JP2003146489A - シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置

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JP2003146489A
JP2003146489A JP2001348034A JP2001348034A JP2003146489A JP 2003146489 A JP2003146489 A JP 2003146489A JP 2001348034 A JP2001348034 A JP 2001348034A JP 2001348034 A JP2001348034 A JP 2001348034A JP 2003146489 A JP2003146489 A JP 2003146489A
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roller
conveying
nip portion
image forming
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JP2001348034A
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Hiroshi Goto
五藤  宏史
Masahide Tagami
田上  昌英
Yoshiyuki Miyazaki
宮▲崎▼  芳行
Masafumi Maeda
前田  雅文
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜行量及びシート幅方向の位置ずれが大きい
場合でも、その矯正を良好に行う。 【解決手段】 シート搬送方向(矢印K方向)の上流側
に第1の搬送手段22を、また下流側に第2の搬送手段
23を配設する。第1,第2の搬送手段22,23は、
それぞれ第1,第2の搬送ローラ22a,23aと、こ
れに斜めに当接させた第1,第2の斜送ころ22b,2
3bを有している。シートの側端を規制するガイド部材
21から第1の搬送ローラ22aまでの距離x1を、ガ
イド部材21から第2の搬送ローラ23aまでの距離x
2よりも大きく設定する。また、第1の搬送ローラ22
aの外径d1を、第2の搬送ローラ23aの外径d2よ
りも大きく設定して、前者の周速を大きくする。第1,
第2の搬送手段22,23によって搬送するシートに、
第2の斜送ころ23bを中心としたモーメントMを作用
させてシートに、ガイド部材21に向かう回転力を付与
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの斜行及び
幅方向の位置ずれを防止するようにしたシート搬送装
置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、紙や透明フィルム等のシート状の
記録材(以下「シート」という。)が搬送パス内を斜め
に搬送されることを防止するための機構を備えたシート
搬送装置が知られている。
【0003】図9に、従来のシート搬送装置を上方から
見た図を示す。なお、同図では、搬送されるシートSを
下方から支持するガイド部材は省略してある。また、シ
ートSの搬送方向を矢印Kで示し、シートSが斜送され
ることなくまっすぐに搬送されたときのシートSの幅方
向の中心をC(一点鎖線)で示し、さらにシートSの搬
送方向に向かった左の側端をS1で示している。
【0004】同図に示すシート搬送装置は、シートSの
側端S1の位置を規制する板状のガイド部材20を有し
ている。このガイド部材20近傍における、シート搬送
方向に沿っての上流側と下流側とには、それぞれほぼ同
様の構成の第1の搬送手段17と第2の搬送手段18と
が配設されている。第1,第2の搬送手段17,18
は、駆動回転する第1の搬送ローラ17a,第2の搬送
ローラ18aと、これらのローラに斜めに圧接されて従
動回転する第1の斜送ころ17b,第2の斜送ころ18
bを有している。
【0005】第1,第2の斜送ころ17b,18bは、
それぞれ第1のころホルダ17c,第2のころホルダ1
8cによって回転自在に保持されており、これら第1,
第2のころホルダ17c,18cは、それぞれ軸17
d,18dを中心に揺動自在に支持されるとともに、ば
ね(不図示)によって付勢されて第1,第2の斜送ころ
17b,18bがそれぞれ第1,第2の搬送ローラ17
a,18aに圧接するようになっている。このような構
成の2組の第1,第2の搬送手段17,18は、シート
Sに対して、ガイド部材20に向けて斜めに搬送する搬
