JPH09156843A - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置

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JPH09156843A
JPH09156843A JP7322065A JP32206595A JPH09156843A JP H09156843 A JPH09156843 A JP H09156843A JP 7322065 A JP7322065 A JP 7322065A JP 32206595 A JP32206595 A JP 32206595A JP H09156843 A JPH09156843 A JP H09156843A
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JP
Japan
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floor
load
traffic flow
lower floor
boarding
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Application number
JP7322065A
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English (en)
Inventor
Shinobu Onda
忍 恩田
Akihito Mori
聡人 森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼びの有無に関係なく、サービスゾーンに分
ける制限を加えないで配車を行い、適切なサービスを行
うエレベータの群管理制御装置を得る。 【解決手段】 下方階と上方階との間を往復運転する複
数のエレベータを群管理制御するエレベータの群管理制
御装置において、エレベータの利用客の交通流を判別す
る交通流判別部1と、この交通流判別部1で判別された
交通流の判別結果に基づいてエレベータの配車台数を設
定する配車台数制御部2と、この配車台数制御部2で設
定された配車台数に基づいて配車を行うかご配車部3と
を備え、上記交通流判別部1は、階床データと乗車負荷
データとに基づいて上方階乗車負荷と下方階乗車負荷を
求め、該上方階乗車負荷と下方階乗車負荷に基づいて交
通流として、混雑階、アップピークまたはダウンピーク
サービス、平常時、閑散時を検出し、上記配車台数制御
部2は、その判別結果に適切な配車台数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下方階と上方階
との間を往復運転する複数のエレベータを群管理制御す
るエレベータの群管理制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータでは、乗場での呼び釦
が押されたときに応答する乗場呼び制御が一般的であ
る。下方基準階と上方基準階との間を超高速大容量のエ
レベータ群で連絡するシャトルエレベータの運転方式に
は、特開昭48−6441号公報のように、所定量の利
用客が存在するときシャトルエレベータを上下基準階よ
り所定時間間隔で出発させるものがある。また、特公昭
50−19823号公報のように、あらかじめ定められ
た帯域内に登録された長時間待ち呼びまたは登録された
乗場降り呼びが規定数以上あることを検出したら、かご
を待ち呼びが存在する帯域へ直行する動作と乗場降り呼
びとかご呼びとに応答させる動作を交互に行わせるもの
がある。また、特公昭51−9230号公報のように、
あらかじめ複数のサービスゾーンに分け、各サービスゾ
ーンを分割急行運転するエレベータの台数を交通需要に
より調整するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の乗場
呼び応答制御では、乗場で呼び釦が押されてからエレベ
ータが応答するが、停止階と停止階との間隔が比較的大
きいと走行時間が長いため、アップピーク時(上方階へ
の乗車混雑時)のように一階床に乗客が集中する時には
混雑階での待ち時間が長くなり、サービスが低下する。
【0004】また、特開昭48−6441号公報では、
上方階または下方階から一定の間隔でエレベータが出発
するため、混雑時、例えばアップピーク時のように下方
階からの乗客が極端に多い場合に、積残しが起き、停止
階と停止階との間隔が比較的大きいと、次のエレベータ
が到着するまでの待ち時間が長くなるので効率が悪い。
また、上方階では逆に乗客が少なく、無駄な停止をする
ことになるので効率が悪い。
【0005】また、特公昭50−19823号公報で
は、長時間待ち呼びが検出されてから動作を選択するの
で、長時間待ち呼びがある一定間隔で発生すると、動作
の選択・解除が頻繁に起こり、結果的に長時間待ち呼び
の解消とはならない。
【0006】さらに、特公昭51−9230号公報で
は、指定されたエレベータはサービスゾーン内のみサー
ビスするため、サービスゾーン境界付近の階床は他のサ
ービスゾーンをサービスしているエレベータが付近にい
てもその階床には応答しない。したがって、サービスゾ
ーン境界付近の階床に乗場呼びが頻繁に発生するとその
階床のサービスが悪化するという問題点があった。
【0007】そこで、この発明は上述した点に鑑みてな
されたもので、エレベータの乗客の流れ(交通流)を判
