JPH09198689A - 光ピックアップ装置及びその製造方法 - Google Patents

光ピックアップ装置及びその製造方法

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JPH09198689A
JPH09198689A JP634096A JP634096A JPH09198689A JP H09198689 A JPH09198689 A JP H09198689A JP 634096 A JP634096 A JP 634096A JP 634096 A JP634096 A JP 634096A JP H09198689 A JPH09198689 A JP H09198689A
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optical pickup
terminal
power supply
supply circuit
light source
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JP634096A
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English (en)
Inventor
Kimihiro Murakami
公博 村上
Kazuyuki Nakajima
一幸 中島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で、かつ、信頼性の高い光ピック
アップ装置及びその製造方法を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】 光源1と高周波重畳回路基板90との間
にFPC70を挟持させるという構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、光素子、光ディ
スク等への情報の記録又は再生を行う光ピックアップ装
置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を利用して情報の記録や
再生を行う光ディスク装置のアクセス時間の短縮等の性
能向上のため小型化が望まれており、光学部品点数の削
減等により光ピックアップの小型化及び軽量化の試みが
行われている。これに対して集積型光学素子が開発され
ており、一部実用化されようととしている。これに加え
てレーザ光の出力の増大が求められレーザ光を安定して
出射するために、光ピックアップの駆動電源に高周波重
畳電源回路を用いた光ピックアップ装置がある。
【0003】以下従来の光ピックアップ装置の製造方法
について説明する。まず最初にキャリッジに光源,受光
素子,光ガイド部材等を備えた光パッケージを半田や樹
脂等の接合材を用いて接合する。そして光源につながっ
ている端子にシールド板を介して高周波重畳電源回路基
板を半田付け等の方法で接合し、その後シールド板をシ
ールド板に勘合させて取り付け、高周波電源回路基板を
ほぼ完全に覆って、不要輻射を遮断する。そして最後に
受光素子の信号出力部とリード線とを半田付け等で接合
して光ピックアップ装置が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、高周波重畳電源回路基板、その回路から
の不要輻射を遮断するシールド板、受光手段からの信号
を制御回路に伝達するリード線等が別々にキャリッジに
組み付けられていたので工程数が多く、非常に手間がか
かり、このためその製造コストも非常に高くなってい
た。更に信号取り出し用のリード線が何の保持手段もな
いまま直接受光素子の信号出力部に半田づけなどで接合
されていたので、接合強度が弱いという問題点を有して
いた。
【0005】本発明は、組立が容易で、かつ、信頼性の
高い光ピックアップ装置及びその製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、光源と高周波重畳回路基板との間にフレキシブルプ
リントサーキットを保持させるという構成を有してい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、光源,
光を所定の位置に導く光ガイド部材,受光した光信号を
電気信号に変換する受光手段とを有する光ピックアップ
と、前記光ピックアップを収容し、前記受光手段からの
信号を出力する第一の端子と前記光源に電力を供給する
第二の端子とを備えた収納部材と、前記第二の端子と接
