JPH09166685A - 鉄筋コンクリート製原子炉格納容器の建設方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート製原子炉格納容器の建設方法

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JPH09166685A
JPH09166685A JP7325316A JP32531695A JPH09166685A JP H09166685 A JPH09166685 A JP H09166685A JP 7325316 A JP7325316 A JP 7325316A JP 32531695 A JP32531695 A JP 32531695A JP H09166685 A JPH09166685 A JP H09166685A
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JP
Japan
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containment vessel
liner
top slab
upper containment
reactor
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JP7325316A
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Hiroshi Soma
博 相馬
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】上部格納容器円筒部ライナ及びトップスラブラ
イナと支持構造物等を一体構造にして、下部格納容器に
搭載することにより上部格納容器の工期を短縮した鉄筋
コンクリート製原子炉格納容器の建設方法を提供する。 【解決手段】請求項1記載の発明に係る鉄筋コンクリー
ト製原子炉格納容器の建設方法は、原子炉遮蔽壁5及び
ダイアフラムフロア6と上部格納容器内構造物9の構築
後に、予め一体に構成した上部格納容器25の一部を形成
するトップスラブライナ18と鉄筋17及び円筒部ライナ14
と前記トップスラブライナ18の下部に配設して円筒部ラ
イナ14にて支持する支持構造物27,28を搬入して所定位
置に搭載すると共に、前記トップスラブ11及び円筒部等
に対する各鉄筋19,20,13の施工とコンクリート打設を
併行して上部格納容器25を建設することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所にお
ける原子炉格納容器の建設に係り、特に鉄筋コンクリー
ト製原子炉格納容器の上部格納容器に対する鉄筋コンク
リート製原子炉格納容器の建設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の沸騰水型原子力発電所において
は、図4の縦断面図に示すように鉄筋コンクリート製原
子炉格納容器1は、上部に原子炉ウェル2を備えた段付
き円筒状の茶筒型で、中心のペデスタル3に原子炉であ
る原子炉圧力容器4を設置すると共に、その周囲に原子
炉遮蔽壁5を形成する。また、内部のほぼ中央にドーナ
ツ型のダイアフラムフロア6を設置して上下を仕切り、
上部に上部ドライウェル7を下部に圧力抑制室8を形成
して、前記上部ドライウェル7には上部格納容器内構造
物9を構築している。
【0003】なお、この鉄筋コンクリート製原子炉格納
容器1のダイアフラムフロア6より下の部分を下部格納
容器、上部ドライウェル7が形成される部分を上部格納
容器10と呼び、この上部格納容器の上面にはトップスラ
ブ11とプールガータ12が形成されている。このトップス
ラブ11等を含む上部格納容器10は、図5の要部拡大縦断
面図に示すように、いずれも鉄筋コンクリート製で、円
筒部には上部格納容器円筒部鉄筋13が配筋されていて、
内周には上部格納容器ライナ14が施工してある。
【0004】またトップスラブ11は、前記上部格納容器
10の円筒部に埋設された上部格納容器円筒部支持材15に
搭載された放射状に設置したトップスラブ内ビーム16
と、この下にトップスラブ下段鉄筋17や補強鉄筋及びト
ップスラブライナ18が配設されている。
