JP3428522B2 - ダブルデッキエレベーターの運行制御装置 - Google Patents
ダブルデッキエレベーターの運行制御装置Info
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- JP3428522B2 JP3428522B2 JP26498399A JP26498399A JP3428522B2 JP 3428522 B2 JP3428522 B2 JP 3428522B2 JP 26498399 A JP26498399 A JP 26498399A JP 26498399 A JP26498399 A JP 26498399A JP 3428522 B2 JP3428522 B2 JP 3428522B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダブルデッキエレ
ベーターの運行制御装置に係り、特に、ホールからの利
用者の利用要求に対し、効率的にサービスするダブルデ
ッキエレベーターを決定する運行制御装置に関する。
ベーターの運行制御装置に係り、特に、ホールからの利
用者の利用要求に対し、効率的にサービスするダブルデ
ッキエレベーターを決定する運行制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ビル内における有効利用面積を増加させ
るために、上下に連接された乗りかごを持つダブルデッ
キエレベーターを採用し、昇降路面積を削減する方法が
ある。
るために、上下に連接された乗りかごを持つダブルデッ
キエレベーターを採用し、昇降路面積を削減する方法が
ある。
【０００３】このダブルデッキエレベーターの運行方式
を大別すると、停止階を上かごは偶数階、下かごは奇数
階と制約する方式と、上下のかごを各階に自由にサービ
スさせる方式があり、後者の方式は利用者にとっては通
常のシングルデッキエレベーターに近い使い勝手となり
便利であるが、前者の方式と比較して停止する回数が多
くなり、効率では若干劣ることとなる。
を大別すると、停止階を上かごは偶数階、下かごは奇数
階と制約する方式と、上下のかごを各階に自由にサービ
スさせる方式があり、後者の方式は利用者にとっては通
常のシングルデッキエレベーターに近い使い勝手となり
便利であるが、前者の方式と比較して停止する回数が多
くなり、効率では若干劣ることとなる。
【０００４】そのため、連続する階の利用は上下のかご
で同時にサービスすることにより停止回数を削減する方
法が特許第１６１６６１９号他で開示されている。
で同時にサービスすることにより停止回数を削減する方
法が特許第１６１６６１９号他で開示されている。
【０００５】また、特開平８−１９８５２９号では、上
下かご毎の割当て評価値をもとに、連接されたもう一方
のかご（相手かご）の影響で余計に待たされた時間を割
当て評価指標として割当てを行っている。
下かご毎の割当て評価値をもとに、連接されたもう一方
のかご（相手かご）の影響で余計に待たされた時間を割
当て評価指標として割当てを行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術、特
許第１６１６６１９号では、相手かごのことを考慮はし
ているものの、考慮しているのは、隣接し合った二つの
階の同方向への乗り場呼びに関する割当て命令が存在す
る場合及び、またはかご内行先階呼びとホール呼びとが
一致する場合であり、相手かごの待ち時間やかご内混雑
度予測をはじめとする他の要素は考慮されていない。
許第１６１６６１９号では、相手かごのことを考慮はし
ているものの、考慮しているのは、隣接し合った二つの
階の同方向への乗り場呼びに関する割当て命令が存在す
る場合及び、またはかご内行先階呼びとホール呼びとが
一致する場合であり、相手かごの待ち時間やかご内混雑
度予測をはじめとする他の要素は考慮されていない。
【０００７】また、特開平８−１９８５２９号では、か
