JPH09183539A - シート斜行補正装置及びシート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート斜行補正装置及びシート搬送装置及び画像形成装置

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JPH09183539A
JPH09183539A JP8000509A JP50996A JPH09183539A JP H09183539 A JPH09183539 A JP H09183539A JP 8000509 A JP8000509 A JP 8000509A JP 50996 A JP50996 A JP 50996A JP H09183539 A JPH09183539 A JP H09183539A
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  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、構成が簡単でコストダウンおよび
装置の小型化が図れ、シートの斜行補正精度を向上させ
たシート斜行補正装置およびこれを備えた画像形成装置
を提供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 搬送ローラ対13,14を構成する搬送コロ
13の回転軸18にシャッター部材15を回動可能に設け、搬
送ローラ対5により搬送されるシートSの先端をシャッ
ター部材15の突き当て面20aに当接させて係止し、シー
トSが所定のループを形成するとシャッター部材15が回
動して退避し、シートSがシャッター部材15を通過する
ように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート斜行補正装
置を装備した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置においてはシート
位置に対する画像の記録位置(以下「記録精度」とい
う)が重要な画像品質要素となっている。従って、従来
の画像形成装置には記録精度向上のための種々のシート
斜行補正手段が提案されている。
【0003】例えば、画像形成部に最も近いシート搬送
方向上流側(以下、単に「上流側」という)において、
シート搬送方向と直交する方向にレジストローラ対を配
置し、シートの先端を該レジストローラ対のニップ部に
当接させてシートの斜行を補正するといったレジストロ
ーラ方式のシート斜行補正装置が広く採用されている。
【0004】上記レジストローラ方式を用いたシート斜
行補正装置を装備した従来の画像形成装置の一例を図21
を用いて説明する。図21において、シートカセット100
から給送ローラ101 により給送されたシートSは、予め
クラッチ等により停止しているレジストローラ対102 の
ニップ部に該シートSの先端が当接し、更に給送ローラ
101 が回転してシートSは図21に示すように、湾曲した
ループを形成してシートS自身の腰の強さにより斜行が
矯正される。
【0005】レジストローラ対102 の近傍上流側にはレ
ジストセンサ103 が配置されており、該レジストセンサ
103 によりシートSの先端を検知してから、前述のよう
にシートSがループを形成して斜行が補正される所定の
時間が経過した時点で、レジストローラ対102 を回転さ
せ、プロセスカートリッジ104 内に配置された感光体ド
ラム105 が対向する画像形成部にシートSを搬送するよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、レジストローラ対102 と給送ローラ10
1 との間でシートSに所定のループを形成させるため
に、レジストローラ対102および給送ローラ101 を所定
のタイミングで回転駆動する必要があり、これ等の駆動
制御系が複雑となると共に、高い制御精度が要求される
ため、高性能のクラッチをギアトレインに設ける等の必
要がある。
【0007】また、シートSがレジストローラ対102 の
ニップ部へ進入する時の摩擦抵抗を軽減するために、レ
ジストローラ対102 を摩擦抵抗の少ない金属製のローラ
等で構成する必要があり、一方では、レジストローラ対
102 を金属製で構成した場合のシートSに対する搬送力
の不足を補うためにレジストローラ対102 に加圧機構を
設ける必要がある。この加圧機構は比較的高価であり、
装置内の占有スペースも大きくなるため、装置が大型化
すると共にコストアップになるという問題がある。
【0008】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、構成が簡単でコストダウンお
よび装置の小型化が図れ、シートの斜行補正精度を向上
させたシート斜行補正装置およびこれを備えた画像形成
装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送する第1
のシート搬送手段と、前記第1のシート搬送手段よりも
シート搬送方向下流側に配置され、シートを搬送する第
2のシート搬送手段と、前記第2のシート搬送手段の近
傍で、且つ、該第2のシート搬送手段よりもシート搬送
方向上流側に配置され、前記第1のシート搬送手段によ
り搬送されるシートの先端に当接して該シートの先端を
係止し得る第1の姿勢と、シートを通過させ得る第2の
姿勢とに揺動可能なシャッター部材と、前記シャッター
部材を前記第1の姿勢状態に付勢する付勢手段と、を有
することを特徴とするシート斜行補正装置である。
【0010】また、前記第2のシート搬送手段をシート
搬送回転体で構成し、前記シャッター部材を該シート搬
送回転体の回転中心を中心にして揺動可能に構成すれば
好ましい。
【0011】また、前記第1のシート搬送手段と前記第
2のシート搬送手段との間のシート搬送路上に前記シャ
ッター部材の作用によりシートが形成するループ形状に
対応する形状のスペースを設けるか、或いはシートが形
成するループ形状に対応する形状を有するシートガイド
を有し、該シートガイドに対向する位置にシートのルー
プ形成を助長するフラッパ部材または弾性部材を配置し
て構成すれば好ましい。
【0012】また、前記シャッター部材のシートの先端
に当接する当接面を、所定の径を有する円弧面または端
部にR面を形成した曲面で構成すれば好ましい。また、
前記シャッター部材のシートの先端に当接する当接面
は、シート搬送方向と直交する方向において、複数設け
れば好ましい。また、前記シャッター部材がシートに作
用させる反力は、該シャッター部材に作用する重力バラ
ンスにより構成すれば好ましい。
【0013】本発明は、上述の如く構成したので、付勢
手段はシートの先端がシャッター部材のシートの先端に
当接する当接面に倣うために必要な付勢力を発揮し、第
1のシート搬送手段により搬送されるシートの先端がシ
ャッター部材に係止され、該シートがループを形成して
シート自身の腰の強さにより該シートの斜行が補正され
る。
【0014】そして、シートに逃げ場がなくなった時の
シートの腰の強さがシャッター部材に作用した時、該シ
ャッター部材を付勢する付勢手段の付勢力にシートの腰
の強さが勝り、シートの先端がシャッター部材のシート
の先端が当接する当接面に倣ったままシートがシャッタ
ー部材を揺動させて退避させ、シートは該シャッター部
材を通過して第2のシート搬送手段により搬送される。
【0015】また、第2のシート搬送手段をシート搬送
回転体で構成し、前記シャッター部材を該シート搬送回
転体の回転中心を中心にして揺動可能に構成した場合に
は、シャッター部材の第2のシート搬送手段に対する位
置決め精度が向上するので好ましい。
【0016】シャッター部材よりも上流側には、搬送抵
抗やシート搬送手段となる搬送ローラ類の部品公差等が
あるため、シート搬送速度が異なる場合が生じ、この場
合、シートが所定のループを形成できないでシャッター
部材を揺動して退避させ、通過し得る力を発揮できない
場合が生じるが、その場合には、シャッター部材の上流
側に設けたスペースやフラッパ部材、弾性部材等により
所定のループを強制的に形成させることによりシートが
所定の腰の強さを発揮できるようにすることで、上流側
におけるシート搬送速度差を吸収することが出来る。
【0017】また、シャッター部材のシートの先端に当
接する当接面を、所定の径を有する円弧面または端部に
R面を形成した曲面で構成することで、シートの先端が
シャッター部材に当接した時シート先端部の損傷が防止
できる。また、シャッター部材のシートの先端に当接す
る当接面をシート搬送方向と直交する方向において複数
設けることで、シートがシャッター部材に摺動した跡を
局部的に形成しない。
【0018】また、シャッター部材がシートに作用する
当接抵抗は、シートが自身の腰の強さにより斜行を補正
するまで必要で、シートの先端がシャッター部材を通過
した後は、シャッター部材がシートに作用する当接抵抗
は、少ない方がシート搬送においては好都合であるの
で、シャッター部材がシートに作用する当接抵抗をシャ
ッター部材自身の自重バランスを用いて構成し、シャッ
ター部材がシートに押されて回動することでシャッター
部材がシートに作用する当接抵抗を徐々に小さくするこ
とが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート斜行
補正装置およびこれを備えた画像形成装置の一実施形態
を具体的に説明する。図1は本発明に係るシート斜行補
正装置およびこれを備えた画像形成装置の第1実施形態
を説明する断面説明図、図2は第1実施形態のシート斜
行補正装置の構成を示す斜視図、図3は第1実施形態の
シート斜行補正装置の構成を示す平面図、図4〜図6は
第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明図、図7
は第1実施形態のシート斜行補正装置において、異なる
シート幅に対応する様子を示す平面説明図である。
【0020】先ず、図1を用いて本発明に係るシート斜
行補正装置およびこれを備えた画像形成装置の全体構成
を説明する。給送ユニットUに収容された紙や合成樹脂
等で構成されるシートSは、給送ローラ1により繰り出
され、図示しない分離手段により一枚ずつ分離されて給
送される。
【0021】給送ローラ1により給送されたシートS
は、第1のシート搬送手段となる搬送ローラ対5により
搬送され、更にシート搬送方向下流側(以下、単に「下
流側」という)に配置された第2のシート搬送手段とな
るシート搬送回転体としての搬送ローラ対13,14により
搬送されて、画像形成手段となるプロセスカートリッジ
7に配置され、電子写真感光体で構成される像担持回転
体としての感光体ドラム8が対向する画像形成部に導か
れる。
【0022】一方、帯電器により表面が一様に帯電され
た感光体ドラム8に対してコントロールユニット4によ
り制御されたレーザスキャナ6が画像情報に応じたレー
ザ光を走査して潜像を形成する。そして、この潜像にプ
ロセスカートリッジ7に設けられた現像装置によりトナ
ー画像が形成される。
【0023】そして、感光体ドラム8の回転に同期して
シートSが感光体ドラム8と転写帯電器12との間に搬送
され、該転写帯電器12により感光体ドラム8に形成され
たトナー画像がシートSに転写される。画像が転写され
たシートSは定着ユニット11に搬送され、該定着ユニッ
ト11により加熱,加圧処理されてシートSにトナー画像
が定着された後、排出ローラ対2,3によって機外へ排
出される。
【0024】また、搬送ローラ対5と搬送ローラ対13,
14との間、および搬送ローラ対13,14の近傍下流側で、
且つ、感光体ドラム8よりもシート搬送方向上流側(以
下、単に「上流側」という)には、夫々シート検知手段
となるセンサ9,10が配置されており、搬送ローラ対1
3,14には、詳しくは図2〜図7に示して後述するシー
ト斜行補正装置が装備されている。
【0025】センサ10は、図4〜図6に示すように、搬
送ローラ対13,14の近傍下流側に配置されており、シー
トSが通過しない時、軸10bを中心にして回動可能なセ
ンサフラグ10aの一端が搬送ローラ対13,14の下流側に
設けられたシート搬送路21bに突出して配置され、該セ
ンサフラグ10aの他端がフォトセンサで構成される検知
部10cの光路を遮断する位置に配置される第1の状態
(図4,図5参照)と、シートSがシート搬送路21bに
突出したセンサフラグ10aの一端に係合して該センサフ
ラグ10aを軸10bを中心に図6の矢印a方向に回動させ
て、該センサフラグ10aの他端が検知部10cの光路を透
過させる位置に配置される第2の状態(図6参照)とに
回動可能に構成されている。
【0026】次に、本発明の特徴であるシート斜行補正
装置の第1実施形態の構成を図2〜図7を用いて説明す
る。感光体ドラム8の回転軸方向に対して、回転軸が平
行に配置された搬送ローラ対13,14は、図2に示すよう
にシート搬送方向と直交する方向に複数に分割されて配
置されており、回転軸14aに固着されて該回転軸14aと
一体的に回転する搬送ローラ14と、該複数に分割された
搬送ローラ14に夫々対応する位置に対向して同じく複数
に分割されて配置され、図示しない本体フレームに対し
て回転自在に軸支された回転軸18に固着されたシート搬
送回転体となる搬送コロ13とを有して構成される。
【0027】搬送コロ13を固定した回転軸18には、該回
転軸18方向に複数配置された搬送コロ13の間に該搬送コ
ロ13よりも小さい外径を有する複数の補助コロ19が回転
軸18に対して回転自在に嵌合されており、更に該補助コ
ロ19の外周面には、連結部材16により一体的に連結され
た複数のシャッター部材15が該補助コロ19に対して回転
自在に嵌合されている。
【0028】図3に示すように、シートSは中央基準で
搬送され、中央部Cに配置される搬送コロ13の両側に配
置される補助コロ19のシャッター部材規制面19aと、該
補助コロ19に嵌合するシャッター部材15の当接面15hと
が当接,摺動することによりシャッター部材15は補助コ
ロ19によって搬送コロ13に対する位置決めがされるよう
になっている。
【0029】上記構成により、回転軸18方向において、
シャッター部材15と搬送コロ13とは、補助コロ19によっ
て離隔されて両者が接触することがないため、搬送コロ
13とシャッター部材15とが夫々独立して回動出来るよう
になっている。従って、搬送コロ13がシャッター部材15
に接触して該シャッター部材15の回動動作を阻害するこ
とがない。
【0030】尚、本実施形態では、補助コロ19を用いて
構成したが、シャッター部材15の回転軸18方向における
位置を例えばE形止め輪(所謂Eリング)等で規制する
ように構成することでも良い。
【0031】複数のシャッター部材15は、搬送ローラ対
5により搬送されるシートSの先端に突き当て面20aが
当接して該シートSの先端を係止し得る第1の姿勢(図
4、図5参照)と、シートSを通過させ得る第2の姿勢
(図6参照)との間で、回転軸18を中心にして揺動可能
に構成されており、各シャッター部材15は連結部材16に
よって回転軸18を中心とする回動動作の位相が合わされ
る。
【0032】シャッター部材15は、シートSが係合しな
い時には、回転軸18を回転中心とするシャッター部材15
および連結部材16の重力バランスが作用して図2に示す
前記第1の姿勢状態に常時保持されるようになってい
る。