送力Fを付与する。これら第1の搬送手段17と第2の
搬送手段18とは、ガイド部材20からの距離が等しい
位置に配置されている。
【0006】シートSは、この斜めの搬送力Fによっ
て、ガイド部材20に向けて搬送され、その側端S1を
ガイド部材20に当接させることで、斜行が矯正される
とともにシート幅方向(シート搬送方向と直交する方
向)の位置が規制される。
【0007】なお、上述のようなシート搬送装置は、例
えば、ユーザがセットしたシートSの正規な位置からの
ずれを補正するために給送ローラと画像形成部との間に
配設されている。また、シートSの両面に自動的に画像
を形成するいわゆる両面機においては、第1面の画像形
成後にシートSが通過する再搬送パスに配設されてい
る。シートSは再搬送パスを通過するときに、斜行及び
シート幅方向の位置が矯正され、その後、第2面に画像
が形成されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例に示したシート搬送装置では、シートSの斜行量
が大きいときや、シート幅方向の位置ずれが大きいとき
には、その斜行量及び位置ずれを十分に矯正することが
できないという問題があった。
【0009】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であって、斜行量及びシート幅方向の位置ずれが大きい
場合でも、その矯正を良好に行うことができるシート搬
送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
シート搬送方向の上流側に配設された第1の搬送手段
と、下流側に配設されて前記第1の搬送手段とともにシ
ートを搬送する第2の搬送手段と、これら第1,第2の
搬送手段によって搬送されるシートの側端の位置を規制
する規制部材とを備えたシート搬送装置において、前記
第1の搬送手段は、前記シートをシート搬送方向に向け
て搬送する第1の搬送ローラと、前記第1の搬送ローラ
に斜めに当接されて第1のニップ部を形成するととも
に、前記第1のニップ部によって挟持搬送されるシート
に前記規制部材に向かう力を付与する第1の斜送ころ
と、を有し、前記第2の搬送手段は、前記シートをシー
ト搬送方向に向けて搬送する第2の搬送ローラと、前記
第2の搬送ローラに斜めに当接されて第2のニップ部を
形成するとともに、前記第2のニップ部によって挟持搬
送されるシートに前記規制部材に向かう力を付与する第
2の斜送ころと、を有し、前記規制部材から前記第1の
ニップ部までの距離が、前記規制部材から前記第2のニ
ップ部までの距離よりも長く設定されている、ことを特
徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
シート搬送装置において、前記第1の搬送ローラの周速
が、前記第2の搬送ローラの周速より大きく設定されて
いる、ことを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載のシート搬送装置において、前記第1の搬送ローラ
に対する前記第1の斜送ころの当接圧が、前記第2の搬
送ローラに対する前記第2の斜送ころの当接圧よりも大
きくなるように設定されている、ことを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれか記載のシート搬送装置において、前記第1の
ニップ部の面積が前記第2のニップ部の面積よりも大き
い、ことを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれか記載のシート搬送装置において、前記第2の
斜送ころが球状に形成されている、ことを特徴とする。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれか記載のシート搬送装置において、前記第2の
斜送ころは、軸方向中央部の外径が軸方向端部の外径よ
りも大きく形成されている、ことを特徴とする。
【0016】請求項7に係る発明は、シートに画像を形
成する画像形成部と、前記画像形成部に供給されるシー
トが搬送される搬送パスと、前記搬送パスに配設された
シート搬送装置とを備えた画像形成装置において、前記
シート搬送装置が、請求項1ないし請求項6のいずれか
記載のシート搬送装置である、ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。なお、各図面において同一
の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすもの
であり、これらについての重複説明は適宜省略した。ま