別することにより、呼びの有無に関係なく、サービスゾ
ーンに分ける制限を加えないで配車を行い、より適切な
サービスを行うことができるエレベータの群管理制御装
置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの群管理制御装置は、下方階と上方階との間を往復運
転する複数のエレベータを群管理制御するエレベータの
群管理制御装置において、エレベータの利用客の交通流
を判別する交通流判別部と、この交通流判別部で判別さ
れた交通流の判別結果に基づいてエレベータの配車台数
を設定する配車台数制御部と、この配車台数制御部で設
定された配車台数に基づいて配車を行うかご配車部とを
備えたことを特徴とするものである。また、上記交通流
判別部は、階床データと乗車負荷データとに基づいて上
方階乗車負荷と下方階乗車負荷を求め、該上方階乗車負
荷と下方階乗車負荷に基づいて交通流を判別し、上記配
車台数制御部は、判別された交通流に応じた配車台数を
設定することを特徴とするものである。また、上記交通
流判別部は、上昇階乗車負荷と下方階乗車負荷をそれぞ
れ設定値と比較しそれら比較結果に基づいて混雑階を判
別し、上記配車台数制御部は、混雑階と判別された上方
階または下方階の配車台数を増加させるように配車台数
を設定することを特徴とするものである。また、上記交
通流判別部は、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の所定
係数倍以上であるとき上方階への乗客負荷が大きいアッ
プピークサービスを検出し、上記配車台数制御部は、ア
ップピークサービス時に、少なくとも下方階配車台数を
上方階配車台数よりも多く設定することを特徴とするも
のである。また、上記交通流判別部は、下方階乗車負荷
が上方階乗車負荷の所定係数倍以上であるとき下方階へ
の乗客負荷が大きいダウンピークサービスを検出し、上
記配車台数制御部は、ダウンピークサービス時に、少な
くとも上方階配車台数を下方階配車台数よりも多く設定
することを特徴とするものである。また、上記交通流判
別部は、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の所定係数倍
より小さく、下方階乗車負荷が上方階乗車負荷の所定係
数倍より小さく、かつ上方階乗車負荷と下方階乗車負荷
の和が任意の乗車負荷定数以上であるとき平常時を検出
し、上記配車台数制御部は、平常時検出時に、上下階か
らの交通流に応じて上方階と下方階とに少なくとも1台
以上の配車を設定することを特徴とするものである。さ
らに、上記交通流判別部は、上方階乗車負荷が下方階乗
車負荷の所定係数倍より小さく、下方階乗車負荷が上方
階乗車負荷の所定係数倍より小さく、かつ上方階乗車負
荷と下方階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数より小さ
いとき閑散時を検出し、上記配車台数制御部は、閑散時
検出時に、上方階と下方階それぞれに配車台数を1台づ
つ設定し、かつ残りの所定台数のかごを休止させること
を特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図1な
いし図5を参照して説明する。図1はこの発明に係るエ
レベータの群管理制御装置をブロック化して示す全体構
成図である。図1において、1は1〜n号機の各かご5
1〜5nをそれぞれ制御する単体制御装置41〜4nか
ら入力した例えばかご位置検出手段等によるかごの現在
階を示す階床データとかご内の乗車負荷データとに基づ
いて上方階乗車負荷と下方階乗車負荷を求め、該上方階
乗車負荷と下方階乗車負荷に基づいて交通流を判別する
交通流判別部、2は上記交通流判別部1より判別された
交通流の判別結果に基づいて各階床へ適切な配車台数を
設定する配車台数制御部、3は上記配車台数制御部2で
設定された配車台数を基に配車を行うかご配車部であ
り、上記各単体制御装置41〜4nは、上記かご配車部
3で指定する階が割り当てされるとかごをその階に配車
する。また、上記各かご51〜5n内には乗車負荷検出
装置61〜6nが備えられている。
【0010】ここで、上記交通流判別部1と配車台数制
御部2及びかご配車部3の機能は、図2に示す群管理制
御部7内に実装され、該群管理制御部7は、群管理制御
部7の中枢である中央処理装置として機能するCPU7
a、システムの核となるプログラム等が格納された読み
出し専用のメモリであるROM7b、各種のデータの一
時的な記憶に使用される読み書き可能なメモリであるR
AM7c、各種の情報の交換に使用される結合用の入出
力I/F7d、各種の情報の通路であるデータバスやコ
ントロールバス等のバス(信号線群)7eを備えてい
る。
【0011】次に、上記構成に係る実施の形態1に係る
動作を図3ないし図5を参照して説明する。図3は実施
の形態1に係る上記交通流判別部1の動作フローチャー
トを示し、ここでは、交通流として、上昇階乗車負荷と
下方階乗車負荷をそれぞれ設定値と比較しそれら比較結
果に基づいて混雑階を判別している。まず、各単体制御
装置41〜4nから入力した乗車負荷データ及び階床デ
ータより上方階の乗車負荷W1と下方階の乗車負荷W2
をそれぞれ求めてセットする(ステップS1、S2)。
そして、上方階の乗車負荷W1が所定値W以上であるか
否かを判別し、所定値W以上であれば上方階を混雑階と
認識する(ステップS3、S4)。同様にして、下方階