【0033】即ち、本実施形態では、シャッター部材15
を第1の姿勢状態に付勢する付勢手段として、シャッタ
ー部材15を連結する連結部材16の自重に作用する重力バ
ランスが連結部材16の回転中心である回転軸18に対して
発生する回転モーメントを利用したものである。
【0034】前記シャッター部材15には、搬送ローラ14
と搬送コロ13とのニップ部にシートSが進入する寸前に
シートSの先端に当接して該シートSを係止し得るシー
ト先端当接面となる突き当て面20aが設けられている。
そして、前記シャッター部材15の突き当て面20aは、シ
ャッター部材15が第1の姿勢状態にある時、搬送ローラ
14と搬送コロ13とのニップ部よりも上流側に配置される
ようになっている。
【0035】尚、本実施形態では、連結部材16により複
数のシャッター部材15を連結するように構成したが、他
の構成としてシャッター部材15と連結部材16とを一体的
に形成することでも良い。
【0036】ここで、シートSが搬送ローラ対5により
搬送され、例えば、図3に示すように、シートSが搬送
ローラ対13,14に対して斜行して進入すると、シャッタ
ー部材15および連結部材16が存在しない場合、シートS
は斜行した姿勢のまま搬送されて画像形成部に到達し、
シートSに転写される画像はシートSに対して傾斜して
記録されることになる。
【0037】しかしながら、本実施形態では、シャッタ
ー部材15および連結部材16を上述のように構成して、搬
送ローラ対13,14に装備したことで、後述する作用によ
りシートSの斜行が補正される。
【0038】先ず、シートSの先行する側(図3の下
側)の先端部が該先端部が対応する位置に配置されたシ
ャッター部材15の突き当て面20aに当接する。この時点
では、連結部材16の自重に作用する重力に抗してシート
Sの先端がシャッター部材15を押して回動することが出
来ないようになっている。
【0039】そして、搬送ローラ対5が更にシートSを
搬送すると、シートSの先行する側の先端部はシャッタ
ー部材15の突き当て面20aに当接した状態で係止され、
シートSの後続する側の先端部が該先端部に対応する位
置に配置されたシャッター部材15の突き当て面20aに順
次当接して係止され、更に搬送ローラ対5によりシート
Sが搬送されると、該シートSは図5に示すように湾曲
したループを形成し、シートS自身の腰の強さが作用し
てシートSの斜行が補正されて搬送ローラ対13,14の回
転軸方向に対してシートSの先端が平行になる。
【0040】そして、図5に示すように、シートSが搬
送ローラ対13,14の近傍上流側に設けられたシート搬送
路21a内で所定のループを形成した時点で初めてシャッ
ター部材15を回転軸18を中心に図5の矢印b方向に回動
させて退避させる力がシートSの腰の強さにより発生
し、図6に示すように、シャッター部材15が退避した時
点でシートSの先端は該シャッター部材15の突き当て面
20aによる係止から解除されてシートSの先端は搬送ロ
ーラ14と搬送コロ13とのニップ部に進入し、該搬送ロー
ラ対13,14の給送動作により搬送ローラ対13,14のニッ
プ部に挟持されて搬送される。
【0041】そして、シートSは、搬送ローラ対13,14
の近傍下流側に配置されたセンサ10のセンサフラグ10a
に係合して該センサフラグ10aを軸10bを中心にして図
6の矢印a方向に回動させて、検知部10cの光路を透過
させることで、センサ10がシートSの通過を検知する。
【0042】センサ10がシートSを検知した時点で、レ
ーザスキャナ6が感光体ドラム8の表面に潜像を形成し
てプロセスカートリッジ7の一連のプロセス動作により
感光体ドラム8の表面にトナー画像が形成され、感光体
ドラム8の回転動作に同期して搬送されるシートSに感
光体ドラム8の表面上に形成されたトナー画像が転写さ
れる。
【0043】上述のように、センサフラグ10aが検知部
10cを作動させ、検知部10cの検知情報により画像形成
手段の画像形成動作が開始されるように構成したこと
で、シートSがシャッター部材15を通過するのに要する
時間に関係なく画像を形成するタイミングを一定に維持
することが出来る。即ち、腰の強さが異なる種々のシー
トSに対応してシャッター部材15を通過する時間が異な
っても画像を形成するタイミングを一定に維持すること
が出来るものである。
【0044】このとき、シートSの先端は、前述の斜行
補正動作により搬送ローラ対13,14の回転軸方向に対し
て平行になっているので、搬送ローラ対13,14により、
シートSに対して十分な搬送力が作用すれば、感光体ド
ラム8に対してシートSを斜行なく搬送することが出
来、シートS上に転写される画像が該シートSに対して
傾斜することなく記録することが出来る。
【0045】ここで、図7に示すように、使用されるシ
ートSのシート搬送方向と直交する方向の長さ(以下、
「シートSの幅」という)が比較的大きい場合(図7の
実線で示すシートS)、主としてシートSの両側端部近
傍に対応して配置される二つのシャッター部材15a,15
dが前述したようにシートSの先端に作用して該シート
Sの斜行が補正される。
【0046】また、使用されるシートSの幅が、前記シ
ャッター部材15a,15dにかからないような比較的小さ
い場合(図7の二点鎖線で示すシートS)、シャッター
部材15a,15dよりも中央部に配置されたシャッター部
材15b,15cによってシートSの斜行が補正される。
【0047】ここで、より精度良いシートSの斜行補正
能力を得るためには、シートSの幅に対応する複数のシ
ャッター部材15の間隔が出来るだけ開いている方が、搬
送ローラ対13,14の回転軸方向に対するシートSの先端
の補正角度誤差が小さくなるのでシャッター部材15を搬
送されるシートSの両側端部近傍に配置すれば好ましい
が、比較的小さな幅のシートSでも斜行補正出来るよう
にシートSの搬送中央部C近傍にもシャッター部材15を
配置して構成し、複数のシャッター部材15を備えると良
い。
【0048】この時、シートSの搬送路の中央部Cに最
も近い両側の二つのシャッター部材15b,15cの間隔
を、その画像形成装置に使用されるシートSの最小の幅
よりも小さくすると良い。
【0049】また、シャッター部材15の突き当て面20a
と、搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ部との間の距
離を本実施形態のように極力小さくなるように構成し、
シートSの先端が搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ
部に入り込み、該ニップ部に挟み込まれる寸前で突き当
て面20aによりシートSの先端を突き当てて係止し、シ
ートSの斜行を補正するように構成することで、シャッ
ター部材15によりシートSの斜行補正が行われた後、直
ぐに搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ部に挟持され
て搬送されるので、シートSの斜行補正効果を維持する
ことが出来る。
【0050】また、シャッター部材15を第1の姿勢状態
に付勢する付勢手段として、連結部材16の自重に作用す
る重力バランスを用いて構成したことにより、その構成
が簡単であると共に、シートSに押されてシャッター部
材15が回動し、該シートSがシャッター部材15を通過し
た時に、シートSに対するシャッター部材15からの付勢
抵抗が増加することがないので有利である。
【0051】また、この場合、特に、シートSがシャッ
ター部材15を押して該シャッター部材15を揺動させた時
に該シートSが該シャッター部材15から受ける反力が、
シートSの先端が該シャッター部材15に初めて当接した
時に該シートSが該シャッター部材15から受ける反力よ
りも弱くなるように重力バランスが作用するので、シー
トSがシャッター部材15を回動して退避させ通過しやす
くなり、ジャムの発生がなくなり好ましい。
【0052】また、各種シートSの腰の強さに対応させ
て連結部材16の重量を変化させることで各種の腰の強さ
を有するシートSの斜行補正に対応させることが出来
る。
【0053】尚、本実施形態では、シャッター部材15と
連結部材16とを搬送コロ13の回転軸18を中心にして回動
するように構成したが、他の構成として、搬送ローラ14
の回転軸14aを中心にして回動するように構成すること
でも良い。
【0054】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第2実施形態について
図8(a),(b)を用いて説明する。図8(a)は第
1実施形態のシャッター部材の突き当て面の外形形状を
示す水平断面説明図、図8(b)は第2実施形態のシャ
ッター部材の突き当て面の外形形状を示す水平断面説明
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】前記第1実施形態では、図8(a)に示す
ように、シャッター部材15の突き当て面20aを平面で形
成しているため、突き当て面20aの端部が角部となり、
この角部にシートSの先端が当接すると、該シートSの
先端が損傷する可能性がある。
【0056】これを防止するために、本実施形態では、
図8(b)に示すように、シャッター部材15の突き当て
面20bを所定の径を有する円弧面や、角部にR面を形成
した曲面で構成し、シートSが斜行して搬送され、シャ
ッター部材15の突き当て面20bにシートSの先端が当接
した際に、第1実施形態のように角部に当接することが
なく、該シートSの先端が損傷することがない。
【0057】この時の突き当て面20bのR面または円弧
面の形成は、このシート斜行補正装置が想定するシート
Sの最大斜行時にシートSの先端が突き当て面20bの両
側端部とR面または円弧面との境界の曲率の変化部に当
たらないような所定の曲率に設定することで、シートの
斜行補正能力とシートSの損傷防止効果を最適な状態で
両立させることが出来る。他の構成は、前記第1実施形
態と同様に構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0058】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第3実施形態について
図9を用いて説明する。図9は第3実施形態のシャッタ
ー部材の突き当て面の外形形状を示す垂直断面説明図で
ある。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同
一の符号を付して説明を省略する。
【0059】前記第1実施形態では、図5に示すよう
に、シャッター部材15が第1の姿勢位置にある時、シャ
ッター部材15の突き当て面20aは、搬送されるシートS
のシート面に対して直交する方向に形成されており、突
き当て面20aは突き当たるシートSのシート面に対して
略90°で交差する。この場合、シートSのループの形
成状態によっては、シートSの先端が突き当て面20aか
ら図5の下方へ逃げる可能性がある。
【0060】これを防止するために、本実施形態では、
図9に示すように、シャッター部材15が第1の姿勢位置
にある時、シャッター部材15の突き当て面20cは、搬送
されるシートSのシート面に対してシートSが搬送され
る側から図9の時計回り方向に90°以下の鋭角方向に
形成されており、突き当て面20cは突き当たるシートS
のシート面に対して90°以下の鋭角で交差するように
なっている。
【0061】これによって、シートSの先端は、突き当
て面20cとシャッター部材15の端面15eとによって形成
される溝部20dに落ち込み、前述のようにシートSの先
端が突き当て面20cから逃げることがなく、確実にシー
トSの先端を係止して該シートSの斜行補正動作を行う
ことが出来る。他の構成は、前記第1実施形態と同様に
構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0062】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第4実施形態について
図10〜図12を用いて説明する。図10は第4実施形態のシ
ート斜行補正装置の構成を示す平面図、図11は第4実施
形態のシート斜行補正装置の構成を示す断面説明図、図
12は図10中のA1 部の斜視拡大図であり、付勢手段の反
力切換手段の要部を示す図である。尚、前記第1実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省
略する。
【0063】図10に示すように、本実施形態では、前記
第1実施形態と同様に構成されたシート斜行補正装置に
対して、シャッター部材15を前記第1の姿勢状態に付勢
する付勢手段となるねじりコイルバネ24を追加的に設け
て構成したものである。
【0064】ねじりコイルバネ24は、回転軸18に対して
摺動可能に嵌合され、連結部材16側の端部24bが連結部
材16に係止されると共に、フレーム17側の端部24aが装
置本体フレーム17に設けられた反力切換手段となる第
1、第2の突起部23a,23bに適宜選択的に係止される
ようになっている。
【0065】例えば、通常の腰の強さを有するシートS
の場合には、ねじりコイルバネ24のフレーム17側の端部
24aが第1の突起部23aに係止されている。上記の構成
により、シャッター部材15は、ねじりコイルバネ24によ
り図11の矢印c方向に常時付勢されている。
【0066】また、上記の構成では、ねじりコイルバネ
24のフレーム17側の端部24aを第2の突起部23bに掛け
替えることによって、図11の矢印c方向に作用する付勢
力Fを大きくすることが可能であり、使用するシートS
の腰の強さに応じてねじりコイルバネ24のフレーム17側
の端部24aを第1、第2の突起部23a,23bに選択的に
係止して適度な付勢力Fを得ることが出来る。
【0067】上記構成により、シートSは前記第1実施
形態と略同様にしてシャッター部材15により斜行が補正
されて搬送されるのでここでは詳しい説明を省略する。
【0068】ここで、シートSとしては、例えば、1平
方メートル当たりの重量が50g程度の薄紙から、同じ
く1平方メートル当たりの重量が120g程度の厚紙ま
で、多様な種類のシートSが使用される。
【0069】例えば、シートSが薄紙の場合、シートS
の腰が弱いのでシャッター部材15の付勢力Fが小さい場
合でも、シートSはループを形成し易く、シートSの斜
行が補正され易い。
【0070】その反面、シートSの腰が弱いことからね
じりコイルバネ24による付勢力Fが必要以上に大きく設
定された場合、シートSがシャッター部材15を図11の矢
印c方向と反対方向に回動してシャッター部材15を退避
させ、該シャッター部材15を通過することが困難とな
り、シートSのジャム等の問題が生じる。
【0071】また、シートSが厚紙の場合、シートSの
腰が強いのでシャッター部材15の付勢力Fが小さい場合
には、シートSはループを形成し難く、シートSの斜行
が完全に補正されずに、シャッター部材15を回動して退
避させ、該シャッター部材15を通過してしまうという問
題がある。
【0072】ここで、本実施形態において、ねじりコイ
ルバネ24のフレーム17側の端部24aが第1の突起部23a
に係止されている場合、使用されるシートSの内、最も
腰が弱いシートSの時にもシートSがシャッター部材15
を回動して退避させ該シャッター部材15を通過可能な付
勢力Fとなるように設定したと仮定すると、この状態で
