JPH09173690A - 繊維製品のドライクリーニングの方法および装置 - Google Patents

繊維製品のドライクリーニングの方法および装置

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JPH09173690A
JPH09173690A JP8253493A JP25349396A JPH09173690A JP H09173690 A JPH09173690 A JP H09173690A JP 8253493 A JP8253493 A JP 8253493A JP 25349396 A JP25349396 A JP 25349396A JP H09173690 A JPH09173690 A JP H09173690A
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concentration
solvent
drying
temperature
cooling
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Hans-Udo Saal
− ウド・ザール ハンス
Ralf Mathias Saal
ラルフ・マティアス・ザール
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Satec GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F43/00Dry-cleaning apparatus or methods using volatile solvents
    • D06F43/08Associated apparatus for handling and recovering the solvents
    • D06F43/086Recovering the solvent from the drying air current

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 費用および煩雑さを避け、測定システム中の
凝縮を避ける方法を提供する。 【解決手段】 繊維製品を溶剤で洗濯して温風で乾燥
し、溶剤は凝縮後に回収するドライクリーニング方法で
ある。溶剤濃度が最大となる位置で溶剤濃度と温度と乾
燥プロセスの始まりから最後まで全てにわたって連続的
に測定して得られた値をコンピューターで処理し、供給
される温風の体積および温度を、パイロット値として作
用する濃度と特性に沿った温度との関係にしたがって制
御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維製品が溶剤で
洗濯され温風乾燥され、溶剤は凝縮後に回収されるドラ
イクリーニング方法に関する。
【0002】また、本発明は、洗濯および乾燥シリンダ
ー、溶剤用コンデンサー、加熱システム、および乾燥用
の温風の供給源を有し、洗浄および乾燥を同一のあるい
は2つの別個の機械で行ない得る装置に関する。
【0003】
【従来の技術】HCFC類の規制およびパーテトラクロ
ロエチレンに対する公衆の容認が急激に低下するのに伴
って、炭化水素溶剤、即ちアルカン群であるベンゼン環
を含まない溶剤が意図されたドライクリーニングシステ
ムが重要性を増しつつある。これらの溶剤の引火点は5
5℃を越える。
【0004】ドライクリーニング装置は、クローズドシ
ステムとして操作され、繊維製品を洗濯するのみなら
ず、それらを乾燥し、これと同時に用いられた溶剤を凝
縮および再生(蒸留、吸着)によって回収しなければな
らない。
【0005】低い蒸気圧と高い沸騰範囲とを有する引火
性炭化水素溶剤の使用は、新たな必要性を生じさせ、こ
れは最適な火災防止条件、乾燥時間、エネルギーの使用
および環境に関して適合するために乾燥プロセスに必要
である。
【0006】ドライクリーニングシステムにおける乾燥
は、多くの変化する条件に影響される。これらは、洗濯
される繊維製品の特性や量、回転乾燥後にその中に残る
残留溶剤の量、用いられた溶剤の物理的特性、加えられ
る熱エネルギー、および循環される空気の体積流量であ
る。これらの条件は、1回の処理から次の処理にわたっ
て変化する。
【0007】これまで、ドライクリーニングシステムに
おける乾燥プロセスは、時間や循環された空気の温度に
よって、装置の使用者自身の判断で予備設定する経験的
な値を用いて制御されてきた。このようにしてプロセス
を制御した結果は、次のいずれかとなる。すなわち、長
すぎる乾燥時間に起因した布製品の過剰乾燥は、布製品
へのダメージ、過剰のエネルギー消費、および装置の処
理容量の低下を引き起こす。あるいは短すぎる乾燥時間
に起因した不十分な乾燥は、布製品が十分には乾燥され
ないという結果や、残留溶剤が付加的な放出を生じると
いう結果を伴い、ある種の状況下では、相当に長い期間
にわたって皮膚に接触した際に皮膚の炎症を引き起こす
おそれがある。この問題は、環境的および健康の面に関
連する点で著しいものである。なぜなら、実際の傾向
は、不十分な測定技術および経済的な理由に起因して、
過剰乾燥よりむしろ不十分な乾燥であるからである。
【0008】また、可燃性溶剤を用いると、乾燥システ
ム内の循環された空気における濃度が、爆発限界の下限
