JPH09138968A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH09138968A
JPH09138968A JP7292373A JP29237395A JPH09138968A JP H09138968 A JPH09138968 A JP H09138968A JP 7292373 A JP7292373 A JP 7292373A JP 29237395 A JP29237395 A JP 29237395A JP H09138968 A JPH09138968 A JP H09138968A
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JP
Japan
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light
guide member
optical pickup
reflected
polarization
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Application number
JP7292373A
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English (en)
Inventor
Shigeki Takeuchi
繁騎 竹内
Toshihiro Koga
稔浩 古賀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体積が非常に小さく、かつ、ノイズの少ない
RF信号を形成することができる光ピックアップを提供
することを目的としている。 【解決手段】 偏光分離膜12で反射された光を偏光面
変換基板31の側面31cに入射させる。更に入射した
光をそこで反射させて、その反射された光を前記受光素
子13に対して非垂直に入射させる。このとき偏光面変
換基板31の側面31cに偏光分離膜12から導かれて
きた光70を反射する反射膜31dを設けるか、若しく
は、偏光分離膜12から導かれてきた光70を偏光面変
換基板31の側面31cで全反射させるという構成を有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光素子、光ディス
ク等への情報の記録又は再生を行う光ピックアップに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下従来の光ピックアップにおけるRF
信号の形成について説明する。図10は従来の光ピック
アップの断面図である。記録媒体の情報記録面で反射さ
れたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対物レン
ズ、光ガイド部材505の面505eを再び通過し、再
び光ガイド部材の第二の斜面505bに形成された第一
偏光ビームスプリッター膜509に入射する。第一偏光
ビームスプリッター膜509は入射面に対して平行な振
動成分を有する光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)に対し
てほぼ100%の透過率を有し、垂直な振動成分(以下
単にS偏光成分と呼ぶ)に対しては一定の反射率を有す
る。
【0003】記録媒体からの戻り光のうち第一偏光ビー
ムスプリッター膜509から透過する光は光ガイド部材
505の第一の斜面505aに平行な第三の斜面505
c上に形成された第2の偏光選択性のあるビームスプリ
ッター膜511(以下単に第2偏光ビームスプリッター
膜と呼ぶ)に入射する。第2偏光ビームスプリッター膜
511は第一偏光ビームスプリッター膜509と同様に
P偏光成分に対してほぼ100%の透過率を有し、S偏
光成分に対しては一定の反射率を有する。
【0004】ここで第2偏光ビームスプリッター膜51
1に入射した光束の内、偏光面変換基板に入射した光6
17に関して説明する。光617は第三の斜面505c
上に積層された偏光面変換基板531に入射する。
【0005】図11は従来の偏光面変換基板の斜視図で
ある。偏光面変換基板531は第1のその他の斜面53
1a(以下単に第1他斜面と呼ぶ)とその第1他斜面5
31aに平行な第2のその他の斜面531b(以下単に
第2他斜面と呼ぶ)を有し、第1他斜面531aには反
射膜626が、第2他斜面531bには偏光分離膜51
2が夫々形成されている。透過光617は第2他斜面5
31b上に形成された偏光分離膜512に入射する。第
2他斜面531bは透過光617の偏光面617aと入
射面628とのなす角が略45°(2n+1)、(nは
整数)になるように形成されている。その結果透過光6
17のP偏光成分617pとS偏光成分617sは略
1:1の強度比を有するようになる。入射面628と平
行な偏光成分を有するP偏光成分617pは偏光分離膜
512によってほぼ100%透過し、一方、入射面52
8に垂直な偏光成分を有するS偏光成分617sは第2
他斜面531b上の偏光分離膜512によって略100
%反射し第1他斜面531a面上に入射し、反射膜62
6によって反射され受光素子513へ導かれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、反射膜626と偏光分離膜512とを平
行に離間して配していたので、反射膜626と偏光分離
膜512との間の位置関係如何によっては反射膜626