続される高周波重畳電源回路と、前記高周波重畳電源回
路を覆うシールド部材と、前記高周波重畳電源回路と前
記収納部材の間に設けられるとともに前記第一の端子に
接続され、前記受光手段からの信号を所定の部位に伝達
するフレキシブルプリント基板とを備えたことにより、
信号伝達手段の端子への取付が容易に、かつ、確実に行
えるようになる。
【0008】請求項2に記載の発明は、光源,光を所定
の位置に導く光ガイド部材,受光した光信号を電気信号
に変換する受光手段とを有する光ピックアップと、前記
光ピックアップを収容し、前記受光手段からの信号を出
力する第一の端子と前記光源に供給される電力を伝達す
る第二の端子とを備えた収納部材と、前記第二の端子と
接続される高周波重畳電源回路と、前記高周波重畳電源
回路を覆うシールド部材と、前記高周波重畳電源回路と
前記収納部材の間に設けられるとともに前記第一の端子
に接続され、前記受光手段からの信号を所定の部位に伝
達するフレキシブルプリント基板とを備え、前記フレキ
シブルプリント基板は前記第一の端子または前記第二の
端子の少なくとも一方が挿入される孔を備えたことによ
り。フレキシブルプリント基板の高周波重畳電源回路と
光ピックアップとの間への挿入を容易に行えるようにす
ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、光源,光を所定
の位置に導く光ガイド部材,受光した光信号を電気信号
に変換する受光手段とを有する光ピックアップと、前記
光ピックアップを収容し、前記受光手段からの信号を出
力する第一の端子と前記光源に供給される電力を伝達す
る第二の端子とを備えた収納部材と、ピンを介して前記
第二の端子と接続される高周波重畳電源回路と、前記高
周波重畳電源回路を覆うシールド部材と、前記高周波重
畳電源回路と前記収納部材の間に設けられるとともに前
記第一の端子に接続され、前記受光手段からの信号を所
定の部位に伝達するフレキシブルプリント基板とを備
え、前記フレキシブルプリント基板には前記ピンが電気
的に非接触に挿入される孔が設けられていることによ
り、フレキシブルプリント基板の高周波重畳電源回路と
光ピックアップとの間への挿入を容易に行えるようにす
ることができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、フレキシブルプ
リント基板は弾性部材により収納部材側に付勢されてい
ることにより、フレキシブルプリント基板の端子への接
合強度を向上させることができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、弾性部材を板バ
ネとしたことにより、省スペースで十分な取付強度を得
ることができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、光源,光ガイド
部材及び受光手段を備えた光ピックアップ,前記光ピッ
クアップを収容し、第一の端子と第二の端子を備えた収
納部材,前記第二の端子に接続される高周波重畳電源回
路,高周波重畳電源回路と前記収納部材の間にあって前
記第一の端子に接続されたフレキシブルプリント基板を
一体化したピックアップ部品を、各種部材を載置し光ピ
ックアップ装置のフレームとなるキャリッジに取り付け
ることにより、組立工程を削減することができる。
【0013】以下本発明の一実施の形態の光ピックアッ
プのパッケージングについて図を参照しながら説明す
る。
【0014】図1は本発明の一実施の形態における光ピ
ックアップ装置の光ピックアップのパッケージの構成図
である。
【0015】1は光源で、光源1としては半導体レー
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安く数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。半導体レ
ーザの材質としてはAlGaAs,InGaAsP,I
nGaAlP,ZnSe,GaN等が考えられ、ここで
は最も一般的に用いられており、安価なAlGaAsを
用いた。さらに高密度記録を行う場合には記録媒体上で
のスポット径をより小さくすることができ、AlGaA
sよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnSe等
の半導体レーザを用いることが好ましい。
【0016】2はブロックで、ブロック2は直方体形状
でその側面に突起部2aを有しており、上面には光源1
が取り付けられている。ブロック2は光源1を載置する
とともに、光源1で発生した熱を逃がす働きを有してい