を越える条件になるおそれがある。火災または爆発を避
けるために、次のような主要な安全手段が取られる:す
なわち不活性ガス(例えばN2 )を導入することによっ
て、乾燥機内を循環される空気中のO2 含有量を11%
を充分に下回るまで減少させる、または部分的真空を生
じさせる、あるいは引火点をかなり下回る値まで乾燥温
度を制限するという手段である。
【0009】第1の変更は、相当の付加的な費用や、機
械的およびエネルギーの点で複雑さを含み、一方、第2
の乾燥は、よりゆっくりと生じ、乾燥時間が長くなるの
で装置の処理容量が低下する。しかしながら、いずれの
場合も安全性に関連したパラメーターは容易に測定可能
である(O2 または温度)。
【0010】安全性を達成するための第3の手段は、乾
燥プロセスの全ての段階において溶剤濃度を非臨界範囲
内、すなわち爆発下限を下回る範囲に保つことにある。
そのように行なうことによって、一方ではO2 含有量の
減少に伴う装置のコストを避けることができるが、他方
では温度の低下という欠点を有する。一方、このために
必要とされる条件は、溶剤濃度を連続的に測定すべきで
あること、そして、溶剤濃度はプロセス技術により全て
の条件の下で制御可能とすべきであるということであ
る。
【0011】しかしながら、考えられる全ての測定手法
(FID,PID,IR,GC)を用いても、乾燥の
間、特に測定システム内で生じる凝縮という条件のもと
で、高い信頼性をもって溶剤濃度を測定し検知するいか
なる試みも、これまで無効とされてきた。なお、凝縮
は、露点未満の温度で引き起こされる。結果として、進
行中のプロセスを観察または操作することができず、乾
燥プロセスは、必然的に経験的に制御しなければならな
かった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一方
では従来必要とされていた費用および煩雑さ、すなわち
乾燥機内に循環される空気におけるO2 含有量の減少、
および遅い乾燥を避け、他方では、測定システム中の凝
縮を避けることにある。また、特にコストを削減した方
法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、これ
は、溶剤濃度が最大の位置において、溶剤濃度および温
度を乾燥プロセスの始まりから最後まで全てにわたって
連続的に測定して測定値をコンピューターで処理し、パ
イロットファクターとして作用する濃度と特性に沿った
温度との間の関係にしたがって、供給される温風の体積
および温度を制御する方法により達成される。特性に好
ましく用いられるファクターは、単位時間当たりの濃度
の増加である。
【0014】濃度が上昇した後、本発明における操作は
濃度を停滞状態とすることに向けられる。
【0015】過剰に高い溶剤濃度への上昇を避けるため
に、熱を断続的に供給することは有利である。
【0016】凝縮によって引き起こされる全ての問題を
避けるために、測定センサーを加熱することが特に好ま
しいことが見出だされた。
【0017】次の段階(冷却段階)への切り替えにおい
て、最大濃度が特別な場合でも濃度が少なくとも90%
を下回るまで待機時間がある。
【0018】乾燥シリンダーからの出口において、赤外
線(IR)濃度測定デバイスを直接使用することは有利
であり、これまで利用されなかった濃度の連続測定を行
なうことができる。これは、乾燥が完了するまで行なわ
れる。
【0019】ファジーロジック制御システムは、この目
的のために特に都合がよいことが見出だされた。
【0020】したがって、炭化水素溶剤を用いるドライ
クリーニングシステムのために意図され、パイロット制
御された乾燥プロセスが得られる。もちろん、この方法
は、パークロロエチレンを用いたシステムにも応用する
ことができるが、この場合には、安全性の問題(爆発の
危険性)および必要とされる測定は無視することができ
る。
【0021】このように、信頼性の高い測定技術が開発
され、達成すべき目的に適合し、この技術により乾燥プ
ロセスの最初から最後まで全体にわたって、濃度を連続
的に測定することが可能となった。乾燥プロセスに影響
を及ぼすファクターが研究され、また、乾燥へ及ぼす故
障ファクターの影響が研究されてきた。乾燥プロセスに
ついての制御する変数が確立された。本発明の測定は、
プロセス技術により測定信号を制御信号へ変換するため
の適切なソフトウエアの開発を可能にした。本発明にし
たがって測定することにより、全ての計画的および非計
画的なプロセス条件において、爆発下限の75%という
最大値の範囲内に溶剤濃度を保証することが可能となっ
た。
【0022】シリンダーからの出口、すなわち濃度が最
大となる領域には、改善された設計の測定ユニット(例
えば、加熱された測定セルを設けることによって改善し
た)が取り付けられ、これにより従来生じていた凝縮の
現象を確実に避けることができる。この方法において、
乾燥の始まりから最後まで、濃度を連続的に測定するこ
とが可能となる。測定信号は、機械に内蔵されコンピュ
ーター管理されたコントローラー(プログラム制御可能
なロジックコントローラー:PLG)に送られる。IR
測定ユニットの操作は、セルフチェック機能により自動
的に検査される。PLCにおいて、信号は影響を及ぼす
ファクターで決定されたプロセス関連ファクターの補助
で処理され、制御信号は装置のシステムに送られる(蒸
気を供給するため、ファンモーター、ドラム駆動、ドア