厚紙等の比較的腰の強いシートSを搬送すると、シート
Sの斜行の補正量が薄紙と比較して小さくなる。
【0073】この時、ねじりコイルバネ24のフレーム17
側の端部24aを第2の突起部23bに掛け替えると、前記
付勢力Fが大きくなり、厚紙でも大きな斜行補正量が確
保できる。
【0074】上述の本実施形態のように構成することに
より、シートSが薄紙等で比較的腰が弱い場合の搬送性
能を確保しつつ、シートSが厚紙等で比較的腰が強い場
合に大きな斜行補正能力を発揮することが出来るもので
ある。
【0075】尚、本実施形態では、ねじりコイルバネ24
のフレーム17側の端部24aを係止する位置を変更するこ
とにより、ねじりコイルバネ24による付勢力Fを調整し
たが、これ等に限定されるものではなく、シャッター部
材15を第1の姿勢状態に付勢する付勢力Fを調整し得る
他の種々の手段を用いて構成することが出来る。
【0076】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第5実施形態について
図13、図14を用いて説明する。図13は第5実施形態のシ
ート斜行補正装置の構成を示す平面図、図14(a),
(b)は第5実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す断面説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構
成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0077】図13に示すように、本実施形態では、前記
第1実施形態と同様に構成されたシート斜行補正装置に
シート検知手段となる検知部10cを作動させるセンサフ
ラグ16aを一体的に設けて構成したものである。
【0078】回転軸18の一端部には、回転軸18に嵌合さ
れ、該回転軸18に対して回転自在に軸支されると共に、
連結部材16に固着されたセンサフラグ16aが設けてあ
り、センサフラグ16aは連結部材16と一体的に回転軸18
を中心に回動可能になっており、シャッター部材15が回
動すると、該シャッター部材15と同期してセンサフラグ
16aも一体的に回動する。
【0079】センサフラグ16aに対向する位置には、前
記第1実施形態と同様にシート検知手段を構成する検知
部10cが配置されており、図14(a)に示すように、シ
ャッター部材15がシートSの先端に当接して該シートS
の先端を係止し得る第1の姿勢位置にある時、センサフ
ラグ16aは検知部10cの光路を透過させる位置に設定さ
れている。
【0080】また、図14(b)に示すように、シャッタ
ー部材15がシートSを通過させ得る第2の姿勢位置にあ
る時、センサフラグ16aは検知部10cの光路を遮断する
位置に設定されている。
【0081】上記の構成において、前記第1実施形態と
同様に搬送ローラ対5により搬送されるシートSの先端
がシャッター部材15の突き当て面20aに当接して係止さ
れ、ループを形成して斜行が補正された後、シャッター
部材15を押し上げて回動させて退避させ、シャッター部
材15を通過する。この時、センサフラグ16aはシャッタ
ー部材15と同じ角度だけ回転軸18を中心に図14(a)の
矢印b方向に回動し、検知部10cの光路を遮断する。
【0082】従って、検知部10cの検知情報によりレー
ザスキャナ6が感光体ドラム8の表面上に潜像を形成し
てプロセスカートリッジ7の一連のプロセス動作により
感光体ドラム8の表面にトナー画像が形成され、感光体
ドラム8の回転動作に同期して搬送されるシートSに感
光体ドラム8の表面上に形成されたトナー画像が転写さ
れる。
【0083】尚、本実施形態では、連結部材16により複
数のシャッター部材15を連結し、該連結部材16にセンサ
フラグ16aを固着して構成したが、他の構成としてシャ
ッター部材15、連結部材16およびセンサフラグ16aを一
体的に形成することでも良い。
【0084】前記実施形態では、シャッター部材15を連
結する連結部材16にセンサフラグ16aを設け、シャッタ
ー部材15の回動動作に連動するセンサフラグ16aが検知
部10cを作動させ、検知部10cの検知情報により画像形
成手段の画像形成動作が開始されるように構成したこと
で、前述の第1実施形態と同様に、シートSがシャッタ
ー部材15を通過するのに要する時間に関係なく画像を形
成するタイミングを一定に維持することが出来る上に、
シャッター部材15の一部がシート検知手段の一部を兼ね
るように構成したことで、部品点数の削減が出来、装置
のコストダウンを図ることが出来る。
【0085】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第6実施形態について
図15、図16を用いて説明する。図15は第6実施形態のシ
ート斜行補正装置を備えた画像形成装置の構成を示す断
面説明図、図16は図15中のA 2 部の矢視図である。尚、
前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を
付して説明を省略する。
【0086】本実施形態では、本発明に係るシート斜行
補正装置をプロセスカートリッジ7に一体的に構成し、
第2のシート搬送手段となる像担持回転体である感光体
ドラム8の回転軸を中心にしてシャッター部材15を回動
可能に構成したものである。図16において、突き当て面
20aを有する複数のシャッター部材15が連結部材16によ
り一体的に連結され、連結部材16は、感光体ドラム8の
両端部に設けられたダボ8a,8bに対して該ダボ8
a,8bを中心にして回動可能に支持されている。
【0087】シャッター部材15が図15の実線で示すよう
に、シートSの先端に当接して該シートSの先端を係止
し得る第1の姿勢位置にある時、シャッター部材15の突
き当て面20aは、感光体ドラム8と転写帯電器12とのニ
ップ部近傍上流側に配置されるようになっている。尚、
シャッター部材15が図15の破線で示す状態位置は、シー
トSを通過させ得る第2の姿勢位置である。他の構成は
前記第1実施形態と同様に構成し、同様な効果を得るこ
とが出来る。
【0088】上記の構成により、前記第1実施形態と同
様に、搬送ローラ対13,14に配置されたシャッター部材
15により斜行補正された後、今度は第1のシート搬送手
段として作用する搬送ローラ対13,14によりシートSが
搬送されて、図15の実線で示す第1の姿勢位置にあるシ
ャッター部材15の突き当て面20aにシートSの先端が当
接すると、前記第1実施形態と同様に、シートSはルー
プを形成して、シートS自身の腰の強さにより斜行を補
正し、その後、シャッター部材15を押してダボ8a,8
bを中心にして図15の時計回り方向に回動させて図15の
破線で示す第2の姿勢位置になった時、シートSがシャ
ッター部材15を通過して下流側へ搬送される。
【0089】上記構成によれば、プロセスカートリッジ
7内に設けられた感光体ドラム8のダボ8a,8bに連
結部材16を介してシャッター部材15が回動自在に取り付
けられているので、シャッター部材15の感光体ドラム8
に対するアライメント(位置精度)が正確に維持され
る。即ち、シートSの感光体ドラム8に対するアライメ
ントを正確に維持することが可能となり、画像記録精度
を更に向上させることが出来る。
【0090】尚、本実施形態では、シャッター部材15を
連結した連結部材16を感光体ドラム8のダボ8a,8b
を中心として回動自在に取り付けて構成したが、他の構
成として、転写帯電器12を転写回転体で構成した場合に
おいて、該転写回転体の回転中心を中心にシャッター部
材15を回動可能に設けて構成しても同様な効果を得るこ
とが出来る。
【0091】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第7実施形態について
図17を用いて説明する。図17は第7実施形態のシート斜
行補正装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0092】本実施形態では、前記第1実施形態と同様
に構成されたシート斜行補正装置をシートSを搬送する
搬送経路上に複数配置して構成したものである。図17に
おいて、本実施形態の画像形成装置では、給送ユニット
U1,U2が上下二段に構成されている。そして、前記
第1実施形態と同様に、プロセスカートリッジ7の近傍
上流側には、シート斜行補正装置であるシャッター部材
15A等を装備した搬送ローラ対13A,14Aが配置されて
いる。
【0093】また、装置本体の給送ユニットU1,U2
からのシート搬送路の合流点Bの近傍下流側にも同じく
前記第1実施形態と同様に構成されたシート斜行補正装
置であるシャッター部材15B等を装備した搬送ローラ対
13B,14Bが配置されている。
【0094】また、プロセスカートリッジ7に配置され
た感光体ドラム8が対向する画像形成部までのシートS
の搬送経路長が比較的長くなる下段の給送ユニットU2
には、前記第1実施形態と同様に構成されたシート斜行
補正装置であるシャッター部材15C等を装備した搬送ロ
ーラ対13C,14Cが配置されている。
【0095】また、搬送ローラ対13A,14Aおよび搬送
ローラ対13B,14Bの夫々の近傍下流側には、前記第1
実施形態と同様にシート検知手段となるセンサ9,10が
配置されている。他の構成は、前記第1実施形態と同様
に構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0096】上記構成により、給送ユニットU2から第
1のシート搬送手段として作用する給送ローラ1aによ
り繰り出されたシートSは、先ず、給送ローラ1aと第
2のシート搬送手段として作用する搬送ローラ対13C,
14Cとの間でループを形成して斜行が補正された後、下
流へ搬送され、更に、今度は第1のシート搬送手段とし
て作用する搬送ローラ対13C,14Cと第2のシート搬送
手段として作用する搬送ローラ対13B,14Bとの間でル
ープを形成して再度斜行が補正された後、下流へ搬送さ
れ、更に、今度は第1のシート搬送手段として作用する
搬送ローラ対13B,14Bと第2のシート搬送手段として
作用する搬送ローラ対13A,14Aとの間でループを形成
して再再度斜行が補正された後、プロセスカートリッジ
7に配置された感光体ドラム8が対向する画像形成部に
搬送される。
【0097】また、給送ユニットU1から第1のシート
搬送手段として作用する給送ローラ1bにより繰り出さ
れたシートSは、先ず、給送ローラ1bと第2のシート
搬送手段として作用する搬送ローラ対13B,14Bとの間
でループを形成して斜行が補正された後、下流へ搬送さ
れ、更に、今度は第1のシート搬送手段として作用する
搬送ローラ対13B,14Bと第2のシート搬送手段として
作用する搬送ローラ対13A,14Aとの間でループを形成
して再度斜行が補正された後、プロセスカートリッジ7
に配置された感光体ドラム8が対向する画像形成部に搬
送される。
【0098】これ等の構成により、シートSを収容する
給送ユニットUから画像形成手段となるプロセスカート
リッジ7までのシートSの搬送経路長が比較的長い場合
であっても、各所に、上述のシート斜行補正装置を複数
配置することで、シートSの搬送経路上で随時シートS
の斜行補正を行うことが出来、シート搬送経路上の搬送
抵抗等の原因により搬送中のシートSが斜行した場合で
も、斜行が累積して大きくなる前に、随時所定の位置で
斜行補正を施すことが出来るので、画像記録精度を更に
向上させることが出来る。
【0099】尚、前記実施形態では、本発明に係るシー
ト斜行補正装置を三箇所に配置した場合の一例を示した
が、他の構成として、他の所望する位置に所望する数の
シート斜行補正装置を適宜配置して構成することでも良
い。
【0100】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第8実施形態について
図18を用いて説明する。図18は第8実施形態のシート斜
行補正装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0101】前記各実施形態において、シートSの先端
がシャッター部材15に当接して係止された状態で、シー
トSは、該シートSの斜行補正に必要な量のループを形
成する必要がある。このループ量とシートSの斜行補正
量とは略同値関係にあり、シートSの斜行量が大きい場
合には、安定した所定のループ量を確保する必要があ
る。
【0102】図18において、第1のシート搬送手段とな
る搬送ローラ対5により搬送されるシートSの先端が第
2のシート搬送手段となる搬送ローラ対13,14に設けら
れたシャッター部材15の突き当て面20aに当接して係止
されると、シートSは搬送ローラ対5と搬送ローラ対1
3,14との間に設けられた所定の曲率を有するシートガ
イドとなる搬送ガイド面G1 から離れるようにループを
形成する。
【0103】そして、所定のループ量を形成した時、前
記搬送ガイド面G1 に対向する側にシートSをガイドす
る部材がない場合には、シートSは際限なくループ量を
大きくして座屈し、シャッター部材15の付勢力に負けて
搬送ローラ対13,14のニップ部に進入出来ずシートSに
ジャムが発生するという問題がある。
【0104】本実施形態は、前記問題を解決するもので
あって、シャッター部材15により先端が係止されたシー
トSに安定したループを形成させることで、シートSの
腰の強さによりシャッター部材15を押して回動させて退
避させ、該シャッター部材15を確実に通過し得るように
構成したものである。
【0105】図18において、搬送ローラ対5と搬送ロー
ラ対13,14との間には、所定の曲率を有するシートガイ
ドとなる搬送ガイド面G1 に対向すると共に、該搬送ガ
イド面G1 の曲率に対応する曲率を有して形成されたガ
イド面22aを有するフラッパ部材22が搬送ガイド面G1
に対して近接/離隔出来るように回動可能に設けられて
いる。
【0106】フラッパ部材22の回動中心は、図18に示す
ように、搬送ローラ対5のニップ部の延長線上付近に配
置されており、シートSが搬送ガイド面G1 に沿って搬
送され、シートSの先端がシャッター部材15に突入する
までは、フラッパ部材22が開かない図18の実線で示す状
態位置に設定してシートSの搬送をガイドする。
【0107】そして、シートSの先端がシャッター部材
15に当接して係止されシートSがループを形成する時点
で、フラッパ部材22を図18の破線で示す状態位置に回動
して開き、シートSが該シートSの斜行補正に必要とす
る十分なループを形成できるように設定する。
【0108】前記フラッパ部材22は、搬送されるシート
Sの幅に対応して該シートSの幅方向の同一線上に少な
くとも二箇所以上配置し、搬送されるシートSの少なく
ともシート搬送方向両側端部近傍に当接し得るように構
成することで、シートSの左右のループ量の差を吸収
し、逆にループが成長し過ぎてシートSの斜行補正が完
了しないうちに該シートSの先端がシャッター部材15の
突き当て面20aから脱離したり、搬送ローラ対13,14の
ニップ部へ突っ込んだりすることを防止することが出来
る。
【0109】前記フラッパ部材22は、該フラッパ部材22
の自重によりシートSに当接してシートSのループを押
す力として作用させることにより、軽量でも十分な効果
を発揮させることができる。
【0110】また、他の構成として、図18に示す搬送ガ