る。ブロック2と光源1との接合には熱伝導率等を考慮
するとAu−Sn,Sn−Pb,In等の箔(厚さ数μ
m〜数十μm)を高温で圧着する方法を用いることが好
ましい。また光源1とブロック2は略水平に取り付けな
ければ光学系の収差の原因になる。従って接合の際には
光源1はブロック2に所定の位置に所定の高さで略水平
にマウントされることが好ましい。さらにブロック2の
上面には光源1の下面と電気的に接触するように電極面
3が設けられている。この電極面3は光源1の電源供給
用のもので、電極面3を構成する金属膜としては導電性
や耐食性を考慮してAuの薄膜を用いることが好まし
い。更にブロック2は、光源1で発生する熱や光源1と
の取付等の問題から、熱伝導性が高く、かつ、線膨張係
数が光源1のそれ(約6.5×10-6/℃)に近い材質
が好ましい。具体的には線膨張係数が3〜10×10 -6
/℃で、熱伝導率が100w/mK以上である物質、例
えばAlN,SiC,T−cBN,Cu/W,Cu/M
o,Si等を、特に高出力のレーザを用いる場合で熱伝
導率を非常に大きくしなければならないときにはダイア
モンド等を用いることが好ましい。また、特性値の要求
がさほど厳しくなくコストを重視して選択する場合は、
Mo,Cu,Fe,コバール,42アロイ等の材料を用
いることもできる。光源1とブロック2の線膨張係数が
同じか近い数値となるようにした場合、光源1とブロッ
ク2の間の歪みの発生を抑制することができるので、光
源1とブロック2との取付部分が外れたり、光源1にク
ラックが入る等の不都合を防止することができる。しか
しながら本範囲を外れた場合には、光源1とブロック2
の間に大きな歪みが生じてしまい、光源1とブロック2
との取付部分が外れたり、光源1にクラック等を生じる
可能性が高くなる。またブロック2の熱伝導率をできる
だけ大きく取ることにより、光源1で発生する熱を効率
よく外部に逃がすことができる。しかしながら熱伝導率
が本限定以下の場合には、光源1で発生した熱が外部に
逃げ難くなるため、光源1の温度が上昇し、光源1の出
力が低下したり、光源1の寿命が短くなったり、最悪の
場合には光源1が破壊されてしまう等の不都合が発生し
やすくなる。本実施の形態では比較的安価で、これらの
2つの特性のどちらにも非常に優れたAlNを用いた。
更にブロック2の上面には光源1との接合性を良くする
ために、ブロック2から光源1に向かってTi,Pt,
Auの順に薄膜を形成することが好ましい。
【0017】5は光ガイド部材で、光ガイド部材5は直
方体形状をしており、その内部には複数の斜面及びそれ
らの斜面上に形成された各種膜よりなる光素子を有して
おり、光源1から射出された光が入射し光素子を経由し
て出射するとともに、戻ってきた光を所定の位置に導く
働きを有している。また光ガイド部材5はその側面でブ
ロック2の突起部2aに接着されている。これに用いら
れる接合材には大きな接着強度,任意の瞬間に固定でき
る作業性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・湿度の
変化による体積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が
要求され、これらを満たすことにより作業性及び接合面
の安定性等を向上させることができる。この様な接合材
としてここでは紫外線を照射することにより瞬時に硬化
するUV接着剤を用いた。また吸湿硬化型の瞬間接着剤
を用いても良い。更に十分な取り付け強度を持つように
するためにブロック2と光ガイド部材5の間の接触面積
(S)はS>1mm2とすることが好ましい。
【0018】13は受光素子で、受光素子13は板形状
の半導体ウェハーに形成された各種の電気回路で構成さ
れており、光ガイド部材5の底面に取り付けられてい
る。受光素子13と光ガイド部材5との取り付けについ
ては、大きな接着強度,任意の瞬間に固定できる作業
性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・湿度による体
積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が要求され、こ
れらを満たすことにより、作業性、接合面の安定性が向
上する。この様な接合材としてここでは紫外線を照射す
ることにより瞬時に硬化するため特に作業性が良好なU
V接着剤を用いた。なお吸湿硬化型の瞬間接着剤を用い
ても良い。また受光素子13は光源1から出射され、光
ガイド部材5や記録媒体等を経由してきた光信号を受光
