JPH09175302A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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- JPH09175302A JPH09175302A JP7349548A JP34954895A JPH09175302A JP H09175302 A JPH09175302 A JP H09175302A JP 7349548 A JP7349548 A JP 7349548A JP 34954895 A JP34954895 A JP 34954895A JP H09175302 A JPH09175302 A JP H09175302A
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Abstract
・固定する構造のエアバッグ装置において、作動時にエ
アバッグのガス発生器挿入口からのガス漏れを簡単な構
造で防止する。 【解決手段】 略円筒状のガス発生器40を内装するエア
バッグ30が、前記ガス発生器40を挿入するためのガス発
生器挿入口31以外はほぼ閉じた袋構造に形成されたバッ
グ本体32と、該バッグ本体32の内側から前記ガス発生器
挿入口31を覆って該バッグ本体32内へガス発生器40を挿
入するとき以外は前記ガス発生器挿入口31を閉じた状態
に維持する当て布34とを備える。前記当て布34は、エア
バッグ内のガス発生器40から発生されたガスの圧力によ
ってバッグ本体32の内面に押し付けられ、エアバッグ作
動時におけるエアバッグのガス発生器挿入口からのガス
漏れを防止する。
Description
時等の緊急時に、折り畳まれた状態で車両の所定位置に
格納されているエアバッグを該エアバッグ内に装備した
略円筒状のガス発生器の発生するガスによって所定の方
向に膨張・展開させて乗員の保護を図るエアバッグ装置
に関するものである。
するためのシートベルト装置をサポートする緩衝システ
ムとして、衝突時に、乗員の身体、とくに頭部と胸部を
風船状のエアバッグで受け、そのあと内部の気体を徐々
に放出してゆくことで、緩衝ストロークを稼ぎ、人体に
加わる衝撃力を低く抑えるエアバッグ装置が実用化され
ている。
成のものが知られており、例えばステアリングホイール
の取付けハブやインストルメントパネルの支持部材に固
定されたエアバッグモジュールの内部に、折り畳まれた
エアバッグとインフレータ(ガス発生器)を収め、車両
の衝突を検知するセンサーからの電気信号でインフレー
ターに着火し、急速に燃焼したガスによってエアバッグ
を瞬時に膨らませる運転席用及び助手席用エアバッグ装
置がある。
自動車が衝突したり、或は、スピンした自動車の側面が
ガイドレールや電柱等に衝突したりする側面衝突時に、
乗員の身体とドアとの間でエアバッグを膨らませ、この
乗員の身体とドア等の内面とが直接衝突することを防止
する側面衝突用エアバッグ装置も、一部で実用化されて
いる。
ては、例えば特開昭50−95926号及び特開平3−
292236号公報等に開示されたように、エアバッグ
を袋状に形成し、その袋状のエアバッグの表面の一部に
開口部やスリットを設けて、その開口部の周囲を補強し
た上で、インフレータをエアバッグ内に挿入し、インフ
レータのフランジ部に挿通したボルトによって外側に固
定している。そこで、インフレータを挿入するためのガ
ス発生器挿入口は、インフレータのフランジ部とモジュ
ールハウジング等との間で挟み込むことで、ガス漏れが
防止される。
用エアバッグ装置や側面衝突用エアバッグ装置の様にイ
ンフレータが円筒形状の場合、運転席用エアバッグ装置
のインフレータの如き平面状のフランジ部を有しないの
で、エアバッグのガス発生器挿入口をモジュールハウジ
ングとの間で挟み込むことは困難であり、該ガス発生器
挿入口から膨張ガスが漏れてしまう可能性がある。
口部を覆うようにエアバッグ開口部を該ハウジングのバ
ッグ取付け部に気密に固定すると共に、ハウジング側面
に形成したインフレータ挿入用穴よりハウジング内に挿
入されたインフレータを別途ハウジングのインフレータ
固定部に気密に固定していた。即ち、円筒形状のインフ
レータを用いる場合は、ガス発生器挿入口からのガス漏
れを防ぐのが難しいと共に、複雑な取付け構造を要する
ためエアバッグモジュールが寸法的に大型化するという
問題がある。
ることに係り、エアバッグ内に略円筒状のガス発生器を
挿入・固定する構成のエアバッグ装置であって、作動時
にエアバッグのガス発生器挿入口からのガス漏れを簡単