イド面G1 の曲率を利用して、搬送ローラ対5と搬送ロ
ーラ対13,14との間の領域において、搬送ローラ対5の
ニップ部の延長線上付近から曲率が大きくなる方向にシ
ートSがループを形成できるようなスペースを設けるこ
とで、該スペースに倣ってシートSがループを形成し、
シートSの斜行補正に必要とする十分なループを形成で
きるように設定することでも良い。
【0111】また、フラッパ部材22の代わりに、シート
Sが形成するループが倣う弾性部材を搬送ガイド面G1
に対向して配置し、該弾性部材に倣ってシートSがルー
プを形成し、シートSの斜行補正に必要とする十分なル
ープを形成できるように設定することでも良い。
【0112】次に、本発明に係るシート斜行補正装置お
よびこれを備えた画像形成装置の第9実施形態について
図19、図20を用いて説明する。図19は第9実施形態のシ
ート斜行補正装置を備えた画像形成装置の構成を示す断
面説明図、図20は図19中のA 3 部の要部断面説明図であ
る。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一
の符号を付して説明を省略する。
【0113】本実施形態では、前記シート斜行補正装置
を構成するシャッター部材15を排出ローラ対3に装備す
ることで、シートSの排出時におけるシートSの整列性
を向上させるものである。特に、定着ユニット11におい
て加熱,加圧処理によりトナー画像が定着されたシート
Sではカールが発生し易く、カールが形成されたまま排
出されるとシートSの整列性が低下する。
【0114】従って、排出ローラ対3の手前でシートS
にループを形成してシートSの斜行を補正すると共に、
シート斜行補正装置を構成するシャッター部材15と排出
ローラ対3との協働によりシートSのカールを除去する
作用を付加することで、シートSの排出時におけるシー
トSの整列性,積載性を向上させることが出来る。
【0115】図20に示すように、第2のシート搬送手段
となる排出ローラ対3の一方の排出ローラ3aの回転軸
3cには、前記第1実施形態と略同様に構成されるシャ
ッター部材15が該回転軸3cを中心にして該回転軸3c
に対して回動可能に設けられており、装置本体フレーム
17に一端が固着された付勢ばね25の他端がシャッター部
材15の一端に係合されている。
【0116】シャッター部材15は、付勢ばね25の付勢力
により、図20の実線で示すように、第1のシート搬送手
段となる排出ローラ対2により搬送されるシートSの先
端に当接して該シートSの先端を係止し得る第1の姿勢
位置に設定される。
【0117】そして、排出ローラ対2により搬送される
シートSの先端がシャッター部材15を押して回転軸3c
を中心にして回動させてシャッター部材15を退避させる
と、シャッター部材15は図20の破線で示すように、シャ
ッター部材15の一端に形成された当接部15fが装置本体
フレーム17に当接してシートSを通過させ得る第2の姿
勢位置に設定される。
【0118】また、排出ローラ対2と排出ローラ対3と
の間には、所定の曲率を有するシートガイドとなる搬送
ガイド面G2 および該搬送ガイド面G2 に対向してシー
トSが形成するループ形状に対応する形状のスペース26
を形成する搬送ガイド面G3が設けられている。
【0119】前記搬送ガイド面G2 ,G3 は、搬送ガイ
ド面G3 が排出ローラ対2のニップ部の延長線上から図
20の左側方向に膨らんだスペース26を形成しており、こ
のスペース26により、シートSのループを積極的に形成
できるようになっている。
【0120】上記構成により、シートSが排出ローラ対
2により搬送され、シートSの先端が付勢ばね25の付勢
力により第1の姿勢位置に保持されたシャッター部材15
の突き当て面20aに当接して係止されると、シートSは
スペース26内でループを形成する。そして、シートSの
ループが搬送ガイド面G3 に当接すると、シートSの先
端がシャッター部材15を押して回転軸3cを中心に回動
させて退避させ、シートSがシャッター部材15を通過し
て排出ローラ対3のニップ部に進入して挟持され搬送さ
れる。
【0121】この時、シャッター部材15は、図20の破線
で示す第2の状態位置で保持され、シートSが排出ロー
ラ対3のニップ部に進入する方向とシャッター部材15の
しごき面15gとがなす角度θが所定の角度で設定され
る。これにより、シートSは排出ローラ対3のニップ部
とシャッター部材15のしごき面15gとの作用によりしご
かれてカールが除去された後、機外へ排出される。
【0122】シートSに形成されるカールの向きは、各
種画像形成装置によって異なるため、各種画像形成装置
に対応させて付勢ばね25の付勢力、しごき角度θ、シャ
ッター部材15の規制方向等を適宜変えることで、各種画
像形成装置に対応させてシートSの斜行補正とカール除
去を一度に行うことが出来る。
【0123】本実施形態では、シート斜行補正装置が、
シートSの斜行補正作用に加えてカール除去作用を発揮
してシートSの排出時におけるシートSの整列性,積載
性を向上させることが出来る。
【0124】尚、前記実施形態では、シートSの排出部
にシート斜行補正装置を設けた場合を例示したが、これ
に限定されるものではなく、シートSの搬送経路上の所
望する位置に一つまたは複数配置することで、同様な効
果を得ることが出来る。
【0125】尚、前記各実施形態では、画像形成手段と
して電子写真画像形成手段を装備した画像形成装置に適
用した場合について説明したが、他の構成として、イン
クジェットヘッドやサーマルヘッドを有して構成した画
像形成手段を装備した画像形成装置に適用することも出
来る。
【0126】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、前述の従来例のようにレジストローラ対のよ
うな搬送ローラの起動/停止の制御等の電気的な制御の
必要がないため、シートを検知するセンサ等のシート検
知手段等も最小限で良く、機械的にシートの斜行を補正
する機構を簡単な構成で安価に出来、省スペース化が図
れる。
【0127】また、シャッター部材のシートに対する付
勢力を調整可能に構成することで、シートの種類によら
ず、シートの搬送能力と、斜行補正能力を確保すること
が出来る。
【0128】また、シャッター部材の一部とシート検知
手段の一部とを兼用することで部品点数が削減できてコ
ストダウンが図れると共に、シートがシャッター部材を
通過するに要する時間に関わらず、画像形成手段の画像
記録開始タイミングを一定に維持することが出来る。
【0129】また、シャッター部材の上流側にシートの
ループを形成するスペースを確保することで、大きな斜
行補正能力を発揮することが出来る。
【0130】また、本発明に係るシート斜行補正装置を
シート搬送経路の所定位置に複数配置することで、シー
トの斜行防止機能を向上させることが出来る。
【0131】プロセスカートリッジ内の像担持回転体に
シャッター部材を配置することで、像担持回転体とシャ
ッター部材とのアライメント(位置精度)を正確にする
ことが出来、画像記録精度を向上させることが出来る。
【0132】また、シートの斜行補正作用に加えてシー
トのカール除去作用を持たせることで、画像形成後のシ
ートを排出した時のシートの整列性および積載性を向上
させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート斜行補正装置およびこれを
備えた画像形成装置の第1実施形態を説明する断面説明
図である。
【図2】第1実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す斜視図である。
【図3】第1実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す平面図である。
【図4】第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図である。
【図5】第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図である。
【図6】第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図である。
【図7】第1実施形態のシート斜行補正装置において、
異なるシート幅に対応する様子を示す平面説明図であ
る。
【図8】(a)は第1実施形態のシャッター部材の突き
当て面の外形形状を示す水平断面説明図、(b)は第2
実施形態のシャッター部材の突き当て面の外形形状を示
す水平断面説明図である。
【図9】第3実施形態のシャッター部材の突き当て面の
外形形状を示す垂直断面説明図である。
【図10】第4実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す平面図である。
【図11】第4実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す断面説明図である。
【図12】図10中のA1 部の斜視拡大図であり、付勢手段
の反力切換手段の要部を示す図である。
【図13】第5実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す平面図である。
【図14】(a),(b)は第5実施形態のシート斜行補
正装置の構成を示す断面説明図である。
【図15】第6実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図16】図15中のA2 部の矢視図である。
【図17】第7実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図18】第8実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図19】第9実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図20】図19中のA3 部の要部断面説明図である。
【図21】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1…給送ローラ、2,3…排出ローラ対、3a…排出ロ
ーラ、3c…回転軸、4…コントロールユニット、5…
搬送ローラ対、6…レーザスキャナ、7…プロセスカー
トリッジ、8…感光体ドラム、8a,8b…ダボ、9,
10…センサ、10a…センサフラグ、10b…軸、10c…検
知部、11…定着ユニット、12…転写帯電器、13,14、13
A,14A、13B,14B、13C,14C…搬送ローラ対(13
…搬送コロ、14…搬送ローラ)、14a…回転軸、15,15
a〜15d,15A,15B,15C…シャッター部材、15e…
端面、15f…当接部、15g…しごき面、15h…当接面、
16…連結部材、16a…センサフラグ、17…装置本体フレ
ーム、18…回転軸、19…補助コロ、19a…シャッター部
材規制面、20a,20b,20c…突き当て面、20d…溝
部、21a,21b…シート搬送路、22…フラッパ部材、22
a…ガイド面、23a,23b…突起部、24…ねじりコイル
バネ、24a,24b…端部、25…付勢ばね、26…スペー
ス、B…合流点、C…中央部、G1 ,G2 ,G3 …搬送
ガイド面、S…シート、U,U1,U2…給送ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シート斜行補正装置及びシート搬送装
置及び画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート斜行補正装
置を装備したシート搬送装置及びこれを装備した画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置においてはシート
位置に対する画像の記録位置(以下「記録精度」とい
う)が重要な画像品質要素となっている。従って、従来
の画像形成装置には記録精度向上のための種々のシート
斜行補正手段が提案されている。
【0003】例えば、画像形成部に最も近いシート搬送
方向上流側(以下、単に「上流側」という)において、
シート搬送方向と直交する方向にレジストローラ対を配
置し、シートの先端を該レジストローラ対のニップ部に
当接させてシートの斜行を補正するといったレジストロ
ーラ方式のシート斜行補正装置が広く採用されている。
【0004】上記レジストローラ方式を用いたシート斜
行補正装置を装備した従来の画像形成装置の一例を図21
を用いて説明する。図21において、シートカセット100
から給送ローラ101 により給送されたシートSは、予め
クラッチ等により停止しているレジストローラ対102 の
ニップ部に該シートSの先端が当接し、更に給送ローラ
101 が回転してシートSは図21に示すように、湾曲した
ループを形成してシートS自身の腰の強さにより斜行が
矯正される。
【0005】レジストローラ対102 の近傍上流側にはレ
ジストセンサ103 が配置されており、該レジストセンサ
103 によりシートSの先端を検知してから、前述のよう
にシートSがループを形成して斜行が補正される所定の
時間が経過した時点で、レジストローラ対102 を回転さ
せ、プロセスカートリッジ104 内に配置された感光体ド
ラム105 が対向する画像形成部にシートSを搬送するよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、レジストローラ対102 と給送ローラ10
1 との間でシートSに所定のループを形成させるため
に、レジストローラ対102および給送ローラ101 を所定
のタイミングで回転駆動する必要があり、これ等の駆動
制御系が複雑となると共に、高い制御精度が要求される
ため、高性能のクラッチをギアトレインに設ける等の必
要がある。
【0007】また、シートSがレジストローラ対102 の
ニップ部へ進入する時の摩擦抵抗を軽減するために、レ
ジストローラ対102 を摩擦抵抗の少ない金属製のローラ
等で構成する必要があり、一方では、レジストローラ対
102 を金属製で構成した場合のシートSに対する搬送力
の不足を補うためにレジストローラ対102 に加圧機構を
設ける必要がある。この加圧機構は比較的高価であり、
装置内の占有スペースも大きくなるため、装置が大型化
すると共にコストアップになるという問題がある。
【0008】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、構成が簡単でコストダウンお
よび装置の小型化が図れ、シートの斜行補正精度を向上
させたシート斜行補正装置及びこれを備えたシート搬送
装置及びこれを備えた画像形成装置を提供せんとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送する第1
のシート搬送手段と、前記第1のシート搬送手段よりも
シート搬送方向下流側に配置され、シートを搬送する第
2のシート搬送手段と、前記第2のシート搬送手段の近
傍で、且つ、該第2のシート搬送手段よりもシート搬送
方向上流側に配置され、前記第1のシート搬送手段によ
り搬送されるシートの先端に当接して該シートの先端を
係止し得る第1の姿勢位置と、シートを通過させ得る
2の姿勢位置とに揺動可能な係止部材と、前記係止部材
を前記第1の姿勢位置に付勢する付勢手段とを有するこ
とを特徴とするシート斜行補正装置である。
【0010】また、前記第2のシート搬送手段をシート