で反射されたS偏光成分が再度偏光分離膜512に入射
してしまい、受光素子513に入射するS偏光成分とP
偏光成分との光量の比が1:1にならない可能性があっ
たので、反射膜626で反射されて受光素子513に向
かう光が再度変更分離膜512に入射しないように、偏
光分離膜512と反射膜626との間の距離をかなり大
きく取る必要があった。従って光ガイド部材505を小
型化しようとしても、偏光面変換基板531の小型化に
は自ずから限界があって、非常に困難であった。
【0007】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、体積が非常に小さく、かつ、ノイズの少ないRF信
号を形成することができる光ピックアップを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、偏光分離手段で反射された光をその偏光分離手段に
対して傾斜されて配置された反射面で反射させて、光を
受光手段に導く。更にその反射された光を前記受光手段
に対して傾斜させて入射させる。このとき反射面に偏光
分離手段から導かれてきた光を反射する反射手段を設け
るか、若しくは、偏光分離手段から導かれてきた光を反
射面で全反射させるという構成を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】光源と、前記光源から照射された
光の入射方向に対して傾斜した複数の斜面を有し、前記
複数の斜面をそれぞれ略平行に配置するとともに前記複
数の斜面に各種光学素子を形成した光ガイド部材と、前
記光ガイド部材を透過してきた光を電気信号に変換する
受光手段と、前記光ガイド部材中に前記反射光をその偏
光方向に応じて透過させるか反射させるかする偏光分離
手段とを備え、前記光源からの光を光ガイド部材を介し
て記録媒体に導き、その反射光を前記光ガイド部材を介
して前記受光手段に導く光ピックアップであって、前記
偏光分離手段で反射された光は、前記偏光分離手段に対
して傾斜して設けられている反射面で反射させて受光手
段に光を導くようにしたことにより、従来のように同一
基板中に設けられた偏光分離手段と反射膜との組合せを
用いずに、偏光分離手段と光ガイド部材の側面を用いて
P偏光成分とS偏光成分とを分離することができるの
で、従来の反射膜のスペースの分だけ光ガイド部材が小
さく、薄くなる。
【0010】更に反射面で反射された光を前記受光素子
の受光面に対して傾斜するように入射させることによ
り、垂直にするために設けてあった光学部材を形成する
必要がなくなる。
【0011】また反射面に反射手段を設けたことによ
り、光ガイド部材の側面での光の反射率を高くすること
ができる。
【0012】さらに反射面に設けられた反射手段を金属
薄膜を用いて形成したことにより、更に光の反射率を高
くすることができる。
【0013】そして反射面での全反射によって偏光分離
手段から導かれてきた光を反射するようにしたことによ
り、反射面に反射手段を設けなくても十分な反射率を確
保することができる。
【0014】また反射面において、偏光分離手段からの
光が入射する側と反対側の面が光ガイド部材よりも屈折
率の低い物質に接するようにしたことにより、反射面で
の全反射が容易に起こるようにでき、かつその臨界角を
より小さくすることができる。
【0015】さらに偏光分離手段から導かれてきた光の
反射面に対する入射角を41.5゜以上とすることによ
り、反射面で完全に全反射を起こさせることができる。
【0016】また受光手段に設けられている受光部の周
囲に反射防止素子を形成したことにより、受光手段に入
射してきた光が受光部で反射されて受光光量が減少する
ことを防止できる。
【0017】偏光分離手段における光の偏光方向と入射
面とのなす角を40〜50゜とすることにより、偏光分
離手段から導かれてきた光の反射面に対する入射角を容
易に40゜以上とすることができる。
【0018】偏光分離手段における媒体からの戻り光の
偏光方向と入射面とのなす角を略45゜とすることによ
り、偏光分離手段から導かれてきた光の反射面に対する
入射角をほぼ正確に42から50゜とすることができ
る。
【0019】以下本発明の一実施の形態における光ピッ
クアップのパッケージングについて図を参照しながら説
明する。
【0020】図1及び図2はともに本発明の一実施の形
態における光ピックアップのパッケージングの構成を示
す断面図である。
【0021】1は光源で、光源1としては半導体レー
ザ,He−Ne等のガスレーザ等の各種レーザが考えら
れる。ここではこれらの中で最も小型で装置全体を小型
化でき、しかも単価の安い数mW〜数十mW程度の出力
を有する半導体レーザを用いる事が好ましい。半導体レ
ーザの材質としてはAlGaAs,InGaAsP,I
nGaAlP,ZnSe,GaN等が考えられ、ここで
は最も一般的に用いられており、安価なAlGaAsを
用いた。さらに高密度記録を行う場合には記録媒体上で
のスポット径をより小さくすることができ、AlGaA
sよりもさらに波長の短いInGaAlPやZnSe等
の半導体レーザを用いることが好ましい。
【0022】2はサブマウントで、サブマウント2はそ
の形状が直方体状若しくは板形状で、その上面には光源
1が取り付けられている。このサブマウント2は光源1
を載置するとともに、光源1で発生した熱を逃がす働き
を有している。サブマウント2と光源1との接合には熱
伝導率等を考慮するとAu−Sn,Sn−Pb,Sn−
Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温で圧
着する方法を用いることが好ましい。また光源1とサブ
マウント2は略水平に取り付けなければ光学系の収差や
結合効率の低下等の原因になる。従って接合の際には光
源1はサブマウント2に所定の位置に所定の高さで略水
平にマウントされることが好ましい。さらにサブマウン
ト2の上面には光源1の下面と電気的に接触するように
電極面2aが設けられている。この電極面2aは光源1
の電源供給用のもので、電極面2aを構成する金属膜と
しては導電性や耐食性を考慮してAuの薄膜を用いるこ
とが好ましい。更にサブマウント2は、光源1で発生す
る熱や光源1との取付等の問題から、熱伝導性が高く、
かつ、線膨張係数が光源1のそれ(約6.5×10 -6
℃)に近い材質が好ましい。具体的には線膨張係数が3
〜10×10-6/℃で、熱伝導率が100w/mK以上
である物質、例えばAlN,SiC,T−cBN,Cu
/W,Cu/Mo,Si等を、特に高出力のレーザを用
いる場合で熱伝導率を非常に大きくしなければならない
ときにはダイアモンド等を用いることが好ましい。光源
1とサブマウント2の線膨張係数が同じか近い数値とな
るようにした場合、光源1とサブマウント2の間の歪み
の発生を抑制することができるので、光源1とサブマウ
ント2との取付部分が外れたり、光源1にクラックが入
る等の不都合を防止することができる。しかしながら本
範囲を外れた場合には、光源1とサブマウント2の間に
大きな歪みが生じてしまい、光源1とサブマウント2と
の取付部分が外れたり、光源1にクラック等を生じる可
能性が高くなる。またサブマウント2の熱伝導率をでき
るだけ大きく取ることにより、光源1で発生する熱を効
率よく外部に逃がすことができる。しかしながら熱伝導
率が本限定以下の場合には、光源1で発生した熱が外部
に逃げ難くなるため、光源1の温度が上昇し、光源1の
出力が低下したり、光源1の寿命が短くなったり、最悪
の場合には光源1が破壊されてしまう等の不都合が発生
しやすくなる。本実施の形態では比較的安価で、これら
の2つの特性のどちらにも非常に優れたAlNを用い
た。更にサブマウント2の上面には光源1との接合性を
良くするために、サブマウント2から光源1に向かって
Ti,Pt,Auの順に薄膜を形成することが好まし
い。
【0023】3はブロックで、ブロック3は基本的には
直方体形状でその側面に大きな突起部3aを有してお
り、上面にはサブマウント2が取り付けられている。こ
のブロック3もまたサブマウント2と同様に、光源1で
発生する熱やサブマウント2との取付等の問題から、熱
伝導性が高く、かつ、線膨張係数がサブマウント2に近
い材質、例えばサブマウント2の材質例で示したもの以
外にMo,Cu,Fe,コバール,42アロイ等を用い
ることが好ましい。しかしながらこれらの特性値の要求
はサブマウント2に比べるとそれほど厳しくはないの
で、コストを重視して選択する方が好ましい。ここでは
AlNに比べて非常に安価で、これらの特性に比較的優
れたCu,Mo等の材料でブロック3を形成した。また
ブロック3とサブマウント2との接合には熱伝導率等を
考慮すると、やはりサブマウント2と光源1の場合と同
様に、多少高価ではあるがAu−Sn,Sn−Pb,S
n−Pb−In等の箔(厚さ数μm〜数十μm)を高温
で圧着することが好ましい。
【0024】4は放熱板で、放熱板4は、光源1で発生
し、伝導によりサブマウント2,ブロック3を通って伝
わってきた熱を外部に放出する働きを有するとともに、
光ピックアップを形成する種々の部材が載置され、パッ
ケージングの基板となるものである。また放熱板4には
調整用の孔4aが設けてある。ブロック3はロウ付け,
半田箔等により放熱板4の上面に固定される。放熱板4
の材質としては、熱伝導性が高いCu,Al,Fe等が
考えられる。
【0025】なおここではサブマウント2とブロック3
とを別体で形成していたが、光源1の出力が高く、これ
らの部材により高い熱伝導性が要求される場合には、熱
伝導性を良くするためにこれらの部材を一体で形成する
ことが好ましい。この場合それらの材質は、AlN等の
熱伝導性が非常に高いものを用いることが好ましい。
【0026】またブロック3はサブマウント2よりも大
きくして、放熱板4との接触面積を大きく取ることが望
ましい。
【0027】また光源1には光軸に関して高い精度が要
求されるので、サブマウント2の上面は高い精度で水平
であることが好ましい。従ってサブマウント2,ブロッ
ク3及び放熱板4の取り付けについても細心の注意を払
うことが好ましい。
【0028】5は光ガイド部材で、光ガイド部材5は直
方体形状をしており、その内部には複数の斜面及びそれ
らの斜面上に形成された各種膜を有しており、光源から
射出された光を出射するとともに、戻ってきた光を所定
の位置に導く働きを有している。また光ガイド部材5は
その側面でブロック3の突起部3aの端面部3bに接着
されている。これに用いられる接合材には大きな接着強
度,任意の瞬間に固定できる作業性,硬化前と硬化後の
体積の変化や温度・湿度の変化による体積の変化が小さ
い即ち低収縮率等の条件が要求され、これらを満たすこ
とにより作業性及び接合面の安定性等を向上させること
ができる。この様な接合材としてここでは紫外線を照射
することにより瞬時に硬化するUV接着剤を用いた。ま
た吸湿硬化型の瞬間接着剤を用いても良い。更に十分な