する受光部を複数有している。この受光部で検知された
光信号は、その光量に応じて電気信号に変換される。こ
の電気信号は変換当初は電流値の大きさである。しかし
ながらこの電流は非常に微弱であり、かつノイズを拾い
やすいという性質がある。このためここでは受光素子1
3として、電流値を相関する電圧値に変換して増幅する
働きを持つI−Vアンプが形成されているものを用いる
ことが好ましい。ただし光の入射周波数に対して出力電
圧の応答が良好であることが要求される。更に受光素子
13の表面には受光した情報を信号として取り出すため
のAl等の薄膜で構成された複数の電極(図示せず)が
設けてある。
【0019】4は基台で、基台4は光源1で発生し伝導
によりブロック2を通って伝わってきた熱を外部に放出
する働きを有するとともに、光ピックアップを形成する
ブロック2や光ガイド部材5,受光素子13等の種々の
部材が配設される。。ブロック2と光ガイド部材5との
配設面を囲う略長方形の長軸方向を基台4の部材配設平
面の長軸A方向と略平行に配設する。ブロック2は半田
箔の使用、ロウ付け等により基台4の上面に固定され
る。基台4の材質としては、熱伝導性が高いセラミック
系として例えばAlNやAl23等で形成される。本実
施の形態では特に熱伝導率の高いAlNを用いたが、コ
ストを優先させる必要がある場合にはAl 23を用いる
ことが安価であるので好ましい。またその構造はセラミ
ックの基板を3枚張り合わせたもので、上から順に基板
4a,4b,4cとなっている。それぞれの基板4a,
4b,4cには、受光素子13からの電気信号や光源1
の電源の供給等に用いるパターンが上面,底面及び側面
(スルーホール等)にプリントされている。基台4の底
面には受光素子13の位置合わせ用の孔4dが設けられ
ている。
【0020】なお基台4の材質としては、Fe,ステン
レス,コバール等の金属材料を用いても良い。
【0021】また基台4の構成も、本実施の形態では3
層構造としていたが、3層以上でも以下でもどちらでも
良い。
【0022】20は端子で、端子20は光源1への電源
を供給するものである。2本の端子20は基板4cの下
面の電極にロウ付けされたものであり、基板4a,4
b,4cに設けられたピン若しくはスルーホール等を経
由して基板4aの上面に形成された電極と電気的につな
がり、さらに光源1への電源供給は、基板4a上に形成
された電極と、光源1の上面に形成された電極(図示せ
ず)及び光源1の底面と電気的に接続しているブロック
2の上面に形成された電極面3とをワイヤボンディング
することにより行われる。
【0023】また光源1には光軸に関して高い精度が要
求されるので、ブロック2の上面は高い精度で水平であ
ることが好ましい。従ってブロック2及び基台4の取り
付けについても細心の注意を払うことが好ましい。
【0024】22はキャップで、キャップ22は光ガイ
ド部材5を覆うように設けられ、光ガイド部材5から出
た光が出射しそして光ディスクで反射した戻り光が入射
する開口部22aが設けられており、パッケージングの
内部にごみやほこり等が入り、光ガイド部材5や受光素
子13等に問題が発生するのを防止する働きがある。キ
ャップ22の材質としては金属系若しくは樹脂等で、基
台4との接合が容易にでき、形状が安定しているもので
あればどのようなものでも構わない。特にキャップ22
を金属製とした場合には、高周波重畳電源回路等が発す
る不要輻射を抑える働きが期待されるので、キャップ2
2はFe・Ni・Co合金,42アロイ,Cu等の金属
で形成することが好ましい。本実施の形態では、Fe・
Ni・Co合金を用い、シームウェルドにより基台4上
のリング4eに溶接される。
【0025】16はカバー部材で、カバー部材16はガ
ラス材よりなりキャップ22の開口部22aを塞ぎ、光
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止するもので、ガラス接着剤によりキャップ
22に取り付けられている。更にカバー部材16の上下
両面には反射防止のためにMgF2等の材質で反射防止
膜を形成することが好ましい。
【0026】カバー部材16と光ガイド部材5との位置
関係は、両者を接触させる場合と両者の間に空間を設け
る場合とが考えられる。両者を接触させる場合、光ガイ
ド部材5はカバー部材16の底部にエポキシ系の接着剤
やUV接着剤等で取り付けられる。この時のカバー部材
16の厚さ(t1)を0.3≦t1≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由は、下限についてはこれ