【0005】さらに、前記トップスラブ内ビーム16の上
にはトップスラブ上段鉄筋19や補強鉄筋を配筋し、ま
た、トップスラブ11の上部でプールガータ12部には、プ
ールガータ用差筋20を施工して、前記上部格納容器10の
円筒部と共に、コンクリート打設により上部格納容器10
が構成される。なお、前記ダイアフラムフロア6の外周
にはダイアフラムフロア円周部ライナ21が、また下面に
はダイアフラムフロアライナ22が施工されている。
【0006】上記鉄筋コンクリート製原子炉格納容器1
における上部格納容器10の建設については、予め建設現
場外にて図6の一部切り欠き縦断面図の(a)に示すよ
うに、ハット状のトップスラブライナ18を製作する。ま
た別途図6(b)に示すように、円筒形で側部にペネア
ッセンブリ23を取り付けた上部格納容器下側ライナ14a
と、円筒形の上部格納容器上側ライナ14bを重ねて溶接
して、上部格納容器ライナ14を組立てる。
【0007】なお、前記トップスラブライナ18について
は、その上部に図5に示すトップスラブ下段配筋17と補
強鉄筋及びトップスラブ内ビーム16等を一体構造に組立
てておく。建設現場において図4に示す鉄筋コンクリー
ト製原子炉格納容器1に原子炉遮蔽壁5とダイアフラム
フロア6が設置された時点で、図示しない大型揚重機に
より前記上部格納容器ライナ14を搬入して設置する。
【0008】この上部格納容器ライナ14の上部格納容器
下側ライナ14aをダイアフラムフロア円周部ライナ21と
溶接してから、上部格納容器円筒部鉄筋13の施工と上部
格納容器円筒部支持材15の設置をしてコンクリートを打
設する。なお、これと併行して上部ドライウェル7内に
上部格納容器部内構造物9の構築を行う。
【0009】上部格納容器10の円筒部の建設が終了して
から、大型揚重機により前記一体構造としたトップスラ
ブライナ18及びトップスラブ内ビーム16等を搭載し、ト
ップスラブライナ18と前記上部格納容器ライナ14との溶
接作業を行うが、この時にトップスラブ内ビーム16の片
端は、原子炉遮蔽壁5の上端に設けた仮設支持材24によ
り支持させ、この仮設支持材24はトップスラブ11の建設
終了後に撤去する。
【0010】また、これに併行して上部格納容器円筒部
鉄筋13の追加配筋と補強鉄筋、及びトップスラブ上段鉄
筋19とプールガータ用差筋20の施工を行ない、この後に
コンクリートを打設してトップスラブ11とプールガータ
12部の建設を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような上部格納
容器10の建設方法においては、鉄筋コンクリート製原子
炉格納容器1にダイアフラムフロア6が設置された時点
で、先ず上部格納容器ライナ14を搬入し、ダイアフラム
フロア円筒部ライナ21と溶接してから、上部格納容器円
筒部鉄筋13の配筋と、コンクリート打設により上部格納
容器10の円筒部についての建設を行う。
【0012】次に、前記上部格納容器10の円筒部の建設
がほぼ終了してから、この上に一体構造に組立てたトッ
プスラブライナ18及びトップスラブ内ビーム15等を搭載
して、トップスラブ11及びプールガータ12を建設してい
る。
【0013】従って、ダイアフラムフロア6まで建設さ
れた下部格納容器の上に上部格納容器10の円筒部、トッ
プスラブ11及びプールガータ12と順次実施することから
建設工期が長く必要で、この上部格納容器10の建設は鉄
筋コンクリート製原子炉格納容器1全体の建設に際して
のクリチカルパスとなり、建設工期を短縮するための支
障となっていた。
【0014】本発明の目的とするところは、上部格納容
器円筒部ライナ及びトップスラブライナと支持構造物等
を一体構造にして、下部格納容器の上に搭載することに
より上部格納容器の工期を短縮した鉄筋コンクリート製
原子炉格納容器の建設方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る鉄筋コンクリート製原子炉格
納容器の建設方法は、鉄筋コンクリート製原子炉格納容
器で原子炉遮蔽壁及びダイアフラムフロアと上部格納容
器内構造物の構築後に、予め一体に構成した上部格納容
器の一部を形成するトップスラブライナと鉄筋及び円筒
部ライナと前記トップスラブライナの下部に配設して前