取り付け強度を持つようにするためにブロック3と光ガ
イド部材5の間の接触面積(S)はS>1mm2とする
ことが好ましい。
【0029】13は受光素子で、受光素子13は板形状
の半導体ウェハーに形成された各種の電気回路で構成さ
れており、光ガイド部材5の底面に取り付けられてい
る。取付の際には放熱板4に設けられた孔4aを用いて
位置の調整を行う。受光素子13と光ガイド部材5との
取り付けについては、大きな接着強度,任意の瞬間に固
定できる作業性,硬化前と硬化後の体積の変化や温度・
湿度による体積の変化が小さい即ち低収縮率等の条件が
要求され、これらを満たすことにより、作業性、接合面
の安定性が向上する。この様な接合材としてここでは紫
外線を照射することにより瞬時に硬化するため特に作業
性が良好なUV接着剤を用いた。なお吸湿硬化型の瞬間
接着剤を用いても良い。また受光素子13は光源1から
出射され、光ガイド部材5や記録媒体等で反射されて戻
ってきた光信号を受光する受光部を複数有している。こ
の受光部で検知された光信号は、その光量に応じて電気
信号に変換される。この電気信号は変換当初は電流値の
大きさである。しかしながらこの電流は非常に微弱であ
り、かつノイズを拾いやすいというデメリットがある。
このためここでは受光素子13として、電流値を相関す
る電圧値に変換して増幅する働きを持つI−Vアンプが
形成されているものを用いることが好ましい。ただし光
の入射周波数に対して出力電圧の応答が良好であること
が要求される。更に受光素子13の表面には受光した情
報を信号として取り出すためのAl等の薄膜で構成され
た複数の電極13aが設けてある。
【0030】14はパッケージで、パッケージ14は、
放熱板4の上面に前述のブロック3や光ガイド部材5,
受光素子13等を囲むように設けられており、その内部
には受光素子13からの電気信号取り出しや光源1の電
源供給等に用いられるリードフレーム14aがモールド
されている。このパッケージ14の形状は中央部がくり
貫かれた直方体形状をしており、更にリードフレーム1
4aがモールドされている側のパッケージ14の内面に
はリードフレームの足14bを露出するように段差14
cが設けてある。なおパッケージ14の形状については
円筒形等であっても構わない。そして受光素子13から
の電気信号を取り出すためにパッケージ14に設けられ
た段差14cに露出しているリードフレームの足14b
と受光素子13の表面に設けられている複数の電極13
aとをAuやAl等で形成されたワイヤ14dでワイヤ
ボンディングにより接続している。また光源1の電源供
給のため、光源1の上面とパッケージ14に設けられた
段差14cに露出しているリードフレームの足14bと
をワイヤ14dでボンディングし、更にサブマウント2
の上面に光源1の下面と電気的に接触するように設けら
れている電極面2aとパッケージ14に設けられた段差
14cに露出しているリードフレームの足14bとを同
じくワイヤ14dでワイヤボンディングすることにより
接続している。パッケージ14の材質としては、低吸水
性や低アウトガス性などに優れていることが求められる
が、ここではICモールドとしては最も一般的なエポキ
シ樹脂等の熱硬化性の樹脂を用いている。またリードフ
レーム14aの材質としてはCu,42アロイ,Fe等
の金属にAgやAu等をメッキしたものを用いることが
多い。ここではCuにNiメッキをし、その上にAuメ
ッキを施したものを用いた。更にパッケージ14と放熱
板4との間の取り付けには、大きな接着強度,低い吸水
性,高い気密性(低いリーク特性)等の性質を有する接
合材を用いる。これにより接合面,接合位置の安定性を
向上させ、光ピックアップのパッケージング内部への不
純物の混入を防止することができる。ここではこれらの
特性に優れ、安価なエポキシ系接着剤を用いた。
【0031】15はシェルで、シェル15もまたパッケ
ージ14と同様に直方体の中心部をくり貫いたような外
形をしており、その水平方向の断面はパッケージ14の
それとほぼ同一形状をしている。またその材質にはパッ
ケージング内部への不純物混入を防止する意味で、低吸
水性や低アウトガス性等の特性が求められる。ここでは
それらの特性に優れたポリブチレンテレフタレート(以
下PBTとする)を用いた。ただし、特に強度や寸法精
度等に優れた特性が要求される場合には、PBTよりも
高価ではあるがこれらの特性に優れたLCPを用いても
良い。そしてシェル15とパッケージ14との接着は、
前述のパッケージ14と放熱板4との取り付けと同様の
理由で、エポキシ系接着剤を用いた。なおこのシェル1
5を用いる代わりにパッケージ14の側壁部分の高さ
を、光ガイド部材5よりも高くなるようにして代替して
も良い。
【0032】16はカバー部材で、カバー部材16は光
ガイド部材5や受光素子13等にごみ,ほこり等が付着
するのを防止するもので、シェル15の上面にエポキシ
系の接着剤により取り付けられている。またカバー部材
16の材質としては、BK−7,コバールガラス等のガ
ラスを用いることがことが好ましい。更にカバー部材1
6の上下両面には反射防止のために反射防止膜16aを
形成することが好ましい。この反射防止膜16aはMg
2 等の材質で形成することが好ましい。
【0033】このカバー部材16と光ガイド部材5との
位置関係は、両者を接触させる場合と両者の間に空間を
設ける場合とが考えられる。両者を接触させる場合、光
ガイド部材5はカバー部材16の底部にエポキシ系の接
着剤やUV接着剤等で取り付けられる。この時のカバー