の乗車負荷W2が所定値W以上であるか否かを判別し、
所定値W以上であれば下方階を混雑階と認識する(ステ
ップS5、S6)。
【0012】また、図4は実施の形態1に係る配車台数
制御部2の動作フローチャートを示し、ここでは、上記
交通流判別部1より検出された交通流より配車台数を設
定する。まず、上方階配車台数と下方階配車台数とし
て、全エレベータ台数Nを等分割した値に近い台数n0
(n0 ≦N/2)をそれぞれセットする(ステップT
1)。そして、上方階が混雑階かどうかを判別し(ステ
ップT2)、上方階が混雑階であれば、上方階配車台数
0 を1台増加させる(ステップT3)。同様にして、
下方階が混雑階かを判別し(ステップT4)、下方階が
混雑階であれば、下方階配車台数n0 を1台増加させる
(ステップT5)。
【0013】次に、上方階の乗車負荷W1が下方階の乗
車負荷W2より(かなり)多いか否かを判別する(ステ
ップT6)。上方階の乗車負荷W1が乗車負荷W2より
(かなり)多ければ、上方階配車台数を1台増加させる
(ステップT7)。上方階の乗車負荷W1が下方階の乗
車負荷W2より(かなり)多いわけではないと判別され
た場合は(ステップT6)、下方階の乗車負荷W2が上
方階の乗車負荷W1より(かなり)多いか否かを判別す
る(ステップT8)。下方階の乗車負荷W2が上方階の
乗車負荷W1より(かなり)多ければ、下方階の配車台
数を1台増加させる(ステップT9)。
【0014】上記ステップT4において、下方階が混雑
階でないと判別された場合は、上方階の乗車負荷W1が
所定値A以上であるか否かを判別し(ステップT1
0)、上方階の乗車負荷W1が所定値A以上であれば、
上方階の配車台数を1台増加させる(ステップT1
1)。次に、下方階の乗車負荷W2が所定値Bより少な
いか否かを判別し(ステップT12)、下方階の乗車負
荷W2が所定値Bより少なければ、下方階の配車台数を
1台減少させる(ステップT13)。
【0015】上記ステップT2において、上方階が混雑
階でないと判別した場合は、下方階が混雑階であるか否
かを判別し(ステップT14)、下方階が混雑階であれ
ば、下方階の配車台数W2を1台増加させる(ステップ
T15)。次に、下方階の乗車負荷W2が所定値A以上
であるか否かを判別し(ステップT16)、下方階の乗
車負荷W2が所定値A以上である場合には、下方階の配
車台数を1台増加させる(ステップT17)。次に、上
方階の乗車負荷W1が所定値Bより少ないか否かを判別
し(ステップT18)、上方階の乗車負荷W1が所定値
Bより少ない場合は、上方階の配車台数を1台減少させ
る(ステップT19)。
【0016】上記ステップT14において、下方階が混
雑階でないと判別された場合は、上方階の乗車負荷W1
が所定値Bより少ないか否かを判別し(ステップT2
0)、上方階の乗車負荷W1が所定値Bより少ない場合
には、上方階の配車台数を1台減少させる(ステップT
21)。次に、下方階の乗車負荷W2が所定値Bより少
ないかを判別し(ステップT12)、下方階の乗車負荷
W2が所定値Bより少ない場合には、下方階の配車台数
を1台減少させる(ステップT13)。
【0017】以上のようにして、上方階配車台数及び下
方階配車台数を設定したら、上方階配車台数と下方階配
車台数をチェックし、上方階配車台数と下方階配車台数
の総和が全エレベータ台数Nを超えた場合には(ステッ
プT22)、上方階配車台数が下方階配車台数より多い
か否かを判別し(ステップT23)、上方階配車台数が
下方階配車台数より多い場合、上方階配車台数を1台減
少させる(ステップT19)。他方、上方階配車台数が
下方階配車台数より多くないと判別された場合には、次
に、上方階配車台数が下方階配車台数より少ないか否か
を判別し(ステップT24)、上方階配車台数が下方階
配車台数より少ないと判別した場合、下方階の配車台数
を1台減少させる(ステップT13)。
【0018】上記ステップT24において、上方階配車
台数が下方階配車台数より少なくない(上方階配車台数
と下方階配車台数が等しい)と判別した場合には、上方
階の乗車負荷W1が下方階の乗車負荷W2より多いか否
かを判別し(ステップT25)、上方階の乗車負荷W1
が下方階の乗車負荷W2より多い場合、下方階配車台数
を1台減少させる(ステップT13)。他方、上方階の
乗車負荷W1が下方階の乗車負荷W2より多くない場合
は、上方階配車台数を1台減少させる(ステップT1
9)。
【0019】さらに、図5は実施の形態1に係るかご配
車部3の動作フローチャートを示し、ここでは、配車台
数制御部2で設定された上方階配車台数及び下方階配車
台数より、エレベータを台数分上方階または下方階に割
り当てる。まず、号機ナンバーnを0に設定する(ステ
ップS10)。次に、上方階配車台数が0より大きいか
否かを判別し(ステップS11)、上方階配車台数が0
より大きいと判別されたときは、号機ナンバーnに1を
加える(ステップS12)。続いて、n号機を上方階に
割り当て(ステップS13)、上方階配車台数から1引
く(ステップS14)。その後、ステップS11に戻
り、以下、上方階配車台数が0になるまで繰り返す。
【0020】上記ステップS11において、上方階配車
台数が0より大きくないと判別されたときは、下方階配
車台数が0より大きいか否かを判別し(ステップS1
5)、下方階配車台数が0より大きいと判別されたと
き、号機ナンバーnに1を加える(ステップS16)。