以上薄くすると取り付けられている光ガイド部材5等の
重さや、接着剤が固まる際の張力等にカバー部材16が
耐えられず破損する恐れがあるためである。また上限に
ついては、カバー部材16は空気に比べて屈折率が大き
いため光に収束作用が生まれ、光が広がらないので、結
果としてカバー部材16とコリメータレンズ(無限系光
学系の場合)或いは対物レンズ(有限系光学系の場合)
との距離を長くせざるを得ないくなってしまい、ピック
アップユニットの小型化に不利になるからである。この
様な構成を用いることにより光ピックアップのパッケー
ジングの高さをより低くでき、十分な取付強度を保ちな
がらもピックアップユニットを小型化することができ
る。
【0027】これに対して両者の間に空間を設ける場合
は、カバー部材16の厚さ(t2)を0.1≦t2≦
3.0(mm),カバー部材16と光ガイド部材5との
間の距離(d)を同じく0.1≦d≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由はt2の下限については
前例とは違って光ガイド部材5が取り付けられておら
ず、ただ振動等の外部要因にさえ耐えられればよいから
である。またdについては、小さければ小さい程良いの
だが、組立時の精度の誤差を0.1mm以下にできない
可能性があり、この場合組立時にカバー部材16が光ガ
イド部材5に接触し、破損してしまう恐れがある。この
様な構成を用いることにより光ガイド部材5と、光源
1,ブロック2の間の取り付け相対位置精度を向上させ
つつブロック2を他の部材に熱的に接触させることが可
能であり、これにより光源1で発生する熱を外部に容易
に放出することができる。
【0028】なお光ピックアップのパッケージの内部は
光源1及び受光素子13の酸化防止等の観点から、酸化
防止ガスとして乾燥したN2等のガスやAr,Ne,H
e等の不活性ガスを充填してもよい。
【0029】以上示してきた構成を用いることにより、
光源1で発生する熱を容易に外部に放出することがで
き、光源1及び受光素子13等の酸化防止を行うことが
でき長期間安定して動作させることができる。また光学
系においては光源1,光ガイド部材5及び受光素子13
の相対的な位置関係を正しくかつ強固に保持することが
できるので、それらの位置のずれによる誤動作や余分な
光学的収差等が発生しない光ピックアップのパッケージ
ができる。
【0030】図2は本発明の一実施の形態における光ピ
ックアップ装置の組立斜視図、図3は本発明の一実施の
形態における光ピックアップ装置のシールド要部拡大組
立図で、図2、図3により光ピックアップ装置の組立構
造を説明する。
【0031】60は光ピックアップのパッケージで、パ
ッケージ60の中には光源1、光ガイド部材5、受光素
子13等が収納され、底面には光源1に電源を供給する
端子20と光ピックアップの信号の入出力用の端子20
が設けられ、両端部には鍔部61が設けられている。
【0032】80は板バネで、板バネ80は、パッケー
ジ60とFPC70との間の接続性を向上させ、更にパ
ッケージ60の取付強度を向上させる働きを有してい
る。また板バネ80の両端には貫通孔で構成される取付
部81a、81bが設けられ、板バネ80の中央部には
取付部81a、81bとスリットによって区分された略
くの字状の舌部82が設けられている。板バネ80はス
テンレス鋼、りん青銅等の弾性部材よりなり、本実施の
形態ではステンレス鋼を用いた。なお板バネ以外の弾性
部材であっても、板バネと同様にFPCを付勢すること
ができるものであればそれを用いても良い。85a、8
5bは板バネ80の取り付け用のネジである。
【0033】90は高周波重畳電源回路で、高周波重畳
電源回路90は光源1を発光させるのに必要な電力を供
給するもので、高周波重畳電源回路90にはパッケージ
60の端子20が挿入される電源供給用の孔91とFP
C70に接続され受光素子13等からの信号を伝達する
端子92が設けられている。
【0034】FPC70はパッケージ60に設けられて
いる端子(図示せず)に接続されており、パッケージ6
0に載置されている光源1及び受光素子13と光ディス
ク装置の駆動部及び制御部等とを電気的に接続するもの
である。FPC70にはパッケージ60に設けられてい
る端子20を通す孔70aが設けてあり、これによりパ
ッケージ60と高周波重畳電源回路90との間へのFP
C70の挿入が容易に行えるとともに取付の際のパッケ
ージ60に対するFPC70の位置決めも同時に行うこ
とができるので好ましい構成である。
【0035】なお高周波重畳電源回路90に設けられて