部材16の厚さ(t1)を0.3≦t1≦3.0(m
m)とすることが好ましい。この理由は、下限について
はこれ以上薄くすると取り付けられている光ガイド部材
5等の重さや、接着剤が固まる際の張力等にカバー部材
16が耐えられず破損する恐れがあるためである。また
上限については、カバー部材16は空気に比べて屈折率
が大きいため光に収束作用が生まれ、光が広がらないの
で、結果としてカバー部材16とコリメータレンズ(無
限系光学系の場合)或いは対物レンズ(有限系光学系の
場合)との距離を長くせざるを得ないくなってしまい、
ピックアップユニットの小型化に不利になるからであ
る。この様な構成を用いることにより光ピックアップの
高さをより低くでき、十分な取付強度を保ちながらもピ
ックアップユニットを小型化することができる。
【0034】これに対して両者の間に空間を設ける場合
は、カバー部材16の厚さ(t2)を0.1≦t2≦
3.0(mm),カバー部材16と光ガイド部材5との
間の距離(d)を同じく0.1≦d≦3.0(mm)と
することが好ましい。この理由はt2の下限については
前例とは違って光ガイド部材5が取り付けられておら
ず、ただ振動等の外部要因にさえ耐えられればよいから
である。またdについては、小さければ小さい程良いの
だが、組立時の精度の誤差を0.1mm以下にできない
可能性があり、この場合組立時にカバー部材16が光ガ
イド部材5に接触し、破損してしまう恐れがある。この
様な構成を用いることにより光ガイド部材5と、光源
1,サブマウント2,ブロック3の間の取り付け相対位
置精度を向上させつつブロック3若しくはサブマウント
2を他の部材に熱的に接触させることが可能であり、こ
れにより光源1で発生する熱を外部に容易に放出するこ
とができる。
【0035】なお光ピックアップの内部は光源1及び受
光素子13の酸化防止や光ガイド部材5,カバー部材1
6での結露防止等の観点から、N2等のガスやAr,N
e,He等の不活性ガスを充填することが好ましい。そ
の場合、放熱板4と受光素子13との間に存在する隙間
17を小さな収縮率,低い吸水性,高い気密性(優れた
リーク特性)等の特性を有する接合材、例えばエポキシ
系のポッティング剤や半田等で埋める必要がある。これ
により内部の気密性を高めることができる。
【0036】以上示してきた構成を用いることにより、
光源1で発生する熱を容易に外部に放出することがで
き、更にパッケージングの両端面に計2個所の開口部を
設けることにより、酸化防止ガスの封入を容易に行うこ
とができる。また光学系においては光源1,光ガイド部
材5及び受光素子13の相対的な位置関係を正しくかつ
強固に保持することができるので、それらの位置のずれ
による誤動作や余分な光学的収差等が発生しない。
【0037】またこの光ピックアップのパッケージング
全体での熱抵抗は35℃/w以下とすることがより効率
よく熱をパッケージ外に逃がすことができるので好まし
い。次に本発明の一実施の形態における光ピックアップ
の動作について、図面を参照しながら説明する。図3は
本発明の一実施の形態における光ピックアップの動作の
概念図、図4は本発明の一実施の形態における光ガイド
部材の斜視図である。
【0038】図3及び図4において放熱板4上にサブマ
ウント2及びブロック3を介して水平にマウントされた
光源1から水平に放出されたレーザ光は、平行な複数の
斜面を有する光ガイド部材5の面5fから光ガイド部材
5に入射し、光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成さ
れかつ入射する光の拡散角に対して射出する光の拡散角
を変換する(以下NAを変換すると呼ぶ)機能を有する
反射型の拡散角変換ホログラム7に到達する。拡散角変
換ホログラム7によってNAを変換されかつ反射した光
は第一の斜面5aに形成された反射型の回折格子6によ
って0次回折光(以下メインビームと呼ぶ)と±1次回
折光(以下サイドビームと呼ぶ)とに分けられる。回折
格子6によって発生するメインビーム及びサイドビーム
は第一の偏光選択性のあるビームスプリッター膜9(以
下単に第一のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射す
る。第一のビームスプリッター膜9は入射面に対して平
行な振動成分を有する光(以下単にP偏光成分と呼ぶ)
に対してほぼ100%の透過率を有し、垂直な振動成分
(以下単にS偏光成分と呼ぶ)に対しては一定の反射率
を有する。第一のビームスプリッター膜9に入射する光
のうち第一のビームスプリッター膜9を透過する光は光
源1からの射出光のモニター光として利用される。ま
た、第一のビームスプリッター膜9で反射されたS偏光
成分に直線偏光したメインビーム及びサイドビームは、
光ガイド部材5の面5e及びカバー部材16を透過、対
物レンズ26に入射し、対物レンズ26の集光作用によ
って記録媒体27の記録媒体面27aに結像される。こ
の時、記録媒体面27a上において2つのサイドビーム
のビームスポット29a、29cはメインビームのビー
ムスポット29bを中心としてほぼ対称な位置に結像さ
れる。記録媒体面27aに対してメインビーム及びサイ
ドビームのビームスポット29b、29a、29cによ
り情報の記録または再生信号及びトラッキング、フォー
カシングいわゆるサーボ信号の読みだしを行う。
【0039】拡散角変換ホログラム7は、光源1からの
射出光のうち拡散角変換ホログラム7へ入射することの