記円筒部ライナにて支持する支持構造物を搬入して所定
位置に搭載すると共に、前記トップスラブ及び円筒部等
に対する鉄筋施工とコンクリート打設を併行して上部格
納容器を建設することを特徴とする。
【0016】原子炉格納容器の原子炉遮蔽壁とダイアフ
ラムフロア及び上部格納容器内構造物が構築された時点
で、予め建設現場外の作業環境の良い工場等で上部格納
容器の一部を形成するトップスラブライナと鉄筋及び円
筒部ライナと、トップスラブライナを円筒部ライナで支
持する支持構造物等を一体に構成して搬入する。この搬
入した一体構成のトップスラブライナと円筒部ライナ部
等を原子炉格納容器に搭載して、前記トップスラブライ
ナと円筒部ライナ各部に対する鉄筋の施工と、コンクリ
ート打設作業を併行して上部格納容器を建設する。
【0017】請求項2記載の発明に係る鉄筋コンクリー
ト製原子炉格納容器の建設方法は、鉄筋コンクリート製
原子炉格納容器で原子炉遮蔽壁及びダイアフラムフロア
と上部格納容器内構造物の構築後に、予め一体に構成し
た上部格納容器の一部を形成するトップスラブライナと
鉄筋及び円筒部ライナと前記トップスラブライナの下部
に配設して上部格納容器内構造物にて支持する支持構造
物を搬入して所定位置に搭載すると共に、前記トップス
ラブ及び円筒部等に対する鉄筋施工とコンクリート打設
を併行して上部格納容器を建設することを特徴とする。
【0018】原子炉格納容器の原子炉遮蔽壁とダイアフ
ラムフロア及び上部格納容器内構造物が構築された時点
で、予め建設現場外の作業環境の良い工場等で上部格納
容器の一部を形成するトップスラブライナと鉄筋及び円
筒部ライナと、トップスラブライナを上部格納容器内構
造物で支持する支持構造物等を一体に構成して搬入す
る。
【0019】この搬入した一体構成のトップスラブライ
ナと円筒部ライナ部等を原子炉格納容器と上部格納容器
内構造物に搭載して、前記トップスラブライナと円筒部
ライナ各部に対する鉄筋の施工と、コンクリート打設作
業を併行して上部格納容器を建設する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による一実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、上記した従来技術と同じ構
成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。第1実施の形態は請求項1に係り、図1の要部縦断
面図に示す鉄筋コンクリート製原子炉格納容器1におけ
る上部格納容器25部の建設に際して、予め建設現場外で
作業環境の良好な工場等において、図2の一部切り欠き
縦断面図に示すようにハット状のトップスラブライナ18
と、円筒形でペネアッセンブリ23を取り付けた上部格納
容器下側ライナ14a及び円筒形の上部格納容器上側ライ
ナ14bでなる上部格納容器ライナ14を、溶接により組み
立てて上部格納容器ライナ26を構成する。
【0021】さらに、前記上部格納容器ライナ26におけ
るトップスラブライナ18の下部に、前記トップスラブ11
に施すコンクリート打設圧力を支持する支持構造物の一
つである支持構造材27を放射状に配置すると共に、上部
格納容器上側ライナ14bの内周で前記支持構造材27と同
じ位置に、この支持構造材27を支持する同じく支持構造
物である地形ボルトを備えた支持部材28を設置して一体
構造に組み立てて構成する。
【0022】次に、上記構成による作用について説明す
る。上記図4に示すように鉄筋コンクリート製原子炉格
納容器1においてダイアフラムフロア6が設置された時
点で、この下部格納容器の上に図1に示す上部格納容器
内構造物9を構築すると共に、原子炉遮蔽壁5の上端に
仮設支持材24を設ける。
【0023】前記支持構造物である支持構造材27及び支
持部材28と一体構造に組立てた上部格納容器ライナ26
を、図示しない大型揚重機により搬入して下部格納容器
の上に搭載すると共に、上部格納容器下側ライナ14aと
ダイアフラムフロア円周部ライナ21との溶接を行う。
【0024】これにより、次の建設作業が互いに干渉さ
れることなく併行して実施することができる。 (1)上部格納容器ライナ26の上部格納容器下側ライナ
14a及び上部格納容器上側ライナ14bの外周において、