ご内行先呼びも乗り場呼びも無いのに、相手かごの乗降
のために停止させられる、相手かご待たされ時間を割当
て評価値に反映させるものがあるが、相手かごによって
待たされたかご自体だけしか考慮されておらず、相手か
ご自身の待ち時間などに対する考慮がなされていない。
ご内行先呼びも乗り場呼びも無いのに、相手かごの乗降
のために停止させられる、相手かご待たされ時間を割当
て評価値に反映させるものがあるが、相手かごによって
待たされたかご自体だけしか考慮されておらず、相手か
ご自身の待ち時間などに対する考慮がなされていない。
【０００８】本発明の目的は、対象となるかご自身（以
下、自かごと表記）の評価値だけでなく、その対象かご
に連接したもう一方のかご（以下、相手かごと表記）の
評価をも含めて評価し割当てることにより、ダブルデッ
キエレベーター特有の相手かごによる影響を考慮しつつ
運行制御を行うことにある。
下、自かごと表記）の評価値だけでなく、その対象かご
に連接したもう一方のかご（以下、相手かごと表記）の
評価をも含めて評価し割当てることにより、ダブルデッ
キエレベーター特有の相手かごによる影響を考慮しつつ
運行制御を行うことにある。
【０００９】その結果としての本発明の目的は、ダブル
デッキエレベーターの高効率な運行制御装置を提供する
ことにある。
デッキエレベーターの高効率な運行制御装置を提供する
ことにある。
【００１０】また、ダブルデッキエレベーターとシング
ルデッキエレベーターが混在した場合や、シングルデッ
キ運転とセミダブルデッキ運転が混在した場合の処理を
可能とする運行制御装置を提供することにある。
ルデッキエレベーターが混在した場合や、シングルデッ
キ運転とセミダブルデッキ運転が混在した場合の処理を
可能とする運行制御装置を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、上下に連接された乗りかごを持つ複数台のダブルデ
ッキエレベーターと、利用者の利用要求を受け付けるホ
ール呼び手段と、利用要求に対してサービスするダブル
デッキエレベーターを決定する際に各号機各かご毎に自
かごの評価値と相手かごの評価値とを同時に考慮した評
価値を用いる割当て手段を備えることにある。
に、上下に連接された乗りかごを持つ複数台のダブルデ
ッキエレベーターと、利用者の利用要求を受け付けるホ
ール呼び手段と、利用要求に対してサービスするダブル
デッキエレベーターを決定する際に各号機各かご毎に自
かごの評価値と相手かごの評価値とを同時に考慮した評
価値を用いる割当て手段を備えることにある。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面により説明する。
面により説明する。
【００１３】図１は、本発明の１実施の形態におけるシ
ステム構成を示す図である。
ステム構成を示す図である。
【００１４】複数台のダブルデッキエレベーター号機１
０は、上下に連接された乗りかごである上かご１１、下
かご１２を備える。号機制御装置１３ではダブルデッキ
エレベーター号機１０の走行・停止・戸開閉等を行う。
０は、上下に連接された乗りかごである上かご１１、下
かご１２を備える。号機制御装置１３ではダブルデッキ
エレベーター号機１０の走行・停止・戸開閉等を行う。
【００１５】複数台のダブルデッキエレベーター号機１
０の運行を行う運行制御装置２０は、到着状態予測部２
１と、本発明の要点である割当て手段に相当する割当て
かご決定部２２を備える。
０の運行を行う運行制御装置２０は、到着状態予測部２
１と、本発明の要点である割当て手段に相当する割当て
かご決定部２２を備える。
【００１６】各階のエレベーターホールにはホール呼び
釦３０が備えられ、利用者からの利用要求を受け付け
る。また、利用要求に対して複数台のダブルデッキエレ
ベーター号機１０の中からどの号機がサービスするか
は、サービス案内灯３１により利用者に報知される。
釦３０が備えられ、利用者からの利用要求を受け付け