できる光束の拡散角に対して、拡散角変換ホログラム7
からの反射光の拡散角を変換する。また、拡散角変換ホ
ログラム7によって拡散角をまったく持たない平行光に
も変換可能である。また、同じ拡散角変換ホログラム7
によって図3に示されるように光ガイド部材5射出後の
光束が途中経路で積算された波面収差が取り除かれた理
想球面波30となる。したがって、対物レンズ26への
入射光は理想球面波30となり、対物レンズ26による
記録媒体27でのビームスポットはほぼ回折限界まで絞
り込まれ理想的な大きさとなり、情報の記録または再生
を容易に行うとができる。
【0040】記録媒体27の情報記録面27aによって
反射されたメインビーム及びサイドビームの戻り光は対
物レンズ26、光ガイド部材5の面5eを再び通過し、
光ガイド部材5の第二の斜面5bに形成された第一のビ
ームスプリッター膜9に入射する。
【0041】記録媒体27からの戻り光のうち第一のビ
ームスプリッター膜9から透過する光は光ガイド部材5
の第一の斜面5aに平行な第三の斜面5c上に形成され
た第二の偏光選択性のあるビームスプリッター膜11
(以下単に第二のビームスプリッター膜と呼ぶ)に入射
する。第二のビームスプリッター膜11は第一のビーム
スプリッター膜9と同様にP偏光成分に対してほぼ10
0%の透過率を有し、S偏光成分に対しては一定の反射
率を有する。
【0042】ここで第二のビームスプリッター膜11に
入射した光束の内、透過光117に関して説明する。透
過光117は第三の斜面5c上に積層された偏光面変換
基板31に入射する。
【0043】図5は本発明の一実施の形態における偏光
面変換基板の斜視図、図6は本発明の一実施の形態にお
ける光ピックアップの受光部配置及び信号処理を示す図
である。偏光面変換基板31はその他の斜面(以下他斜
面と称す)31bを有し、他斜面31bには偏光分離膜
12が形成されている。透過光117は他斜面31b上
に形成された偏光分離膜12に入射する。他斜面31b
は透過光117の偏光面117aと入射面128とのな
す角が略45×(2n+1)゜:(nは整数)になるよ
うに形成されている。その結果透過光117のP偏光成
分117pとS偏光成分117sは略1:1の強度比を
有するようになる。
【0044】ここで偏光面変換基板31の構成について
更に詳細に説明する。図7は本発明の一実施の形態にお
ける光ガイド部材の側面図、図8は本発明の一実施の形
態における光ガイド部材の上面図、図9は本発明の一実
施の形態における面A−Bでの光ガイド部材の断面図で
ある。図に示すように偏光面変換基板31は、多くの場
合その形状が直方体形状で、かつ、複数の略透明な基板
を張り合わせて構成されており、偏光面変換基板31中
に配置されている他斜面31bを有している。また図8
に示すA−Bにおける断面上において、他斜面31bが
形成する直線と偏光分離膜12に入射する反射光束との
間のなす角がα゜となるように他斜面31bを配置する
ことが好ましく、さらに図8において光ガイド部材5の
側面5gが形成する直線Yと他斜面31bが形成する直
線Zとの間にβの角度を有するように他斜面31bを配
置することが好ましい。偏光分離膜12に入射する透過
光117の入射角をθ1とすると、透過光117の偏光
方向117aと偏光分離膜12における入射面(透過光
117の偏光分離膜12に対する入射光軸と偏光分離膜
12で反射された反射光軸とを含む平面)とのなす角を
略45゜に設定することができるように、α及びβはθ
1を用いて(数1),(数2)で表す角度に配置するこ
とが好ましい。
【0045】
【数1】
【0046】
【数2】
【0047】このような条件を満足するように取り付け
られた偏光面変換基板31において、第二のビームスプ
リッター膜11を透過してきた光はまず偏光分離膜12
に入射する。この偏光分離膜12はP偏光成分を透過し
て、S偏光成分を反射する働きを有しているので、入射
面128と平行な偏光成分を有するP偏光成分117p
は偏光分離膜12をほぼ100%透過し、一方、入射面
128に垂直な偏光成分を有するS偏光成分117sは
他斜面31b上の偏光分離膜12によって略100%反
射されて偏光面変換基板31の側面31cに入射する。
【0048】偏光面変換基板31(即ち光ガイド部材
5)の側面31cに入射するS偏光成分117sは、側
面31cで反射されて受光素子13へと導かれる。この
とき側面31cには反射膜31dを設けておくことが、
効率よくS偏光成分117sを反射することができるの
で好ましい。また反射膜31dの材質としてはAg,A
u,Al,Cu等の比較的薄くても高反射率を有する金
属材料を用いることが、光の利用効率を高くすることが
できるので好ましい。特にAgは反射率およびコストの
面で優れているので好ましい。
【0049】また偏光面変換基板31(即ち光ガイド部
材5)の側面31cに入射するS偏光成分117sは、
側面31cに対する入射角θ2が全反射の臨界角以上で
あることが好ましい。θ2が臨界角以上である場合に
は、S偏光成分117sは光ガイド部材5の外部に射出
されることなく側面31cで全反射されて、偏光分離膜
12で反射されたS偏光成分117sのほぼ全光量が受
光素子13上に設けられている受光部171へ導かれる
ので、同じく受光部171に導かれたP偏光成分117
pとともに受光素子13での光量比をほぼ1:1とする
ことができる。従ってRF信号はこの2つの信号の差動
を取ることにより、信号の成分は2倍になる。また同位