上部格納容器円筒部鉄筋13の施工とコンクリート打設に
より、上部格納容器25の円周部を建設する。
【0025】(2)上部格納容器ライナ26のトップスラ
ブライナ18の上部において、トップスラブ下段鉄筋17及
びトップスラブ上段鉄筋19と補強鉄筋等の施工とコンク
リート打設によりトップスラブ11を建設する。 (3)上部格納容器ライナ26のトップスラブライナ18の
上部で、プールガータ用差筋20の施工とコンクリート打
設によりプールガータ12を建設する。
【0026】特に上記(2),(3)の建設作業に際し
て、トップスラブライナ18の上部に施工されるトップス
ラブ下段鉄筋17及びトップスラブ上段鉄筋19や、プール
ガータ用差筋20の重量とコンクリートの打設圧力は、前
記(1)の上部格納容器25の円周部における建設と係わ
りなく、支持構造材27及び支持部材28により支持される
ことから、それぞれの作業を併行して進行することがで
きる。
【0027】前記支持構造材27及び支持部材28について
は、上部ドライウェル7における設備機器等と干渉しな
い場合は、当初よりトップスラブ11の補強部材として、
トップスラブ11の強度設計を行い、建設後もそのまま残
しておく。これにより支持構造物の撤去作業を省くこと
ができる。また、設備機器等との干渉が生じる場合に
は、予めトップスラブ11の強度設計に含めずに、トップ
スラブ11の建設が終了後は仮設支持材24と共に撤去す
る。
【0028】さらに上記の建設方法では、前記上部格納
容器ライナ26と支持構造物を予め一体構造に組立て、こ
れを鉄筋コンクリート製原子炉格納容器1に搭載するよ
うに説明したが、揚重機の容量や作業工程等から必要に
応じて、支持部材28と支持構造材27及び上部格納容器ラ
イナ26を順次搭載するようにしても良い。以上のように
本第1実施の形態によれば、上部格納容器25の建設に際
して、円周部とトップスラブ11、及びプールガータ12の
それぞれの作業が干渉せず、併行して実施できるので、
工程が簡略化して工期を短縮することができる。
【0029】第2実施の形態は請求項2に係り、図3の
要部縦断面図に示すように鉄筋コンクリート製原子炉格
納容器1における上部格納容器25の建設に際して、予め
建設現場外で作業環境の良い工場等で、図2に示す上部
格納容器下側ライナ14aと上部格納容器上側ライナ14b
とでなる上部格納容器ライナ26を構成する。
【0030】さらに、この上部格納容器ライナ26におけ
るトップスラブライナ18の下部に、前記トップスラブ11
に施すコンクリート打設圧力を支持する支持構造物の一
つである支持構造材27を放射状に配設すると共に、同じ
く支持構造物である支持柱材29を支持構造材27に設置し
て一体構造に組み立てて構成しておく。
【0031】次に、上記構成による作用について説明す
る。上記図4に示すように鉄筋コンクリート製原子炉格
納容器1においてダイアフラムフロア6と共に、上部格
納容器内構造物9が構築された時点で、原子炉遮蔽壁5
の上端に仮設支持材24を設ける。
【0032】ここで、前記上部格納容器ライナ26に支持
構造材27と支持柱材29を一体構造としたものを、図示し
ない大型揚重機により搬入して、支持構造材27の片端を
仮設支持材24に、また支持柱材29を上部格納容器内構造
物9の上に設置して、上部格納容器下側ライナ14aとダ
イアフラムフロア円周部ライナ21とを溶接する。
【0033】これにより、上記第1実施の形態と同様
に、上部格納容器25の円周部における上部格納容器円筒
部鉄筋13と補強鉄筋の施工及びコンクリート打設と、ト
ップスラブ下段鉄筋17及びトップスラブ上段鉄筋19と補
強鉄筋の施工及びコンクリート打設、さらにプールガー
タ用差筋20と補強鉄筋の施工及びコンクリート打設の作
業が互いに併行して行う。
【0034】また、この際の各鉄筋の重量及びコンクリ
ート打設圧力は、前記支持構造物である支持構造材27と
支持柱材29により支持される。なお、この建設方法によ
っても、上記第1実施の形態と同様の効果が得られる。
【0035】さらに、本第2実施の形態においては、必
要に応じて上記建設順序と別に、図2の上部格納容器ラ
イナ26と図3に示すように支持構造材27に支持柱材29を
取り付けたものを別個にに組立てておき、先ず下部格納
