JP2501910Y2 - 原子炉格納容器の貫通部構造 - Google Patents

原子炉格納容器の貫通部構造

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JP2501910Y2
JP2501910Y2 JP1990096531U JP9653190U JP2501910Y2 JP 2501910 Y2 JP2501910 Y2 JP 2501910Y2 JP 1990096531 U JP1990096531 U JP 1990096531U JP 9653190 U JP9653190 U JP 9653190U JP 2501910 Y2 JP2501910 Y2 JP 2501910Y2
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containment vessel
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penetration part
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敦美 岡本
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石川島播磨重工業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、原子炉圧力容器を格納する鉄筋コンクリー
ト製の原子炉格納容器に係り、特に貫通部外周の無筋域
を少なくすることを可能にした原子炉格納容器の貫通部
構造に関するものである。
[従来の技術] 原子炉圧力容器を格納する鉄筋コンクリート製の原子
炉格納容器は、第5図に示すように、基礎1上に、筒状
のコンクリート壁2と、その内側に原子炉圧力容器3を
支持するペデスタル4が構築され、コンクリート壁2と
ペデスタル4間にダイヤフラムフロア5、コンクリート
壁2の上部にトップスラブ6が構築されて形成され、原
子炉格納容器内に上部ドライウエル7、下部ドライウエ
ル8及びサプレッションチャンバ9がそれぞれ形成され
る。
その原子炉格納容器のコンクリート壁2には、図示の
まるで囲んで示したようにフランジ10を介して蒸気管等
の配管(図示せず)が挿通される貫通部11が設けられて
いる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、原子炉格納容器のコンクリート壁は、第5
図に示したように、内側に円筒状の鉄板のライナープレ
ート12を配置すると共にそのライナープレート12を内枠
とし、外側に形枠(図示せず)を配置し、その間にコン
クリート14を打設して構築されるが、コンクリート14打
設前に、上下方向、円周方向及び径方向に延びる鉄筋13
を配筋する。その配筋を行う場合、ライナープレート12
と形枠との間を全体的に配筋すればよいが、貫通部11が
設けられていると、貫通部11付近を迂回しなければ配筋
を行えない。また、貫通部11のフランジ10が配筋の邪魔
になり、貫通部11近傍まで鉄筋13を入れることが難し
く、特に貫通部11が密集している場合は非常に難しくな
る。このように、貫通部11の外周近傍に鉄筋13を配筋す
ることが難しいため、貫通部11外周が無筋域となり、荷
重が繰り返し掛かるとひび割れしたりすることがある。
そこで、本考案は、このような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的は、貫通部外周の無筋域を少な
くすることを可能にした原子炉格納容器の貫通部構造を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の目的を達成するために、配管を貫通
するための貫通部を有する鉄筋コンクリート製の原子炉
格納容器において、上記配管を挿通するスリーブの両端
部にそれぞれフランジを設け、これらフランジ間に、こ
のフランジを支持するガゼットプレートを介して複数の
軸鉄筋を上記スリーブを囲繞するように架け渡すと共に
これら軸鉄筋間に複数の周鉄筋を架け渡してなる貫通部
形成ブロックを形成し、この貫通部形成ブロックを上記
貫通部に設けると共にその周囲の軸鉄筋及び周鉄筋を埋
設するようにコンクリートを打設してなるものである。
[作用] 貫通部形成ブロックが貫通部に設けられることで、ス
リーブの外周を囲繞するように配設された鉄筋が容器を
構築する配筋の一部となるので、貫通部外周の無筋域が
大巾に減少し、貫通部外周のひび割れの発生がなくな
る。
また、貫通部形成ブロックを形成したことで、容器を
構築する場合(現地)には、予めスリーブに鉄筋が配設
されたブロックが搬入されるので、容易に作業を行え、
しかも現地での鉄筋取付工数が減る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
本実施例では、原子炉格納容器の全体構成は従来とほ
ぼ同じ構成であるので、同一部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
第1図において、15は原子炉格納容器のコンクリート
壁2に設けられる貫通部を示す。
貫通部15は、パイプ状のスリーブ16によって区画形成
され、この中に原子炉圧力容器3等に接続される給水管
や蒸気管等の配管(図示せず)が挿通されるようになっ
ている。その貫通部15の両端部には、それぞれフランジ
17が設けられている。フランジ17は、コンクリート壁2