相成分のノイズはキャンセルされるので、ノイズの少な
い高C/N比のRF信号を作り出すことができる。
【0050】更に側面31cの光が入射する側とは反対
側の面は、偏光面変換基板31を構成する材料の屈折率
よりも小さな屈折率を有する物質に接していることが好
ましい。このような構成にすることにより、反射面に入
射した光は全反射を確実に起こし、かつ、その臨界角を
より小さくすることができるので、反射面での光量の減
衰等が発生せず、かつ、設計の自由度が増す。
【0051】また全反射させることにより偏光面変換基
板31の側面31cに反射膜31dを設ける必要がない
ので、製造工程を削減することができ、コストを下げる
ことができる。
【0052】本実施の形態の場合、全反射の臨界角は約
41.5゜であり、αとβを(数1),(数2)のよう
に設定すると、S偏光成分117sの側面31cへの入
射角θ2は、光ガイド部材5が直方体であるときには4
5゜以上となるので、入射した光70は全反射され、受
光素子13に導かれる。
【0053】さらにこのような構成を用いることによ
り、偏光面変換基板31中に反射膜を設ける必要がない
ので、偏光面変換基板31の体積を小さくすることがで
きるので、光ガイド部材5の体積を小さくすることがで
き、ひいては光ピックアップ全体の体積を大幅に減少さ
せることができる。
【0054】このときS偏光成分117sについては受
光素子13に入射する際の入射状態は垂直入射ではなく
斜め入射であるから、多少なりとも受光素子13の表面
で反射が起こる可能性がある。従って本実施の形態で
は、少なくともS偏光成分117sが入射する受光部1
71の周囲には反射防止膜171aを形成しておくこと
が好ましい。
【0055】受光部171の周囲に反射防止膜171a
を形成することにより、受光素子13上での反射による
S偏光成分117sの光量の減少を防止することがで
き、従って受光部170及び受光部171からの信号量
を略1:1に保つことができるので、ノイズの小さなR
F信号を得ることができる。
【0056】なお本実施の形態では側面31cを反射面
として用いていたが、偏光面変換基板31中に偏光分離
膜12に対して傾斜して設けられた斜面を反射膜として
用いても同様の効果が得られる。
【0057】以上説明してきたような角度に偏光面変換
基板31、偏光分離膜12を設定することにより、従来
のように偏光分離膜と反射膜を所定の位置関係に配して
S偏光成分117sを受光素子13に導くという構成と
する必要がないので、反射膜を設けなかった分だけ偏光
面変換基板31の特にL方向の厚みを薄くすることがで
きるので、光ガイド部材5の同じくL方向の厚みを薄く
することができ、ひいては光ピックアップの厚みを薄く
することができ、その体積も大幅に減少させることがで
きる。
【0058】また偏光面変換基板31に入射した光につ
いては、従来のように反射膜を設けなくてもP偏光成分
117pとS偏光成分117sとを正確にほぼ1:1に
分離することができるので、それらの差動を取ることに
より、ノイズレベルを低く、信号量を大きく取ることが
できる。即ち、高C/N比の信号を得ることができるの
で、光ガイド部材5を用いた光ピックアップの性能を向
上させることができるとともに、より低い出力の光源1
を用いることができるので、光源1のコストを削減で
き、かつ、消費電力も低下させることができる。
【0059】なお本実施の形態では透過光117の偏光
方向117aと偏光分離膜12における入射面128
(透過光117の偏光分離膜12に対する入射光軸と偏
光分離膜12で反射された反射光軸とを含む平面)との
なす角(以下δと称す)を略45゜としたが、δを0゜
でないように(非平行に)設定することにより、有為な
量のP偏光成分117p及びS偏光成分117sを形成
することができるので、ノイズレベルを低減することが
でき、信号の量を増加させることができる。更にδを4
0゜〜50゜とすることにより、形成されるP偏光成分
117p及びS偏光成分117sをほぼ同量とすること
ができるので、更に大きくノイズレベルを低減すること
ができ、信号の量を増加させることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明は、光ピックアップを構成する光
ガイド部材において、偏光分離手段で反射された光を、
偏光分離手段に対して傾斜して設けられている反射面で
反射させ、受光手段に導くようにしたことにより、従来
のように同一基板中に設けられた偏光分離手段と反射膜
との組合せを用いなくても、偏光分離手段と光ガイド部
材の側面を用いてP偏光成分とS偏光成分とを分離する
ことができるので、従来の反射膜のスペースの分だけ光
ガイド部材が小さく、薄くすることができ、従って光ピ
ックアップの体積を大幅に減らすことができるとともに
その厚さも薄くすることができる。
【0061】また反射面で反射された光は前記受光素子
に対して非垂直に入射するようにすることにより、垂直
にするために設けてあった光学部材を形成する必要がな
くなるので、製造コストを低下させることができる。
【0062】更に反射面に反射手段を設けたり、反射面
で全反射させるようにすることにより、その面での光の
反射率を高くすることができるので、受光素子に向かう
S偏光成分の光量がほとんど減少しない。したがってS
偏光成分とP偏光成分の比率を略1:1とすることがで
きるので、高C/N比のRF信号を得ることができる。
【0063】また受光素子に設けられている受光部の周