な構造で防止することができ、コンパクトで製造コスト
の低減にも適したエアバッグ装置を提供することであ
る。
両衝突時等の緊急時に、折り畳まれた状態で車両の所定
位置に格納されているエアバッグを該エアバッグ内に装
備した略円筒状のガス発生器の発生するガスによって所
定の方向に膨張・展開させて乗員の保護を図るエアバッ
グ装置であって、前記エアバッグが、前記ガス発生器を
挿入するためのガス発生器挿入口を形成されたバッグ本
体と、該バッグ本体の内側から前記ガス発生器挿入口を
覆って該バッグ本体内へガス発生器を挿入するとき以外
は前記ガス発生器挿入口を閉じた状態に維持する当て布
とを備えたことを特徴とするエアバッグ装置により達成
される。
がバッグ本体に縫製されると共に、バッグ本体上のガス
発生器挿入口とは位置をずらして該当て布上にもガス発
生器挿入口が形成される。
発明の一実施形態を詳細に説明する。図1乃至図6は、
本発明に係るエアバッグ装置の第1実施形態を示したも
のであり、図1は本発明の第1実施形態に基づく側面衝
突用エアバッグ装置20の分解斜視図、図2は図1に示
したエアバッグ30の要部の構成を示す分解斜視図、図
3は図1に示したガス発生器40をエアバッグ30内へ
挿入する際の操作説明図、図4は図1に示したエアバッ
グ30内にガス発生器40等を挿入した状態の縦断面
図、図5は図4におけるA−A断面図、図6及び図7は
図1に示した側面衝突用エアバッグ装置20の車両への
装備例の説明図である。
に、ガスの充填によって膨張して乗員の身体を受け止め
ると共に、乗員が身体に受ける衝撃を低減させるエアバ
ッグ(側面衝突用エアバッグ)30と、このエアバッグ
30内に装着されて、車両緊急時に外周面に設けられた
ガス吹き出し口42からガスを吹き出すことにより、ガ
スをエアバッグ30内に充填する略円筒状のガス発生器
40と、該ガス発生器40に装着されて該ガス発生器4
0のガス吹き出し口42の周囲を囲う略円筒状の遮断壁
51を有し、前記ガス吹き出し口42から噴射されるガ
スが直接エアバッグ30の布地に当たらないようにガス
吹き出し口42から噴射されたガスの向きを前記遮断壁
51によって転換するスリーブ50と、前記エアバッグ
30の外面側から前記スリーブ50及びスペーサ60が
装着されたガス発生器40の上に縦添えされてボルト6
1による締め付けによって前記エアバッグ30の所定位
置にガス発生器40を気密に固定するアウターハウジン
グ70とを具備した構成をなしている。
対応して作動するガス発生器40からのガスの充填によ
り膨張し、車室内において、車両のドア又はピラー等と
乗員との間に瞬時に展開される。展開されたエアバッグ
30は、乗員の上半身を受け止めて二次衝突、即ち、車
室内各部の乗員への衝突を防止すると共に、充填された
ガスを図示せぬ排気口から車室内に排出して収縮し、乗
員が身体に受ける衝撃を低減させる。
すように、前記ガス発生器40を挿入するためのガス発
生器挿入口31を有すると同時に該ガス発生器挿入口3
1以外はほぼ閉じた袋構造に形成されたバッグ本体32
と、該バッグ本体32の内側から前記ガス発生器挿入口
31を覆って該バッグ本体32内へガス発生器40を挿
入するとき以外は前記ガス発生器挿入口31を閉じた状
態に維持する当て布34とを備えている。
することによって所要の大きさの閉じた袋状に形成され
るものであり、縫製前、前記ガス発生器挿入口31が形
成された布地に前記当て布34が縫い付けられる。該当
て布34の縫い付け位置は、図2中に*印で示したよう
に、例えば当て布34の一部両側縁で良い。そして、本
第1実施形態の場合は、前記バッグ本体32上のガス発
生器挿入口31とは位置をずらして、当て布34上にも
ガス発生器挿入口36が形成されている。
器挿入口31と当て布34上のガス発生器挿入口36と
は、図3に示すように、ガス発生器挿入口31からガス
発生器40等を挿入する際に連通して、ガス発生器40
等をバッグ本体32内に挿入可能にする。なお、前記バ
ッグ本体32には、前記ガス発生器40にガスを発生さ
せる導火ホース等を挿通させる為の配索穴37が装備さ
れるが、該配索穴37は穴径が小さく、また、挿通する
導火ホース等によってほとんど塞がれるため、作動時に
おける配索穴37からのガス漏れは、問題を招かない。
2及び当て布34には、該エアバッグ30にガス発生器
40を固定するために使用するねじ挿通穴38が、前記
ガス発生器挿入口31,36から適当距離離れた位置に
貫通形成されている。前記ガス発生器挿入口31,36
は同径の円形穴であり、その直径はスリーブ50及びス
ペーサ60を装着したガス発生器40や後述のインナー
ハウジング80をエアバッグ30内に容易に挿入し得る