ーロックまたは排気弁を制御するため、冷却システム内
のバルブを制御するため等の信号)。この方法では、通
常の手法とは反対に、コンピューター管理されたコント
ローラーにより、シリンダー内の濃度の推移にしたがっ
て最適な乾燥および冷却時間の設定が得られる。
【0023】達成される効果は次の通りである。
【0024】濃度曲線は、この場合にはまず停滞状態ま
で上昇を終えて、かなり平坦になる。
【0025】70%という爆発下限の予備設定が達成さ
れた場合には、熱の供給は直ちに停止する。結果とし
て、濃度は再び低下する。
【0026】予備設定された閾値まで濃度が低下すると
いう明確な証拠がある限りは、熱の供給は維持される。
【0027】乾燥機内に依然として存在する潜熱を利用
することによって、濃度のさらなる低下が冷却段階で得
られる。濃度が爆発下限の10%で示される限界をいっ
たん下回ると、冷却が終了して排気プロセスが開始す
る。
【0028】ピーク濃度の明確な減少にも拘らず、乾燥
プロセス全体の長さは25%まで減少する。
【0029】結果は以下のとおりである。すなわち、不
活性ガスの導入または安全性の目的のために必要とされ
る真空の発生が省かれると、実際の操作においてはコス
トが削減され信頼性が向上する。
【0030】乾燥時間は、最も広く変化する条件のもと
で最適となる。したがって、それは平均で20%まで減
少し、ドライクリーニングシステムの処理容量は20%
増加する。
【0031】過剰乾燥に起因する熱の損失は避けられ
る。乾燥時間の減少とともに、熱の低減および一般に用
いられる不活性ガスの導入がないことは、乾燥された布
製品1Kg当たり約160Whのエネルギーの削減(約
40%)をもたらす。
【0032】布製品の不十分な乾燥、および環境や健康
の危険性への溶剤の関連した放出は確実に避けられる。
この利点は、数量化されないが、環境および健康の理由
の点から特に重要なものである。
【0033】欧州ガイドラインのもとで許容されている
残留レベルは、350ppmであり、本発明の方法で達
成されるレベルは、この限界を99%まで下回る。
【0034】時間にわたった濃度の減少における変化が
停滞状態に達した後、まず浅くなっり次いで非常に浅く
なり、非常に低いレベルのある値に達したときに、冷却
段階から排気段階への転換が生じる。
【0035】ファジーロジックは、理想的な乾燥曲線を
設定し、その後ファジーロジックコントローラーは、温
度と濃度との間の比較を行ない、時間にわたった濃度曲
線を選択する。これは、過剰の詰め込みまたは不十分な
詰め込み、溶剤が除去され難い重い織物製品、および溶
剤が容易に除去される軽い織物製品のような影響を及ぼ
す要因を考慮したものである。コントローラーにより特
定の濃度曲線がいったん決定されると、特定のパイロッ
ト値は、濃度および温度にしたがった推移のために計算
される。含まれる媒体は非極性であり、電気的測定は不
可能であるので、これは、ここで重要な要因である。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
態様をより詳細に説明する。
【0037】洗濯プロセスの最後においては、シリンダ
ーからの未吸着溶剤の汲み出し、および引き続いて行な
われる回転乾燥の後、乾燥段階プロセス(段階I)が適
切に開始される。繊維製品の特性および感度にしたがっ
て、乾燥の間の循環空気についての最大許容温度、乾燥
時間、冷却段階(段階II)中の温度、および排気(段階
III)に考慮される時間がプログラムに規定される。
【0038】プレヒーター内で予備加熱され、加熱部材
7内で予備設定された所定の温度に高められた空気は、
外側ドラム1および内部シリンダー2を通って流れ、洗
濯された繊維製品から溶剤を取り去る。外側ドラム1を
離れると、溶剤を伴った空気は、まずリントフィルター
3を通って流れ、この中では磨耗により生じた糸くずが
除かれる。そして、空気は、冷却された表面で溶剤およ
び水分が凝縮する溶剤コンデンサー5に流入する。溶剤
/水混合物は水セパレーターを通過し、溶剤は洗浄のた
めに再利用する溶剤タンクに送られる。冷却ユニット、
すなわちプレヒーター6における冷却コンデンサー内で
冷却され、溶剤等を伴なっていない空気は、そこから予
め引き込まれた熱の一部を再吸収し、その後、蒸気また
は電気により加熱された加熱部材7を通過してドラムお
よびシリンダーに戻される。段階Iは、予備設定された
時間が終了すると最後まで自動的に行なわれ、その後、
段階II(冷却)が開始する。上述の場合には、段階Iが
過剰に長時間であるか短時間であるかを決定することは
できず、これは繊維製品が詰め込まれていない場合にの
み確定することができる。
【0039】冷却プロセスにおいて、繊維製品はシリン
ダー内で徐々に冷却され、依然として存在するおそれの
ある残留溶剤が除去される。この目的のため、冷却ユニ
ット(プレヒーター)からの熱の供給、および加熱部材
への蒸気の供給は停止する。段階は、予備設定温度(<
50℃)に達したところで完了する。冷却段階(段階II
I)の後、乾燥機は、時間設定された制御のもと(約1
分)で排気される。このため閉じた空気経路が開かれ、
すなわち周囲の空気が引き込まれ乾燥機を通過して流れ
た後、雰囲気に戻される。
【0040】したがって、従来では次のようなことが生
じていた。すなわち、温度は、ドラムおよびシリンダー