続いて、n号機を下方階に割り当て(ステップS1
7)、下方階配車台数から1引く(ステップS18)。
その後、ステップS15に戻り、以下、下方階配車台数
が0になるまで繰り返す。
【0021】従って、上記実施の形態1によれば、下方
階と上方階との間を往復運転する複数のエレベータを群
管理制御するエレベータの群管理制御装置において、エ
レベータの乗客の流れ(交通流)を判別する交通流判別
部1と、この交通流判別部1で判別された交通流を基に
エレベータの配車台数を設定する配車台数制御部2と、
この配車台数制御部2で設定された配車台数を基に配車
を行うかご配車部3とを備えたので、呼びの有無に関係
なく、サービスゾーンに分ける制限を加えないで、交通
流に応じて適切な台数を配車することができ、上方階と
下方階の乗客に対して効率的なサービスを行うことがで
きる。また、特に、交通流判別部1により、上昇階乗車
負荷と下方階乗車負荷をそれぞれ設定値と比較しそれら
比較結果に基づいて混雑階を判別し、配車台数制御部2
により、混雑階と判別された上方階または下方階の配車
台数を増加させるように配車台数を設定するようにした
ので、混雑階の判別時に、上方階と下方階の乗客に対し
て効率的なサービスを行うことができる。
【0022】実施の形態2.次に、実施の形態2に係る
エレベータの群管理制御装置について図6及び図7を参
照して説明する。なお、この実施の形態2の構成として
は、図1及び図2に示す実施の形態1と同様な構成を備
えると共に、かご配車部3は、図5に示す実施の形態1
に係るフローチャートと同様に動作する。しかし、実施
の形態1とは、交通流制御部1及び配車台数制御部2の
動作が異なる。
【0023】次に、実施の形態2に係る動作について説
明する。図6は実施の形態2に係る交通流判別部1の動
作フローチャートを示し、ここでは、交通流として、上
方階への乗車負荷が所定値より大きい場合のアップピー
クの検出を行う。つまり、上方階乗車負荷が下方階乗車
負荷の所定係数K(1≦K<0)倍以上であるとき上方
階への乗客負荷が大きいアップピークサービスを検出し
ている。まず、上方階の乗車負荷W1が下方階の乗車負
荷W2のK倍以上であるか否かを判別し(ステップS2
0)、上方階の乗車負荷W1が下方階の乗車負荷W2の
K倍(Kは任意の係数)以上であれば、アップピークサ
ービスを検出する(ステップS21)。
【0024】また、図7は実施の形態2に係る配車台数
制御部2の動作フローチャートを示し、ここでは、交通
流判別部1にて検出されたアップピークサービスより配
車台数を設定する。つまり、アップピークサービス時
に、少なくとも下方階配車台数を上方階配車台数よりも
多く設定する。まず、アップピークサービス検出か否か
を判別し(ステップS22)、アップピークサービス検
出であれば、上方階乗車負荷W1を下方階乗車負荷W2
で割った乗車比率(W1/W2)が乗車比率定数L1以
上であるか否かを判別する(ステップS23)。上方階
乗車負荷W1を下方階乗車負荷W2で割った乗車比率
(W1/W2)が乗車比率定数L1以上であれば、上方
階配車台数をN11、下方階配車台数をN21と設定する
(ステップS24)。
【0025】他方、上記ステップS23において、上方
階乗車負荷W1を下方階乗車負荷W2で割った乗車比率
(W1/W2)が乗車比率定数L1以上でないならば、
上方階乗車負荷W1を下方階乗車負荷W2で割った乗車
比率(W1/W2)が乗車比率定数L1より小さくて乗
車比率定数L2(L1>L2)以上であるか否かを判別
し(ステップS25)、上方階乗車負荷W1を下方階乗
車負荷W2で割った乗車比率(W1/W2)が乗車比率
定数L1より小さくて乗車比率定数L2(L1>L2)
以上であれば、上方階配車台数をN12、上方階配車台数
をN22と設定する(ステップS26)。
【0026】上記ステップS25において、上方階乗車
負荷W1を下方階乗車負荷W2で割った乗車比率(W1
/W2)が乗車比率定数L1より小さくて乗車比率定数
L2(L1>L2)以上でないならば、上方階配車台数
をN13、上方階配車台数をN23と設定する(ステップS
27)。上記配車台数N11、N21、N12、N22、N13
23はあらかじめ決められており、N11<N21、N12
22、N13<N23、N11>N12>N13、N21≦N22≦N
23の関係を有する。また、乗車比率定数を2つ用いて配
車台数を設定したが、配車台数を設定するための乗車比
率定数はいくつでもよい。
【0027】従って、上記実施の形態2によれば、交通
流判別部1により、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の
所定係数倍以上であるとき上方階への乗客負荷が大きい
アップピークサービスを検出し、配車台数制御部2によ
り、アップピークサービス時に、少なくとも下方階配車
台数を上方階配車台数よりも多く設定するようにしたの
で、アップピークサービス時に上方階にエレベータの配
車を行うことによって、上方階の待ち時間を減少するこ
とができる。
【0028】実施の形態3.次に、実施の形態3に係る
エレベータの群管理制御装置について図8及び図9を参
照して説明する。なお、この実施の形態3の構成として
は、図1及び図2に示す実施の形態1と同様な構成を備
えると共に、かご配車部3は、図5に示す実施の形態1
に係るフローチャートと同様に動作する。しかし、実施
の形態1とは、交通流制御部1及び配車台数制御部2の
動作が異なる。