る。また、利用要求に対して複数台のダブルデッキエレ
ベーター号機１０の中からどの号機がサービスするか
は、サービス案内灯３１により利用者に報知される。
【００１７】利用者がホール呼び釦３０を操作して入力
した利用要求信号は、運行制御装置２０へ伝達される。
運行制御装置２０は、号機制御装置１３から各ダブルデ
ッキエレベーター号機１０の位置、かご内人数等のかご
状態信号を受け取り、利用要求信号を発した利用者の待
つ階へのダブルデッキエレベーター各かご１１、１２の
到着状態を、自かご待ち時間評価値と相手かご待ち時間
評価値を考慮して予測し、該利用者をサービスする乗り
かごを決定して、サービス案内灯３１に割当て号機信号
を伝達して利用者に報知する。また割り当てたかごに対
応する号機制御装置１３に対しても割当てかご信号を伝
達する。
した利用要求信号は、運行制御装置２０へ伝達される。
運行制御装置２０は、号機制御装置１３から各ダブルデ
ッキエレベーター号機１０の位置、かご内人数等のかご
状態信号を受け取り、利用要求信号を発した利用者の待
つ階へのダブルデッキエレベーター各かご１１、１２の
到着状態を、自かご待ち時間評価値と相手かご待ち時間
評価値を考慮して予測し、該利用者をサービスする乗り
かごを決定して、サービス案内灯３１に割当て号機信号
を伝達して利用者に報知する。また割り当てたかごに対
応する号機制御装置１３に対しても割当てかご信号を伝
達する。
【００１８】なお本実施の形態の説明では、本発明の要
点に関する部分のみを詳細に記述し、通常のシングルデ
ッキエレベーターの運行制御装置で公知公用な技術が適
用できる部分に関しては、説明を省略する。
点に関する部分のみを詳細に記述し、通常のシングルデ
ッキエレベーターの運行制御装置で公知公用な技術が適
用できる部分に関しては、説明を省略する。
【００１９】図２は、運行制御装置２０で実行される運
行制御処理１００の、１つの実施の形態を説明するフロ
ーチャートである。
行制御処理１００の、１つの実施の形態を説明するフロ
ーチャートである。
【００２０】運行制御処理１００は、たとえば１００ｍ
ｓ等の周期的に起動されたり、利用者からの利用要求信
号に応じて起動されるものとする。
ｓ等の周期的に起動されたり、利用者からの利用要求信
号に応じて起動されるものとする。
【００２１】またここで、ステップ１１１からステップ
１１２は、到着予測部２１における処理であり、ステッ
プ１２１からステップ１３１は、割当てかご決定部２２
に対応する処理である。
１１２は、到着予測部２１における処理であり、ステッ
プ１２１からステップ１３１は、割当てかご決定部２２
に対応する処理である。
【００２２】ステップ１１１では、各号機制御装置１３
より各ダブルデッキエレベーター号機１０の位置、かご
内人数等のかご状態信号を受け取る。
より各ダブルデッキエレベーター号機１０の位置、かご
内人数等のかご状態信号を受け取る。
【００２３】ステップ１１２では、取得した上下かご状
態信号を用いて、各ダブルデッキエレベーター１１、１
２の各階への予測到着時間、各階での各上下かご１１、
１２のかご内人数を予測する。
態信号を用いて、各ダブルデッキエレベーター１１、１
２の各階への予測到着時間、各階での各上下かご１１、
１２のかご内人数を予測する。
【００２４】ステップ１２１では、まだサービスするか
ごを決定していない新規の利用要求があるかを確認す
る。ステップ１２１で新規の利用要求がある場合のみ、
ステップ１２２からステップ１３１の処理へ進む。
ごを決定していない新規の利用要求があるかを確認す
る。ステップ１２１で新規の利用要求がある場合のみ、
ステップ１２２からステップ１３１の処理へ進む。
【００２５】ステップ１２２からステップ１２８は、乗
かごに対するループ処理である。
かごに対するループ処理である。
【００２６】ステップ１２２では、評価の対象となる乗
かご（自かご）の番号をｉとして、そのかごに連接した