内に流入する前に測定され、温度は、ドラムおよびシリ
ンダーからの出口で再度測定され、空気の流れはファン
の下流で検知され、排気および空気弁は、行なわれた測
定にしたがって駆動され、加熱部材が駆動され、冷却シ
ステムが駆動され、最終的に、シリンダードライブが駆
動される。
【0041】図2は、本発明の本質的な違いを示してお
り、驚くべき結果たもたらされた。前述と同一の部材
は、同一の参照符号で示している。乾燥段階における循
環空気が流れる経路は、実質的に2つの場合で同一であ
る。本発明の方法の場合には、PLC内で処理された
後、中央処理ユニットから得られた信号が重要であり、
装置の部品は、全体的に異なる方法で駆動され、処理の
動作、特に測定に関しては全く別の配置である。
【0042】温度は、ドラムおよびシリンダーへ流入す
る前に測定され、ドラムおよびシリンダーを出た直後の
19において測定される。濃度は、ドラムおよびシリン
ダーを出た直後の20において測定される。
【0043】濃度測定ユニット用のセルフチェック機能
は有効であり、空気流はファンの下流で測定される。こ
れまで受入れざるを得なかった凝縮の現象を避けるため
に、凝縮測定ユニット、特にその測定セルは加熱され
る。ドラムおよびシリンダーを通る経路に直接位置する
濃度測定ユニットは、濃度が最大となる領域に設置しな
ければならず、それは、赤外線(IR)測定ユニットの
改良された様式をとる。まず、濃度測定ユニット20
は、乾燥の開始から終了までの連続的な濃度測定を可能
にする。そこからの測定信号は、装置に内蔵されたコン
ピューター管理されたコントローラー(CPUに関連し
たPLC)に送られる。セルフチェック機能は、自動的
に検知されるIR測定ユニットの操作を可能にするとと
もに、これによって考えられ得るいかなるプロセス条件
においても確実な制御が行なわれ、必要とあればスイッ
チオフを行なうための制御が適用される。検出された測
定信号は、PLC内で処理される(図3には、5つの入
力信号が示されている)。制御信号は、影響を及ぼすフ
ァクターで決定されたプロセス関連ファクターを用いて
装置システムに送られる。
【0044】図1に示した従来技術と比較すると、コン
ピューター管理された制御システム(CPU/PLC)
は、ドラムおよびシリンダー内の濃度に沿った推移にし
たがって最適な乾燥および冷却時間の設定を招く。これ
は、19(温度測定)に関連した20によって測定され
る。
【0045】従来においては、乾燥は経験的に決定され
た値から設定されて行なわれており、これは携わる個人
の技能に依存するものである。繊維製品を過剰に加熱す
るという危険性のために、しばしば、残留溶剤が製品中
に含まれることを受け入れざるを得なかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイロット制御を含まない乾燥の概略
図。
【図2】本発明のパイロット制御を含む以外は図1と同
様の乾燥の概略図。
【図3】本発明におけるPLCを示す概略図。
【符号の説明】
1…外側ドラム 2…内側シリンダー 3…リントフィルター 4…ファン 5…コンデンサー 6…プレヒーター 7…加熱部材

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維製品を溶剤で洗濯した後、温風乾燥
    し、溶剤は凝縮後に回収されるドライクリーニング方法
    であって、 溶剤濃度が最大となる位置において、溶剤濃度および温
    度を乾燥プロセスの始まりから最後まで全てにわたって
    連続的に測定して測定値をコンピューターで処理し、パ
    イロット値として作用する濃度と特性に沿った温度との
    間の関係にしたがって、供給される温風の体積および温
    度を制御することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 制御する値は、温度と単位時間当たりの
    濃度の増加との関係から導かれる請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 濃度は、全ての条件のもと、爆発下限の
    最大値、特に爆発下限の75%に等しい値に制限される
    ように制御される請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 乾燥は、残留濃度が1〜2g/m3 とな
    るまで行なわれる請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 濃度の増加中に最大値に達すると、熱の
    供給は断続的にのみ許容される請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 濃度測定の間、測定センサーを加熱して
    凝縮を避ける請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 測定は、循環される空気流の中で直接的
    に行なわれる請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 温度と濃度との相互作用は、熱の供給が
    必要となくなる点を制御するために用いられる請求項1
    ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 乾燥プロセスに影響を及ぼすファクター