いる端子92の代わりにFPC70を延長して、その一
部を高周波重畳電源回路90に接続しても良い。このよ
うな構成とすることにより高周波重畳電源回路90の構
造を簡単にすることができるとともに光ピックアップ装
置の製造組立も容易に行うことができる。
【0036】100はシールド板で、シールド板100
はその内部に高周波重畳電源回路90を包含できるよう
に折曲げられ略コの字状をしており、上面101、下面
102には取付部50の係止部53a、53b、53
c、53dと係合する孔103a、103b、103
c、103dが設けられ、上面101、下面102の開
放端側の中央部には凸部104、105が形成されてい
る。シールド板100の材料はシールド効果のある銅、
ステンレス鋼、鉄等の金属材料が用いられるが、弾性を
もつ金属材料がなお望ましい、本実施の形態ではステン
レス鋼を用いた。
【0037】50は光ピックアップ装置の取付部で、取
付部50は光ピックアップ装置のキャリッジ110の端
部に設けられているもので、キャリッジ110の端面に
沿ってガイド部51a、51bが設けられている。この
ガイド部51は後から挿入されてくる板バネ80等の各
種部材をガイドし、その取付位置決めを容易に行えるよ
うに形成されているもので、挿入される部材の大きさに
合わせて形成されていることが好ましい。ガイド部51
aとガイド部51bとの間の端部の中央部に切り欠かれ
た凹部52が設けられている。凹部52の端面52aは
パッケージ60の当て面となるものであるので、パッケ
ージ60に載置された光源1から出射された光の光軸が
所定の位置からずれないように、所定の光軸に対して正
確に垂直であることが好ましい。従ってこの凹部52の
端面52aは所定の光軸に対してその傾斜角が89°か
ら91°の範囲にあることが好ましい。この角度で端面
52aを形成することにより、ガウスビームの中心が対
物レンズに中心に正確に入射するので、ビームの利用効
率を高めることができる。更に面52bには板バネ80
を取り付けるネジ85のためのネジ孔(図示せず)が設
けられ、さらに取付部50の上下面にはシールド板10
0の孔を受ける突起状の係止部53a、53b、53
c、53dが設けられている。
【0038】つぎに本発明の一実施の形態における光ピ
ックアップ装置の組立について説明する。まず最初に別
工程でパッケージ60,FPC70,高周波重畳回路9
0を一体化したピックアップ部品を組み立てておく。
【0039】以下その手順について説明する。まず最初
にFPC70を、パッケージ60に設けられている端子
20をFPC70に設けられている孔70aに通して光
ピックアップのパッケージ60の所定の位置に半田付け
等の方法で取り付ける。そして端子20の端部を高周波
重畳電源回路90に設けられている孔91に挿入して半
田付け等の方法で接合する。更にこのとき高周波重畳電
源回路90に設けられており、受光素子13からの信号
を伝達する端子92をFPC70に設けられている孔7
0aを通してパッケージ60に半田付け等の方法で接合
する。以上示してきたような手順でピックアップ部品を
組み上げる。
【0040】次にピックアップ部品のキャリッジ110
への取付について説明する。はじめにピックアップ部品
のパッケージ60の鍔部61をキャリッジの凹部52の
端面52aに当接させた状態で、ピックアップ部品のパ
ッケージ60と高周波重畳電源回路90の間の所定の位
置に板バネ80を挿入し、ネジ85a、85bを板バネ
80の取付部81a、81bに設けられている孔を通し
て面52bに設けられているネジ孔にネジ85a、85
bを仮締めをしておく。この状態でパッケージ60の取
付位置を確認して、所定の位置に載置されるように位置
や角度の調節を行った後に、ネジ85a、85bを本締
めしてピックアップ部品のキャリッジ110への取付が
完了する。そして最後にシールド板100を高周波重畳
電源回路90を覆うようにスライドさせキャリッジの突
起状の係止部53a、53b、53c、53dにシール
ド板100の孔103a、103b、103c、103
dを係合させシールド板100の弾性力によりキャリッ
ジの取付部50の所定の位置に取り付けられる。本実施
の形態においてシールド板100は凸部104、105
を設け高周波重畳電源回路90及びパッケージ60もを
覆うことで光ピックアップをシールドした。
【0041】なお本実施の形態ではシールド板100を
キャリッジ110に直接取り付けていたが、例えば板バ
ネ80と一体化してピックアップ部品の一部としても良
い。そのような構成とすると、キャリッジ110に取り