ように、前記ガス発生器40の外径よりも適度に大きく
設定されている。尚、これら円形穴から成るガス発生器
挿入口31,36に代えて、スリットから成るガス発生
器挿入口を形成しても良い。
は、導火ホース等が接続される端部(図1では、左端
部)寄りの外周面上に、周方向に沿って複数個装備され
ている。このガス発生器40は、車両側方からの衝撃を
検出するセンサによって前記導火ホース等を介して作動
させられる。前記スリーブ50は、図4にも示すよう
に、内径寸法が前記ガス発生器40の外径に略等しく設
定されて前記ガス発生器40の外周に嵌合する肉厚円筒
部52と、該肉厚円筒部52の一端から延出した筒状部
である遮断壁51とから構成されている。前記遮断壁5
1は、前記ガス吹き出し口42の周囲にガスの流出する
隙間Fが形成されるように、肉厚円筒部52よりも内径
寸法が大きく設定されている。これらの肉厚円筒部52
及び遮断壁51は、いずれも、周壁の一部を円筒の軸線
方向に沿って切除した断面C字状をなしている。
ガス発生器40の外径に略等しく設定されると共に前記
肉厚円筒部52とほぼ同じ肉厚を有し、前記ガス発生器
40の外周に嵌合すべく周壁の一部を円筒の軸線方向に
沿って切除した断面C字状をなしている。そして、本第
1実施形態の場合、前記エアバッグ30の所定位置にガ
ス発生器40を気密に固定するガス発生器固定手段とし
て、前記アウターハウジング70の他に、前記エアバッ
グ30内でガス発生器40に縦添えされるインナーハウ
ジング80が設けられている。
本体部71の内径側の円弧面の曲率は、前記スリーブ5
0及び前記スペーサ60の外周面の曲率に略等しく設定
されている。また、前記インナーハウジング80のハウ
ジング本体部81の内径側の円弧面の曲率は、前記ガス
発生器40の外周面の曲率に略等しく設定されている。
の両側縁から延出して前記バッグ本体32及び当て布3
4の布地を挟んで互いに対向する位置でこれらの布地に
面接触するフランジ部72,82とを具備した構成をな
している。そして、それぞれのフランジ部72,82に
は、前記ボルト61のねじ部を挿通させるねじ挿通穴7
3,83が装備され、さらに、図1に示すように、イン
ナーハウジング80のフランジ部82の内面には、前記
ボルト61が螺合するナット84が固設されている。
ーハウジング70及びインナーハウジング80のフラン
ジ部72,82同士をエアバッグ30のエアバッグ30
の布地を挟んだ状態でねじ挿通穴38を通してボルト6
1により締め付けることで、ガス発生器40がエアバッ
グ30の所定位置に気密に固定される。なお、エアバッ
グ30内でガス発生器40に縦添えされるインナーハウ
ジング80のハウジング本体部81には、図1に示すよ
うに、ガス発生器40上のガス吹き出し口42をエアバ
ッグ30内に露呈させるための開口86が装備されてい
る。
0によれば、エアバッグ作動時には、エアバッグ30に
形成されたガス発生器挿入口31は、該エアバッグ30
の内側からガス発生器挿入口31を覆う当て布34によ
って塞がれている。そして、エアバッグ30内のガス発
生器40から発生されたガスの圧力により、前記当て布
34はバッグ本体32の内面に押し付けられるので、前
記当て布34のガス発生器挿入口31に対する密閉性は
高まる。更に、上述のエアバッグ装置20における前記
当て布34は、スリーブ50及びスペーサ60を介して
アウターハウジング70に押しつけられ、バッグ本体3
2のガス発生器挿入口31はバッグの内圧が高くなると
当て布34とアウターハウジング70との間で挟み込ま
れるので、密閉性は更に高まる。
ッグ30のガス発生器挿入口31からのガス漏れを防止
することができる。勿論、円形穴から成る上記ガス発生
器挿入口31,36に代えて、スリットから成るガス発
生器挿入口を形成すれば、更に密閉性は向上する。ま
た、図1では当て布34のガス発生器挿入口36は、ガ
ス発生器40のガス吹き出し口42からガス発生器挿入
口31に対して遠い位置にある。こうする事で、ガスは
Uターンしてガス発生器挿入口31に達するようになる
ので、更に気密性が増加する。
本体32の内側に当て布34を装備しただけであり、該
当て布34自体は少なくとも一側縁の一部をバッグ本体
32に縫い付けておくだけでよく、極めて簡単な構造で
ガス発生器挿入口31からのガス漏れ防止を図ることが
でき、エアバッグモジュールのコンパクト化や製造コス
トの低減も十分に図ることができる。
のエアバッグ装置20の装備位置を乗員66の座ってい
るシート67の側方に位置しているドア68内に設定し
たり、図7に示すようにシート67の背もたれの一部で