【0029】次に、実施の形態3に係る動作について説
明する。図8は実施の形態3に係る交通流判別部1の動
作フローチャートを示し、ここでは、交通流として、下
方階への乗車負荷が所定値より大きい場合のダウンピー
クの検出を行う。つまり、下方階乗車負荷が上方階乗車
負荷の所定係数K倍以上であるとき下方階への乗客負荷
が大きいダウンピークサービスを検出する。まず、下方
階の乗車負荷W2が上方階の乗車負荷W1のK倍以上で
あるか否かを判別し(ステップS30)、下方階の乗車
負荷W2が上方階の乗車負荷W1のK倍(Kは任意の係
数)以上であれば、ダウンピークサービスを検出する
(ステップS31)。
【0030】また、図9は実施の形態3に係る配車台数
制御部2の動作フローチャートを示し、ここでは、交通
流判別部1にて検出されたダウンピークサービスより配
車台数を設定する。つまり、ダウンピークサービス時
に、少なくとも上方階配車台数を下方階配車台数よりも
多く設定する。まず、ダウンピークサービス検出か否か
を判別し(ステップS32)、ダウンピークサービス検
出であれば、下方階乗車負荷W2を上方階乗車負荷W1
で割った乗車比率(W2/W1)が乗車比率定数L3以
上であるか否かを判別する(ステップS33)。下方階
乗車負荷W2を上方階乗車負荷W1で割った乗車比率
(W2/W1)が乗車比率定数L3以上であれば、上方
階配車台数をN14、下方階配車台数をN24と設定する
(ステップS34)。
【0031】他方、上記ステップS33において、下方
階乗車負荷W2を上方階乗車負荷W1で割った乗車比率
(W2/W1)が乗車比率定数L3以上でないならば、
下方階乗車負荷W2を上方階乗車負荷W1で割った乗車
比率(W2/W1)が乗車比率定数L3より小さくて乗
車比率定数L4(L3>L4)以上であるか否かを判別
し(ステップS35)、下方階乗車負荷W2を上方階乗
車負荷W1で割った乗車比率(W2/W1)が乗車比率
定数L3より小さくて乗車比率定数L4(L3>L4)
以上であれば、上方階配車台数をN15、下方階配車台数
をN25と設定する(ステップS36)。
【0032】また、上記ステップS35において、下方
階乗車負荷W2を上方階乗車負荷W1で割った乗車比率
(W2/W1)が乗車比率定数L3より小さくて乗車比
率定数L4(L3>L4)以上でないならば、上方階配
車台数をN16、下方階配車台数をN26と設定する(ステ
ップS37)。上記配車台数N14、N24、N15、N25
16、N26はあらかじめ決められており、N14>N24
15>N25、N16>N26、N14≦N15≦N16、N24>N
25>N26の関係を有する。また、乗車比率定数を2つ用
いて配車台数を設定したが、配車台数を設定するための
乗車比率定数はいくつでもよい。
【0033】従って、上記実施の形態3によれば、交通
流判別部1により、下方階乗車負荷が上方階乗車負荷の
所定係数倍以上であるとき下方階への乗客負荷が大きい
ダウンピークサービスを検出し、配車台数制御部2によ
り、ダウンピークサービス時に、少なくとも上方階配車
台数を下方階配車台数よりも多く設定するようにしたの
で、ダウンピークサービス時に下方階にエレベータの配
車を行うことによって、下方階の待ち時間を減少するこ
とができる。
【0034】実施の形態4.次に、実施の形態4に係る
エレベータの群管理制御装置について図10及び図11
を参照して説明する。なお、この実施の形態4の構成と
しては、図1及び図2に示す実施の形態1と同様な構成
を備えると共に、かご配車部3は、図5に示す実施の形
態1に係るフローチャートと同様に動作する。しかし、
実施の形態1とは、交通流制御部1及び配車台数制御部
2の動作が異なる。
【0035】次に、実施の形態4に係る動作について説
明する。図10は実施の形態4に係る交通流判別部1の
動作フローチャートを示し、ここでは、交通流として、
平常時の交通流を検出している。つまり、上方階乗車負
荷が下方階乗車負荷の所定係数K倍より小さく、下方階
乗車負荷が上方階乗車負荷の所定係数K倍より小さく、
かつ上方階乗車負荷と下方階乗車負荷の和が任意の乗車
負荷定数M(例えば5人乗りであれば2×(70kg×
2人分))以上であるとき平常時を検出する。まず、上
方階の乗車負荷W1が下方階の乗車負荷W2のK倍(K
は任意の係数)より小さいか否かを判別し(ステップS
40)、上方階の乗車負荷W1が下方階の乗車負荷W2
のK倍(Kは任意の係数)より小さければ、下方階の乗
車負荷W2が上方階の乗車負荷W1のK倍(Kは任意の
係数)より小さいか否かを判別する(ステップS4
1)。次に、下方階の乗車負荷W2が上方階の乗車負荷
W1のK倍(Kは任意の係数)より小さければ、上方階
の乗車負荷W1と下方階の乗車負荷W2の和が任意の乗
車負荷定数M以上であるか判別し(ステップS42)、
上方階の乗車負荷W1と下方階の乗車負荷W2の和が任
意の乗車負荷定数M以上であれば、平常時の交通流であ
ることを検出する(ステップS43)。
【0036】また、図11は実施の形態4に係る配車台
数制御部2の動作フローチャートを示し、ここでは、交
通流判別部1にて検出された平常時より配車台数を設定
する。つまり、平常時検出時に、上下階からの交通流に
応じて上方階と下方階とに少なくとも1台以上の配車を
設定する。すなわち、平常時検出か否かを判別し(ステ
ップS44)、平常時検出であれば、上方階配車台数を
17、上方階配車台数をN27と設定する(ステップS4
5)。上記配車台数N17、N27はあらかじめ決められて