乗かご（相手かご）の番号をｊとし、かご内人数予測と
待ち時間予測データをもとに、それぞれ割当て評価値Φ
１（ｉ）とΦ１（ｊ）とを求める。
かご（自かご）の番号をｉとして、そのかごに連接した
乗かご（相手かご）の番号をｊとし、かご内人数予測と
待ち時間予測データをもとに、それぞれ割当て評価値Φ
１（ｉ）とΦ１（ｊ）とを求める。
【００２７】ステップ１２３では、ステップ１１２で予
測したかご内人数を基に該当の利用要求階でステップ１
２２の自かごｉ、相手かごｊがともに割当て可能かどう
かをを見る。ここでいう割当て不可のかごとは、シング
ルデッキ運転中で閉鎖しているかご、シングルデッキエ
レベーターのかご、満員のかごや非サービス階などを示
す。自かごｉおよび相手かごｊとも割当て可能であれば
ステップ１２４へ進み、少なくとも一つのかごが割当て
不可であればステップ１２５へ進む。
測したかご内人数を基に該当の利用要求階でステップ１
２２の自かごｉ、相手かごｊがともに割当て可能かどう
かをを見る。ここでいう割当て不可のかごとは、シング
ルデッキ運転中で閉鎖しているかご、シングルデッキエ
レベーターのかご、満員のかごや非サービス階などを示
す。自かごｉおよび相手かごｊとも割当て可能であれば
ステップ１２４へ進み、少なくとも一つのかごが割当て
不可であればステップ１２５へ進む。
【００２８】本実施の形態の中で、ステップ１２４の処
理が、利用要求に対してサービスするかごを決定する割
当て手段の肝要な動作である。この処理ではサービスす
るかごを決定するのだが、ただ単に該当かごｉだけを評
価して割当てをするのではない。自かごｉと、相手かご
ｊの両方の評価値を同時に考慮して評価し、割当てを行
うものである。このとき、ステップ１１２で予測した該
当階への到着予測時間を基に割当てを行う。
理が、利用要求に対してサービスするかごを決定する割
当て手段の肝要な動作である。この処理ではサービスす
るかごを決定するのだが、ただ単に該当かごｉだけを評
価して割当てをするのではない。自かごｉと、相手かご
ｊの両方の評価値を同時に考慮して評価し、割当てを行
うものである。このとき、ステップ１１２で予測した該
当階への到着予測時間を基に割当てを行う。
【００２９】その割当ての仕方の一つとして、自かごｉ
の待ち時間評価値と相手かごの待ち時間評価値との大き
な方の値と、自かごの待ち時間評価値の２つの平均をと
る方法が挙げられる。その式を数（１）に示す。
の待ち時間評価値と相手かごの待ち時間評価値との大き
な方の値と、自かごの待ち時間評価値の２つの平均をと
る方法が挙げられる。その式を数（１）に示す。
【００３０】
【数１】
Φ（ｉ）＝｛ ｍａｘ（Φ１（ｉ），Φ１（ｊ））＋ Φ１（ｉ） ｝／２
・・・数（１）
Φ（ｉ） ：かご（ｉ）の相手かごを考慮に入れた待ち
時間評価値 Φ１（ｉ）：自かご（ｉ）の待ち時間評価値 Φ１（ｊ）：相手かご（ｊ）の待ち時間評価値 ここで、上記待ち時間評価値とは、例えば新規利用要求
に対するものである。
時間評価値 Φ１（ｉ）：自かご（ｉ）の待ち時間評価値 Φ１（ｊ）：相手かご（ｊ）の待ち時間評価値 ここで、上記待ち時間評価値とは、例えば新規利用要求
に対するものである。
【００３１】この評価式では、まず自かごの待ち時間評
価値Φ1（ｉ）と相手かごの待ち時間評価値Φ１（ｊ）
とを比較して、待ち時間が長い（大きい）と予測される
方の評価値を採用する。これにより、待ち時間が長い方
の人に配慮した待ち時間評価が可能となる。また、これ
に自かごの待ち時間評価値Φ１（ｉ）を加えることによ
り、自かごと相手かごとを区別化することが可能とな
る。最後にこの二者の和の値を２で割ることにより、１
かご当たりの待ち時間評価値を得ることができる。
価値Φ1（ｉ）と相手かごの待ち時間評価値Φ１（ｊ）
とを比較して、待ち時間が長い（大きい）と予測される
方の評価値を採用する。これにより、待ち時間が長い方
の人に配慮した待ち時間評価が可能となる。また、これ