幅方向外端(左側通行の日本では、運転席は右端、助手
席は左端)部分に内蔵することが容易になり、車両の仕
様等に応じてエアバッグ装置20の装備位置を適宜変更
することが可能になる。
と共に、アウターハウジング70及びインナーハウジン
グ80のフランジ部72,82間に挾持されており、バ
ッグ本体32におけるガス発生器挿入口31の周辺の布
地強度を高める補強布としても有効に機能する。そこ
で、エアバッグ30の膨張・展開時に作用する引張力で
ガス発生器40の取付け部付近の布地が破れることを防
止し、エアバッグ装置20の動作信頼性を高めることが
できる。
としての当て布34に当てることで、バッグ本体32に
は直接当たらないので、エアバッグの損傷が無い(発生
ガスの温度が高い場合でも)。また更に、この様にする
事でスリーブ50の遮断壁51を無くすことも可能とな
る。図8及び図9は本発明に係るエアバッグ装置の第2
実施形態を示したものであり、図8はエアバッグ90の
斜視図、図9は該エアバッグ90にガス発生器40等を
挿入するときの作用説明図である。
は、ガス発生器40等を挿入するためのスリットから成
るガス発生器挿入口91以外はほぼ閉じた袋構造に形成
されたバッグ本体92と、該バッグ本体92の内側から
前記ガス発生器挿入口91を覆って該バッグ本体92内
へガス発生器40等を挿入するとき以外は前記ガス発生
器挿入口91を閉じた状態に維持する当て布94とを備
えた構成をなしている点では、前述の第1実施形態のも
のと共通である。
における当て布94は、一側縁のみがバッグ本体92に
縫い付けられ、前記ガス発生器40の挿入時等には、自
由端となっている他側縁がガス発生器挿入口31からめ
くれ上がって、ガス発生器40の挿通を許容する。本第
2実施形態のエアバッグ90は、第1実施形態のエアバ
ッグ30と比較して、当て布94にガス発生器挿入口を
形成する必要がなく、また、バッグ本体92への縫い付
け部分も少なくなり、これらによって、製造コストの低
減をさらに図ることが可能になる。
施形態のものに限定されるものではなく、エアバッグ、
ガス発生器及びハウジングなどの各構成部材の形式や形
状等は、本発明の趣旨に基づいて適宜変更可能であるこ
とは勿論である。
バッグ作動時、バッグ本体に形成されたガス発生器挿入
口は、該バッグ本体の内側からガス発生器挿入口を覆う
当て布によって塞がれる。そして、エアバッグ内のガス
発生器から発生されたガスの圧力により、前記当て布は
バッグ本体の内面に押し付けられるので、前記当て布の
ガス発生器挿入口に対する密閉性は高まる。そこで、エ
アバッグ作動時におけるエアバッグのガス発生器挿入口
からのガス漏れを防止することができる。
しただけで、該当て布自体は少なくとも一側縁の一部を
バッグ本体に縫い付けておくだけでよく、極めて簡単な
構造でガス発生器挿入口からのガス漏れ防止を図ること
ができる。従って、エアバッグ内に略円筒状のガス発生
器を挿入・固定する構成のエアバッグ装置でありながら
複雑な取付け構造を要せず、エアバッグモジュールのコ
ンパクト化や製造コストの低減も容易である。
バッグ装置の分解斜視図である。
解斜視図である。
する際の操作説明図である。
入した状態の縦断面図である。
への装備例の説明図である。
への装備例の説明図である。
体斜視図である。
する際の操作説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両衝突時等の緊急時に、折り畳まれた
状態で車両の所定位置に格納されているエアバッグを該
エアバッグ内に装備した略円筒状のガス発生器の発生す
るガスによって所定の方向に膨張・展開させて乗員の保
護を図るエアバッグ装置であって、 前記エアバッグが、前記ガス発生器を挿入するためのガ
ス発生器挿入口を形成されたバッグ本体と、該バッグ本
体の内側から前記ガス発生器挿入口を覆って該バッグ本
体内へガス発生器を挿入するとき以外は前記ガス発生器
挿入口を閉じた状態に維持する当て布とを備えたことを
特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34954895A JP3666963B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | エアバッグ装置 |
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ID=18404469
Family Applications (1)
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