おり、例えばN17=N27(=1以上全台数の半数まで)
の関係を有する。
【0037】従って、上記実施の形態4によれば、交通
流判別部1により、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の
所定係数倍より小さく、下方階乗車負荷が上方階乗車負
荷の所定係数倍より小さく、かつ上方階乗車負荷と下方
階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数以上であるとき平
常時を検出し、配車台数制御部2により、平常時検出時
に、上下階からの交通流に応じて上方階と下方階とに少
なくとも1台以上の配車を設定するようにしたので、平
常時に、上方階、下方階の乗客に対して、効率的なサー
ビスを行うことができる。
【0038】実施の形態5.次に、実施の形態5に係る
エレベータの群管理制御装置について図12ないし図1
4を参照して説明する。なお、この実施の形態5の構成
としては、図1及び図2に示す実施の形態1と同様な構
成を備えるが、実施の形態1とは、交通流制御部1、配
車台数制御部2及びかご配車部3の動作がそれぞれ異な
る。
【0039】次に、実施の形態5に係る動作について説
明する。図12は実施の形態5に係る交通流判別部1の
動作フローチャートを示し、ここでは、交通流として閑
散時を検出している。つまり、上方階乗車負荷が下方階
乗車負荷の所定係数K倍より小さく、下方階乗車負荷が
上方階乗車負荷の所定係数K倍より小さく、かつ上方階
乗車負荷と下方階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数M
より小さいとき閑散時を検出する。まず、上方階の乗車
負荷W1が下方階の乗車負荷W2のK倍(Kは任意の係
数)より小さいか否かを判別し(ステップS50)、上
方階の乗車負荷W1が下方階の乗車負荷W2のK倍(K
は任意の係数)より小さければ、下方階の乗車負荷W2
が上方階の乗車負荷W1のK倍(Kは任意の係数)より
小さいか否かを判別する(ステップS51)。そして、
下方階の乗車負荷W2が上方階の乗車負荷W1のK倍
(Kは任意の係数)より小さければ、上方階の乗車負荷
W1と下方階の乗車負荷W2の和が任意の乗車負荷定数
Mより小さいか否かを判別する(ステップS52)。上
方階の乗車負荷W1と下方階の乗車負荷W2の和が任意
の乗車負荷定数Mより小さければ、閑散時を検出する
(ステップS53)。
【0040】また、図13は実施の形態5に係る配車台
数制御部2のフローチャートである。ここでは、交通流
判別部1にて検出された閑散時より配車台数を設定す
る。つまり、閑散時検出時に、上方階と下方階それぞれ
に配車台数を1台づつ設定し、かつ残りの所定台数のか
ごを休止させる。まず、閑散時検出か否かを判別し(ス
テップS54)、閑散時検出であれば、上方階配車台数
を1、上方階配車台数を1と設定する(ステップS5
5)。
【0041】さらに、図14は実施の形態5に係るかご
配車部3のフローチャートである。ここでは、配車台数
制御部2で設定された上方階配車台数及び下方階配車台
数より、エレベータを台数分上方階または下方階に割り
当てる。まず、号機ナンバーnを0に設定する(ステッ
プS60)。次に、上方階配車台数が0より大きいか否
かを判別し(ステップS61)、上方階配車台数が0よ
り大きいと判別されたとき、号機ナンバーnに1を加え
る(ステップS62)。続いて、n号機を上方階に割り
当て(ステップS63)、上方階配車台数から1引く
(ステップS64)。ステップS61に戻り、以下、上
方階配車台数が0になるまで繰り返す。
【0042】上記ステップS61において、上方階配車
台数が0より大きくないと判別されたときは、ステップ
S65にて下方階配車台数が0より大きいか否かを判別
し(ステップS65)、下方階配車台数が0より大きい
と判別されたとき、号機ナンバーnに1を加える(ステ
ップS66)。続いて、n号機を下方階に割り当て(ス
テップS67)、下方階配車台数から1引く(ステップ
S68)。ステップS65に戻り、以下、下方階配車台
数が0になるまで繰り返す。
【0043】上記ステップS65において、下方階配車
台数が0より大きくないと判別されたときは、号機ナン
バーnがエレベータ台数Nより小さいか否かを判別し
(ステップS69)、号機ナンバーnがエレベータ台数
Nより小さければ、号機ナンバーnに1を加え(ステッ
プS70)、n号機を休止号機とし(ステップS7
1)、ステップS69に戻る。以下、号機ナンバーnが
エレベータ台数Nより小でなくなる(号機ナンバーnが
エレベータ台数Nと等しくなる)まで繰り返す。
【0044】従って、上記実施の形態5によれば、交通
流判別部1により、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の
所定係数倍より小さく、下方階乗車負荷が上方階乗車負
荷の所定係数倍より小さく、かつ上方階乗車負荷と下方
階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数より小さいとき閑
散時を検出し、配車台数制御部2により、閑散時検出時
に、上方階と下方階それぞれに配車台数を1台づつ設定
し、かつ残りの所定台数のかごを休止させるようにした
ので、サービスの低下を防ぐとともに消費電力を節電す
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