に自かごの待ち時間評価値Φ１（ｉ）を加えることによ
り、自かごと相手かごとを区別化することが可能とな
る。最後にこの二者の和の値を２で割ることにより、１
かご当たりの待ち時間評価値を得ることができる。
【００３２】１かご当たりの値を用いることにより、例
えば群管理中に常時または一時的に、シングルデッキエ
レベーターが混在している場合、シングルデッキ運転を
行うエレベーターがある場合などにも、公平に割当てを
行うことが可能となる。もちろん、逆にかごを一つ使っ
て運転を行っているエレベーターの待ち時間評価値と、
かごを二つとも使用して運転しているエレベーターの待
ち時間評価値とを任意の割合いで重み付けをすることも
できるのは明白である。
えば群管理中に常時または一時的に、シングルデッキエ
レベーターが混在している場合、シングルデッキ運転を
行うエレベーターがある場合などにも、公平に割当てを
行うことが可能となる。もちろん、逆にかごを一つ使っ
て運転を行っているエレベーターの待ち時間評価値と、
かごを二つとも使用して運転しているエレベーターの待
ち時間評価値とを任意の割合いで重み付けをすることも
できるのは明白である。
【００３３】また、別の割当ての方法として、自かごの
待ち時間評価値と、相手かごの待ち時間評価値との、重
み付けした平均をとる方式が挙げられる。それを一般化
した式を数（２）に示す。
待ち時間評価値と、相手かごの待ち時間評価値との、重
み付けした平均をとる方式が挙げられる。それを一般化
した式を数（２）に示す。
【００３４】
【数２】
Φ（ｉ）＝｛ ｋ＊Φ１（ｉ）＋Φ１（ｊ）｝／（ｋ＋１）・・・数（２）
ｋ ：重み係数
数（２）の評価式では、自かごの待ち時間評価値Φ１
（ｉ）に重み付けをしたｋ＊Φ１（ｉ）に、相手かごの
待ち時間評価値Φ１（ｊ）を加えて、１かご当たりの評
価値となるように（ｋ＋１）で割って規格化したもので
ある。これにより、相手かごを任意の割合いで考慮し
た、１かご当たりの待ち時間評価値を得ることができ
る。
（ｉ）に重み付けをしたｋ＊Φ１（ｉ）に、相手かごの
待ち時間評価値Φ１（ｊ）を加えて、１かご当たりの評
価値となるように（ｋ＋１）で割って規格化したもので
ある。これにより、相手かごを任意の割合いで考慮し
た、１かご当たりの待ち時間評価値を得ることができ
る。
【００３５】ステップ１２５に進んだ場合には、その満
員のかごが自かご、相手かごもしくは両方のかごかを判
断する。満員かごが相手かごであれば、ステップ１２６
へ進み、相手かごの評価値を無視して満員でない自かご
の評価値をそのまま評価値として用いる。逆に、自かご
が満員ならば、ステップ１２７へ進み、そのかごが割当
て禁止かごとなるように評価値を設定する。
員のかごが自かご、相手かごもしくは両方のかごかを判
断する。満員かごが相手かごであれば、ステップ１２６
へ進み、相手かごの評価値を無視して満員でない自かご
の評価値をそのまま評価値として用いる。逆に、自かご
が満員ならば、ステップ１２７へ進み、そのかごが割当
て禁止かごとなるように評価値を設定する。
【００３６】ステップ１２８では、全てのかごについて
評価値Φ（ｉ）の算出処理が完了したかを判定し、未完
了であれば次のかごについてステップ１２２からくり返
し、全てのかごの評価値を求めたらステップ１２９へ進
み、最小の評価値Φ（ｉ）をもつかごｉに被割当てホー
ル呼びを割当てる。
評価値Φ（ｉ）の算出処理が完了したかを判定し、未完
了であれば次のかごについてステップ１２２からくり返
し、全てのかごの評価値を求めたらステップ１２９へ進
み、最小の評価値Φ（ｉ）をもつかごｉに被割当てホー
ル呼びを割当てる。
【００３７】ここで、ステップ１２３で、満員のかごを
ステップ１２４と別にしたのは、割当て評価値の中に相
手かごの割当て評価値を使用するため、片方のかごが満
員で割当て評価値が大きな値であると、もう片方のかご
は満員でなくても、呼びが割当てられにくくなってしま
うからである。
ステップ１２４と別にしたのは、割当て評価値の中に相