付けられる部品の全てを一体化することができるので、
組立工程を簡略化することでき、製造時間も大幅に短縮
することができる。従って製造コストを大幅に低減させ
ることができる。
【0042】また、シールド板100はシールド板10
0の弾性力と孔103a、103b、103c、103
dとでキャリッジに係合したが、接着剤、ネジ等他の手
段を用いてもよく、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではない。
【0043】以上示してきたように本実施の形態ではパ
ッケージ60と板バネ80の間にFPC70を挿入した
ことにより、FPCのパッケージへの取付を容易に行え
るようになる。また板バネ80後方からパッケージ60
の底面に向かって付勢されることになるので、半田付け
のみの場合に比べてFPC70のパッケージ60への取
付強度を増大させることができる。従って取付部位がは
ずれてしまうといったトラブルを大幅に減少させること
ができるので、信頼性の高い光ピックアップを提供する
ことが可能になる。またFPC70に各種の端子が通る
孔70aを設けたことにより、FPC70のパッケージ
60と高周波重畳電源回路90の間への挿入がスムーズ
に行えるようになるとともにFPC70のパッケージ6
0に対する位置決めを容易かつ正確に行うことができ
る。
【0044】またあらかじめ組み上げられているピック
アップ部品をキャリッジ110に取付け、ピックアップ
部品の位置調整を行った後にシールド板をキャリッジ1
10組み付けるという製造方法を用いることにより、光
ピックアップ装置の製造が非常に簡単に行えるようにな
るとともにパッケージ60の所定の光軸に対する位置合
わせも容易かつ正確に行えるようになるので、製造コス
トを大幅に低減することができ、さらには高精度で性能
の高い光ピックアップを提供することができる。
【0045】本実施の形態では、光ピックアップの電源
供給用の端子20を基台4の下部に配したことにより、
光源1と高周波重畳電源回路90との間の接続に要する
距離を短くでき、電源線や信号線等の引き回しにより高
周波重畳電源回路90から発せられる不要輻射を抑制で
き、そして一つのシールド板100で一度に高周波重畳
電源回路90と光ピックアップとをシールドすることが
できるので高周波重畳電源回路90から発せられる不要
輻射をさらに抑制でき、シールド効果が向上するととも
に、他装置からの不要輻射による受光素子13の誤動作
を抑制でき、光ピックアップ装置の動作の信頼性が向上
し、かつ光ピックアップ装置の組立が容易になる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、フレキシブルプリント基板を
パッケージと高周波重畳電源回路との間に挿入すること
により、FPCの端子に対する接合強度を十分に保持す
ることができるので、信頼性の高い優れた光ピックアッ
プ装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
装置の光ピックアップのパッケージの構成図
【図2】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
装置の組立斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
装置のシールド要部拡大組立図
【符号の説明】
1 光源 2 ブロック 2a 突起部 3 電極面 4 基台 4a、4b、4c 基板 4d 孔 4e リング 5 光ガイド部材 13 受光素子 16 カバー部材 20 端子 22 キャップ 22a 開口部 50 取付部 51a、51b ガイド部 52 凹部 52a 端面 52b 面 53a、53b、53c、53d 係止部 60 パッケージ 61 鍔部 70 FPC 70a 孔 80 板バネ 81a、81b 取付部 82 舌部 85a、85b ネジ 90 高周波重畳電源回路 91 孔 92 端子 100 シールド板 101 上面 102 下面 103a、103b、103c、103d 孔 104、105 凸部 110 キャリッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源,光を所定の位置に導く光ガイド部
    材,受光した光信号を電気信号に変換する受光手段とを
    有する光ピックアップと、前記光ピックアップを収容
    し、前記受光手段からの信号を出力する第1の端子と前
    記光源に電力を供給する第2の端子とを備えた収納部材