下方階と上方階との間を往復運転する複数のエレベータ
を群管理制御するエレベータの群管理制御装置におい
て、エレベータの利用客の交通流を判別する交通流判別
部と、この交通流判別部で判別された交通流の判別結果
に基づいてエレベータの配車台数を設定する配車台数制
御部と、この配車台数制御部で設定された配車台数に基
づいて配車を行うかご配車部とを備えたので、呼びの有
無に関係なく、サービスゾーンに分ける制限を加えない
で、交通流に応じて適切な台数を配車することができ、
上方階と下方階の乗客に対して効率的なサービスを行う
ことができる。また、上記交通流判別部により、階床デ
ータと乗車負荷データとに基づいて上方階乗車負荷と下
方階乗車負荷を求め、該上方階乗車負荷と下方階乗車負
荷に基づいて交通流を判別し、上記配車台数制御部によ
り、判別された交通流に応じた配車台数を設定するよう
にしたので、交通流を適切に判別することができ、交通
流に応じて適切な台数を配車することができ、上方階と
下方階の乗客に対して効率的なサービスを行うことがで
きる。また、上記交通流判別部により、上昇階乗車負荷
と下方階乗車負荷をそれぞれ設定値と比較しそれら比較
結果に基づいて混雑階を判別し、上記配車台数制御部に
より、混雑階と判別された上方階または下方階の配車台
数を増加させるように配車台数を設定するようにしたの
で、混雑階の判別時に、上方階と下方階の乗客に対して
効率的なサービスを行うことができる。また、上記交通
流判別部により、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の所
定係数倍以上であるとき上方階への乗客負荷が大きいア
ップピークサービスを検出し、上記配車台数制御部によ
り、アップピークサービス時に、少なくとも下方階配車
台数を上方階配車台数よりも多く設定するようにしたの
で、アップピークサービス時に上方階にエレベータの配
車を行うことによって、上方階の待ち時間を減少するこ
とができる。また、上記交通流判別部により、下方階乗
車負荷が上方階乗車負荷の所定係数倍以上であるとき下
方階への乗客負荷が大きいダウンピークサービスを検出
し、上記配車台数制御部により、ダウンピークサービス
時に、少なくとも上方階配車台数を下方階配車台数より
も多く設定するようにしたので、ダウンピークサービス
時に下方階にエレベータの配車を行うことによって、下
方階の待ち時間を減少することができる。また、上記交
通流判別部により、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の
所定係数倍より小さく、下方階乗車負荷が上方階乗車負
荷の所定係数倍より小さく、かつ上方階乗車負荷と下方
階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数以上であるとき平
常時を検出し、上記配車台数制御部により、平常時検出
時に、上下階からの交通流に応じて上方階と下方階とに
少なくとも1台以上の配車を設定するようにしたので、
平常時に、上方階、下方階の乗客に対して、効率的なサ
ービスを行うことができる。さらに、上記交通流判別部
により、上方階乗車負荷が下方階乗車負荷の所定係数倍
より小さく、下方階乗車負荷が上方階乗車負荷の所定係
数倍より小さく、かつ上方階乗車負荷と下方階乗車負荷
の和が任意の乗車負荷定数より小さいとき閑散時を検出
し、上記配車台数制御部により、閑散時検出時に、上方
階と下方階それぞれに配車台数を1台づつ設定し、かつ
残りの所定台数のかごを休止させるようにしたので、サ
ービスの低下を防ぐとともに消費電力を節電することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るエレベータの群管理制御装置
をブロック化して示す全体構成図である。
【図2】 図1の交通流判別部1と配車台数制御部2及
びかご配車部3の機能を実装してなる群管理制御部7の
構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る交通流判別部
1の動作フローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る配車台数制御
部2の動作フローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1ないし4に係るかご
配車部3の動作フローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る交通流判別部
1の動作フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る配車台数制御
部2の動作フローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る交通流判別部
1の動作フローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3に係る配車台数制御
部2の動作フローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4に係る交通流判別
部1の動作フローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4に係る配車台数制