手かごの割当て評価値を使用するため、片方のかごが満
員で割当て評価値が大きな値であると、もう片方のかご
は満員でなくても、呼びが割当てられにくくなってしま
うからである。
【００３８】次にステップ１３０では、該当の割当てか
ごの号機制御装置１３へ、割当て信号を指令し、ステッ
プ１３１では、該当階の該当号機に対応するサービス案
内灯３１を点灯する。
ごの号機制御装置１３へ、割当て信号を指令し、ステッ
プ１３１では、該当階の該当号機に対応するサービス案
内灯３１を点灯する。
【００３９】また、本実施の形態の説明では、割当て号
機の選択方法を決定付ける割当て評価値Φにはどのよう
なものを用いても発明の主旨に反しないため簡単な例を
用いたが、その他にも最も長い待ち時間を重視したり、
乗車時間やかご内混雑度等と複数項目の重み付け評価を
行うといった方法を用いても、本発明を実現できること
は明白である。
機の選択方法を決定付ける割当て評価値Φにはどのよう
なものを用いても発明の主旨に反しないため簡単な例を
用いたが、その他にも最も長い待ち時間を重視したり、
乗車時間やかご内混雑度等と複数項目の重み付け評価を
行うといった方法を用いても、本発明を実現できること
は明白である。
【００４０】本実施の形態によれば、割当てかごを決定
する割当て処理にて自かごと相手かごとを考慮でき、よ
り効率の良い運行制御が可能となる。
する割当て処理にて自かごと相手かごとを考慮でき、よ
り効率の良い運行制御が可能となる。
【００４１】また本発明によれば、通常のシングルデッ
キエレベーター制御装置のソフトを利用して、ダブルデ
ッキエレベーターの割当てエレベーター選択を可能とす
る効果がある。
キエレベーター制御装置のソフトを利用して、ダブルデ
ッキエレベーターの割当てエレベーター選択を可能とす
る効果がある。
【００４２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、該
当かごの評価値のみでなく、該当かごに連接したかごの
評価値をも考慮した効率の良いダブルデッキエレベータ
ーの運行を可能とする効果がある。さらに、利用状況に
よる各種定数の調整などの群管理保守作業が簡単となる
利点がある。
当かごの評価値のみでなく、該当かごに連接したかごの
評価値をも考慮した効率の良いダブルデッキエレベータ
ーの運行を可能とする効果がある。さらに、利用状況に
よる各種定数の調整などの群管理保守作業が簡単となる
利点がある。
【図１】本発明の１実施の形態におけるシステム構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】運行制御処理の１つの実施の形態を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
１０…ダブルデッキエレベーター号機、１１…上かご、
１２…下かご、１３…号機制御装置、１４…割当てかご
決定部、２０…運行制御装置、２１…到着状態予測部、
２２…割当て号機決定部、３０…ホール呼び釦、３１…
サービス案内灯、 １００…運行制御処理。
１２…下かご、１３…号機制御装置、１４…割当てかご
決定部、２０…運行制御装置、２１…到着状態予測部、
２２…割当て号機決定部、３０…ホール呼び釦、３１…
サービス案内灯、 １００…運行制御処理。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平８−198529（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−60087（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B66B 1/00 - 1/52
Claims (4)
- 【請求項１】上下に連接された乗りかごを持つ複数台の
ダブルデッキエレベーターと、利用者の利用要求を受け
付けるホール呼び手段と、利用要求に対してサービスす