    が、所定の装置および所定の溶剤について決定され、規
    準として知られている曲線としてコンピューターに入力
    される請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 乾燥に引き続いた冷却のために、例え
    ば50℃の温度が設定され、温度がこのレベルを下回る
    と、与えられた濃度レベルにまだ到達していない場合を
    除いては、排気段階への自動的な切り換えが行なわれる
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 最大濃度がいかなる値でも、濃度が少
    なくとも90%に低下するまで加熱段階から冷却段階へ
    の切り換えが遅らされる請求項1ないし10のいずれか
    1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 濃度測定設備の操作におけるいかなる
    誤りも、熱の供給を抑制するために用いることができる
    請求項1なし11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 予備プログラムされた信号は、装置
    (蒸気の供給、ファンモーター、シリンダードライブ、
    ドアーロック、または排気弁、バルブ、冷却システム
    等)を制御するために用いられる請求項1ないし12の
    いずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記装置に内蔵されたコンピューター
    管理されたコントローラーは、シリンダー内の濃度に付
    随した推移にしたがって、最適な乾燥および冷却時間を
    設定する請求項1ないし13のいずれか1項に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 乾燥機内に依然として存在する潜熱を
    利用することによって、冷却段階において濃度をさらに
    低下させ、予備設定された限界、特に10%で示される
    限界を濃度がいったん下回ると、冷却が終了して排気プ
    ロセスが開始する請求項1ないし14のいずれか1項に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 洗濯および乾燥シリンダー、溶剤用の
    コンデンサー、加熱システムおよび乾燥用の温風の供給
    源を有し、同一の機器内で洗濯および乾燥を行ない得る
    (乾燥から乾燥)、化学溶剤で繊維製品を洗浄する装置
    であって、 乾燥の終了まで連続的に濃度を測定するために、シリン
    ダーの出口に直接設けられたIR(赤外線)濃度測定ユ
    ニット、 これと同一の領域に設けられた温度測定ユニット、およ
    び熱の供給用の制御信号として作用する予備プログラム
    された信号を送るための機械(PLC)に内蔵されたコ
    ンピューター管理されたコントローラーを具備すること
    を特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 前記濃度測定ユニットの測定セルは、
    加熱されている請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記濃度測定ユニットの測定セルは、
    シリンダーからの出口において加熱された空気流の中に
    直接位置する請求項16または17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 乾燥の制御は、ファジーロジックのよ
    うな制御により行なわれる請求項16ないし18のいず
    れか1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記IR測定ユニットは、その動作を
    自動的に検出するためのセルフチェック機能を有するよ
    うに設計された請求項16ないし19のいずれか1項に
    記載の装置。
  21. 【請求項21】 信号処理のためにプログラムされたロ
    ジックコントローラーを特徴とする請求項16ないし2
    0のいずれか1項に記載の装置。
JP8253493A 1995-10-05 1996-09-25 繊維製品のドライクリーニングの方法および装置 Pending JPH09173690A (ja)

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DE95115725.4 1995-11-07
DE95117536.3 1995-11-07
EP95117536A EP0767267B1 (de) 1995-10-05 1995-11-07 Verfahren und Vorrichtung zum Trockenreinigen von Textilien

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US (1) US5689848A (ja)
EP (1) EP0767267B1 (ja)
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