御部2の動作フローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態5に係る交通流判別
部1の動作フローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態5に係る配車台数制
御部2の動作フローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態5に係るかご配車部
3のフローチャートである。
【符号の説明】
1 交通流判別部、2 配車台数制御部、3 かご配車
部、41〜4n 単体制御装置、51〜5n かご、6
1〜6n 乗車負荷検出装置、7 群管理群管理制御
部、7a CPU、7b ROM、7c RAM、7d
入出力I/F、7e バス(信号線群)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方階と上方階との間を往復運転する複
    数のエレベータを群管理制御するエレベータの群管理制
    御装置において、エレベータの利用客の交通流を判別す
    る交通流判別部と、この交通流判別部で判別された交通
    流の判別結果に基づいてエレベータの配車台数を設定す
    る配車台数制御部と、この配車台数制御部で設定された
    配車台数に基づいて配車を行うかご配車部とを備えたこ
    とを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  2. 【請求項2】 上記交通流判別部は、階床データと乗車
    負荷データとに基づいて上方階乗車負荷と下方階乗車負
    荷を求め、該上方階乗車負荷と下方階乗車負荷に基づい
    て交通流を判別し、上記配車台数制御部は、判別された
    交通流に応じた配車台数を設定することを特徴とする請
    求項1記載のエレベータの群管理制御装置。
  3. 【請求項3】 上記交通流判別部は、上昇階乗車負荷と
    下方階乗車負荷をそれぞれ設定値と比較しそれら比較結
    果に基づいて混雑階を判別し、上記配車台数制御部は、
    混雑階と判別された上方階または下方階の配車台数を増
    加させるように配車台数を設定することを特徴とする請
    求項2記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 【請求項4】 上記交通流判別部は、上方階乗車負荷が
    下方階乗車負荷の所定係数倍以上であるとき上方階への
    乗客負荷が大きいアップピークサービスを検出し、上記
    配車台数制御部は、アップピークサービス時に、少なく
    とも下方階配車台数を上方階配車台数よりも多く設定す
    ることを特徴とする請求項2記載のエレベータの群管理
    制御装置。
  5. 【請求項5】 上記交通流判別部は、下方階乗車負荷が
    上方階乗車負荷の所定係数倍以上であるとき下方階への
    乗客負荷が大きいダウンピークサービスを検出し、上記
    配車台数制御部は、ダウンピークサービス時に、少なく
    とも上方階配車台数を下方階配車台数よりも多く設定す
    ることを特徴とする請求項2記載のエレベータの群管理
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記交通流判別部は、上方階乗車負荷が
    下方階乗車負荷の所定係数倍より小さく、下方階乗車負
    荷が上方階乗車負荷の所定係数倍より小さく、かつ上方
    階乗車負荷と下方階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数
    以上であるとき平常時を検出し、上記配車台数制御部
    は、平常時検出時に、上下階からの交通流に応じて上方
    階と下方階とに少なくとも1台以上の配車を設定するこ
    とを特徴とする請求項2記載のエレベータの群管理制御
    装置。
  7. 【請求項7】 上記交通流判別部は、上方階乗車負荷が
    下方階乗車負荷の所定係数倍より小さく、下方階乗車負
    荷が上方階乗車負荷の所定係数倍より小さく、かつ上方
    階乗車負荷と下方階乗車負荷の和が任意の乗車負荷定数
    より小さいとき閑散時を検出し、上記配車台数制御部
    は、閑散時検出時に、上方階と下方階それぞれに配車台
    数を1台づつ設定し、かつ残りの所定台数のかごを休止
    させることを特徴とする請求項2記載のエレベータの群
    管理制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009161343A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Fujitec Co Ltd エレベータシステム
JP2013129528A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Hitachi Ltd エレベーター情報処理装置
CN111807171A (zh) * 2020-07-21 2020-10-23 安徽迅立达电梯有限公司 一种智能电梯的使用分配管理***
CN112209188A (zh) * 2019-07-10 2021-01-12 东芝电梯株式会社 电梯的群管理***

Cited By (5)

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