るダブルデッキエレベーターを決定する運行制御手段と
を備えたエレベーターの運行制御装置において、複数の
評価項目を考慮して、該利用要求に対してサービスする
ダブルデッキエレベーターのかごを該運行制御手段が選
択する際に、当該かご単独の割当て評価値とその当該か
ごに連接したかごの割当て評価値との大きな方の値と、
当該かご単独の割当て評価値との合計値を総合割当て評
価値とすることを特徴とするダブルデッキエレベーター
の運行制御装置。 - 【請求項２】上下に連接された乗りかごを持つ複数台の
ダブルデッキエレベーターと、利用者の利用要求を受け
付けるホール呼び手段と、利用要求に対してサービスす
るダブルデッキエレベーターを決定する運行制御手段と
を備えたエレベーターの運行制御装置において、複数の
評価項目を考慮して、該利用要求に対してサービスする
ダブルデッキエレベーターのかごを該運行制御手段が選
択する際に、当該かご単独の割当て評価値をａ、そのａ
に対する重み係数をｋ、その当該かごに連接したかごの
割当て評価値をｂとしたとき、（ｋ＊ａ＋ｂ）で表され
る値を当該かごの総合割当て評価値とすることを特徴と
するダブルデッキエレベーターの運行制御装置。 - 【請求項３】上下に連接された乗りかごを持つ複数台の
ダブルデッキエレベーターと利用者の利用要求を受け付
けるホール呼び手段と、利用要求に対してサービスする
ダブルデッキエレベーターを決定する運行制御手段とを
備えたエレベーターの運行制御装置において、該利用要
求に対してサービスするダブルデッキエレベーターのか
ごを該運行制御手段が選択する際に、当該かご単独の割
当て評価値とその当該かごに連接したかごの割当て評価
値との大きな方の値と、当該かご単独の割当て評価値と
の合計値を総合割当て評価値とし、少なくともシングル
デッキエレベーターまたはシングルデッキ運転を行うダ
ブルデッキエレベーターのいずれか一方を含み、各かご
の総合割当て評価値を１かご当たりの値とすることを特
徴とするエレベーターの運行制御装置。 - 【請求項４】 上下に連接された乗りかごを持つ複数台の
ダブルデッキエレベーターと、利用者の利用要求を受け
付けるホール呼び手段と、利用要求に対してサービスす
るダブルデッキエレベーターを決定する運行制御手段と
を備えたエレベーターの運行制御装置において、該利用
要求に対してサービスするダブルデッキエレベーターの
かごを該運行制御手段が選択する際に、当該かご単独の
割当て評価値をａ、そのａに対する重み係数をｋ、その
当該かごに連接したかごの割当て評価値をｂとしたと
き、（ｋ＊ａ＋ｂ）で表される値を当該かごの総合割当
て評価値とし、少なくともシングルデッキエレベーター
またはシングルデッキ運転を行うダブルデッキエレベー
ターのいずれか一方を含み、各かごの総合割当て評価値
を１かご当たりの値とすることを特徴とするエレベータ
ーの運行制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26498399A JP3428522B2 (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ダブルデッキエレベーターの運行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26498399A JP3428522B2 (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ダブルデッキエレベーターの運行制御装置 |
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1999
- 1999-09-20 JP JP26498399A patent/JP3428522B2/ja not_active Expired - Lifetime
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