囲に反射防止素子を形成したことにより、受光素子に入
射してきた光が受光部で反射されて受光光量が減少する
ことを防止できるので、S偏光成分とP偏光成分の比率
を略1:1とすることができ、高C/N比のRF信号を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
のパッケージングの構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
のパッケージングの構成を示す断面図
【図3】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
の動作の概念図
【図4】本発明の一実施の形態における光ガイド部材の
斜視図
【図5】本発明の一実施の形態における偏光面変換基板
の斜視図
【図6】本発明の一実施の形態における光ピックアップ
の受光部配置及び信号処理を示す図
【図7】本発明の一実施の形態における光ガイド部材の
側面図
【図8】本発明の一実施の形態における光ガイド部材の
上面図
【図9】本発明の一実施の形態における面A−Bでの光
ガイド部材の断面図
【図10】従来の光ピックアップの断面図
【図11】従来の偏光面変換基板の斜視図
【符号の説明】
1 光源 2 サブマウント 2a 電極面 3 ブロック 3a 突起部 3b 端面部 4 放熱板 4a 孔 5 光ガイド部材 5a 第一の斜面 5b 第二の斜面 5c 第三の斜面 5e 面 5f 面 5g 側面 6 回折格子 7 拡散角変換ホログラム 9 第一のビームスプリッター膜 10 非点収差発生ホログラム 11 第二のビームスプリッター膜 12 偏光分離膜 13 受光素子 13a 電極 14 パッケージ 14a リードフレーム 14b リードフレームの足 14c 段差 14d ワイヤ 15 シェル 16 カバー部材 16a 反射防止膜 17 隙間 26 対物レンズ 27 記録媒体 27a 記録媒体面 29a,29b,29c ビームスポット 30 理想球面波 31 偏光面変換基板 31b 他斜面 31c 側面 31d 反射膜 70 光 117 透過光 117a 偏光面 117s S偏光成分 117p P偏光成分 123 反射光 124 反射膜 125 反射膜 128 入射面 170,171,172,172a,172b,172
c,172d,176,177 受光部 171a 反射防止膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源から照射された光の入射
    方向に対して傾斜した複数の斜面を有し、前記複数の斜
    面をそれぞれ略平行に配置するとともに前記複数の斜面
    に各種光学素子を形成した光ガイド部材と、前記光ガイ
    ド部材を透過してきた光を電気信号に変換する受光手段
    と、前記光ガイド部材中に前記反射光をその偏光方向に
    応じて透過させるか反射させるかする偏光分離手段とを
    備え、前記光源からの光を光ガイド部材を介して記録媒
    体に導き、その反射光を前記光ガイド部材を介して前記
    受光手段に導く光ピックアップであって、前記偏光分離
    手段で反射された光は、前記偏光分離手段に対して傾斜
    して設けられている反射面で反射されて、前記受光手段
    に導かれることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】反射面で反射された光は前記受光手段の受
    光面に対して傾斜して入射することを特徴とする請求項
    1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】反射面に偏光分離手段から導かれてきた光
    を反射する反射膜を設けたことを特徴とする請求項1,
    2いずれか1記載の光ピックアップ。
  4. 【請求項4】反射膜を金属薄膜を用いて形成したことを
    特徴とする請求項3記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】光ガイド部材と光ガイド部材よりも屈折率
    の低い物質との接触部位を反射面としたことを特徴とす
    る請求項1,2いずれか1記載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】反射面での全反射によって偏光分離手段か
    ら導かれてきた光を反射して受光手段に導くことを特徴
    とする請求項5記載の光ピックアップ。
  7. 【請求項7】偏光分離手段から導かれてきた光の反射面
    に対する入射角を41.5゜以上とすることを特徴とす
    る請求項5,6いずれか1記載の光ピックアップ。
  8. 【請求項8】受光素子に設けられている受光部の周囲に
    反射防止素子を形成したことを特徴とする請求項1〜7
    いずれか1記載の光ピックアップ。
  9. 【請求項9】偏光分離手段における媒体からの戻り光の
    偏光方向と入射面とのなす角が40〜50゜であること
    を特徴とする請求項1〜8いずれか1記載の光ピックア
    ップ。
  10. 【請求項10】偏光分離手段において、媒体からの戻り
    光の偏光方向と入射面とのなす角が略45゜であること
    を特徴とする請求項1〜9いずれか1記載の光ピックア
    ップ。
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