搬送回転体を含んで構成し、前記係止部材を該シート搬
送回転体の回転中心を中心にして揺動可能に構成すれば
好ましい。
【0011】また、前記第1のシート搬送手段と前記第
2のシート搬送手段との間のシート搬送路上に前記係止
部材の作用によりシートが形成するループ形状に対応す
る形状のスペースを設けるか、或いはシートが形成する
ループ形状に対応する形状を有するシートガイドを有
し、該シートガイドに対向する位置にシートのループ形
成を助長するフラッパ部材または弾性部材を配置して構
成すれば好ましい。
【0012】また、前記係止部材のシートの先端に当接
する当接面を、所定の径を有する円弧面または端部にR
面を形成した曲面で構成すれば好ましい。また、前記
止部材のシートの先端に当接する当接面は、シート搬送
方向と直交する方向において、複数設ければ好ましい。
また、前記係止部材がシートに作用させる反力は、該
止部材に作用する重力により発生するように構成すれば
好ましい。
【0013】本発明は、上述の如く構成したので、付勢
手段はシートの先端が係止部材のシートの先端に当接す
る当接面に倣うために必要な付勢力を発揮し、第1のシ
ート搬送手段により搬送されるシートの先端が係止部材
に係止され、該シートがループを形成してシート自身の
腰の強さにより該シートの斜行が補正される。
【0014】そして、シートに逃げ場がなくなった時の
シートの腰の強さが係止部材に作用した時、該係止部材
を付勢する付勢手段の付勢力にシートの腰の強さが勝
り、シートの先端が係止部材のシートの先端が当接する
当接面に倣ったままシートが係止部材を揺動させて退避
させ、シートは該係止部材を通過して第2のシート搬送
手段により搬送される。
【0015】また、第2のシート搬送手段をシート搬送
回転体を含んで構成し、前記係止部材を該シート搬送回
転体の回転中心を中心にして揺動可能に構成した場合に
は、係止部材の第2のシート搬送手段に対する位置決め
精度が向上するので好ましい。
【0016】係止部材よりも上流側には、搬送抵抗やシ
ート搬送手段となる搬送ローラ類の部品公差等があるた
め、シート搬送速度が異なる場合が生じ、この場合、シ
ートが所定のループを形成できないで係止部材を揺動し
て退避させ、通過し得る力を発揮できない場合が生じる
が、その場合には、係止部材の上流側に設けたスペース
やフラッパ部材、弾性部材等により所定のループを強制
的に形成させることによりシートが所定の腰の強さを発
揮できるようにすることで、上流側におけるシート搬送
速度差を吸収することが出来る。
【0017】また、係止部材のシートの先端に当接する
当接面を、所定の径を有する円弧面または端部にR面を
形成した曲面で構成することで、シートの先端が係止部
に当接した時シート先端部の損傷が防止できる。ま
た、係止部材のシートの先端に当接する当接面をシート
搬送方向と直交する方向において複数設けることで、シ
ートが係止部材に摺動した跡を局部的に形成しない。
【0018】また、係止部材がシートに作用する当接抵
抗は、シートが自身の腰の強さにより斜行を補正するま
で必要で、シートの先端が係止部材を通過した後は、
止部材がシートに作用する当接抵抗は、少ない方がシー
ト搬送においては好都合であるので、係止部材がシート
に作用する当接抵抗を係止部材自身の自重により発生す
るように構成し係止部材がシートに押されて回動する
ことで係止部材がシートに作用する当接抵抗を徐々に小
さくすることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート斜行
補正装置及びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備
えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。図
1は本発明に係るシート斜行補正装置及びこれを備えた
シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置の第1実
施形態を説明する断面説明図、図2は第1実施形態のシ
ート斜行補正装置の構成を示す斜視図、図3は第1実施
形態のシート斜行補正装置の構成を示す平面図、図4〜
図6は第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図、図7は第1実施形態のシート斜行補正装置におい
て、異なるシート幅に対応する様子を示す平面説明図で
ある。
【0020】先ず、図1を用いて本発明に係るシート斜
行補正装置及びこれを備えたシート搬送装置及びこれを
備えた画像形成装置の全体構成を説明する。給送ユニッ
トUに収容された紙や合成樹脂等で構成されるシートS
は、給送ローラ1により繰り出され、図示しない分離手
段により一枚ずつ分離されて給送される。
【0021】給送ローラ1により給送されたシートS
は、第1のシート搬送手段となる搬送ローラ対5により
搬送され、更にシート搬送方向下流側(以下、単に「下
流側」という)に配置された第2のシート搬送手段とな
るシート搬送回転体としての搬送ローラ対13,14により
搬送されて、画像形成手段となるプロセスカートリッジ
7に配置され、電子写真感光体で構成される像担持回転
体としての感光体ドラム8が対向する画像形成部に導か
れる。
【0022】一方、帯電器により表面が一様に帯電され
た感光体ドラム8に対してコントロールユニット4によ
り制御されたレーザスキャナ6が画像情報に応じたレー
ザ光を走査して潜像を形成する。そして、この潜像にプ
ロセスカートリッジ7に設けられた現像装置によりトナ
ー画像が形成される。
【0023】そして、感光体ドラム8の回転に同期して
シートSが感光体ドラム8と転写帯電器12との間に搬送
され、該転写帯電器12により感光体ドラム8に形成され
たトナー画像がシートSに転写される。画像が転写され
たシートSは定着ユニット11に搬送され、該定着ユニッ
ト11により加熱,加圧処理されてシートSにトナー画像
が定着された後、排出ローラ対2,3によって機外へ排
出される。
【0024】また、搬送ローラ対5と搬送ローラ対13,
14との間、および搬送ローラ対13,14の近傍下流側で、
且つ、感光体ドラム8よりもシート搬送方向上流側(以
下、単に「上流側」という)には、夫々シート検知手段
となるセンサ9,10が配置されており、搬送ローラ対1
3,14には、詳しくは図2〜図7に示して後述するシー
ト斜行補正装置が装備されている。
【0025】センサ10は、図4〜図6に示すように、搬
送ローラ対13,14の近傍下流側に配置されており、シー
トSが通過しない時、軸10bを中心にして回動可能なセ
ンサフラグ10aの一端が搬送ローラ対13,14の下流側に
設けられたシート搬送路21bに突出して配置され、該セ
ンサフラグ10aの他端がフォトセンサで構成される検知
部10cの光路を遮断する位置に配置される第1の状態
(図4,図5参照)と、シートSがシート搬送路21bに
突出したセンサフラグ10aの一端に係合して該センサフ
ラグ10aを軸10bを中心に図6の矢印a方向に回動させ
て、該センサフラグ10aの他端が検知部10cの光路を透
過させる位置に配置される第2の状態(図6参照)とに
回動可能に構成されている。
【0026】次に、本発明の特徴であるシート斜行補正
装置の第1実施形態の構成を図2〜図7を用いて説明す
る。感光体ドラム8の回転軸方向に対して、回転軸が平
行に配置された搬送ローラ対13,14は、図2に示すよう
にシート搬送方向と直交する方向に複数に分割されて配
置されており、回転軸14aに固着されて該回転軸14aと
一体的に回転する搬送ローラ14と、該複数に分割された
搬送ローラ14に夫々対応する位置に対向して同じく複数
に分割されて配置され、図示しない本体フレームに対し
て回転自在に軸支された回転軸18に固着されたシート搬
送回転体となる搬送コロ13とを有して構成される。
【0027】搬送コロ13を固定した回転軸18には、該回
転軸18方向に複数配置された搬送コロ13の間に該搬送コ
ロ13よりも小さい外径を有する複数の補助コロ19が回転
軸18に対して回転自在に嵌合されており、更に該補助コ
ロ19の外周面には、連結部材16により一体的に連結され
た複数の係止部材となるシャッター部材15が該補助コロ
19に対して回転自在に嵌合されている。
【0028】図3に示すように、シートSは中央基準で
搬送され、中央部Cに配置される搬送コロ13の両側に配
置される補助コロ19のシャッター部材規制面19aと、該
補助コロ19に嵌合するシャッター部材15の当接面15hと
が当接,摺動することによりシャッター部材15は補助コ
ロ19によって搬送コロ13に対する位置決めがされるよう
になっている。
【0029】上記構成により、回転軸18方向において、
シャッター部材15と搬送コロ13とは、補助コロ19によっ
て離隔されて両者が接触することがないため、搬送コロ
13とシャッター部材15とが夫々独立して回動出来るよう
になっている。従って、搬送コロ13がシャッター部材15
に接触して該シャッター部材15の回動動作を阻害するこ
とがない。
【0030】尚、本実施形態では、補助コロ19を用いて
構成したが、シャッター部材15の回転軸18方向における
位置を例えばE形止め輪(所謂Eリング)等で規制する
ように構成することでも良い。
【0031】複数のシャッター部材15は、搬送ローラ対
5により搬送されるシートSの先端に突き当て面20aが
当接して該シートSの先端を係止し得る第1の姿勢位置
(図4、図5参照)と、シートSを通過させ得る第2の
姿勢位置(図6参照)との間で、回転軸18を中心にして
揺動可能に構成されており、各シャッター部材15は連結
部材16によって回転軸18を中心とする回動動作の位相が
合わされる。
【0032】シャッター部材15は、シートSが係合しな
い時には、回転軸18を回転中心とするシャッター部材15
および連結部材16の重力が作用して図2に示す前記第1
の姿勢位置に常時保持されるようになっている。
【0033】即ち、本実施形態では、シャッター部材15
第1の姿勢位置に付勢する付勢手段として、シャッタ
ー部材15を連結する連結部材16の自重に作用する重力が
連結部材16の回転中心である回転軸18に対して発生する
回転モーメントを利用したものである。
【0034】前記シャッター部材15には、搬送ローラ14
と搬送コロ13とのニップ部にシートSが進入する寸前に
シートSの先端に当接して該シートSを係止し得るシー
ト先端当接面となる突き当て面20aが設けられている。
そして、前記シャッター部材15の突き当て面20aは、シ
ャッター部材15が第1の姿勢位置にある時、搬送ローラ
14と搬送コロ13とのニップ部よりも上流側に配置される
ようになっている。
【0035】尚、本実施形態では、連結部材16により複
数のシャッター部材15を連結するように構成したが、他
の構成としてシャッター部材15と連結部材16とを一体的
に形成することでも良い。
【0036】ここで、シートSが搬送ローラ対5により
搬送され、例えば、図3に示すように、シートSが搬送
ローラ対13,14に対して斜行して進入すると、シャッタ
ー部材15および連結部材16が存在しない場合、シートS
は斜行した姿勢のまま搬送されて画像形成部に到達し、
シートSに転写される画像はシートSに対して傾斜して
記録されることになる。
【0037】しかしながら、本実施形態では、シャッタ
ー部材15および連結部材16を上述のように構成して、搬
送ローラ対13,14に装備したことで、後述する作用によ
りシートSの斜行が補正される。
【0038】先ず、シートSの先行する側(図3の下
側)の先端部が該先端部が対応する位置に配置されたシ
ャッター部材15の突き当て面20aに当接する。この時点
では、連結部材16の自重に作用する重力に抗してシート
Sの先端がシャッター部材15を押して回動することが出
来ないようになっている。
【0039】そして、搬送ローラ対5が更にシートSを
搬送すると、シートSの先行する側の先端部はシャッタ
ー部材15の突き当て面20aに当接した状態で係止され、
シートSの後続する側の先端部が該先端部に対応する位
置に配置されたシャッター部材15の突き当て面20aに順
次当接して係止され、更に搬送ローラ対5によりシート
Sが搬送されると、該シートSは図5に示すように湾曲
したループを形成し、シートS自身の腰の強さが作用し
てシートSの斜行が補正されて搬送ローラ対13,14の回
転軸方向に対してシートSの先端が平行になる。
【0040】そして、図5に示すように、シートSが搬
送ローラ対13,14の近傍上流側に設けられたシート搬送
路21a内で所定のループを形成する。シートSのループ
部分がシート搬送路21aを構成するガイド部材21c,21
dに当接して、これ以上のループの増加を規制するに至
ると、初めてシャッター部材15を回転軸18を中心に図5
の矢印b方向に回動させて退避させる力がシートSの腰
の強さによって発生する。シートSの先端は、シャッタ
ー部材15に当接して、これを押しながら搬送ローラ14と
搬送コロ13とのニップ部に進入する
【0041】シートSが搬送ローラ14と搬送コロ13との
ニップ部に挟持されて、更に搬送されると、図6に示す
ように、シャッター部材15はシートSに押し退けられて
退避した位置に移動する。シートSの先端は少なくとも
搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ部に挟持されるま
でシャッター部材15に当接した状態で進行する。このこ
とによって、シートSは斜行補正された状態のまま搬送
ローラ14と搬送コロ13とのニップ部に挟持されるのでシ
ャッター部材15が退避しても斜行補正された状態が保た
れる
【0042】そして、シートSは、搬送ローラ対13,14
の近傍下流側に配置されたセンサ10のセンサフラグ10a
に係合して該センサフラグ10aを軸10bを中心にして図
6の矢印a方向に回動させて、検知部10cの光路を透過
させることで、センサ10がシートSの通過を検知する。
【0043】センサ10がシートSを検知した時点で、レ
ーザスキャナ6が感光体ドラム8の表面に潜像を形成し
てプロセスカートリッジ7の一連のプロセス動作により
感光体ドラム8の表面にトナー画像が形成され、感光体
ドラム8の回転動作に同期して搬送されるシートSに感
光体ドラム8の表面上に形成されたトナー画像が転写さ
れる。
【0044】上述のように、センサフラグ10aが検知部
10cを作動させ、検知部10cの検知情報により画像形成
手段の画像形成動作が開始されるように構成したこと
で、シートSがシャッター部材15を通過するのに要する
時間に関係なく画像を形成するタイミングを一定に維持
することが出来る。即ち、腰の強さが異なる種々のシー
トSに対応してシャッター部材15を通過する時間が異な
っても画像を形成するタイミングを一定に維持すること
が出来るものである。
【0045】このとき、シートSの先端は、前述の斜行
補正動作により搬送ローラ対13,14の回転軸方向に対し
て平行になっているので、搬送ローラ対13,14により、
シートSに対して十分な搬送力が作用すれば、感光体ド
ラム8に対してシートSを斜行なく搬送することが出
来、シートS上に転写される画像が該シートSに対して
傾斜することなく記録することが出来る。
【0046】ここで、図7に示すように、使用されるシ
ートSのシート搬送方向と直交する方向の長さ(以下、
「シートSの幅」という)が比較的大きい場合(図7の
実線で示すシートS)、主としてシートSの両側端部近