た、以下の実施の形態は、本発明の好適な例を例示的に
示したものである。したがって、これら実施の形態に記
載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配
置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の
技術的な範囲をこれらのみに限定する趣旨のものではな
い。
【0018】<実施の形態1>本発明の実施の形態1に
係るシート搬送装置として、これを電子写真方式のレー
ザプリンタ(以下「画像形成装置」という。)に用いた
例について説明する。
【0019】図1に示す同図に示す画像形成装置Aは、
シートS(例えば、紙、透明フィルム)の第1面(表
面)と第2面(裏面)の両面に自動的に印字(画像形
成)を行うための再搬送パス(搬送パス)24を備えて
いる。第1面(表面)に画像形成が行われたシートS
は、再搬送パス24に搬送されて表裏反転された後、再
び画像形成部に供給され、第2面(裏面)に画像形成が
行われるようになっている。
【0020】図1に示すように、画像形成装置Aは、得
られた画像情報に基づいたレーザ光Lをレーザスキャナ
(露光手段)1によって発射し、プロセスカートリッジ
2に内蔵された、帯電後の感光ドラム3上にレーザ光L
を照射する。この照射によって露光部分の電荷が除去さ
れて感光ドラム3上に静電潜像が形成される。この静電
潜像は、現像器(不図示)によってトナーが付着されて
トナー像として現像される。
【0021】一方、給紙カセット5内に収納されている
シートSは、給紙ローラ6及び分離パッド7によって1
枚ずつ分離されながら給紙され、中間搬送ローラ8によ
ってガイド部材9に沿ってレジストローラ10,11に
搬送されて一旦停止される。こうして一旦停止されたシ
ートSは、レジストローラ10,11によって感光ドラ
ム3上のトナー像とタイミングを合わせるようにして、
感光ドラム3と転写ローラ(転写手段)4との間の転写
ニップ部に供給される。転写ニップ部に供給されたシー
トSは、転写ローラ4によって感光ドラム3上のトナー
像が転写される。
【0022】トナー像が転写されたシートSは、さらに
下流側に搬送され、内部に熱源を有する定着器12によ
って加熱・加圧されてトナー像が定着される。シートS
の片面(第1面)のみに印字(画像形成)する場合は、
その後、中間排紙ローラ13a、中間排紙ころ13bに
よりガイド16に沿って搬送され、排出ローラ14によ
って画像形成装置本体の上面に排出される。なお、上述
の画像形成装置Aにおいては、レーザスキャナ1と、感
光ドラム3を含むプロセスカートリッジ2と、転写ロー
ラ4等によって画像形成部を構成している。
【0023】次に、シートSの両面(第1面と第2面)
に印字する場合について説明する。
【0024】排出ローラ14は、正逆転可能に構成され
ている。ここで、第1面に印字が終了したシートSの後
端が中間排紙ローラ13aと中間排紙ころ13bで形成
されるニップを抜けて、ガイド16に沿って図1の実線
の位置まで来たときに、排出ローラ14は逆転動作を始
める。すなわち、これまで回転していた矢印方向とは逆
向きに回転する。なおシートSの通過検知に関して、セ
ンサアーム19とセンサアーム19の動きを検知するフ
ォトインタラプタ(不図示)によって行う。すなわち、
シートSがセンサアーム19を通過する際にはセンサア
ームは図1中の実線の位置にあり、そうでないときは破
線の位置にある。この位置の違いをフォトインタラプタ
によって検出することでシートSの後端位置を検出し、
排出ローラ14の逆転動作開始のタイミングを決定す
る。
【0025】この逆転動作によって、シートSはガイド
16に沿って下方へ搬送され、スイッチころ15と中間
排紙ローラ13aで形成されるニップに導かれる。この
後、シートSは中間排紙ローラ13aに搬送され、再搬
送パス24内に配設されている上流側の第1の搬送手段
22、下流側の第2の搬送手段23によって搬送されて
中間搬送ローラ8に到達する。第1,第2の搬送手段2
2,23を通過する際に、後述する構成及び位置規制方
法によって、シートSの斜行、及びシート幅方向の位置
ずれが矯正される。中間搬送ローラ8に到達したシート
Sは、その後、第1面に画像形成を行ったのと同様に転
写ローラ4にて第2面にトナー像が転写され、定着器1
2、中間排紙ローラ13a等を経て排出ローラ14によ
って画像形成装置本体の上面に排出される。これによ
り、両面の画像形成が終了する。
【0026】上述したような画像形成装置Aにおいて
は、一般的に、シートSは、給紙ローラ6によって給紙
され、中間搬送ローラ8、レジストローラ10,11、