    と、前記第2の端子と接続される高周波重畳電源回路
    と、前記高周波重畳電源回路を覆うシールド部材と、前
    記高周波重畳電源回路と前記収納部材の間に設けられる
    とともに前記第1の端子に接続され、前記受光手段から
    の信号を所定の部位に伝達するフレキシブルプリント基
    板とを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】光源,光を所定の位置に導く光ガイド部
    材,受光した光信号を電気信号に変換する受光手段とを
    有する光ピックアップと、前記光ピックアップを収容
    し、前記受光手段からの信号を出力する第1の端子と前
    記光源に供給される電力を伝達する第2の端子とを備え
    た収納部材と、前記第2の端子と接続される高周波重畳
    電源回路と、前記高周波重畳電源回路を覆うシールド部
    材と、前記高周波重畳電源回路と前記収納部材の間に設
    けられるとともに前記第1の端子に接続され、前記受光
    手段からの信号を所定の部位に伝達するフレキシブルプ
    リント基板とを備え、前記フレキシブルプリント基板は
    前記第1の端子または前記第2の端子の少なくとも一方
    が挿入される孔を備えたことを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
  3. 【請求項3】光源,光を所定の位置に導く光ガイド部
    材,受光した光信号を電気信号に変換する受光手段とを
    有する光ピックアップと、前記光ピックアップを収容
    し、前記受光手段からの信号を出力する第1の端子と前
    記光源に供給される電力を伝達する第2の端子とを備え
    た収納部材と、ピンを介して前記第2の端子と接続され
    る高周波重畳電源回路と、前記高周波重畳電源回路を覆
    うシールド部材と、前記高周波重畳電源回路と前記収納
    部材の間に設けられるとともに前記第1の端子に接続さ
    れ、前記受光手段からの信号を所定の部位に伝達するフ
    レキシブルプリント基板とを備え、前記フレキシブルプ
    リント基板には前記ピンが電気的に非接触に挿入される
    孔が設けられていることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】フレキシブルプリント基板は弾性部材によ
    り収納部材側に付勢されていることを特徴とする請求項
    1〜3いずれか1記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】弾性部材を板バネとしたことを特徴とする
    請求項4記載の光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】光源,光ガイド部材及び受光手段を備えた
    光ピックアップ,前記光ピックアップを収容し、第1の
    端子と第2の端子を備えた収納部材,前記第2の端子に
    接続される高周波重畳電源回路,高周波重畳電源回路と
    前記収納部材の間にあって前記第1の端子に接続された
    フレキシブルプリント基板を一体化したピックアップ部
    品を、各種部材を載置し光ピックアップ装置のフレーム
    となるキャリッジに取り付けることを特徴とする光ピッ
    クアップ装置の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693870B2 (en) 1999-12-21 2004-02-17 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device with high-frequency superposition circuit
KR100438273B1 (ko) * 2001-08-22 2004-07-02 엘지전자 주식회사 광픽업에 있어서 포토다이오드 집적회로의 고정구조 및 그고정방법
KR100467826B1 (ko) * 2002-07-08 2005-01-24 삼성전기주식회사 광 픽업의 포토 다이오드 설치방법
US6985423B2 (en) 2001-12-27 2006-01-10 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup device with defocus adjuster

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