分の形状と同じになるよ
うに、前記両第2の切削刃15A,15Bの刃形が設定
されている。
【0034】次に、上記ホールカッタ11の作用を説明
する。ワークWに貫通孔を形成する場合、第1実施形態
と同様にホールカッタ11によりワークWに図6(a)
に示す溝20が形成される。そして、第1の切削刃13
は溝20の底面における幅方向両端部を、図6(a)の
二点鎖線で示すように削り取って切り屑21a,21b
を発生させる。その後、第2の切削刃15Aは溝20の
底面における幅方向中央部において、ややカッタ本体1
2の外周面側(図6(b)の右側)寄りの部分を、図6
(b)の二点鎖線で示すように削り取って切り屑22a
を発生させる。その後、第2の切削刃15Bは溝20の
底面における幅方向中央部において、ややカッタ本体1
2の内周面側(図6(c)の左側)寄りの部分を、図6
(c)の二点鎖線で示すように削り取って切り屑22b
を発生させる。
【0035】本実施形態では、下記(d)に示す効果が
ある。(d)第1実施形態において第2の切削刃15に
より切削された溝20の底面における幅方向中央部が、
本実施形態では二つの第2の切削刃15A,15Bによ
り分担して切削されるため、切り屑22a,22bを第
1実施形態の切り屑22よりも小さくすることができ
る。従って、第1実施形態よりも更に容易に、切り屑2
2a,22bを溝20の外部へ排出することができる。
【0036】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)第2実施形態では、隣合う第1の切削刃13間に
設けられた第2の切削刃15A,15Bの数を二つに
し、その二つの第2の切削刃15,15Bにより溝20
の底面における幅方向中央部を分担して切削するように
したが、本発明はこれに限定されない。即ち、例えば隣
合う第1の切削刃13間に三つ以上の第2の切削刃を設
け、その各第2の切削刃により溝20の底面における幅
方向中央部を分担して切削するようにしてもよい。この
場合、各第2の切削刃により溝20の底面における幅方
向中央部から削り取られた切り屑を、第2実施形態より
も更に小さくして溝20から排出し易くすることができ
る。
【0037】(2)上記各実施形態において、第1の刃
先14の幅方向両端部と、第1の切削刃13の幅方向両
側面との挟み角θを直角や鋭角にしてもよい。 (3)上記各実施形態において、切り屑排出溝18を省
略してホールカッタ11の構成を簡略化してもよい。
【0038】(4)上記各実施形態では、第1の切削刃
13と第2の切削刃15,15A〜15Bとを両方とも
山刃状に形成したが、第1の切削刃13と第2の切削刃
15,15A〜15Bとの少なくともいずれか一方を平
刃状に形成してもよい。
【0039】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。請求項1〜3のいずれかに記載のホール
カッタにおいて、カッタ本体の外周面には、各切削刃が
ワークを切削することによって発生する切り屑を、カッ
タ本体の基端部側へ向かって移動するように案内するた
めの切り屑排出溝が形成されているホールカッタ。この
場合、切り屑を確実に溝の外部へ排出することができ
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、第2の切削刃
に設けられた刃先の幅方向中央部が溝の底面における幅
方向中央部を削り取ると、帯状の切り屑が発生して同切
り屑の幅方向両端同士が離れて位置する。そのため、前
記切り屑の幅方向両端が溝の底面によって押されても、
その両端同士がぶつかって前記切り屑が絡むのを防止す
ることができる。従って、第2の切削刃がワークを切削
したときに発生する切り屑を、容易に溝の外部へ排出す
ることができる。
【0041】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加え、各切削刃によって形成された溝の底
面における幅方向中央部が、各第2の切削刃におけるそ
れぞれの幅方向中央部により分担して切削されるため、
第2の切削刃がワークを切削したときに発生する切り屑
を細かくすることができる。
【0042】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明の効果に加え、第1の切削刃に設けられた刃
先における幅方向両端部の強度が高くなるため、その刃
先が溝を切削するときに前記刃先における幅方向両端部
に溝の底面及び側面に対する摩擦力が働いても、その刃
先を破損させにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のホールカッタを示す正面図。
【図2】ホールカッタを示す底面図。
【図3】(a)は図2における第1の切削刃を矢印X−
X方向から見た正面図、(b)は図2における第2の切
削刃を矢印Y−Y方向から見た正面図、(C)は第1の
切削刃と第2の切削刃とを重ねた状態を示す正面図。
【図4】(a)及び(b)は溝を示す断面図。
【図5】(a)は第2実施形態における第1の切削刃を
示す正面図、(b)及び(c)は第2実施形態における
第2の切削刃を示す正面図、(c)は第1及び第2の切
削刃を重ねた状態を示す正面図。
【図6】(a)〜(c)は溝を示す断面図。
【図7】(a)は従来における第1の切削刃を示す正面
図、(b)は従来における第2の切削刃を示す正面図。
【図8】(a)及び(b)は従来における溝を示す断面
図。
【符号の説明】
11…ホールカッタ、12…カッタ本体、13…第1の
切削刃、13a,13b…幅方向両端部、13c…幅方
向中央部、14…第1の刃先、15,15A,15B…
第2の切削刃、15a,15b…幅方向両端部、15c
…幅方向中央部、16…第2の刃先、17,17A,1
7B…平坦部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成されたカッタ本体(12)の
    先端に前記カッタ本体(12)の周方向に対し所定間隔
    をおいて複数の第1の切削刃(13)を設け、各第1の
    切削刃(13)の間にはそれぞれ第2の切削刃(15)
    (15A,15B)を設け、この第2の切削刃(15)
    (15A,15B)における幅方向両端部(15a,1
    5b)の刃高さを第1の切削刃(13)における幅方向
    両端部(13a,13b)の刃高さよりも小さい値に
    し、更に第2の切削刃(15)(15A,15B)にお
    ける幅方向中央部(15c)の刃高さを第1の切削刃
    (13)における幅方向中央部(13c)の刃高さより
    も大きい値にしたホールカッタにおいて、 前記第2の切削刃(15)(15A,15B)の先端に
    設けられた刃先(16)の幅方向中央部に、直線状に延
    びる平坦部(17)(17A,17B)を設けたホール
    カッタ。
  2. 【請求項2】 前記第2の切削刃(15A,15B)は
    隣合う両第1の切削刃(13)間に複数設けられ、その
    各第2の切削刃(15A,15B)におけるそれぞれの
    平坦部(17A,17B)は同平坦部(17A,17
    B)の延びる方向に対してずれるように設けられている
    請求項1記載のホールカッタ。
  3. 【請求項3】 第1の切削刃(13)の先端に設けられ
    た刃先(14)の幅方向両端部と、前記第1の切削刃
    (13)における幅方向両側面との挟み角(θ)は鈍角
    となるものである請求項1又は2記載のホールカッタ。
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