傍に対応して配置される二つのシャッター部材15a,15
dが前述したようにシートSの先端に作用して該シート
Sの斜行が補正される。
【0047】また、使用されるシートSの幅が、前記シ
ャッター部材15a,15dにかからないような比較的小さ
い場合(図7の二点鎖線で示すシートS)、シャッター
部材15a,15dよりも中央部に配置されたシャッター部
材15b,15cによってシートSの斜行が補正される。
【0048】ここで、より精度良いシートSの斜行補正
能力を得るためには、シートSの幅に対応する複数のシ
ャッター部材15の間隔が出来るだけ開いている方が、搬
送ローラ対13,14の回転軸方向に対するシートSの先端
の補正角度誤差が小さくなるのでシャッター部材15を搬
送されるシートSの両側端部近傍に配置すれば好ましい
が、比較的小さな幅のシートSでも斜行補正出来るよう
にシートSの搬送中央部C近傍にもシャッター部材15を
配置して構成し、複数のシャッター部材15を備えると良
い。
【0049】この時、シートSの搬送路の中央部Cに最
も近い両側の二つのシャッター部材15b,15cの間隔
を、その画像形成装置に使用されるシートSの最小の幅
よりも小さくすると良い。
【0050】また、シャッター部材15の突き当て面20a
と、搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ部との間の距
離を本実施形態のように極力小さくなるように構成し、
シートSの先端が搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ
部に入り込み、該ニップ部に挟み込まれる寸前で突き当
て面20aによりシートSの先端を突き当てて係止し、シ
ートSの斜行を補正するように構成することで、シャッ
ター部材15によりシートSの斜行補正が行われた後、直
ぐに搬送ローラ14と搬送コロ13とのニップ部に挟持され
て搬送されるので、シートSの斜行補正効果を維持する
ことが出来る。
【0051】また、シャッター部材15を第1の姿勢位置
に付勢する付勢手段として、連結部材16の自重に作用す
重力を用いて構成したことにより、その構成が簡単で
あると共に、シートSに押されてシャッター部材15が回
動し、該シートSがシャッター部材15を通過した時に、
シートSに対するシャッター部材15からの付勢抵抗が増
加することがないので有利である。
【0052】また、この場合、特に、シートSがシャッ
ター部材15を押して該シャッター部材15を揺動させた時
に該シートSが該シャッター部材15から受ける反力が、
シートSの先端が該シャッター部材15に初めて当接した
時に該シートSが該シャッター部材15から受ける反力よ
りも弱くなるようにシャッター部材15及び連結部材16の
重心位置が設定されるので、シートSがシャッター部材
15を回動して退避させ通過しやすくなり、ジャムの発生
がなくなり好ましい。
【0053】即ち、シャッター部材15及び連結部材16の
全体の重心に作用する重力ベクトルはシャッター部材15
が図6の時計回り方向に回動する程、回転軸18に近づく
ので、図6の反時計回り方向のモーメントが弱くなり、
シートSに対する反力も弱くなる
【0054】また、各種シートSの腰の強さに対応させ
て連結部材16の重量を変化させることで各種の腰の強さ
を有するシートSの斜行補正に対応させることが出来
る。
【0055】尚、本実施形態では、シャッター部材15と
連結部材16とを搬送コロ13の回転軸18を中心にして回動
するように構成したが、他の構成として、搬送ローラ14
の回転軸14aを中心にして回動するように構成すること
でも良い。
【0056】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第2実施形態について図8(a),(b)を用
いて説明する。図8(a)は第1実施形態の係止部材
突き当て面の外形形状を示す水平断面説明図、図8
(b)は第2実施形態の係止部材の突き当て面の外形形
状を示す水平断面説明図である。尚、前記第1実施形態
と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略
する。
【0057】前記第1実施形態では、図8(a)に示す
ように、係止部材となるシャッター部材15の突き当て面
20aを平面で形成しているため、突き当て面20aの端部
が角部となり、この角部にシートSの先端が当接する
と、該シートSの先端が損傷する可能性がある。
【0058】これを防止するために、本実施形態では、
図8(b)に示すように、係止部材となるシャッター部
材15の突き当て面20bを所定の径を有する円弧面や、角
部にR面を形成した曲面で構成し、シートSが斜行して
搬送され、シャッター部材15の突き当て面20bにシート
Sの先端が当接した際に、第1実施形態のように角部に
当接することがなく、該シートSの先端が損傷すること
がない。
【0059】この時の突き当て面20bのR面または円弧
面の形成は、このシート斜行補正装置が想定するシート
Sの最大斜行時にシートSの先端が突き当て面20bの両
側端部とR面または円弧面との境界の曲率の変化部に当
たらないような所定の曲率に設定することで、シートの
斜行補正能力とシートSの損傷防止効果を最適な状態で
両立させることが出来る。他の構成は、前記第1実施形
態と同様に構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0060】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第3実施形態について図9を用いて説明する。
図9は第3実施形態の係止部材の突き当て面の外形形状
を示す垂直断面説明図である。尚、前記第1実施形態と
同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0061】前記第1実施形態では、図5に示すよう
に、係止部材となるシャッター部材15が第1の姿勢位置
にある時、シャッター部材15の突き当て面20aは、搬送
されるシートSのシート面に対して直交する方向に形成
されており、突き当て面20aは突き当たるシートSのシ
ート面に対して略90°で交差する。この場合、シート
Sのループの形成状態によっては、シートSの先端が突
き当て面20aから図5の下方へ逃げる可能性がある。
【0062】これを防止するために、本実施形態では、
図9に示すように、係止部材となるシャッター部材15が
第1の姿勢位置にある時、シャッター部材15の突き当て
面20cは、搬送されるシートSのシート面に対してシー
トSが搬送される側から図9の時計回り方向に90°以
下の鋭角方向に形成されており、突き当て面20cは突き
当たるシートSのシート面に対して90°以下の鋭角で
交差するようになっている。
【0063】これによって、シートSの先端は、突き当
て面20cとシャッター部材15の端面15eとによって形成
される保持部としての溝部20dに落ち込み、前述のよう
にシートSの先端が突き当て面20cから逃げることがな
く、確実にシートSの先端を係止して保持し、該シート
Sの斜行補正動作を行うことが出来る。他の構成は、前
記第1実施形態と同様に構成し、同様の効果を得ること
が出来る。
【0064】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第4実施形態について図10〜図12を用いて説明
する。図10は第4実施形態のシート斜行補正装置の構成
を示す平面図、図11は第4実施形態のシート斜行補正装
置の構成を示す断面説明図、図12は図10中のA1 部の斜
視拡大図であり、付勢手段の反力切換手段の要部を示す
図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したもの
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0065】図10に示すように、本実施形態では、前記
第1実施形態と同様に構成されたシート斜行補正装置に
対して、シャッター部材15を前記第1の姿勢位置に付勢
する付勢手段となるねじりコイルバネ24を追加的に設け
て構成したものである。
【0066】ねじりコイルバネ24は、回転軸18に対して
摺動可能に嵌合され、連結部材16側の端部24bが連結部
材16に係止されると共に、フレーム17側の端部24aが装
置本体フレーム17に設けられた反力切換手段となる第
1、第2の突起部23a,23bに適宜選択的に係止される
ようになっている。
【0067】例えば、通常の腰の強さを有するシートS
の場合には、ねじりコイルバネ24のフレーム17側の端部
24aが第1の突起部23aに係止されている。上記の構成
により、シャッター部材15は、ねじりコイルバネ24によ
り図11の矢印c方向に常時付勢されている。
【0068】また、上記の構成では、ねじりコイルバネ
24のフレーム17側の端部24aを第2の突起部23bに掛け
替えることによって、図11の矢印c方向に作用する付勢
力Fを大きくすることが可能であり、使用するシートS
の腰の強さに応じてねじりコイルバネ24のフレーム17側
の端部24aを第1、第2の突起部23a,23bに選択的に
係止して適度な付勢力Fを得ることが出来る。
【0069】上記構成により、シートSは前記第1実施
形態と略同様にしてシャッター部材15により斜行が補正
されて搬送されるのでここでは詳しい説明を省略する。
【0070】ここで、シートSとしては、例えば、1平
方メートル当たりの重量が50g程度の薄紙から、同じ
く1平方メートル当たりの重量が120g程度の厚紙ま
で、多様な種類のシートSが使用される。
【0071】例えば、シートSが薄紙の場合、シートS
の腰が弱いのでシャッター部材15の付勢力Fが小さい場
合でも、シートSはループを形成し易く、シートSの斜
行が補正され易い。
【0072】その反面、シートSの腰が弱いことからね
じりコイルバネ24による付勢力Fが必要以上に大きく設
定された場合、シートSがシャッター部材15を図11の矢
印c方向と反対方向に回動してシャッター部材15を退避
させ、該シャッター部材15を通過することが困難とな
り、シートSのジャム等の問題が生じる。
【0073】また、シートSが厚紙の場合、シートSの
腰が強いのでシャッター部材15の付勢力Fが小さい場合
には、シートSはループを形成し難く、シートSの斜行
が完全に補正されずに、シャッター部材15を回動して退
避させ、該シャッター部材15を通過してしまうという問
題がある。
【0074】ここで、本実施形態において、ねじりコイ
ルバネ24のフレーム17側の端部24aが第1の突起部23a
に係止されている場合、使用されるシートSの内、最も
腰が弱いシートSの時にもシートSがシャッター部材15
を回動して退避させ該シャッター部材15を通過可能な付
勢力Fとなるように設定したと仮定すると、この状態で
厚紙等の比較的腰の強いシートSを搬送すると、シート
Sの斜行の補正量が薄紙と比較して小さくなる。
【0075】この時、ねじりコイルバネ24のフレーム17
側の端部24aを第2の突起部23bに掛け替えると、前記
付勢力Fが大きくなり、厚紙でも大きな斜行補正量が確
保できる。
【0076】上述の本実施形態のように構成することに
より、シートSが薄紙等で比較的腰が弱い場合の搬送性
能を確保しつつ、シートSが厚紙等で比較的腰が強い場
合に大きな斜行補正能力を発揮することが出来るもので
ある。
【0077】尚、本実施形態では、ねじりコイルバネ24
のフレーム17側の端部24aを係止する位置を変更するこ
とにより、ねじりコイルバネ24による付勢力Fを調整し
たが、これ等に限定されるものではなく、シャッター部
材15を第1の姿勢位置に付勢する付勢力Fを調整し得る
他の種々の手段を用いて構成することが出来る。
【0078】次に、本発明に係るシート斜行補正装置及
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第5実施形態について図13、図14を用いて説明
する。図13は第5実施形態のシート斜行補正装置の構成
を示す平面図、図14(a),(b)は第5実施形態のシ
ート斜行補正装置の構成を示す断面説明図である。尚、
前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を
付して説明を省略する。
【0079】図13に示すように、本実施形態では、前記
第1実施形態と同様に構成されたシート斜行補正装置に
シート検知手段となる検知部10cを作動させるセンサフ
ラグ16aを一体的に設けて構成したものである。
【0080】回転軸18の一端部には、回転軸18に嵌合さ
れ、該回転軸18に対して回転自在に軸支されると共に、
連結部材16に固着されたセンサフラグ16aが設けてあ
り、センサフラグ16aは連結部材16と一体的に回転軸18
を中心に回動可能になっており、シャッター部材15が回
動すると、該シャッター部材15と同期してセンサフラグ
16aも一体的に回動する。
【0081】センサフラグ16aに対向する位置には、前
記第1実施形態と同様にシート検知手段を構成する検知
部10cが配置されており、図14(a)に示すように、シ
ャッター部材15がシートSの先端に当接して該シートS
の先端を係止し得る第1の姿勢位置にある時、センサフ
ラグ16aは検知部10cの光路を透過させる位置に設定さ
れている。
【0082】また、図14(b)に示すように、シャッタ
ー部材15がシートSを通過させ得る第2の姿勢位置にあ
る時、センサフラグ16aは検知部10cの光路を遮断する
位置に設定されている。
【0083】上記の構成において、前記第1実施形態と
同様に搬送ローラ対5により搬送されるシートSの先端
がシャッター部材15の突き当て面20aに当接して係止さ
れ、ループを形成して斜行が補正された後、シャッター
部材15を押し上げて回動させて退避させ、シャッター部
材15を通過する。この時、センサフラグ16aはシャッタ
ー部材15と同じ角度だけ回転軸18を中心に図14(a)の
矢印b方向に回動し、検知部10cの光路を遮断する。
【0084】従って、検知部10cの検知情報によりレー
ザスキャナ6が感光体ドラム8の表面上に潜像を形成し
てプロセスカートリッジ7の一連のプロセス動作により
感光体ドラム8の表面にトナー画像が形成され、感光体
ドラム8の回転動作に同期して搬送されるシートSに感
光体ドラム8の表面上に形成されたトナー画像が転写さ
れる。
【0085】尚、本実施形態では、連結部材16により複
数のシャッター部材15を連結し、該連結部材16にセンサ
フラグ16aを固着して構成したが、他の構成としてシャ
ッター部材15、連結部材16およびセンサフラグ16aを一
体的に形成することでも良い。
【0086】前記実施形態では、シャッター部材15を連
結する連結部材16にセンサフラグ16aを設け、シャッタ
ー部材15の回動動作に連動するセンサフラグ16aが検知
部10cを作動させ、検知部10cの検知情報により画像形
成手段の画像形成動作が開始されるように構成したこと
で、前述の第1実施形態と同様に、シートSがシャッタ
ー部材15を通過するのに要する時間に関係なく画像を形
成するタイミングを一定に維持することが出来る上に、
シャッター部材15の一部がシート検知手段の一部を兼ね
るように構成したことで、部品点数の削減が出来、装置
のコストダウンを図ることが出来る。