容器に支持構造物である支持構造材27と支持柱材29を、
次に上部格納容器ライナ26を搭載してから、トップスラ
ブ11及びプールガータ12を含む上部格納容器25の建設を
行っても良い。
【0036】また、上部格納容器25の建設後における支
持構造材27と支持柱材29の扱いは、上記第1実施の形態
と同様に必要に応じて、そのままトップスラブ11の補強
部材として使用するか、あるいは撤去するようにするこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上本発明によれば、鉄筋コンクリート
製原子炉格納容器における上部格納容器の建設が、円筒
部とトップスラブ及びプールガータ部に対して、それぞ
れ同時期に互いに干渉することなく実施することができ
る。
【0038】また、前記円筒部とトップスラブ及びプー
ルガータ部のライナを、予め支持構造物と一体構造にし
て建設現場外で製作し、適切な時期に建設現場に搬入し
て下部格納容器に搭載することができるので、建設作業
が簡易化されて工程が削減し、原子炉建屋建設の工期短
縮が可能となる。さらに、建設に際して上部格納容器各
部のライナ等の重量、及びコンクリート打設圧力を支持
構造物により支持するので、作業の安全性と効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態の鉄筋コンクリー
ト製原子炉格納容器の要部縦断面図。
【図2】本発明に係る第1実施の形態の上部格納容器ラ
イナの一部切り欠き縦断面図。
【図3】本発明に係る第2実施の形態の鉄筋コンクリー
ト製原子炉格納容器の要部縦断面図。
【図4】従来の鉄筋コンクリート製原子炉格納容器の縦
断面図。
【図5】従来の上部格納容器の要部拡大縦断面図。。
【図6】従来の上部格納容器ライナの一部切り欠き縦断
面図で、(a)はトップスラブライナ、(b)は上部格
納容器円筒部ライナを示す。
【符号の説明】
1…鉄筋コンクリート製原子炉格納容器、2…原子炉ウ
ェル、3…ペデスタル、4…原子炉圧力容器、5…原子
炉遮蔽壁、6…ダイアフラムフロア、7…上部ドライウ
ェル、8…圧力抑制室、9…上部格納容器内構造物、1
0,25…上部格納容器、11…トップスラブ、12…プール
ガータ、13…上部格納容器円筒部鉄筋、14,26…上部格
納容器ライナ、14a…上部格納容器下側ライナ、14b…
上部格納容器下側ライナ、15…上部格納容器円筒部支持
材、16…トップスラブ内ビーム、17…トップスラブ下段
鉄筋、18…トップスラブライナ、19…トップスラブ上段
鉄筋、20…プールガータ用差筋、21…ダイアフラムフロ
ア円周部ライナ、22…ダイアフラムフロアライナ、23…
ペネアッセンブリ、24…仮設支持材、27…支持構造材、
28…支持部材、29…支持柱材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート製原子炉格納容器にお
    いて、原子炉遮蔽壁及びダイアフラムフロアと上部格納
    容器内構造物の構築後に、予め一体に構成した上部格納
    容器の一部を形成するトップスラブライナと鉄筋及び円
    筒部ライナと前記トップスラブライナの下部に配設して
    前記円筒部ライナにて支持する支持構造物を搬入して所
    定位置に搭載すると共に、前記トップスラブ及び円筒部
    等に対する鉄筋施工とコンクリート打設を併行して上部
    格納容器を建設することを特徴とする鉄筋コンクリート
    製原子炉格納容器の建設方法。
  2. 【請求項2】 鉄筋コンクリート製原子炉格納容器にお
    いて、原子炉遮蔽壁及びダイアフラムフロアと上部格納
    容器内構造物の構築後に、予め一体に構成した上部格納
    容器の一部を形成するトップスラブライナと鉄筋及び円
    筒部ライナと前記トップスラブライナの下部に配設して
    上部格納容器内構造物にて支持する支持構造物を搬入し
    て所定位置に搭載すると共に、前記トップスラブ及び円
    筒部等に対する鉄筋施工とコンクリート打設を併行して
    上部格納容器を建設することを特徴とする鉄筋コンクリ
    ート製原子炉格納容器の建設方法。
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