面に沿って設けられる環状のフランジプレート18と、そ
の周方向に所定間隔(例えば約90°間隔)で設けられ、
フランジプレート18をコンクリート壁2の内側から支持
する細長のガセットプレート19とにより構成されてい
る。そのフランジ17、すなわちフランジプレート18及び
ガセットプレート19は、予め工場でスリーブ16の外周に
溶接により固定され、コンクリート壁構築後、フランジ
プレート18及びガセットプレート19によって貫通部15の
軸方向の荷重及び貫通部15のねじりが吸収されるように
なっている。尚、内側のフランジのフランジプレート18
はライナープレート12に固定される。
また、スリーブ16には、第1図及び第2図に示すよう
に、その外周を囲繞するようにその軸方向及び周方向に
鉄筋20が配設されている。具体的には、ガセットプレー
ト19間がそれぞれ軸鉄筋20aで連結固定されていると共
に、それら軸鉄筋20aを束ねるように軸鉄筋20aに沿って
周鉄筋20bがその軸方向に所定間隔に配設されている。
それら周鉄筋20bと軸鉄筋20aとは、番線等により繋ぎ合
わされており、工場でそれら鉄筋20及びフランジ17がス
リーブ16に固定されて一体化され、貫通部形成ブロック
21が形成される。この貫通部形成ブロック21が貫通部15
に設けられる。
以上において、工場では、フランジ17及び鉄筋20が溶
接等によりにスリーブ16に固定されて、貫通部形成ブロ
ック21が形成される。このブロック21が原子炉格納容器
の構築場所(現地)に搬入される。このとき、ライナー
プレート12は、運搬可能に複数に分割(例えば7分割)
され、この分割されたライナープレート12におおよそ5
〜10のスリーブ16(貫通部形成ブロック21)が溶接によ
り固定されて運搬される。尚、分割されたライナープレ
ートを現地に運搬してからそのライナープレートに貫通
部形成ブロックを溶接固定するようにしてもよい。
そして、ライナープレート12及び形枠の配置後、その
間に従来とほぼ同様に鉄筋13が、例えば第3図及び第4
図に示すように配筋されてからコンクリート14が打設さ
れて、原子炉格納容器のコンクリート壁2が構築され
る。
したがって、貫通部形成ブロック21は、このままブロ
ック状態で貫通部15に設けられることになり、スリーブ
16を囲繞するように配設された鉄筋20が配筋の一部とな
る。このため、従来無筋域であった貫通部15外周に鉄筋
20が配筋されることになり、無筋域は大巾に減少する。
これにより、コンクリート壁2等に荷重が繰り返し掛か
っても貫通部15外周のひび割れの発生がなくなり、強度
上の裕度が今まで以上に高まる。
また、スリーブ16の外周の鉄筋20は、予め工場でスリ
ーブ16に固定されて一体のブロック21として現地に搬入
されるため、その鉄筋20の取付作業が要らないので、現
地での配筋への支障がないと共に、鉄筋取付工数が減
る。すなわち、現地での鉄筋取付工数を増やすことな
く、スリーブ16外周の配筋を行える。また、その鉄筋20
の取付作業が不要になると、特に貫通部15が密集してい
る場所等での鉄筋取付作業を従来とほぼ同様に行えばよ
いので、鉄筋の取り付けを容易にかつ安全に行えること
になる。
さらに、フランジ17のガセットプレート19を有効に利
用して鉄筋20を配設したので、鉄筋20の支持部等を新た
に配設することなく貫通部15の外周の配筋を行える。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、スリーブにその外周を
囲繞するように鉄筋を配設してなる貫通部形成ブロック
を形成し、このブロックを貫通部に設けたので、容易に
貫通部外周の無筋域を少なくできるという優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、第2図本
考案に係る鉄筋をスリーブに配設した状態を示す概略正
面図、第3図は鉄筋を配筋した状態を示す断面図、第4
図はその正面図、第5図は原子炉格納容器の全体断面図
である。 図中、15は貫通部、16はスリーブ、20は鉄筋、21は貫通
部形成ブロックを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管を貫通するための貫通部を有する鉄筋
    コンクリート製の原子炉格納容器において、上記配管を
    挿通するスリーブの両端部にそれぞれフランジを設け、
    これらフランジ間に、このフランジを支持するガゼット
    プレートを介して複数の軸鉄筋を上記スリーブを囲繞す
    るように架け渡すと共にこれら軸鉄筋間に複数の周鉄筋
    を架け渡してなる貫通部形成ブロックを形成し、この貫
    通部形成ブロックを上記貫通部に設けると共にその周囲
    の軸鉄筋及び周鉄筋を埋設するようにコンクリートを打
    設してなることを特徴とする原子炉格納容器の貫通部構
    造。
JP1990096531U 1990-09-17 1990-09-17 原子炉格納容器の貫通部構造 Expired - Lifetime JP2501910Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918494A (ja) * 1982-07-22 1984-01-30 石川島建材工業株式会社 原子炉格納容器の配管貫通部における配管の取付け方法

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