【0087】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第6実施形態について図15、図16を用いて説明
する。図15は第6実施形態のシート斜行補正装置を備え
た画像形成装置の構成を示す断面説明図、図16は図15中
のA2 部の矢視図である。尚、前記第1実施形態と同様
に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0088】本実施形態では、本発明に係るシート斜行
補正装置をプロセスカートリッジ7に一体的に構成し、
第2のシート搬送手段となる像担持回転体である感光体
ドラム8の回転軸を中心にしてシャッター部材15を回動
可能に構成したものである。図16において、突き当て面
20aを有する複数のシャッター部材15が連結部材16によ
り一体的に連結され、連結部材16は、感光体ドラム8の
両端部に設けられたダボ8a,8bに対して該ダボ8
a,8bを中心にして回動可能に支持されている。
【0089】シャッター部材15が図15の実線で示すよう
に、シートSの先端に当接して該シートSの先端を係止
し得る第1の姿勢位置にある時、シャッター部材15の突
き当て面20aは、感光体ドラム8と転写帯電器12とのニ
ップ部近傍上流側に配置されるようになっている。尚、
シャッター部材15が図15の破線で示す状態位置は、シー
トSを通過させ得る第2の姿勢位置である。他の構成は
前記第1実施形態と同様に構成し、同様な効果を得るこ
とが出来る。
【0090】上記の構成により、前記第1実施形態と同
様に、搬送ローラ対13,14に配置されたシャッター部材
15により斜行補正された後、今度は第1のシート搬送手
段として作用する搬送ローラ対13,14によりシートSが
搬送されて、図15の実線で示す第1の姿勢位置にあるシ
ャッター部材15の突き当て面20aにシートSの先端が当
接すると、前記第1実施形態と同様に、シートSはルー
プを形成して、シートS自身の腰の強さにより斜行を補
正し、その後、シャッター部材15を押してダボ8a,8
bを中心にして図15の時計回り方向に回動させて図15の
破線で示す第2の姿勢位置になった時、シートSがシャ
ッター部材15を通過して下流側へ搬送される。
【0091】上記構成によれば、プロセスカートリッジ
7内に設けられた感光体ドラム8のダボ8a,8bに連
結部材16を介してシャッター部材15が回動自在に取り付
けられているので、シャッター部材15の感光体ドラム8
に対するアライメント(位置精度)が正確に維持され
る。即ち、シートSの感光体ドラム8に対するアライメ
ントを正確に維持することが可能となり、画像記録精度
を更に向上させることが出来る。
【0092】尚、本実施形態では、シャッター部材15を
連結した連結部材16を感光体ドラム8のダボ8a,8b
を中心として回動自在に取り付けて構成したが、他の構
成として、転写帯電器12を転写回転体で構成した場合に
おいて、該転写回転体の回転中心を中心にシャッター部
材15を回動可能に設けて構成しても同様な効果を得るこ
とが出来る。
【0093】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第7実施形態について図17を用いて説明する。
図17は第7実施形態のシート斜行補正装置を備えた画像
形成装置の構成を示す断面説明図である。尚、前記第1
実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説
明を省略する。
【0094】本実施形態では、前記第1実施形態と同様
に構成されたシート斜行補正装置をシートSを搬送する
搬送経路上に複数配置して構成したものである。図17に
おいて、本実施形態の画像形成装置では、給送ユニット
U1,U2が上下二段に構成されている。そして、前記
第1実施形態と同様に、プロセスカートリッジ7の近傍
上流側には、シート斜行補正装置であるシャッター部材
15A等を装備した搬送ローラ対13A,14Aが配置されて
いる。
【0095】また、装置本体の給送ユニットU1,U2
からのシート搬送路の合流点Bの近傍下流側にも同じく
前記第1実施形態と同様に構成されたシート斜行補正装
置であるシャッター部材15B等を装備した搬送ローラ対
13B,14Bが配置されている。
【0096】また、プロセスカートリッジ7に配置され
た感光体ドラム8が対向する画像形成部までのシートS
の搬送経路長が比較的長くなる下段の給送ユニットU2
には、前記第1実施形態と同様に構成されたシート斜行
補正装置であるシャッター部材15C等を装備した搬送ロ
ーラ対13C,14Cが配置されている。
【0097】また、搬送ローラ対13A,14Aおよび搬送
ローラ対13B,14Bの夫々の近傍下流側には、前記第1
実施形態と同様にシート検知手段となるセンサ9,10が
配置されている。他の構成は、前記第1実施形態と同様
に構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0098】上記構成により、給送ユニットU2から第
1のシート搬送手段として作用する給送ローラ1aによ
り繰り出されたシートSは、先ず、給送ローラ1aと第
2のシート搬送手段として作用する搬送ローラ対13C,
14Cとの間でループを形成して斜行が補正された後、下
流へ搬送され、更に、今度は第1のシート搬送手段とし
て作用する搬送ローラ対13C,14Cと第2のシート搬送
手段として作用する搬送ローラ対13B,14Bとの間でル
ープを形成して再度斜行が補正された後、下流へ搬送さ
れ、更に、今度は第1のシート搬送手段として作用する
搬送ローラ対13B,14Bと第2のシート搬送手段として
作用する搬送ローラ対13A,14Aとの間でループを形成
して再再度斜行が補正された後、プロセスカートリッジ
7に配置された感光体ドラム8が対向する画像形成部に
搬送される。
【0099】また、給送ユニットU1から第1のシート
搬送手段として作用する給送ローラ1bにより繰り出さ
れたシートSは、先ず、給送ローラ1bと第2のシート
搬送手段として作用する搬送ローラ対13B,14Bとの間
でループを形成して斜行が補正された後、下流へ搬送さ
れ、更に、今度は第1のシート搬送手段として作用する
搬送ローラ対13B,14Bと第2のシート搬送手段として
作用する搬送ローラ対13A,14Aとの間でループを形成
して再度斜行が補正された後、プロセスカートリッジ7
に配置された感光体ドラム8が対向する画像形成部に搬
送される。
【0100】これ等の構成により、シートSを収容する
給送ユニットUから画像形成手段となるプロセスカート
リッジ7までのシートSの搬送経路長が比較的長い場合
であっても、各所に、上述のシート斜行補正装置を複数
配置することで、シートSの搬送経路上で随時シートS
の斜行補正を行うことが出来、シート搬送経路上の搬送
抵抗等の原因により搬送中のシートSが斜行した場合で
も、斜行が累積して大きくなる前に、随時所定の位置で
斜行補正を施すことが出来るので、画像記録精度を更に
向上させることが出来る。
【0101】尚、前記実施形態では、本発明に係るシー
ト斜行補正装置を三箇所に配置した場合の一例を示した
が、他の構成として、他の所望する位置に所望する数の
シート斜行補正装置を適宜配置して構成することでも良
い。
【0102】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第8実施形態について図18を用いて説明する。
図18は第8実施形態のシート斜行補正装置を備えた画像
形成装置の構成を示す断面説明図である。尚、前記第1
実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説
明を省略する。
【0103】前記各実施形態において、シートSの先端
がシャッター部材15に当接して係止された状態で、シー
トSは、該シートSの斜行補正に必要な量のループを形
成する必要がある。このループ量とシートSの斜行補正
量とは略同値関係にあり、シートSの斜行量が大きい場
合には、安定した所定のループ量を確保する必要があ
る。
【0104】図18において、第1のシート搬送手段とな
る搬送ローラ対5により搬送されるシートSの先端が第
2のシート搬送手段となる搬送ローラ対13,14に設けら
れたシャッター部材15の突き当て面20aに当接して係止
されると、シートSは搬送ローラ対5と搬送ローラ対1
3,14との間に設けられた所定の曲率を有するシートガ
イドとなる搬送ガイド面G1 から離れるようにループを
形成する。
【0105】そして、所定のループ量を形成した時、前
記搬送ガイド面G1 に対向する側にシートSをガイドす
る部材がない場合には、シートSは際限なくループ量を
大きくして座屈し、シャッター部材15の付勢力に負けて
搬送ローラ対13,14のニップ部に進入できずシートSに
ジャムが発生するという問題がある。
【0106】本実施形態は、前記問題を解決するもので
あって、シャッター部材15により先端が係止されたシー
トSに安定したループを形成させることで、シートSの
腰の強さによりシャッター部材15を押して回動させて退
避させ、該シャッター部材15を確実に通過し得るように
構成したものである。
【0107】図18において、搬送ローラ対5と搬送ロー
ラ対13,14との間には、所定の曲率を有するシートガイ
ドとなる搬送ガイド面G1 に対向すると共に、該搬送ガ
イド面G1 の曲率に対応する曲率を有して形成されたガ
イド面22aを有するフラッパ部材22が搬送ガイド面G1
に対して近接/離隔出来るように回動可能に設けられて
いる。
【0108】フラッパ部材22の回動中心は、図18に示す
ように、搬送ローラ対5のニップ部の延長線上付近に配
置されており、シートSが搬送ガイド面G1 に沿って搬
送され、シートSの先端がシャッター部材15に突入する
までは、フラッパ部材22が開かない図18の実線で示す状
態位置に設定してシートSの搬送をガイドする。
【0109】そして、シートSの先端がシャッター部材
15に当接して係止されシートSがループを形成する時点
で、フラッパ部材22を図18の破線で示す状態位置に回動
して開き、シートSが該シートSの斜行補正に必要とす
る十分なループを形成できるように設定する。
【0110】前記フラッパ部材22は、搬送されるシート
Sの幅に対応して該シートSの幅方向の同一線上に少な
くとも二箇所以上配置し、搬送されるシートSの少なく
ともシート搬送方向両側端部近傍に当接し得るように構
成することで、シートSの左右のループ量の差を吸収
し、逆にループが成長し過ぎてシートSの斜行補正が完
了しないうちに該シートSの先端がシャッター部材15の
突き当て面20aから脱離したり、搬送ローラ対13,14の
ニップ部へ突っ込んだりすることを防止することが出来
る。
【0111】前記フラッパ部材22は、該フラッパ部材22
の自重によりシートSに当接してシートSのループを押
す力として作用させることにより、軽量でも十分な効果
を発揮させることができる。
【0112】また、他の構成として、図18に示す搬送ガ
イド面G1 の曲率を利用して、搬送ローラ対5と搬送ロ
ーラ対13,14との間の領域において、搬送ローラ対5の
ニップ部の延長線上付近から曲率が大きくなる方向にシ
ートSがループを形成できるようなスペースを設けるこ
とで、該スペースに倣ってシートSがループを形成し、
シートSの斜行補正に必要とする十分なループを形成で
きるように設定することでも良い。
【0113】また、フラッパ部材22の代わりに、シート
Sが形成するループが倣う弾性部材を搬送ガイド面G1
に対向して配置し、該弾性部材に倣ってシートSがルー
プを形成し、シートSの斜行補正に必要とする十分なル
ープを形成できるように設定することでも良い。
【0114】次に、本発明に係るシート斜行補正装置
びこれを備えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形
成装置の第9実施形態について図19、図20を用いて説明
する。図19は第9実施形態のシート斜行補正装置を備え
た画像形成装置の構成を示す断面説明図、図20は図19中
のA3 部の要部断面説明図である。尚、前記第1実施形
態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省
略する。
【0115】本実施形態では、前記シート斜行補正装置
を構成するシャッター部材15を排出ローラ対3に装備す
ることで、シートSの排出時におけるシートSの整列性
を向上させるものである。特に、定着ユニット11におい
て加熱,加圧処理によりトナー画像が定着されたシート
Sではカールが発生し易く、カールが形成されたまま排
出されるとシートSの整列性が低下する。
【0116】従って、排出ローラ対3の手前でシートS
にループを形成してシートSの斜行を補正すると共に、
シート斜行補正装置を構成するシャッター部材15と排出
ローラ対3との協働によりシートSのカールを除去する
作用を付加することで、シートSの排出時におけるシー
トSの整列性,積載性を向上させることが出来る。
【0117】図20に示すように、第2のシート搬送手段
となる排出ローラ対3の一方の排出ローラ3aの回転軸
3cには、前記第1実施形態と略同様に構成されるシャ
ッター部材15が該回転軸3cを中心にして該回転軸3c
に対して回動可能に設けられており、装置本体フレーム
17に一端が固着された付勢ばね25の他端がシャッター部
材15の一端に係合されている。
【0118】シャッター部材15は、付勢ばね25の付勢力
により、図20の実線で示すように、第1のシート搬送手
段となる排出ローラ対2により搬送されるシートSの先
端に当接して該シートSの先端を係止し得る第1の姿勢
位置に設定される。
【0119】そして、排出ローラ対2により搬送される
シートSの先端がシャッター部材15を押して回転軸3c
を中心にして回動させてシャッター部材15を退避させる
と、シャッター部材15は図20の破線で示すように、シャ
ッター部材15の一端に形成された当接部15fが装置本体
フレーム17に当接してシートSを通過させ得る第2の姿
勢位置に設定される。
【0120】また、排出ローラ対2と排出ローラ対3と
の間には、所定の曲率を有するシートガイドとなる搬送
ガイド面G2 および該搬送ガイド面G2 に対向してシー
トSが形成するループ形状に対応する形状のスペース26
を形成する搬送ガイド面G3が設けられている。
【0121】前記搬送ガイド面G2 ,G3 は、搬送ガイ
ド面G3 が排出ローラ対2のニップ部の延長線上から図
20の左側方向に膨らんだスペース26を形成しており、こ
のスペース26により、シートSのループを積極的に形成
できるようになっている。
【0122】上記構成により、シートSが排出ローラ対
2により搬送され、シートSの先端が付勢ばね25の付勢
力により第1の姿勢位置に保持されたシャッター部材15
の突き当て面20aに当接して係止されると、シートSは
スペース26内でループを形成する。そして、シートSの
ループが搬送ガイド面G3 に当接すると、シートSの先
端がシャッター部材15を押して回転軸3cを中心に回動
させて退避させ、シートSがシャッター部材15を通過し
て排出ローラ対3のニップ部に進入して挟持され搬送さ
れる。
【0123】この時、シャッター部材15は、図20の破線
で示す第2の状態位置で保持され、シートSが排出ロー
ラ対3のニップ部に進入する方向とシャッター部材15の
しごき面15gとがなす角度θが所定の角度で設定され