転写ローラ4等の複数のローラによって搬送される間
に、各ローラ(ローラ対)を構成するローラ軸のアライ
メントの狂いによって、斜行して搬送されることがあ
る。また、ユーザがシートSを給紙カセット5等のトレ
イにセットする際に、シートSの幅方向について正規の
位置からずれてセットされる場合がある。シートSがず
れたまま画像形成部に搬送されると、結果として画像が
所望の位置からずれた位置に印字されることになってし
まう。
【0027】特に前述の従来例のように、シートSの両
面に印字する場合は、第2面に印字されるまでの搬送距
離が長いために、こうした画像の位置ずれが起こりやす
くなる。このため、シートSの幅方向について、搬送路
の途中にシートSの側端S1の位置を規制する位置規制
手段を設けている場合が多い。
【0028】図2は、再搬送パス24に配設された、実
施の形態1に係るシート搬送装置を上面側(上方)から
見た図である。なお、同図においては、シートSを下方
からガイドする下ガイド部材は省略してある。この点に
ついては、後に説明する図4,図5,図6についても同
様である。図3は、図1中の再搬送パス24近傍の拡大
図である。
【0029】再搬送パス24には、図2に示すように、
矢印K方向に搬送されてくるシートSの左の側端の位置
を規制するガイド部材(規制部材)21が立設されてい
る。そして、シート搬送方向の上流側には、第1の搬送
手段22が、またこの第1の搬送手段22の下流側に
は、第2の搬送手段23が配設されている。これら第
1,第2の搬送手段22,23は、後述のように、シー
トSの斜行や位置ずれを矯正するとともに、シートSの
再給送の役目をかねている。
【0030】第1,第2の搬送手段22,23は、回転
駆動される第1の搬送ローラ22a、第2の搬送ローラ
23aと、これら第1,第2の搬送ローラ22a,23
aに上方から圧接されて、これら搬送ローラ22a,2
3aとの間に第1,第2のニップ部形成する第1,第2
の斜送ころ22b,23bとを備えている。これら斜送
ころ22b,23bは、その軸が、シート搬送方向(矢
印K方向)に対して直角な第1,第2の搬送ローラ22
a,23aの軸に対して斜めに配置されるようになって
いる。第1の斜送ころ22bの軸は、第1の搬送ローラ
22aの軸に対して傾斜角αだけ傾斜しており、また、
第2の斜送ころ23bの軸は、第2の搬送ローラ23a
の軸に対して傾斜角βだけ傾斜している。なお、本実施
の形態においては、α=βに設定されている。第1,第
2の斜送ころ22b,23bは、それぞれ第1,第2の
ころホルダ22c,23cによって回動自在に支持され
ている。第1,第2のころホルダ22c,23cは、そ
れぞれ軸22d,23dによって揺動自在に支持されて
おり、ばね等の付勢部材(不図示)によって下方に付勢
されている。これにより、第1,第2の斜送ころ22
b,23bは、第1,第2の搬送ローラ22a,23a
に対し適宜な当接力で圧接されている。
【0031】図2に示すように本実施の形態において
は、第1の搬送ローラ22aは、シートSの幅方向(搬
送方向に直交する方向)について、第2の搬送ローラ2
2bに比較してシートの中心Cに近い位置、したがっ
て、ガイド部材21からは遠い位置(x1>x2)に配
置されている。つまり、第1の搬送ローラ22aと第1
の斜送ころ22bとの間の第1のニップ部は、第2の搬
送ローラ23aと第2の斜送ころ23bとの間の第2の
ニップ部よりも、ガイド部材21から遠い位置に配置さ
れている。さらに、第1の搬送ローラ22aのローラ径
d1は、第2の搬送ローラ23aのローラ径d2に比較
して大きく設定して(d1>d2)、第2の搬送ローラ
23aの周速よりも第1の搬送ローラ22aの周速が大
きくなるようにしている。このように、x1>x2、ま
たd1>d2とすることにより、第1の搬送ローラ22
aと第2の搬送ローラ23aでシートSを搬送する際
に、シートSには、第2の搬送ローラ23aの第2のニ
ップ部近傍を中心として回転させようとするモーメント
Mが従来よりも大きく作用する。したがって、シートS
はよりガイド部材21に向かってより大きく回転しなが
ら搬送されることになる。
【0032】図4,図5,図6に、上述構成のシート搬
送装置の動作説明図を示す。なお、以下では、図4に示
すように、シートSの左の側端S1が正規の位置から大
きくずれたシートSについて、斜送を矯正し、またシー
ト幅方向の位置ずれを共生する場合について説明する。
【0033】シートSは第1の搬送ローラ22a及び第
2の搬送ローラ23aによって搬送される際に、第2の
搬送ローラ23aのニップ部を中心にして矢印M方向に
少しずつ回転しながら搬送され、ガイド部材21に近づ