る。これにより、シートSは排出ローラ対3のニップ部
とシャッター部材15のしごき面15gとの作用によりしご
かれてカールが除去された後、機外へ排出される。
【0124】シートSに形成されるカールの向きは、各
種画像形成装置によって異なるため、各種画像形成装置
に対応させて付勢ばね25の付勢力、しごき角度θ、シャ
ッター部材15の規制方向等を適宜変えることで、各種画
像形成装置に対応させてシートSの斜行補正とカール除
去を一度に行うことが出来る。
【0125】本実施形態では、シート斜行補正装置が、
シートSの斜行補正作用に加えてカール除去作用を発揮
してシートSの排出時におけるシートSの整列性,積載
性を向上させることが出来る。
【0126】尚、前記実施形態では、シートSの排出部
にシート斜行補正装置を設けた場合を例示したが、これ
に限定されるものではなく、シートSの搬送経路上の所
望する位置に一つまたは複数配置することで、同様な効
果を得ることが出来る。
【0127】尚、前記各実施形態では、画像形成手段と
して電子写真画像形成手段を装備した画像形成装置に適
用した場合について説明したが、他の構成として、イン
クジェットヘッドやサーマルヘッドを有して構成した画
像形成手段を装備した画像形成装置に適用することも出
来る。
【0128】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、前述の従来例のようにレジストローラ対のよ
うな搬送ローラの起動/停止の制御等の電気的な制御の
必要がないため、シートを検知するセンサ等のシート検
知手段等も最小限で良く、機械的にシートの斜行を補正
する機構を簡単な構成で安価に出来、省スペース化が図
れる。
【0129】また、係止部材のシートに対する付勢力を
調整可能に構成することで、シートの種類によらず、シ
ートの搬送能力と、斜行補正能力を確保することが出来
る。
【0130】また、係止部材の一部とシート検知手段の
一部とを兼用することで部品点数が削減できてコストダ
ウンが図れると共に、シートが係止部材を通過するに要
する時間に関わらず、画像形成手段の画像記録開始タイ
ミングを一定に維持することが出来る。
【0131】また、係止部材の上流側にシートのループ
を形成するスペースを確保することで、大きな斜行補正
能力を発揮することが出来る。
【0132】また、本発明に係るシート斜行補正装置を
シート搬送経路の所定位置に複数配置することで、シー
トの斜行防止機能を向上させることが出来る。
【0133】プロセスカートリッジ内の像担持回転体に
係止部材を配置することで、像担持回転体と係止部材
のアライメント(位置精度)を正確にすることが出来、
画像記録精度を向上させることが出来る。
【0134】また、シートの斜行補正作用に加えてシー
トのカール除去作用を持たせることで、画像形成後のシ
ートを排出した時のシートの整列性および積載性を向上
させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート斜行補正装置及びこれを備
えたシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置の第
1実施形態を説明する断面説明図である。
【図2】第1実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す斜視図である。
【図3】第1実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す平面図である。
【図4】第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図である。
【図5】第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図である。
【図6】第1実施形態のシート斜行補正装置の動作説明
図である。
【図7】第1実施形態のシート斜行補正装置において、
異なるシート幅に対応する様子を示す平面説明図であ
る。
【図8】(a)は第1実施形態の係止部材の突き当て面
の外形形状を示す水平断面説明図、(b)は第2実施形
態の係止部材の突き当て面の外形形状を示す水平断面説
明図である。
【図9】第3実施形態の係止部材の突き当て面の外形形
状を示す垂直断面説明図である。
【図10】第4実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す平面図である。
【図11】第4実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す断面説明図である。
【図12】図10中のA1 部の斜視拡大図であり、付勢手段
の反力切換手段の要部を示す図である。
【図13】第5実施形態のシート斜行補正装置の構成を示
す平面図である。
【図14】(a),(b)は第5実施形態のシート斜行補
正装置の構成を示す断面説明図である。
【図15】第6実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図16】図15中のA2 部の矢視図である。
【図17】第7実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図18】第8実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図19】第9実施形態のシート斜行補正装置を備えた画
像形成装置の構成を示す断面説明図である。
【図20】図19中のA3 部の要部断面説明図である。
【図21】従来例を説明する図である。
【符号の説明】 1…給送ローラ、2,3…排出ローラ対、3a…排出ロ
ーラ、3c…回転軸、4…コントロールユニット、5…
搬送ローラ対、6…レーザスキャナ、7…プロセスカー
トリッジ、8…感光体ドラム、8a,8b…ダボ、9,
10…センサ、10a…センサフラグ、10b…軸、10c…検
知部、11…定着ユニット、12…転写帯電器、13,14、13
A,14A、13B,14B、13C,14C…搬送ローラ対(13
…搬送コロ、14…搬送ローラ)、14a…回転軸、15,15
a〜15d,15A,15B,15C…シャッター部材、15e…
端面、15f…当接部、15g…しごき面、15h…当接面、
16…連結部材、16a…センサフラグ、17…装置本体フレ
ーム、18…回転軸、19…補助コロ、19a…シャッター部
材規制面、20a,20b,20c…突き当て面、20d…溝
部、21a,21b…シート搬送路、21c,21d…ガイド部
材、22…フラッパ部材、22a…ガイド面、23a,23b…
突起部、24…ねじりコイルバネ、24a,24b…端部、25
…付勢ばね、26…スペース、B…合流点、C…中央部、
1 ,G2 ,G 3 …搬送ガイド面、S…シート、U,U
1,U2…給送ユニット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する第1のシート搬送手段
    と、 前記第1のシート搬送手段よりもシート搬送方向下流側
    に配置され、シートを搬送する第2のシート搬送手段
    と、 前記第2のシート搬送手段の近傍で、且つ、該第2のシ
    ート搬送手段よりもシート搬送方向上流側に配置され、
    前記第1のシート搬送手段により搬送されるシートの先
    端に当接して該シートの先端を係止し得る第1の姿勢
    と、シートを通過させ得る第2の姿勢とに揺動可能なシ
    ャッター部材と、 前記シャッター部材を前記第1の姿勢状態に付勢する付
    勢手段と、 を有することを特徴とするシート斜行補正装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッター部材のシートの先端に当
    接する当接面は、シート搬送方向と直交する方向におい
    て、少なくとも三箇所に設けられ、その内の少なくとも
    一箇所を、搬送されるシートのシート搬送方向と直交す
    る方向の幅の中央部に配置して構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のシート斜行補正装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッター部材のシートの先端に当
    接する当接面を、所定の径を有する円弧面または端部に
    R面を形成した曲面で構成したことを特徴とする請求項
    1に記載のシート斜行補正装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッター部材がシートの先端に当
    接して該シートの先端を係止し得る第1の姿勢状態に設
    定された時、該シャッター部材のシートの先端に当接す
    る当接面は、シートのシート面に対して90°以下の鋭
    角で交差する面を有して構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のシート斜行補正装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢手段は、シートが該シャッター
    部材を押して該シャッター部材を揺動させた時に該シー
    トが該シャッター部材から受ける反力が、シートの先端
    が該シャッター部材に初めて当接した時に該シートが該
    シャッター部材から受ける反力よりも弱くなるように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のシート斜行補
    正装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段により前記シャッター部材
    がシートに作用させる反力は、該シャッター部材に作用
    する重力バランスにより構成されることを特徴とする請
    求項5に記載のシート斜行補正装置。
  7. 【請求項7】 前記付勢手段は、前記シャッター部材が
    シートに作用させる反力を調整するための反力切換手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載のシート斜行
    補正装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のシート搬送手段と、前記シャ
    ッター部材との協働によりシートの斜行補正作用とシー
    トのカール除去作用とを有するように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載のシート斜行補正装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のシート搬送手段は、シート搬
    送回転体であり、前記シャッター部材は、前記シート搬
    送回転体の回転中心を中心にして揺動可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート斜行補正装置。
  10. 【請求項10】 前記シート搬送回転体は、同軸上に複
    数に分割されて配置され、 前記シート搬送回転体の軸上で、分割された該シート搬
    送回転体の間には前記シャッター部材が揺動可能に支持
    され、 前記シート搬送回転体の軸上で、前記シート搬送回転体
    と前記シャッター部材との間には、前記シャッター部材
    を前記シート搬送回転体に対して位置決めすると共に、
    前記シート搬送回転体と前記シャッター部材とが夫々独
    立して回動可能に構成する補助コロを設けたことを特徴
    とする請求項9に記載のシート斜行補正装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のシート搬送手段と前記第2
    のシート搬送手段との間のシート搬送路上に前記シャッ
    ター部材の作用によりシートが形成するループ形状に対
    応する形状のスペースを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のシート斜行補正装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のシート搬送手段と前記第2
    のシート搬送手段との間に前記シャッター部材の作用に
    よりシートが形成するループ形状に対応する形状を有す
    るシートガイドを有し、 前記シートガイドに対向する位置にシートのループ形成
    を助長するフラッパ部材を配置して構成したことを特徴
    とする請求項1に記載のシート斜行補正装置。
  13. 【請求項13】 前記フラッパ部材は、搬送されるシー
    トのシート搬送方向に直交する方向の幅に対応してシー
    ト搬送方向と直交する方向の同一線上に少なくとも二箇
    所配置し、搬送されるシートの少なくともシート搬送方
    向両側端部近傍に当接し得るように構成したことを特徴
    とする請求項12に記載のシート斜行補正装置。
  14. 【請求項14】 前記第1のシート搬送手段と前記第2
    のシート搬送手段との間に前記シャッター部材の作用に
    よりシートが形成するループ形状に対応する形状を有す
    るシートガイドを有し、 前記シートガイドに対向する位置にシートのループ形成
    を助長する弾性部材を配置して構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のシート斜行補正装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載
    のシート斜行補正装置を、シートを搬送する搬送経路上
    に複数配置したことを特徴とするシート斜行補正装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    のシート斜行補正装置を備え、 該シート斜行補正装置により斜行が補正され、搬送され
    たシートに画像情報に応じて画像を形成する画像形成手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記シャッター部材よりもシート搬送
    方向下流側で、且つ、前記画像形成手段の近傍で、且つ
    該画像形成手段よりもシート搬送方向上流側に配置され
    たシート検知手段を有し、 前記シート検知手段の検知情報により、前記画像形成手
    段の画像形成動作が開始されるように構成したことを特
    徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記シャッター部材と前記シート検知
    手段とが連動するように構成したことを特徴とする請求
    項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記シャッター部材の一部が前記シー
    ト検知手段の一部を兼ねるように構成したことを特徴と
    する請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記第2のシート搬送手段は、前記画
    像形成手段を構成する像担持回転体または該像担持回転
    体に対向する転写回転体であることを特徴とする請求項
    16または請求項17に記載の画像形成装置。
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