いていく。そして、図5に示すように、シートS先端の
左端がガイド部材21に当接した後は、シートSは、ガ
イド部材21から反作用の力が働くため、当接する前と
は異なり回転動作ができなくなる。このため、シートS
は第1の搬送ローラ22a及び第2の搬送ローラ23a
による斜送力によって、斜送が徐々に矯正されながらほ
ぼ平行移動に近い移動方向にてガイド部材21に向かい
つつ搬送方向へ向かって搬送される。そして、図6に示
すように、シートSは、その側端S1が完全にガイド部
材に沿った後は、第1,第2の搬送ローラ22a,23
aの搬送力とガイド部材21の反作用との協同作用によ
って、搬送方向に真直ぐ搬送される。
【0034】このように本実施の形態によれば、第1の
搬送ローラ22a及び第2の搬送ローラで23aによっ
て搬送される搬送初期に、シートSは、従来よりも大き
い矢印M方向の回転力が与えられた状態で搬送されるた
め、短い時間でガイド部材21に近づき当接する。この
ため、シートSを素早く正しい位置に揃えて搬送するこ
とが可能である。
【0035】以上の説明から明らかなように本実施の形
態によれば、シートSの斜行量や幅方向のずれが大きい
場合であっても、短時間で斜行や幅方向の位置ずれを矯
正することができる。つまり、斜行や幅方向の位置ずれ
に対して矯正能力の高いシート搬送装置とすることがで
きる。
【0036】なお、本実施の形態では、x1>x2と、
d1>d2とを組み合わせた構成としたが、いずれか一
方のみの構成、すなわちx1>x2かつd1=d2とし
ても、又はx1=x2と、d1>d2としても相応の効
果をあげることができる。
【0037】<実施の形態2>実施の形態2に係るシー
ト搬送装置は、上述の実施の形態1とは、第2の搬送手
段の第2の斜送ころの形状が異なる。他の構成について
は、実施の形態1と同様なので説明は省略する。
【0038】図7に、本実施の形態の第2の搬送手段2
3をシート搬送方向の上流側から見た図を示す。同図に
示すように、第2の斜送ころ31は、球形に形成されて
いる。このため、第2の搬送ローラ23aとの間に形成
される第2のニップ部の面積が小さく、点接触に近い圧
接状態となる。したがって、搬送されてきたシートS
は、第2の斜送ころ31のニップ部を中心に回転しやす
い。つまり、シートの斜送量や幅方向の位置ずれが大き
い場合でも、これらを良好に矯正することができる。
【0039】また本実施の形態と同様の効果は、図8に
示す形状の第2の斜送ころ32によっても得ることがで
きる。第2の斜送ころ32は、同図に示すように、軸方
向中央部32aの外径d3を、端部32bの外径d4に
対して大きく設定している。同図に示す形状の第2の斜
送ころ32も、上述の球形の第2の斜送ころ31とほぼ
同様に、第2の搬送ローラ23aに対して点接触に近い
圧接状態となる。
【0040】さらに本実施の形態と同様の効果は、第2
の斜送ころについての圧接力を第1斜送ころについての
圧接力に比較して小さくすることによっても実現するこ
とができる。
【0041】加えて、第1の搬送手段22の第1のニッ
プ部の面積が、第2の搬送手段23の第2のニップ部の
面積よりも大きくなるように構成するとよい。これによ
り、シートSに対して、第1のニップ部に比べて、第2
のニップ部から付与される力が確実に伝達され、シート
Sを確実に回転させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
規制部材から第1のニップ部までの距離を、規制部材か
ら第2のニップ部までの距離よりも大きく設定すること
により、シートに対して第2のニップ部を中心にした回
転力を付与することができるので、斜行量及びシート幅
方向の位置ずれが大きい場合でも、その矯正を良好に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図である。
【図2】実施の形態1に係るシート搬送装置の上面図で
ある。
【図3】図1の画像形成装置における再搬送パス近傍の
拡大図である。
【図4】実施の形態1のシート搬送装置の動作説明図で
ある。
【図5】実施の形態1のシート搬送装置の動作説明図で
ある。
【図6】実施の形態1のシート搬送装置の動作説明図で
ある。
【図7】実施の形態2の第2の斜送ころを示す図であ
る。
【図8】実施の形態2の、他の第2の斜送ころを示す図
である。
【図9】従来のシート搬送装置の上面図である。
【符号の説明】
21 規制部材(ガイド部材) 22 第1の搬送手段 22a 第1の搬送ローラ 22b 第1の斜送ころ 23 第2の搬送手段 23a 第2の搬送ローラ 23b,31,32第2の斜送ころ 32a 第2の斜送ころの中央部 32b 第2の斜送ころの端部 d1 第1の搬送ローラの外径 d2 第2の搬送ローラの外径 d3 軸方向中央部の外径 d4 軸方向端部の外径 x1 規制部材(ガイド部材)から第1のニップ
部(第1の搬送ローラ)までの距離 x2 規制部材(ガイド部材)から第2のニップ
部(第2の搬送ローラ)までの距離 α 第1の搬送ローラに対する第1の斜送ころ
の傾斜角 β 第2の搬送ローラに対する第2の斜送ころ
の傾斜角 S シート S1 シートの側端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 芳行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 雅文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F049 AA02 CA04 CA16 CA31 DA11 EA14 LA02 LA05 LA07 LB03 3F102 AA02 AA10 AA11 AB01 AB05 BA02 BB04 EA03 EA06 FA02 FA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート搬送方向の上流側に配設された第
    1の搬送手段と、下流側に配設されて前記第1の搬送手
    段とともにシートを搬送する第2の搬送手段と、これら
    第1,第2の搬送手段によって搬送されるシートの側端
    の位置を規制する規制部材とを備えたシート搬送装置に
    おいて、 前記第1の搬送手段は、 前記シートをシート搬送方向に向けて搬送する第1の搬
    送ローラと、 前記第1の搬送ローラに斜めに当接されて第1のニップ
    部を形成するとともに 、前記第1のニップ部によって挟持搬送されるシートに
    前記規制部材に向かう力を付与する第1の斜送ころと、
    を有し、 前記第2の搬送手段は、 前記シートをシート搬送方向に向けて搬送する第2の搬
    送ローラと、 前記第2の搬送ローラに斜めに当接されて第2のニップ
    部を形成するとともに、前記第2のニップ部によって挟
    持搬送されるシートに前記規制部材に向かう力を付与す
    る第2の斜送ころと、を有し、 前記規制部材から前記第1のニップ部までの距離が、前
    記規制部材から前記第2のニップ部までの距離よりも長
    く設定されている、 ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の搬送ローラの周速が、前記第
    2の搬送ローラの周速より大きく設定されている、 ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の搬送ローラに対する前記第1
    の斜送ころの当接圧が、前記第2の搬送ローラに対する
    前記第2の斜送ころの当接圧よりも大きくなるように設
    定されている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1のニップ部の面積が前記第2の
    ニップ部の面積よりも大きい、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のシ
    ート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の斜送ころが球状に形成されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のシ
    ート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の斜送ころは、軸方向中央部の
    外径が軸方向端部の外径よりも大きく形成されている、 ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載のシ
    ート搬送装置。
  7. 【請求項7】 シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に供給されるシートが搬送される搬送パ
    スと、前記搬送パスに配設されたシート搬送装置とを備
    えた画像形成装置において、 前記シート搬送装置が、請求項1ないし請求項6のいず
    れか記載のシート搬送装置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
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